JP6687332B2 - 2重格子ゲート罠 - Google Patents

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Description

本発明は有害獣の囲い罠、おり罠入口の構造に関するものである。
従来の、囲い罠・おり罠の入口の扉は、扉自体をそのまま上部に持ち上げてセットする。
有害獣が入ると、扉の落下機構により、扉が落下して有害獣を捕獲する構造に
なっている。
罠のセット時に入口上部に扉がある。
罠をセットすると入口が開口になる。
不明
なし
(イ)罠の入口の扉を上に持ち上げて罠をセットするのが大掛かりである。
(ロ)罠の入口上部に扉があり、また入口が開口になっているので、
有害獣が警戒をする。
(ハ)罠の入口が開口になっているので、犬・猫など小動物が侵入して誤動作をする。
本発明は、以上の問題点を解決するために発明されたものである。
本方式では、左右のサイドガイドレール(1)の溝にゲートパイプ(2)をはめこみ、
ゲートパイプ(2)が上下するようにして、そのゲートパイプ(2)は
連結ワイヤー(3)で連結して、格子状になっている。下からゲートパイプ(2)を
持ち上げると、図2のように連結ワイヤー(3)が半円状に曲がって
ゲートパイプ(2)同士がひっつくまで縮む。そしてゲートパイプ(2)が
落下しないように、ゲートパイプ止めワイヤー(5)を一番下部のゲートパイプ(2)
をくぐらせて上のワイヤー掛け板(14)に引っ掛ける構造である。
表扉(9)はトタン等の不透明な物を取り付けて、開閉出来る。
以上の構成よりなる2重格子ゲート罠。
本発明は格子状に組んだパイプの上下により、入口を開閉する構造になっているので、
通常入口の扉自体が上下する構造の罠に比べてコンパクトにでき、且つ簡単に
セットが出来る。
入口は表扉を閉じ障害物を置いて、犬・猫等の小動物の侵入を防止出来る。
障害物は有害獣が簡単にこじ開けれるような物にする。
入口が開口になっていないし、入口上部に扉が無いので、
有害獣の警戒を抑えることが出来る。
本発明の格子ゲート罠の閉じている斜視図である。 本発明の格子ゲートセット時の状態を示す斜視図である。 ロック部の斜視図である ロック部の解除の側面図 ロック部の動作状態の側面図 ロック部のロック状態の側面図 トリガー部のセット時の斜視図 トリガー部の動作時の斜視図
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) 左右のサイドガイドレール(1)の溝に、ゲートパイプ(2)を少し余裕を
持たせてはめ込んで、溝にそって上下する。
(ロ) 複数のゲートパイプ(2)をはめ込み、各ゲートパイプ(2)は
連結ワイヤー(3)で連結してある。
(ハ) 下部にはロック機構部(4)が設けてある。ロック板(11)が
ロック板止めピン(12)を中心に左右に自由に動く。
上から落下してきたゲートパイプ(2)がロック板を跳ねる。
ロック板逆跳ね防止ピン(13)が取り付けてあり
ロック板(11)の回転を止める。跳ねられたロック板(11)が反転して
落下したゲートパイプ(2)をロックする。
(ニ)上部トリガー部(6)は、固定された左右のサイド支持板(15)に
ワイヤー掛け板(14)を挟み、ワイヤー掛け板止めピン(16)で
固定されている。ワイヤー掛け板(14)はワイヤー掛け板止めピン(16)
を中心に可動する。サイド支持板(15)とワイヤー掛け板(14)に
トリガー外しピン(7)が通してあり、ワイヤー掛け板(14)を
ロックしている。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、ゲートパイプ(2)が落下した状態でロック機構が働いて
いるので、ロックを解除して下部のゲートパイプ(2)を上方に押し上げる。
ゲートパイプ(2)の間隔が縮まると連結ワイヤー(3)が前後順番に半円になって
ゲートパイプがひっついた状態にまで縮む。
次にゲートパイプ止めワイヤー(5)をゲートパイプ(2)の下部をくぐらせて
トリガー部(6)のワイヤー掛け板(14)の引っ掛け部にかけてセットする。
次にトリガー外しピンン(7)と引き糸(8)をセットして罠のセット完了。
表扉(9)を閉めて適当な障害物で表扉(9)を抑える。有害獣が表扉(9)を
こじ開けて入って、引き糸(8)を引っ張るとトリガー外しピン(7)が抜けて、
トリガー部(6)が動作してゲートパイプ止めワイヤー(5)が外れ、
ゲートパイプ(2)が落下して下部ロック機構部(4)でロックされて
格子状のゲートができ、有害獣を捕獲できる。
図3・図4・図5・図6はロック機構部(4)の構成である。ゲートが開いている時、
ロック板(11)は図(4)の状態になる。トリガーが動作してゲートパイプ(2)が
落下すると図(5)のようにロック板(11)を跳ねて落下する。ゲートパイプ(2)が
落下して停止しすると図6のようにロック板(11)がゲートパイプ(2)を
ロックする。
図7・図8はトリガー部(6)の構成図である。ワイヤー掛け板(14)が、
固定されている左右のサイド支持板(15)を通したトリガー外しピン(7)で
ロックされている。有害獣により、引き糸が引かれトリガー外しピン(7)が
抜けると、ゲートパイプ(2)の重さでゲートパイプ止めワイヤー(5)を通して
下に引っ張られているワイヤー掛け板(14)が倒れて、掛けてある
ゲート止めワイヤー(5)が外れて、ゲートパイプ(2)が落下して、
格子ゲートが閉じる。
1 サイドガイドレール
2 ゲートパイプ
3 連結ワイヤー
4 ロック機構部
5 ゲートパイプ止めワイヤー
6 トリガー部
7 トリガー外しピン
8 引き糸
9 表扉
10 蝶番
11 ロック板
12 ロック板止めピン
13 ロック板逆跳ね防止ピン
14 ワイヤー掛け板
15 サイド支持板
16 ワイヤー掛け板止めピン
17 ゲートパイプストッパー

Claims (1)

  1. 左右のサイドガイドレール(1)に複数のゲートパイプ(2)をはめ込んで、連結
    ワイヤー(3)でつないだ格子状のゲートパイプ(2)がサイドガイドレールに
    沿って上下し、ゲートパイプ(2)を下から上に持ち上げて、密着させた状態で、
    ゲートパイプ止めワイヤー(5)をワイヤー掛け板(14)に掛けセットする。
    ワイヤー掛け板(14)はサイド支持板(15)で左右から挟まれていて
    ワイヤー掛け板止めピン(16)で止められている。
    ワイヤー掛け板(14)がワイヤー掛け板ピン(16)を軸にして
    可動になっている。ワイヤー掛け板(14)とサイド支持板(15)を貫通した
    トリガー外しピン(7)で、トリガーを形成する構造
    以上の構成よりなる格子ゲート罠
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