JP6685377B1 - 制御装置一体型モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】制御装置一体型モータの耐振性と冷却性を向上させる。【解決手段】モータ2の軸上に制御装置3が積み上げられて一体化された構成において、制御装置3の側において、ヒートシンク16に搭載されたパワーモジュール17を含むパワー回路部の上層部に、制御基板20を樹脂材25にて包囲した状態でケース21内に保持して固定することで耐振性を確保する。加えて、ヒートシンク16の内部において、パワー回路部の表面部に冷却媒体を直接触れさせることで冷却性を確保する。【選択図】図1

Description

本願は、制御装置をモータに一体化させた制御装置一体型モータに関するものである。
モータと制御装置であるインバータが一体に設けられた装置において、インバータのパワーモジュールがモータの金属筐体と放熱用の金属板に挟持され、インバータのパワーモジュールと制御基板とが筐体内に階層的に配設された技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、回転電気機械の電子的アセンブリの電力ブロックと制御ブロックとの間に冷却媒体流路が設けられた技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2014/188803号 特開2015-163046号公報
従来の技術にあっては、モータをエンジンルームに固定する構成である場合に、モータに一体に設けられた制御装置にエンジンの振動が伝わり、制御装置内に配設された制御基板が振動するという問題があった。
また、制御装置を安定的に動作させるためには、構成要素である発熱部品の冷却性を向上させる必要があった。
本願は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、制御基板の耐振性の改善と、制御装置の冷却性の改善により、制御装置一体型モータ全体としての信頼性を向上させることを目的とするものである。
本願に係わる制御装置一体型モータは、モータの軸方向端面上に制御装置が搭載され、上記制御装置が上記モータに一体形成された制御装置一体型モータにおいて、上記制御装置は、ヒートシンク、上記ヒートシンク上に搭載されたパワー回路部、上記パワー回路部から上方に突出した制御信号端子部、上記制御信号端子部の上端側に接続され、上記軸方向に上記パワー回路部と分離されて配置された制御基板、上記制御基板を覆うケース、上記ケースに充填され、上記制御基板を包囲する樹脂材を備え、上記ケースの底面部と上記パワー回路部の上面部との間に冷却媒体流路が構成され、上記冷却媒体流路に上記パワー回路部の表面部が露出されたものである。

本願の制御装置一体型モータによれば、制御装置を構成する制御基板がケースの中に樹脂材に包囲された状態で安定的に保持される構造であるため、制御基板の耐振性を改善することができ、なおかつ、制御装置内のパワー回路部の表面部に冷却媒体が接触する構造であるため、制御装置の冷却効率を改善することができ、制御装置一体型モータの信頼性を向上させることが可能となる。
実施の形態1による制御装置一体型モータを示す要部断面側面図である。 図1の制御装置の拡大断面側面図である。 図1の制御装置の要部断面平面図である。 実施の形態2による制御装置一体型モータを示す要部断面側面図である。 実施の形態3による制御装置一体型モータを示す要部断面側面図である。
実施の形態1.
本願の実施の形態1による制御装置一体型モータ1(制御装置一体型回転電機)について、図1から図3を用いて説明する。図1は、モータ2(モータ本体部)と制御装置3とが軸方向に重ねられて設けられ一体となるように固定された制御装置一体型モータ1の要部断面側面図であり、図2は、図1の制御装置3を拡大した拡大断面側面図であり、図3は、軸に垂直なヒートシンク16の平面図であり、ヒートシンク16を軸方向に見下ろした要部断面平面図である。なお、図1、図2と後述する図4、図5は、図3のA−A線に沿った断面側面図である。
本願のモータ2と制御装置3が一体化された制御装置一体型モータ1において、制御装置3とは、例えばインバータであるが、パワーモジュールを含むパワー回路部である発熱部品と制御基板を構成要素として含むインバータ以外の装置であってもよいことは言うまでもない。なお、各図においては、技術内容理解の容易化のため、各部材の縮尺を実際とは異なるように表示している部分があり、また、本願の特徴に関係しない構成部についてはその記載を省略している。
まず、制御装置一体型モータ1を構成するモータ2について説明する。
図1に示すように、モータ2の回転軸4には回転子5が固定されており、その回転子5には回転子巻線6が巻装されている。
フロントブラケット7とリアブラケット8は、いずれもモータ2の筐体を構成する部材であり、協同でモータ2の内部構成部を被覆している。
そして、フロントブラケット7およびリアブラケット8は、軸受9および軸受10を介して回転軸4を回転可能に支持し、回転子5の外周側に位置する固定子巻線12が巻装された固定子11を挟み込んで保持している。
図1の例では、フロントブラケット7はモータ2の軸方向下方部を覆う部材であり、リアブラケット8はモータ2の軸方向上方部を覆う部材であり、制御装置3のヒートシンク16はリアブラケット8の軸方向端面上に搭載されて固定されている。
また、回転子5の表面部には、フロントブラケット7およびリアブラケット8に向かって突出するひれ状等の回転子冷却ファン13および14が設けられている。回転子冷却ファン13および14は、回転子5の回転にともなって、モータ2の筐体内に冷却媒体の流れを作り、モータ2の軸近傍に位置するフロントブラケット7およびリアブラケット8の軸方向両端面からモータ2の外周面に至る第一の流路W1および第二の流路W2が生じる構成となっている。
フロントブラケット7には、冷却媒体をモータ2の外部から導入する導入口7aとモータ2の内部を通過した冷却媒体をモータ2の内部から排出する排出口7bとが設けられている。そして、図1の第一の流路W1に沿って、モータ2の底面部の軸近傍に位置する導入口7aから軸に沿ってフロントブラケット7の内部に取り込まれた空気等の冷却媒体は、回転軸4から遠ざかる方向、つまり遠心方向に流されてモータ2の内部を冷却し、フロントブラケット7の外周面に穿たれた排出口7bから外部へ排出される。
リアブラケット8には、冷却媒体を制御装置3の冷却媒体流路を含むモータ2の外部から導入する導入口8aとモータ2の内部を通過した冷却媒体をモータ2の内部から排出する排出口8bとが設けられている。そして、図1の第二の流路W2に沿って、モータ2の上面部の軸近傍に位置する導入口8aから軸に沿ってリアブラケット8の内部に取り込まれた冷却媒体は、回転軸4から遠ざかる方向に流されてモータ2の内部を冷却し、リアブラケット8の外周面に穿たれた排出口8bから排出される。
また、回転軸4のフロントブラケット7から突出した先端部にはプーリー15が取り付けられている。そして、回転軸4のリアブラケット8から突出した他端部には、回転子5の回転状態を検出する回転位置検出センサ(図示せず)と、回転子巻線6に電流を供給するブラシ(図示せず)とが設けられている。
また、フロントブラケット7およびリアブラケット8の外周面には、モータ2をエンジンに取り付けるためのエンジン取付部7cおよび8cが設けられている。
次に、制御装置一体型モータ1を構成する制御装置3について説明する。
制御装置3は、モータ2の駆動により発生する回転エネルギーを電気エネルギーに変換するための制御機能を備えている。
図1から図3に例示するように、制御装置3の構成要素であるヒートシンク16は、パワー回路部を構成するパワーモジュール17を実装する底面部と、その底面部から紙面上側の軸方向に突出してケース21を支持する壁面部によって主に構成され、例えば安価で熱伝導性が良好なアルミニウム合金を材料として形成される。そして、ヒートシンク16の底面部の裏面側がモータ2のリアブラケット8の上面側、つまり、モータ2の軸方向上端面側に固定保持されている。
図1等に例示するように、ヒートシンク16の実装面となるヒートシンク16の内底面には、発熱部品であるパワーモジュール17が搭載されている。
ここで、パワーモジュール17の実装面はヒートシンク16の内底面だけに限ったものではなく、ヒートシンク16の冷却媒体流路を囲む面部であれば内底面とは向きが異なる面部、例えば壁面側等を実装面とすることができ、ヒートシンク16の内底面以外の実装面にパワーモジュール17を実装することが可能である。
なお、パワーモジュール17は単体でパワー回路部を構成する場合と、パワーモジュール17を主構成部とし、このパワーモジュール17以外に、パワーモジュール周辺に搭載されたコンデンサ、コイル等の電力用電子部品を含めてパワー回路部を構成する場合とがある。図1から図3では、パワー回路部としてパワーモジュール17のみを記載しているが、パワー回路部を構成するパワーモジュール17以外の図示しないコンデンサ、コイル等が、ヒートシンク16の実装面となる内底面あるいは内壁面等に配設される場合があることは言うまでもない。
また、ヒートシンク16には、内部に冷却媒体流路を形成するための開口部が穿たれている。ヒートシンク16の外周部には第一の開口部16aが設けられ、ヒートシンク16の底面部には、パワーモジュール17と回転軸4との間に開口された第二の開口部16bが設けられる。ヒートシンク16の内部の第一の開口部16aと第二の開口部16bとの間が制御装置3の冷却媒体流路となり、所定方向に冷却媒体が流動し、周囲の熱を奪ってヒートシンク16の内部を冷却する。
冷却媒体は、第一の開口部16aからヒートシンク16の内部の冷却媒体流路に導入され、ヒートシンク16の冷却媒体流路を構成する内面である実装面、例えば、リアブラケット8と対向する面の反対の面に搭載されたパワーモジュール17の周囲を通過して、冷却媒体流路に表面部を露出させた制御装置3の構成部、つまり、ヒートシンク16、パワーモジュール17およびケース21等を冷却し、第二の開口部16bから排出される。
図1に示すように、軸方向に見て、ヒートシンク16の第二の開口部16bはモータ2のリアブラケット8の導入口8aに対向するようにヒートシンク16の第二の開口部16bが配設されている。第二の開口部16bの近傍に流れる冷却媒体は、モータ2の内部の気流のためにリアブラケット8の導入口8aに向かって流れ、制御装置3の内部とモータ2の内部とを順に通過する第二の流路W2が形成される。よって、制御装置3側に気流を発生させるための構成部を追加的に設けることなく、第一の開口部16aから外気等の冷却媒体をヒートシンク16の内部に吸入することができ、冷却媒体流路に表面部が露出したヒートシンク16、パワーモジュール17等の構成部を冷媒流によって冷却した後、第二の開口部16bからモータ2側に排出でき、本願のような冷却媒体流路を持たないものよりも制御装置3の冷却性を改善することができる。
第二の流路W2は、図1に示すように、ヒートシンク16内の回転軸4に向かう方向の冷却媒体流路に、リアブラケット8内の回転軸4から遠ざかる方向の冷却媒体流路を繋げた経路となっている。しかし、この第二の流路W2の中間に外気を導入することは可能である。図1の例では、リアブラケット8の導入口8aとヒートシンク16の第二の開口部16bとの間に隙間が形成されており、この隙間が外部と繋がって開放されているため、ヒートシンク16を通過していない冷却媒体をこの隙間から取り入れて導入口8aに供給することが可能である。ここで、導入口8aと第二の開口部16bとの間から外気を取り入れる必要がない構成にあっては、軸方向に生じた導入口8aと第二の開口部16bとの間の隙間を封止材によって封止し、第二の流路W2として示した主となる流路のみを冷却媒体の流路として確保することが可能である。
また、ヒートシンク16のリアブラケット8と対向する面の反対の面となる内面側には冷却媒体を挿通させる冷却媒体流路が設けられているが、冷却性を向上させるためには、その冷却媒体流路に露出させるヒートシンク16の表面積を増大させることが有用である。例えば、ヒートシンク16の表面積を稼ぐためには、ヒートシンク16の内底面からフィン状の突起部16cを突出させた構造を適用することが可能である。
また、図3に示すように、ヒートシンク16の内部には2個以上のパワーモジュール17が配設され、それら複数のパワーモジュール17を囲む壁面状の突起部16dがヒートシンク16の実装面となる内底面から隆起して設けられ、さらに、隣り合うパワーモジュール17間には冷却フィン16eが設けられている。これら突起部16cおよび16d、冷却フィン16eはヒートシンク16に一体となるように作り込まれている。
そして、後述する制御基板20を収納するケース21は、ヒートシンク16の突起部16cおよび16d、冷却フィン16eの上端部に固定して支持することができる。
ヒートシンク16に搭載されるパワーモジュール17は、例えば、スイッチング素子としてMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor−Field−Effect−Transistor)を2個内蔵し、6個のパワーモジュール17によって3相インバータ回路を2組構成している。
それらのMOSFETは、セラミック基板等の配線パターンにはんだで接合され、外部のバッテリー(図示せず)との電気的接続に用いる配線部を備えている。MOSFETの配線部とは、電源配線17aと、固定子巻線12に電気的に接続される図示しない固定子巻線配線と、制御基板20との接続用の制御信号端子部17bと、ヒートシンク16と同電位となるグランド配線17cである。
なお、本願においては、パワーモジュール17は、ヒートシンク16の内底面等に搭載されている本体構成部を指すものであり、その本体構成部から上方に突出して制御基板20に接続される制御信号端子部17bはパワーモジュール17の本体構成部とは区別して示している。つまり、ここで言うパワーモジュール17は、制御信号端子部17b以外の本体構成部によって構成される。
また、電源配線17a、制御信号端子部17b、グランド配線17cおよび固定子巻線配線の材料には、導電性が良好で熱伝導率の高い銅または銅合金等が使われている。
さらに、図3に示すように、パワーモジュール17の表面部、つまり、ヒートシンク16に固定されている面と反対側の面には、冷却媒体流路に向かって突出する冷却フィン18が設けられている。この冷却フィン18は、一つのパワーモジュール17に複数設けることができ、冷却媒体の流れを妨げない形状に形成されている。
このように構成されたパワーモジュール17は、例えば、高熱伝導絶縁樹脂(図示せず)を介してヒートシンク16内部の底面に固定されている。
ここで、MOSFET、基板と電源配線17a、固定子巻線配線、グランド配線17cを含むパワーモジュール17の表面部の一部、制御信号端子部17bおよびヒートシンク16の各構成部の固定箇所付近の表面部の一部は、防水絶縁部材19で覆われている。防水絶縁部材19は、例えば、絶縁性と防水性を備えたフッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂等により構成され、上記の防水処理が必要な個所に薄膜コーティングされている。
上述の例では、パワーモジュール17がMOSFETをセラミック基板等の配線パターンにはんだ接合されてなる構成であることを示したが、これに限らず、モールド樹脂を用いて成形されたパワーモジュール17を用いてもよいことは言うまでもない。
また、上述の例では、個々のパワーモジュール17がMOSFETを2個内蔵し、6個のパワーモジュール17によって2組3相のインバータ回路を構成する場合について説明したが、これに限らず、個々のパワーモジュール17がMOSFETを4個内蔵し、3個のパワーモジュール17によって2組3相のインバータ回路を構成してもよく、あるいは、個々のパワーモジュール17がMOSFETを6個内蔵し、2個のパワーモジュール17によって2組3相のインバータ回路を構成してもよい。
制御回路を構成する制御基板20は、薄板状で、基材として電気的特性と機械的特性を満たすガラスエポキシ樹脂を用いることができ、基板両面に電気部品が実装され、少なくとも1つ以上のパワーモジュール17が実装されている。
また、制御基板20は、ヒートシンク16に搭載されたパワーモジュール17の本体構成部より上層部に階層的に配設され、パワーモジュール17から突出する制御信号端子部17bの上端部に接続され、両者の係合部にはんだ接合部24bが形成されて固定されている。
制御基板20を収容するケース21は、PPS(Poly Phenylene Sulfide)、PBT(Poly Butylene Terephthalate)等の熱可塑性樹脂で形成され、天井部が開口しており、ケース21の底面部には制御信号端子部17bを挿通させるための貫通孔21aが開口されている。
さらに、このケース21は、制御基板20を取り囲む形状をなし、ヒートシンク16の上端、すなわち、突起部16cおよび16d、冷却フィン16eの上端に支持されており、ケース21はヒートシンク16上に積み上げられた状態で固定されている。
制御基板20をケース21に収容した状態でパワーモジュール17よりも上層部に配置することで、発熱体であるパワーモジュール17と制御基板20とを軸方向に分離させることが可能で、ヒートシンク16の内部に形成された冷却媒体流路にパワーモジュール17の表面部を露出させることで、パワーモジュール17の表面部に冷却媒体を直接触れさせることが可能となっている。
また、制御基板20をケース21内の所定の位置に固定するための複数の柱状の制御基板支持部材22が、ケース21の底面部からケース21の内部に軸方向に沿って突出するように設けられている。
これら制御基板支持部材22の下端部は、ケース21の底面部に開口された貫通孔21bに嵌合しており、その嵌合部において制御基板支持部材22とケース21とが固定されている。
なお、制御基板支持部材22はケース21中に制御基板20を浮かせた状態に固定する役割を果たしており、ケース21の底面部の貫通孔21bに嵌合させて固定する以外に、ケース21の内底面に載置した状態で固定することも可能であり、制御基板支持部材22の下端部とケース21との固定方法は適宜変更することが可能である。
例えば、制御基板支持部材22は制御信号端子部17bと同じ材料からななり、制御基板20の高さ方向の位置決め平面部22aを有した形状をなしている。
ケース21はネジあるいは接着剤等によってヒートシンク16の上に固定され、パワーモジュール17の配置空間(下層階)と制御基板20の配置空間(上層階)が分離されている。
貫通孔21aは、制御信号端子部17bを挿入させた後、接着剤等により封止される。図2の例では、ケース21の内底面に接着剤等が固化してなる固定部23が配設された状態を示している。
制御基板20のケース21への位置決め時には、組み立て治具等を使用せず、制御基板支持部材22の位置決め平面部22aに制御基板20の裏面を載置し、制御基板20にあらかじめ開口された位置決め孔に制御基板支持部材22の突起状の嵌合部22bを嵌合させて制御基板20の位置決めをする。制御基板支持部材22と制御信号端子部17bとは制御基板20にはんだ接合され、はんだ接合部24aと24bが形成される。ここで、制御基板支持部材22と制御信号端子部17bのはんだ接合部24a、24bが形成される部分には、防水絶縁部材19のコーティングがなされておらず、はんだ接合部24a、24bによる固定性能を阻害してはいない。
また、制御基板20が固定されたケース21内には樹脂材25が充填されている。この樹脂材25はポッティングによって形成された場合はポッティング材と呼ばれる。制御基板20はケース21内に浮かせた状態で固定されているため、樹脂材25は制御基板20の全表面を覆った状態に充填される。樹脂材25がケース21内に充填されることで、制御基板20が樹脂材25に包囲されてケース21と一体化した状態が得られる。制御基板20は、樹脂材25が持つ弾性および減衰性により、外部から加えられた振動等に起因するダメージから保護される。よって、制御基板20の振動を抑制でき、制御装置3の耐振性が向上する。
ここで用いる樹脂材25としてはゲル状粘弾性部材を用いることができ、例えば、シリコーンゲルを適用することが可能である。樹脂材25は、例えば、2液タイプのシリコーンゲルを使用すれば、低温かつ短時間で硬化させることができるため作業性が良い。
樹脂材25をシリコーンゲルとした場合、硬化後の樹脂材25の弾性率が低くなり、樹脂材25の硬化収縮によって制御基板20に生じる応力が小さくなる。さらに、硬化後の周囲温度の変化により制御基板20に発生する熱応力が小さくなり、信頼性が高いポッティングが可能となる。
また、開口されたケース21の天井部はカバー26によって封止され、制御装置3が構成されている。
以上のような本願の実施の形態1による制御装置一体型モータ1は、駆動補助としての電動機の機能と、発電のための発電機の機能とを備えており、フロントブラケット7のエンジン取付部7cと、リアブラケット8のエンジン取付部8cを介してエンジン(図示せず)に固定されている。
制御装置一体型モータ1を駆動補助として機能させる際には、外部バッテリーから制御基板20に供給された直流電力が、パワーモジュール17のスイッチング素子のON/OFF制御によって3相交流電流に変換されて固定子巻線12に供給される。また、外部バッテリーから供給される直流電力が、調整されて回転子巻線6に供給されることで、回転子巻線6の周囲に回転磁界が生じ、回転軸4が回転される。回転軸4の回転はプーリー15から図示していない伝動ベルト(図示せず)を介してエンジン(図示せず)に伝達される。
制御装置一体型モータ1を発電機として機能させる際には、エンジンの回転力が伝動ベルトおよびプーリー15を介して回転軸4に伝達される。これにより、回転子5が回転して固定子巻線12に3相交流電力が励起される。制御基板20はパワーモジュール17のスイッチング素子のON/OFFを制御し、固定子巻線12に励起された3相交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力が外部バッテリーに供給され、バッテリーが充電される。
次に、実施の形態1の制御装置一体型モータ1によって得られる効果について詳述する。
この制御装置一体型モータ1では、パワーモジュール17と制御基板20を配置する空間をケース21で分離した上で、パワーモジュール17とケース21との間に位置するヒートシンク16の内部に冷却媒体流路を形成している。よって、パワーモジュール17と制御基板20の発熱が干渉することなく、冷却媒体によって積極的に冷却媒体流路に露出したパワーモジュール17の表面部を冷却することができ、制御装置3の冷却性を向上させることができる。また、パワーモジュール17をポッティング対象から除外し、制御基板20のみを樹脂材25により封止したため、パワーモジュール17にもポッティングを施した場合よりも制御装置3を軽量化することができ、制御基板20の耐振性を向上させることができ、ひいては制御装置一体型モータ1の信頼性を向上させることが可能である。
上述したように、制御装置一体型モータ1では、回転子5が回転駆動にともなって回転子冷却ファン13および14も回転し、図1から図3の第一の流路W1および第二の流路W2で示すような気流(冷媒が気体である場合)が発生する。フロントブラケット7側の第一の流路W1は、フロントブラケット7の回転軸4の近傍に穿たれた導入口7aから冷却媒体となる外気等を吸入し、外気は遠心方向に曲げられ、回転子5および固定子11を冷却して排出口7bから昇温した外気を排出する。リアブラケット8側の第二の流路W2は、ヒートシンク16の側面に設けられた第一の開口部16aから外気等を吸入し、ヒートシンク16内を通過し、ヒートシンク16の内底面の回転軸4近傍に穿たれた第二の開口部16bから排出され、リアブラケット8の導入口8a、排出口8bを経て排出されるか、または外部に排出される。
したがって、リアブラケット8側の第二の流路W2により、モータ2の内部だけでなく、制御装置3のヒートシンク16の内部にも一続きとなる気流が発生し、制御装置3側の第二の流路W2によってパワーモジュール17を効率的に冷却することが可能となる。
また、制御装置3の効率的な冷却のために、ヒートシンク16のパワーモジュール17が搭載される面から突出するフィン状の突起部16cが設けられている。突起部16cは、パワーモジュール17に干渉しない領域に配置され、図1から図3に例示するように、ヒートシンク16の第一の開口部16aから第二の流路W2に沿って設けられる。冷却媒体流路により多くの表面部が露出するように突起部16cを設けることで、突起部16cと冷却媒体との接触性が向上し、さらに、ヒートシンク16の表面積を増大させることができるために、ヒートシンク16の冷却能力をより一層向上させることが可能となる。
さらに、隣り合う二つのパワーモジュール17の間にヒートシンク16に一体形成された冷却フィン16eを設けているため、パワーモジュール17が発生させる熱をより効率的に冷却させることができる。
ここで、上述したフィン状の突起部16cおよび冷却フィン16eは、ヒートシンク16の内底面からケース21の底面に達する高さに形成することで、ケース21を載置する土台面積を増した状態が得られ、より安定的にケース21を支持することが可能となる。
また、図3に示すように、パワーモジュール17の冷却媒体流路に露出する表面部には、放熱に寄与する面積を稼ぐため、冷却フィン18が立設されている。冷却フィン18は、パワーモジュール17の本体構成部から突出するひれ状の放熱板であり、その表面が冷却媒体流路に平行となるように配設されている。図3には、一つのパワーモジュール17に3枚の平板状の冷却フィン18が所定間隔を隔てて平行配置されたものを示しているが、これに限らず、冷却フィン18の個数および配置を適宜変更して用いること、また、その形状を適宜変更して用いることが可能であることは言うまでもない。このようにパワーモジュール17にも冷却フィン18を形成しているため、パワーモジュール17の本体部上面からの放熱を効果的に行うことが可能である。
また、上述したフィン状のヒートシンク16の突起部16cおよびパワーモジュール17の冷却フィン18によって、冷却媒体の流れを整えることができるため、パワーモジュール17の冷却能力をさらに向上させることが可能である。
また、パワーモジュール17とヒートシンク16との固定箇所およびその周囲が、防水性と絶縁性を有する防水絶縁部材19で覆われた構成であるため、ヒートシンク16の第一の開口部16a、第二の開口部16bから水等の液体および微小な固体等の異物が侵入しても、制御装置3内部の構成部を保護することができ、絶縁性が損なわれることはなく、制御装置3の故障を防ぐことが可能となる。
また、パワーモジュール17の防水対策を防水絶縁部材19の薄膜コーティングによって行っているため、パワーモジュール17の周囲をポッティングすることで保護する場合よりも、制御装置3自体の重量増加を抑制することが可能である。加えて、パワーモジュール17に過電流が流れて異常高温となるような事態にあっても、この防水絶縁部材19自体が薄膜であり質量が小さいため、延焼を防止することができる。
また、上述したように、制御基板20を弾性率が低い樹脂材25、例えばシリコーンゲルを選択してポッティングすることにより、樹脂材25の硬化収縮により制御基板20に発生する応力を小さく抑制でき、さらに、樹脂材25の硬化後に周囲温度の変化により制御基板20に発生する熱応力を小さく抑制することができ、結果、信頼性の高いポッティングを実施することが可能である。
ここで、樹脂材25として弾性率が低いシリコーンゲルを使用することで、制御基板20の振動を抑制しきれない場合について考察する。制御基板20の振動を抑制しきれない場合、制御信号端子部17bのはんだ接合部24bあるいは制御基板20に実装されている電子部品にクラックが入り、制御基板20自体の破損に至る場合がある。振動による制御基板20の破損を避けるため、本願の構成においては、制御基板20をケース21から立設された制御基板支持部材22に固定し、制御基板20の振動を抑制し、制御装置3の耐振性を向上させている。
制御基板20は、制御信号端子部17bとケース21から立設された制御信号端子部17bと同一材料の制御基板支持部材22ではんだ接合部24aを介して固定されているため、制御基板支持部材22を設けたことによる周囲の温度変化の影響は限定的であり耐熱衝撃性が損なわれることがない。
以上のように、本願の実施の形態1によれば、優れた耐振性と冷却性を両立した上で、耐熱衝撃性を兼ね備えた信頼性の高い制御装置一体型モータ1を得ることが可能となる。
実施の形態2.
図4は、本願の実施の形態2による制御装置一体型モータ1を示す要部断面側面図である。上述の実施の形態1では、制御基板支持部材22がケース21の底面部に固定されており、パワーモジュール17とは接していなかったが、この実施の形態2のものは、図4に示すように、軸方向に沿って伸びる柱状の制御基板支持部材32がヒートシンク16の内底面に実装されたパワーモジュール17の上面部から突出して設けられている。
この制御基板支持部材32は、例えば、制御信号端子部17bと同一の材料によって形成され、制御基板20にはんだ接合等によって固定される。
ここで、制御基板支持部材32は、少なくとも制御信号端子部17bよりも太い柱状に形成することで、制御基板20との固定強度を確保でき、制御基板20の耐振性を向上させることができ、なおかつ、制御信号端子部17bにかかる応力を低減することができ、制御基板20と制御信号端子部17bとの接続信頼性を確保することが可能となる。
また、制御基板支持部材32は、図4に例示したように、パワーモジュール17の本体構成部から突出する複数の制御信号端子部17bの並びの両端部に、制御信号端子部17bと平行に配設され、縦並ぶ複数の制御信号端子部17bを挟んで保護しつつ、安定的に制御基板20を支持することができる。
さらに、冷却媒体流路に露出する制御基板支持部材32の柱状部外周面とパワーモジュール17への固定部分は、防水絶縁部材19によって被覆することで、冷却媒体に含まれる水分および油分等の液体の異物、あるいは微小な固形の異物等による浸食を防止することが可能となる。
なお、図4においては記載を省略しているが、実施の形態1のものと同様に、制御基板支持部材32の先端部には、制御基板20の底面部を支持する位置決め平面部22aと、その位置決め平面部22aから突出して設けられ位置決め用の突起状の嵌合部22bが設けられており、制御基板20をケース21内の所定の高さに浮かせた状態で所定の配置となるように位置決めすることが可能である。
図4に示すように、制御信号端子部17bと制御基板支持部材32は、それらの材料、軸方向に沿った長手方向の寸法、固定方法がともに同一であるため、周囲の温度変化に対し、より等しい変位を示す。そして、制御基板20は、制御基板支持部材32および制御信号端子部17bとではんだ接合されているため、それら接合部に生じる応力のバランスを保つことができ、破壊に至るような応力は発生せず、耐熱衝撃性が損なわれることがない。
また、制御基板支持部材32をグランド配線17cに電気的に接続した場合、制御基板20から発生する電気的ノイズを抑制できるという効果が得られる。
さらに、パワーモジュール17に接する制御基板支持部材32を冷却媒体流路に露出させた構造となるため、制御基板支持部材32の表面部からの放熱が可能となり、冷却性をより向上させることが可能である。
なお、制御基板支持部材32は、パワーモジュール17から突出させる構造とする以外に、実装面となるヒートシンク16の内底面から突出させた構造とすることも可能である。その場合、制御基板支持部材32は、パワーモジュール17が実装された領域の周囲に立設させることができる。
このように、制御基板支持部材32は、ケース21内に制御基板20を浮かせて保持する役割を果たすものであり、ケース21より下層部に位置する構成部であるパワーモジュール17またはヒートシンク16から突出させた部材によって構成することが可能である。このような制御基板支持部材32を用いることで、結果、耐振性と冷却性を両立し、なおかつ耐熱衝撃性を兼ね備えた信頼性の高い制御装置一体型モータ1を得ることができる。
実施の形態3.
図5は、本願の実施の形態3による制御装置一体型モータ1を示す要部断面側面図である。上述の実施の形態1では、モータ2と制御装置3との間、すなわち、リアブラケット8とヒートシンク16との間には、空隙部が形成されていたが、この実施の形態3では、モータ2と制御装置3との間には断熱材40を介在させた構成としている。図5に示すように、断熱材40は、発熱部品であるパワーモジュール17の直下となる領域を中心に、ヒートシンク16の裏面とリアブラケット8の軸方向上端面との間に配設される。このように、空隙部であった領域に断熱材40を追加的に配設したことで、制御装置3とモータ2との熱的な分離を積極的に行うことが可能となる。
このとき、断熱材40の形状は、ヒートシンク16の第二の開口部16bとリアブラケット8の導入口8aに近接する領域にあっては、冷却媒体の流れを妨げないように、断熱材40の表面部を傾斜させ、冷却媒体流路に沿った滑らかな面部に構成することで冷却性を向上させることができる。
また、断熱材40を設けることで、モータ2と制御装置3との熱的な授受を防止する以外に、モータ2と制御装置3との接触面積を増大させることで、固定状態をより安定的に保つことが可能となり、制御装置一体型モータ1の信頼性を向上させることが可能となる。
本開示は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 制御装置一体型モータ、 2 モータ、 3 制御装置、
4 回転軸、 5 回転子、 6 回転子巻線、 7 フロントブラケット、
7a、8a 導入口、 7b、8b 排出口、 7c、8c エンジン取付部、
8 リアブラケット、 9、10 軸受、 11 固定子、 12 固定子巻線、
13、14 回転子冷却ファン、 15 プーリー、 16 ヒートシンク、
16a 第一の開口部、 16b 第二の開口部、 16c、16d 突起部、
16e、18 冷却フィン、 17 パワーモジュール、 17a 電源配線、
17b 制御信号端子部、 17c グランド配線、 19 防水絶縁部材、
20 制御基板、 21 ケース、 21a、21b 貫通孔、
22、32 制御基板支持部材、 22a 位置決め平面部、 22b 嵌合部、
23 固定部、 24a、24b はんだ接合部、 25 樹脂材、
26 カバー、 40 断熱材、 W1 第一の流路、 W2 第二の流路

Claims (20)

  1. モータの軸方向端面上に制御装置が搭載され、上記制御装置が上記モータに一体形成された制御装置一体型モータにおいて、
    上記制御装置は、ヒートシンク、上記ヒートシンク上に搭載されたパワー回路部、上記パワー回路部から上方に突出した制御信号端子部、上記制御信号端子部の上端側に接続され、上記軸方向に上記パワー回路部と分離されて配置された制御基板、上記制御基板を覆うケース、上記ケースに充填され、上記制御基板を包囲する樹脂材を備え
    上記ケースの底面部と上記パワー回路部の上面部との間に冷却媒体を挿通させる冷却媒体流路が構成され、上記冷却媒体流路に上記パワー回路部の表面部が露出されたことを特徴とする制御装置一体型モータ。
  2. 記モータの筐体上に上記ヒートシンクが固定され、上記ヒートシンク上に上記ケースが固定されたことを特徴とする請求項1記載の制御装置一体型モータ。
  3. 上記ヒートシンクには上記パワー回路部を冷却する上記冷却媒体を挿通させる開口部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の制御装置一体型モータ。
  4. 上記ヒートシンクの上記開口部は、上記ヒートシンクの外周部に開口された第一の開口部と、上記ヒートシンクに搭載された上記パワー回路部と上記モータの軸との間に開口された第二の開口部とを有し、上記冷却媒体は上記第一の開口部から上記ヒートシンクに搭載された上記パワー回路部の周囲を通過して上記第二の開口部に至ることを特徴とする請求項3記載の制御装置一体型モータ。
  5. 上記モータの筐体は、上記制御装置の上記第二の開口部に対向する位置に設けられた上記冷却媒体を取り入れる導入口と、上記筐体の外周部に設けられた上記冷却媒体を排出する排出口を備えたことを特徴とする請求項4記載の制御装置一体型モータ。
  6. 上記ヒートシンクと上記モータの筐体との間に、断熱材を介在させたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  7. 上記ヒートシンクに搭載された上記パワー回路部の上面部には、冷却フィンが設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  8. 上記ヒートシンクの上記パワー回路部の搭載面側には、フィン状の突起部が設けられたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  9. 上記樹脂材はゲル状粘弾性部材であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  10. 上記パワー回路部および上記制御信号端子部の表面部の少なくとも一部を覆う防水絶縁部材が配設されたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  11. 上記制御基板を支持する制御基板支持部材が設けられたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  12. 上記制御基板支持部材と上記制御信号端子部は同一材料によって構成されたことを特徴とする請求項11記載の制御装置一体型モータ。
  13. 上記パワー回路部から突出し上記制御基板に至る上記制御信号端子部と上記制御基板とを接続するはんだ接合部が設けられたことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  14. 上記制御基板支持部材と上記制御基板とを固定するはんだ接合部が設けられたことを特徴とする請求項11記載の制御装置一体型モータ。
  15. 上記制御基板支持部材は柱状体に構成され、上記制御基板支持部材の上端部に、上記制御基板の裏面を支持する位置決め平面部が設けられたことを特徴とする請求項11記載の制御装置一体型モータ。
  16. 上記制御基板支持部材の上端部に、上記制御基板に設けられた位置決め部に嵌合する嵌合部が上記位置決め平面部から突出して設けられたことを特徴とする請求項15記載の制御装置一体型モータ。
  17. 上記制御基板支持部材は、上記ケースの底面部、上記パワー回路部、上記ヒートシンクのいずれかから立設されたことを特徴とする請求項11記載の制御装置一体型モータ。
  18. 上記パワー回路部は上記ヒートシンクに複数個が搭載され、隣り合う上記パワー回路部の間に上記ヒートシンクの内底面から隆起した冷却フィンが設けられたことを特徴とする請求項1から17のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  19. 上記制御装置はインバータであることを特徴とする請求項1から18のいずれか一項記載の制御装置一体型モータ。
  20. 上記インバータの回路は2組3相に構成され、
    6個の上記パワー回路部が個々に2個のスイッチング素子を備えるか、
    3個の上記パワー回路部が個々に4個のスイッチング素子を備えるか、
    2個の上記パワー回路部が個々に6個のスイッチング素子を備えた構成であることを特徴とする請求項19記載の制御装置一体型モータ。
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