JP6686807B2 - エアクリーナの取り付け構造 - Google Patents
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Description
図1に示すように、車両前部のエンジンルーム5にはエンジン60が搭載されている。
バンパリインホースメント30の車両後方には、車体の一部を構成しており枠形状をなすラジエータサポート40が設けられている。このラジエータサポート40の枠内には、放熱器であるラジエータ41が固定されている。なお、本実施形態において、ラジエータサポート40は、エンジンルーム5において車両前後方向に配設された第1構造体及び第2構造体のうちの第1構造体に相当する。
エンジンルーム5においてラジエータサポート40の車両後方には、吸気を濾過する略直方体形状のエアクリーナ70が設けられている。また、エンジンルーム5においてエアクリーナ70の車両後方近傍には、エンジン60の各種制御を行う制御装置が収められた制御ボックス80が設けられている。このように、エアクリーナ70は、車両前後方向においてラジエータサポート40と制御ボックス80との間に配設されている。なお、本実施形態において、制御ボックス80は、エンジンルーム5において車両前後方向に配設された第1構造体及び第2構造体のうちの第2構造体に相当する。
第1支持部P1には、エアクリーナ70をフロントサイドメンバ10から抜き差し可能な状態で支持する第1脱着機構D1が設けられている。この第1脱着機構D1は、エアクリーナ70の底面側に設けられたグロメット100と、フロントサイドメンバ10側に設けられてグロメット100から抜き差し可能なピン110とを備えている。なお、本実施形態の第1支持部P1においては、グロメット100が、フロントサイドメンバ側及びエアクリーナの底面側のうちのいずれか一方に設けられた第1部材に相当し、ピン110が、他方に設けられて第1部材から抜き差し可能な第2部材に相当する。
第2支持部P2には、エアクリーナ70をフロントサイドメンバ10から脱着可能な状態で支持する第2脱着機構D2が設けられている。この第2脱着機構D2は、フロントサイドメンバ10側に設けられたグロメット100と、エアクリーナ70の底面側に設けられておりグロメット100から抜き差し可能なピン72とを備えている。この第2脱着機構D2のグロメット100は、第1脱着機構D1のグロメット100と同一の部材である。
第3支持部P3には、エアクリーナ70をフロントサイドメンバ10から抜き差し可能な状態で支持する第3脱着機構D3が設けられている。この第3脱着機構D3は、上記第1脱着機構D1と同一である。つまり、第3脱着機構D3は、エアクリーナ70の底面側に設けられたグロメット100と、フロントサイドメンバ10側に設けられてグロメット100から抜き差し可能なピン110とを備えている。なお、本実施形態の第3支持部P3においても、グロメット100が、フロントサイドメンバ側及びエアクリーナの底面側のうちのいずれか一方に設けられた第1部材に相当し、ピン110が、他方に設けられて第1部材から抜き差し可能な第2部材に相当する。
(1)グロメット100とグロメット100から抜き差し可能なピン110とを備える第1脱着機構D1及び第3脱着機構D3、並びにグロメット100とグロメット100から抜き差し可能なピン72とを備える第2脱着機構D2によって、エアクリーナ70は車体の一部を構成するフロントサイドメンバ10から抜き差し可能な状態で支持されている。このように本実施形態では、ボルト及びナットを使ってエアクリーナをフロントサイドメンバに取り付ける場合と異なり、エアクリーナ70はフロントサイドメンバ10から抜き差し可能な状態で取り付けられており、それらエアクリーナ70とフロントサイドメンバ10とは強固に固定されていない。そのため、エアクリーナ70からフロントサイドメンバ10に伝わる振動が軽減され、そうしたフロントサイドメンバ10に伝わる振動に起因した振動音の発生を抑えることができるようになる。
(3)図6に示すように、車両の前面衝突が起きてラジエータサポート40が車両後方に移動すると(図6に二点鎖線にて図示)、前傾姿勢で配置されているエアクリーナ70の車両前側の面の上部K1にラジエータサポート40が当たる。こうしてエアクリーナ70にラジエータサポート40が当たると、エアクリーナ70の底面において車両後方に配設された第3支持部P3を中心にして、エアクリーナ70を車両後方に回動させるモーメントMが発生する。こうしたモーメントMの発生により、エアクリーナ70の底面において第3支持部P3よりも車両前方に配設された第1支持部P1の第1脱着機構D1では、グロメット100からピン110が抜けて外れる。また、エアクリーナ70の底面において第3支持部P3よりも車両前方に配設された第2支持部P2の第2脱着機構D2でも、グロメット100からピン72が抜けて外れる。こうして第1支持部P1及び第2支持部P2においてエアクリーナ70がフロントサイドメンバ10から外れると、エアクリーナ70はラジエータサポート40に押されながら車両後方に回動する。こうしたエアクリーナ70の回動により、前傾姿勢で配置されていたエアクリーナ70は車両上下方向に向かって直立した姿勢に近づいていく(図6に二点鎖線にて図示)。このようにして直方体形状のエアクリーナ70の姿勢が前傾姿勢から直立姿勢に近づいていくほど、車両前後方向におけるエアクリーナの最前部から最後部までの長さL(上述した上部K1からエアクリーナ70の車両後ろ側の面の下部K2までの間における車両前後方向の長さL)は短くなっていく。このため、後退してくるラジエータサポート40によって車両後方に回動するエアクリーナ70は、同エアクリーナ70の車両後方に配設された制御ボックス80に当たりにくくなる。従って、エアクリーナ70がラジエータサポート40及び制御ボックス80に挟まれることにより損傷することを抑えることも可能になる。
・エアクリーナ70の底面をフロントサイドメンバ10に取り付ける支持部を3つ備えていたが、そうした支持部の数は2つ以上であれば適宜変更することができる。
Claims (1)
- 車両のエンジンルームにおいて車両前後方向に配設された第1構造体及び第2構造体の間に配設されるエアクリーナの取り付け構造であって、
前記エアクリーナは直方体形状であり、
前記エアクリーナの底面は、車両前後方向に配設された複数の支持部を介して前記車両のフロントサイドメンバに取り付けられており、
前記支持部の車両上方に向かう長さは、車両後方の支持部ほど長くなっており、
前記エアクリーナは、複数の前記支持部によって前傾姿勢で配置されており、
前記支持部には、前記エアクリーナを前記フロントサイドメンバから抜き差し可能な状態で支持する脱着機構が設けられており、
前記脱着機構は、前記フロントサイドメンバ側及び前記エアクリーナの底面側のうちのいずれか一方に設けられた第1部材と、他方に設けられて前記第1部材から抜き差し可能な第2部材とを備えており、
前記エアクリーナの底面における前記複数の支持部のうちの最も車両後方の支持部が設けられている箇所を中心として前記エアクリーナを直立姿勢にまで回動させたときの仮想回動軌跡の範囲内に、ボンネットフードが配置されていない
エアクリーナの取り付け構造。
Priority Applications (1)
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JP2016173728A JP6686807B2 (ja) | 2016-09-06 | 2016-09-06 | エアクリーナの取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016173728A JP6686807B2 (ja) | 2016-09-06 | 2016-09-06 | エアクリーナの取り付け構造 |
Publications (2)
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JP2018039325A JP2018039325A (ja) | 2018-03-15 |
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Family
ID=61624809
Family Applications (1)
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JP2016173728A Active JP6686807B2 (ja) | 2016-09-06 | 2016-09-06 | エアクリーナの取り付け構造 |
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Country | Link |
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