JP6686632B2 - 混合造粒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、混合造粒装置に関する。
従来より、粉粒体の混合や造粒を行うための装置が種々の分野で使用されている。例えば、現在においては、鉛直方向の回転軸を中心に回転する撹拌羽根(アジテータ)と、水平方向の回転軸を中心に回転するせん断羽根(チョッパ)と、を撹拌槽の内部に設け、撹拌槽の内部に投入した原料を撹拌羽根で跳ね上げながら撹拌し、撹拌された原料をせん断羽根で破砕することにより造粒を行う撹拌造粒装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、近年においては、水平方向の回転軸を中心に回転するせん断羽根に代えて、鉛直方向の回転軸(撹拌羽根の回転軸と同軸)を中心に回転する渦巻流生成羽根や分散羽根を設け、これらの羽根をせん断羽根として機能させることにより原料を混合造粒する混合造粒装置が提案されている(例えば、特許文献4〜6参照)。
特開平5−236号公報 特開平7−8782号公報 特開2004−202280号公報 特開2005−40658号公報 特開2011−83672号公報 特開2013−93140号公報
しかし、特許文献1〜6に開示されたような従来の混合(撹拌)造粒装置を採用しても、造粒状態を精密に制御することは困難であり、製造される粉粒体の密度を充分に高めることができないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、適度な粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる混合造粒装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る混合造粒装置は、撹拌槽と、撹拌槽の内部に設けられ鉛直方向に延在する回転軸を中心に回転することにより撹拌槽に投入された対象物を撹拌する撹拌羽根と、撹拌羽根よりも鉛直方向上方に配置され回転軸を中心に回転することにより対象物にせん断力を加えるせん断羽根と、を備え、せん断羽根は、回転軸に沿って少なくとも3段設けられており、撹拌槽の容積に対するせん断羽根の体積占有率は、36%以上100%未満に設定されているものである。
かかる構成を採用すると、撹拌羽根よりも鉛直方向上方に配置され撹拌羽根と同軸で回転するせん断羽根が回転軸に沿って少なくとも3段(例えば8段)設けられており、これらせん断羽根の体積占有率が特定の値(36%以上100%未満)に設定されているため、高いせん断効果を得ることができる。この結果、適度な(比較的広い)粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる。せん断羽根の体積占有率が36%未満であると、粉粒体の密度を充分に高めることができないため好ましくない。
本発明に係る混合造粒装置において、平面視円形状を呈する有底中空円筒体の撹拌槽を採用することができる。かかる場合において、撹拌槽の内径に対するせん断羽根の直径の比を、0.6以上1未満に設定することができる。
かかる構成を採用すると、有底中空円筒体の撹拌槽の内径に対するせん断羽根の直径の比を特定の値(0.6以上1未満)に設定しているため、高いせん断効果を得ることができ、適度な粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる。撹拌槽の内径に対するせん断羽根の直径の比が0.6未満であると、粉粒体の密度を充分に高めることができないため好ましくない。
本発明に係る混合造粒装置において、回転軸を中心に回転することにより対象物を鉛直方向上方に押し上げながら撹拌するように撹拌羽根を構成することができる。かかる場合において、回転軸に固定される基部と、基部から径方向外側に向けて延在するように設けられた羽根部と、を有するせん断羽根を採用し、せん断羽根の羽根部の少なくとも一部の断面形状を、回転軸を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状とすることができる。
かかる構成を採用すると、撹拌羽根の回転によって対象物を鉛直方向上方に押し上げることができる一方、せん断羽根の回転によって鉛直方向下向きの気流を発生させて対象物を鉛直方向下向きに移動させることができる。従って、撹拌槽の内部において上下方向における対象物の循環流を生成することができるので、比重差のある対象物であっても効率良く撹拌混合することが可能となる。
本発明に係る混合造粒装置において、せん断羽根の羽根部の根本側の部分の断面形状を、回転軸を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状とし、せん断羽根の羽根部の先端側の部分の断面形状を、回転軸を中心に回転することにより鉛直方向上向きの気流を発生させるような断面形状とすることができる。
かかる構成を採用すると、せん断羽根の羽根部の根本側の部分(回転軸寄りの部分)が、回転により鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有しているため、回転軸近傍にある対象物を鉛直方向下向きに移動させることができる。一方、せん断羽根の羽根部の先端側の部分(撹拌槽の内壁寄りの部分)は、回転により鉛直方向上向きの気流を発生させるような断面形状を有しているため、撹拌槽の内壁近傍にある対象物を鉛直方向上向きに移動させることができる。従って、撹拌槽の内部において、せん断羽根の先端側上方から根本側下方への対象物の流れを生成することができ、さらに効率良く循環流を生成することができる。
本発明に係る混合造粒装置において、せん断羽根の羽根部の後縁を波形に形成することができる。
かかる構成を採用すると、せん断羽根の羽根部の後縁を波形に形成しているため、せん断羽根の羽根部の後縁に沿った気流に速度差を生成することができ、この気流の速度差によって、せん断羽根に対する粉粒体の付着を効果的に抑制することができる。
本発明に係る混合造粒装置において、上下に隣接するせん断羽根を、羽根部を回転方向に所定角度ずらした状態で回転軸に取り付けることができる。
かかる構成を採用すると、上下に隣接するせん断羽根を、その羽根部を回転方向に所定角度(例えば30°)ずらした状態で回転軸に取り付けているため、せん断羽根に対する粉粒体の付着を効果的に抑制することができるとともに、対象物を効率良く撹拌混合することが可能となる。
本発明に係る混合造粒装置において、上部に設けられた開口部を閉鎖する蓋部材を有する撹拌槽を採用することができる。かかる場合において、蓋部材の内側に、撹拌槽の内壁上部に付着した粉粒体を掻き落とす掻き落とし羽根を設けることができる。
かかる構成を採用すると、蓋部材の内側に設けられた掻き落とし羽根により、撹拌槽の内壁上部に付着した粉粒体を掻き落とすことができる。従って、歩留まりを向上させることができる。
本発明に係る混合造粒装置において、撹拌槽の内壁と、せん断羽根の先端と、の間に間隙を形成し、間隙の寸法を撹拌槽の内径に対して1〜40%の範囲に設定することができる。
かかる構成を採用すると、撹拌槽の内壁とせん断羽根の先端との間に、特定寸法(撹拌槽の内径に対して1〜40%の長さ)の間隙が形成されているため、撹拌槽の内部において対象物を効率良く撹拌混合することができる。
本発明に係る混合造粒装置において、撹拌羽根の先端部分を鉛直方向上方に折曲し、撹拌羽根の先端部を撹拌羽根の折曲部よりも鉛直方向上方に位置させることができる。この際、撹拌羽根の先端部を、撹拌羽根の折曲部よりも撹拌槽の鉛直方向の長さに対して1/100〜1/10の長さだけ鉛直方向上方に位置させることができる。
かかる構成を採用すると、撹拌羽根の先端部分を鉛直方向上方に折曲し、撹拌羽根の先端部を撹拌羽根の折曲部よりも鉛直方向上方に位置させているため、対象物を効率良く鉛直方向上方に押し上げることができる。
本発明によれば、適度な粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる混合造粒装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る混合造粒装置の構成を説明するための構成図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置の撹拌羽根の先端部分の構成を説明するための拡大図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の平面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の先端部分(図3のIV部分)の拡大図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の先端部分の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の図3のVI-VI部分における断面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の羽根部の変形例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の変形例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る混合造粒装置のせん断羽根の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも好適な適用例であって、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
まず、図1〜図11を用いて、本発明の実施形態に係る混合造粒装置1の構成について説明する。本実施形態に係る混合造粒装置1は、図1に示すように、撹拌槽10と、撹拌羽根(アジテータ)20と、せん断羽根(チョッパ)30と、を備えており、撹拌槽10の内部に投入された対象物を撹拌羽根20で跳ね上げながら撹拌し、撹拌された対象物をせん断羽根30で破砕することにより混合造粒を行うものである。
撹拌槽10は、平面視円形状を呈する有底中空円筒体とされており、水平方向に配置される平面視円形状の底壁11と、底壁11に対して直角な方向(鉛直方向)に連接される円筒形状の側壁12と、上部に設けられた開口部を閉鎖する蓋部材13と、を有している。蓋部材13の内側には、撹拌槽10の内壁上部に付着した粉粒体を掻き落とす掻き落とし羽根(スクレーパ)14が設けられている。撹拌槽10の底壁11の直径や側壁12の高さは、内部に投入される対象物の組成や量に応じて適宜設定することができる。
撹拌羽根20は、撹拌槽10の内部に設けられ鉛直方向に延在する回転軸40を中心に回転することにより、撹拌槽10に投入された対象物を撹拌するものである。撹拌羽根20は、回転軸40から径方向外側に向けて延在するように設けられており、周方向に沿って等間隔に複数(例えば3枚〜5枚)配置されている。本実施形態における撹拌羽根20は、回転軸40を中心に回転することにより対象物を鉛直方向上方に押し上げながら撹拌するように構成されており、図1及び図2に示すように、その先端部分が鉛直方向上方に折曲されている。
せん断羽根30は、撹拌羽根20よりも鉛直方向上方に配置され回転軸40(撹拌羽根20の回転軸40と同軸)を中心に回転することにより、対象物にせん断力を加えるものである。せん断羽根30は、図3に示すように、回転軸40に固定される円盤状の基部30aと、基部30aから径方向外側に向けて延在するように設けられた羽根部30bと、を有している。本実施形態においては、図3に示すように、羽根部30bを周方向に沿って等間隔に複数(本実施形態では3枚)配置するとともに、図4に示すように、羽根部30bの先端部31の形状を、径方向に対して直交する方向(接線方向)に延在する直線形状にしている。なお、図5に示すように、羽根部30bの先端部31の回転方向前方を切り欠いた形状にすることもできる。
せん断羽根30は、図1に示すように、回転軸40に沿って少なくとも3段(例えば8段)設けられており、上下に隣接するせん断羽根30の羽根部30bは、回転方向に所定角度(例えば30°)ずらした状態で回転軸40に取り付けられている。そして、本実施形態においては、撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率(体積占有率=(VS/V0)×100)を36%以上100%未満に設定するとともに、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比(直径比=DS/D0)を0.6以上1未満に設定している。せん断羽根30の体積占有率が36%未満であったり直径比が0.6未満であったりすると、粉粒体の密度を充分に高めることができないため好ましくない。
ここで、「せん断羽根30の体積VS」とは、図1に示すように、最も下に配置されたせん断羽根30を含む構造体の最下部に接する仮想水平面と、最も上に配置されたせん断羽根30を含む構造体の最上部に接する仮想水平面と、各せん断羽根30の先端部(撹拌槽10の側壁12の内面に最も近い部分)に接する仮想円筒曲面と、によって囲まれる領域(図1においてグレーで示される領域A)の体積を意味する。
また、本実施形態におけるせん断羽根30の羽根部30bは、回転軸40を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有している。具体的には、図6にその断面を示すように、せん断羽根30の羽根部30bの上面32が平坦な面とされているのに対し、下面33の略中央部が下方に膨らむように形成されている。このため、せん断羽根30の回転時に上面32に沿って流れる気流の速度よりも、下面33に沿って流れる気流の速度の方が高くなることから、上面32付近の静圧が下面33付近の静圧よりも高くなり、その結果、鉛直方向下向きの気流が発生することとなる。
なお、せん断羽根30の羽根部30bの断面形状は図6に示すものに限定されるものではなく、例えば図7〜図9に示すような断面形状を採用することもできる。図7に示す断面形状を採用すると、図6に示す断面形状よりも強度を向上させることができる。図8に示す断面形状は、図6及び図7に示す断面形状よりも簡素な工程で製作することができる。図9に示す断面形状を採用すると、鉛直方向下向きの気流の発生よりも、対象物のせん断を優先させることができる。
また、せん断羽根30の平面形状は図3に示すものに限定されるものではなく、例えば図10や図11に示すような平面形状を採用することもできる。図10及び図11に示す平面形状は、せん断羽根30の羽根部30bの先端部31が回転方向後方に位置するような平面視円弧状の形状を有している。また、図11に示す例は、せん断羽根30の羽根部30bの後縁34を波形に形成したものである。このようにすることにより、せん断羽根30の羽根部30bの後縁34に沿った気流に速度差を生成することができ、この気流の速度差によって、せん断羽根30に対する粉粒体の付着を効果的に抑制することができる。波形は、図11に示すような正弦波形状に限定されるものではなく、鋸歯状の波形、矩形状の波形、台形状の波形等を採用してもよい。
撹拌槽10の内壁(側壁12の内面)と、せん断羽根30の羽根部30bの先端部31と、の間には、間隙を形成するようにする。間隙の寸法は、撹拌槽10の内径に対して1〜40%の範囲に設定するのが好ましく、特に2〜30%程度に設定するのが好ましい。間隙の寸法が撹拌槽10の内径に対して1%未満の場合は粉粒体が挟まることが考えられ、一方、間隙の寸法が撹拌槽10の内径に対して40%より大きい場合はせん断羽根30に粉粒体が接触せず、何れの場合も粉粒体を効率的に混合することができない。
以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、撹拌羽根20よりも鉛直方向上方に配置され撹拌羽根20と同軸で回転するせん断羽根30が回転軸40に沿って複数段設けられており、これらせん断羽根30の体積占有率が特定の値(36%以上100%未満)に設定されているため、高いせん断効果を得ることができる。この結果、適度な(比較的広い)粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、有底中空円筒体の撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比を特定の値(0.6以上1未満)に設定しているため、高いせん断効果を得ることができ、適度な粒度分布と高い密度を有する粉粒体を製造することができる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、撹拌羽根20の回転によって対象物を鉛直方向上方に押し上げることができる一方、せん断羽根30の回転によって鉛直方向下向きの気流を発生させて対象物を鉛直方向下向きに移動させることができる。従って、撹拌槽10の内部において上下方向における対象物の循環流を生成することができるので、比重差のある対象物であっても効率良く撹拌混合することが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1において、せん断羽根30の羽根部30bの後縁34を波形に形成した場合には、せん断羽根30の羽根部30bの後縁34に沿った気流に速度差を生成することができ、この気流の速度差によって、せん断羽根30に対する粉粒体の付着を効果的に抑制することができる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、上下に隣接するせん断羽根30を、羽根部30bを回転方向に所定角度(例えば30°)ずらした状態で回転軸に取り付けているため、せん断羽根30に対する粉粒体の付着を効果的に抑制することができるとともに、対象物を効率良く撹拌混合することが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、撹拌槽10の蓋部材13の内側に設けられた掻き落とし羽根14により、撹拌槽10の内壁上部に付着した粉粒体を掻き落とすことができる。従って、歩留まりを向上させることができる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、撹拌槽10の内壁とせん断羽根30の先端部31との間に、特定寸法(撹拌槽10の内径に対して1〜40%の長さ)の間隙が形成されているため、撹拌槽10の内部において対象物を効率良く撹拌混合することができる。
また、以上説明した実施形態に係る混合造粒装置1においては、撹拌羽根20の先端部分が鉛直方向上方に折曲されており、撹拌羽根20の先端部21が折曲部22よりも鉛直方向上方に位置するように構成されているため、対象物を効率良く鉛直方向上方に押し上げることができる。
次に、本発明の実施例及び比較例について説明する。以下の第一〜第三実施例及び第一〜第二比較例は、鉄系脱酸素剤を製造した例を示すものであり、第四〜第六実施例及び第三〜第四比較例は、グリセリン系脱酸素剤を製造した例を示すものである。なお、以下の各実施例及び各比較例中の「部」及び「%」は、重量基準である。
<第一実施例>
まず、第一実施例について説明する。本実施例における混合造粒装置1においては、内径D0が400mmの撹拌槽10を採用するとともに、直径DSが350mmのせん断羽根30(基部30a及び3枚の羽根部30bからなる構造体)を8枚採用し、これらせん断羽根30を回転軸40に沿って10mm間隔で配置した。このとき、最も下に配置されたせん断羽根30の最下部に接する仮想水平面から、最も上に配置されたせん断羽根30の最上部に接する仮想水平面までの寸法は、撹拌槽10の内部の高さLの0.99倍(0.99L)であった。撹拌槽10の容積V0(=(200)2×π×L)に対するせん断羽根30の体積VS(=(175)2×π×0.99L)の占有率(=(VS/V0)×100)は75.80(=175/200)2×0.99×100)(%)であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比(=DS/D0)は0.875(=350/400)であった。
また、本実施例においては、鉄粉53.9%(ヘガネス社製)、塩化ナトリウム3.7%、粉末活性炭5.1%(フタムラ化学社製)、粒状珪藻土11.1%(イソライト工業社製)、粉末消石灰2.0%(秩父消石灰社製)、ベントナイト2.0%(クニミネ工業社製)、カルボキシルメチルセルロース0.2%、水23.0%からなる脱酸素剤組成物5kgを調製した。
そして、調製した脱酸素剤組成物を、上記のように構成した混合造粒装置1の撹拌槽10の内部に投入し、撹拌羽根20及びせん断羽根30を5分間で300回転させて造粒物を得た。次いで、混合造粒装置1から排出した造粒物の重量を、投入した組成物の重量で除することにより「排出収率」を算出し、投入した組成物の重量から、排出した造粒物の重量を減ずることにより「機内残渣」を算出した。続いて、パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)を用いて、得られた造粒物の緩み見掛密度を評価した。
<第二実施例>
次に、第二実施例について説明する。本実施例における混合造粒装置1においては、直径DSが320mmのせん断羽根30を採用し、それ以外は第一実施例と同様の条件で評価を行った。撹拌槽10の容積V0(=(200)2×π×L)に対するせん断羽根30の体積VS(=(160)2×π×0.99L)の占有率(=(VS/V0)×100)は63.36(=160/200)2×0.99×100)(%)であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DS(=DS/D0)の比は0.8(=320/400)であった。
<第三実施例>
次に、第三実施例について説明する。本実施例における混合造粒装置1においては、直径DSが240mmのせん断羽根30を採用し、それ以外は第一実施例と同様の条件で評価を行った。撹拌槽10の容積V0(=(200)2×π×L)に対するせん断羽根30の体積VS(=(120)2×π×0.99L)の占有率(=(VS/V0)×100)は35.64(=120/200)2×0.99×100)(%)であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DS(=DS/D0)の比は0.6(=240/400)であった。
<第一比較例>
次に、第一比較例について説明する。本比較例においては、本発明に係る混合造粒装置1に代えて、せん断羽根を有しない混合造粒装置(ダルトン社製、商品名:SPG−20L)を採用し、それ以外は第一実施例と同様の条件で評価を行った。
<第二比較例>
次に、第二比較例について説明する。本比較例においては、本発明に係る混合造粒装置1に代えて、せん断羽根を有しない混合造粒装置(ダルトン社製、商品名:SPG−20L)を採用し、第一実施例と同様に調製した脱酸素剤組成物を上記混合造粒装置に投入し、撹拌羽根を3分間で200回転させて造粒物を得た。次いで、得られた造粒物を、加圧成形機(栗本鉄工所製、商品名:MRCP−200)に投入し、この加圧成形機を用いて押し出し及びロール圧縮(ロール圧縮線圧2.5t/cm)にて連続成形し、嵩体積を約1/3に圧縮してなる厚さ0.8mmの板状の加圧成形物を得た。続いて、得られた板状の加圧成形物を整粒機に通すことで、粒径約2mmの粒状の脱酸素剤組成物を作製した。その後、それ以外は第一実施例と同様の手法で評価を行った。
以上の第一〜第三実施例及び第一〜第二比較例の結果を、以下の表1にまとめた。
Figure 0006686632
以上の結果を見ると明らかなように、撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率(体積占有率)を36%以上に設定し、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比を0.6以上に設定した混合造粒装置1を採用した第一〜第三実施例においては、得られた造粒物の見掛密度が1.5(g/mL)に到達したのに対し、せん断羽根を有しない混合造粒装置を採用した第一〜第二比較例においては、得られた造粒物の見掛密度が1.5(g/mL)に到達しなかったことがわかる。
<第四実施例>
次に、第四実施例について説明する。本実施例においては、第一実施例と同様の混合造粒装置1(撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率が75.80%であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比が0.875であるもの)を採用した。
また、本実施例においては、85%グリセリン100部(36.1%)、塩化マンガン2.57部(0.9%)、5−メチルレゾルシノール0.71部(0.3%)、水51.8部(18.7%)、粉末シリカ8.9部(3.2%)からなる組成物を調製し、この調製した組成物を上記の混合造粒装置1に投入し、混合しスラリーを得た後、粉末消石灰111.2部(40.3%)を加え、二層化した球状の造粒物を得た。その後、疎水性シリカ1部(0.4%)を被覆し、最終的な造粒物を得た。
次いで、混合造粒装置1から排出した造粒物の重量を、投入した組成物の重量で除することにより「排出収率」を算出し、投入した組成物の重量から、排出した造粒物の重量を減ずることにより「機内残渣」を算出した。続いて、パウダーテスター(ホソカワミクロン社製)を用いて、得られた造粒物の緩み見掛密度を評価した。
<第五実施例>
次に、第五実施例について説明する。本実施例においては、第二実施例と同様の混合造粒装置1(撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率が63.36%であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比が0.8であるもの)を採用し、それ以外は第四実施例と同様の条件で評価を行った。
<第六実施例>
次に、第六実施例について説明する。本実施例においては、第三実施例と同様の混合造粒装置1(撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率が35.64%であり、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比が0.6であるもの)を採用し、それ以外は第四実施例と同様の条件で評価を行った。
<第三比較例>
次に、第三比較例について説明する。本比較例においては、第一比較例と同様にせん断羽根を有しない混合造粒装置(ダルトン社製、商品名:SPG−20L)を採用し、それ以外は第四実施例と同様の条件で評価を行った。
<第四比較例>
次に、第四比較例について説明する。本比較例においては、第一比較例と同様にせん断羽根を有しない混合造粒装置(ダルトン社製、商品名:SPG−20L)を採用し、85%グリセリン100部(36.1%)、塩化マンガン2.57部(0.9%)、5−メチルレゾルシノール0.71部(0.3%)、水51.8部(18.7%)、粉末シリカ8.9部(3.2%)、粉末消石灰111.2部(40.3%)からなる組成物を調製し、この調製した組成物を上記の混合造粒装置に投入し、撹拌羽根を3分間で200回転させて混合し、造粒物を得た。次いで、得られた造粒物を、加圧成形機(栗本鉄工所製、商品名:MRCP−200)に投入し、この加圧成形機を用いてロール圧縮(ロール圧縮線圧2.5t/cm)にて連続成形したが、粘土状になり成形できなかった。ロール圧縮線圧を1.0t/cmまで下げても同様であった。
以上の第四〜第六実施例及び第三〜第四比較例の結果を、以下の表2にまとめた。
Figure 0006686632
以上の結果を見ると明らかなように、撹拌槽10の容積V0に対するせん断羽根30の体積VSの占有率(体積占有率)を36%以上に設定し、撹拌槽10の内径D0に対するせん断羽根30の直径DSの比を0.6以上に設定した混合造粒装置1を採用した第四〜第六実施例においては、得られた造粒物の見掛密度が0.8(g/mL)に到達したのに対し、せん断羽根を有しない混合造粒装置を採用した第三〜第四比較例においては、得られた造粒物の見掛密度が0.8(g/mL)に到達しなかったことがわかる。
なお、以上の実施形態においては、回転軸40を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有する羽根部30bを備えたせん断羽根30を採用した例を示したが、せん断羽根30の羽根部30bの断面形状はこれに限られるものではない。
例えば、せん断羽根30の羽根部30bの根本側の部分の断面形状を、回転軸40を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状とし、せん断羽根30の羽根部30bの先端側の部分の断面形状を、回転軸40を中心に回転することにより鉛直方向上向きの気流を発生させるような断面形状とするともできる。このようにすると、せん断羽根30の羽根部30bの根本側の部分(回転軸40寄りの部分)が、回転により鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有しているため、回転軸40近傍にある対象物を鉛直方向下向きに移動させることができる。一方、せん断羽根30の羽根部30bの先端側の部分(撹拌槽10の内壁寄りの部分)は、回転により鉛直方向上向きの気流を発生させるような断面形状を有しているため、撹拌槽10の内壁近傍にある対象物を鉛直方向上向きに移動させることができる。従って、撹拌槽10の内部において、せん断羽根30の羽根部30bの先端側上方から根本側下方への対象物の流れを生成することができ、さらに効率良く循環流を生成することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、かかる実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…混合造粒装置
10…撹拌槽
11…底壁
13…蓋部材
14…掻き落とし羽根
20…撹拌羽根
21…先端部
22…折曲部
30…せん断羽根
30a…基部
30b…羽根部
34…後縁
40…回転軸

Claims (9)

  1. 撹拌槽と、前記撹拌槽の内部に設けられ鉛直方向に延在する回転軸を中心に回転することにより前記撹拌槽に投入された対象物を撹拌する撹拌羽根と、前記撹拌羽根よりも鉛直方向上方に配置され前記回転軸を中心に回転することにより前記対象物にせん断力を加えるせん断羽根と、を備える混合造粒装置であって、
    前記撹拌槽の容積に対する前記せん断羽根の体積占有率は、36%以上100%未満に設定されており、
    前記撹拌羽根は、前記回転軸を中心に回転することにより前記対象物を鉛直方向上方に押し上げながら撹拌するように構成されており、
    前記せん断羽根は、前記回転軸に固定される基部と、前記基部から径方向外側に向けて延在するように設けられた羽根部と、を有するとともに、前記回転軸に沿って少なくとも3段設けられており、
    前記せん断羽根の前記羽根部の少なくとも一部は、前記回転軸を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有しており、
    前記せん断羽根の前記羽根部の根本側の部分は、前記回転軸を中心に回転することにより鉛直方向下向きの気流を発生させるような断面形状を有しており、
    前記せん断羽根の前記羽根部の先端側の部分は、前記回転軸を中心に回転することにより鉛直方向上向きの気流を発生させるような断面形状を有している、混合造粒装置。
  2. 撹拌槽と、前記撹拌槽の内部に設けられ鉛直方向に延在する回転軸を中心に回転することにより前記撹拌槽に投入された対象物を撹拌する撹拌羽根と、前記撹拌羽根よりも鉛直方向上方に配置され前記回転軸を中心に回転することにより前記対象物にせん断力を加えるせん断羽根と、を備える混合造粒装置であって、
    前記撹拌槽の容積に対する前記せん断羽根の体積占有率は、36%以上100%未満に設定されており、
    前記せん断羽根は、前記回転軸に固定される基部と、前記基部から径方向外側に向けて延在するように設けられた羽根部と、を有するとともに、前記回転軸に沿って少なくとも3段設けられており、
    前記せん断羽根の前記羽根部の後縁は、波形に形成されている、混合造粒装置。
  3. 前記撹拌槽は、平面視円形状を呈する有底中空円筒体とされ、
    前記撹拌槽の内径に対する前記せん断羽根の直径の比は、0.6以上1未満に設定されている、請求項1又は2に記載の混合造粒装置。
  4. 下に隣接する前記せん断羽根は、前記羽根部を回転方向に所定角度ずらした状態で前記回転軸に取り付けられている、請求項1からの何れか一項に記載の混合造粒装置。
  5. 前記撹拌槽は、上部に設けられた開口部を閉鎖する蓋部材を有し、
    前記蓋部材の内側には、前記撹拌槽の内壁上部に付着した粉粒体を掻き落とす掻き落とし羽根が設けられている、請求項1からの何れか一項に記載の混合造粒装置。
  6. 前記撹拌槽の内壁と、前記せん断羽根の先端と、の間に間隙が形成されており、
    前記間隙の寸法は、前記撹拌槽の内径に対して1〜40%の範囲に設定されている、請求項1からの何れか一項に記載の混合造粒装置。
  7. 前記撹拌羽根は、その先端部分が鉛直方向上方に折曲されており、撹拌羽根の先端部が折曲部よりも鉛直方向上方に位置するように構成されている、請求項1からの何れか一項に記載の混合造粒装置。
  8. 前記撹拌羽根の前記先端部は、前記折曲部よりも前記撹拌槽の鉛直方向の長さに対して1/100〜1/10の長さだけ鉛直方向上方に位置するように配置されている、請求項に記載の混合造粒装置。
  9. 前記せん断羽根は、前記回転軸に沿って8段設けられている、請求項1からの何れか一項に記載の混合造粒装置。
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