JPH0523984A - ロボツト制御システム - Google Patents

ロボツト制御システム

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JPH0523984A
JPH0523984A JP17981991A JP17981991A JPH0523984A JP H0523984 A JPH0523984 A JP H0523984A JP 17981991 A JP17981991 A JP 17981991A JP 17981991 A JP17981991 A JP 17981991A JP H0523984 A JPH0523984 A JP H0523984A
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JP
Japan
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work
robot
coating
lot
hanger
Prior art date
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JP17981991A
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English (en)
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Masayuki Hirano
正幸 平野
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は1台の工業用ロボットでワークの異
なる面に作業を施すロボット制御システムを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 ロットの先頭ワークがハンガ検出スイッチ1
9、ワーク検出スイッチ20により検出されると、今回
ワーク有り及び前回のワーク無しが上,下流側の各カウ
ンタに記憶される。又、ロットの最終ワークが搬送さ
れ、次のワーク無しが検出されると、今回のワーク無し
及び前回ワーク有りが各カウンタに記憶される。上記カ
ウンタを有する制御装置18は、ワーク反転装置21の
座標を基準として塗装用ロボット3の動作位置を判定
し、ワーク無しの位置に塗装を吹き付ないようにすると
ともにワーク有りの位置にのみ塗装を吹き付けるように
塗装用ロボット3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット制御システムに
係り、特に1台の工業用ロボットでワークの異なる面に
所定の作業を施すよう構成したロボット制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばロボット制御システムの一つとし
て1台の塗装用ロボットによりワークの表面だけでなく
異なる向きの裏面にも塗装を施すよう構成された塗装用
ロボットシステムがある。
【0003】このようにコンベヤにより搬送されるワー
クの裏表面を1台の塗装用ロボットを用いて自動的に塗
装する塗装ラインでは、ワークが塗装用ロボットの前を
通過するときワークの向きを反転させるワーク反転装置
をコンベヤに設け、塗装用ロボットはワークが上流側を
移動する間にワークの表面を塗装し、ワークがワーク反
転装置により反転されて下流側を移動する間にワークの
裏面を塗装するようになっている。
【0004】すなわち、このような塗装用ロボット制御
システムでは、複数のワークが1ロットとしてコンベヤ
に一定間隔毎にハンガにより吊下されて搬送されてお
り、塗装用ロボットは塗装開始位置に設けられた検出ス
イッチがハンガを検出して検出信号を出力すると、まず
上流側を移動するワークの表面を塗装し、続いて反転さ
れて下流側を移動するワークの裏面を塗装する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のロボ
ット制御システムでは、検出スイッチからの信号がある
と上流側のワーク及び下流側のワークへの塗装動作が行
なわれるようにプログラムされているため、例えばロッ
トの先頭ワークが検出されたとき上流側を移動する先頭
ワークに塗装を施した後、ワークの無い下流側にも塗料
を吹き付けていた。
【0006】又、ロットの最終ワークがコンベヤにより
搬送されると、最終ワークの裏面を塗装するため、ワー
ク無しのハンガを吊下させていた。そのため、塗装用ロ
ボットはワーク無しのハンガが検出スイッチにより検出
されたときも、先ずワークの無い上流側に塗料を吹き付
け、それから下流側を移動する最終ワークの裏面を塗装
していた。
【0007】従って、従来はロットの先頭ワーク及びロ
ットの最終ワークを塗装する場合、ワークが無い方向へ
も塗料を吹き付けており、その分塗料が無駄になるとい
った課題が生ずる。
【0008】又、上記検出スイッチの代わりにワークが
コンベヤに吊下されていることを直接検出するワーク検
出スイッチを設けた場合、塗装用ロボットはロットの先
頭ワークが検出されると、ワークの無い下流側へも塗料
を無駄に吹き付けてしまい、ロットの最終ワークが検出
されると、最終ワークの裏面を塗装することができな
い。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決した塗装
用ロボットシステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンベヤによ
りロットごとに連続して搬送されるワークの一面及び他
面に1台の工業用ロボットで所定の作業を施すに際し、
上流側を移動する該ワークの一面に作業を施した後下流
側を移動するワークの他面に作業を施すよう構成された
ロボット制御システムにおいて、前記コンベヤにより搬
送されるワークの有無を検出するワーク検出手段と、該
ワーク検出手段によりロットの先頭ワークが検出された
とき、該先頭ワークの一面のみに作業を施し、ロットの
最終ワークが下流側へ移動して、次のワークが検出され
ないとき、最終ワークの他面のみに作業を施すように前
記工業用ロボットを制御する制御手段と、を備えてな
る。
【0011】
【作用】先頭ワークがワーク検出手段により検出された
とき、工業用ロボットが上流側を移動する先頭ワークの
一面にのみ作業を施すように制御してワークの無い下流
側への作業を行なわないようにする。そして、ロットの
最終ワークが下流側へ移動し、次のワークが検出されな
いとき、工業用ロボットが下流側を移動する最終ワーク
の他面にのみ作業を施すように制御してワークの無い上
流側への作業を防止する。
【0012】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるロボット制御シ
ステムの一実施例としての塗装用ロボット制御システム
を示す。
【0013】各図中、塗装用ロボット制御システムでは
ワーク1が搬送されるコンベヤ2の近傍に多関節形の1
台の塗装用ロボット3を配設してなる。ワーク1は例え
ば100個を1ロットとして、ロット単位毎に上記塗装
ラインに連続して供給される。又、ワーク1は表面1A
と凹部を有する裏面1Bとを塗装する必要がある。
【0014】従って、塗装用ロボット3はワーク1がコ
ンベヤ2にハンガ2aにより吊下されて搬送される過程
でワーク1が塗装用ロボット3よりも上流側を移動して
いる間に表面1Aを塗装し、ワーク1が塗装用ロボット
3よりも下流側を移動する間に裏面1Bを塗装する。コ
ンベヤ2の塗装開始位置XAには、ワーク検出手段とし
て、コンベヤ2に吊下されたハンガ2aに当接して検出
信号を出力するハンガ検出スイッチ19と、ハンガ2a
に支持されたワーク1に当接してワーク検出信号を出力
するワーク検出スイッチ20とが配設されている。尚、
検出スイッチ19,20としては図1に示すような接触
式のスイッチでも良いし、あるいは光学式等の非接触形
センサを使用しても良い。
【0015】又、塗装用ロボット3の正面に対向するコ
ンベヤ2にはワーク1の向きを180度反転させるワー
ク反転装置21が配設されている。このワーク反転装置
21はワーク1がコンベヤ2により上流側から搬送され
塗装用ロボット3の正面を通過するとき、ハンガ2aを
180度回転させる。そのため、ワーク1はワーク反転
装置21より上流側を移動するとき表面1Aを塗装用ロ
ボット3側に向けており、ワーク反転装置21より下流
側を移動するとき裏面1B(凹部を有する)を塗装用ロ
ボット3側に向けることになる。
【0016】又、コンベヤ2にはパルス発生器22が設
けられており、このパルス発生器22はコンベヤ2の搬
送速度に比例した数のパルスを出力する。従って、塗装
用ロボット3はパルス発生器22より出力されたパルス
に同期して上流側ワーク、下流側ワークに対する塗装作
業を行なうように制御される。
【0017】ここで、塗装用ロボット3及びこれを制御
する制御装置18について説明する。
【0018】図2において、ベース4の上には、旋回駆
動部5が設けられている。旋回駆動部5の上には、ベー
ス4に固定された軸線Aを中心として回動する旋回ベー
ス6が設けられている。旋回ベース6上のブラケット6
aには、軸線Bを中心として前後方向に回動する支柱7
が設けられている。また、旋回ベース6上のブラケット
6aには、支柱駆動部8が設けられている。
【0019】そして、支柱7の上端部には、軸線Cを中
心として上下方向に回動するアーム9が回動自在に設け
られている。このアーム9と支柱7の連結部には、アー
ム駆動部10が設けられている。また、アーム9は後部
に、手首駆動部11が設けられている。さらに、アーム
9の先端に、手首機構12が設けられている。手首機構
12は、ケース13,14及び取付軸15を有する。ケ
ース13は、軸線Dを中心として上下方向に回動するよ
うになっている。ケース14は、軸線Eを中心とした左
右方向に回動するようになっている。取付軸15は、塗
装ガン16の取付部であり、ケース14の軸線Eに直交
する軸線Fを中心として回動するようになっている。
【0020】18は制御装置で、ティーチングデータを
記憶するとともにパルス発生器22からのパルスをカウ
ントしており、ワーク1の搬送に連動して上流側ワー
ク、下流側ワークに対応するよう塗装用ロボット3の動
作を制御する。従って、塗装用ロボット3は制御装置1
8からの指令により各駆動部が駆動され、旋回ベース
6、支柱7、アーム9、手首機構12等の各可動部が動
作する。
【0021】上記各可動部を駆動する駆動部5,8,1
0,11には各軸A〜Fの回動角(回動位置)を検出す
る検出器(例えばレゾルバ等)5a,8a,10a,1
1a〜11cが設けられている(但し、図2中検出器5
a,11a〜11cは隠れてみえない)。
【0022】図2中、制御装置18は、上記の如く構成
された塗装用ロボット3が予め入力された上流側ワー
ク、下流側ワークに対するティーチングデータに基づき
所定の塗装動作をするように各駆動部を制御する制御回
路18Aと、制御回路18Aからの指示により塗装用ロ
ボット3の各駆動部へ駆動信号を出力するモータ駆動回
路18Bと、ティーチングデータ等を記憶するメモリ1
8Dとを有する。又、モータ駆動回路18Bは前記駆動
部5,8,10,11の検出器と接続されており、各可
動部が動作すると各軸A〜Fの回転角に応じた検出信号
が各検出器からモータ駆動回路18Bにフィードバック
される。
【0023】制御回路18Aには後述するように通常ワ
ークが連続して搬送されている場合上,下流ワークを塗
装するとともに、ロットの先頭ワーク11 が検出スイッ
チ19,20により検出されたとき、上流側を移動する
先頭ワーク11 の表面1Aのみを塗装させ、又、ロット
の最終ワーク1n が下流側へ移動して次のワークが検出
されないとき最終ワーク1nの裏面1Bのみを塗装させ
るように塗装用ロボット3を制御する塗装制御手段18
Eが設けられている。
【0024】制御回路18Aには前述したハンガ検出ス
イッチ19及びワーク検出スイッチ20、パルス発生器
22が接続されており、そして制御回路18Aはハンガ
検出スイッチ19、ワーク検出スイッチ20からの検出
信号が入力されると、メモリ18Dに記憶されたティー
チングデータに基づき塗装用ロボット3が上流側ワー
ク、下流側ワークに対する塗装動作を行なうように塗装
用ロボット3の各駆動部を制御する。
【0025】23は塗装ガン制御装置で、制御回路18
Aと接続されている。塗装ガン制御装置23はスプレー
ガン、静電気オン・オフ、塗料吐出量、霧化圧の各動作
モードの指令に応じて塗装ガン16の動作を制御する。
【0026】ここで、上記構成になる塗装用ロボット制
御システムにおいて制御回路18Aが実行する処理につ
き説明する。
【0027】図4中、制御回路18Aは、まずステップ
S1(以下ステップを省略する)で塗装用ロボット3か
らみたワーク反転装置21の座標値aをメモリ18Dに
登録する。次のS2ではワークの有無を記憶するカウン
タb,cをクリアしてワーク無しとする。
【0028】尚、カウンタcはワーク反転装置21より
上流側を搬送されるワーク1の有無を記憶し、カウンタ
bはワーク反転装置21より下流側を搬送されるワーク
1の有無を記憶する。即ち、カウンタb,cはワーク有
りのとき「1」となり、ワーク無しのとき「0」とな
る。
【0029】上記塗装ラインではワーク1がハンガ2a
に吊下されてコンベヤ2により塗装開始位置XAに搬送
されると、ハンガ検出スイッチ19及びワーク検出スイ
ッチ20がオンに切換わる。
【0030】次のS3では、ハンガ検出スイッチ19が
オンになると、前回の上流側ワークのカウンタcに記憶
させた記憶内容c’を下流側ワークのカウンタbにシフ
トしてb=c’,c=0とする(S4)。
【0031】そして、次のS5では、ワーク検出スイッ
チ20がオンになると、S6に移り、カウンタcに「1
(ワーク有り)」を記憶する。又、S5でワーク検出ス
イッチ20がオフの場合、即ちハンガ2aにワーク1が
無い場合は直接S7に移る。続いて、S7においてはプ
ログラム内の塗料吐出指定がオンかどうかをチェックし
ており、塗料吐出指定がオンの場合、S8に移り塗装用
ロボット3の各軸A〜Fの検出器5a,8a,10a,
11a〜11cにより検出された各可動部の座標とワー
ク反転装置21の座標aとを比較する。
【0032】そして、塗装用ロボット3の動作位置、つ
まりアーム9先端に装着された塗装ガン16がワーク反
転装置21より上流側(<a)の場合、d=cとなる
(S9)。しかし、塗装ガン16がワーク反転装置21
より下流側(≧a)にあるときは、d=bとする(S1
0)。尚、本実施例ではコンベヤ2の上流側ほど座標値
が大きく、下流側へ移動するにつれて座標値が小さくな
る。
【0033】次のS11では、塗装用ロボット3がこれ
から塗装動作しようとするワーク1がハンガ2aに吊下
されているかどうかを確認する。
【0034】従って、S11において、ハンガ2a及び
ワーク1が夫々検出スイッチ19,20により検出され
た場合、S9でd=c=1となり次のS12に移り塗装
ガン制御装置23にスプレーオンの信号を出力して上流
側を搬送されるワーク1に塗料を吹き付ける。これとと
もに、塗装用ロボット3をティーチングされたプログラ
ムに従って動作させ上流側のワーク1を塗装する(S1
3)。
【0035】又、下流側にもワーク1が有る場合は、S
10,S11でd=b=1となり、S12,S13で下
流側ワークに対する塗装が行なわれる。
【0036】又、前述したS7において塗料吐出指定が
オフ(スプレオフ)の場合、S14に移り塗装ガン制御
装置23にスプレオフの信号を出力して塗装ガン16か
らの塗料吐出を停止させる。続いてS13に移り塗装用
ロボット3を動作制御する。又、S11においてd=0
の場合ワーク無しであるので、S14に移り塗料吐出を
停止させて、S13の処理を実行する。
【0037】そして、S15では上記S13における
上,下流側ワークに対する動作が最終ポイントまで行な
われると、ワークに対する塗装作業が終了するためS3
に戻りハンガ検出スイッチ19が次のワークが吊下され
たハンガ2aを検出するのを待つ。しかし、S15にお
いてプログラム終了でないときはS7に戻り、上記S7
〜S14の処理を繰り返す。
【0038】ここで、上記制御回路18Aの処理につい
て、さらに具体例を挙げて説明する。
【0039】ワーク1は前述したようにある一定の複数
個を1ロットとして塗装ラインに連続的に吊下されて搬
送される。従って、ロットの先頭ワークがハンガ2aに
吊下される以前のハンガ2aはワーク無しの状態で塗装
開始位置に搬送される。
【0040】ワーク無しのハンガ2aが連続して搬送さ
れると、ハンガ検出スイッチ19のみがオンに切換わ
り、ワーク検出スイッチ20はオフのままである。この
場合、前回のカウンタcの値c’=0であるのでワーク
有無を記憶するカウンタb,cは「b=0,c=0」と
なり、S7で塗料吐出指定がオフであれば、S14に移
り塗料吐出を停止する。
【0041】又、S7において塗料吐出指定がオンであ
るときは、S8に移り塗装ガン16の座標位置をワーク
反転装置21の座標と比較する。しかし、ワーク無しが
連続した場合カウンタ値が「b=0,c=0」であるの
で、S9,S10においてd=0となり、S14に移り
塗料吐出が停止される。
【0042】次に、ロットの先頭ワーク11 がハンガ2
aに吊下されて塗装開始位置XAに搬送された場合につ
いて説明する。
【0043】この場合、「ワーク有り」なので、ハンガ
検出スイッチ19がオンに切換わると、S4において、
前回の上流側のカウンタ値c’=0が下流側のカウンタ
bにシフトする。そして、ワーク検出スイッチ20がオ
ンになるとカウンタ値c=1とする。よってカウンタ
b,cは「b=0,c=1」を記憶する。そして、上流
側ワークの有無を記憶するカウンタcが「1」であるた
め、S9においてd=1となり、S12,S13でワー
ク反転装置21の上流側を搬送される先頭ワーク11
表面1Aに対する塗装動作を実行する。
【0044】続いて、塗装用ロボット3がアーム9を、
ワーク反転装置21の下流側に旋回させたとき、下流側
にはワークが無い状態である。従って、下流側のカウン
タ値b=0であるため、S10においてd=0となり、
S14の塗料吐出停止が行なわれる。
【0045】これにより、ロットの先頭ワーク11 の表
面1Aへの塗装を行なった後、ワークの無い下流側への
塗料吐出が阻止され、塗料を無駄に吹き付けてしまうこ
とが防止される。
【0046】尚、先頭ワーク11 以降の2番,3番,…
のワーク12 ,13 ,…が搬送された場合、カウンタ
b,cの値は「b=1,c=1」となる。そのため、S
9,S10では共に「d=1」となり、塗装用ロボット
3は上流側を移動する2番目のワーク12 の表面1Aを
塗装した後、アーム9を下流側へ旋回してワーク反転装
置21により反転したワーク11 の裏面1Aを塗装す
る。以下、ワーク1が連続してコンベヤ2により搬送さ
れるとカウンタb,cの値は「b=1,c=1」が記憶
され、上,下流側のワークに対する塗装が続けられる。
【0047】次に、ロットの最終ワーク1n がハンガ2
aに吊下されて塗装開始位置XAに搬送された場合につ
いて説明する。
【0048】最終ワーク1n が塗装開始位置XAを通過
したときは、上記と同様カウンタ値は「b=1,c=
1」となり、塗装用ロボット3は上流側の最終ワーク1
n の表面1Aを塗装した後、下流側のワーク1n-1 の裏
面1Bを塗装する。そして、最終ワーク1n がコンベヤ
2によりワーク反転装置21を通過して反転するととも
に、ワーク無しのハンガ2aが塗装開始位置XAに到着
する。
【0049】このように、最終ワーク1n の後ワーク無
しのハンガ2aがハンガ検出スイッチ19により検出さ
れると、S4において前回のカウンタ値c’=1がシフ
トされて「b=1,c=0」がカウンタb,cに記憶さ
れる。そして、ワーク検出スイッチ20がオフであるた
め、S9でd=0、S10でd=1となる。
【0050】そのため、塗装用ロボット3はワークの無
い上流側に対してはd=0であるので塗料吐出停止(S
14)して動作(S13)した後、アーム9を下流側に
旋回させて下流側の最終ワーク1n の裏面1Bに対して
はd=1であるのでS12,13に移り塗装作業を実行
する。
【0051】このように、最終ワーク1n が搬送された
後次のワーク無しの上流側に塗料を吹き付けることが阻
止され、塗料を無駄に吐出することが防止される。又、
上流側にワークが無くても、最終ワーク1n の裏面1B
を確実に塗装することができ、ワーク無しによる塗装ミ
スを防止できる。
【0052】上記実施例以外の制御方法として、プログ
ラムの各塗装ポイントごとに対応した位置をマークとし
て記憶させて塗料吐出の有無を判定する方法も考えられ
るが、この方法の場合、プログラム作成ごとにマークを
記憶させる入力作業が必要であり、その作業がかなり煩
雑である。
【0053】これに対し、本実施例ではワーク反転装置
21の座標を登録し、塗装ポイント再生時に塗装ガン1
6の位置がワーク反転装置21の座標を基準として、塗
装ガン16がその座標の上流側にあるのか、下流側にあ
るのかを判定することにより、従来からのプログラムを
訂正する必要がなく、ワークの種類ごとに作成されたす
べてのプログラムをそのまま使用でき、プログラム作成
時の労力を減らすことができる。
【0054】尚、上記実施例では、ワーク1の表面1A
と裏面1Bとを塗装する場合を1例として説明したが、
これに限らず例えばワーク1の前面と側面を塗装するよ
うにしても良い。又、ワーク形状は説明上わかりやすく
するため、平板状のワークとしたが、ワークの種類によ
ってワーク形状も様々である。
【0055】又、塗装用ロボットは上記のような多関節
型のロボットに限らないのは勿論である。
【0056】又、上記実施例では塗装用ロボット制御シ
ステムを一例として説明したが、これ以外のロボット制
御システム、例えばシーリングロボット、溶接ロボッ
ト、あるいは組立ロボットが用いられたロボット制御シ
ステムにも適用できるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】上述の如く、本発明になるロボット制御
システムは、1台の工業用ロボットでワークの一面と他
面とに作業を施す際、ロットの先頭ワークが検出された
とき、工業用ロボットが上流側を移動する先頭ワークの
一面のみに作業を施すように制御することによりワーク
の無い下流側への作業を行なわないようにして無駄な作
業を防止できる。又、ロットの最終ワークが下流側へ移
動し、次のワークが検出されないとき、工業用ロボット
が下流側を移動する最終ワークの他面のみに作業を施す
ように制御されてワークの無い上流側への作業を防止
し、ロボットの無駄な動作を防止できる。特に塗装用ロ
ボットの場合、ロットの先頭ワーク、最終ワークへの塗
装を行う際、塗料が無駄になることを防止できる等の特
長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるロボット制御システムの一実施例
としての塗装用ロボット制御システムの概略構成図であ
る。
【図2】塗装用ロボットを説明するための斜視図であ
る。
【図3】塗装用ロボット用システムの平面図である。
【図4】制御回路が実行する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ワーク 2 コンベヤ 3 塗装用ロボット 9 アーム 16 塗装ガン 18 制御装置 19 ハンガ検出スイッチ 20 ワーク検出スイッチ 21 ワーク反転装置 22 パルス発生器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 コンベヤによりロットごとに連続して搬
    送されるワークの一面及び他面に1台の工業用ロボット
    で所定の作業を施すに際し、上流側を移動する該ワーク
    の一面に作業を施した後下流側を移動するワークの他面
    に作業を施すよう構成されたロボット制御システムにお
    いて、 前記コンベヤにより搬送されるワークの有無を検出する
    ワーク検出手段と、 該ワーク検出手段によりロットの先頭ワークが検出され
    たとき、該先頭ワークの一面のみに作業を施し、ロット
    の最終ワークが下流側へ移動して、次のワークが検出さ
    れないとき、最終ワークの他面のみに作業を施すように
    前記工業用ロボットを制御する制御手段と、 を備えてなることを特徴とするロボット制御システム。
JP17981991A 1991-07-19 1991-07-19 ロボツト制御システム Pending JPH0523984A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161615A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Ihi Corp ハンガーラインからのワーク回収装置及び方法
JP2017094479A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 富士機械製造株式会社 工作機械

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