JP2000015594A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP2000015594A
JP2000015594A JP10185164A JP18516498A JP2000015594A JP 2000015594 A JP2000015594 A JP 2000015594A JP 10185164 A JP10185164 A JP 10185164A JP 18516498 A JP18516498 A JP 18516498A JP 2000015594 A JP2000015594 A JP 2000015594A
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painting
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coating
speed
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JP10185164A
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Kazuyuki Fujiki
一幸 藤木
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は塗装用ロボットがコンベヤ装置に搬
送されるワーク搬送速度に正確に追従することを課題と
する。 【解決手段】 ロボット制御装置14は、塗装用ロボッ
ト13及び塗装ガン21の塗装動作を制御する制御回路
14Aと、塗装用ロボット13の各動作角,動作速度等
のティーチングデータを入力するティーチングデータ入
力装置14Cと、メモリ14Dとを有する。また、メモ
リ14Dには、ワーク検出スイッチ23からのワーク検
出信号が受信されてから次のワーク検出信号が受信され
るまでの入力パルス数をカウントするパルスカウント手
段14Fと、パルスカウント手段14Fによりカウント
されたパルス数に基づいて塗装用ロボット13がワーク
搬送速度に追従するように塗装動作速度を調整する調整
値を演算する調整値演算手段14Gと、が制御プログラ
ムとして格納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボット制御装置に
係り、特にコンベヤにより搬送されるワークが塗装開始
位置に到着すると、ワークの移動に追従しながら塗装動
作を行うように塗装用ロボットを制御するロボット制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワーク(被塗物)がコンベヤ等により連
続的に搬送される塗装ラインにおいては、ワークが塗装
エリアに到着すると、塗装エリアに設置された塗装用ロ
ボットが予めプログラムされた制御動作を行いながらア
ーム先端に設けられた塗装ガンからワークに向けて塗料
が噴霧されるようになっている。
【0003】このような塗装作業を行う塗装用ロボット
としては、主に6自由度を有する多関節形ロボットの手
首部に塗装ガンを装着してあらゆる方向から塗装するこ
とができるものが広く使用されている。この種の塗装用
ロボットの場合、アームを水平方向に揺動させることに
より、塗装ガンをワークの周囲を左右方向に往復動させ
て、塗装用ロボットの前を通過する間にワーク表面に塗
料を吹き付けるように制御される。
【0004】そして、塗装効率を高めるため、コンベヤ
の搬送速度がワーク形状に応じて設定される。尚、コン
ベヤに吊下されるワークとワークとの間隔は、所定距離
となっている。そのため、ワーク形状が複雑で1個のワ
ークを塗装するのに要する塗装時間が長くなる場合は、
コンベヤの搬送速度を低速にして塗装用ロボットの動作
時間を確保することになる。また、ワーク形状が比較的
単純であり、1個のワークを塗装するのに要する塗装時
間が短い場合は、コンベヤの搬送速度を高めて塗装効率
を上げるようにしている。
【0005】そのため、塗装用ロボットは、一のワーク
の塗装作業を開始してから次のワークが塗装開始位置に
到着するまで、一のワークの塗装作業を完了する必要が
ある。従って、塗装用ロボットの塗装動作を制御するロ
ボット制御装置では、ワーク搬送速度に応じて塗装用ロ
ボットの動作速度を制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロボット制御装置では、コンベヤの搬送速度と周波数か
らロボット制御の追従定数を演算し、塗装用ロボットの
動作速度を調整するように制御していたため、演算回路
の負担が大きく演算処理に時間がかかるといった問題が
ある。
【0007】また、実際のコンベヤの搬送速度が常に一
定であるとは限らず、コンベヤを駆動する駆動機構のト
ルク変動やワークを搬送するワイヤやチェーン等の伝達
部材での弛み等によりコンベヤの搬送速度が変動してい
ると、上記のような演算処理を実行しても誤差が生じて
しまう。そこで、本発明は上記課題を解決したロボット
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。本発明は、コ
ンベヤにより搬送されるワークが塗装開始位置に到着し
たことを検出する検出手段から出力されたワーク検出信
号に基づき塗装用ロボットの塗装制御を開始させるロボ
ット制御装置において、前記検出手段からのワーク検出
信号が受信されてから次のワーク検出信号が受信される
までの入力パルス数をカウントするパルスカウント手段
と、該パルスカウント手段によりカウントされたパルス
数に基づいて前記塗装用ロボットが前記ワーク搬送速度
に追従するように塗装動作速度を調整する調整値を演算
する調整値演算手段と、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0009】従って、本発明によれば、検出手段からの
ワーク検出信号が受信されてから次のワーク検出信号が
受信されるまでの入力パルス数をカウントし、このパル
ス数に基づいて塗装用ロボットがワーク搬送速度に追従
するように塗装動作速度を調整する調整値を演算するた
め、演算処理時間を短縮できる。さらに、塗装用ロボッ
トの塗装動作速度を実際のワーク搬送速度に対応した速
度に調整できるので、誤差を小さくして塗装精度をより
高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は塗装用ロボット及びロボ
ット制御装置の一実施例を示す側面図である。また、図
2は塗装用ロボット及びロボット制御装置の構成図であ
る。図1及び図2に示されるように、被塗装物としてワ
ーク11がコンベヤ装置12によりX方向に搬送される
塗装ラインにおいては、塗装エリアに設けられた塗装用
ロボット13が予め入力された制御プログラムに基づい
て所定の塗装動作を行い、塗装エリアに搬送されたワー
ク11に対し塗料を吹き付けるようになっている。
【0011】コンベヤ装置12は、ライン制御装置12
Aによりワーク11の形状に応じた塗装しやすい速度で
搬送するように制御されている。また、コンベヤ装置1
2には、ワーク11の搬送位置を検出するためのパルス
発生器12Bが設けられている。このパルス発生器12
Bはワーク11の通過を検出するための検出手段であ
り、ワーク11の移動に応じたパルス数をロボット制御
装置14に出力する。
【0012】塗装用ロボット13は、多関節形のプレイ
バックロボットであり、予めティーチングされた所定の
塗装動作を実行するように制御される。また、塗装用ロ
ボット13は、塗装作業を行う塗装エリア内に設置され
ており、塗装エリアには、ワーク11がコンベヤ装置1
2により一定の速度で供給される。塗装用ロボット13
は、大略、基台15と、基台15上でA軸回りに旋回す
る旋回ベース16と、旋回ベース16上で起立しB軸回
りに揺動する第1アーム17と、第1アーム17の上端
から水平方向に延在しC軸回りに揺動する第2アーム1
8と、第2アーム18の先端に設けられD,E,F軸回
りに回動する手首部19とよりなる。
【0013】手首部19の先端には、塗装ガン21が取
り付けられている。塗装ガン21は、第1アーム17及
び第2アーム18の揺動により所定の塗装高さ位置に移
動し、手首部19の動作により塗料噴射方向が変更され
る。上記のように構成された塗装用ロボット11は、各
可動部がモータ(図示せず)により駆動されて塗装ガン
21の位置や塗装方向を調整するようになっており、各
モータはロボット制御装置14からの制御信号により旋
回ベース16、第1アーム17、第2アーム18、手首
部19を駆動するように制御される。また、塗装用ロボ
ット1の各関節部分には、各可動部の角度を検出するた
めのエンコーダ(図示せず)が組み込まれており、各可
動部の回動位置検出信号がロボット制御装置14にフィ
ードバックされる。
【0014】第2アーム18の上面には、塗料供給源
(図示せず)から供給される塗料を塗装ガン21に供給
する塗料供給機器22が設けられている。ロボット制御
装置14は、塗装用ロボット13のティーチングデータ
を記憶するとともに制御プログラムを作成し、ワーク1
1の搬送動作に連動して塗装用ロボット13の動作を制
御する。従って、塗装用ロボット13は、ロボット制御
装置14からの指令により各駆動部が駆動され、旋回ベ
ース16、第1アーム17、第2アーム18、手首部1
9を動作させる。
【0015】図2に示されるように、23はワーク11
が塗装作業範囲の直前位置に到着したことを検出するワ
ーク検出スイッチ(検出手段)で、塗装用ロボット13
より上流側のコンベヤ装置12近傍に設置されている。
そして、ロボット制御装置14は、ワーク検出スイッチ
23からの検出信号が入力されると、予め登録されたテ
ィーチングデータに基づき塗装用ロボット13がワーク
11に対する塗装動作を行なうように塗装用ロボット1
3の各駆動部の制御を開始する。
【0016】ロボット制御装置14は、塗装用ロボット
13及び塗装ガン21の塗装動作を制御する制御回路1
4Aと、制御回路14Aからの指令により塗装用ロボッ
ト13の各駆動部へ駆動信号を出力するモータ駆動回路
14Bと、塗装用ロボット13の旋回ベース16、第1
アーム17、第2アーム18、手首部19の各動作角,
動作速度等のティーチングデータを入力するティーチン
グデータ入力装置14Cと、各種制御プログラムや各ワ
ーク種類毎のティーチングデータ、及び塗装範囲データ
及びコンベヤ追従調整値の演算式やコンベヤ追従調整制
御処理プログラム等を記憶するメモリ14Dとを有す
る。
【0017】また、メモリ14Dには、予め入力された
ティーチングデータに基づき塗装用ロボット13がワー
ク形状に応じた所定の塗装動作をするように塗装用ロボ
ット3の各駆動部を制御するロボット動作制御手段14
Eと、ワーク検出スイッチ23からのワーク検出信号が
受信されてから次のワーク検出信号が受信されるまでの
入力パルス数をカウントするパルスカウント手段14F
と、パルスカウント手段14Fによりカウントされたパ
ルス数に基づいて塗装用ロボット13がワーク搬送速度
に追従するように塗装動作速度を調整する調整値を演算
する調整値演算手段14Gと、が制御プログラムとして
格納されている。
【0018】図3はワーク11に対する塗装ガン21の
移動軌跡を示す図である。図3に示されるように、塗装
ガン21は第2アーム18の揺動動作と共に塗料を噴霧
しながら、例えばワーク11に対してA,B,C…Jの
順に左右方向及び上下方向に移動してコンベヤ装置12
により搬送されるワーク11を追従しながらワーク11
全体を塗装する。
【0019】上記構成になる塗装用ロボット13は予め
ティーチングされた塗装動作を繰返すプレイバック型で
あり、PTP(POINT TO POINT) ティーチング方式によ
り教示される。この場合のティーチング操作は、塗装ガ
ン21が常にワーク11の被塗装面に直角の方向より塗
料を吹付けるようにするとともに、図3に示す動作軌跡
上の任意のポイント位置A,B,C,…J及び塗装オ
ン,オフのタイミングを教示する。
【0020】そして、再生時(プレイバック時)におい
ては、制御回路14Aが各ティーチングされたポイント
間を細分化して直線補間するため、塗装ガン21は各ポ
イントA,B,…J間をスムーズに連続移動しながら塗
料を噴霧する。ここで、上記ロボット制御装置14にお
いて、制御回路14Aが実行する処理について図4及び
図5のフローチャートを参照して説明する。
【0021】図4に示されるように、制御回路4Aは、
ステップS1(以下「ステップ」を省略する)におい
て、後述するコンベヤ追従調整制御処理により演算され
た調整値に基づいて塗装用ロボット13の塗装動作速度
を実際のワーク搬送速度に対応した動作速度に設定す
る。次のS2では、ワーク11に対応したティーチング
データをメモリ14Dから読み込んでワーク形状に応じ
た塗装用ロボット13の制御プログラムを設定する。
【0022】続いて、S3においては、塗装用ロボット
13の第2アーム18の先端に設けられた塗装ガン21
が塗装範囲の第1ポイント、即ちワーク11に対して塗
装開始位置となるA点(図3参照)に到着したことを確
認する。そして、塗装ガン21が塗装範囲内の第1ポイ
ント(A点)に到着した時点でS4に進み、当該ポイン
トにおける塗装ガン21の塗装オン・オフの設定値をフ
ラグPに設定する。
【0023】つまり、塗装ガン21が移動した第1ポイ
ント(A点)が塗装範囲内に位置しているときは、塗装
オン・オフのフラグPをオンに設定する。次のS5で
は、ワーク検出スイッチ23からの検出信号をチェック
している。従って、コンベヤ装置12により搬送された
ワーク11が塗装範囲の直前位置に到着したことがワー
ク検出スイッチ23からの検出信号により確認される
と、図5に示すS6に進み、タイマ割り込みをオンにす
る。
【0024】そして、S7においては、ティーチングデ
ータに基づいて20msec後の塗装用ロボット13の
動作位置(換言すれば塗装ガン21の移動位置)が演算
され、その演算結果から得られた動作位置を塗装用ロボ
ット13に指令する。続いて、S8では、フラグPがオ
ンであることを確認する。S8でフラグPがオフである
ときは、S9に進み、上記S7で指示した塗装ガン16
の動作位置が塗装範囲内であるかどうかをチェックす
る。
【0025】S9において、塗装ガン21が塗装範囲内
に位置しているときは、S10に進み、塗装ガン21を
塗装オン状態にする。即ち、塗装ガン21の塗料吹出口
より塗料を噴霧させる。そして、塗装用ロボット13は
ティーチングデータに基づいて塗装ガン21が塗装範囲
を図3に示すようにジグザグ状に移動することにより、
ワーク11に対する塗装軌跡A点〜J点を移動すること
になる。そのため、塗装ガン21は塗装範囲内に位置し
ている間のみ塗装オン状態のまま移動しながらワーク1
1に対向するA点〜J点を相対的に移動してワーク11
の被塗装面に対する塗装作業を行う。
【0026】また、S8においてフラグPがオフである
場合、あるいはS9において塗装ガン21が塗装範囲の
外に位置している場合には、S11に進み、塗装ガン2
1を塗装オフ状態にする。この場合、塗装ガン21から
の塗料の噴霧を停止させる。次のS12では、塗装ガン
21が最終ポイントであるJ点に到着したかどうかを確
認する。S12において、塗装ガン21がJ点に到着し
ていないときは、S13に進み、塗装ガン21が次の教
示ポイントに到着したかどうかを確認する。
【0027】S13で塗装ガン21が次の教示ポイント
に到着した場合、S14に進み、当該ポイントにおける
塗装ガン21の塗装オン・オフの設定値をフラグPに設
定する。つまり、塗装ガン21が移動した第2ポイント
が塗装範囲内に位置しているときは、塗装オン・オフの
フラグPをオンに設定する。その後は、S6に戻り、前
述したS6〜S12の処理を実行する。そして、S12
において、塗装ガン21が最終ポイントであるJ点に到
着していないときは再度、S13,S14を実行するこ
とになる。従って、塗装ガン21が最終ポイントに到着
するまでS6〜S14の処理が繰り返される。
【0028】また、S12において、塗装ガン21が最
終ポイントであるJ点に到着した場合、ワーク11に対
する全ての塗装動作が終了するため、S15に進み、塗
装ガン21をオフに切り換える(塗料の噴霧を停止させ
る)と共に、塗装ガン21をスタート位置に戻すように
塗装用ロボット13を動作させる。そして、S1に戻
り、次のワーク11に対する塗装作業の処理を実行する
ことになる。
【0029】ここで、上記のようにコンベヤ装置12に
より搬送されるワーク11への塗装動作制御を行うロボ
ット制御装置14において、塗装用ロボット13の制御
処理と共に実行されるコンベヤ追従調整制御について説
明する。図6は制御回路14Aが実行するコンベヤ追従
調整制御処理のPADである。ロボット制御装置14
は、所定時間毎に図6に示すコンベヤ追従調整制御処理
を実行する。図6中、S21では、コンベヤ装置12に
より搬送されるワークハンガ間の距離Lを入力する。S
22では、コンベヤ装置12が起動されてワーク搬送が
開始されると、S23に進み、カウンタの入力パルス数
をゼロにする。
【0030】そして、S24で、ワーク検出スイッチ2
3からのワーク検出信号が2回受信されるまでS25〜
S28の処理を行う。S25では、ワーク検出スイッチ
23から1回目のワーク検出信号が受信されると、S2
6でパルス発生器12Bからの入力パルス数をカウント
する。そして、S27では、ワーク検出スイッチ23か
ら2回目のワーク検出信号が受信されると、S28でコ
ンベヤ追従動作の調整値を演算する。
【0031】このコンベヤ追従動作の調整値mは、次式
(1)により求まる。 m=(入力パルス数/L)×2500 … (1) 尚、2500の数値は、ユーザ側で設定する任意の数値
である。上記(1)式により演算された調整値により塗
装用ロボット13の塗装動作速度を実際のワーク搬送速
度に対応した速度に調整できる。
【0032】従って、実際のコンベヤ装置12の搬送速
度が常に一定であるとは限らず、コンベヤ装置12を駆
動する駆動機構のトルク変動やワークを搬送するワイヤ
やチェーン等の伝達部材での弛み等によりコンベヤ装置
12の搬送速度が変動していても、上記のような調整演
算処理を実行することにより塗装用ロボット13の塗装
動作速度を実際のワーク搬送速度に追従できる速度に設
定できる。
【0033】このように、ワーク検出スイッチ23から
のワーク検出信号が受信されてから次のワーク検出信号
が受信されるまでの入力パルス数をカウントし、このパ
ルス数に基づいて塗装用ロボット13がコンベヤ装置1
2のワーク搬送速度に追従するように塗装動作速度を調
整する調整値を演算するため、従来の演算方法よりも演
算処理時間を短縮できる。
【0034】さらに、塗装用ロボット13の塗装動作速
度を実際のワーク搬送速度に対応した速度に調整できる
ので、誤差を小さくして塗装精度をより高めることがで
きる。尚、上記実施の形態では、上記のような多関節形
のプレイバックロボットに提要された場合のコンベヤ追
従調整制御処理を一例として説明したが、これに限ら
ず、他の形式の塗装用ロボットにも適用することができ
ると共に、塗装用ロボット以外のロボット(例えばシー
リングロボットや溶接ロボット等)にも適用することが
できるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、検出手段
からのワーク検出信号が受信されてから次のワーク検出
信号が受信されるまでの入力パルス数をカウントし、こ
のパルス数に基づいて塗装用ロボットがワーク搬送速度
に追従するように塗装動作速度を調整する調整値を演算
するため、演算処理時間を短縮できる。さらに、塗装用
ロボットの塗装動作速度を実際のワーク搬送速度に対応
した速度に調整できるので、塗装用ロボットがワーク搬
送速度に正確に追従するように制御できるので、誤差を
小さくして塗装精度をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装用ロボット及びロボット制御装置の一実施
例を示す側面図である。
【図2】塗装用ロボット及びロボット制御装置の構成図
である。
【図3】ワーク11に対する塗装ガン21の移動軌跡を
示す図である。
【図4】制御回路14Aが実行する制御処理のフローチ
ャートである。
【図5】図4の処理に続いて実行される制御処理のフロ
ーチャートである。
【図6】制御回路14Aが実行するコンベヤ追従調整制
御処理のPADである。
【符号の説明】
11 ワーク 12 コンベヤ装置 12A ライン制御装置 12B パルス発生器 13 塗装用ロボット 14 ロボット制御装置 14A 制御回路 14B モータ駆動回路 14C ティーチングデータ入力装置 14D メモリ 14E ロボット動作制御手段 14F パルスカウント手段 14G 調整値演算手段 16 旋回ベース 17 第1アーム 18 第2アーム 19 手首部 21 塗装ガン 23 ワーク検出スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤにより搬送されるワークが塗装
    開始位置に到着したことを検出する検出手段から出力さ
    れたワーク検出信号に基づき塗装用ロボットの塗装制御
    を開始させるロボット制御装置において、 前記検出手段からのワーク検出信号が受信されてから次
    のワーク検出信号が受信されるまでの入力パルス数をカ
    ウントするパルスカウント手段と、 該パルスカウント手段によりカウントされたパルス数に
    基づいて前記塗装用ロボットが前記ワーク搬送速度に追
    従するように塗装動作速度を調整する調整値を演算する
    調整値演算手段と、 を備えてなることを特徴とするロボット制御装置。
JP10185164A 1998-06-30 1998-06-30 ロボット制御装置 Pending JP2000015594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005111607A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Fanuc Ltd ロボット物流トラッキング装置
JP2013075730A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Furukawa Unic Corp クレーンのティーチングプレイバック装置

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JP2005111607A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Fanuc Ltd ロボット物流トラッキング装置
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