JP6683360B2 - 分岐コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電線を分岐する分岐コネクタに関する。
電線を分岐する分岐コネクタには、例えばT字形状に形成されたハウジングの各端縁(フード)に電線が接続されたソケットを挿入するとともに、フードとソケットの間をシール部材で封止して水密性を確保することで、防水分岐コネクタとして機能するものがある(例えば特許文献1参照)。シール部材を利用した防水コネクタは、電線を圧着接続する圧着端子を用いて構成することが一般的である(例えば特許文献2参照)。
また、コネクタについては、圧着端子ではなく、電線を圧接接続する圧接端子を用いて構成されたものもある。圧接端子を用いた防水分岐コネクタとしては、シール材を貫通するように配された電線に対して、圧接端子を分岐接続させるように構成されたものがある(例えば特許文献3参照)。
特開2013−45631号公報 特開2008−210658号公報 特開2003−203709号公報
圧着端子を用いたタイプの防水分岐コネクタでは、その防水分岐コネクタを用いて電線を分岐しようとした場合に、圧着端子に電線を圧着させる作業が必要となる。そのため、作業現場において電線の被覆を取り除く必要があり、また電線の被覆カスが生じることにもなるので、作業工数や作業効率等の点で好ましいとは言えない。
また、圧接端子を用いたタイプの従来品では、予めシール材に電線を挿通させておく必要があるため、コネクタ設置箇所や電線の末端処理等に制約がある。例えば、電線が長い場合や既存の電線を分岐する場合等については、シール材に電線を挿通させるのが困難となるおそれがある。このように、圧接端子を用いた従来の防水分岐コネクタは、コネクタ利用の汎用性に欠けたものとなっている。
本発明は、防水性を担保しつつ電線を分岐する場合であっても、その分岐のための作業性が良好であり、しかもコネクタ利用の汎用性を十分に確保することができる分岐コネクタを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、
3以上の嵌合凹部を有し、防水性を有する容器として構成された第1ハウジングと、
前記嵌合凹部内に嵌合する嵌合凸部を構成する第2ハウジングと、
前記第2ハウジング内に配され、電線と圧接接続される圧接端子金具と、
前記第1ハウジング内に配され、前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに嵌合する前記第2ハウジングの前記圧接端子金具を互いに導通させるタブ端子と、
前記第2ハウジングに配され、前記第2ハウジングの前記圧接端子金具に圧接接続される電線が挿通される開口部を有し、前記開口部に挿通された前記電線と前記第2ハウジングとの間を封止する電線シールと、
前記第1ハウジングの側又は前記第2ハウジングの側のいずれかに環状に配されて、前記第1ハウジングの前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を構成する前記第2ハウジングが嵌合した場合に、当該第1ハウジングと当該第2ハウジングとの間を封止するハウジングシールと、
を備える分岐コネクタが提供される。
本発明によれば、防水性を担保しつつ電線を分岐する場合であっても、その分岐のための作業性が良好であり、しかもコネクタ利用の汎用性を十分に確保することができる
本発明の一実施形態に係る分岐コネクタの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る分岐コネクタの断面図である。 本発明の一実施形態に係る分岐コネクタを構成するメスコネクタの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る分岐コネクタのメスコネクタを構成するハウジング(第2ハウジング本体)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る分岐コネクタのメスコネクタを構成するハウジング(カバー部)を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る圧接端子金具の斜視図である。 圧接端子金具の圧接部の変形例を示す概略平面図である。
<本発明の一実施形態>
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
(1)分岐コネクタの構成
図1は、本発明の一実施形態に係る分岐コネクタ1の斜視図である。図2は、分岐コネクタ1の断面図である。図3は、分岐コネクタ1を構成するメスコネクタ30の斜視図である。図4は、メスコネクタ30を構成するハウジング(第2ハウジング本体32)を示す斜視図である。図5は、メスコネクタ30を構成するハウジング(カバー部44)を示す斜視図である。
本実施形態では、分岐コネクタ1に接続される電線の一例として、複数本(例えば4本)の心線11が並列配置されたフラットケーブル10を挙げて説明する。しかし、本発明では、電線は、各心線11が接合されてなるフラットケーブル10に限定されることはなく、複数本の心線を備えて構成された他のケーブルであってもよく、また、被覆を有する電線又は被覆を有さない電線であってもよい。さらには、必ずしも複数本の心線を備えて構成されている必要はなく、単線の心線によって構成されたものにも適用し得る。
(A.全体構成)
分岐コネクタ1は、フラットケーブル10の分岐箇所に配され、フラットケーブル10の端部に接続されるメスコネクタ30と、メスコネクタ30が嵌合されるオスコネクタ20と、を備える。さらに詳しくは、分岐コネクタ1は、例えば、幹線回路を構成するフラットケーブル10(幹線ケーブル)の端部に接続される2つのメスコネクタ30と、支線回路を構成するフラットケーブル10(支線ケーブル)の端部に接続される1つのメスコネクタ30と、各メスコネクタ30が嵌合される1つのオスコネクタ20と、を備える。
オスコネクタ20及び各メスコネクタ30には、メスコネクタ30の抜けを防止するためのラッチ機構が形成されていてもよい(図1参照)。なお、ラッチ機構については、公知技術を利用したものであれば良いため、詳細な説明を省略するとともに、図1以外における図示についても省略する。
(B.オスコネクタの構成)
図2に示すように、オスコネクタ20は、第1ハウジング21と、タブ端子24と、を備える。
(b−1.第1ハウジングの構成)
第1ハウジング21は、防水性を有する容器として構成される。すなわち、第1ハウジング21は、後述する嵌合凹部22の開口を除き、他の開口(孔等)が形成されていない構成となっている。第1ハウジング21は、一例として、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料により形成される。
第1ハウジング21は、3つの嵌合凹部22を備える。第1ハウジング21は、長手方向(嵌合凹部22の奥行き方向又はフラットケーブル10が延びる軸方向(図2では左右方向))の一方側に開口した2つの嵌合凹部22と、長手方向の一方側とは反対の他方側に開口した1つの嵌合凹部22と、を備える。各嵌合凹部22内には、メスコネクタ30が嵌合される。
本実施形態では、第1ハウジング21が3つの嵌合凹部22を備える例について説明するが、本発明はこの実施形態に限定されることはなく、分岐の数に応じて4つ以上の嵌合凹部22を備えてもよい。
各嵌合凹部22は、同じ形状により形成され、それぞれに同型形状のメスコネクタ30が嵌合されるように構成されている。このため、1つの嵌合凹部22内に嵌合させることが可能なメスコネクタ30であれば、他の嵌合凹部22内に嵌合させることも可能である。
各嵌合凹部22内の所定の面には、図2に示すように、メスコネクタ30の向きを規制する凸部23が配される。すなわち、凸部23は、メスコネクタ30が誤った向きで嵌合されるのを未然に防止するものである。そのため、メスコネクタ30には、後述するように、凸部23と係りあう凹部37が形成されているものとする。
また、凸部23は、各嵌合凹部22のそれぞれに配される。ただし、第1ハウジング21の長手方向の一方側における嵌合凹部22内と、他方側における嵌合凹部22内とでは、それぞれに嵌合させるメスコネクタ30の向きを表裏反転させるように、凸部23の形成位置が互いに相違している。具体的には、一例として、図2に示す右側の嵌合凹部22では、下面に凸部23が配される。また、図2に示す左側の嵌合凹部22では、上面に凸部23が配される。その一方で、各メスコネクタ30には、それぞれ同じ位置に、凸部23と係りあう凹部37が形成されている。このため、図2に示す右側の嵌合凹部22内には、凹部37を下に向けたメスコネクタ30が嵌合される。また、図2に示す左側の嵌合凹部22内には、凹部37を上に向けたメスコネクタ30が嵌合される。
なお、第1ハウジング21の嵌合凹部22に嵌合される各メスコネクタ30には、フラットケーブル10を構成する心線11が同じ順番で接続されるようになっている。このため、互いに対向するメスコネクタ30の表裏を反転させることにより、これらのメスコネクタ30が嵌合された状態では、同じ順位の心線11が互いに対向するようになる。ここで、順位とは、例えば、心線11を識別する番号のことである。
(b−2.タブ端子の構成)
図2に示すタブ端子24は、メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合した場合に、各メスコネクタ30に接続される電線同士を導通させる。さらに詳しくは、タブ端子24は、複数のメスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合した場合に、各メスコネクタ30に接続されるフラットケーブル10のうち、同じ順位の心線11同士を導通させる。すなわち、タブ端子24は、フラットケーブル10を構成する心線11毎に配される。本実施形態では、フラットケーブル10の心線11が4本有るので、タブ端子24は4つ有る。
各タブ端子24は、各嵌合凹部22内に突出した先端部25と、各嵌合凹部22に突出する先端部25同士を接続する接続部26と、を備える。先端部25は、詳細を後述するように、各嵌合凹部22に嵌合するメスコネクタ30における圧接端子金具50と係合する。また、接続部26は、先端部25同士を接続することで、各先端部25と係合する圧接端子金具50同士を互いに導通させる。
このような先端部25及び接続部26を備えるタブ端子24は、例えば金属板状部材により形成され、一例として、銅又は銅合金にスズめっきを施したもの等により形成され、第1ハウジング21内に配される。
(C.メスコネクタの構成)
図3に示すメスコネクタ30は、オスコネクタ20に嵌合し、本実施形態では3つ備える。なお、本発明では、メスコネクタ30の数は、3つに限定されることはなく、幹線ケーブル及び支線ケーブルを合わせた数と同数、すなわち、嵌合凹部22の数と同数であればよく、又は、嵌合凹部22の数よりも少なくてもよい。なお、分岐コネクタ1の販売形態によって、メスコネクタ30の数が嵌合凹部22の数が少ない場合が考えられる。
各メスコネクタ30は、第2ハウジング31を備える。第2ハウジング31は、嵌合凹部22内に嵌合する嵌合凸部を構成する。
また、各メスコネクタ30は、電線シール38と、ハウジングシール41と、を備える。
(c−1.第2ハウジングの構成)
第2ハウジング31は、第2ハウジング本体32(図4参照)と、カバー部44(図5参照)とを備える。第2ハウジング本体32及びカバー部44は、一例として、PBT等の樹脂材料により形成される。
(c−2.第2ハウジング本体の構成)
図4に示すように、第2ハウジング本体32は、一面が開口することにより本体開口部33が形成された容器を構成する。すなわち、第2ハウジング本体32は、図4では上方が開口して、断面視凹状の容器を構成する。また、第2ハウジング本体32は、長手方向(接続される心線11の軸方向(図4では左下(右上)から右上(左下)への方向)の一端部32aが心線11を挿通するために開口している。その開口には、開口の壁面(第2ハウジング本体32)に密着するように、電線シール38(図1,3参照)が配されている。
第2ハウジング本体32は、長手方向の一端部32aとは反対の他端部32bに、タブ端子24の先端部25を挿通させることが可能な4つの第1孔部34を備える。すなわち、第1孔部34は、メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合する場合に、タブ端子24の先端部25に対向する位置に配される。メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合した場合、第1孔部34を介して、タブ端子24の先端部25が第2ハウジング31内に挿入される。第1孔部34は、タブ端子24の数と同数が形成される。
第2ハウジング本体32は、本体開口部33の底面にガイド溝35を備える。ガイド溝35は、第2ハウジング本体32の長手方向の一端部32aに形成された開口を介して挿入された心線11の位置を規制する溝となる。すなわち、ガイド溝35は、所定の間隔をおいて心線11を並列に配するために、心線11の位置を保持する溝となる。ガイド溝35は、第1孔部34の数と同数が形成される。なお、ガイド溝35における第2ハウジング本体32の上記開口とは反対側には、心線11の端縁が当接される壁が配される。
各ガイド溝35には、第2ハウジング31の外部から第2ハウジング31内の心線11を確認するための電線確認孔部36(図3,4参照)が形成されている。電線確認孔部36は、第2ハウジング本体32に心線11が挿入されている場合、心線11に対向する位置に配される。電線確認孔部36は、第2ハウジング本体32と後述するカバー部44とを仮組みした状態で心線11を第2ハウジング本体32に挿入するとき、及び、第2ハウジング本体32にカバー部44を係合させた後に、心線11を確認するための窓部となる。なお、第2ハウジング本体32とカバー部44とを仮組みした状態で心線11を第2ハウジング本体32に挿入する場合の代わりに、心線11を第2ハウジング31に挿入した状態で、第2ハウジング本体32にカバー部44を係合させる場合にも、電線確認孔部36は、心線11を確認するための窓部となる。
また、第2ハウジング本体32の他端部32b側の外面には、嵌合凹部22内に形成された凸部23と係合する、上述した凹部37(図2,3参照)が形成されている。すなわち、凹部37は、メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合した場合、嵌合凹部22内に形成された凸部23に対向する位置に形成されている。なお、嵌合凹部22に挿入されるメスコネクタ30の向きを規制することができるものであれば、凸部23及び凹部37の例に限定されることはない。
(c−3.電線シールの構成)
図2に示すように、電線シール38は、心線11が挿通される開口部39を備える。電線シール38は、開口部39に心線11が挿通された場合、その心線11と第2ハウジング31との間を封止する。開口部39は、第1孔部34の数と同数が形成されている。
開口部39は、周方向に連続して形成された凸型の形状となっている第1凸型形状部40を備える。すなわち、第1凸型形状部40は、開口部39を1周するように形成されている。第1凸型形状部40は、開口部39の軸方向に沿って複数形成されている。
開口部39に挿通される心線11は、フラットケーブル10を分割したものであるため、その分割面(破断面)には被覆の凹凸が形成される場合がある。このような被覆の凹凸が有る場合でも、封止機能を確保するために、開口部39には複数の第1凸型形状部40が形成されている。第1凸型形状部40の数は、表面が平らなものに密着する場合に比べて多くなっている。
(c−4.ハウジングシールの構成)
また、第2ハウジング本体32は、外面に密着して配される環状のハウジングシール41を備える。ハウジングシール41は、メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合した場合、嵌合凹部22内に密着し、第2ハウジング31(第2ハウジング本体32)と嵌合凹部22との間を封止する。
ハウジングシール41は、環状内周面側に形成された第2凸型形状部42及び環状外周面側に形成された第3凸型形状部43を備える。
第2凸型形状部42は、凸型の形状であり、ハウジングシール41の内面の周方向に連続して形成されている。第2凸型形状部42は、ハウジングシール41を1周するように形成されている。第2凸型形状部42は、ハウジングシール41の環状軸方向に複数形成されている。
第3凸型形状部43は、凸型の形状であり、ハウジングシール41の外面の周方向に連続して形成されている。第3凸型形状部43は、ハウジングシール41を1周するように形成されている。第3凸型形状部43は、ハウジングシール41の環状軸方向に複数形成されている。
ハウジングシール41は、嵌合凹部22内及び第2ハウジング本体32に密着する。嵌合凹部22及び第2ハウジング31の表面は平らであるため、表面に凹凸がある場合に比べて、第2凸型形状部42及び第3凸型形状部43の数を少なくしている。
つまり、電線シール38における第1凸型形状部40は凹凸を有する心線11に密着するのに対し、ハウジングシール41における第2凸型形状部42及び第3凸型形状部43は平らな面に密着する。したがって、第1凸型形状部40の数は、第2凸型形状部42及び第3凸型形状部43それぞれの数よりも多い。ここで、一例として、第1凸型形状部40の数は4つであり、第2凸型形状部42の数及び第3凸型形状部43の数は3つである。
(c−5.カバー部の構成)
図5に示すように、カバー部44は、一面が開口することによりカバー開口部45が形成された容器を構成する。すなわち、カバー部44は、図5では上方が開口して、断面視凹状の容器を構成している。カバー部44には、後述する圧接端子金具50が向きを同じにして並列に配置されている。圧接端子金具50の数は、第1孔部34の数と同数が配される。
カバー部44の一端側44aには、圧接端子金具50の圧接部52が配される。圧接部52は、心線11と圧接接続する。カバー部44の一端側44aの側壁には、心線11を圧接部52に圧接接続させることができ、且つ、圧接接続された心線11が側壁を通過することができるように、例えば、コ字状又はU字状等の溝46が形成されている。
カバー部44の一端側44aとは反対の他端側44bには、圧接端子金具50の板ばね状端子部60が配される。板ばね状端子部60は、タブ端子24の先端部25が挿抜可能に構成され、先端部25が挿入された状態でタブ端子24と導通する。圧接端子金具50は、圧接部52に心線11を圧入させる方向がカバー開口部45の開口に向くように、カバー部44に配されている。カバー部44の他端側44bの側壁には、板ばね状端子部60とタブ端子24とを導通させるために、タブ端子24の先端部25をカバー部44内に挿入させる第2孔部(図示せず)が配されている。すなわち、カバー部44を第2ハウジング本体32に係合させた場合、第2孔部は、第1孔部34に対向する位置に配される。
カバー部44は、カバー開口部45が第2ハウジング本体32の本体開口部33の側に面した状態で、その本体開口部33に挿入される。このとき、カバー部44の一端側44aは、第2ハウジング本体32の長手方向の一端部側32aに配される。そして、第2ハウジング本体の本体開口部33に挿入されると、カバー部44は、本体開口部33を塞ぐ状態に位置すると共に、その状態で図示せぬラッチ機構により第2ハウジング本体32と係合する。
カバー部44が第2ハウジング本体32と係合すると、第2ハウジング31内の心線11がカバー部44に配置された圧接端子金具50に圧接接続されるように、第2ハウジング本体32及びカバー部44は、それぞれの形状及び位置関係が構成されている。
(2)圧接端子金具の構成
次に、図6を参照して、圧接端子金具50について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る圧接端子金具の斜視図である。
(D.全体構成)
圧接端子金具50は、底面部51と、底面部51の一端側に配される圧接部52と、底面部51の一端側とは反対の他端側に配される板ばね状端子部60と、を備える。圧接端子金具50は、所定の厚さ(例えば0.2〜0.5mmの範囲内の一定の厚さ、より好適には0.4mm厚程度)の金属板が折り曲げられることにより、圧接部52、板ばね状端子部60及び底面部51が一体に成形される。ここで、金属板は、一例として、銅又は銅合金にスズめっき等が施されたものである。
(d−1.底面部の構成)
圧接端子金具50は、略矩形の底面部51を有する。すなわち、底面部51は、例えば圧接接続される心線11が延びる軸方向に沿って長辺を有する長方形となっている。
(d−2.圧接部の構成)
底面部51の一端側には、底面部51から起立する2つの圧接部52が配される。2つの圧接部52は、後述する平板部55が平行又は略平行になるように、底面部51の長手方向(上述した長方形の長辺方向(矢印A方向))に沿って離間して設けられている。なお、圧接部52の数は、2つに限定されることはなく、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。
圧接部52は、平板部55と、側縁部57と、を備える。平板部55及び側縁部57についても、上記の金属板を折り曲げ形成することにより、一体に成形されている。平板部55は、図6では上方に開口した圧接溝56を有する。平板部55は、圧接溝56に心線11がその心線11の軸方向(矢印A方向)に交差する方向(矢印B方向)から圧入されることに基づいて、心線11を挟み込むように保持する。具体的には、平板部55は、圧接溝56に心線11が圧入された場合、圧接溝56によって心線11の被覆を破り、心線11の導体に接触するようになっている。圧接溝56は、上方側が大きく開口し、その開口の下側が略U字型の形状になっている。これにより、圧接部52は、心線11を圧接溝56に挿入しやすくなっている。
側縁部57は、平板部55における圧接溝56の溝幅方向(具体的には、心線11の軸方向(矢印A方向)及び心線11の圧入方向(矢印B方向)に交差する方向(矢印C方向))の平板部55の両側側縁のうち少なくとも一方から延設され、平板部55との接続箇所が折り曲げられた構成となっている。このように、圧接部52に側縁部57を配することにより、側縁部57の分だけ平板部55の面積が広がった考えることができ、圧接溝56の溝幅方向に関して平板部55を補強する(変形しにくくする)ことが可能になる。
平板部55は、圧接溝56への心線11の圧入の際の負荷による過剰変形を防ぐために、適度な板厚が必要である。ただし、上述したように、平板部55から側縁部57が延設された構成であれば、その側縁部57によって平板部55が補強されることになるので、側縁部57が無い構成の場合に比べて平板部55を薄厚化しても、心線11の圧入に伴う過剰変形を抑止し得るようになる。
また、側縁部57は、図6では平板部55の左右の側縁から、底面部51に沿う方向に延設されている。そして、側縁部57及び平板部55は、接続箇所に屈曲が形成されており、心線11の圧入方向(矢印B方向:平面視)から見てコ字型となっている。つまり、圧接部52の幅(矢印C方向の幅)は、底面部51の長手方向(矢印A方向)に交差する方向(矢印C方向)の長さ(幅)と同じ又は底面部51の幅よりも狭くなっている。これにより、圧接端子金具50が配置される面積が大きくなることを抑制しつつ、圧接端子金具50をカバー部44に配することが可能になる。
2つの圧接部52のうち、底面部51の一端に配される圧接部52(第1圧接部53)は、平板部55の下面において底面部51と接続している。また、2つの圧接部52のうち、底面部51の一端よりも他端側に配される圧接部52(第2圧接部54)は、2つの側縁部57のうち一方の側縁部57aの下面において底面部51と接続している。すなわち、第2圧接部54は、片持ち状に底面部51と接続している。第2圧接部54が1つの側縁部57において片持ち状に支持されるのは、圧接部52、板ばね状端子部60及び底面部51を1枚の金属板を折り曲げて形成するからである。
一方の側縁部57aには、側縁開口部58が形成される。側縁開口部58は、例えば、孔又は切欠き等により形成される。図6では、側縁開口部58として孔が形成された一例を記載している。一方の側縁部57aに側縁開口部58が設けられていない場合、第2圧接部54が片持ち状に支持されているため、平板部55のうち、底面部51に支持されている一方の側縁部57a側の面と、底面部51に支持されていない他方の側縁部57b側の面との強度は、異なる可能性がある。この場合に、第2圧接部54に心線11を挿入すると、平板部55のうち強度の弱い面(底面部51に支持されていない他方の側縁部57b側の面)が変形する可能性がある。このため、平板部55のうち、一方の側縁部57a側の面と、他方の側縁部57b側の面との強度を同程度にするために、一方の側縁部57aに側縁開口部58を形成して、平板部55の変形を抑制するようにしている。なお、側縁開口部58は、例えば、適宜実験等を行うことにより、適正な位置に形成される。また、側縁開口部58の数は、1つに限定されることはなく、複数であってもよい。
また、第2圧接部54の底面部51に支持されていない他方の側縁部57bとの隣接箇所には、底面部51から起立した立設部59が配される。立設部59は、第2圧接部54と略同じ高さを有し、矢印B方向から見て第2圧接部54と共にコ字型を形成するようになっている。他方の側縁部57bに近接して立設部59を配することにより、例えば、第2圧接部54に心線11を圧接接続する際に、心線11に力が加わって第2圧接部54(特に、他方の側縁部57b側)が心線11の軸方向(矢印A方向)に傾いた場合でも、立設部59により第2圧接部54を支えることが可能になる。また、第2圧接部54及び立設部59により矢印B方向から見てコ字型を形成することにより、心線11を圧接溝56に圧入する際のガイドの役割を果たすことができ、また、心線11の移動を抑止することも可能になる。なお、立設部59は、第1圧接部53と第2圧接部54との間において、第2圧接部54に近接して配してもよい。
(d−3.板ばね状端子部の構成)
底面部51の他端側には、板ばね状端子部60が配される。板ばね状端子部60は、底面部51の長手方向(矢印A方向)に沿った両側の側壁61から内側に向けて板ばね状に(すなわち弾性を有して)延設されるように形成される。板ばね状端子部60は、メスコネクタ30がオスコネクタ20に嵌合する場合にタブ端子24の先端部25を導き入れて、そのタブ端子24の先端部25に両側から弾性力を有して接触するようになっている。
板ばね状端子部60は、板ばね状の部分の板厚が薄いほうが好ましい。板厚が薄ければ、板ばね状の部分の長さを短くできるからである。すなわち、例えば、板ばね状の部分の板厚を薄くした場合と、その板厚を厚くした場合とで、板ばね状の部分の変位量、弾性係数、ばね幅等を同じにする場合には、板厚を薄くしたほうが板ばね状の部分の長さを短くすることができる。したがって、板ばね状端子部60は、板厚を薄くしたほうが、小型化の実現が容易となる。
ところで、板ばね状端子部60は、圧接部52と一体で成形されている。そのため、板ばね状端子部60の板厚を薄くすると、これに伴って圧接部52の板厚も薄くなる。
ただし、圧接部52は、上述したように、平板部55と側縁部57とを備えており、平板部55が側縁部57によって補強されている。したがって、板ばね状端子部60における板ばね状の部分の長さを短くするために板厚を薄くした場合であっても、圧接部52の強度を十分に確保することが可能となり、圧接部52への心線11の圧入に伴う過剰変形を抑止することができる。
つまり、本実施形態の圧接端子金具50によれば、圧接部52の強度確保と、板ばね状端子部60の小型化とについて、これらの相反する事項を合わせて達成することが可能である。
(3)分岐コネクタ及び圧接端子金具の使用方法
次に、分岐コネクタ1及び圧接端子金具50の使用方法について説明する。
まず、フラットケーブル10を分岐したい箇所の、フラットケーブル10の端部にメスコネクタ30を接続する。すなわち、幹線ケーブルを分岐して支線ケーブルを接続したい箇所に分岐コネクタ1を接続する。このとき、幹線ケーブルから1の支線ケーブルを分岐する場合には、幹線ケーブルの2つの端部、及び、支線ケーブルの1つの端部それぞれにメスコネクタ30を接続する。
具体的には、まず、フラットケーブル10の端部を各心線11に分割する。次に、各心線11を、第2ハウジング本体32に配された電線シール38の開口部39に挿通し、ガイド溝35を利用して第2ハウジング本体32内に並列に配する。心線11を第2ハウジング本体32に挿入する場合、ガイド溝35の奥にある壁に到達するまで、心線11を挿入する。なお、第2ハウジング本体32内に心線11を配する順番は、3つの第2ハウジング本体32全てにおいて同じ順番になる。一例として、順位が1番から4番までの心線11が有る場合、3つの第2ハウジング本体32全てにおいて、第2ハウジング本体32の左端から右端へ順に1番から4番の心線11を配する。
なお、心線11を第2ハウジング本体32に挿入する場合、第2ハウジング本体32とカバー部44とを仮組みした状態で心線11を挿入してもよい。この場合、ガイド溝35によって心線11の位置が規制されるため、心線11を適正な位置に配置することができる。また、電線確認孔部36によって、心線11の挿入位置を確認することができる。例えば、電線確認孔部36を介して、心線11がガイド溝35の奥にまで到達しているか、及び、心線11がガイド溝35からずれていないかを確認することができる。
次に、複数の圧接端子金具50が並列に配されたカバー部44を、圧接部52と心線11とが対向するようにして、第2ハウジング本体32に係合する。このとき、圧接部52が平面視コ字型となっているため、コ字型の内側へ配された心線11が圧接部52の幅方向へ移動するのを抑止する。さらに、第2ハウジング本体32にはガイド溝35が形成されているため、心線11がガイド溝35の幅方向へ移動するのを抑止している。そして、心線11が圧接溝56へ入り込むことになる。そうすると、圧接溝56によって心線11の被覆が破られて、心線11の導体と圧接溝56とが接触する。すなわち、平板部55は、心線11を両側から挟み込むように保持する。また、側縁部57が配されることにより平板部55が補強されているため、圧接溝56に心線11を圧入する際に、平板部55に変形等が生じる可能性を低くしている。
カバー部44を第2ハウジング本体32に係合させる際、及び、カバー部44を第2ハウジング本体32に係合させた後に、電線確認孔部36を介して心線11を確認することにより、心線11が移動(ガイド溝35の長さ方向及びその長さ方向に交差する方向等への移動)していないか、すなわち、圧接部52によって適切に圧接接続されているか確認することができる。なお、電線確認孔部36を介して心線11を確認することができなければ、心線11が移動して、心線11と圧接部52とが適切に圧接接続されていないことと判断することができる。
また、第2ハウジング本体32にフラットケーブル10を構成する全ての心線11を挿入しておき、心線11の数と同数の圧接端子金具50が配されたカバー部44を第2ハウジング本体32に係合させるため、一度の作業で全ての心線11を圧接部52に圧接接続することができる。これにより、メスコネクタ30へのフラットケーブル10の接続が完了する。
次に、メスコネクタ30をオスコネクタ20に嵌合させる。このとき、オスコネクタ20の嵌合凹部22内に形成された凸部23と、メスコネクタ30に形成された凹部37とを係合させる。すなわち、対向するメスコネクタ30の表裏が互いに逆になるように、各メスコネクタ30をオスコネクタ20に嵌合させる。これにより、フラットケーブル10を構成する各心線11の順位が同じもの同士が、分岐コネクタ1を介して導通することになる。
また、電線シール38は第2ハウジング31と心線11との間を封止し、ハウジングシール41は第2ハウジング31と嵌合凹部22との間を封止するため、メスコネクタ30をオスコネクタ20に嵌合させることにより、分岐コネクタ1は、防水機能を有することになる。
(4)本実施形態により得られる効果
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果が得られる。
(a)本実施形態の分岐コネクタ1は、第1ハウジング21と、第2ハウジング31と、タブ端子24と、圧接端子金具50と、を備える。第2ハウジング31は、第1ハウジング21に嵌合する。タブ端子24は、第2ハウジング31が第1ハウジング21に嵌合した場合に、第2ハウジング31に接続される心線11同士を導通させる。圧接端子金具50は、心線11が圧接接続されると共に、第2ハウジング31が第1ハウジング21に嵌合した場合に、タブ端子24と導通する。
これにより、分岐コネクタ1は、フラットケーブル10を分岐することができる。
また、分岐コネクタ1は、心線11と圧接接続するので、圧着接続のように接続時に心線11の被覆を取り除く必要がなく、心線11の被覆カスが生じることもない。したがって、作業工数や作業効率等の点で非常に好ましいものとなる。
また、分岐コネクタ1は、フラットケーブル10の端部に接続されるため、フラットケーブル10の長さが長い場合や既存のフラットケーブル10にも、容易に取り付けることができる。つまり、圧接端子を用いた場合であっても、コネクタ利用の汎用性を十分に確保することができる。
さらに、本実施形態の分岐コネクタ1は、心線11と第2ハウジング31との間を封止する電線シール38と、第2ハウジング31と嵌合凹部22との間を封止するハウジングシール41と、を備える。
これにより、分岐コネクタ1は、防水機能を有することができる。
以上のように、本実施形態の分岐コネクタ1によれば、防水性を担保しつつ幹線ケーブルから支線ケーブル10を分岐する場合であっても、その分岐のための作業性が良好であり、しかもコネクタ利用の汎用性を十分に確保することができる。
(b)また、本実施形態の分岐コネクタ1には、複数の心線11が並列に配置されたフラットケーブル10が接続される。心線11は、複数のメスコネクタ30それぞれにおいて同じ順番で接続される。
なお、分岐コネクタは、メスコネクタに心線を接続する順番がメスコネクタ間で異なっていると、間違った順番でメスコネクタに心線を接続し、また、メスコネクタをオスコネクタに嵌合させる場合には、間違った位置にメスコネクタを嵌合させて、順位の同じ心線同士が導通されない可能性がある。
しかし、本実施形態の分岐コネクタ1は、複数のメスコネクタ30それぞれにおいて同じ順番で心線11が接続されるため、接続の作業が容易になる。
(c)また、本実施形態の分岐コネクタ1は、フラットケーブル10の長さ方向に沿って互いに向き合うように複数の第2ハウジング31を嵌合凹部22内に嵌合させる場合、複数の第2ハウジング31を互いに表裏反転させた向きで嵌合凹部22内に嵌合させる。
これにより、分岐コネクタ1は、複数のメスコネクタ30それぞれにおいて同じ順番で心線11を接続しても、順位の同じ心線11同士を導通させることができる。
(d)また、本実施形態の分岐コネクタ1は、電線シール38の開口部39に形成された第1凸型形状部40の数を、ハウジングシール41に形成された第2凸型形状部42及び第3凸型形状部43のそれぞれの数よりも多くしている。
これにより、分岐コネクタ1は、例えば心線11の被覆に凹凸が有る場合であっても、心線11に密着して封止機能を確保することができ、その結果としてそれぞれが同数の場合よりも防水機能を高めることができる。
(e)また、本実施形態の分岐コネクタ1は、メスコネクタ30を構成する第2ハウジング31が第2ハウジング本体32とカバー部44とを備えており、第2ハウジング本体32へカバー部44を挿入して係合させることで、圧接端子金具50に複数本の心線11が圧接接続するように構成されている。
これにより、分岐コネクタ1は、一度の作業により、複数の心線11を各圧接端子金具50の圧接部52に圧接接続させることができる。すなわち、各心線11のそれぞれで個別に圧接接続をさせる作業を行う場合に比べて、作業工数を大幅に減らすことができる。
(f)また、本実施形態の分岐コネクタ1は、心線11の位置を確認するための電線確認孔部36を備える。
これにより、分岐コネクタ1は、第2ハウジング本体32とカバー部44とを仮組みさせた状態で心線11を挿入する場合、第2ハウジング本体32にカバー部44を挿入して係合させる場合、又は第2ハウジング本体32にカバー部44を係合させた後において、電線確認孔部36を用いて、第2ハウジング31の外部から心線11を確認することができる。つまり、電線確認孔部36を用いて心線11が正しく接続されているか否かを判断することができるので、電線確認孔部36が無い場合に比べて、コネクタとしての信頼性を向上させることができる。
(g)また、本実施形態の分岐コネクタ1は、第2ハウジング本体32に心線11の位置を規制するガイド溝35を備える。
これにより、分岐コネクタ1は、第2ハウジング本体32とカバー部44を仮組みした状態で第2ハウジング31内に心線11を挿入する場合でも、心線11を適正な位置に導くことができる。
(h)本実施形態の圧接端子金具50は、圧接部52と板ばね状端子60とを備えており、さらに圧接部52が平板部55と側縁部57とを備えている。そして、側縁部57は、平板部55に形成された圧接溝56の溝幅方向における平板部55の両側縁のうち少なくとも一方から延設され、平板部55との接続箇所が折り曲げられている。
このように、圧接端子金具50は、圧接部52に側縁部57が配されることにより、見かけ上、平板部55が幅広に形成されていると考えることができる。そのため、圧接部52に心線11を圧接接続する場合、心線11を圧接部52全体(平板部55及び側縁部57)で支えるため、圧接溝56の溝幅方向に関して平板部55が補強される(変形しにくくなる)ことになり、圧接部52が変形する可能性を低くすることができる。また、圧接部52の強度が強くなるため、より太い心線11でも圧接部52に圧接接続することができる。
また、圧接端子金具50は、圧接部52に側縁部57が配されることにより、圧接部52の強度が強くなる。そのため、板ばね状端子部60における板ばね状の部分の長さを短くするために板厚を薄くした場合であっても、圧接部52の強度を十分に確保することが可能となり、圧接部52への心線11の圧入に伴う過剰変形を抑止することができる。つまり、本実施形態の圧接端子金具50によれば、圧接部52の強度確保と、板ばね状端子部60の小型化とについて、これらの相反する事項を合わせて達成することが可能である。
したがって、本実施形態の圧接端子金具50によれば、圧接部52に心線11を圧接接続する際に、圧接部52に不具合が生じる可能性を低くすることができる。
(i)また、本実施形態の圧接端子金具50では、圧接部52は、心線11の圧入方向から見てコ字型になっている。
これにより、圧接端子金具50は、圧接部をコ字型にせず、平板部及び側縁部全体で平面形状になっている場合に比べて、平面視した場合の圧接端子金具50の配置に必要な面積を小さくすることができる。すなわち、例えば、平面視して底面部51から圧接部52がはみ出すのを防止することにより、圧接端子金具50をカバー部44に配置する場合のその配置に必要な面積が大きくなるのを抑制することができる。
また、圧接端子金具50は、圧接部52をコ字型にした場合には、圧接部52を左右対称な形状にすることができる。このため、仮に、圧接部52に心線11を圧接接続する際に圧接部52が変形する場合でも、圧接部52の変形を左右で略対称にすることができ、圧接部52の左側のみ又は右側のみが変形する場合に比べて、圧接部52が破損する可能性を低くすることができる。
(j)また、本実施形態の圧接端子金具50において、圧接部52は、両側の側縁のうち少なくとも一方の側縁部57と底面部51とが一体成型によりつながっている。
これにより、圧接端子金具50は、1枚の金属板を折り曲げて一体に成形する場合でも、複数の圧接部52を形成することができる。
(k)また、本実施形態の圧接端子金具50では、圧接部52を片持ち状に支持し、圧接部52を支持している一方の側縁部57aに側縁開口部58を備える構成である。
このように、圧接部52を片持ち状に支持した場合、他方の側縁部57bは、浮いた状態になる。平板部55のうち、一方の側縁部57a側と他方の側縁部57b側とでは強度(変形に対する耐性)が異なることになる。そこで、圧接端子金具50は、一方の側縁部57aに側縁開口部58を形成して、平板部55のうち一方の側縁部57a側の強度を弱くすることにより、平板部55の一方の側縁部57a側と他方の側縁部57b側との強度を同程度にすることができる。
これにより、片持ち状の圧接部52に心線11を圧接接続させた場合でも、平板部55の他方の側縁部57b側の面のみが変形する可能性を低くして、圧接部52が破損する可能性を低減することができる。
(l)また、本実施形態の圧接端子金具50は、圧接部52における側縁部57bとの隣接箇所に形成された立設部59を備える。
これにより、圧接端子金具50は、圧接部52が傾く可能性がある場合でも、圧接部52が傾くのを防止することができ、確実に圧接部52に心線11を圧接接続させることができる。
(m)また、本実施形態の圧接端子金具50において、圧接部52は、心線11の軸方向に沿って、複数設けられる。
これにより、圧接端子金具50は、圧接部52と心線11との接触面積を増やすことができ、心線11を保持する力を強くすることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上述した実施形態では、圧接部52は平面視してコ字型の例について説明したが、本発明はその例に限定されることはない。
図7は、圧接部の形状の変形例について説明する概略平面図である。図7(A)は、圧接部が平面視してL字型をした例を示す。図7(B)は、圧接部が湾曲部と側縁部とを備える例を示す。
図7(A)に示すように、圧接部101は、圧接溝103を有する平板部102と、平板部102の一方の側縁のみから延設された側縁部104と、を有し、平面視してL字型を構成する。このような構成であっても、圧接部101は、側縁部104を有するので、平板部102を補強することができる。
図7(B)に示すように、圧接部111は、上述した平板部の代わりに湾曲部112を有する。すなわち、圧接部111は、圧接溝113を有する湾曲部112と、湾曲部112の少なくとも一方の側縁から延設された側縁部114とを備える。なお、図7(B)では、側縁部114は、湾曲部の両側の側縁から延設されている。湾曲部112と側縁部114との接続箇所は、折り曲げられている。圧接部111が湾曲部112を有する場合でも、湾曲部112には側縁部114が一体に成形されているため、湾曲部112を補強することができる。
また、上述した実施形態では、ハウジングシール41がメスコネクタ30に配された例について説明した。しかし、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、ハウジングシールがオスコネクタの嵌合凹部内に密着して配されていてもよい。この変形例の場合でも、ハウジングシールは、メスコネクタがオスコネクタに嵌合した場合にメスコネクタに密着して、嵌合凹部内を封止することができる。
なお、分岐コネクタは、フラットケーブルの分岐が予想される箇所に予め接続しておくことも可能である。
すなわち、幹線ケーブルの端部にメスコネクタを接続し、そのメスコネクタをオスコネクタに嵌合させる。これにより、幹線ケーブル同士の導通は確保させる。また、支線ケーブルは今後に接続される予定のため、支線ケーブルはメスコネクタ(支線側メスコネクタ)には接続しておかない。
しかし、分岐コネクタの防水性を確保するために、支線側メスコネクタにおける電線シールの開口部には、その開口部を封止する封止材を挿入しておく。封止材は、支線側メスコネクタに支線ケーブルを接続する際に、取り外すことができるものである。そして、開口部に封止材が挿入された支線側メスコネクタをオスコネクタに嵌合させる。これにより、オスコネクタの嵌合凹部全てにはメスコネクタが嵌合されており、各メスコネクタには、幹線となるフラットケーブルが接続され、又は、開口部に封止材が挿入されているため、分岐コネクタは、防水性を確保することができる。
将来、幹線ケーブルの分岐が必要になった場合には、支線側メスコネクタに配された封止材を取り除いて、支線側メスコネクタに支線ケーブルを接続する。支線ケーブルが接続された支線側メスコネクタをオスコネクタに嵌合させれば、幹線ケーブルを分岐することができる。
これにより、幹線ケーブルの分岐が必要になった場合には、支線ケーブルを支線側メスコネクタに接続する作業のみで幹線ケーブルを分岐できる。すなわち、幹線ケーブル及び支線ケーブルの全てをメスコネクタに接続する場合に比べて、少ない作業で幹線ケーブルを分岐することができる。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様について説明する。
(付記1)
3以上の嵌合凹部を有し、防水性を有する容器として構成された第1ハウジングと、
前記嵌合凹部内に嵌合する嵌合凸部を構成する第2ハウジングと、
前記第2ハウジング内に配され、電線と圧接接続される圧接端子金具と、
前記第1ハウジング内に配され、前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに嵌合する前記第2ハウジングの前記圧接端子金具を互いに導通させるタブ端子と、
前記第2ハウジングに配され、前記第2ハウジングの前記圧接端子金具に圧接接続される電線が挿通される開口部を有し、前記開口部に挿通された前記電線と前記第2ハウジングとの間を封止する電線シールと、
前記第1ハウジングの側又は前記第2ハウジングの側のいずれかに環状に配されて、前記第1ハウジングの前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を構成する前記第2ハウジングが嵌合した場合に、当該第1ハウジングと当該第2ハウジングとの間を封止するハウジングシールと、
を備える分岐コネクタが提供される。
(付記2)
付記1に記載の分岐コネクタであって、
前記電線は、複数本の心線を備えて構成されたものである。
(付記3)
付記2に記載の分岐コネクタであって、
前記第2ハウジングは、前記複数本の心線が並列に延びるように、各心線と圧接接続される前記圧接端子金具が配置されており、
前記第1ハウジングは、
前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに同型形状の前記第2ハウジングが嵌合するように構成されているとともに、
前記心線が延びる方向に沿って対向するように配置された前記嵌合凹部同士については、それぞれに嵌合する前記第2ハウジングが互いに表裏反転した向きで当該嵌合凹部に嵌合するように構成されている。
(付記4)
付記2又は3に記載の分岐コネクタであって、
前記電線シールの前記開口部は、当該開口部の周方向に連続する第1凸型形状部を、当該開口部の軸方向に沿って複数備えており、
前記ハウジングシールは、当該ハウジングシールの環状内周面側にて周方向に連続して形成された第2凸型形状部と、当該ハウジングシールの環状外周面側にて周方向に連続して形成された第3凸型形状部とを備えると共に、前記第2凸型形状部及び前記第3凸型形状部を当該ハウジングシールの環状軸方向に沿って複数配されており、
前記第1凸型形状部の数は、前記第2凸型形状部及び前記第3凸型形状部のそれぞれの数よりも多く配されている。
(付記5)
付記2から4のいずれか1態様に記載の分岐コネクタであって、
前記第2ハウジングは、
一面が開口することにより本体開口部が形成された容器を構成し、前記電線シールが配される第2ハウジング本体と、
前記本体開口部に挿入可能であり、一面が開口することによりカバー開口部が形成された容器を構成し、複数の前記圧接端子金具が並列に配置されたカバー部と、を備え、
前記第2ハウジング本体に前記電線シールを介して前記複数本の心線が挿入された状態で、前記第2ハウジング本体の前記本体開口部に前記カバー部を挿入すると、前記カバー部に配置された前記圧接端子金具が前記第2ハウジング本体における前記複数本の心線と圧接接続するように構成されている。
(付記6)
付記5に記載の分岐コネクタであって、
前記第2ハウジング本体には、前記心線の端部を確認するための電線確認孔部が配される。
(付記7)
付記5又は6に記載の分岐コネクタであって、
前記第2ハウジング本体には、前記第2ハウジング本体に前記心線を挿入する場合に、前記心線の位置を規制するガイド溝が配される。
(付記8)
付記1から7のいずれか1態様に記載の分岐コネクタであって、
前記圧接端子金具は、
電線が圧入される圧接溝を有し、前記圧接溝への前記電線の圧入により当該電線の心線と導通する圧接部と、
外部端子であるタブ端子の先端部が挿抜可能に構成された板ばね状端子部と、を備え、
前記圧接部と前記板ばね状端子部とが金属板の折り曲げによって一体で形成されてなり、
前記圧接部は、
前記圧接溝が形成された平板状の平板部と、
前記圧接溝の溝幅方向における前記平板部の両側縁のうちの少なくとも一方から延設され、前記平板部との接続箇所が折り曲げられてなる側縁部と、
を有する。
(付記9)
付記8に記載の分岐コネクタであって、
前記圧接部は、前記電線の圧入方向から見てコ字型又はL字型に形成されている。
(付記10)
付記8又は9に記載の分岐コネクタであって、
前記圧接部及び前記板ばね状端子部と共に前記金属板の折り曲げによって一体で形成され、一端側に前記圧接部が配され、他端側に前記板ばね状端子部が配されてなる底面部を備え、
前記圧接部は、前記底面部とつながるように折り曲げ形成された前記側縁部を有する。
(付記11)
付記10に記載の分岐コネクタであって、
前記圧接部は、前記底面部とつながる前記側縁部に形成された側縁開口部を有する。
(付記12)
付記8から11のいずれか1態様に記載の分岐コネクタであって、
前記圧接部における前記側縁部との隣接箇所に形成された立設部を備える。
(付記13)
付記8から12のいずれか1態様に記載の圧接端子金具であって、
前記圧接部は、前記電線の軸方向に沿って、複数設けられる。
1 分岐コネクタ
10 フラットケーブル
11 心線
20 オスコネクタ
21 第1ハウジング
22 嵌合凹部
24 タブ端子
30 メスコネクタ
31 第2ハウジング
32 第2ハウジング本体
33 本体開口部
35 ガイド溝
36 電線確認孔部
38 電線シール
39 開口部
40 第1凸型形状部
41 ハウジングシール
42 第2凸型形状部
43 第3凸型形状部
44 カバー開口部
50 圧接端子金具
51 底面部
52 圧接部
55 平板部
56 圧接溝
57 側縁部
58 側縁開口部
59 立設部
60 板ばね状端子部

Claims (4)

  1. 3以上の嵌合凹部を有し、防水性を有する容器として構成された第1ハウジングと、
    前記嵌合凹部内に嵌合する嵌合凸部を構成する第2ハウジングと、
    前記第2ハウジング内に配され、電線を構成する心線と圧接接続される圧接端子金具と、
    前記第1ハウジング内に配され、前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに嵌合する前記第2ハウジングの前記圧接端子金具と係合し当該圧接端子金具を互いに導通させるタブ端子と、
    前記第2ハウジングに配され、前記第2ハウジングの前記圧接端子金具に圧接接続される電線が挿通される開口部を有し、前記開口部に挿通された前記電線と前記第2ハウジングとの間を封止する電線シールと、
    前記第1ハウジングの側又は前記第2ハウジングの側のいずれかに環状に配されて、前記第1ハウジングの前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を構成する前記第2ハウジングが嵌合した場合に、当該第1ハウジングと当該第2ハウジングとの間を封止するハウジングシールと、
    を備え
    前記電線は、複数本の心線を備えて構成されたものであり、
    前記第2ハウジングは、
    一面が開口することにより本体開口部が形成された容器を構成し、前記電線シールが配される第2ハウジング本体と、
    前記本体開口部に挿入可能であり、一面が開口することによりカバー開口部が形成された容器を構成し、複数の前記圧接端子金具が並列に配置されたカバー部と、を備え、
    前記第2ハウジング本体に前記電線シールを介して前記複数本の心線が挿入された状態で、前記第2ハウジング本体の前記本体開口部に前記カバー部を挿入すると、前記カバー部に配置された前記圧接端子金具が前記第2ハウジング本体における前記複数本の心線と圧接接続するように構成されており、
    前記第2ハウジング本体には、前記心線の端部を確認するための電線確認孔部が配される
    分岐コネクタ。
  2. 3以上の嵌合凹部を有し、防水性を有する容器として構成された第1ハウジングと、
    前記嵌合凹部内に嵌合する嵌合凸部を構成する第2ハウジングと、
    前記第2ハウジング内に配され、電線を構成する心線と圧接接続される圧接端子金具と、
    前記第1ハウジング内に配され、前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに嵌合する前記第2ハウジングの前記圧接端子金具と係合し当該圧接端子金具を互いに導通させるタブ端子と、
    前記第2ハウジングに配され、前記第2ハウジングの前記圧接端子金具に圧接接続される電線が挿通される開口部を有し、前記開口部に挿通された前記電線と前記第2ハウジングとの間を封止する電線シールと、
    前記第1ハウジングの側又は前記第2ハウジングの側のいずれかに環状に配されて、前記第1ハウジングの前記嵌合凹部に前記嵌合凸部を構成する前記第2ハウジングが嵌合した場合に、当該第1ハウジングと当該第2ハウジングとの間を封止するハウジングシールと、
    を備え、
    前記電線は、複数本の心線を備えて構成されたものであり、
    前記第2ハウジングは、
    一面が開口することにより本体開口部が形成された容器を構成し、前記電線シールが配される第2ハウジング本体と、
    前記本体開口部に挿入可能であり、一面が開口することによりカバー開口部が形成された容器を構成し、複数の前記圧接端子金具が並列に配置されたカバー部と、を備え、
    前記第2ハウジング本体に前記電線シールを介して前記複数本の心線が挿入された状態で、前記第2ハウジング本体の前記本体開口部に前記カバー部を挿入すると、前記カバー部に配置された前記圧接端子金具が前記第2ハウジング本体における前記複数本の心線と圧接接続するように構成されており、
    前記第2ハウジング本体には、前記第2ハウジング本体に前記心線を挿入する場合に、前記心線の位置を規制するガイド溝が配される
    分岐コネクタ。
  3. 前記第2ハウジングは、前記複数本の心線が並列に延びるように、各心線と圧接接続される前記圧接端子金具が配置されており、
    前記第1ハウジングは、
    前記3以上の嵌合凹部のそれぞれに同型形状の前記第2ハウジングが嵌合するように構成されているとともに、
    前記心線が延びる方向に沿って対向するように配置された前記嵌合凹部同士については、それぞれに嵌合する前記第2ハウジングが互いに表裏反転した向きで当該嵌合凹部に嵌合するように構成されている
    請求項1または2に記載の分岐コネクタ。
  4. 前記電線シールの前記開口部は、当該開口部の周方向に連続する第1凸型形状部を、当該開口部の軸方向に沿って複数備えており、
    前記ハウジングシールは、当該ハウジングシールの環状内周面側にて周方向に連続して形成された第2凸型形状部と、当該ハウジングシールの環状外周面側にて周方向に連続して形成された第3凸型形状部とを備えると共に、前記第2凸型形状部及び前記第3凸型形状部を当該ハウジングシールの環状軸方向に沿って複数配されており、
    前記第1凸型形状部の数は、前記第2凸型形状部及び前記第3凸型形状部のそれぞれの数よりも多く配されている
    請求項1から3のいずれか1項に記載の分岐コネクタ。
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