JP3133079U - 捕獲器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】捕獲器1は、筒状のかご本体2の両端に前扉3および後扉4を回動可能に取り付けて構成される。前扉3は、2つの部材の端部を連結し、間に押しバネ33を介在させて形成される。また、前扉3にはコの字型部材35が取り付けられる。前扉3を開放状態とし、後扉4を閉鎖状態として捕獲器1を設置したとき、前扉3側の導入用開口部から侵入した動物が踏み板5を踏むと、踏み板5と前扉3とを連結するロッド7が前扉3を係止する引掛けバネ6を牽引して前扉3の係止状態が解除され、前扉3が閉鎖状態となる。このとき、捕獲器1内の動物が前扉3を押し上げようとしても、コの字型部材35がかご本体2の上部に引っ掛かるため、前扉3は開かない。
【選択図】 図1
Description
一方、(c)の方式すなわち箱型の捕獲器の場合、内部に侵入した害獣を傷つけずに捕獲することが可能である。特許文献1に記載のネズミ取り器はこうした箱型の捕獲器の構成の一例を示すものであり、内部にネズミが侵入し、その体重によって床板が沈むと、かごの侵入口に設置された扉が閉まるようになっている。
また、本考案が提供する捕獲器は、捕獲器を持ち運ぶための取っ手と、箱体内の動物から取っ手を把持する人物を保護するための防護板とをさらに備えてもよい。この防護板は、箱体の外部上面に設置され、第2開口部まで延在してもよい。
また、本考案が提供する捕獲器は、箱体内への動物の侵入を検知し無線により報知するセンサ部をさらに備えてもよい。
また、本考案の捕獲器は、金網を用いて作製されるので、捕獲対象の動物にあわせて捕獲器の大きさの変更を柔軟に行うことができる。上面に放獣用の開口部まで届く形状の頑丈な防護板を備えているので、捕獲された動物が長い爪等を有する場合であっても、捕獲器を持ち運ぶ人物が引っ掻かれないよう保護し、放獣場所まで安全に持ち運ぶことを可能にするほか、捕獲した動物を放獣する際にも作業者の安全を確保することができる。
さらに、センサを備えることにより、捕獲の際には迅速に報知が行われ、捕獲器が長期間放置されることが防止される。
図1に示すのは、本考案の一実施例による捕獲器1の斜視図である。この実施例において、捕獲器1は、いずれも金網から作製されたかご本体2と、前扉3と、後扉4とを用いて形成される。前扉3および後扉4は、かご本体2の両端の開口部、すなわち捕獲対象の動物の導入用開口部および放獣用開口部を開放または閉鎖するよう回動可能に取り付けられる。また、かご本体の外部上面には、防護板11および持ち運び用の取っ手13が設置される。
前扉3は、図6(a)に示すように、相対的に小さい第1の前扉部材31と相対的に大きい第2の前扉部材32とをヒンジ9により連結して構成される。第1の前扉部材31と第2の前扉部材32との間には、図6(b)に示すように押しバネ33が介在され、針金状の金具等を用いて固定される。このとき、押しバネ33は伸長状態であり、前扉3は押しバネ33の高さに合わせた一定の開き角を有するV字型を形成する。
まず、図2に示すように、前扉3を持ち上げ引掛けバネ6により係止して捕獲対象の動物の導入用開口部を開放し、後扉4をロック金具4により固定して放獣用開口部を閉鎖した状態で、捕獲器1を地上に設置する。捕獲器1の内部には、果物など、捕獲対象の動物の好物を踏み板5の近辺に置いておく。
捕獲された動物が外部に脱出しようとして捕獲器1の内側から前扉3を押し上げようとすると、前扉3に取り付けられたコの字型部材35の先端部がかご本体2の上部の金網にぶつかり、あるいは網目に引っ掛かるので、前扉3は開かない。一方、後扉4もロック金具12により固定されているため開かない。したがって、捕獲された動物は、容易には脱出することができない。
以上、本考案による捕獲器の一実施例を説明したが、本考案はこの実施例に限られることなく、他にも様々に実施することが可能である。
2 かご本体
3 前扉
33 押しバネ
4 後扉
5 踏み板
6 引掛けバネ
7 ロッド
8 留め金具
9 ヒンジ
101、102 補強枠
11 防護板
12 ロック金具
13 取っ手
14 扉止め
15 取っ手リング
16 ロッド保持リング
Claims (5)
- 動物捕獲用の捕獲器であって、
両端に動物導入用の第1開口部と放獣用の第2開口部とを有する筒状の箱体と、
前記箱体の内部上面に回動可能に取り付けられ、前記第1開口部を開放または閉鎖する第1の扉と、
前記箱体の底面に回動可能に取り付けられ、前記第2開口部を開放または閉鎖する第2の扉と、
前記第1の扉を前記箱体の内部上面に係止して前記第1開口部の開放を維持する係止部と、
前記箱体の内部底面に傾倒して設置される踏み板と、
一端を前記係止部に取り付けられ、他端を前記踏み板に取り付けられる棒状の連結部と、
を備え、
前記第1の扉は、開放阻止部を有する第1扉部材の一端と第2扉部材の一端とを連結し、前記第1扉部材と前記第2扉部材との間にバネを介在させて形成され、前記第2扉部材の他端で前記箱体に取り付けられるとともに、前記第1開口部を開放するときには前記バネが縮小されて前記係止部に係止され、前記第1開口部を閉鎖するときには前記バネが伸長されて一定の開き角を有する断面V字型を構成し、
前記第1開口部が開放され、前記第2開口部が閉鎖されているとき、前記第1開口部より前記箱体内部に侵入した動物が前記踏み板を押下すると、前記連結部が前記係止部を牽引して前記第1の扉の係止状態が解除され、前記バネにより付勢された前記第1の扉が前記第1開口部を閉鎖し、
前記第1開口部および前記第2開口部が閉鎖されているとき、前記箱体内部に侵入した動物が前記第1の扉を押し上げようとすると、前記開放阻止部が前記箱体の内部上面に衝止されて前記第1開口部の閉鎖を維持することを特徴とする捕獲器。 - 請求項1に記載の捕獲器において、
前記箱体と、前記第1の扉と、前記第2の扉とは、いずれも金網から作製されることを特徴とする捕獲器。 - 請求項1または2に記載の捕獲器において、
前記捕獲器を持ち運ぶための取っ手と、
前記箱体内の動物から前記取っ手を把持する人物を保護するための防護板と、
をさらに備えることを特徴とする捕獲器。 - 請求項3に記載の捕獲器において、
前記防護板は前記箱体の外部上面に設置され、前記第2開口部まで延在することを特徴とする捕獲器。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の捕獲器において、
前記箱体内への動物の侵入を検知し無線により報知するセンサ部をさらに備えることを特徴とする捕獲器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007002774U JP3133079U (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 捕獲器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007002774U JP3133079U (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 捕獲器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3133079U true JP3133079U (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=43283774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007002774U Expired - Lifetime JP3133079U (ja) | 2007-04-18 | 2007-04-18 | 捕獲器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3133079U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20180077706A (ko) * | 2016-12-29 | 2018-07-09 | 김대규 | 멧돼지 포획장치 |
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JP2021052617A (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-08 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 野生動物捕獲用罠に用いる筐体 |
CN112841163A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-05-28 | 国网福建省电力有限公司 | 一种用于通信机房的老鼠捕捉机器人 |
-
2007
- 2007-04-18 JP JP2007002774U patent/JP3133079U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP7391288B2 (ja) | 2019-09-27 | 2023-12-06 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 野生動物の捕獲装置 |
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