JP6798805B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、インクジェット記録装置が開示されている。インクジェット記録装置では、インク供給部は、インクタンクと、ポンプ機構と、インク供給路と、第一開閉弁と、第二開閉弁を備える。インク供給路の途中には、往復式ポンプが設けられる。インク供給路は、流入側供給路と、流出側供給路を有する。流入側供給路は、往復式ポンプよりも上流側の流路で、流出側供給路は、往復式ポンプよりも下流側の流路である。流入側供給路と流出側供給路は、筒状の管路としてのチューブにより構成される。流出側供給路の管路の内径は、第一内径とされる。流入側供給路の管路の内径は、第一内径よりも大きい第二内径とされる。流出側供給路は、水平方向に延びる水平部分を有する。水平部分の管路の内部に気泡が流入した場合、水平部分の管路の内部には、気泡により気液界面が形成される。気液界面は、水平部分の管路の内部にインクが流通することによりインクに押されて、水平部分の内部をインクと共に容易に移動することができる。
特許文献2には、インクジェット式記録装置が開示されている。インクジェット式記録装置では、印字ヘッドの上側にマニホールドが接続されている。インクジェット式記録装置は、第一のインク流路と、第二のインク流路を含む。第一のインク流路は、インクタンクからマニホールドにインクを供給する流路である。第一のインク流路は、第一のヘッド側インクチューブと第一のタンク側インクチューブによって構成される。第二のインク流路は、マニホールドからインクタンクにインクを回収する流路である。第二のインク流路は、第二のヘッド側インクチューブと第二のタンク側インクチューブによって構成される。マニホールドは、印字ヘッド内の複数の噴射チャンネルにインクを分配する。マニホールドでは、インク導入口部とインク排出口部は、インク溜まり部を通じて相互に連通されている。インク導入口部には、第一の接続部材を介して、第一のヘッド側インクチューブの一端部が接続されている。インク排出口部には、第二のヘッド側インクチューブの一端部が直接接続されている。第一の接続部材は、第一の接続口部と、第二の接続口部と、内部空間部を備える。第一の接続部材では、インクが第一の接続部材からインク導入口部を経てインク溜め部に流れる際に、気泡が浮力により上方に浮遊し、内部空間部を経て第二の接続口部及びバイパスチューブの鉛直部分内へ移動し、捕捉される。バイパスチューブは、他のインクチューブよりも内部の通路径が小さく形成されている。バイパスチューブは、マニホールドを通るメインの循環経路よりも常にインクの流れる抵抗が大きくなるように、通路径及び通路長さが設定されている。第一のタンク側インクチューブの途中には、インク循環用ポンプが設けられ、インクは、循環される。
特開2012−206347号公報 特開2000−103075号公報
インクジェット記録装置では、インクジェットヘッドのノズルからインクが吐出される。インクは、例えば、色剤及び添加剤といった所定の成分を溶媒に分散させてなる。インクに含まれる全部又は一部の含有成分は、溶媒より比重が大きい。従って、インクジェット記録装置の内部に存在するインクにおいて、含有成分の沈降を抑制するため、インクジェット記録装置では、インクを循環させることがある。これに伴い、記録媒体に画像を高品質に記録することができる。インクジェット記録装置では、インクに、不純物としての気泡が混入することがある。気泡の原因となる気体が、インクに溶存していることもある。発明者は、インクを循環させる場合、気泡が、インクを循環させる循環流路の一定箇所に停滞することなく、インクをスムーズに循環させることができる構成について検討した。
本発明は、インクの循環をスムーズに行うことができる、インクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、インクを貯留するメインタンクと、前記インクを吐出するノズルが形成されたインクジェットヘッドを含む記録部と、前記メインタンクから供給された前記インクを循環させる管状の循環流路と、前記循環流路に設けられ、前記循環流路に前記インクを流す送液部と、を備え、前記循環流路は、前記記録部と繋がり、前記記録部に流入する前記インクが流れる供給流路と、前記記録部と繋がり、前記記録部から流出した前記インクが流れる回収流路と、を含み、前記循環流路では、前記循環流路を循環される前記インクが前記循環流路を流れる循環方向に直交する前記供給流路の内部空間の第一断面積が、前記循環方向に直交する前記回収流路の内部空間の第二断面積より小さく設定され、且つ前記供給流路の流路抵抗と前記回収流路の流路抵抗とが等しく設定される、インクジェット記録装置である。
このインクジェット記録装置によれば、インクが循環流路を循環されている状態において、供給流路に気泡が進入した場合、気泡が記録部の側に流れ易くなる。インクが循環流路を循環されている状態において、気泡が記録部に進入した場合、気泡が回収流路の側に流れ易くなる。気泡を、回収流路へと流出させることができる。インクの循環中に、気泡が循環流路と記録部に滞留することを抑制することができる。気泡による循環流路の詰まりを低減することができる。記録媒体に画像を高品質に記録することができる。第一断面積と第二断面積の関係に関し、「第一断面積が、第二断面積より小さく設定される」は、「第二断面積が、第一断面積より大きく設定される」と言い換えることができる。即ち、「第一断面積が、第二断面積より小さく設定される」は、「第二断面積が、第一断面積より大きく設定される」を含む概念である。
更に、単位時間当たりに供給流路を流れるインクの量と、単位時間当たりに回収流路を流れるインクの量を、等しくすることができる。インクの循環を安定させることができる。ノズルに形成されるメニスカスを安定させることができる。
インクジェット記録装置では、前記記録部は、前記インクジェットヘッドに供給される前記インクを貯留するサブタンクを含み、前記供給流路には、前記サブタンクに流入する前記インクが流れ、前記回収流路には、前記インクジェットヘッドから流出した前記インクが流れる、ようにしてもよい。この構成によれば、インクジェットヘッドへの気泡の流入を抑制することができる。
インクジェット記録装置は、前記サブタンクに貯留された前記インクの量を検出する検出器と、前記検出器によって検出された前記インクの量が第一量である場合、前記循環流路への前記メインタンクに貯留された前記インクの供給を開始させ、前記検出器によって検出された前記インクの量が前記第一量より多い第二量である場合、前記循環流路への前記メインタンクに貯留された前記インクの供給を停止させる制御部と、を備え、前記サブタンクは、前記インクを貯留する貯留室が減圧装置に接続される、ようにしてもよい。この構成によれば、サブタンクに貯留されるインクの量を、第一量から第二量の範囲に保つことができる。ノズルに形成されるメニスカスを安定させた状態で、インクの循環を行うことができる。
本発明によれば、インクの循環をスムーズに行うことができる、インクジェット記録装置を得ることができる。
インクジェット記録装置の概略構成の一例を示す断面図である。 インクジェット記録装置の概略構成の他の例を示す断面図である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<インクジェット記録装置>
インクジェット記録装置10では、各種の記録媒体に画像が記録される。記録媒体としては、布帛又は建築用資材が例示される。画像の記録に用いられるインクは、例えば、ブラック、マゼンタ、イエロー及びシアンの4色である。但し、これら各色のインクとは異なる色のインクを用いるようにしてもよい。インクの色数は、3色以下又は5色以上としてもよい。実施形態では、インク色を区別することなく説明する。図1では、色毎の各部15,20,50,55〜57,71,72に関する図示は、簡略化されている。ハッチングは、断面された部分を示す。図1では、記録媒体の図示は、省略されている。
インクジェット記録装置10は、メインタンク15と、記録部20と、循環流路50と、送液部55と、補給流路56と、補給弁57と、制御装置60を備える。メインタンク15は、インクを貯留する。記録部20は、記録媒体に画像を記録する。循環流路50には、メインタンク15から供給されたインクが流れる。インクは、循環流路50を流れて循環される。記録部20と循環流路50に関するこの他の説明は、後述する。送液部55は、循環流路50に設けられ、循環流路50にインクを流す。送液部55としては、送液用の公知のポンプが例示される。但し、送液部55としては、ポンプとは異なる公知の機構を採用することもできる。
補給流路56は、メインタンク15と循環流路50を繋ぐ。補給流路56には、メインタンク15から循環流路50に供給されるインクが流れる。補給弁57は、補給流路56に設けられる。補給弁57は、電磁弁であり、補給流路56を開閉する。補給弁57は、メインタンク15から循環流路50にインクが供給される場合、開かれた状態とされる。補給弁57は、メインタンク15から循環流路50へのインクの供給を停止させる場合、閉じられた状態とされる。
制御装置60は、制御部61と、接続インターフェース62を備える。実施形態では、接続インターフェース62を、「接続I/F62」と記載する。制御部61は、インクジェット記録装置10で実行される各種の動作を制御する。例えば、制御部61は、記録部20からのインクの吐出を制御する。制御部61は、補給弁57の開閉を制御する。制御部61は、例えば、CPUと、記憶部と、RAMを含む。CPUは、演算処理を実行する。記憶部は、例えば、不揮発性のメモリ及び/又はハードディスクである。記憶部には、インクジェット記録装置10で実行される各種の動作用のプログラムが記憶される。RAMは、CPUが記憶部に記憶されたプログラムを実行する際の作業領域となる。
接続I/F62には、補給弁57と排気弁72が接続される。この他、接続I/F62には、検出器40が接続される。制御部61から出力される開放信号と閉鎖信号は、接続I/F62から、補給弁57と排気弁72に適宜出力される。検出器40から出力される液面レベル信号は、接続I/F62を介して制御装置60に入力される。液面レベル信号は、接続I/F62から制御部61に出力される。検出器40及び液面レベル信号と排気弁72については、後述する。図1では、接続I/F62と、検出器40、補給弁57及び排気弁72を接続する電気配線の図示は、省略されている。
<記録部>
記録部20は、インクジェットヘッド21と、サブタンク30と、キャリッジ35を含む。記録部20では、サブタンク30は、インクジェットヘッド21の鉛直方向の上側に設けられる。インクジェットヘッド21は、サブタンク30が鉛直方向の上側に設けられた状態で、キャリッジ35に搭載される。インクジェットヘッド21には、複数のノズル22と流入口23と流出口24と内部流路25が形成される。記録部20では、インクは、インクジェットヘッド21に形成された複数のノズル22から吐出される。吐出されたインクは、記録媒体に着弾する。着弾したインクは、画像を形成する。図1では、ノズル22の数は、12個とされている。ノズル22の数と配置は、諸条件を考慮して適宜決定される。
インクジェットヘッド21では、継手28が流入口23に固定される。継手28には、サブタンク30に接続された接続流路34が取り付けられる。即ち、記録部20では、サブタンク30とインクジェットヘッド21が、接続流路34と継手28を介して通じ合う。インクジェットヘッド21では、継手29が流出口24に固定される。継手29は、インクジェットヘッド21と循環流路50を接続する。継手29を介したインクジェットヘッド21と循環流路50の接続に関する説明は、後述する。
サブタンク30からインクジェットヘッド21に供給されるインクは、接続流路34と継手28を流れて、流入口23からインクジェットヘッド21に流入する。インクジェットヘッド21に供給されたインクは、ノズル22から吐出され、又は流出口24から流出する。内部流路25は、本流部26と複数の支流部27を含む。本流部26は、流入口23と流出口24を繋ぐ。支流部27は、本流部26から分岐し、ノズル22に繋がる。即ち、インクは、流入口23からインクジェットヘッド21に流入し、本流部26を流出口24の側に流れ、その後、流出口24から循環流路50に流出する。本流部26を流れるインクの一部は、支流部27に流入し、ノズル22の側に流れる。
サブタンク30は、インクジェットヘッド21に供給されるインクを貯留する。実施形態では、サブタンク30の内部に形成された空間を、「貯留室31」という。サブタンク30では、インクは、貯留室31に貯留される。貯留室31には、インクが貯留された状態で気液界面が形成される。サブタンク30は、排気流路71を介して減圧装置70に繋がる。減圧装置70としては、真空ポンプが例示される。減圧装置70は、貯留室31からエアを吸引し、貯留室31の気圧を大気圧より低い圧力(負圧)とする。排気流路71には、排気弁72が設けられる。排気弁72は、電磁弁であり、排気流路71を開閉する。サブタンク30は、更に、給気流路を介して圧縮装置に繋がる。圧縮装置は、貯留室31に圧縮されたエアを供給し、貯留室31の気圧を大気圧より高い圧力とする。給気流路には、給気弁が設けられる。給気弁は、電磁弁であり、給気流路を開閉する。即ち、サブタンク30では、インクが貯留された状態の貯留室31の気圧が、減圧装置70と圧縮装置によって調整される。図1では、圧縮装置と給気流路と給気弁の図示は、省略されている。
インクジェット記録装置10では、記録媒体に画像が記録される場合、排気弁72が開かれた状態とされ、貯留室31は、排気流路71を介して減圧装置70と通じ合った状態とされる。この場合、給気弁は閉じられた状態とされ、給気流路を介した圧縮されたエアの流通は、遮断される。インクジェット記録装置10では、複数のノズル22からインクを強制的に吐出させる場合、排気弁72が開かれた状態とされ、貯留室31は、給気流路を介して圧縮装置と通じ合った状態とされる。この場合、排気弁72は閉じられた状態とされ、排気流路71を介した圧縮されたエアの流通は、遮断される。
サブタンク30には、検出器40が設けられる。検出器40は、サブタンク30に貯留されたインクの量を検出する。検出器40としては、サブタンク30に貯留されたインクの量を検出できる公知のセンサが採用される。例えば、検出器40としては、公知の液面センサが採用される。検出器40として採用されるセンサの形式は、諸条件を考慮して適宜決定される。実施形態では、検出器40によるインクの量の検出は、サブタンク30に貯留されたインクの液面を検出して行われることとする。
検出器40は、液面レベル信号を出力する。液面レベル信号は、検出器40で検出されたインクの液面のレベルを示す検出信号である。インクの量が第一量である、又はインクの量が第一量を下回っている場合に、検出器40から出力される液面レベル信号を、「下限値信号」という。インクの量が第二量である、又はインクの量が第二量を上回っている場合に、検出器40から出力される液面レベル信号を、「上限値信号」という。第一量は、サブタンク30に貯留されるインクの量の下限値として予め定められる。例えば、第一量は、貯留室31の容積の5〜20%程度に設定される。第二量は、サブタンク30に貯留されるインクの量の上限値として予め定められる。例えば、第二量は、貯留室31の容積の60〜80%程度に設定される。
<循環流路>
循環流路50は、供給流路51と、回収流路52を含む。図1において、循環流路50を形成する供給流路51と回収流路52の近傍に示す矢印は、循環流路50を循環されるインクが循環流路50を流れる方向を示す。実施形態では、前述の方向を、「循環方向」という。インクジェット記録装置10では、供給流路51と回収流路52は、円管状の部材によって形成されている。従って、供給流路51と回収流路52において、インクが流れる各流路の領域の断面は、円形となる。但し、供給流路51と回収流路52の断面形状は、円形とは異なる所定の形状であってもよい。供給流路51と回収流路52の断面形状は、諸条件を考慮して適宜決定される。供給流路51と回収流路52を形成する部材の材質は、例えば、樹脂製又は金属製とされる。
供給流路51は、記録部20と繋がる。供給流路51には、記録部20に流入するインクが流れる。供給流路51の第一端部は、送液部55の流出口に接続される。供給流路51の第二端部は、サブタンク30に接続される。即ち、供給流路51は、送液部55と記録部20を繋ぐ。送液部55から流出したインクは、供給流路51を流れて記録部20のサブタンク30に流入する。
回収流路52は、記録部20と繋がる。回収流路52には、記録部20から流出したインクが流れる。回収流路52の第三端部は、流出口24に固定された継手29に取り付けられる。回収流路52の第四端部は、送液部55の流入口に接続される。即ち、回収流路52は、記録部20と送液部55を繋ぐ。記録部20のインクジェットヘッド21から流出したインクは、回収流路52を流れて送液部55に流入する。回収流路52には、補給流路56が接続される。
循環流路50では、「第一断面積<第二断面積」との関係が成立する。第一断面積は、循環方向に直交する供給流路51の内部空間の断面積である。供給流路51の内径をDAとしたとき、第一断面積は、π×DA/4となる。第二断面積は、循環方向に直交する回収流路52の内部空間の断面積である。回収流路52の内径をDB(内径DB>内径DA)としたとき、第二断面積は、π×DB/4となる。内径DAは、例えば、1〜3mmの範囲の所定の値とされる。内径DBは、例えば、1.5〜5mmの範囲で、且つ内径DAより大きな所定の値とされる。
循環流路50では、供給流路51の流路抵抗と回収流路52の流路抵抗が等しく設定される。供給流路51及び回収流路52の流路抵抗は、各流路の圧力損失により特定される。所定の粘度のインクが循環流路50を流れる場合、供給流路51の流路抵抗は、供給流路51の内径DA及び長さの何れかを変更することで、変化させることができる。所定の粘度のインクが循環流路50を流れる場合、回収流路52の流路抵抗は、回収流路52の内径DB及び長さの何れかを変更することで、変化させることができる。この他、供給流路51及び回収流路52の流路抵抗は、各流路の鉛直方向の位置を変更することでも変化する。インクの粘度(粘性係数)は、例えば、5〜30mPa・sの範囲の所定の値とされる。
流路の流路抵抗(圧力損失)に関する法則としては、ハーゲン・ポアズイユの法則が知られている。ハーゲン・ポアズイユの法則では、流路抵抗Pは、P=128ηLQ/(πD)によって表される。ηは、流体(インク)の粘度である。Lは、流路長である。Qは、単位時間当たりの流量である。Dは、流路の内径である。図1では、供給流路51と回収流路52は、各流路の流路抵抗が等しく設定された状態を考慮して図示されたものではない。所定の部分に対する所定の流路の接続は、図1に示す構成とは異なる構成としてもよい。この接続のための構成は、諸条件を考慮して適宜決定される。
<補給弁の開閉動作>
補給流路56に設けられる補給弁57の開閉動作について、説明する。補給弁57の開閉は、制御部61(CPU)によって制御される。サブタンク30に貯留されたインクの量が、第一量より多く、メインタンク15から循環流路50へのインクの供給が停止されている場合、補給弁57は、閉じられた状態とされている。記録媒体への画像の記録が繰り返され、又は複数のノズル22から強制的にインクが吐出されることで、サブタンク30に貯留されたインクの量が、第一量となった、又は第一量を下回ったとする。この場合、検出器40から、下限値信号が出力される。下限値信号は、接続I/F62を介して制御装置60に入力される。制御部61は、下限値信号を取得する。制御部61は、下限値信号を取得した場合、補給弁57に開放信号を出力する。開放信号は、接続I/F62から補給弁57に出力される。補給弁57は、開かれた状態へと切り替わる。これに伴い、メインタンク15に貯留されたインクが、補給流路56を流れて循環流路50に供給される。
補給弁57が開かれ、メインタンク15に貯留されたインクが、補給流路56を流れて循環流路50に供給されている状態で、サブタンク30に貯留されたインクの量が、第二量となった、又は第二量を上回ったとする。この場合、検出器40から、上限値信号が出力される。上限値信号は、接続I/F62を介して制御装置60に入力される。制御部61は、上限値信号を取得する。制御部61は、上限値信号を取得した場合、補給弁57に閉鎖信号を出力する。閉鎖信号は、接続I/F62から補給弁57に出力される。補給弁57は、閉じられた状態へと切り替わる。これに伴い、メインタンク15から循環流路50へのインクの供給が、停止される。このような補給弁57の開閉動作によって、サブタンク30に貯留されるインクの量を、第一量から第二量の範囲に保つことができる。ノズル22に形成されるメニスカスを安定させることができる。
<実施形態の効果>
実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)インクジェット記録装置10では、循環流路50は、供給流路51と、回収流路52を含む(図1参照)。循環流路50には、送液部55が設けられる。供給流路51は、送液部55と記録部20を繋ぐ。供給流路51には、送液部55から流出したインクが流れる。供給流路51を流れたインクは、記録部20のサブタンク30に流入する。サブタンク30の貯留室31は、負圧とされる。回収流路52は、記録部20と送液部55を繋ぐ。回収流路52には、記録部20のインクジェットヘッド21から流出したインクが流れる。前述のインクは、本流部26から支流部27の側に流れず、その結果、ノズル22から吐出されなかったインクである。記録部20のインクジェットヘッド21から流出したインクは、回収流路52を流れて送液部55に流入する。循環流路50では、供給流路51の内部空間の第一断面積が、回収流路52の内部空間の第二断面積より小さく設定される。換言すれば、回収流路52の内部空間の第二断面積は、供給流路51の内部空間の第一断面積より大きく設定される。
そのため、インクが循環流路50を循環されている状態において、供給流路51に気泡が進入した場合、気泡を記録部20の側に流し、サブタンク30の貯留室31に流入させることが容易となる。この点に関し、液体が流れる管状の流路の内部に存する気泡の表面張力γは、γ=ρgD/Hによって表される。ρは、気泡の密度である。gは、重力加速度である。Dは、気泡の直径である。Hは、気泡の形状係数である。この式から明らかな通り、インク内の気泡の表面張力は、気泡の直径Dが小さくなる程、小さくなる。流路の内径(供給流路51の内径DA)を小さくした場合、気泡の直径Dを流路の内径に対応させたサイズとすることができる。気泡の直径Dを小さくすることで、気泡は、流路(供給流路51)内を流れ易くなる。インクがサブタンク30に貯留された状態で、気泡は、浮力により上昇する。これに伴い、インクジェットヘッド21への気泡の流入を抑制することができる。但し、インクが循環流路50を循環されている状態において、気泡がインクジェットヘッド21の内部流路25に進入することも想定される。このような場合、気泡を、回収流路52の側に流し、流出口24から回収流路52へと流出させることができる。インクの循環中に、気泡が循環流路50と記録部20に滞留することを抑制することができる。気泡による循環流路50の詰まりを低減することができる。記録媒体に画像を高品質に記録することができる。
(2)循環流路50では、供給流路51の流路抵抗と回収流路52の流路抵抗が等しく設定される(図1参照)。そのため、単位時間当たりに送液部55から供給流路51に流出するインクの量と、単位時間当たりに回収流路52から送液部55に流入するインクの量を、等しくすることができる。送液部55から流出されるインクの量を一定に保つことができる。インクの循環を安定させることができる。ノズル22に形成されるメニスカスを安定させることができる。
<変形例>
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は、適宜省略する。
(1)上記では説明を省略したが、インクジェット記録装置10は、シリアル型及びライン型の何れであってもよい。即ち、循環流路50は、インクジェット記録装置10の形式に関わらず採用することができる。インクジェット記録装置10がシリアル型である場合、インクジェット記録装置10は、キャリッジ35を主走査方向に往復移動させる移動部を備える。記録媒体への画像の記録は、キャリッジ35を主走査方向に往復移動させつつ行われる。インクジェット記録装置10がライン型である場合、複数のノズル22は、幅方向に配列される。前述の幅方向は、シリアル型のインクジェット記録装置における主走査方向に一致する方向である。シリアル型又はライン型のインクジェット記録装置は、既に実用化された形式であり、共に公知である。従って、これらに関するこの他の説明は、省略する。
(2)インクジェット記録装置10では、循環流路50に、送液部55が設けられ、供給流路51は、送液部55と記録部20を繋ぎ、回収流路52は、記録部20と送液部55を繋ぐ(図1参照)。回収流路52には、メインタンク15に繋がる補給流路56が接続される。インクジェット記録装置10では、図2に示すように、循環流路50のうち、記録部20と送液部55を繋ぐ回収流路52に、メインタンク15を設けるようにしてもよい。図2に基づく説明では、図1に示すインクジェット記録装置10との対応を明らかにするため、共通する又は対応する各部には、上記で用いた符号を付している。図2は、図1と同様の態様で示された図である。従って、所定の構成については、図1と同様、図示が簡略化又は省略されている。
図2に示すインクジェット記録装置10では、循環流路50は、供給流路51と、回収流路52を含む。回収流路52は、第一回収流路53と、第二回収流路54を含む。第一回収流路53には、記録部20から流出したインクが流れる。第一回収流路53の第五端部は、流出口24に固定された継手29に取り付けられる。第五端部は、図1に示す回収流路52の第三端部に相当する。第一回収流路53の第六端部は、メインタンク15に接続される。第六端部は、第五端部とは反対側となる第一回収流路53の端部である。即ち、第一回収流路53は、記録部20とメインタンク15を繋ぐ。この場合、記録部20のインクジェットヘッド21から流出したインクは、第一回収流路53を流れてメインタンク15に流入する。
メインタンク15に貯留されたインクは、送液部55の駆動に伴い、メインタンク15から流出し、循環流路50に供給される。第二回収流路54には、メインタンク15から流出したインクが流れる。第二回収流路54の第七端部は、メインタンク15に接続され、第二回収流路54の第八端部は、送液部55の流入口に接続される。第八端部は、図1に示す回収流路52の第四端部に相当する。第七端部は、第八端部とは反対側となる第二回収流路54の端部である。即ち、第二回収流路54は、メインタンク15と送液部55を繋ぐ。この場合、メインタンク15から流出したインクは、第二回収流路54を流れて送液部55に流入する。図2に示す例では、第七端部は、先端がメインタンク15の内部に収容され、メインタンク15の底部に近接した状態で、メインタンク15に接続されている。
図2に示す循環流路50でも、循環方向に直交する供給流路51(内径DA)の内部空間の第一断面積(π×DA/4)が、循環方向に直交する第一回収流路53の内部空間の第二断面積より小さく設定される。第一回収流路53の内径をDCとしたとき、第二断面積は、π×DC/4となる。内径DCは、例えば、図1に示す回収流路52の内径DBと同様、1.5〜5mmの範囲で、且つ内径DAより大きな所定の値とされる。第二回収流路54の内径DEは、次の条件を満足する所定の値に適宜設定される。即ち、図2に示す循環流路50では、供給流路51の流路抵抗と回収流路52の流路抵抗は等しく設定される。回収流路52の流路抵抗は、第一回収流路53の流路抵抗と第二回収流路54の流路抵抗の和によって求められる。第一回収流路53の流路抵抗は、第一回収流路53の内径DC、長さ及び鉛直方向の位置の何れかを変更することで、変化させることができる。第二回収流路54の流路抵抗は、第二回収流路54の内径DE、長さ及び鉛直方向の位置の何れかを変更することで、変化させることができる。図2では、供給流路51と回収流路52(第一回収流路53及び第二回収流路54)は、各流路の流路抵抗が等しく設定された状態を考慮して図示されたものではない。図2に示すインクジェット記録装置10では、補給流路56と補給弁57は、省略される。上記では説明を省略したが、図1及び図2に示すインクジェット記録装置10では、メインタンク15は、外部と通じ合い、内部に形成された空間は、大気開放された状態とされる。
(3)サブタンク30に、加熱部を設けるようにしてもよい。加熱部としては、公知の電気ヒータが例示される。例えば、加熱部としては、公知のシート状をしたラバーヒータが採用される。加熱部として、シート状をしたラバーヒータが採用される場合、このラバーヒータは、サブタンク30の外周面の全周に貼り付けられる。シート状をしたラバーヒータの熱は、サブタンク30に熱伝導し、サブタンク30は、この熱によって温められる。これに伴い、サブタンク30に貯留されたインクが加熱される。インクの温度を、ノズル22からの吐出に適した温度に調整することができる。この他、循環流路50の所定の範囲に、加熱部を設け、循環中のインクを加熱するようにしてもよい。加熱部には、電力が電源から供給される。電源は、例えば、制御装置60に設けられる。
(4)記録部20は、サブタンク30を含む。サブタンク30は、省略するようにしてもよい。この場合、検出器40と減圧装置70と排気流路71と排気弁72と圧縮装置と給気流路と給気弁は、省略される。供給流路51では、第一端部と反対側となる第二端部が、接続流路34と同様、インクジェットヘッド21の流入口23に固定された継手28に取り付けられる。供給流路51の第一端部は、上記同様、送液部55の流出口に接続される供給流路51の端部である。
10 インクジェット記録装置、 15 メインタンク、 20 記録部
21 インクジェットヘッド、 22 ノズル、 23 流入口、 24 流出口
25 内部流路、 26 本流部、 27 支流部、 28,29 継手
30 サブタンク、 31 貯留室、 34 接続流路、 35 キャリッジ
40 検出器、 50 循環流路、 51 供給流路、 52 回収流路
53 第一回収流路、 54 第二回収流路、 55 送液部、 56 補給流路
57 補給弁、 60 制御装置、 61 制御部
62 接続インターフェース(接続I/F)、 70 減圧装置、 71 排気流路
72 排気弁、 DA,DB,DC,DE 内径

Claims (3)

  1. インクを貯留するメインタンクと、
    前記インクを吐出するノズルが形成されたインクジェットヘッドを含む記録部と、
    前記メインタンクから供給された前記インクを循環させる管状の循環流路と、
    前記循環流路に設けられ、前記循環流路に前記インクを流す送液部と、を備え、
    前記循環流路は、
    前記記録部と繋がり、前記記録部に流入する前記インクが流れる供給流路と、
    前記記録部と繋がり、前記記録部から流出した前記インクが流れる回収流路と、を含み、
    前記循環流路では、前記循環流路を循環される前記インクが前記循環流路を流れる循環方向に直交する前記供給流路の内部空間の第一断面積が、前記循環方向に直交する前記回収流路の内部空間の第二断面積より小さく設定され、且つ前記供給流路の流路抵抗と前記回収流路の流路抵抗とが等しく設定される、インクジェット記録装置。
  2. 前記記録部は、前記インクジェットヘッドに供給される前記インクを貯留するサブタンクを含み、
    前記供給流路には、前記サブタンクに流入する前記インクが流れ、
    前記回収流路には、前記インクジェットヘッドから流出した前記インクが流れる、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記サブタンクに貯留された前記インクの量を検出する検出器と、
    前記検出器によって検出された前記インクの量が第一量である場合、前記循環流路への前記メインタンクに貯留された前記インクの供給を開始させ、前記検出器によって検出された前記インクの量が前記第一量より多い第二量である場合、前記循環流路への前記メインタンクに貯留された前記インクの供給を停止させる制御部と、を備え、
    前記サブタンクは、前記インクを貯留する貯留室が減圧装置に接続される、請求項に記載のインクジェット記録装置。
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