JP6682495B2 - 固形化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、温感作用を発揮する固形化粧料に関し、更に詳しくは、脣や身体の各部位を温めたり、マッサージすることで、血行を促し、効果的なリップケア、肌ケアなどを施すことができるリップスチック(口紅化粧料)、マッサージ化粧料などに好適な固形化粧料に関する。
従来より、洗顔料やパック剤、乳液などの化粧料において、身体の各部位の皮膚や全身の皮膚に塗布することで温感作用を発揮させて暖かく感じさせることで使用感等を向上させたものが数多く知られている。
化粧料において、温感作用を発揮させる成分としては、例えば、トウガラシチンキ、トウガラシエキス、ノナン酸バニリルアミド(合成カプサイシン)、バニリルブチル、グリセリン等が知られている。これらの中で、トウガラシチンキ、トウガラシエキス、ノナン酸バニリルアミド(合成カプサイシン)、バニリルブチルは、皮膚に対して刺激があり、目元や口元などの顔や皮膚に用いる場合には問題を生じることがある。
これに対して、上記温感作用を発揮させる成分の中で、グリセリンは、水(体表面の水分)に接すると水和熱により温感を生じることが知られており、皮膚に対して刺激がなく、安全性が高いものであり、これを用いた化粧料としては、例えば、1)デンプン・アクリル酸ナトリウムグラフトポリマー等の抱水性ポリマーと1,3−ブタンジオール、プロピレングリコール、グリセリンなどの多価アルコールとを含有する化粧料であって、該多価アルコールを化粧料全量に対して50質量%以上含有することを特徴とする化粧料(例えば、特許文献1参照)、2)グリセリン及び/又はポリエチレングリコール(PEG)が75〜95質量%、セリシンなどの吸湿性成分が0.005〜1質量%、その他の化粧料成分が残余分であることを特徴とする温感化粧料(例えば、特許文献2参照)、3)平均重合度が4〜30のポリエチレングリコールを15〜25質量%と、グリセリンを60〜85質量%を含有する温感ゲル状化粧料(例えば、特許文献3参照)などが知られている。
しかしながら、上記特許文献1〜3のグリセリンなどによる温感作用を発揮する各化粧料は、固形でなく、液状又はゲル状であり、グリセリンが処方中に多量に存在すると、固形性を維持することができないという課題があり、リップスチックなどの固形性を維持した上で、温感作用を発揮する固形化粧料の出現が切望されているのが現状である。
一方、グリセリン及びワックスなどを含む固形のリップスチック(口紅化粧料)も数多く知られており、例えば、色材と、セレシン、キャンデリラロウなどのワックスと、グリセリンなどを含む口紅(例えば、特許文献4及び5参照)などが知られている。
しかしながら、上記特許文献4及び5のグリセリン及びワックスなどを含む固形のリップスチックは、グリセリン等の含有量がそれぞれ2質量%、3質量%等と少なく、温感作用を発揮できないものであり、温感作用を発揮せしめる点から多量のグリセリンなどを含みながら、固形性を保っている固形化粧料は知られていないのが現状である。
特開2003−300826号公報(特許請求の範囲、実施例1〜10) 特開2010−100577号公報(特許請求の範囲、実施例1) 特開2011−116726号公報(特許請求の範囲、実施例1〜7) 特開平10−167951号公報(特許請求の範囲、実施例9) 特開2001−294515号公報(特許請求の範囲、実施例20、21)
本発明は、上記した従来技術の課題及び現状等に鑑み、これらを解消しようとするものであり、温感作用を発揮する固形化粧料、殊に、脣や身体の各部位を温めたり、マッサージすることで、血行を促し、効果的なリップケア、肌ケアなどを施すことができるリップスチック(口紅化粧料)、マッサージ化粧料などに好適な温感作用を発揮する固形化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来技術の現状等に鑑み、鋭意検討した結果、少なくとも、温感作用を発揮せしめる多量のグリセリンを含有した上で、ワックスと、半固形油と、特定成分とをそれぞれ特定の範囲で含有せしめることにより、上記目的の固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の固形化粧料は、少なくとも、グリセリン50質量%以上と、ワックス1〜15質量%と、半固形油1〜20質量%と、ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステル0.1〜5質量%とを含有することを特徴とする。
前記ワックスの融点が60℃以上であることが好ましい。
前記ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステルは、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルであることが好ましい。
更に、保湿成分を含有することが好ましい。
本発明によれば、温感作用を発揮せしめる多量のグリセリンを含有していても、固形性を維持することができ、ワックスとグリセリンの分離もなく、経時的な保存安定性にも優れ、脣や身体の各部位を温めたり、マッサージすることで、血行を促し、効果的なリップケア、肌ケアなどを施すことができるリップスチック(口紅化粧料)、マッサージ化粧料などに好適な固形化粧料が提供される。
以下に、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明の固形化粧料は、少なくとも、グリセリン50質量%以上と、ワックス1〜15質量%と、半固形油1〜20質量%と、ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステル0.1〜5質量%とを含有することを特徴とするものである。
本発明に用いるグリセリンは、温感作用を発揮する成分として用いるものであり、化粧料として用いられるグリセリンであれば、特に限定されず、各種のグリセリンを用いることができる。
このグリセリンの含有量としては、温感作用を発揮せしめる点等から、固形化粧料全量に対して、50質量%(以下、単に「%」と略す。)以上が好ましく、更に好ましくは、70%以上、特に好ましくは、75%以上が望ましい。一方、他の成分との調整、固形性の維持の点等から、95%以下が望ましい。
前記グリセリンの含有量が、50%未満であると、温感作用を発揮することが不十分となることがあり、好ましくない。
本発明に用いるワックスとしては、セレシンワックス、キャンデリラワックス、固体パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス、カルナウバワックス、ミツロウ、モクロウ、ゲイロウ、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、モンタンワックス、オゾケライトワックス、ライスワックス、シリコーンワックス等が挙げられる。これらは、1種単独、又は2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、充填時の流動性等が向上し、使用時の溶けや後肌の保湿感にさらに優れる点から、ワックスの融点が60℃以上のものを使用することが好ましく、更に好ましくは、融点が60〜100℃のものが望ましい。
融点が60℃以上のワックスとしては、セレシンワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ライスワックス、ヒマシ硬化油、カルナバワックス、セレシンワックス等が挙げられる。
これらのワックスの含有量としては、固形性の維持、及び水分の遮断等の点から、固形化粧料全量に対して、1〜15%であり、更に好ましくは、3〜15%、特に好ましくは、5〜15%とすることが望ましい。
このワックスの含有量が、1%未満であると、固形とならない、及び化粧料内への水分の遮断が出来なくなることがあり、一方、15%を超えると、使用感がゴワゴワして使い心地が悪くなることがある。
本発明に用いる半固形油としては、通常化粧料に用いられる常温(25℃)で半固形状の油剤であれば特に限定されず、炭化水素系半固形油、エステル系半固形油、エーテル系半固形油、シリコーン系半固形油等が使用できる。
具体的には、ワセリンなどの炭化水素系半固形油;ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチルなどのジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油などの硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリルなどのコレステロール脂肪酸エステル、オレイン酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリルなどのフィトステロール脂肪酸エステル、水添ヤシ油、水添パーム油などの水添植物油、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、マカデミアナッツ油ポリグリセリル−6エステルズベヘネート等のエステル系半固形油;ヒドロキシアルキルダイマーシリノレイルエーテル等のエーテル系半固形油;ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーなどのシリコーン系半固形油等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
これらの中でも、充填時の流動性が向上し、使用時の溶けや後肌の保湿感に優れる点から、ワセリン、マカデミアナッツ油ポリグリセリル−6エステルズベヘネート、エステル系半固形油の使用が望ましい。
これらの半固形油の含有量は、固形化粧料内でのグリセリンの保持、及びワックスとの親和性の点から、固形化粧料全量に対して、1〜20%であり、更に好ましくは、1〜15%、特に好ましくは、5〜15%とすることが望ましい。
この半固形油の含有量が、1%未満であると、グリセリンの保持、及び塗布後の肌の保湿性が不十分となることがあり、一方、20%を超えると、化粧料がベタベタした感じとなり使用感の良さが不十分となることがある。
本発明に用いるジペンタエリスリトールとポリヒドロキシ脂肪酸のエステルは、グリセリンを多量に(50%以上)含有せしめても、固形性を付与する成分となるものであり、また、優れた分散能を有しており、その他の成分とのなじみを良くするものである。
ジペンタエリスリトールはエステル化されるヒドロキシル基を6つ有しているため、ジペンタエリスリトールとポリヒドロキシ脂肪酸エステルは、エステル化度によりモノエステル体からフルエステルであるヘキサエステル体まで可能であり、公知のエステル化法によりジペンタエリスリトールとポリヒドロキシ脂肪酸を適当なモル比で反応させることにより得ることができる。本発明ではトリエステル体が好ましく用いられる。
また、ポリヒドロキシ脂肪酸は、分子内に少なくとも一つのヒドロキシル基を有する脂肪酸の重合物であり、そのようなヒドロキシル基を有する脂肪酸としては、ヒドロキシラウリン酸、ヒドロキシミリスチン酸、ヒドロキシパルミチン酸、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシベヘニン酸等の炭素数12〜22の直鎖又は分岐鎖、飽和又は不飽和のヒドロキシ脂肪酸が挙げられる。このうち、炭素数16〜20のものが好ましく、特に炭素数18の12−ヒドロキシステアリン酸が好ましい。
本発明に用いるジペンタエリスリトールとヒドロキシ脂肪酸のエステルとしては、トリポリヒドロキシC12−22脂肪酸ジペンタエリスリチルが好ましく、トリポリヒドロキシC16−20脂肪酸ジペンタエリスリチルがより好ましい。
具体的には、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシラウリン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシミリスチン酸ジペンタエリスリチル、トリポリヒドロキシパルミチン酸ジペンタエリスリチル等が挙げられる。これらは、1種単独、又は2種以上を併用してもよい。
上記のトリポリヒドロキシ脂肪酸ジペンタエリスリチルの中でも、本発明ではトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルが好ましく用いられ、市販品としては日清オイリオ社製の「サラコスWO−6」などが挙げられる。
本発明の上記ジペンタエリスリトールとヒドロキシ脂肪酸のエステルの含有量は、グリセリンの保持、及びその分散性維持の点から、固形化粧料全量に対して、0.1〜5%が好ましく、更に好ましく、0.1〜3%が望ましい。
このジペンタエリスリトールとヒドロキシ脂肪酸のエステルの含有量が、0.1%未満であると、固形性を維持することができず、また、グリセリンの流出又は水蒸気の化粧料内への浸入が起きることがあり、一方、5%を超えると、使用感が悪くなることがある。
更に、本発明では、塗布後に水分を取り込んでグリセリンの温感を増強する成分として、保湿成分を含有せしめることが好ましい。
用いることができる保湿成分としては、例えば、植物(例えば、ラベンダー、アッケシソウ、チガヤ)に由来する成分;ハチミツ;プロピレングリコール、ブチレングリコール(1,3−ブチレングリコール等);アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、並びにテアニン、天然保湿成分(NMT)、SAアミノ酸のようなアミノ酸及びその誘導体;コラーゲン、及びエラスチンのようなタンパク質、ペプチド、又はそれらの加水分解物;ソルビトールのような糖アルコール;レシチン、及び水素添加レシチンのようなリン脂質;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン、及びコンドロイチンのようなムコ多糖;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、及び尿素のようなNMF由来成分;ポリグルタミン酸;MPCポリマー等のリン脂質極性基を有する高分子;ポリオキシプロピレンメチルグルコシド;トリメチルグリシン(ベタイン);ヒドロキシエチルウレア;アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ピロリドンカルボン酸、並びにソルビトールなどが挙げられる。
これらの中でも、水分を取り込んで保湿を高める成分となる、ハチミツ、アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニン、アスパラギン酸、バリン、アルギニン、グルタミン酸、天然保湿成分(NMT)、SAアミノ酸のようなアミノ酸及びその誘導体、プロピレングリコール、ブチレングリコール(1,3−ブチレングリコール等)、などの使用が望ましい。
これらの保湿成分の含有量は、塗布後に水分を取り込んでグリセリンの温感を更に増強する点、及び肌への塗布後の保湿維持を更に高める点から、固形化粧料全量に対して、0.1〜10%が好ましく、更により好ましく、1〜10%が望ましい。
この保湿成分の含有量が、0.1%未満であると、グリセリンの温感を更に増強することができず、一方、10%を超えると、ベタベタした使用感となることがある。
本発明の固形化粧料に使用できるその他の任意成分としては、本発明の効果を損なわない範囲で、顔料などの色材、粉体類、繊維類、界面活性剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、褪色防止剤、美白成分、抗酸化成分、老化防止成分、角質柔軟成分、細胞賦活化成分、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料、清涼剤などが挙げられる。
また、本発明では、上記グリセリンの他に、温感作用を有する成分として、刺激がなく、化粧料に用いられている成分、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、トリメチルプロパノールなどを適宜量含有しても良く、これらは、1種単独、又は2種以上を併用してもよい。
更に、本発明では、グリセリンは、水(体表面の水分)に接すると水和熱により温感を生じるものであるため、処方中の水分と初めから水和していると発熱できないため、水を配合しないで(含有成分からの持ち込み、製造工程中での大気中からの持ち込みを含む)製造することが必要であり、固形化粧料中に水分量は極力少ないことが好ましく、より好ましくは、固形化粧料中に水分量はゼロ(0)又は1%以下とすることが望ましい。
本発明の固形化粧料の用途は、口紅、ファンデーション、チーク等のメーキャップ化粧料、アイゾーンスティック、美白スティック、シワ隠しスティック、凹凸補正スティック等のスキンケア化粧料、顔、首筋、腕、手、状態、胸部、花か、腹部、下半身、臀部、脚部、足部などの各部位の皮膚又は全身用の皮膚で適用するマッサージ化粧料、パック化粧料等に適用できる。
また、本発明の固形化粧料形態は、スティック状、ケーキ状、シート状、多面体形状、粉状等の何れでも良い。
本発明の固形化粧料の製造方法は、スクリューフィーダー付充填機、枡型充填機等を用いて乾式で成型する方法や揮発性油を用いて充填成型した後、該揮発性油を除去して成型する湿式成型方法等、特に限定されないが、例えば、半固形油とジペンタエリスリトールとヒドロキシ脂肪酸のエステルを撹拌しながら、グリセリンを添加してグリセリンを固形化した後、ワックスを添加して、ジャー容器、金皿、スティック容器などの容器に充填し冷却固化させることにより得ることができる。
本発明の固形化粧料は、特に繰り出して使用するスティックタイプが好ましい。このときスティックタイプの容器形状は、細長い形状のものから扁平な形状まで特に制限されることはなく、必要に応じて球状、半球状のものも可能である。
このように構成される本発明の固形化粧料は、温感作用を発揮せしめる多量のグリセリンを含有していても、ジペンタエリスリトールとヒドロキシ脂肪酸のエステルがグリセリンを抱き込み、更に、疎水性の半固形油が包み込むことで、更に高濃度のグリセリンを内包し、ワックスとの相乗作用により、固形性を維持することができ、ワックス成分とグリセリンの分離もなく、ワックスが大気中などの水分を遮断することで、スティック容器等での保管ができ、経時的な保存安定性にも優れ、脣や身体の各部位を温めたり、マッサージすることで、血行を促し、効果的なリップケア、肌ケアなどを施すことができるリップスチック(口紅化粧料)、マッサージ化粧料などに好適な固形化粧料が得られ、特に、口紅化粧料では、温感効果により血行を促し、脣に潤いを与え、ふっくら感、ツヤが出るなどのリップケアに最適となる。
次に、実施例及び比較例により、本発明を更に詳述するが、本発明は下記実施例等により制限されるものではない。
〔実施例1〜9及び比較例1〜8〕
下記表1に示す配合処方で、加温しながら撹拌し、均一になった後冷却することで各固形化粧料(φ1×5cm)を調製した。
得られた実施例1〜9及び比較例1〜8の各固形化粧料について、下記各試験方法で使用感、温感、保存性、低温塗布性について試験を行った。
試験で用いた各固形化粧料は繰り出し容器に充填して用いた。
これらの結果を下記表1に示す。
〔試験方法〕
(1)使用感
得られた各固形化粧料を肌に塗布した時の感触を下記評価基準で官能評価した。
評価基準:
○:抵抗なく滑らかに塗布できる。
△:やや抵抗がある、製品が崩れる。
×:塗布できない、固形を維持できていない。
(2)温感
得られた各固形化粧料を肌に塗布した後、温かさを感じることができるかを下記評価基準で官能評価した。
評価基準:
◎:はっきりと温かさを感じる
○:温かさを感じる。
△:少し温かさを感じる。
×:温かさを感じない。
(3)保存性
得られた各固形化粧料について、経時保存でのワックスとグリセリンの分離について下記評価基準で評価した。
評価基準:
○:室温(25℃、以下同様)下1ヶ月経過後でも分離無し。
△:室温1ヶ月以内に少量の分離液が出てくる。
×:室温1ヶ月以内に分離液が多く出てくる、初めから分離している。
(4)低温塗布性
得られた各固形化粧料について、5℃の環境下に10分居た人の唇に塗布して、下記評価基準で官能評価した。
評価基準:
○:5℃の環境下で問題なく塗布できる、温感も充分ある。
△:5℃の環境下で塗布可能、少し温かさを感じる。
×:5℃の環境下では塗布できない、温かさも感じない。
Figure 0006682495
上記表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜9は、本発明の範囲外となる比較例1〜8に較べ、使用感、温感、保存性、低温塗布性の全てにおいて優れていることが確認された。
これに対して、比較例を個別的にみると、比較例1、4及び5は、ワックスの含有量が本発明の範囲(1〜15%)外となるものであり、比較例2及び3は、ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステルが本発明の範囲(0.1〜5%)外となるものであり、比較例6はグリセリンの含有量が少なく(45%)、比較例7及び8は半固形油が本発明の範囲(1〜20%)外となるものであり、これらの場合は、本発明の効果を維持することできないことが判明した。
脣や身体の各部位を温めたり、マッサージすることで、血行を促し、効果的なリップケア、肌ケアなどを施すことができるリップスチック(口紅化粧料)、マッサージ化粧料などに好適な固形化粧料が得られる。

Claims (4)

  1. 少なくとも、グリセリン50質量%以上と、ワックス1〜15質量%と、トリポリヒドロキシC12−22脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステル0.1〜5質量%と、ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステルを除く下記A群から選ばれる半固形油1〜20質量%とを含有し、均一となっていることを特徴とする固形化粧料。
    A群:ワセリン、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ステアリン酸硬化ヒマシ油、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油などの硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸フィトステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、水添ヤシ油、水添パーム油、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、マカデミアナッツ油ポリグリセリル−6エステルズベヘネート、ヒドロキシアルキルダイマーシリノレイルエーテル、ジメチコンクロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
  2. 前記ワックスの融点が60℃以上であることを特徴とする請求項1に記載の固形化粧料。
  3. 前記ポリヒドロキシ脂肪酸とジペンタエリスルトールとのエステルが、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の固形化粧料。
  4. 更に、下記B群から選ばれる保湿成分を0.1〜10質量%含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の固形化粧料。
    B群:ハチミツ、プロピレングリコール、ブチレングリコール、アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニン、SAアミノ酸、コラーゲン、エラスチン、ペプチド、ソルビトール、レシチン、水素添加レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン、コンドロイチン、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、ポリグルタミン酸、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、トリメチルグリシン、ヒドロキシエチルウレア、アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、ピロリドンカルボン酸、ソルビトール
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