JP6686468B2 - クラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジン - Google Patents

クラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジン Download PDF

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Description

本発明は、クラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジンに関し、特に、自動二輪車のクラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジンに関する。
自動二輪車のエンジンは、クラッチによってクランク軸の回転力を後続の変速機に伝えたり遮断したりするように構成されている。例えば、湿式多板クラッチでは、内部のオイル潤滑が必要不可欠である。特許文献1に記載のエンジンでは、クラッチが取り付けられるカウンタ軸に、オイル供給のための穴加工が施されている。特許文献1では、オイルがカウンタ軸の当該穴を通じてクラッチ内の各部に供給される。
特開2014−206203号公報
しかしながら、特許文献1では、オイル供給のためにカウンタ軸を直接機械加工することになるため、カウンタ軸の強度が低下するだけでなく、加工工数が増える結果、生産性に劣る。また、クラッチカバーやクランクケースにオイル通路を設け、当該オイル通路からクラッチに向かってオイルを噴射するように構成することも考えられるが、追加工や専用部品が必要であるため、コストアップの原因となる。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、構成を複雑にすることなく安価な構成でクラッチの潤滑を行うことができるクラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジンを提供することを目的とする。
本発明に係るクラッチの潤滑構造は、クランクケースに収容されるクランク軸の駆動力を変速機に断接可能なクラッチの潤滑構造であって、前記クランクケースに取り付けられ、前記クラッチを収容するクラッチカバーと、前記クラッチに隣接して設けられるプライマリドリブンギヤと、を備え、前記クランクケースと前記クラッチカバーとの間にはオイル通路が設けられ、前記オイル通路には、前記クラッチの中心よりも上方で、前記クラッチ又は前記プライマリドリブンギヤに向けて切欠きが設けられることを特徴とする。
この構成によれば、オイル通路を流れるオイルの一部が切欠きを通じてクランクケース及びクラッチカバー内に供給される。切欠きが、クラッチの中心よりも上方でクラッチ又はプライマリドリブンギヤに向けられているため、オイルをクラッチ又はプライマリドリブンギヤに狙って供給することができる。このように、オイル通路に切欠きを設けるだけで、構成を複雑にすることなく安価な構成でクラッチ等の潤滑を実現することができる。
また、本発明に係る上記クラッチの潤滑構造は、前記クランクケースと前記クラッチカバーの間をシールするガスケットを更に備え、前記切欠きは、前記ガスケットに形成されることが好ましい。この構成によれば、ガスケットに切欠きを形成するだけでクラッチ等の潤滑を実現することができ、クランクケースやクラッチカバー等の設計変更が不要となる。
また、本発明に係る上記クラッチの潤滑構造において、前記クラッチカバー内の上壁には、前記クラッチに向けてオイルを導く誘導部が設けられることが好ましい。この構成によれば、クラッチカバーの内壁を伝うオイルが誘導部によってクラッチに導かれる。これにより、オイルを集中的にクラッチへ供給することができる。
また、本発明に係る上記クラッチの潤滑構造において、前記オイル通路は、オイルフィルタ通過後のオイルをエンジン各部に供給することが好ましい。この構成によれば、オイルフィルタで濾過された後のクリーンなオイルを、クラッチだけでなくエンジン各部に供給することができる。また、油量が豊富で油圧の高いオイルをエンジン各部に供給することができ、効率的にクラッチ及びエンジン各部の潤滑を実現することができる。
また、本発明に係るエンジンは、上記クラッチの潤滑構造を備えることが好ましい。
本発明によれば、オイル通路に切欠きを設けるだけで、構成を複雑にすることなく安価な構成でクラッチの潤滑を行うことができる。
本実施の形態に係るクラッチの潤滑構造が適用されるエンジンの概略構成を示す側面図である。 図1に示すエンジンの正面図である。 本実施の形態に係るエンジンのクランクケース内の構成を示す図である。 本実施の形態に係るエンジンのクランクケース内の構成を示す図である。 本実施の形態に係るクラッチカバー及びガスケットを示す図である。 本実施の形態に係るエンジン内のオイル供給経路を示すブロック図である。 本実施の形態におけるオイル供給の様子を示す図である。 本実施の形態におけるオイル供給の様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るクラッチの潤滑構造を自動二輪車のエンジンに適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るクラッチの潤滑構造を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車等のエンジンに適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左側を矢印L、車両右側を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車のエンジンの概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るクラッチの潤滑構造が適用されるエンジンの概略構成を示す側面図である。図2は、図1に示すエンジンの正面図である。
図1及び図2に示すように、エンジン1は、単気筒エンジンであり、シリンダブロック10やシリンダヘッド11で構成されるシリンダアセンブリ12内にピストン22(図3参照)等の構成部品を収容し、シリンダアセンブリ12(シリンダヘッド11)の上端にシリンダヘッドカバー13を取り付けて構成される。シリンダアセンブリ12の後下方には、クランク軸20(図3参照)を収容するクランクケース2が取り付けられている。
クランクケース2は、左右に分割可能なLケース3とRケース4とで構成される。Rケース4の右側には、クラッチ26(図4及び図5参照)を収容するクラッチカバー14が取り付けられ、Lケース3の左側には、マグネトカバー15(図1不図示)が取り付けられている。また、クラッチカバー14の前方には、オイルフィルタ16及びオイルクーラ17が設けられている。
次に、図3から図5を参照して、クランクケース及びクラッチカバー内の構成について詳細に説明する。図3及び図4は、本実施の形態に係るエンジンのクランクケース内の構成を示す側面図である。図3は、クランクケース(Rケース)の左側から見た側面図であり、説明の便宜上、Lケースを取り外した状態を表している。また、図4は、Rケースを右方から見た斜視図であり、説明の便宜上、クラッチカバーを取り外した状態を表している。図5は、本実施の形態に係るクラッチカバー及びガスケットを示す図である。図5では、説明の便宜上、クラッチカバー内に収容されるクラッチの一部を図示している。
図3に示すように、クランクケース2(Rケース4)内には、クランク軸20の他に、エンジン1(図1参照)の駆動力を伝達するための各種軸を収容するように構成されている。クランク軸20は、クランクケース2の中央よりやや前側に収容されている。クランク軸20には、コンロッド21を介してピストン22が接続されている。クランク軸20の後方には、順番に、カウンタ軸23、ドライブ軸24及びキック軸25が収容されている。
クランク軸20の右端にはプライマリドライブギヤ(不図示)が設けられている。また、カウンタ軸23の右端には、図4に示すように、クラッチ26が設けられている。クラッチ26は、湿式多板クラッチであり、クランク軸20の駆動力を変速機に断接可能に構成される。プライマリドライブギヤは、クラッチ26と同軸に設けられるプライマリドリブンギヤ27に噛み合っている。詳細は後述するが、プライマリドリブンギヤ27は、Rケース4とクラッチカバー14との合わせ面上に配設されている。また、カウンタ軸23及びドライブ軸24には、変速機の一部を構成する各種ギヤが設けられている。
エンジン始動の際には、キックレバー(不図示)の操作によりキック軸25に回転駆動力が入力され、当該回転駆動力がクランク軸20に伝達される。エンジン始動後、クランク軸20の回転は、プライマリドライブギヤ及びプライマリドリブンギヤ27を介してカウンタ軸23に伝達される。カウンタ軸23の回転は、各種ギヤの組み合わせにより所定の変速比でドライブ軸24に伝達される。そして、ドライブ軸24の回転は、図示しない伝達機構を介して後輪(不図示)へと伝達される。
また、図4に示すように、Rケース4の右側空間には、クラッチ26(プライマリドリブンギヤ27)の前方にオイルポンプ28が設けられている。オイルポンプ28は、オイルパン29からオイルを汲み上げ、オイルフィルタ16を経由したオイルをオイル通路30からエンジン1の各部に供給する。なお、オイルパン29は、クランクケース2の下部に設けられる一方、オイル通路30は、クランクケース2の上部に設けられている。具体的には、図4及び図5に示すように、Rケース4とクラッチカバー14とが協働してオイルパン29及びオイル通路30を形成する。また、オイルパン29内には、オイルストレーナ31が設けられている。
Rケース4とクラッチカバー14との合わせ面には、環状のガスケット32が設けられている。ガスケット32は、クランクケース2とクラッチカバーの間をシールする役割を果たす。ガスケット32は、例えば、ゴムや樹脂、金属等の材料によってシート状に形成される。詳細は後述するが、ガスケット32には、Rケース4とクラッチカバー14との間で、オイルを移動させるための複数の連通穴33a−f(図5及び図8参照)が形成されている。
ところで、湿式のクラッチは、オイルによる潤滑が必要不可欠であり、エンジン内の各部を潤滑するオイルの一部をクラッチにも供給することで潤滑対策がなされる。例えば、クラッチへの潤滑方法として、カウンタ軸からオイルを供給することが考えられる。この場合、カウンタ軸にオイル供給のための穴加工を施す必要があるため、強度の確保や、加工工数の増加の観点からあまり望ましくない。
また、クラッチの一部をオイルに浸けて潤滑する方法も考えられる。しかしながら、この場合、クラッチが完全に切れない引きずり状態が発生してしまうおそれがある。また、プライマリドリブンギヤがオイルに浸かることで抵抗を受け、メカロスの原因となるおそれもある。
さらに、クラッチの外部からクラッチに対してオイルを供給する場合、クラッチカバーやクランクケースに専用のオイル通路や穴を形成することが考えられる。その他、クランク軸へのオイル通路に分岐路を形成し、分岐路の出口にジェットを取り付けることも考えられる。しかしながら、いずれの場合であっても、加工工数の増加や専用部品の追加等、コストアップの原因となってしまう。
そこで、本実施の形態では、クランクケース2(Rケース4)とクラッチカバー14との合わせ面上にプライマリドリブンギヤ27(クラッチ26)を設け、当該合わせ面上を通るオイル通路30(ガスケット32)に切欠き34(図7参照)を設ける構成とした。この切欠き34は、カウンタ軸23より上方でプライマリドリブンギヤ27(クラッチ26)に向けて形成されているため、オイル通路30を通るオイルの一部をプライマリドリブンギヤ27に向けて噴射することができる。このように、オイル通路30(ガスケット32)に切欠き34を設けるだけで、従来構造(クランクケース2やクラッチカバー14)を大きく変えることなくクラッチ26の潤滑を行うことが可能になった。
次に、図6から図8を参照して、本実施に形態に係るエンジン内のオイル供給経路について説明する。図6は、本実施の形態に係るエンジン内のオイル供給経路を示すブロック図である。図7及び図8は、本実施の形態におけるオイル供給の様子を示す図である。図7は右方からRケース内を見たときの斜視図を示し、図8は左方からクラッチカバー内を見たときの斜視図である。なお、図6から図8では、説明の便宜上、クラッチカバー14側のオイル通路30をオイル通路30aと表し、クランクケース2(Rケース4)側のオイル通路30をオイル通路30bと表す。
図6から図8に示すように、クランクケース2の下部のオイルパン29にはオイルが貯留されている。オイルパン29のオイルは、オイルポンプ28によって汲み上げられ、オイルストレーナ31で大まかな濾過がなされる。ストレーナで濾過されたオイルは、オイルポンプ28を経由してオイルフィルタ16に送られる。このとき、オイルフィルタ16では、オイル中の微細な異物が取り除かれ、クリーンなオイルがクランクケース2の上部のオイル通路30に送られる。
オイル通路30に送られたオイルは、エンジン1(図1参照)の各部に供給される。具体的に、クラッチカバー14側のオイル通路30aでは、コンロッド21の大腿部に向かってオイルの一部が供給される。オイル通路30aからガスケット32の連通穴33dを通じてクランクケース2側のオイル通路30bに送られるオイルは、ピストンジェット35に供給される。また、オイル通路30aから連通穴33eを通じてオイル通路30bに送られるオイルは、シリンダヘッド11に供給される。さらに、オイル通路30aから連通穴33fを通じてオイル通路30bに送られるオイルは、変速機36に供給される。
また、オイル通路30a、bの間に設けられるガスケット32には、オイル通路30に連なる深さで切欠き34が形成されているため、オイル通路30内のオイルの一部を切欠き34から噴射することができる。特に、切欠き34の開口端が、クラッチ26の中心(カウンタ軸23)よりも上方でクラッチ26及びプライマリドリブンギヤ27に向けられている。このため、オイル通路30からのオイルの圧力及び自重を利用して、クラッチ26及びプライマリドリブンギヤ27にオイルを集中的に噴射することができる。
また、切欠き34は、プライマリドリブンギヤ27の回転方向に対して手前側に設けられている。具体的には、切欠き34から噴射されるオイルを上方に巻き上げる方向(図5では時計回り、図7では反時計回り)において、切欠き34が手前側に設けられている。これにより、切欠き34からクラッチ26又はプライマリドリブンギヤ27に向かって噴射(供給)されるオイルが、プライマリドリブンギヤ27の回転によって巻き込まれ、クラッチ26周辺に飛散する。
飛散したオイルは、クランクケース2やクラッチカバー14の内壁を伝ってクラッチ26周辺の構成に供給される。この結果、効果的にクラッチ26、プライマリドリブンギヤ27及びクラッチ26周辺の構成を潤滑することができる。なお、切欠き34は、クランクケース2及びクラッチカバー14の合わせ面の方向に対して内側に形成されているため、クランクケース2及びクラッチカバー14のシール性に影響を与えることはない。
また、図8に示すように、クラッチカバー14内の上壁部分には、ボルト締結用のボルト穴を形成するためのボス37や、リブ38が形成されている。これらのボス37やリブ38は、オイルをクラッチ26に向けて導く誘導部として機能する。例えば、クラッチカバー14の内壁を伝うオイルは、ボス37やリブ38によってクラッチ26に導かれる。これにより、オイルを集中的にクラッチ26へ供給することが可能になっている。
以上のように、本実施の形態によれば、オイル通路30を流れるオイルの一部が切欠き34を通じてクランクケース2及びクラッチカバー14内に供給される。切欠き34が、クラッチ26の中心よりも上方でクラッチ26又はプライマリドリブンギヤ27に向けられているため、オイルをクラッチ26又はプライマリドリブンギヤ27に狙って供給することができる。このように、オイル通路30に切欠き34を設けるだけで、構成を複雑にすることなく安価な構成でクラッチ26等の潤滑を実現することができる。
特に、切欠き34が、クランクケース2とクラッチカバー14の間をシールするガスケット32に形成されている。よって、ガスケット32に切欠き34を形成するだけでクラッチ26等の潤滑を実現することができ、クランクケース2やクラッチカバー14等の設計変更が不要となる。この結果、従来構造を大きく変えることなく安価な構成で潤滑構造を実現できる。
また、オイル通路30では、オイルフィルタ16通過後のオイルがエンジン1の各部に供給される。このため、オイルフィルタ16で濾過された後のクリーンなオイルを、クラッチ26だけでなくエンジン1の各部に供給することができる。また、油量が豊富で油圧の高いオイルをエンジン1の各部に供給することができ、効率的にクラッチ26及びエンジン1の各部の潤滑を実現することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態においては、クランクケース2とクラッチカバー14との合わせ面上にプライマリドリブンギヤ27が設けられる構成としたが、この構成に限定されない。例えば、クランクケース2とクラッチカバー14との合わせ面上にクラッチ26が設けられる構成としてもよい。
また、上記した実施の形態において、切欠き34がカウンタ軸23より上方に設けられる構成としたが、この構成に限定されない。切欠き34は、例えば、カウンタ軸23より下方に設けられ、オイル通路30内の圧力を利用してオイルをクラッチ26又はプライマリドリブンギヤ27に直接噴射してもよい。
また、上記した実施の形態において、クラッチカバー14内のボス37やリブ38によってオイルをクラッチ26に誘導する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、クラッチカバー14の内面に溝等を形成し、当該溝でオイルをクラッチ26に誘導するように構成してもよい。
また、上記した実施の形態において、切欠き34の幅を適宜調整することにより、オイル通路30から噴射されるオイルの量を調整することが可能である。
以上説明したように、本発明は、構成を複雑にすることなく安価な構成でクラッチの潤滑を行うことができるという効果を有し、特に、自動二輪車のクラッチの潤滑構造及びこれを備えたエンジンに有用である。
1 エンジン
14 クラッチカバー
16 オイルフィルタ
2 クランクケース
20 クランク軸
23 カウンタ軸(クラッチの中心)
26 クラッチ
27 プライマリドリブンギヤ
30 オイル通路
32 ガスケット
34 切欠き
37 ボス(誘導部)
38 リブ(誘導部)
4 Rケース

Claims (5)

  1. クランクケースに収容されるクランク軸の駆動力を変速機に断接可能なクラッチの潤滑構造であって、
    前記クランクケースに取り付けられ、前記クラッチを収容するクラッチカバーと、
    前記クラッチに隣接して設けられるプライマリドリブンギヤと、を備え、
    前記クランクケースと前記クラッチカバーとの間にはオイル通路が設けられ、
    前記オイル通路には、前記クラッチの中心よりも上方で、前記クラッチ又は前記プライマリドリブンギヤに向けて切欠きが設けられることを特徴とするクラッチの潤滑構造。
  2. 前記クランクケースと前記クラッチカバーの間をシールするガスケットを更に備え、
    前記切欠きは、前記ガスケットに形成されることを特徴とする請求項1に記載のクラッチの潤滑構造。
  3. 前記クラッチカバー内の上壁には、前記クラッチに向けてオイルを導く誘導部が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクラッチの潤滑構造。
  4. 前記オイル通路は、オイルフィルタ通過後のオイルをエンジン各部に供給することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のクラッチの潤滑構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のクラッチの潤滑構造を備えるエンジン。
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