JP6683499B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
また、このインクジェット記録装置によれば、第2の開閉弁を閉じることによって、負圧部の運転を中断せずに第1の開閉弁からインクの回収を行うことができる。これに伴い、インクタンクに貯留されるインクの成分を一定の比率にすることができ、インクを循環させることができる。
インクジェット記録装置10では、各種の記録媒体に画像が記録される。記録媒体としては、布帛又は建築用資材が例示される。画像の記録に用いられるインクは、例えば、ブラック、マゼンタ、イエロー及びシアンの4色である。但し、これら各色のインクとは異なる色のインクを用いるようにしてもよい。インクの色数は、3色以下又は5色以上としてもよい。実施形態では、インク色を区別することなく説明する。
インクジェットヘッド20は、図示しない複数のヘッド部と、キャリッジと、を備える。1個のインクジェットヘッド20が備えるヘッド部の数やノズルの数は、諸条件を考慮して適宜決定される。
循環流路60は、供給流路61と、回収流路65と、を備える。図1〜5において、循環流路60を形成する各部の近傍又は内部に示す矢印は、その部分をインクが流れる方向を示す。
脱気モジュール100は、インクジェットヘッド20に供給するインク中の溶存気体を除去するために設けられるものであり、その構造としては、例えば、中空糸膜からなる分離膜を備えたもの等がある。ここで、中空糸膜を用いた脱気モジュールには、インクの通過経路の違いから、中空糸膜の中空部をインクが通過する内部灌流方式と、中空糸膜の周囲をインクが通過する外部灌流方式とがあるが、本発明においてはいずれの方式であってもよい。
負圧流路80に設けられる開閉弁71,72と出口流路84に設けられる開閉弁73の開閉動作について説明する。開閉弁71,72,73の開閉は、セパレータに備えられた図示しない液面センサなどのデータをもとに制御部91(CPU92)によって制御されるが、もちろん手動で操作するものであってもよい。出口流路84は図1〜5のように配管によってインクタンク15に液体が回収される構造であってもよいし、セパーレータ82に開閉弁73が単に備えられているものであってもよい。
セパレータ82は気体と液体に分離できるものが採用される。本発明で使用されるセパレータ82は従来公知のセパレータであり、特に限定されるものではない。セパレータ82は真空に耐えることが可能で、セパレータ82と負圧部81とを繋ぐ負圧流路80のセパレータ82側の端部が、セパレータ82内の液面より上方に接続される構造にすることで、液体が負圧部に流れないので好ましい。
インクタンク15には回収した液体とインクを混合するため撹拌部14が設置されている。撹拌部14に使用される撹拌機としては公知のものが採用される。撹拌機としてはプロペラ状の撹拌子を回転させるものやマグネット製のスターラーなどがあるが特に限定されるものではない。
次に、図4により第四実施例の動作を説明する。供給流路61を流れるインクは、負圧流路80の減圧作用により、脱気モジュール100内部の気体透過膜に沿って流れるインクから、膜を通過できる気体及び液体のみ分離し、分離された気体及び液体は負圧流路80を通ってセパレータ82に排出され、セパレータ82にて気体と液体に分離される。この時、負圧流路80の減圧状態を維持するため、三方弁タイプの開閉弁71は脱気モジュール100とセパレータ82側が連通する状態で、開閉弁72は開状態、開閉弁73は閉状態となっている。
次に、図5により第五実施例の動作を説明する。供給流路61を流れるインクは、負圧流路80の減圧作用により、脱気モジュール100内部の気体透過膜に沿って流れるインクから、膜を通過できる気体及び液体のみ分離し、分離された気体及び液体は負圧流路80を通ってセパレータ82に排出され、セパレータ82にて気体と液体に分離される。この時、負圧流路80の減圧状態を維持するため、加圧三方弁タイプの開閉弁71は脱気モジュール100とセパレータ82側が連通する状態で図示しない加圧源とは連通されておらず、開閉弁72は開状態、開閉弁73は閉状態となっている。
実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は、適宜省略する。
20 インクジェットヘッド、
60 循環流路、 61 供給流路
65 回収流路
71,72,73 開閉弁、 74 空気圧流路、 77 送液部
80 負圧流路、 81 負圧部、 82 セパレータ、 84 出口流路
90 制御装置、 91 制御部、 92 CPU、 93 記憶部、 94 RAM
95 接続インターフェース(接続I/F)、 96 電源
100 脱気モジュール
Claims (5)
- インクを貯留するインクタンクと、
前記インクを吐出するノズルを含むインクジェットヘッドと、
前記インクタンクから供給された前記インクが流れ、前記インクジェットヘッドを経由して再び前記インクタンクに回収される前記インクを循環させる循環流路と、
前記循環流路に設けられ、前記循環流路に前記インクを流す送液部と、
インク中の溶存気体を除去する脱気モジュールと、を備え、
前記脱気モジュールに負圧流路を介して繋がり前記脱気モジュールを負圧状態にする負圧部と、
前記負圧流路に設けられるセパレータと、を備え、
前記セパレータに貯留された液体を回収する出口流路に第1の開閉弁と、
前記セパレータと前記負圧部とを繋ぐ前記負圧流路に第2の開閉弁を備えるインクジェット記録装置。 - 前記脱気モジュールと前記セパレータとを繋ぐ前記負圧流路に第3の開閉弁を備える請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記第2の開閉弁及び/又は前記第3の開閉弁を三方弁とするか、もしくは前記第2の開閉弁と前記第3の開閉弁との間の前記負圧流路に大気解放弁を備える請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記三方弁及び/又は前記大気解放弁に空気圧流路を備える請求項3に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インクタンクに撹拌部を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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JP2016030923A JP6683499B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016030923A JP6683499B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | インクジェット記録装置 |
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JP2017148955A JP2017148955A (ja) | 2017-08-31 |
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JP2016030923A Active JP6683499B2 (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | インクジェット記録装置 |
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- 2016-02-22 JP JP2016030923A patent/JP6683499B2/ja active Active
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