JP2009076234A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングの小型化を図ることが可能なTPA付きのコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、結線部11及び接続部12を有する複数のコンタクト1と、これらのコンタクト1を縦横に配列するハウジング2と、このハウジングに嵌合して複数のコンタクト1の位置決めを保証するTPA3と、を備える。TPA3は、相反する向きに形成されて、ハウジング2に挿入される対をなす複数のコンタクト1の第1段差12aに第1次係止する複数対の弾性係止片31と、相反する向きに形成されて、対をなす複数のコンタクト1の第2段差12bに第2次係止する複数対の剛体係止片32と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。特に、電線を接続する端子の位置決めを保証する端子位置決め保証部材(Terminal Position Assurance Member:以下、TPAと略称する)を備えるコネクタの構造に関する。
例えば、電線と電線を接続する一対のコネクタは、一方のコネクタがおすコンタクト(おす端子)を有するプラグであり、他方のコネクタがめすコンタクト(めす端子)を有するリセプタクルであり、プラグがリセプタクルと着脱するコネクタを構成している。そして、電線が接続されためすコンタクトをリセプタクルに組み込むときに、ハウジングに対してめすコンタクトの位置決めを保証するTPAがこのリセプタクルに設けられている。
このようなTPA付きのリセプタクルとしては、ハウジングの小型化を図る上での妨げとなっていたキャビティ間のピッチを小さく抑えるTPA付きのリセプタクルが発明されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によるリセプタクルは、TPAがハウジングの底面から差し込まれ、ランスが設けられている。ランスは、2本のアーム部の突き合わせ部に係止突部を設けた両持ち状に形成され、キャビティの横幅方向に撓み変形可能とされる。第1アーム部の根元部が固定係止部となる。
TPAが仮係止位置に保持された状態でめす端子がキャビティ内に挿入され、スタビライザとの係合によりランス(弾性係止部)を撓み変形させつつ押し込まれて、正規位置まで押し込まれると、ランスが復元変形して係止突部の係止面がスタビライザの後面に一次係止する。この状態からTPAが本係止位置に押し込まれると、根元部(固定係止部)が、めす端子の接続部の後縁に嵌まって二重係止される。
特許文献1によるリセプタクルは、ランス(弾性係止部)と根元部(固定係止部)とがめす端子の挿入方向に並んでいて、キャビティの幅方向について寸法を取らないから、その分、隣り合うキャビティ間のピッチを小さく抑えることができ、もってキャビティが並んだ方向についてハウジングの小型化を図ることができる、としている。
特開2003−31291号公報
前述したTPA付きのリセプタクルは、一層の小型化が求められている。特許文献1によるリセプタクルは、キャビティが並んだ方向についてハウジングの小型化を図ることができる、としている。しかし、特許文献1によるリセプタクルは、キャビティが2段以上に並んだ方向について、ハウジングの小型化を図ることがそのTPAの構造上、容易ではない。TPAに設けられた二つのランスが撓み得る空間(収容室)を上下2段に必要とするからである。
TPAの構造を変えて、キャビティが2段以上に並んだ方向について、ハウジングの小型化を図ることができれば、TPA付きのリセプタクルは、一層の小型化が実現できる。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、キャビティが2段以上に並んだ方向について、ハウジングの小型化を図ることが可能なTPA付きのコネクタを提供することを目的とする。
本発明者らは、コンタクトに設けられた第1及び第2段差が対向するように、一対のコンタクトをハウジングの上下2段のキャビティに配列し、これらコンタクトの間にTAPを挿入し、このTPAが第1段差に係止する弾性係止部、及び第2段差に係止する固定係止部を相反する向きに形成することにより、キャビティが2段以上に並んだ方向について、ハウジングの小型化を図ることが可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たなTPA付きのコネクタを発明するに至った。
(1) 電線が接続される結線部、及びこの結線部の基端側に設けられて相手側コンタクトが接続される角筒状の接続部を有する複数のコンタクトと、これらのコンタクトを縦横に配列して収容するハウジングと、このハウジングに嵌合して前記複数のコンタクトの位置決めを保証する一つ以上の平板状の位置決め保証部材と、を備え、前記コンタクトの接続部は、先端部側に設けられた第1段差と、基端部側に設けられた第2段差と、を有し、前記ハウジングは、前記複数のコンタクトが挿入されて前記第1段差及び前記第2段差が対向するように対をなす当該複数のコンタクトを列方向に配置する複数のキャビティと、前記複数のコンタクトが挿入される方向と略直交する方向に開口されて当該対をなす複数のコンタクトの間に前記位置決め保証部材が挿入される収容室と、を有し、前記位置決め保証部材は、相反する向きに形成されて前記ハウジングに挿入される前記対をなす複数のコンタクトの前記第1段差に第1次係止する複数対の弾性係止片と、相反する向きに形成されて前記対をなす複数のコンタクトの前記第2段差に第2次係止する複数対の剛体係止片と、を有するコネクタ。
(1)の発明によるコネクタは、複数のコンタクト、ハウジング、及び一つ以上の平板状の位置決め保証部材を備えている。コンタクトは、結線部と角筒状の接続部を有している。結線部には電線が接続される。接続部は、結線部の基端側に設けられて相手側コンタクトが接続される。ハウジングは、複数のコンタクトを縦横に配列して収容している。位置決め保証部材は、ハウジングに嵌合して複数のコンタクトの位置決めを保証する。
そして、コンタクトの接続部は、第1段差と第2段差を有している。第1段差は、接続部の先端部側に設けられている。第2段差は、接続部の基端部側に設けられている。又、ハウジングは、複数のキャビティと収容室を有している。複数のキャビティには、複数のコンタクトが挿入されて、第1段差及び第2段差が対向するように対をなす複数のコンタクトを列方向に配置している。収容室は、複数のコンタクトが挿入される方向と略直交する方向に開口されて、対をなす複数のコンタクトの間に位置決め保証部材が挿入される。
更に、位置決め保証部材は、複数対の弾性係止片と複数対の剛体係止片を有している。複数対の弾性係止片は、相反する向きに形成されており、ハウジングに挿入される対をなす複数のコンタクトの第1段差に第1次係止可する。複数対の剛体係止片は、相反する向きに形成されており、対をなす複数のコンタクトの第2段差に第2次係止する。
例えば、本発明によるコネクタは、リセプタクルであってよく、このリセプタクルに接続される相手側コネクタがプラグであってよい。一方のコネクタ及び他方のコネクタは電線付きのコネクタであってよく、このように、一方のコネクタと他方のコネクタが互いに嵌合可能な一組のコネクタは、いわゆるワイヤー・ツゥー・ワイヤー・コネクタ(Wire to Wire Connector)と呼ばれる。又、中継コネクタとも呼ばれる。
又、本発明によるコネクタが電線付きのコネクタであって、相手側コネクタがプリント基板に実装されるプリント基板用コネクタであってもよく、このように一方のコネクタと他方のコネクタが互いに嵌合可能な一組のコネクタは、いわゆるワイヤー・ツゥー・ボード・コネクタ(Wire to Board Connector)と呼ばれる。
本発明によるコンタクトは、めすコンタクトであってよく、相手側コンタクトは、おすコンタクトであってよく、めすコンタクトにおすコンタクトが接続される。そして、コンタクトの結線部には電線が接続される。結線部に電線を接続するとは、電線を圧着する態様を含み、電線を圧接する態様を含むことができる。
例えば、コンタクトは、所要の形状に打ち抜かれた展開板が成形されてよく、一端側に電線が接続される結線部を成形してよく、他端側に角筒状の接続部を成形できる。接続部は、先端側が開口されてよく、この開口に相手側コンタクトが挿入されて、電気的に接続することができる。コンタクトは、導電性を有しており、銅合金などの導電性金属が好適に用いられるが、銅合金に限定されない。
ハウジング及び位置決め保証部材は、絶縁性を有している。絶縁性を有するとは、非導電性の材料からなることであってよく、ハウジング及び位置決め保証部材は、絶縁性の合成樹脂を成形して所望の形状を得ることができる。ハウジングは、直方体状に形成されてよく、円柱状に形成されてもよく、楕円柱状に形成されてもよく、複数のコンタクトを縦横に配列して収容する。位置決め保証部材は、平板状に成形される。
位置決め保証部材は、リテーナとも呼ばれ、ハウジングに嵌合して、電線を接続するコンタクトの位置決めを保証する。位置決めを保証するとは、相手側コンタクトが挿入されたときに、コンタクトが容易に移動しない機能を含み、個別のコンタクトの取り付け位置が正しいかを検査する機能を含んでいる。取り付け位置が不適合のコンタクトは、正しいコンタクトと交換される。
第1段差及び第2段差は、コンタクトの先端部側が高く、コンタクトの基端部側が低い段差であってよく、位置決め保証部材の一部が段差に向かうことにより、コンタクトの取り付け位置を検査できる。又、位置決め保証部材の一部が段差を横切ることにより、コンタクトを保持できる。例えば、第1段差及び前記第2段差は、展開板が角筒状に屈折されて二重に折り重なる部位から外部に突出するコンタクトランスであってよく、ボスを設けてもよい。
キャビティは、相手側コンタクトが挿入される挿入開口を含んでよく、電線及び結線部が挿通される挿通開口を含んでよく、収容室に挿入された位置決め保証部材がコンタクトを保持する部分も含まれる。第1段差及び第2段差が対向するように対をなして複数のコンタクトがキャビティに挿入されてよく、少なくともキャビティは二列に配置されてよく、二列が組になって多段にキャビティを配置してもよい。
位置決め保証部材は、コンタクトの列方向から挿入されてよく、複数対の弾性係止片が第1段差に第1次係止することにより、複数のコンタクトの第1次の位置決めが検査される。この第1次係止段階で不合格のコンタクトは、正しいコンタクトと交換される。
第1次係止段階で全てのコンタクトが合格すると、位置決め保証部材が完全に挿入されて、第1段差に複数対の弾性係止片が第2次係止すると共に、第2段差に複数対の剛体係止片が第2次係止して、コンタクトの位置決めが保証される。
(1)の発明によるコネクタは、対なすコンタクトの第1段差に第1次係止する複数対の弾性係止片と、対をなす複数のコンタクトの第2段差に第2次係止する複数対の剛体係止片と、が相反する向きに形成されているので、ハウジングの小型化を図ることが可能となっている。
(2) 前記複数対の弾性係止片は、列方向に相互に結合する楔状の先端部を有する(1)記載のコネクタ。
二列に配置されたキャビティの挿入開口の間には、横長の矩形開口が設けられてよく、この矩形開口は、収容室に連通している。この矩形開口にマイナスドライバー状の挿入工具が挿入されてよく、楔状の先端部を移動して、第1段差から弾性係止片を離間させることにより、第1次係止段階で不合格のコンタクトを正しいコンタクトと交換できる。
(3) 前記一つ以上の位置決め保証部材は、一つの位置決め保証部材からなり、この位置決め保証部材は、前記複数のコンタクトが二段に配列された前記ハウジングの当該コンタクトの列方向から挿入される(1)又は(2)記載のコネクタ。
(4) 前記第1段差及び前記第2段差は、展開板が角筒状に屈折されて二重に折り重なる部位から外部に突出するコンタクトランスである(1)から(3)のいずれかに記載のコネクタ。
(5) 前記コンタクトは、前記結線部が電線を圧着する圧着コンタクトである(1)から(4)のいずれかに記載のコネクタ。
電線を圧着する結線部は、U字状に開口したオープンクリンプバレルを有してよく、オープンクリンプバレルは、電線の被覆を圧着するインシュレーショングリップを含み、電線の導体を圧着するコンダクトバレルを含むことができる。
(6) 前記ハウジングは、前記キャビティに連通して前記相手側コンタクトが挿入される挿入開口を設けるヘッダーと、このヘッダーの周囲を囲うシュラウドと、前記ヘッダー及び前記シュラウドとの間に介装されて相手側コネクタの端縁が付勢される防水用のシールリングと、を有する(1)から(5)のいずれかに記載のコネクタ。
(6)の発明によるコネクタは、相手側コネクタと組み合わされる防水コネクタとすることができる。後述する筒状のゴム止栓も備えることが好ましい。
(7) 前記コンタクトは、前記結線部及び前記キャビティを防水するゴム止栓を備える(1)から(6)のいずれかに記載のコネクタ。
本発明によるコネクタは、対なすコンタクトの第1段差に第1次係止する複数対の弾性係止片と、対をなす複数のコンタクトの第2段差に第2次係止する複数対の剛体係止片と、が相反する向きに形成されているので、ハウジングの小型化を図ることが可能となっている。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるコネクタの一実施形態を示す斜視分解組立図であり、相手側コネクタを対向配置した状態図である。図2は、前記実施形態によるコネクタの斜視分解組立図であり、相手側コネクタを対向配置した状態を図1と異なる方向から観ている。図3は、前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの正面図である。図4は、前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの結線部の斜視外観図である。図5は、前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの接続部の斜視外観図である。
図6は、前記実施形態によるコネクタに備わるハウジングの斜視外観図である。図7は、前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の斜視外観図である。図8は、前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の斜視外観図であり、図7と異なる方向から位置決め保証部材を観ている。図9は、前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の左側面図である。
図10は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第1次係止した状態図である。図11は、前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第2次係止した状態図である。
図12は、前記実施形態によるコネクタが相手側コネクタと嵌合した状態を示す斜視外観図である。図13は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第1次係止した状態図である。図14は、前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第2次係止した状態図である。
最初に、本発明によるコネクタの構成を説明する。なお、以下の説明において、本発明によるコネクタは、めすコンタクトを有するリセプタクルとし、このリセプタクルに接続する相手側コネクタはおすコンタクト(相手側コンタクト)を有するプラグとして説明する。
図1及び図2において、リセプタクル10は、複数のコンタクト1、ハウジング2、平板状の位置決め保証部材(以下、TPAという)3を備えている。コンタクト1は、結線部11と角筒状の接続部12を有している(図3から図5参照)。結線部11には電線1wが接続されている(図4参照)。接続部12は、結線部11の基端側に設けられて相手側コンタクトが接続される。
図1及び図2において、ハウジング2は、6個のコンタクト1を縦横に配列して収容している。TPA3は、ハウジング2に嵌合して複数のコンタクト1の位置決めを保証することができる。
図3及び図5において、コンタクト1の接続部12は、第1段差12aと第2段差12bを有している。第1段差12aは、接続部12の先端部側に設けられている。第2段差12bは、接続部12の基端部側に設けられている。
図1及び図2において、ハウジング2は、6個のキャビティ21と収容室22を有している。6個のキャビティ21には、6個のコンタクト1が挿入されて、第1段差12a及び第2段差12bが対向するように、対をなす6個のコンタクト1を列方向に配置している(図13及び図14参照)。収容室22は、6個のコンタクト1が挿入される方向と略直交する方向に開口されて、対をなす6個のコンタクト1の間にTPA3が挿入される(図13及び図14参照)。
図7から図9において、TPA3は、複数対の弾性係止片31・31と複数対の剛体係止片32・32を有している。複数対の弾性係止片31・31は、相反する向きに形成されており、ハウジング2に挿入される対をなす複数のコンタクト1・1の第1段差12aに第1次係止する(図1及び図3参照)。複数対の剛体係止片32・32は、相反する向きに形成されており、対をなす複数のコンタクト1・1の第2段差12bに第2次係止する。
図7から図9において、TPA3は、絶縁性の合成樹脂を成形されて、平板状の外形を得ている。複数対の弾性係止片31・31は、先端部が荷重によって撓む片持ち梁となっている。剛体係止片32・32は、外部からの荷重による変形が殆ど影響しない肉厚の梁となっている。又、TPA3の一端側には、ハウジング2の外壁に当接して、TPA3の進出が阻止されるフランジ33が設けられている。更に、TPA3の一端側には、工具などを利用してTPA3を引き出すための陥没穴34が設けられている。
図1及び図2において、相手側コネクタ(以下、プラグという)40は、プリント基板(図示せず)に実装されるプリント基板用コネクタを示している。プラグ40には、コンタクト1と接続する複数の相手側コンタクト(以下、ピンコンタクトという)41が配置されている。ピンコンタクト41の一端は、ハウジングのスカートから突出しており、プリント基板に接続される。ピンコンタクト41の他端は、ハウジングの空洞部に突出しており、コンタクト1に接続できる。
図3及び図5において、コンタクト1は、所要の形状に打ち抜かれた展開板(図示せず)が成形されており、一端側に電線1wが接続される結線部11を成形おり、他端側に角筒状の接続部12を成形している。接続部12は、先端側が開口されており、この開口にピンコンタクト41が挿入されて、電気的に接続することができる。
図3及び図5において、コンタクト1は、結線部11が電線1wを圧着する圧着コンタクトとなっている。そして、結線部11は、U字状に開口したインシュレーショングリップ11a及びコンダクトバレル11bを有している。インシュレーショングリップ11aは電線1wの被覆を圧着している。コンダクトバレル11bは、電線1wの導体を圧着している。
図3及び図5において、第1段差12a及び第2段差12bは、展開板が角筒状に屈折されて二重に折り重なる一対の折り重ね部121・121が外部に突出している。折り重ね部121には、半月状に隆起するボス12cが設けられている。
図6において、ハウジング2は、絶縁性の合成樹脂が成形されて、外形が楕円柱状に形成されている。ハウジング2は、ヘッダー2a、シュラウド2b、ロックアーム2cを有している。
ヘッダー2aの前面には、キャビティ21に連通してピンコンタクト41が挿入される6個の挿入開口21aを設けている(図1及び図2参照)。又、ヘッダー2aの側面には、矩形に開口されており、収容室22に連通している。
図6において、シュラウド2bは、ヘッダー2aの周囲を囲っている。シュラウド2bは、収容室22の開口に対向する側面が方形に切り欠かれている。そして、シュラウド2bの頂部には、ロックアーム2cが設けられている。ロックアーム2cは、プラグ40との結合を維持できる(図10参照)。
図1及び図2において、ハウジング2は、ヘッダー2aとシュラウド2bとの間に介装されて、プラグ40の端縁が付勢される防水用のシールリング2sを設けている。又、コンタクト1は、結線部11及びキャビティ21を防水する筒状のゴム止栓1sを備えている。防水用のシールリング2s及びゴム止栓1sを備えることにより、リセプタクル10をプラグ40と組み合わされる防水コネクタとすることができる。
図1及び図2において、キャビティ21は、ピンコンタクト41が挿入される挿入開口21aを含んでよく(図6参照)、電線1w及び結線部11が挿通される挿通開口21bを含んでよく(図10参照)、収容室22に挿入されたTPA3がコンタクト1を保持する部分も含まれる。
図3及び図5において、第1段差12a及び第2段差12bが対向するように、対をなして複数のコンタクト1がキャビティ21に挿入されてよく、キャビティ21は、二列に配置されている(図1及び図2参照)。
図6において、二列に配置されたキャビティ21の挿入開口21aの間には、横長の矩形開口21cが設けられている。矩形開口21cは、収容室22に連通している。なお、矩形開口21cの作用は後述する。
次に、本発明によるコネクタの作用を説明する。図3及び図5において、第1段差12a及び第2段差12bは、コンタクト1の先端部側が高く、コンタクト1の基端部側が低い段差になっている。TPA3の弾性係止片31が第1段差12aに向かうことにより、コンタクト1の取り付け位置を検査できる(図13参照)。又、TPA3の剛体係止片32が第2段差12bを横切ることにより、コンタクト1を保持できる(図14参照)。
図13において、TPA3は、コンタクト1の列方向から挿入されてよく、複数対の弾性係止片31・31が第1段差12aに第1次係止することにより、複数のコンタクト1の第1次の位置決めが検査される。この第1次係止段階で不合格のコンタクト1は、正しいコンタクト1と交換される。なお、第1次係止した段階は、図10に示されるように、TPA3がハウジング2から突出している。
図13において、矩形開口21cにマイナスドライバー状の挿入工具が挿入されてよく、楔状の先端部31aを移動して、第1段差12aから弾性係止片31を離間させることにより、第1次係止段階で不合格のコンタクト1を正しいコンタクト1と交換できる。
図13において、第1次係止段階で全てのコンタクト1の第1次係止段階での位置決めが合格すると、位TPA3が完全に挿入されて、第1段差12aに複数対の弾性係止片31・31が第2次係止すると共に、第2段差12bに複数対の剛体係止片32・32が第2次係止して、コンタクト1の位置決めが保証される(図14参照)。
第2次係止した段階では、複数対の弾性係止片31・31は、肉厚の厚い弾性変形が容易でない部分に移動して、第1段差12aを係止しており、複数対の剛体係止片32・32の第2次係止と協働して、コンタクト1の位置決めが保証強化される。
第2次係止した段階では、図11に示されるように、TPA3のフランジ33がハウジング2の外壁に当接して、これ以上の進出が阻止される。そして、プラグ40を嵌合できる。
以上のとおり、本発明によるコネクタは、対なすコンタクトの第1段差に第1次係止する複数対の弾性係止片と、対をなす複数のコンタクトの第2段差に第2次係止する複数対の剛体係止片と、が相反する向きに形成されているので、ハウジングの小型化を図ることが可能となっている。
図1は、本発明によるコネクタの一実施形態を示す斜視分解組立図であり、相手側コネクタを対向配置した状態図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視分解組立図であり、相手側コネクタを対向配置した状態を図1と異なる方向から観ている。 前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの正面図である。 前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの結線部の斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタに備わるコンタクトの接続部の斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタに備わるハウジングの斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の斜視外観図であり、図7と異なる方向から位置決め保証部材を観ている。 前記実施形態によるコネクタに備わる位置決め保証部材の左側面図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第1次係止した状態図である。 前記実施形態によるコネクタの斜視外観図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第2次係止した状態図である。 前記実施形態によるコネクタが相手側コネクタと嵌合した状態を示す斜視外観図である。 前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第1次係止した状態図である。 前記実施形態によるコネクタの縦断面図であり、位置決め保証部材がコネクタに挿入されて複数のコンタクトを第2次係止した状態図である。
符号の説明
1 コンタクト
2 ハウジング
3 TPA(位置決め保証部材)
10 リセプタクル(コネクタ)
11 結線部
12 接続部
12a 第1段差
12b 第2段差
21 キャビティ
22 収容室
31・31 複数対の弾性係止片
32・32 複数対の剛体係止片
41 ピンコンタクト(相手側コンタクト)

Claims (7)

  1. 電線が接続される結線部、及びこの結線部の基端側に設けられて相手側コンタクトが接続される角筒状の接続部を有する複数のコンタクトと、これらのコンタクトを縦横に配列して収容するハウジングと、このハウジングに嵌合して前記複数のコンタクトの位置決めを保証する一つ以上の平板状の位置決め保証部材と、を備え、
    前記コンタクトの接続部は、先端部側に設けられた第1段差と、基端部側に設けられた第2段差と、を有し、
    前記ハウジングは、前記複数のコンタクトが挿入されて前記第1段差及び前記第2段差が対向するように対をなす当該複数のコンタクトを列方向に配置する複数のキャビティと、前記複数のコンタクトが挿入される方向と略直交する方向に開口されて当該対をなす複数のコンタクトの間に前記位置決め保証部材が挿入される収容室と、を有し、
    前記位置決め保証部材は、相反する向きに形成されて前記ハウジングに挿入される前記対をなす複数のコンタクトの前記第1段差に第1次係止する複数対の弾性係止片と、相反する向きに形成されて前記対をなす複数のコンタクトの前記第2段差に第2次係止する複数対の剛体係止片と、を有するコネクタ。
  2. 前記複数対の弾性係止片は、列方向に相互に結合する楔状の先端部を有する請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記一つ以上の位置決め保証部材は、一つの位置決め保証部材からなり、この位置決め保証部材は、前記複数のコンタクトが二段に配列された前記ハウジングの当該コンタクトの列方向から挿入される請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記第1段差及び前記第2段差は、展開板が角筒状に屈折されて二重に折り重なる部位から外部に突出するコンタクトランスである請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記コンタクトは、前記結線部が電線を圧着する圧着コンタクトである請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記ハウジングは、前記キャビティに連通して前記相手側コンタクトが挿入される挿入開口を設けるヘッダーと、このヘッダーの周囲を囲うシュラウドと、前記ヘッダー及び前記シュラウドとの間に介装されて相手側コネクタの端縁が付勢される防水用のシールリングと、を有する請求項1から5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 前記コンタクトは、前記結線部及び前記キャビティを防水するゴム止栓を備える請求項1から6のいずれかに記載のコネクタ。
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