JP6685485B1 - 送信装置、受信装置、通信装置、無線通信システム、制御回路および記憶媒体 - Google Patents

送信装置、受信装置、通信装置、無線通信システム、制御回路および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

複数の基地局が同一の周波数で同一の情報を送信する複局同時送信を採用する無線通信システムの基地局を構成する送信装置(2)であって、データシンボル系列を生成する変調部(21)と、信号成分の周波数軸上への配置パターンである周波数パターンが複局同時送信を行う他の送信装置が送信する同期信号とは異なる同期信号を生成する同期信号生成部(23)と、同期信号生成部(23)で生成された同期信号をデータシンボル系列に付加して送信信号を生成する同期信号付加部(24)と、を備える。

Description

本発明は、送信装置、受信装置、通信装置、無線通信システム、制御回路および記憶媒体に関する。
複局同時送信を採用している無線通信システムでは、複数の基地局を束ね、各基地局が同一の周波数で同一情報の送信を行うことにより1つの通信エリアを形成する。これにより、受信端末側において設置場所の異なる基地局からの信号が受信されるため、送信ダイバーシチ効果により、フェージングおよびシャドウイングの影響を軽減することができ、受信誤り率性能の改善、サービスエリアの拡大などが実現される。例えば、特許文献1には、複局同時送信を行う移動通信システムが記載されている。特許文献1に記載の移動通信システムでは、基地局から受信端末方向への下りチャネル伝送において、時分割多重された複数の通話チャネルの中から選択した通話チャネルを使用して、複数の基地局が同一通話チャネル上で同一の情報を送信する。受信端末は、全ての通信チャネルで信号を受信し、基地局が送信した情報が含まれる受信信号の選択および合成を行うことによりダイバーシチ利得を得る。
特許第2689671号公報
複局同時送信を採用する無線通信システムでは、複数の基地局が同一の情報を同一の周波数で送信するため、受信端末側で基地局毎の送信信号の受信電界強度を個別に測定することが容易ではない。基地局毎の送信信号の受信電界強度を受信端末側で個別に測定できない場合、通信エリア内に不感地帯または通信断が発生した際の原因特定が困難となる。不感地帯または通信断が発生する原因としては、基地局の故障、同一通信エリア内でマルチパス遅延波に起因する符号間干渉、他の通信システムからの干渉、違法電波などが考えられる。また、同一システム内において異なる情報を同一の周波数で送信する別の通信エリアが隣接して存在する場合は、通信エリアの境界において他の通信エリアからの干渉が生じる可能性があり、原因は多岐に渡る。したがって、基地局毎の電波状況を受信端末側で測定することができないと、不感地帯などの発生に関与している基地局を特定することが困難となり、基地局毎の電波状況を測定できるようにすることが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の基地局が複局同時送信を行う通信システムにおいて、基地局毎の送信信号の受信電界強度を無線端末が測定できるようにすることが可能な送信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の基地局が同一の周波数で同一の情報を送信する複局同時送信を採用する無線通信システムの基地局を構成する送信装置であって、データシンボル系列を生成する変調部と、CAZAC系列が少なくとも2回以上連続して繰り返される第1のシンボル系列を生成し、第1のシンボル系列を位相回転系列により周波数をシフトして第2のシンボル系列を生成し、第2のシンボル系列を隣り合うシンボルが連続しないように送信順序を入れ替えて同期信号を生成する同期信号生成部と、同期信号生成部で生成された同期信号をデータシンボル系列に付加して送信信号を生成する同期信号付加部と、を備える。
本発明にかかる送信装置は、複数の基地局が複局同時送信を行う通信システムにおいて、基地局毎の送信信号の受信電界強度を無線端末が測定可能にすることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる複局同時送信システムの一例を示す図 実施の形態1にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる基地局の送信装置が送信する無線フレームの構成例を示す図 実施の形態1にかかる送信装置の同期信号生成部が櫛形周波数パターン信号を同期信号として生成する手順を示す図 実施の形態1にかかる送信装置の同期信号生成部が生成する櫛形周波数パターン信号のスペクトル例を示す図 実施の形態1にかかる複局同時送信システムにおける櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示す図 実施の形態1にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる無線端末が備える受信装置の測定結果記憶部が記憶する受信電界強度測定結果の一例を示す図 実施の形態1にかかる基地局が備える送信装置を実現する制御回路の一例を示す図 実施の形態2にかかる複局同時送信システムの一例を示す図 実施の形態3にかかる複局同時送信システムの一例を示す図 実施の形態4にかかる複局同時送信システムにおける櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示す図 実施の形態4にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図 実施の形態5にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図 実施の形態5にかかる基地局の送信装置が備える送信順序入れ替え部の動作の一例を示す図 実施の形態5にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図 実施の形態6にかかる複局同時送信システムで用いる無線フレームの構成例を示す図 実施の形態7にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図 実施の形態7にかかる基地局の送信装置が備えるガードインターバル付加部の動作を示す図 実施の形態7にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる送信装置、受信装置、通信装置、無線通信システム、制御回路および記憶媒体を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。各実施の形態では、複数の基地局が複局同時送信を行う無線通信システムを複局同時送信システムと称する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる複局同時送信システムの一例を示す図である。実施の形態1にかかる複局同時送信システム100は、複局同時送信を行う複数の基地局11〜16および無線端末17から構成される。基地局11〜16は実施の形態1にかかる通信装置に相当する。
複局同時送信システム100では、複数の基地局11〜16を束ねて一つの通信エリア110を形成する。すなわち、基地局11〜16が同一の周波数で同一の情報を乗せた信号を送信し、無線端末17は、通信エリア110内では基地局11〜16が送信した信号を受信して通信を行う。通信エリア110内に収容される基地局数および無線端末数はそれぞれ少なくとも1つ以上とし、基地局数および無線端末数が限定されることはない。また、複局同時送信システム100において、全ての基地局は時刻同期が取れていることを前提とし、全ての基地局が同一のタイミングで無線フレームを送信する。時刻同期はどのような方法で実現してもよい。複局同時送信システム100は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して時刻同期を実現する。
複局同時送信を行う基地局11〜16は、それぞれ、送信装置および受信装置を備える。無線端末17も送信装置および受信装置を備える。本実施の形態では、複局同時送信に関連する送信装置および受信装置、具体的には、基地局11〜16が備える送信装置および無線端末17が備える受信装置について説明する。なお、以下の説明では、基地局11〜16および無線端末17の符号の記載については省略する。
図2は、実施の形態1にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図である。
図2に示すように、実施の形態1にかかる基地局を構成する送信装置2は、変調部21と、同期信号生成部23と、同期信号付加部24と、送信フィルタ部25と、デジタルアナログ変換部26と、送信高周波部27と、送信アンテナ28とを備える。図2に示す送信装置2は、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26、送信高周波部27および送信アンテナ28の組を複数備えているが、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26、送信高周波部27および送信アンテナ28を1組だけ備える構成としても構わない。
変調部21は、ビット系列であるデータ信号20に対して一次変調を行いデータシンボル系列に変換する。一次変調における変調方式は、例えば、PSK(Phase Shift Keying)、FSK(Frequency Shift Keying)またはQAM(Quadrature Amplitude Modulation)が挙げられる。ただし、本実施の形態において適用する変調方式はこれらに限定されない。変調部21が出力するデータシンボル系列は、同期信号付加部24のそれぞれに入力される。
同期信号生成部23は、送信装置2への制御パラメータとして入力されるパターン指示信号22に基づいて同期信号を生成する。具体的には、同期信号生成部23は、送信シンボルの周波数軸上への配置パターンが、パターン指示信号22で指示される周波数パターンとなるシンボル系列を生成する。本実施の形態では、複局同時送信を行う送信装置2のそれぞれから異なる周波数パターンのシンボル系列が送信されるよう、パターン指示信号22で各送信装置2に周波数パターンが指示される。同期信号生成部23の詳細については後述する。
同期信号付加部24は、同期信号生成部23で生成される同期信号と変調部21で生成されるデータシンボル系列に基づいて送信信号を生成する。具体的には、同期信号付加部24は、同期信号生成部23から入力されるシンボル系列を、変調部21から入力されるデータシンボル系列に無線フレーム単位で付加して送信信号を生成する。
送信フィルタ部25は、同期信号付加部24で同期信号が付加された後のデータシンボル系列をアップサンプリングするとともに、データシンボル系列に帯域制限を行い、ベースバンド信号、または、IF(Intermediate Frequency)信号である送信デジタル信号を生成する。送信フィルタ部25がデータシンボル系列に帯域制限を行う時に用いる帯域制限フィルタの種類については特に限定しないが、一般的にはナイキストフィルタが使用される。
デジタルアナログ変換部26は、送信フィルタ部25から入力される送信デジタル信号を送信アナログ信号に変換する。送信高周波部27は、デジタルアナログ変換部26が出力する送信アナログ信号に対して周波数変換を行い、無線周波数帯の送信信号(以下、無線周波数信号とする)を生成する。送信アンテナ28は、送信高周波部27が生成した無線周波数信号を電波として放射する。
送信装置2は、各送信アンテナ28から送信する同期信号が、パターン指示信号22に従い、同一の同期信号だけでなく、異なる同期信号を送信することもできる構成とする。また、送信装置2の変形例として、送信フィルタ部25の後段に同期信号付加部24を接続し、送信フィルタ部25で帯域制限を行った後の送信デジタル信号に対して同期信号を付加する構成でもよい。なお、その場合、同期信号生成部23は、送信フィルタ部25が出力する送信デジタル信号と同じサンプルレートのシンボル系列を生成する。
図3は、実施の形態1にかかる基地局の送信装置2が送信する無線フレームの構成例を示す図である。図3に示すように、無線フレームは、無線フレーム単位で同期信号301をデータ信号302に付加した構成とする。同期信号301は同期信号生成部23で生成され、データ信号302は変調部21で生成される。
同期信号301は、受信側の無線端末での無線フレームの同期、周波数同期、シンボルタイミング同期で使用されるほか、複局同時送信を行う基地局ごとの受信電界強度測定に利用される。同期信号301は、櫛形の周波数パターンを有する信号であり、周波数パターンの形状は複局同時送信を行う基地局ごとに異なる。櫛形の周波数パターンを有する信号とは、送信シンボルである信号成分が周波数軸上に周期的に分散配置された信号であり、詳細については別途説明する。基地局ごとに異なる周波数パターンとすることで、無線端末は各基地局が送信する信号の受信電界強度測定を基地局ごとに個別に行うことが可能となる。
図4は、実施の形態1にかかる送信装置2の同期信号生成部23が櫛形周波数パターンの信号(以下、櫛形周波数パターン信号とする)を同期信号として生成する手順を示す図である。同期信号生成部23は、初めに、(1)および(2)に示すように、基となる同期用シンボル系列400をくり返して第1のシンボル系列401を生成する。同期用シンボル系列400は、受信側の無線端末で既知のシンボル系列であり、任意の振幅および位相を有する複素ベクトルで表現される。図4に示す例では、c0〜c3の4シンボルで同期用シンボル系列400が形成される。同期用シンボル系列400は受信側で無線フレーム同期用としても用いられるため、自己相関性および相互相関性がともに良い複数の直交するシンボル系列の組み合わせを適用することが望ましい。例えば、WalshコードまたはCAZAC(Constant Amplitude Zero Auto−Correlation)系列の適用が考えられる。直交する複数の系列をそれぞれ同期用シンボル系列400として使用することで、互いに直交する櫛形周波数パターン信号の数を増やすことが可能となる。同期信号生成部23は、次に、(3)に示すように、同期用シンボル系列400をくり返した第1のシンボル系列401に対して位相回転系列を乗算する。これにより、(4)に示す第2のシンボル系列402が得られる。第2のシンボル系列402は、櫛形周波数パターン信号であり、また、図3に示す同期信号301に相当する。同期用シンボル系列400をくり返した第1のシンボル系列401をck、櫛形周波数パターン信号を構成するシンボル系列をPkとしたとき、Pkは式(1)より算出することができる。
Figure 0006685485
ここで、Nは櫛形周波数パターン信号の系列長、kは櫛形周波数パターン信号を構成するシンボル系列のインデックス番号(0≦k<Nの整数)、mは櫛形周波数パターン信号を構成するシンボル系列の周波数位置を決定するパラメータ(mは任意の整数)を表す。図4は同期用シンボル系列を4シンボル、くり返し数を4とし、櫛形周波数パターン信号の系列長Nが16の場合の例を示している。同期信号生成部23は上記のようにして櫛形周波数パターン信号を生成することができるが、予め生成しておいた全ての櫛形周波数パターン信号をメモリ等に記憶しておき、同期信号生成部23は、パターン指示信号22により指示された櫛形周波数パターン信号を選択して、メモリから読み出す構成としてもよい。
図5は、実施の形態1にかかる送信装置2の同期信号生成部23が生成する櫛形周波数パターン信号のスペクトル例を示す図である。図5では、上記の式(1)でm=0,1,2,3としたときのそれぞれの櫛形周波数パターン信号#1〜#4のスペクトル例を示している。また、図5では、信号成分が存在する周波数位置の信号電力を500、ヌル周波数(信号成分が存在しない周波数)を501で表している。このように、mの設定を変更することで、櫛形周波数パターン信号毎に信号成分を特定の周波数位置に分散し、周波数上で直交させることができる。すなわち、信号成分が特定の周波数位置に分散され、かつ信号成分が存在する周波数位置がそれぞれ異なるm種類の櫛形周波数パターン信号を生成することができる。また、櫛形周波数パターン信号の周波数直交数は、櫛形周波数パターン信号の生成処理における基本のシンボル系列の繰り返し数、すなわち、図4に示した第1のシンボル系列401を得る際の同期用シンボル系列400のくり返し数に依存する。図4に示すように、くり返し数が4の場合は、信号成分の周波数軸上での位置が互いに異なる4種類の櫛形周波数パターン信号が得られる。
複局同時送信システム100では、上記のようにして得られる直交する複数の櫛形周波数パターン信号を用い、複局同時送信システム100の1つの通信エリアをカバーする全ての基地局の送信装置2に対してそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当てる。各基地局の送信装置2に対する櫛形周波数パターン信号の割り当ては、例えば、各基地局の上位装置が行う。基地局の送信装置2が図2に示す構成例のように複数の送信アンテナ28を有する場合は、送信アンテナ28毎に異なる櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当ててもよい。
また、複局同時送信システム100では、隣接する2つの通信エリアのそれぞれの基地局に対して、図6に示すように櫛形周波数パターン信号を割り当てる。図6は、実施の形態1にかかる複局同時送信システム100における櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示す図である。図6において、P0〜P9は各基地局に割り当てられている櫛形周波数パターン信号を表す。また、P0〜P9はそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を表す。各基地局が複局同時送信を行うことにより通信エリア600および601が形成される。図6に示すように、複局同時送信システム100では、隣接する2つの通信エリア600と601との間の基地局の送信装置に対してそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当てる。この場合、通信エリア600と601との境界に位置する基地局を含め、各通信エリアを形成するすべての基地局に異なる同期信号が割り当てられる。
図7は、実施の形態1にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図である。
図7に示すように、実施の形態1にかかる無線端末を構成する受信装置7は、受信アンテナ70と、受信高周波部71と、アナログデジタル変換部72と、受信フィルタ部73と、受信同期信号生成部74と、同期部75と、受信信号測定部76と、干渉信号測定部77と、測定結果記憶部78と、復調部79とを備える。図7に示す受信装置7は、受信アンテナ70、受信高周波部71、アナログデジタル変換部72および受信フィルタ部73の組を複数備えているが、受信アンテナ70、受信高周波部71、アナログデジタル変換部72および受信フィルタ部73を1組だけ備える構成としても構わない。
受信アンテナ70は、無線周波数信号を受信する。受信高周波部71は、受信アンテナ70が受信した無線周波数信号をダウンサンプリングしてアナログ信号であるIF信号またはベースバンド信号に変換する。アナログデジタル変換部72は、受信高周波部71から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。受信フィルタ部73は、所望信号の周波数帯域外の雑音を除去するために受信信号の帯域制限を行う。
受信同期信号生成部74は、基地局が備える送信装置2の同期信号生成部23で生成される櫛形周波数パターン信号と同様の信号を生成する。ここで、受信同期信号生成部74は、同期信号生成部23が生成する可能性のある櫛形周波数パターン信号を全て生成する。例えば、同期信号生成部23が生成し得る櫛形周波数パターン信号が4種類の場合、4種類の櫛形周波数パターン信号を生成する。受信同期信号生成部74は、送信装置2の同期信号生成部23が生成する櫛形周波数パターン信号と同一の信号を生成する機能を有しているが、受信する可能性のある(生成される可能性のある)全ての櫛形周波数パターン信号を生成する部分が異なる。受信同期信号生成部74は、同期信号生成部23が櫛形周波数パターン信号を生成する方法と同様の方法で全ての櫛形周波数パターン信号を生成する。受信同期信号生成部74は、予め生成しておいた全ての櫛形周波数パターン信号をメモリ等に記憶しておき、メモリから読み出すことで櫛形周波数パターン信号を生成してもよい。
同期部75は、受信フィルタ部73のそれぞれから入力される受信信号と、受信同期信号生成部74で生成された複数の櫛形周波数パターン信号とに基づいて、同期信号の判定処理を行う。具体的には、同期部75は、各受信フィルタ部73から入力される各受信信号と、複数の櫛形周波数パターン信号それぞれとの相関電力を計算し、得られた相関電力毎に第一のしきい値により判定を行い、第一のしきい値を超える相関電力のみを選択し、それらの選択した相関電力の総和が最大となるタイミングを検出する。次に、最大タイミングの相関電力の総和に対して、第二のしきい値により相関電力の総和が第二のしきい値を越える相関電力であるか否かを判定することにより同期信号の検出判定を行う。
同期部75が同期信号を検出する処理の詳細について説明する。受信信号をrl(t)、信号を受信する受信アンテナ70のアンテナ番号をl、シンボル周期をTs、櫛形周波数パターン信号を構成する各シンボル系列をPi,k、櫛形周波数パターン信号の種別番号をiとすると、同期部75は、アンテナ番号lの受信アンテナ70の受信信号のサンプル時刻tにおける櫛形周波数パターン信号のシンボル系列Pi,kとの相関電力CPWi,l(t)を式(2)、アンテナ番号lの受信アンテナ70の受信信号のサンプル時刻tにおける受信信号電力RPWl(t)を式(3)のように計算する。
Figure 0006685485
Figure 0006685485
式(2)および式(3)より、上記の相関電力CPWi,l(t)を受信信号電力で正規化した正規化相関電力NCPWi,l(t)は式(4)で表すことができる。同期部75は、式(4)で表される正規化相関電力NCPWi,l(t)のそれぞれに対して第一のしきい値Φ1により判定を行い、NCPWi,l(t)≧Φ1となるNCPWi,l(t)を抽出し、抽出したNCPWi,l(t)の受信アンテナ70の受信信号毎の総和NCPWl(t)を得る。受信アンテナ70の総数をLとしたときの全ての受信アンテナ70の正規化相関電力NCPWl(t)の総和NCPW(t)は式(5)で表すことができる。
Figure 0006685485
Figure 0006685485
ここで、第二のしきい値をΦ2、MAX[NCPW(t)]を無線フレーム内で最大となる正規化相関電力の総和とすると、同期部75は、MAX[NCPW(t)]≧Φ2のときの時刻tが無線フレームの同期信号の受信タイミングであると判定する。これにより、同期部75は、各基地局から送信された同期信号を用いて無線フレーム同期を確立することができる。
受信信号測定部76は、基地局の送信装置2ごとの送信信号に対する受信電界強度、あるいは、基地局の送信装置2の送信アンテナ28ごとの送信信号に対する受信電界強度を個別に測定する。送信装置2ごとに受信電界強度を測定するか送信アンテナ28ごとに受信電界強度を測定するかは、送信装置2が送信する同期信号(櫛形周波数パターン信号)の構成に依存する。すなわち、送信装置2が各送信アンテナ28から同一の同期信号を送信する場合、受信信号測定部76は送信装置2ごとに受信電界強度を測定する。送信装置2が各送信アンテナ28から異なる同期信号を送信する場合、受信信号測定部76は送信アンテナ28ごとに受信電界強度を測定する。
同期部75により検出した同期信号タイミングにおけるアンテナ番号lの受信アンテナ70の受信信号と櫛形周波数パターン信号のシンボル系列Pi,kとの相関電力MAX[NCPWi,l(t)]は、上記の式(4)の計算過程ですでに算出されている。受信信号測定部76では、相関電力MAX[NCPWi,l(t)]を同期部75から無線フレーム周期で受け取り、例えば、式(6)のように無線フレーム間の平均化を行うことで、櫛形周波数パターン信号ごとの受信電界強度RSSIiを求める。ここで、αは忘却係数を表す。
Figure 0006685485
ただし、本実施の形態において、上記の平均化の方法について限定されることはなく、いかなる平均化方法も適用できる。また、必ずしも平均化しなくてもよい。
干渉信号測定部77は、同期部75で検出した無線フレーム内で最大となる受信信号電力の正規化相関電力の総和MAX[NCPW(t)]を受け取り、式(7)の計算により自システム以外の干渉電力IPW(t)を求める。受信信号測定部76と同様に、式(8)のように無線フレーム間の平均化を行うことで、干渉信号の受信電界強度IRSSIの測定精度を向上させることもできる。
Figure 0006685485
Figure 0006685485
ここで、式(7)および式(8)で計算した干渉信号の受信電界強度は、熱雑音電力が含まれることになるが、熱雑音が十分に小さい、あるいは、熱雑音電力より干渉電力が十分に大きい場合は、式(7)および式(8)で計算した電界強度を干渉信号の受信電界強度とみなすことができる。
測定結果記憶部78は、受信信号測定部76が算出した受信電界強度RSSIiおよび干渉信号測定部77が算出した干渉信号の受信電界強度IRSSIを受け取り、メモリなどの記憶媒体に記憶する。
図8は、実施の形態1にかかる無線端末が備える受信装置7の測定結果記憶部78が記憶する受信電界強度測定結果の一例を示す図である。図8に示すように、受信装置7では櫛形周波数パターン信号毎に受信電界強度の測定結果が得られ、これを測定結果記憶部78が記憶する。複局同時送信システム100の通信エリア内の各基地局の送信装置2に対し、基地局ごとに異なる櫛形周波数パターン信号を割り当てることによって、無線端末の受信装置7では、各基地局の送信装置2からの送信信号の受信電界強度を測定することができる。
受信装置7の復調部79には、受信信号を構成するシンボル系列のうち、データ信号に対応するシンボル系列であるデータシンボルに対して復調処理を行い、復調処理で得られた復調データ信号80を出力する。
つづいて、本実施の形態にかかる基地局が備える送信装置2のハードウェア構成について説明する。送信装置2の変調部21、同期信号生成部23、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26および送信高周波部27は、処理回路により実現される。本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。本処理回路がCPUを備える制御回路である場合、この制御回路は例えば、図9に示す構成の制御回路900となる。図9は、実施の形態1にかかる基地局が備える送信装置2を実現する制御回路900の一例を示す図である。
図9に示すように、制御回路900は、CPUであるプロセッサ901と、メモリ902とを備える。送信装置2の変調部21、同期信号生成部23、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26および送信高周波部27が図9に示す制御回路900により実現される場合、送信装置2の変調部21、同期信号生成部23、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26および送信高周波部27のそれぞれとして動作するためのプログラムをメモリ902に格納しておき、プロセッサ901が、メモリ902に記憶された上記のプログラムを読み出して実行することにより、変調部21、同期信号生成部23、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26および送信高周波部27が実現される。また、メモリ902は、プロセッサ901が実施する各処理における一時メモリとしても使用される。なお、変調部21、同期信号生成部23、同期信号付加部24、送信フィルタ部25、デジタルアナログ変換部26および送信高周波部27の一部を専用のハードウェアで実現し、残りを制御回路900で実現してもよい。ここでの専用のハードウェアとは、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路である。
基地局が備える送信装置2のハードウェア構成について説明したが、無線端末が備える受信装置7も同様のハードウェアで実現することができる。
以上のように、本実施の形態にかかる複局同時送信システムにおいては、同じ通信エリアを形成する複数の基地局の送信装置2の送信アンテナ28から送信する同期信号として、基地局ごとに固有の櫛形の周波数スペクトルを有する信号(櫛形周波数パターン信号)を割り当て、送信装置2は、割り当てられた同期信号を含む無線フレームを送信する。また、送信装置2は、送信アンテナ28ごとに送信する同期信号を変更できる機能を有する。これにより、無線端末の受信装置7は、複数の基地局の送信装置2から送信された信号の受信電界強度を、送信元の送信装置2ごとに個別に測定することができる。また、他のシステムからの干渉信号の受信電界強度を測定できる。本実施の形態によれば、基地局の送信装置2の故障の検知が可能となる。また、無線端末が常時電波状況を監視することによる通信断または受信伝送誤り率劣化時の原因解析が可能となる。また、無線端末による受信電界強度の測定結果を、基地局の置局時の電波環境のモニタ結果、置局設計時の評価指標として活用することができ、メンテナンス性の向上が見込める。また、通信エリア境界において、異なる情報を伝送する別の通信エリアの基地局が送信した信号を受信して干渉が発生する問題、同一通信エリア内の遠方の基地局が送信した信号が遅延時間を伴い受信されて符号間干渉が発生し、受信伝送誤り率が低下する問題がある。このような場合に干渉源となる基地局を特定することができるため、問題の早期解決が期待できる。
なお、基地局の送信装置2が複数の送信アンテナ28を備える場合、送信アンテナ28ごとに固有の櫛形の周波数スペクトルを有する信号(櫛形周波数パターン信号)を割り当て、送信装置2は、割り当てられた同期信号を含む無線フレームを送信してもよい。この場合、無線端末の受信装置は、複数の基地局の送信装置2から送信された信号の受信電界強度を、送信元の送信装置2の送信アンテナ28ごとに個別に測定することができ、1台の送信装置2が備える複数の送信アンテナ28のそれぞれから送信された信号の受信品質を把握することが可能となる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、複局同時送信システムの同一通信エリア内、および、異なる通信エリアを構成する全ての基地局の送信装置のアンテナからの送信信号毎に、固有の櫛形周波数スペクトルを有する信号(櫛形周波数パターン信号)を同期信号として割り当て、基地局の送信装置2は同期信号を含んだ無線フレームの送信を行うこととした。これに対して、実施の形態2では同一の通信エリアを形成する基地局のうち、近接する基地局に対して基地局ごとに異なる櫛形周波数パターン信号を割り当て、電波の影響が小さくなる同一の通信エリア内の遠方の基地局については同一の櫛形周波数パターン信号を割り当てる。本実施の形態では、基地局同士の距離が予め定められた値未満の場合に、基地局が近接しているものとする。
本実施の形態にかかる基地局の送信装置および無線端末の受信装置の構成は実施の形態1と同様である。
図10は、実施の形態2にかかる複局同時送信システムの一例を示す図である。図10では、実施の形態2にかかる複局同時送信システム100aにおける櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示している。図10において、P0〜P7は各基地局に割り当てられている櫛形周波数パターン信号を表す。また、P0〜P7はそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を表す。
本実施の形態では、図10に示すように、基地局1001と基地局1002のように、同一の通信エリア1000内で遠方に配置された基地局に対して、同一の櫛形周波数パターン信号P0が割り当てられる。櫛形周波数パターン信号P1〜P3についても同様に、通信エリア1000内の遠方の2つの基地局に割り当てられる。なお、同一の櫛形周波数パターン信号を2つの基地局に割り当てる例を示したが、同一の櫛形周波数パターン信号を、互いに離れた場所に配置された3つ以上の基地局に割り当ててもよい。
このように、実施の形態2にかかる複局同時送信システム100aでは、同一通信エリア内の基地局のうち、電波の影響が小さくなる遠方に配置された基地局に対して同一の櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当てるようにした。これにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、使用する櫛形周波数パターン信号のパターン数の増加を抑制できる。櫛形周波数パターン信号のパターン数を増やすには無線フレームに挿入する同期信号の系列長を長くする必要があり、伝送効率が低下してしまうが、本実施の形態ではパターン数の増加を抑制でき、伝送効率が低下するのを防止できる。また、受信装置の無線フレーム同期処理の同期信号パターン毎の相関電力計算の演算量を低減することもできる。
実施の形態3.
以上の実施の形態2では、複局同時送信システムの同一通信エリア内の基地局に対して、電波の影響が小さくなる遠方の基地局については同一の櫛形周波数パターン信号をくり返し割り当てることとした。これに対して、実施の形態3では異なる通信エリアの境界付近の基地局に専用の櫛形周波数パターン信号を割り当てる。
本実施の形態にかかる基地局の送信装置および無線端末の受信装置の構成は実施の形態1,2と同様である。
図11は、実施の形態3にかかる複局同時送信システムの一例を示す図である。図11では、実施の形態3にかかる複局同時送信システム100bにおける櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示している。図11において、P0〜P5は各基地局に割り当てられている櫛形周波数パターン信号を表す。また、P0〜P5はそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を表す。
本実施の形態では、図11に示すように、隣接する通信エリア1100と1101との境界に位置する基地局1102および1103に対して、専用の櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当て、これらの基地局に割り当てた櫛形周波数パターン信号P4およびP5はその他の基地局には割り当てないようにする。
このように、実施の形態3にかかる複局同時送信システム100bでは、異なる通信エリアの境界付近の基地局に対して専用の櫛形周波数パターン信号を同期信号として割り当てるようにした。これにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、電波干渉の影響が大きい異なる情報を通信している他の通信エリアからの電波干渉の影響を、付近の基地局の同期信号の影響を受けずに測定することができるようになる。また、通信エリアの境界であることを無線端末が認識することができ、通信エリア間のハンドオーバーに活用でき、通信エリアの判別誤りを低減することができる効果がある。
実施の形態4.
以上の実施の形態1〜3では、複局同時送信システムの基地局に対して、櫛形周波数パターン信号を固定的に割り当てることとした。これに対して、実施の形態4では各基地局で同じ時間の無線フレームに挿入する櫛形周波数パターン信号が重ならないように、無線フレーム毎に異なるパターンに変更して送信する。
図12は、実施の形態4にかかる複局同時送信システムにおける櫛形周波数パターン信号の割り当て方法の一例を示す図である。図12において、P0〜P3はそれぞれ異なる櫛形周波数パターン信号を表す。
図12は、4つの基地局#0〜#3に対し、各無線フレームで櫛形周波数パターン信号P0〜P3が重ならないように、かつ無線フレーム周期で櫛形周波数パターン信号が変化するように、割り当てる例を示している。この場合、どの無線フレームにおいても同一の櫛形周波数パターン信号が基地局に割り当てられないため、無線端末において基地局毎の送信信号の受信電界強度の個別測定が可能である。
図13は、実施の形態4にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図である。実施の形態4にかかる基地局の送信装置2cは、実施の形態1にかかる送信装置2に対してパターン指示部31を追加した構成である。送信装置2cのパターン指示部31以外の構成は実施の形態1〜3にかかる送信装置2と同様である。
パターン指示部31は、基地局毎に予め決められた固有の順序で、無線フレーム毎に適用する櫛形周波数パターン信号を選択して選択結果を同期信号生成部23に通知する。同期信号生成部23は、パターン指示部31で選択された櫛形周波数パターン信号を生成して同期信号付加部24に出力する。
本実施の形態にかかる無線端末の受信装置の構成は実施の形態1〜3と同様である。
このように、実施の形態4にかかる複局同時送信システムでは、各基地局で同じ時間の無線フレームに挿入する櫛形周波数パターン信号が重ならないように、無線フレーム毎に各基地局が送信する櫛形周波数パターン信号を変更することとした。これにより、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、実施の形態2のように遠方の基地局で同一の同期号を使用した場合は、固定的に同一の同期信号が適用された基地局からの干渉を受けてしまう可能性があるが、本実施の形態では時間の経過とともに同期信号が変更されるので、干渉の影響を低減することができる効果がある。
なお、本実施の形態では1つの無線フレーム毎に櫛形周波数パターン信号を変更することとしたが、定期的に櫛形周波数パターン信号を変更すればよい。例えば、2つの無線フレーム毎に櫛形周波数パターン信号を変更するなど、複数の無線フレーム毎に櫛形周波数パターン信号を変更する構成としてもよい。
実施の形態5.
以上の実施の形態1〜4にかかる複局同時送信システムにおいては、基地局の送信装置が、図4に示したように、同期用シンボル系列をくり返した系列に位相回転系列を乗じて櫛形周波数パターン信号を生成していた。これに対して、実施の形態5にかかる基地局の送信装置は、生成した櫛形周波数パターン信号の送信順序を入れ替えて送信する。
図14は、実施の形態5にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図である。実施の形態5にかかる基地局の送信装置2dは、実施の形態4にかかる送信装置2cに対して送信順序入れ替え部32を追加した構成である。送信装置2dの送信順序入れ替え部32以外の構成は実施の形態4にかかる送信装置2cと同様である。
送信順序入れ替え部32は、同期信号生成部23で生成される櫛形周波数パターン信号を受け取り、受け取った櫛形周波数パターン信号を構成するシンボル系列のうち1つ以上のシンボルの送信順序を入れ替える。
なお、図14に示す送信装置2dは、実施の形態4にかかる送信装置2cに対して送信順序入れ替え部32を追加した構成としたが、実施の形態1〜3にかかる送信装置2に対して送信順序入れ替え部32を追加した構成としてもよい。
図15は、実施の形態5にかかる基地局の送信装置2dが備える送信順序入れ替え部32の動作の一例、具体的には櫛形周波数パターン信号のシンボルの送信順序を入れ替える動作の一例を示す図である。送信順序入れ替え部32は、例えば、図15に示すように櫛形周波数パターン信号1500の各シンボルの送信順序を入れ替え、順序入れ替え後の系列1501を生成する。
図16は、実施の形態5にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図である。実施の形態5にかかる無線端末の受信装置7dは、実施の形態1〜4にかかる受信装置7に対して受信順序入れ替え部81を追加した構成である。受信装置7dの受信順序入れ替え部81以外の構成は実施の形態1〜4にかかる受信装置7と同様である。
受信順序入れ替え部81は、送信装置2dの送信順序入れ替え部32と同一の順序入れ替えを行う。ここで、受信順序入れ替え部81は、受信同期信号生成部74で生成された全ての櫛形周波数パターン信号に対して、送信順序入れ替え部32と同一の順序入れ替えを行う。
このように、実施の形態5にかかる複局同時送信システムにおいて、各基地局の送信装置2dは、櫛形周波数パターン信号のシンボルの送信順序を入れ替えて送信することとした。実施の形態1〜4のように同期用シンボル系列をくり返した系列に位相回転系列を乗じて櫛形周波数パターン信号を生成して同期信号とする場合、くり返し系列であることから、それらのパターンの自己相関性および相互相関性に問題があったのに対し、本実施の形態では櫛形周波数パターン信号のシンボルの送信順序を入れ替えて同期信号とするので、自己相関性および相互相関性を向上させることができ、無線端末の受信装置7dが同期信号を用いて行う無線フレームの同期確立性能を改善できる。
実施の形態6.
以上の実施の形態1〜5にかかる複局同時送信システムでは、基地局の送信装置ごとに固有の櫛形周波数パターン信号を無線フレーム周期で1種類ずつ割り当て、送信装置は、割り当てられた櫛形周波数パターン信号を同期信号として含む無線フレームを送信する。無線端末の受信装置は、無線フレーム内の同期信号を検出して無線フレームの同期を行う。このとき、基地局の送信装置から送信された信号は伝搬路上で雑音の影響を受けて波形が歪んでしまうため、雑音耐性を向上させるためには同期信号パターンの系列長を増やす必要があった。これに対して、実施の形態6にかかる複局同時送信システムでは、基地局の送信装置ごとに、櫛形周波数パターン信号を無線フレーム周期で複数割り当て、同期信号を複数用いて同期信号の系列長を増やし、1つの無線フレームにおける同期信号として用いる。
図17は、実施の形態6にかかる複局同時送信システムで用いる無線フレームの構成例を示す図である。図17に示す無線フレーム1701が実施の形態6にかかる複局同時送信システムで用いる無線フレームである。図17に示す無線フレーム1700は、実施の形態1〜5にかかる複局同時送信システムで用いる無線フレームである。無線フレーム1700は1つの固有の櫛形周波数パターン信号を同期信号として含む構成であり、無線フレーム1701は、複数の固有の櫛形周波数パターン信号を複数の同期信号として含む構成である。複数の同期信号は、同一の同期信号(櫛形周波数パターン信号)をくり返し用いてもよいし、異なる同期信号を用いてもよい。異なる同期信号は、例えば、櫛形周波数パターン信号を生成する際の同期用シンボルパターン、位相回転系列および送信順序の中の少なくともいずれか1つを変更して生成することができる。
このように、実施の形態6にかかる複局同時送信システムにおいて、基地局の送信装置は、複数の櫛形周波数パターン信号を同期信号列として含む無線フレームを生成して送信する。実施の形態1〜5のように1つの櫛形周波数パターン信号を含む無線フレームの場合、1つの櫛形周波数パターン信号の系列長を増やすことで雑音耐性を向上させることができる。しかし、無線端末の移動に伴うフェージングに起因する高速な伝送路の変動が発生する伝搬環境下では、受信した同期信号内で振幅および位相の変動の影響で同期信号パターンの相関電力が低下してしまい、同期信号の検出精度が劣化してしまう問題がある。これに対して、本実施の形態では、系列長が短い櫛形周波数パターン信号を複数用いて1つの同期信号を構成する。そのため、短い櫛形周波数パターン信号ごとに相関電力計算ができるようになり、振幅および位相の変動の影響が緩和され、高速フェージング環境下での同期信号の検出精度を改善できる。
実施の形態7.
以上の実施の形態1〜6にかかる複局同時送信システムにおいて、基地局の送信装置は、同期用シンボルパターンをくり返した系列に位相回転系列を乗算して櫛形周波数パターン信号を生成している。これに対して、実施の形態7にかかる基地局の送信装置は、上述した方法で櫛形周波数パターン信号を生成した後、櫛形周波数パターン信号にさらにガードインターバルを付加し、これを同期信号とする。
図18は、実施の形態7にかかる基地局が備える送信装置の構成例を示す図である。実施の形態7にかかる基地局の送信装置2eは、実施の形態4にかかる送信装置2cに対してガードインターバル付加部33を追加した構成である。送信装置2eのガードインターバル付加部33以外の構成は実施の形態4にかかる送信装置2cと同様である。
ガードインターバル付加部33は、同期信号生成部23で生成される櫛形周波数パターン信号を受け取り、受け取った櫛形周波数パターン信号にガードインターバルを付加する。ガードインターバルが付加された櫛形周波数パターン信号は、変調部21から出力されるデータシンボル系列に付加される。
図19は、実施の形態7にかかる基地局の送信装置が備えるガードインターバル付加部33の動作を示す図である。図19に示すように、ガードインターバル付加部33は、同期信号生成部23から入力される櫛形周波数パターン信号である同期信号1900に対し、同期信号1900の最後尾から一定数の系列を同期信号1900の先頭に付加し、ガードインターバル付加後の同期信号1901を生成する。ガードインターバル長は基地局と無線端末との間で生じる遅延時間に応じて決定される。
図20は、実施の形態7にかかる無線端末が備える受信装置の構成例を示す図である。実施の形態7にかかる無線端末の受信装置7eは、実施の形態1〜4にかかる受信装置7に対して同期部75を同期部75eに置き換えた構成である。受信装置7eの同期部75e以外の構成は実施の形態1〜4にかかる受信装置7と同様である。
同期部75eは、実施の形態1にかかる同期部75が有する機能に加えて、受信同期信号の遅延波成分の相関電力を計算して遅延波を検出する機能と、遅延波成分の相関電力を活用して同期信号を検出する機能とを有する。本実施の形態では、同期部75eの動作のうち、同期部75と異なる部分の動作について説明する。
同期部75eは、受信アンテナ70のアンテナ番号lの受信信号のサンプル時刻tにおける櫛形周波数パターン信号のシンボル系列Pi,kと、遅延シンボル時間がuの遅延波成分との相関電力DCPWi,l,u(t)を式(9)のように計算する。ここで、遅延シンボル時間とは、遅延時間をシンボル数で表現したものであり、1シンボルの送信所要時間である1シンボル時間の整数倍の時間となる。
Figure 0006685485
ここで、MOD[A,B]はA÷Bの剰余を表す。上述した式(3)および式(9)より、上記のDCPWi,l,u(t)を受信信号電力で正規化した正規化相関電力NDCPWi,l,u(t)は式(10)で表すことができる。
Figure 0006685485
式(10)で得られた正規化相関電力NDCPWi,l,u(t)のそれぞれに対して第一のしきい値Φ1により判定を行い、NDCPWi,l,u(t)≧Φ1となるNDCPWi,l,u(t)を抽出し、抽出したNDCPWi,l,u(t)の受信アンテナ70の受信信号毎の総和NDCPWl,u(t)を得る。最大遅延シンボル時間をνとすると、全ての受信アンテナ70の受信信号と櫛形周波数パターン信号との全組み合わせによる最大遅延シンボル時間までの遅延波成分との相関電力の総和NDCPW(t)は式(11)で表される。ここで、最大遅延シンボル時間とは、複局同時送信システムの基地局から無線端末に向けた送信信号に許容される遅延時間の最大値をシンボル数で表現したものである。
Figure 0006685485
ここで、第二のしきい値をΦ、MAX[NCPW(t)+NDCPW(t)]を無線フレーム内で最大となる正規化相関電力の総和とすると、同期部75eは、MAX[NCPW(t)+NDCPW(t)]≧Φ2のときの時刻tが無線フレームの同期信号の受信タイミングであると判定する。これにより、同期部75eは、各基地局から送信された同期信号を用いて無線フレーム同期を確立することができる。
また、第三のしきい値をΦ3とし、同期部75eは、検出した同期信号の受信タイミング(時刻t’)における遅延波成分の相関電力NDCPW(t’)に対してしきい値判定を行い、NDCPW(t’)≧Φ3のとき、受信信号に遅延波が含まれていると判定できる。すなわち、遅延波検出を行うことができる。また、同期部75eは、時刻t’におけるアンテナ番号lの受信アンテナ70の受信信号の、サンプル時刻tにおける櫛形周波数パターン信号のシンボル系列Pi,kの遅延シンボル時間uの遅延波成分との相関電力DCPWi,l,u(t)をしきい値判定することにより、基地局の送信装置の送信アンテナ毎の送信信号の遅延波を検出することもできる。
このように、実施の形態7にかかる複局同時送信システムにおいて、基地局の送信装置は、櫛形周波数パターン信号にガードインターバルを付加し、同期信号として無線フレームに含ませて送信する。無線端末の受信装置は、ガードインターバルが付加された同期信号を用いて遅延波を検出する。これにより、基地局と無線端末の間の電波の伝搬路において遅延波が存在する場合、無線端末の受信装置が同期信号を検出する際に、遅延のない信号成分の同期信号に対する相関電力に加えて、遅延波の信号成分も含めて同期信号の相関電力を使用することが可能となり、同期信号の検出精度が向上する。
なお、櫛形周波数パターン信号は自己相関性の良い系列であることが望ましい。例えば、CAZAC系列は巡回シフトさせた系列間で無相関となる性質を有しており、櫛形周波数パターン信号を生成する際の同期用シンボル系列として適用すると、遠方の基地局から遅延してくる送信波が無線端末に到来してくる受信状況下において同期信号の検出精度の改善効果が高い。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
2,2c,2d,2e 送信装置、7,7d,7e 受信装置、11〜16,1001,1002,1102,1103 基地局、17 無線端末、21 変調部、23 同期信号生成部、24 同期信号付加部、25 送信フィルタ部、26 デジタルアナログ変換部、27 送信高周波部、28 送信アンテナ、31 パターン指示部、32 送信順序入れ替え部、33 ガードインターバル付加部、70 受信アンテナ、71 受信高周波部、72 アナログデジタル変換部、73 受信フィルタ部、74 受信同期信号生成部、75,75e 同期部、76 受信信号測定部、77 干渉信号測定部、78 測定結果記憶部、79 復調部、81 受信順序入れ替え部、100,100a,100b 複局同時送信システム、110,600,601,1000,1100,1101 通信エリア。

Claims (12)

  1. 複数の基地局が同一の周波数で同一の情報を送信する複局同時送信を採用する無線通信システムの前記基地局を構成する送信装置であって、
    データシンボル系列を生成する変調部と、
    CAZAC系列が少なくとも2回以上連続して繰り返される第1のシンボル系列を生成し、前記第1のシンボル系列を位相回転系列により周波数をシフトして第2のシンボル系列を生成し、前記第2のシンボル系列を隣り合うシンボルが連続しないように送信順序を入れ替えて同期信号を生成する同期信号生成部と、
    前記同期信号生成部で生成された同期信号を前記データシンボル系列に付加して送信信号を生成する同期信号付加部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記同期信号生成部は、
    少なくとも1つ以上のそれぞれ異なるCAZAC系列と、少なくとも1つ以上の位相回転系列とを予め保持しており、無線フレーム周期ごとに、保持している前記CAZAC系列の中の1つと保持している前記位相回転系列の中の1つを任意に使用して前記第1のシンボル系列および前記第2のシンボル系列を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記同期信号付加部は、前記第2のシンボル系列にガードインターバルを付加する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 請求項1からのいずれか一つに記載の送信装置が送信する信号を受信する受信装置であって、
    前記同期信号に基づいて無線フレーム同期を確立する同期部と、
    前記送信装置から受信した信号に含まれる前記同期信号に基づいて、前記同期信号の送信元の送信装置ごとの受信電界強度を測定する受信信号測定部と、
    前記測定した送信装置ごとの受信電界強度以外の信号電力に基づいて干渉信号を測定する干渉信号測定部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 前記同期部は、第一のしきい値により前記送信装置から受信した信号に含まれる前記同期信号をそれぞれ検出し、前記検出した複数の同期信号に基づいて第二のしきい値により受信信号に含まれる同期信号の受信タイミングを判定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  6. 請求項1からのいずれか一つに記載の送信装置を備えることを特徴とする通信装置。
  7. それぞれが請求項に記載の通信装置を備える複数の基地局と、
    請求項またはに記載の受信装置を備える無線端末と、
    を備え、
    2台以上の前記基地局が複局同時送信を行い1つの通信エリアを形成することを特徴とする無線通信システム。
  8. 同じ通信エリアを形成する基地局が同じ時刻にそれぞれ異なる同期信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  9. 同じ通信エリアを形成する基地局のうち、基地局同士の距離が定められた値未満の基地局がそれぞれ異なる同期信号を送信し、基地局同士の距離が定められた値以上の基地局は同じ同期信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  10. 隣接する通信エリアの境界に位置する基地局がそれぞれ異なる同期信号を送信し、かつ隣接する通信エリアの境界に位置する基地局が送信する同期信号は、通信エリアの境界に位置していない基地局が送信するいずれの同期信号とも異なる、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか一つに記載の無線通信システム。
  11. 複数の基地局が同一の周波数で同一の情報を送信する複局同時送信を採用する無線通信システムの前記基地局を構成する送信装置を制御する制御回路であって、
    データシンボル系列を生成する変調ステップと、
    CAZAC系列が少なくとも2回以上連続して繰り返される第1のシンボル系列を生成し、前記第1のシンボル系列を位相回転系列により周波数をシフトして第2のシンボル系列を生成し、前記第2のシンボル系列を隣り合うシンボルが連続しないように送信順序を入れ替えて同期信号を生成する同期信号生成ステップと、
    前記同期信号生成ステップで生成した同期信号を前記データシンボル系列に付加して送信信号を生成する送信信号生成ステップと、
    を送信装置に実行させることを特徴とする制御回路。
  12. 複数の基地局が同一の周波数で同一の情報を送信する複局同時送信を採用する無線通信システムの前記基地局を構成する送信装置を制御するプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    データシンボル系列を生成する変調ステップと、
    CAZAC系列が少なくとも2回以上連続して繰り返される第1のシンボル系列を生成し、前記第1のシンボル系列を位相回転系列により周波数をシフトして第2のシンボル系列を生成し、前記第2のシンボル系列を隣り合うシンボルが連続しないように送信順序を入れ替えて同期信号を生成する同期信号生成ステップと、
    前記同期信号生成ステップで生成した同期信号を前記データシンボル系列に付加して送信信号を生成する送信信号生成ステップと、
    を送信装置に実行させることを特徴とする記憶媒体。
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