JP3133763U - 捕獲檻 - Google Patents

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Abstract

【課題】 捕獲した動物により檻が損傷を受けることを防止し、また動物自体も怪我等から保護する捕獲檻を提供することを課題とする。
【解決手段】 上記課題を解決するため本考案による捕獲檻は、前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、前記檻本体が板状部材から構成されることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本考案は、動物、特には熊などの大型獣を捕獲するのに公的な捕獲檻に関する。
一般に、両端部に開口を有する角筒状の檻本体と、この開口部にドアが摺動可能に設置され垂直に降下して開口を塞ぐように構成された捕獲檻は公知である。これらの檻では、ワイヤ引っ掛け式、床面踏み込み式、回転式、揺動式等、種々の方式により動物が檻内に入った際にドアを自動的に作動させて動物を閉じ込める機構が採用されている。
従来の捕獲檻は、例えば特許文献1の図1に見られるように、通常は内部が見られるように格子状の金属網により檻の各面が構成されている。しかし、熊などの大型獣になると爪の力が非常に強いため、特に野外に長年放置されて錆などにより劣化してくると、破られてしまうという問題があった。また、一旦捕獲した後でも、熊が檻の中で爪を格子に引っ掛けて傷めてしまうという問題もあった。
実用新案登録第3082984号公報
本考案は上記問題点に鑑みて、捕獲した動物により檻が損傷を受けることを防止し、また動物自体も怪我等から保護する捕獲檻を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため本考案による捕獲檻は、前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、前記檻本体が板状部材から構成されることを特徴とする。
本考案による捕獲檻の別の特徴は、前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、檻本体が円筒状または四角筒状の板状部材にて構成されることである。
また本考案による捕獲檻は、前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、檻本体が板状部材にて構成され、前記前端部閉鎖部材が二重構造からなり、内側に板状部材からなる内側閉鎖部材が配置できるようにしたことも特徴とする。
さらに本考案による捕獲檻の別の特徴は、前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、前記檻本体が円筒状または四角筒状の板状部材にて構成され、前記前端部閉鎖部材が二重構造からなり、内側に板状部材からなる内側閉鎖部材が配置できるようにしたことである。
本考案による捕獲檻では、檻本体を熊などの動物の爪が引っ掛からない板状部材にて構成することにより、折の格子や網が破壊されるのを防止でき、また捕獲した動物の爪等が格子や網に引っ掛かって損傷することも防止できる。
特に本考案において檻本体として円筒形状を採用する場合、ドラム缶などの既存の材料をそのまま利用することが可能となるので、コストを低く抑えることができる。
また、本考案による捕獲檻の前記前端部閉鎖部材を二重構造とし、外側部材は格子又は網目状、内側部材は一体の板状とすることにより、内側部材を閉鎖しておけば上記と同様格子や網の損傷、さらには動物自体の怪我を防止することができ、また捕殺や解放のための催眠処置等を行う場合には、この内側部材を上に引き上げて解放することにより、外側部材の格子や作業穴を通して中の様子を見たり作業を容易に行うことが可能となる。
本考案による捕獲檻の基本構成を図1及び図2に示す。本考案による捕獲檻は、前後の各端部に開口部6を有する檻本体1と、この開口部6の両側に垂直に配置した1対のドアガイドレール4A、4B内において上下に摺動自在に配置された閉鎖部材であるドア2、3と、これらの図には示してないが檻本体1内に配置された餌容器21(図6参照)に連動して入り口ドアユニット2の上部保持を解除する作動手段11(図3参照)とからなるものであり、檻本体1は動物の爪等が入り込む余地のない板状部材で形成される。図1は檻本体1が円筒状の例、図2は檻本体1が四角筒状の例を示す。
図3は、上記の円筒状檻本体を採用した実施例のより詳細な斜視図を示す。円筒状檻本体1の前端開口部6の上下左右は支柱により固定されており、下側支柱は檻の転倒を防止するための本体固定ベース5として機能する。左右の支柱は垂直方向に、檻本体1の開口部6上端よりも上に伸びていて、それぞれに溝7が形成され、檻本体の保持とともに入り口ドアユニット2のためのドアガイドレールとして機能する。これらの支柱と檻本体との間の4箇所の隙間については、熊等の動物が接近した際に手足をからませないように、補強ステー13を取り付けることができる。また、ドアガイドレール4Aの一部にはドア上昇防止ストッパー12を設けて、動物が檻内に入り込みドアが閉鎖された後、このストッパーがドアレール7内に侵入してドアが動物により持ち上げられるのを防止する。
上記檻本体1の前端開口部6には、図4に示した入り口ドアユニット2が配置される。このドアユニット2は左右両端が薄い板状に形成されており、ドアガイドレール4Aに嵌挿することにより上下に摺動自在となり、檻本体の開口部を開放及び閉鎖できる。このドアユニット2はまた、前面に格子部15が形成されており、この部分を通して檻内部を監視することができる。この格子部15はワイヤメッシュやパンチングメタル等で形成することができる。さらに、この格子部15に作業穴16を設けることにより、捕獲した動物の捕殺や解放のための催眠処置等の作業を行うことが可能となる。このドアユニット2の背面にはまた、ドア面に沿ったスロット19が設けられていて、上方より鉄板ドア14を挿通することができる。これにより、檻本体1と同様に動物が爪等を引っ掛ける隙間部をなくすことができる。
一方、檻本体の後部に配置する後部メンテナンスドア3の構成については図5に示した。このドア3についても入り口ドアユニットの場合と同様左右両端が薄い板状に形成されており、ドアガイドレール4Bに嵌挿することにより上下に摺動自在となり、檻本体の後部開口部を開放及び閉鎖できる。このドアは主として、後述する餌容器等のメンテナンス用であり特に檻内部を観察する必要がないため、鉄などのパネル18により形成されていて、檻本体1や入り口ドアユニット2と同様の効果を期待できる。必要に応じて入り口ドアユニット2に設けたような作業穴16を設けることもできる。
次に、この実施例に使用した入り口ドアユニット2の閉止機構について説明する。まず、檻本体には後部近くの上面にワイヤ挿通穴10が設けられており、また前面近くの上部には主作動ユニット11が配置されている。この主作動ユニット11の構成を図6に示した。餌を入れた餌容器21にメインワイヤ22を接続し、このワイヤ22をワイヤ挿通穴10から引き出すように檻本体1内に吊り下げる。メインワイヤ22のもう一端は、レバー軸26の回りに回動自在に配置した作動レバー23のワイヤ取付け部25に連結する。レバー軸23にはさらに、ドアストッパピン24が接続されており、このストッパピン24の先端が滑車17を通して入り口ドアユニット2の摺動経路内に突出するように配置されている。
入り口ドアユニット2を檻本体1の上面より上まで引き上げてドアストッパピン24をセットすると、このストッパピン24の突出によりドアユニット2はその位置に保持される。動物が檻内に入り餌容器に触れると、それにつれてメインワイヤ22が引っ張られて作動レバー23が回動する。この回動によりストッパピン24はドアユニット2の摺動経路内から引き込まれるので、ドアユニット2は保持を失って落下し檻を閉鎖する。
本実施例においてはワイヤを使用したドア作動機構を採用したが、本考案においては他の機構を使用することももちろん可能である。
また、本考案による捕獲檻では、板状部材であればその形状は特に限定されないが、実際の製造を考慮すると、円筒形状または四角筒状が好ましい。本考案による捕獲檻は、動物が内部で暴れるのを防止するためには、あまり開口部が大きすぎないことが望ましい。このような条件を考慮した場合、円筒状のドラム缶などを利用すると製造コストを低く抑えることが可能となる。
本考案によれば、運搬可能な捕獲檻を低いコストで製造できるばかりか、動物による檻の破壊や動物自体の損傷を防止できるので、有害動物捕獲手段提供に大いに貢献できるものである。
本考案による捕獲檻の概要を示した斜視図である。 本考案によるべつの捕獲檻の概要を示した斜視図である。 本考案による捕獲檻の実施例の詳細を示した斜視図である。 図3に示した実施例に使用した入り口ドアユニットの構成を示す斜視図である。 図3に示した実施例に使用した後部メンテナンスドアの構成を示した斜視図である。 図3に示した実施例に使用した入り口ドアユニット閉止機構を示す説明図である。
符号の説明
1 檻本体
2 入り口ドアユニット
3 後部メンテナンスドア
4A,4B ドアガイドレール
5 本体固定ベース
6 開口部
7 ドア収容溝
10 ワイヤ挿通穴
11 主作動ユニット
12 ドア上昇防止ストッパー
13 補強ステー
14 鉄板ドア
15 格子部
16 作業穴
17 滑車
18 後部パネル
19 スロット
21 餌容器
22 メインワイヤ
23 作動レバー
24 ドアストッパピン
25 ワイヤ取付け部
26 レバー軸

Claims (4)

  1. 前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、前記檻本体が板状部材から構成されることを特徴とする捕獲檻。
  2. 前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、檻本体が円筒状または四角筒状の板状部材にて構成されることを特徴とする捕獲檻。
  3. 前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、檻本体が板状部材にて構成され、前記前端部閉鎖部材が二重構造からなり、内側に板状部材からなる内側閉鎖部材が配置できるようにしたことを特徴とする捕獲檻。
  4. 前後の各端部に開口を有する檻本体と、上下に摺動自在に前部開口部に配置し該開口上部に保持できるよう構成された前端部閉鎖部材と、同じく上下に摺動自在に後部開口部に配置された後端部閉鎖部材と、前記檻本体内部に配置された餌容器に連動して前記前端部閉鎖部材の保持を解除する作動手段とからなる動物捕獲用檻であって、前記檻本体が円筒状または四角筒状の板状部材にて構成され、前記前端部閉鎖部材が二重構造からなり、内側に板状部材からなる内側閉鎖部材が配置できるようにしたことを特徴とする捕獲檻。
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