JP2002086375A - ロボットの制御装置 - Google Patents

ロボットの制御装置

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JP2002086375A
JP2002086375A JP2000278386A JP2000278386A JP2002086375A JP 2002086375 A JP2002086375 A JP 2002086375A JP 2000278386 A JP2000278386 A JP 2000278386A JP 2000278386 A JP2000278386 A JP 2000278386A JP 2002086375 A JP2002086375 A JP 2002086375A
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JP
Japan
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constant velocity
robot
trapezoidal
section
pattern
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JP2000278386A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takemoto
博之 竹本
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットの先端を所望の区間にわたって簡単
に等速移動させることができるようにする。 【解決手段】 ロボットコントローラは、動作命令に等
速開始位置及び等速終了位置が設定されていたときは、
台形速度パターンでの加速・減速時間を算出してから
(S4)、最大加減速度を用いた場合に等速開始位置及
び等速終了位置が等速区間に収まるかを判断する(S
5)。等速区間に収まる場合は、台形速度パターンを8
m/s毎の区間に分割してから(S7)、各軸の下限速
度をサーボシステムに転送する。このような動作を目標
位置に到達するまで繰返すことにより(S9)、ロボッ
トの先端を目標位置に移動することができると共に、等
速開始位置から等速終了位置までロボットの先端を等速
移動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動作命令を実行す
るときは現在位置から目標位置に台形速度パターンにし
たがってロボットの先端を移動制御するロボットの制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットの先端を移動する動作命令とし
ては、例えば、MOVE P(動作オプション),P1
と記述するようにしていた。この場合、P1は目標位置
を示し、ロボットの先端は、現在位置から目標位置まで
移動するように制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロボットの
動作パターンとしては、台形速度パターンが用いられる
のが通常である。この台形速度パターンは、図5に示す
ように加速区間、等速区間、減速区間からなり、現在位
置から目標位置まで最短時間で到達するような台形速度
パターンが求められる。
【0004】図6はロボットコントローラの動作を示し
ている。この図6において、ロボットコントローラは現
在位置を取得してから、現在位置から目標位置までの距
離を算出し、台形速度パターンでの加速・減速時間を算
出する。続いて、台形速度パターンでの最高速度を算出
すると共に、台形速度パターンを例えば8ms毎の区間
に分割してから、8ms毎に各軸の加減速度をサーボシ
ステムに転送する。
【0005】従って、例えばロボットの先端にシーリン
グ剤塗布ノズルを装着してシーリング剤塗布作業をロボ
ットに行わせる場合には、シーリング剤塗布区間を台形
速度パターンの等速区間となるように設定することによ
り、シーリング剤塗布ノズルを一定速度で移動すること
ができるので、シーリング剤塗布作業を確実に行うこと
ができる。
【0006】しかしながら、従来のロボットでは、動作
命令として等速区間を設定することはできないので、ロ
ボットを実際に動作させ、シーリング剤塗布区間が台形
速度パターンの等速区間に収まるようにロボットを逐一
調整しているのが実情である。このため、ロボットの調
整が極めて面倒であり、シーリング剤塗布作業を確実に
行うことができるまでには多大な調整時間を要する。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ロボットの先端を所望の区間にわたっ
て簡単に等速移動させることができるロボットの制御装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、ロボットを目標位置に移動するときは、目標位置が
設定された動作命令を実行する。このとき、制御装置
は、加速状態から等速状態を経て減速状態に移行するよ
うな台形速度パターンを作成し、その台形速度パターン
にしたがってロボットを制御する。
【0009】ところで、ロボットに対する制御として例
えばシーリング剤塗布作業を実行させる場合は、ロボッ
トをシーリング剤の塗布区間にわたって一定速度で移動
させる必要があることから、動作命令として等速開始位
置及び等速終了位置を設定する。すると、制御装置は、
等速開始位置及び等速終了位置が収まるような等速区間
を有する台形速度パターンを作成し、その台形速度パタ
ーンにしたがってロボットを制御する。これにより、シ
ーリング剤の塗布区間においては一定速度でシーリング
剤を塗布することができるので、ロボットによるシーリ
ング剤塗布作業を確実に行うことができる。
【0010】請求項2の発明によれば、動作命令に設定
された等速開始位置及び等速終了位置が最大加速度・最
大減速度を用いた台形速度パターンの等速区間に収まら
ない場合は動作命令実行前にエラーを出力して動作を停
止するので、ロボットの誤動作を未然に防止することが
できると共に、エラー出力に基づいて設定の変更を素早
く行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図4を参照して説明する。図2はロボット装置を
示している。この図2において、ロボット装置1は、ロ
ボット2と、このロボット2を制御するロボットコント
ローラ3と、ティーチングペンダント4とから構成され
ている。このロボット2は、例えば垂直多関節型のロボ
ットとして構成されている。つまり、ロボット2は、ベ
ース5と、このベース5に水平方向に旋回可能に設けら
れたショルダ部6と、このショルダ部6に垂直方向に旋
回可能に設けられた下アーム7と、この下アーム7に垂
直方向に旋回可能に且つ捻り回転可能に設けられた上ア
ーム8と、この上アーム8に垂直方向に旋回可能に設け
られた手首9とを備え、手首9は先端部に捻り回転可能
なフランジ10を備えている。
【0012】上記フランジ10はロボット2の先端とさ
れ、当該フランジ10にワークを把持するハンド(図示
せず)などが取付けられるようになっている。本実施の
形態では、フランジ10にはハンドの代りに図示しない
シーリング剤塗布ノズルが取付けられている。
【0013】ここで、主ショルダ部6の水平方向の旋回
動作、下アーム7、上アーム8、手首9の垂直方向の各
旋回動作は、それぞれの関節11が、駆動源である例え
ば直流サーボモータ12(何れも図3参照)により図示
しない適宜の伝達機構を介して回転駆動されることによ
り行われる。
【0014】図3はロボットコントローラ3の構成を概
略的に示している。この図3において、ロボットコント
ローラ3は、主制御部(制御手段に相当)13、動作プ
ログラム記憶部14、ティーチングポイント記憶部1
5、経路生成部16、動作ポイント記憶部17、ロボッ
ト2の関節11を駆動するための駆動部18、位置検出
部19などを備えている。ここで、主制御部13は、ロ
ボット2の動作プログラムが与えられたときは、その動
作プログラムを動作プログラム記憶部14に格納する。
【0015】位置検出部19は、各関節11の現在の回
転角度を検出するためのもので、各関節11を駆動する
サーボモータ12に設けられた位置センサとしてのロー
タリエンコーダ20が接続されている。このロータリエ
ンコーダ20は、各サーボモータ12の回転角度に応じ
たパルス信号を出力し、そのパルス信号は位置検出部1
9に与えられる。位置検出部19は、各ロータリエンコ
ーダ20からのパルス信号に基づいて各サーボモータ1
2ひいては各関節11の現在位置を検出し、その位置情
報は、各サーボモータ12の駆動部18及び主制御部1
3に与えられるようになっている。
【0016】各駆動部18は、主制御部13から与えら
れる位置指令値と位置検出部19から与えられる現在位
置とを比較し、その偏差に応じた電流を各サーボモータ
12に供給してそれらを駆動する。これにより、ロボッ
ト2の先端であるフランジ10の中心部が動作プログラ
ムにより定められた位置を通過することにより、シーリ
ング剤の塗布作業が行われるものである。
【0017】ティーチングペンダント4は、動作プログ
ラム中に設定される教示項目について、ロボット2を駆
動したり、数値を入力するなどの方法により教示データ
を入力するもので、教示用画面を表示する表示部21及
び操作入力部として各種の操作入力キー22が設けられ
ている。
【0018】ここで、ロボットの動作命令は、MOVE
A(動作オプション)、P1,P2,P3として記述
される。この場合、P1として等速開始位置、P2とし
て等速終了位置、P3として目標位置を記述するように
なっており、P1,P2が本発明の特徴的な記述とな
る。尚、動作オプションとしては、ロボット2の先端の
移動速度が設定可能となっている。
【0019】図1は主制御部13の動作を概略的に示し
ている。この図1において、主制御部13は、ロータリ
エンコーダ20からの出力に基づいて現在位置を取得し
てから(S1)、現在位置と目標位置との距離を算出す
る(S2)。
【0020】続いて、現在位置から等速開始位置までの
距離及び等速区間の距離を算出してから(S3)、等速
区間に合わせて台形速度パターンでの加速・減速時間を
計算する(S4)。このとき、動作命令に設定された等
速開始位置及び等速終了位置が最大加速度・最大減速度
を用いた場合における台形速度パターンの等速区間に収
まるかを判断し(S5)、等速区間に収まらない場合は
(S5:NO)、エラーを出力してから(S10)、動
作を止める(S11)。
【0021】これに対して、動作命令に設定された等速
開始位置及び等速終了位置が最大加速度・最大減速度を
用いた場合における台形速度パターンの等速区間に収ま
る場合は(S5:YES)、台形速度パターンでの最大
速度を計算する(S6)。
【0022】以上の動作により、動作命令に設定された
等速開始位置及び等速終了位置が等速区間に収まる台形
速度パターンを求めることができる。続いて、斯様にし
て求めた台形速度パターンを例えば8ms毎の区間に分
割し(S7)、8ms毎に各軸の加減速度をサーボシス
テムに転送する(S8)。
【0023】このような動作を目標位置にたどりつくま
で繰返すことにより(S9)、ロボット2の先端、つま
りシーリング剤塗布ノズルを目標のシーリング剤塗布区
間において一定速度で移動することができる。
【0024】このような実施の形態によれば、ロボット
2の動作命令に等速開始位置及び等速終了位置が設定さ
れていたときは、それらの等速開始位置及び等速終了位
置が収まるような等速区間を有する台形速度パターンを
求め、その台形速度パターンにしたがってロボット2を
動作させるようにしたので、ロボット2の先端、つまり
シーリング剤塗布ノズルを動作命令に設定した等速開始
位置から等速終了位置まで一定速度で確実に移動するこ
とができる。従って、シーリング剤を対象物に対して一
定速度で塗布させるには困難な調整を行う必要がある従
来例のものと違って、動作命令に等速開始位置及び等速
終了位置を設定するだけで何の調整を行うことなくロボ
ットを所望の区間にわたって等速移動することができ
る。
【0025】しかも、台形速度パターンでの加速・減速
時間を算出することにより、台形速度パターンでの等速
区間を算出し、動作命令で設定された等速開始位置及び
等速終了位置が最大加速度・最大減速度を用いた台形速
度パターンの等速区間に収まらないときは、動作命令を
実行する前にエラーを出力してロボットを停止するよう
にしたので、不安定な速度でシーリング剤の塗布を行っ
てしまうことを確実に防止できると共に、エラーに対し
て迅速に対処することができる。
【0026】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、溶接作業、レーザ加工作業などに適用する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるロボットコント
ローラの動作を示すフローチャート
【図2】ロボット装置の斜視図
【図3】ロボットコントローラの構成を示すブロック図
【図4】ロボットの先端速度の変化を示す図
【図5】従来例における図4相当図
【図6】図1相当図
【符号の説明】
1はロボット装置、2はロボット、2はロボットコント
ローラ、3はティーチングペンダント、13は主制御部
(制御手段)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標位置が設定された動作命令を実行す
    るときはロボットの先端の現在位置を取得し、現在位置
    及び目標位置に基づいて省略移動可能な台形速度パター
    ンを求め、この台形速度パターンに基づいてロボットの
    先端を現在位置から目標位置に移動制御する制御手段を
    備えたロボットの制御装置において、 前記制御手段は、動作命令として等速開始位置及び等速
    終了位置が設定されていたときは、これらの等速開始位
    置及び等速終点位置が収まるような等速区間を有する台
    形速度パターンを求めることを特徴とするロボットの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、動作命令に設定された
    等速開始位置及び等速終了位置が最大加速度・最大減速
    度を用いた台形速度パターンの等速区間に収まらない場
    合は、動作命令実行前にエラーを出力して動作を停止す
    ることを特徴とする請求項1記載のロボットの制御装
    置。
JP2000278386A 2000-09-13 2000-09-13 ロボットの制御装置 Pending JP2002086375A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11059181B2 (en) 2018-04-26 2021-07-13 Seiko Epson Corporation Control apparatus, robot, and robot system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11059181B2 (en) 2018-04-26 2021-07-13 Seiko Epson Corporation Control apparatus, robot, and robot system

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