JP6683695B2 - 光ファイバースキャナーを備える硝子体切除プローブ - Google Patents

光ファイバースキャナーを備える硝子体切除プローブ Download PDF

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Description

本開示は、眼科医療処置のための装置および方法に関し、より詳細には、硝子体液の切断および/または除去を含む装置および方法に関する。
多くの顕微外科手術は、様々な生体組織の正確な切断および/または除去を必要とする。例えば、いくつかの眼科外科手術は、後眼部を満たす透明なゼリーのような物質である硝子体液の切断および/または除去を必要とする。硝子体液、または硝子体(vitreous)は、網膜に取り付いていることが多い多数の微視的な原線維で構成される。そのため、硝子体の切断および/または除去は、網膜の牽引、脈絡膜からの網膜の剥離、網膜裂孔、または最悪の場合には網膜自体の切断および/または除去を回避するために、細心の注意を払って行われる必要がある。可動組織の管理(例えば、網膜の剥離部分または網膜裂孔付近の硝子体の切断および/または除去)、硝子体基底部の切開、ならびに膜の切断および/または除去などの細心の注意を要する作業は特に困難である。
後区眼科手術(posterior segment ophthalmic surgery)での顕微手術切断プローブの使用はよく知られている。そのような硝子体切除プローブは、一般に、毛様体輪付近の強膜にある切開部を介して挿入される。外科医はまた、後区手術中、光ファイバー照明器、注入カニューレ、または吸引プローブなどの他の顕微手術器械を挿入し得る。外科医は、顕微鏡下で眼を見ている間に処置を行う。
標準的な硝子体切除プローブは、一般に、中空針を含み、この中空針は、硝子体液を形成する原線維を引き入れるためのポートを端部に備える。中空針内に配置された内側部材が前後に動いて、ポートを開閉する。これは、ポートが開放している間にポートに入るいずれの原線維も切断するように動作する。内側部材が前後に急速に動くことにより、硝子体切除プローブ内に不要な振動が生じ得る。硝子体切除プローブの使用および操作性の継続的な改善が必要とされている。本明細書で説明するプローブは、従来技術の欠陥の1つ以上に対処するように構成されている。
本開示は、概して、眼から流体を除去するための装置および方法に関し、かつそれらを含み、より具体的には、眼から流体を除去するための眼科手術システムおよびそのシステムを使用する方法に関する。
一例によれば、本開示は、患者の眼を治療するための硝子体切除プローブに関する。プローブは、外科医によって把持されるように配置された本体と、本体から延在する光切断(photodisruption)要素とを含む。光切断要素は、本体から延在する主ルーメンを有する針を含み、針は端部にポートを含む。光切断要素はまた、主ルーメン内のファイバーカニューレを含み、ファイバーカニューレはファイバールーメンを有する。光切断要素はまた、ファイバールーメン内の光ファイバーを含み、光ファイバーはファイバールーメン内で機械的に揺動可能である。
一例によれば、眼科手術システムは、外科医によって把持されるように配置された本体と、本体から延在する光切断要素とを有するプローブを含む。光切断要素は、主ルーメンを有する針であって、端部にポートを含む針と、ファイバールーメンを有するファイバーカニューレと、ファイバールーメン内の光ファイバーとを含む。システムはまた、光ファイバーから延在するビームがポートを走査するように、ファイバールーメン内の光ファイバーを揺動する揺動機構を含む。
一例によれば、硝子体切除プローブを動作させるための方法は、光ファイバーの表面からレーザービームを投射するステップであって、レーザービームが、硝子体切除プローブの針内のポートを横切って方向付けられる、ステップを含む。光ファイバーは、針内にあるファイバーカニューレ内に収納されており、ファイバーカニューレはファイバールーメンを有する。方法は、レーザービームがポートにわたって走査するように、ファイバールーメン内の光ファイバーを機械的に揺動するステップをさらに含む。
上記の概要および下記の詳細な説明の両方とも、本質的に例示および説明であり、かつ本開示の範囲を限定することなく、本開示の理解をもたらすことを意図されていることを理解されたい。その点について、本開示の追加的な態様、特徴および利点は、以下の詳細な説明から当業者には明白である。
添付図面は、本明細書で開示する機器および方法の実施形態を説明し、かつ説明と共に本開示の原理を説明する役割を果たす。
本明細書で説明する原理を組み込む一例による、説明に役立つ硝子体切除プローブシステムを示す図である。 本明細書で説明する原理を組み込む一例による、光切断要素を備える硝子体切除プローブの一部分の説明に役立つ縦断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理を組み込む一例による、光ファイバースキャナーを備える硝子体切除プローブの光切断要素の説明に役立つ縦断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理を組み込む一例による、光ファイバースキャナーを備える硝子体切除プローブの光切断要素の説明に役立つ縦断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理の一例による、走査レーザービームによって取られた経路の軸方向断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理の一例による、走査レーザービームによって取られた経路の軸方向断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理の一例による、走査レーザービームによって取られた経路の軸方向断面図を示す図である。 本明細書で説明する原理の一例による、湾曲した光切断要素を備える説明に役立つ硝子体切除プローブを示す図である。 本明細書で説明する原理を組み込む一例による、患者に外科的処置を行う光切断硝子体切除プローブを備える眼科手術システムを示す図である。 本明細書で説明する原理を組み込む一例による、光ファイバースキャナーを有する硝子体切除プローブを用いて患者を治療するための、説明に役立つ方法を示すフローチャートである。
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図面に示す実施形態を参照し、および具体的な言語を使用して実施形態を説明する。それにもかかわらず、本開示の範囲の限定を意図するものではないことを理解されたい。説明の機器、器械、方法に対する任意の変更形態およびさらなる修正形態、ならびに本開示の原理の任意のさらなる適用は、本開示が関係する技術分野の当業者が通常想到するであろうように十分に想定される。特に、一実施形態に関して説明する特徴、構成要素、および/またはステップが、本開示の他の実施形態に関して説明した特徴、構成要素、および/またはステップと組み合わせられ得ることも十分に想定される。単純にするために、場合により、図面を通して同じ参照符号を使用して同じまたは同様の部分を指す。
本開示は、眼から眼組織および/または流体を除去するための装置、システム、および方法に関する。様々な図面は、例示的な眼科手術プローブと、患者の眼から眼組織および/または流体を除去するための機器を使用する方法との実施形態を示す。本明細書で説明する実施形態は、硝子体切除処置中に硝子体原線維を切るように動作し得る硝子体切除プローブの光切断要素を組み込む。しかしながら、当業者は、同様の実施形態が、本開示の総合的な目的または教示から逸脱することなく、体内の他の場所から組織および/または流体を除去するために使用され得ることを理解するであろう。
図1は、説明に役立つ硝子体切除手術システム100を示す図である。本例によれば、硝子体切除手術システム100は、ベースハウジング102と、硝子体切除外科手術中にシステムのオペレーションおよび性能に関するデータを示す関連のディスプレイ画面104とを含む。この例示的な実施形態では、硝子体切除手術システム100は、硝子体切除外科手術を行う医療供給者によって使用され得る可動式コンソールを含む。硝子体切除手術システム100は、例えば硝子体切除外科手術などの眼科外科手術中に使用されるように構成された硝子体切除プローブ112を含む。ベースハウジング102は、データを処理、受信、および記憶し、かつ硝子体切除プローブおよび/またはディスプレイ104に信号を提供するように構成され得る。
図2は、説明に役立つ硝子体切除プローブ112の一部分を示す定型化した図である。本例によれば、硝子体切除プローブ112は、本体202と、それによって支持されかつそれから延出する光切断要素204とを含む。光切断要素204は、端部にポート212を有する主ルーメン206を含む。光切断要素204はまた、光ファイバー210が入っているファイバールーメン208を含む。
本体202は、硝子体切除などの外科的処置を行うときに外科医によって把持されかつ操作され得るハンドル部分を形成する。いくつかの実施形態では、本体202の外側部分は、外科医が快適に把持できるように人間工学的に設計されている。本体202は、そのような器具を形成するために一般に使用される様々な材料から作製され得る。例えば、本体202は、例えば、軽量アルミニウム、ポリマー、または他の材料で作製され得る。実施形態に依存して、本体は滅菌されて外科的処置に留まらずに使用されてもよく、または本体は使い捨ての機器であり得る。本体202の内側部分は、揺動機構214を収納するように設計されている。揺動機構は、モータまたは駆動部であり、および下記で詳細に説明される。本体202の内側部分はまた、光切断要素204と、プローブ112の他の特徴または要素とを支持するように設計されている。
光切断要素204は、患者とインターフェースするプローブ112の一部分である。光切断要素は、眼球に貫入するように設計されており、および硝子体を除去するかまたは他の機能もしくは作業を行うために使用され得る。光切断要素204は、針216、ファイバーカニューレ218、および光ファイバー210を含む。針216は、遠位チップ205、主ルーメン206、およびシリンダー状本体部分220を含む。シリンダー状本体部分220は、遠位チップ205の近くにポート212を含む。一例では、主ルーメン206は、実質的に円形の横断面を有する。他の実施形態は、特に卵形、長方形を含む他の横断面形状を有する。さらに他の横断面形状も考えられる。針216の遠位チップ205にあるポート212は、硝子体原線維が主ルーメン206に入ることができるようなサイズおよび形状にされる。下記でさらに詳細に説明するように、光ファイバー210から投射されるレーザービームが、ポート212に入る硝子体原線維を切る。
ファイバーカニューレ218は、針216の主ルーメン206内に配置される。ファイバーカニューレは、ファイバールーメン208を含み、および光ファイバー210を収納するように設計されている。ファイバーカニューレ218は、適所に固く取り付けられて、針216の内部に沿って適所に固定されていてもよく、または主ルーメン206内で浮いていてもよい。いくつかの実施形態では、ファイバーカニューレ218は、針216の壁内に形成される。一例では、ファイバーカニューレ218の外面は、針216の内面に固定されている。ファイバーカニューレ218の内部は、光ファイバー210の外径よりも実質的に大きい直径を有するため、光ファイバー210は、ファイバールーメン208内で変位できる。ファイバーカニューレ218の外径は、主ルーメン206に収まるようなサイズおよび形状にされる一方、主ルーメン206の内部に、硝子体原線維を含む乳化したまたは光切断された組織の吸引などの他の目的のための十分な余裕をもたらす。
光ファイバー210は、光導波路の機能を果たし、かつレーザービームを伝搬するように設計されている。光ファイバー210を通って伝搬したレーザービームの特徴は、レーザービームが、レーザービームの経路内で硝子体原線維の光切断を生じるようなものである。いくつかの例では、レーザービームは、プローブ112の本体202内に、ベースハウジング102内に、または手術システム100の周りの別の箇所に組み込まれたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)レーザーによって生じ得る。レーザービームのエネルギー出力は、約1マイクロジュール(μJ)〜10ミリジュール(mJ)の範囲内であり得る。レーザーは、約10〜1000フェムト秒(fs)の範囲内のパルス幅を有するパルス状レーザーであり得る。レーザーは、約10〜500キロヘルツ(kHz)の範囲内のパルス繰返し数を有し得る。これらの範囲は、光切断を効率的にもたらすことができ、これは、分子のレーザーによって生じた急速電離により組織を破壊または分解する、組織に対する光の機械的影響である。光切断をもたらし得るレーザービームの特徴の他の範囲も想定される。
光ファイバー210は、光ファイバー210から投射されるレーザービームがポート212にわたって投射されかつ硝子体原線維を切るのに十分なパワーを有するように位置決めされる。そのため、レーザービームは、ポート212に入る硝子体原線維を切ることができる。本明細書で開示される実施形態では、レーザービームの幅は、ポート212の幅よりも実質的に小さいことができる。例えば、ポート212の直径または幅は、約300ミクロンであり得る。レーザービーム自体の直径は、約10〜25ミクロンであり得る。本明細書で説明する原理によれば、光ファイバー210が揺動機構214によって動かされ、それにより、光ファイバー210の動きが、光ファイバー210から投射されているレーザービームにポート212にわたって走査させる。
揺動機構214は、ファイバールーメン208内で光ファイバー210を機械的に動かすように構成される。そのため、ファイバールーメン208のサイズおよび光ファイバー210のサイズは、光ファイバー210がファイバールーメン208内で物理的に動けるような余裕があるようにする。具体的には、ファイバールーメンの直径は、ファイバールーメンの外径よりも大きい。いくつかの実施形態では、揺動機構214は、光ファイバー210を変位させるモータまたは駆動部である。上述の通り、光ファイバー210およびファイバールーメン208は、光ファイバー210がファイバールーメン208内で動く余裕を有するようなサイズにされている。揺動機構214は、様々な異なる方法で異なる周波数において光ファイバー210を動かし得る。例えば、揺動機構214は、約10ヘルツ(Hz)〜10kHzの範囲内の周波数で光ファイバー210を動かし得る。光ファイバー210のこの急速な動きにより、光ファイバー210から投射されているレーザービームを十分な速さでポート212にわたって動かし、ポート212に入る硝子体原線維がレーザービームの経路内に入るようにする。実施形態に依存して、揺動機構214は、光ファイバー210を前後または左右に動くように円形回転、ランダム経路、または他の変位経路で変位させる。その後、レーザービームは、光切断プロセスによって硝子体原線維を切り得る。
図3Aおよび図3Bは、光ファイバースキャナーを備える硝子体切除プローブ112の光切断要素204の説明に役立つ縦断面図を示す図である。図3Aは、ポート212に対して垂直でありかつそれを通る横断面に沿った図を示す。図3Bは、ポート212に対して平行な横断面を示す、図3Aの線3B−3Bに沿って取った図である。
図3Aの例では、光ファイバー210のチップは、光ファイバーのレンズとして機能する丸みを帯びたチップを含む。そのため、チップは、レンズチップ302と呼ぶ。レンズチップ302は、光ファイバー210の中実の丸い端部であり得る。レンズチップ302の直径は、光ファイバー210の直径よりも大きいことができる。レンズチップ302は、光ファイバー210と同じ材料で作製され得るため、透明であり得る。レンズチップ302は、独立して機能しても、または屈折合焦能力(refractive focusing power)をもたらすためにレンズ304と併せて機能してもよい。これは、ビームの発散を減少させることにより、ビームをコリメートさせることにより、またはビームを光ファイバーの直径よりも小さいスポットに集束させることにより、投射されたレーザービームのエネルギーを集中させる手段を提供し得る。
いくつかの例では、レンズチップ302はまた、レンズ304と併せて軸受302として機能し得る。レンズチップまたは軸受302は、ファイバールーメン208の遠位端部に固定されたレンズ304内に収まるようなサイズおよび形状にされる。レンズ304は、ガラスまたはプラスチックなどの透明材で作製され得る。レンズ304は、軸受302を受け入れる凹内面を有する。レンズ304の外面は凸形状を有する。外面および内面の両方の曲率は、必要に応じてレーザービーム306に影響を及ぼすように選択される。例えば、レンズ304の両面の曲率は、レーザービームをコリメートさせ得るか、集束させ得るか、または発散させ得る。いくつかの例では、軸受302とレンズ304との間には潤滑材314があってもよい。潤滑材314は透明流体であり得、その屈折率は、レンズ304を形成する材料の屈折率に適合する。これにより、光ファイバー210から投射されているレーザービーム306の反射量を低減させる。いくつかの実施形態では、異なる種類の潤滑材が使用され得る。いくつかの実施形態では、軸受302とレンズ304との間に潤滑材は使用されない。
揺動機構(例えば、214、図2)は、光ファイバー210がファイバールーメン208内で動くときに軸受302がレンズ304内で回転するかまたはスピンするように、光ファイバー210を動かし得る。軸受302がレンズ304に対して回転するとき、レーザービーム306が発せられる光ファイバー210の遠位端部316は、光ファイバーの遠位端部316から投射されるレーザービーム306がポート212にわたって走査するように動く。
光ファイバー210は様々な方法で動き得る。例えば、光ファイバー210は、ファイバールーメン208の内径の周りで楕円形または円形運動で動き得る。いくつかの例では、光ファイバー210は、ファイバールーメン208にわたる線形経路に沿って前後に動き得る。場合により、光ファイバー210は、ファイバールーメン208の全体を通してランダムに動き得る。揺動機構によって引き起こされる動きのタイプの詳細を下記に提供する。
硝子体切除プローブ112の動作中、外科医は、硝子体切除プローブ112のチップを動かして、硝子体原線維がポート212に入るようにする。硝子体原線維がポート212に入って光切断領域308を通過するとき、硝子体原線維は、走査レーザービーム306が硝子体原線維を通過して動くために切られる。
いくつかの例では、硝子体切除プローブ112は、切られた硝子体組織310および他の硝子体流体(vitreous fluid)を吸引するための吸引ルーメン312を含む。吸引ルーメン312は、切られた組織310および他の流体を引き出す真空力をもたらす吸気機構(図示せず)と接続され得る。いくつかの実施形態では、吸気機構は、コンソール(例えば、110、図1)に配置され、かつ硝子体切除プローブ112の吸引ルーメン312と連通している。いくつかの例では、主ルーメン206は、図示の通り吸引ルーメンの一部の機能を果たす。しかしながら、いくつかの例では、吸引ルーメンを備える別個のおよび独立したカニューレが主ルーメン206内に位置決めされる。そのような吸引ルーメンは、ポート212と接続しているため、切られた組織310は吸引ルーメンに適切に移る。
図3Bは、図3Aの線3B−3Bに沿って取った光切断要素204の断面図を示す。従って、両矢印によって示すように、レーザービーム306が円形ポート212にわたって走査することが分かる。ポート212を円形として示すが、ポート212は、例えば楕円形および長方形を含め、他の形状を有してもよいことが理解される。
本明細書で説明する原理に従って、様々な繰り返し率、焦点スポット直径、スポット密度、走査領域、および走査パターンを使用し得る。例えば、500ミクロンの直径のポートにわたって100%の密度で適用された、焦点ビーム直径が3ミクロンの30kHzのレーザーパルス繰返し数は、楕円形パターンの50Hzの振動を含む揺動技術に従って使用され得る。別の例では、300ミクロンの直径の円形領域にわたって50%の密度で適用された、焦点ビーム直径が10ミクロンの200kHzのレーザーパルス繰返し数は、楕円形経路で4500Hzの振動に従って使用され得る。
いくつかの例では、レーザービーム306は、ポート212を横断するときに集束するように構成される。集束レーザービームの直径は、特定の長さにわたって減少する。集束レーザービームは、より多くのエネルギーをより小さい断面積に集中させるため、より小さい面積でのより良好な光切断を可能にする。
図4A〜4Cは、走査レーザービームによって取られる例示的な経路の軸方向断面図を示す図である。断面図は、主ルーメン206と、針216のポート212とを示す。図4Aは、楕円形経路402を示す。いくつかの例では、揺動機構(例えば、214、図2)は、光ファイバー(例えば、210、図2)を楕円形または円形運動で動かし、ビームがポート212を横切って移動するときの楕円形状に対応するレーザービームの移動経路を生じるように構成されている。いくつかの例では、これは、軸受(例えば、302、図3A)をレンズ(例えば、304、図3A)内で回転させて、光ファイバーから発せられたレーザービーム(例えば、306、図3A)が図示の楕円形経路を生じるようにする。楕円形経路402を時計回りであるとして示すが、揺動機構は、反時計回りの運動も生じさせ得ることが理解される。
図4Bは、線形経路404を示す。いくつかの例では、揺動機構は、レーザービームが、線形経路404に示すようにポート212を横切って線形パターンで前後に動くように、光ファイバーを動かすように構成される。レーザービームが前後に動く周波数は、ポート212を通って主ルーメン206まで通過した組織の光切断を効果的に引き起こすように選択され得る。
図4Cは、ランダムな経路406を示す。いくつかの例では、揺動機構は、光ファイバーをランダムに揺動して、レーザービームがランダムな経路406で動くように構成される。ランダムな経路406で動くように光ファイバーが揺動される速度および方法は、ポート212を通って主ルーメン206まで通過した組織の光切断を効果的に引き起こすように選択され得る。
図5は、湾曲した光切断要素504を備える、説明に役立つ硝子体切除プローブ112を示す定型化した図である。上述の通り、従来の硝子体切除プローブは、機械的な切断要素を使用して、ポートに入る硝子体原線維を切る。機械的な切断要素は、一般的に、ポートを横切って軸方向に動く内側部材を含む。この軸方向運動は、湾曲した切断要素を有するのに適していない。しかし、本明細書で説明する原理を使用して、光切断要素504は、前部硝子体基底部の牽引性の付着(tractional attachment)を除去するためのアクセスを改善し、かつ水晶体と接触しないように湾曲され得る。より良好なアクセスにより、手術結果を改善できる。
本例によれば、光切断要素504は、主ルーメン506が本体502から延在する状態の針516を含む。ここでは、針516は湾曲している。いくつかの例では、湾曲した針は、針516の長さの少なくとも一部分に沿ってアーチ形を有する。いくつかの例では、針516の全長がアーチ形である。いくつかの例では、湾曲した針は、直線セクション間に1つ以上の曲りを含む。例えば、図5に示すように、湾曲した針516は、2つの直線セクション間に単一の曲りを有する。
さらに、光ファイバー510を収納するファイバールーメン508を備えるファイバーカニューレ518が針516と同様に湾曲している。光ファイバー510の曲がりは、光ファイバー510を通る光の伝搬を妨げないため、図示の通り湾曲した光切断要素504を有することが可能である。本体および揺動機構、ならびに他の特徴の本明細書での説明はまた、図5に示す実施形態にも当てはまり、ここでは繰り返さない。本体502は、湾曲した光切断要素504を支持するように設計され得る。さらに、揺動機構514は、湾曲する光ファイバー510を揺動して、光ファイバー510のチップから発せられたレーザービームにより、針516のポート512に入る組織を光切断するように設計され得る。
図6は、患者で外科的処置を行う光切断硝子体切除プローブ606を備える眼科手術システム600を示す図である。本例によれば、システム600は、制御システム604と、レーザー源610と、動力源614とを備えるコンソール602を含む。コンソール602は、ハンドピース606とも呼ばれるプローブ606と通信している。ハンドピース606は、上述と同じプローブ112であり得、または眼の状態を治療するために操作者または外科医によって使用される別のプローブであり得る。この例では、遠位部分が患者608の眼に挿入される。
これらの構成要素の詳細の多くは、他の実施形態を参照して説明したものと変わらないため、それらの説明をここでは繰り返さない。コンソール602は、ハンドピース606を駆動しかつそれと連動する構成要素を含む。コンソール602の追加的な構成要素および特徴は、当業者には明らかである。コンソール602内の制御システム604は、ハンドピース606に所望の信号を提供して、導波路または光ファイバーを針部材に対して動かし、硝子体原線維を切断するようにする。制御システム604は、プロセッサー、メモリ、および他のハードウェアを含んで、コンソールおよびハンドピース606を制御し得る。
レーザー源610は、効果的な光切断を可能にする特徴を有するレーザーを提供し得る。レーザー源610は、光ケーブル612を通してハンドピース606と通信し得る。光ケーブル612は、レーザーをレーザー源610からハンドピース606内の光ファイバー(210、図2)へと効果的に伝搬するように設計された導波路を含む。
動力源614を使用して、ハンドピース606内の光ファイバーを揺動する揺動機構(210、図2)に給電する。様々なタイプの動力源が使用され得る。一例では、揺動機構が電力供給される場合、動力源614は、バッテリーまたは適切な電圧を供給する電圧源などの電源である。そのような場合、ケーブル616は電力ケーブルである。一例では、揺動機構が空気式に給電される場合、動力源614は圧縮流体供給源であり得る。そのような場合、ケーブル616は、圧縮流体供給源をハンドピース606に接続する気送管である。
ハンドピース606とコンソール602との間には他の接続も使用され得る。例えば、コンソールは、ハンドピース606の吸引ルーメンと接続する吸気または吸引機構を含み得る。光ケーブル612およびケーブル616を別々に示すが、場合により、コンソール602とハンドピース606との間の全ての接続が単一のケーブルに収まっていてもよい。
図7は、光ファイバースキャナーを有する光切断硝子体切除プローブを用いて患者を治療するための、説明に役立つ方法700を示すフローチャートである。光ファイバースキャナーは、レーザービームを、硝子体切除プローブのポートを横切って動かすかまたは走査するように使用される構成要素を含む。本例によれば、方法700は、702において、患者の眼に切開部を形成するステップを含む。704において、方法700は、患者の眼に硝子体切除プローブの光切断要素を挿入するステップを含む。
光切断要素は、主ルーメンを形成する針を含む。針の遠位端部のポートは、硝子体原線維が主ルーメンに入ることができるようにする。光切断要素はまた、ファイバールーメンを形成するファイバーカニューレを含み、およびそれに収容された光ファイバーを含む。揺動機構は、本明細書で説明したように光ファイバーを揺動するように配置されている。
本例によれば、方法700は、光ファイバーからレーザービームを投射するステップ706を含む。レーザービームの特徴は、ビームがレーザービームの経路で効果的に組織の光切断を行うようなものである。いくつかの例では、レーザービームは、ポートを横断するときに集束し得る。これは、より多くのエネルギーをより小さい直径に集中させ、およびより良好な光切断を可能にし得る。他の実施形態は、発散レーザービームを有する。さらに他の実施形態は、実質的にコリメートされたレーザービームを有する。
方法は、光ファイバーを機械的に揺動するステップ708をさらに含む。光ファイバーの揺動により、光ファイバーのチップを動かして、光ファイバーのチップから投射されているレーザービームが針内のポートにわたって走査するようにする。そのため、レーザービームの直径がポートの開口部よりも実質的に小さくても、レーザービームは、ポートに入る組織を切ることができる。なぜなら、レーザービームは比較的急速度でポートを横切って前後に動くためである。光ファイバーが機械的に揺動されている状態では、外科医は、針にあるポートを通して患者の眼から硝子体液を吸引することにより、硝子体切除処置を完了し得る。ポートに入る硝子体は切られて、針を通して主ハウジングまで吸引され、そこで、吸引された組織は、廃棄用リザーバに収集される。処置が完了すると、針は患者の眼から引き出され、および硝子体切除プローブを伴わない追加的な処置が行われ得る。
本明細書で説明する原理の使用は、硝子体切除プローブを伴う外科手術にいくつかの利点を提供し得る。例えば、機械的な切断具ではなくレーザービームを使用することによって、より高速な切断速度を可能にし、かつ網膜の裂孔の原因となり得る網膜の牽引を減少させることができる。光切断硝子体切除プローブは、従来の硝子体切除プローブよりも少ない騒音、振動、および摩耗で動作し得る。さらに、光切断要素を使用することにより、湾曲したプローブチップを可能にし、直針で得ることができるものよりも良好なアクセスおよび場合により治療を可能にする。
当業者は、本開示に含まれる実施形態が上述の特定の例示的な実施形態に限定されないことを認識する。その点について、説明に役立つ実施形態を図示しかつ説明したが、広範囲の修正形態、変更形態、および代替形態が上述の開示において想定される。そのような変形形態は、本開示の範囲から逸脱することなく、上記に対してなされ得ることが理解される。従って、添付の特許請求の範囲は、広範囲におよび本開示と一致するように構成されることが適切である。

Claims (11)

  1. 患者の眼を治療するための硝子体切除プローブであって、
    外科医によって把持されるように配置された本体と、
    前記本体から延在する光切断要素であって、
    前記本体から延在する主ルーメンを有する針であって、当該針は、当該針の側壁内にポートを含み、当該針は、当該針の最遠位端部において閉じられており、前記ポートは、底部と、反対側の頂部と、を有し、前記ポートの前記底部は、当該針の前記最遠位端部に隣接し、前記底部と前記頂部との間の距離は、前記ポートの高さを形成し、前記ポートは、前記頂部と前記底部との間に位置する第1の側と反対側の第2の側とを有し、これによって、前記第1の側と前記第2の側との間の距離が前記ポートの幅を形成する、針と、
    前記主ルーメン内のファイバーカニューレであって、当該ファイバーカニューレは、ファイバールーメンを有し、前記ファイバールーメンは、長手方向軸を有する、ファイバーカニューレと、
    前記ファイバールーメン内の光ファイバーであって、前記ファイバールーメンは、レーザービームを当該光ファイバーから前記針の前記側壁内の前記ポートにわたって導くために、前記針内に位置する、光ファイバーと
    を含む、光切断要素と、
    前記光ファイバーに連結されたモータであって、当該モータは、前記長手方向軸を横切る方向に、10Hzから10kHzの範囲内の周波数で、前記第1の側と前記第2の側との間で前記側壁内の前記ポートわたって繰り返し前記レーザービームを走査するように、前記ファイバールーメン内で前記光ファイバーを揺動し、これによって、前記側壁内の前記ポートに進入する硝子体液が走査レーザービームによって切断される、モータと、
    を含む、硝子体切除プローブ。
  2. 前記光ファイバーは、前記光ファイバーのレンズとして構成される丸みを帯びたチップを含む、請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記光ファイバーは、前記光ファイバーのチップに軸受を含む、請求項1に記載のプローブ。
  4. 前記ファイバールーメンは、前記ファイバールーメンの遠位端部にレンズを含み、前記レンズは、前記軸受に適合するような形状にされ、それにより、前記光ファイバーの揺動が前記軸受を前記レンズ内で回転させる、請求項3に記載のプローブ。
  5. 前記光ファイバーの遠位面は、前記光ファイバーの機械的な揺動により、前記遠位面から投射されているビームに前記ポートを走査させるように方向付けられている、請求項4に記載のプローブ。
  6. 前記主ルーメンは、前記光ファイバーから投射される前記レーザービームによって切られる前記硝子体液を引き出すための吸引ルーメンであることをさらに含む、請求項4に記載のプローブ。
  7. 前記光ファイバーは、前記ポートを横切って集束する前記レーザービームを発するように構成されている、請求項4に記載のプローブ。
  8. 前記光切断要素は湾曲している、請求項4に記載のプローブ。
  9. 眼科手術システムであって、
    プローブであって、
    外科医によって把持されるように配置された本体と、
    前記本体から延在する光切断要素であって、
    主ルーメンを有する針であって、当該針は、当該針の側壁内にポートを含み、当該針は、当該針の最遠位端部において閉じられており、前記ポートは、底部と、反対側の頂部と、を有し、前記ポートの前記底部は、当該針の前記最遠位端部に隣接し、前記底部と前記頂部との間の距離は、前記ポートの高さを形成し、前記ポートは、前記頂部と前記底部との間に位置する第1の側と反対側の第2の側とを有し、これによって、前記第1の側と前記第2の側との間の距離が前記ポートの幅を形成する、針と、
    ファイバールーメンを有するファイバーカニューレであって、前記ファイバールーメンは、長手方向軸を有する、ファイバーカニューレと、
    前記ファイバールーメン内の光ファイバーであって、前記ファイバールーメンは、レーザービームを当該光ファイバーから前記針の前記側壁内の前記ポートにわたって投射するために、前記針内に位置する、光ファイバーと
    を含む光切断要素と、
    前記ファイバールーメン内で楕円形運動で前記光ファイバーを動かすために前記光ファイバーに連結されたモータであって、これによって、前記光ファイバーから投射される前記レーザービームは、当該レーザービームが、前記長手方向軸を横切る方向に、10Hzから10kHzの範囲内の周波数で、前記第1の側と前記第2の側との間で前記針の前記側壁内の前記ポートわたって繰り返し走査し、これによって、前記側壁内の前記ポートに進入する硝子体液が走査レーザービームによって切断されるように、楕円形に相当する移動経路を生じる、モータと、
    を含む、プローブ
    を含む、眼科手術システム。
  10. 少なくとも1つのケーブルによって前記プローブに接続されたコンソールをさらに含み、前記コンソールは、
    前記モータと接続された動力源と、
    前記プローブと流体的に接続された真空源と、
    前記光ファイバーと光学的に接続されたレーザー光源と
    を備える、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記主ルーメンおよび前記ファイバールーメンは、湾曲した形状を有する、請求項9に記載のシステム。
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