JP6682089B1 - 受注管理システム及び受注管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータと顧客との会話を把握して、受注データと照合することにより、事業者の疑念を解消し、オペレータによる着服行為を防止する受注管理システム及び受注管理プログラムを提供する。【解決手段】顧客との通話に基づいて該通話を行ったオペレータが受注データ31を入力する受注管理システム1であって、通話の少なくとも一部を音声認識してテキスト化する通話別音声認識部23と、受注データ31と通話を関連付ける関連設定部4と、受注データ31のうちの1つ又は2つ以上と、該受注データ31に関連設定部4によって関連付けられた通話に係るテキストを表示する検証表示部5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、作業者が電話を介して受注した業務の受注を管理するための受注管理システム、及び、作業者が電話を介して受注した業務の受注を管理するための受注管理プログラムに関する。
運転代行、家事代行を始めとする作業者を派遣して業務を行うサービスにおいて、オペレータと顧客間の電話による通話によって業務を受注することがある。顧客との通話によって業務を受注したオペレータは、受注内容を事業者の備えるコンピュータで動作する受注管理システムを介して受注データとして入力する。
作業者を派遣して業務を行うサービスにおいて、顧客は、作業者に対して、作業完了時に現金で支払をすることが多い。そうすると、事業者には、オペレータが実際の受注額よりも低額の今額を受注データとして入力し、受注額との差額を着服したのではないかという疑念が発生する。顧客と作業者が金銭を直接やり取りすることに加え、実際の作業内容が事業者に不知となることでサービス提供の流れが分かりにくく、実際の受注額と顧客から受け取った金額に相違があるという証拠が残りにくいためである。オペレータが誠実に実際の受注額を受注データとして入力した場合にも、かかる疑念は発生してしまう。
また、作業者を派遣して業務を行うサービス以外にも、電話によるサービスや、電話によって商品の売買契約を行うサービスを提供する場合にも同様の問題が発生する可能性がある。
音声認識技術の進歩により、通話内容のテキスト化の精度が向上した。これにより、通話内容から金額部分に相当するデータを抽出することが可能になった。しかし、通話が受注データに関連するものかどうかを自動的に判定することは困難である。また、通話内容から、受注金額に相当する金額を自動的に判定することは困難である。
受注データに入力されている受注金額が音声認識テキスト内に存在するかどうかというチェックでは、不正検出の仕組みとしては十分ではない。例えば、通話内容が「平日は3,000円なのですが、本日は祝日なので4,000円いただきます。」という場合に、受注データを3,000円と入力し顧客から4,000円受領するという不正を検出することができない。
したがって、音声認識により通話内容をテキスト化できるという前提があっても、着服を発見するために音声認識テキストの目視による確認が必要であり、その作業に大きな負担がかかっているという課題がある。
なお、特許文献1〜3には、通話データを音声認識して記録するシステムが開示されている。かかるシステムを利用して通話内容と受注データとを照合することは可能であるが、効率的な照合手順が開示されているものではない。
特許6517419号公報 特開2009−031810号公報 特開2006−276754号公報
本発明は、オペレータ(顧客と会話して受注する者。作業者と同一人の場合と別人の場合とがある)と顧客との会話を把握して、受注データと照合することにより、事業者の疑念を解消し、オペレータによる着服行為を防止する受注管理システム及び受注管理プログラムを提供することを課題とする。
本発明の受注管理システムは、
顧客との通話に基づいて該通話を行ったオペレータが受注データを入力する受注管理システムであって、
前記通話の少なくとも一部を音声認識してテキスト化する、通話別音声認識部と、
前記受注データと前記通話を関連付ける関連設定部と、
前記受注データのうちの1つ又は2つ以上と、該受注データに前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する検証表示部とを備える
ことを特徴とする。
この特徴によれば、事業者は、関連設定部によって関連付けられた通話のテキストと、受注データを突合することができ、着服行為があれば、それを把握することができる。
ここで、受注データの「入力」とは、受注金額等のデータを受注管理システムを介して記録することを言うが、この他に、過去に入力した受注データの更新や削除を含んでもよい。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データは前記顧客を特定する顧客特定情報を含み、
前記顧客特定情報に基づいて該顧客の電話番号を特定可能であり、
前記関連設定部は、前記該顧客の電話番号との通話であって、前記受注データの最後の入力よりも前の時間のものを、前記受注データと関連付ける
ことを特徴とする。
この特徴によれば、電話番号を介して精度の高い関連付けを行うことができる。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データは、受注の行われた通話の指定を含む
ことを特徴とする。
オペレータが電話を行った後に「その電話で受注した」ことを表す形態(電話を処理するシステムの機能を用いる等)によって受注データを入力する場合がある。この特徴によれば、そのような場合に、受注データによって関連付けを明確に決定することができる。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記検証表示部は、前記テキストのうち前記受注金額と同額の金額を表す部分を他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
この特徴によれば、関連付けられた通話に受注金額が含まれているか否かを検証することができる。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記受注金額よりも高額の金額が、前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれる場合に、該受注金額よりも高額の金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
この特徴によれば、着服行為が疑われる通話を発見することができる。着服行為は、顧客と合意した金額よりも低額の受注データを入力して行われる。すなわち、通話中に、受注金額よりも高額の金額が存する。かかる通話を発見する。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記受注金額が、前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれない場合に、該受注金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
この特徴によれば、着服行為が疑われる通話を発見することができる。
本発明の受注管理システムは、
前記受注データはオペレータが前記受注管理システム上で削除操作を行ったものを含み、
前記検証表示部は、オペレータによる削除操作が行われた前記受注データの内容と、該受注データに前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する
ことを特徴とする。
この特徴によれば、受注管理システム上でオペレータによる受注データの削除操作が行われた場合も、着服行為が疑われる通話を発見することができる。受注管理システムが予約管理機能などの付加的な機能を備える場合、受注データを一度入力するが、その後に削除し削除した受注分を着服する不正が行われることがある。かかる通話を発見する。
本発明の受注管理システムは、
前記関連設定部によってはいずれの受注データとも関連付けられず、かつ、該通話に係るテキストに金額が含まれる通話について、該通話に係る前記金額を表示する不審通話表示部を備える
ことを特徴とする。
この特徴によれば、受注データの入力漏れ(過失によるものと悪意によるものの双方)を発見することができる。
本発明の受注管理プログラムは、
顧客との通話に基づいて該通話を行ったオペレータが受注データを入力する受注管理プログラムであって、
前記通話の少なくとも一部を音声認識してテキスト化する、通話別音声認識処理と、
前記受注データと前記通話を関連付ける関連設定処理と、
前記受注データのうちの1つ又は2つ以上と、該受注データに前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する検証表示処理とを備える
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データは前記顧客を特定する顧客特定情報を含み、
前記顧客特定情報に基づいて該顧客の電話番号を特定可能であり、
前記関連設定処理は、前記該顧客の電話番号との通話であって、前記受注データの最後の入力よりも前の時間のものを、前記受注データと関連付ける
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データは、受注の行われた通話の指定を含む
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記検証表示処理は、前記テキストのうち前記受注金額と同額の金額を表す部分を他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記受注金額よりも高額の金額が、前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれる場合に、該受注金額よりも高額の金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データは受注金額を含み、
前記受注金額が、前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれない場合に、該受注金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記受注データはオペレータが前記受注管理プログラム上で削除操作を行ったものを含み、
前記検証表示処理は、オペレータによる削除操作が行われた前記受注データの内容と、該受注データに前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストも表示する
ことを特徴とする。
本発明の受注管理プログラムは、
前記関連設定処理によってはいずれの受注データとも関連付けられず、かつ、該通話に係るテキストに金額が含まれる通話について、該通話に係る前記金額を表示する不審通話表示処理を備える
ことを特徴とする。
これらの特徴によれば、本発明の受注管理プログラムを利用して本発明の受注管理システムを実装することができる。
本発明によれば、オペレータと顧客との会話を把握して、受注データと照合することにより、事業者の疑念を解消し、オペレータによる着服行為を防止する受注管理システム及び受注管理プログラムを提供することができる。
図1は、受注管理システムの構成を示す図である。 図2は、通話別履歴データを示す図である。 図3は、通話別音声認識データを示す図である。 図4は、受注データを示す図である。 図5は、関連設定部の処理を示す図である。 図6は、関連設定済受注・通話データを示す図である。 図7は、検証結果表示データの例を示す図である。 図8は、検証結果表示データの別の例を示す図である。 図9は、不審通話表示部の処理を示す図である。 図10は、不審通話表示データの例を示す図である。
以下、本発明の実施例を説明する。
図1は、受注管理システムの構成を示す図である。受注管理システム1は、CTI部2、通話別音声認識部23、受注データ入力部3、関連設定部4、検証表示部5及び不審通話表示部6を備え、通話別履歴データ21、通話別音声データ22、通話別音声認識データ24、受注データ31、関連設定済受注・通話データ41、検証結果表示データ51及び不審通話表示データ61を保持している。
CTI部2は、電話回線7に接続されたCTI(Computer Telephony Integration)機能を有し、各々の通話について、通話別履歴データ21及び通話別音声データ22を記録する。
図2は、通話別履歴データを示す図である。通話別履歴データ21は、通話ID211、通話開始時刻212及び相手先電話番号213を有する。ここで、通話ID211は、通話を同定するためのIDである。
通話別音声データ22は、通話ID211のそれぞれについて録音された音声データである。
通話別音声認識部23は、通話別音声データ22に対して音声認識を行い、通話別音声認識データ24を生成する。
図3は、通話別音声認識データを示す図である。通話別音声認識データ24は、通話ID241及び認識結果242を有する。通話ID241を通話ID211と照合して、いずれの通話に関する認識結果であるかを確定することができる。なお、いずれの通話に関する認識結果であるかを確定することができればよく、通話ID241及び通話ID211を有さないことも可能である。
受注データ入力部3は、オペレータ端末8からの入力に基づいて、受注データ31を作成する。なお、作成に限らず、更新、削除を行ってもよい。
図4は、受注データを示す図である。受注データ31は、入力時刻311、顧客特定情報312、通話ID313、受注内容314及び受注金額315を有する。
入力時刻311は、受注データ31が入力された時刻である。なお、更新が行われた場合には最終更新時刻である。
顧客特定情報312は、顧客を特定し、通話別履歴データ21と受注データ31を関連付けるものである。なお、通話別音声データ22、通話別音声認識データ24とも関連付けられる。顧客特定情報312は、相手先電話番号213と同一のデータであってもよいが、顧客の氏名等の顧客データ(非図示)を介して相手先電話番号213を求められるもの等、通話別履歴データ21と関連付けられるものであれば、いかなるものでもよい。
通話ID313は、受注データ31が通話に基づいて作成された場合に、その通話の指定となる、通話ID211(241)と同一のデータである。例えば、オペレータが通話の直後に受注データを入力しようとする場合、その通話を処理したCTI部2が受注データ入力部3を起動し通話ID313を入力することで、オペレータによる顧客特定情報312の入力を省略することができる。なお、通話ID313に替えて顧客特定情報312を使用し、そこに相手先電話番号213を入力してもよい。
受注内容314は、受注した内容を表す。
受注金額315は、受注金額を表す。
図5は、関連設定部の処理を示す図である。関連設定部4は、受注データ31に対して、通話別履歴データ21の中からその受注データ31の入力の根拠となった可能性のあるものを発見し、受注データ31と通話別履歴データ21とを合わせて、関連設定済受注・通話データ41を作成する。
関連設定部4は、受注データ31の入力時刻311よりも前の通話開始時刻212を有する通話別履歴データ21を選択する(ステップS41)。ここで、通話別履歴データ21は、通話開始時刻212の降順にソートされているものとし、入力時刻311の直前の通話別履歴データ21から開始して、逐次に過去のものが選択できるものとする。
関連設定部4は、選択された通話別履歴データ21について、受注データ31と顧客が一致するか否かを判断する(ステップS42)。一致は、電話番号や顧客データによって判断することができる。また、受注データ31と通話ID(211及び313)が一致する場合には、顧客が一致するものとして取り扱う(ステップS42)。
関連設定部4は、顧客が一致しない場合には、次の通話別履歴データ21の処理に移る。
関連設定部4は、顧客が一致する場合には、該通話別履歴データ21と受注データ31について、関連設定済受注・通話データ41を作成し、出力する(ステップS43)。その後、次の通話別履歴データ21の処理に移る。なお、一つの通話別履歴データ21は、複数の受注データ31と関連付けられてもよい。
関連設定部4は、あらかじめ定められた条件を満たしている場合に処理を終了する。処理終了の条件は、例えば、通話別履歴データ21が、受注データ31の最後の入力時刻から一定時間以上前の通話であることとしてもよい。また、受注データ31に作成時の時刻、すなわち受注データ31に対して最初の入力が行われた時刻を保持させて、通話別履歴データ21が、受注データ31の作成時の時刻から一定時間以上前の通話であることとしてもよい。
図6は、関連設定済受注・通話データを示す図である。関連設定済受注・通話データ41は、入力時刻411、顧客特定情報412、通話ID413、受注内容414、受注金額415及び認識結果416を有する。入力時刻411、顧客特定情報412、通話ID413、受注内容414及び受注金額415は、受注データ31から入力時刻311、顧客特定情報312、通話ID313、受注内容314及び受注金額315をコピーし、認識結果416は、通話別音声認識データ24から認識結果242をコピーしたものである。入力時刻311、顧客特定情報312、通話ID313、受注内容314、受注金額315及び認識結果242を知ることができればよく、必ずしも関連設定済受注・通話データ41を別途のデータとして保持しなくとも、これらが確定し参照できればよい。以後、説明を簡略にするため、関連設定済受注・通話データ41を別途のデータとして保持するものとして説明する。
検証表示部5は、関連設定済受注・通話データ41から、検証結果表示データ51を生成し、事業者端末9に表示する。
図7は、検証結果表示データ51の例を示す図である。図7(A)は、図2に示した通話別履歴データ21(図3に示した通話別音声認識データ24)が図4に示した受注データ31と関連付けられた場合のものである。受注データ21と通話別音声認識データ24とが(関連設定済受注・通話データ41が)、表示されている。
ここで、網掛けで示した「4,000円」は、受注金額415よりも高額なので、他の部分と相違する様態(例えば他の部分が黒字であるのに対し赤字)で表示される。オペレータの着服行為が疑われるためである。このように、検証表示部5は、受注金額415と認識結果416中の金額部分(例えば数字の後に「円」がある部分)とを比較し、その比較結果に基づいて表示の様態を変更することができる。事業者が注意すべき箇所を強調表示するものである。ただし、強調表示を行わなくても金額を比較することが可能であり、強調表示を行わない設計も可能である。
表示の周辺に音声再生ボタン511が設けられている。音声再生ボタン511を操作することで、通話別音声データ22を音声再生することができる。事業者が通話内容に疑義を持った場合に、確認するためのものである。
図7(B)は、検証結果表示データ51の別の例を示す。ここでは、網掛けで示した「4,000円」は、受注金額415と同額なので、他の部分と相違する様態(例えば他の部分が黒字であるのに対し青字)で表示される。かかる強調表示によって、オペレータの着服行為の疑いがないことが示される。
図7(A)の表示と図7(B)の表示を併用することもできる。例えば、同額の場合に青字、高額の場合に赤字として着服行為の疑いの有無を峻別することもできる。
図7(C)は、検証結果表示データ51の別の例を示す。ここでは、受注データ31の金額も強調表示される。この時、通話別音声認識データ24について、受注金額と関係ない部分についても、すべて金額部分について若干の強調(例えば太字)がされるようにしてもよい。事業者が音声認識テキストから注文に関する会話の流れを把握するのに役立つ。
受注データ31に、受注データ31の入力を行ったオペレータの名前を含めるようにして、検証表示部5でオペレータの名前を表示するようにしてもよい。受注データ31に不正の疑義があるときに該受注データ31の入力を行ったオペレータをすぐに知ることができる。
受注データ31に、受注内容314や受注金額315の変更の記録を含めるようにして、検証表示部5でその記録を表示するようにしてもよい。また、受注データ31に入力されている受注金額315が変更された場合に、受注金額315について変更前の金額と変更後の金額の両方を表示するようにしてもよい。また、受注金額315が変更された場合に、変更後の金額が変更前の金額と比較して低額の場合と高額の場合で、それぞれの表示を変更(例えば変更前の金額と比較して低額の場合に青字で表示する)されるようにしてもよい。また、通話別音声認識データ24について、変更前の金額と同額の金額部分について、強調表示(例えば他の部分が黒字であるのに対し緑字)がされるようにしてもよい。金額の変更が明確となることで、不正の発見につながることがある。
図8は、検証結果表示データ51の別の例を示す図である。図8(A)では、2つの通話別音声認識データ24が表示されている。上述の関連設定部4の処理によれば、1つの受注データ31に対して、2つ以上の通話別履歴データ21が関連付けられる場合がある。その場合には、2つ以上の通話別履歴データ21を検証結果表示データ51に含める。
図8(B)は、検証結果表示データ51の別の例を示す図である。ここでは、受注データ31に含まれる「3,000円」は通話別音声認識データ24に含まれないため、網掛けで示した受注データ31の「3,000円」が他の部分と相違する様態(例えば他の部分が黒字であるのに対し赤字)で表示される。なお、金額部分だけでなく受注データ31の情報全体が他の部分と相違する様態で表示されてもよい。かかる強調表示によって、オペレータが通話内容と関係ない金額を受注データ31に入力することで行われる着服行為が疑われる受注データ31を判別することができる。
図8(C)は、検証結果表示データ51の別の例を示す図である。ここで表示される受注データ31は、受注管理システム1においてオペレータによる削除操作を行われたものである。受注管理システム1において削除操作を行われた受注データ31に含まれる受注データ21と通話別音声認識データ24が一覧として表示される。なお、受注データ31と通話別音声認識データ24の金額部分について相違がある、または同額の場合に、該当の部分を他の部分と相違する様態(例えば他の部分が黒字であるのに対し赤字)で表示するとしてもよい。かかる表示によって、オペレータが受注管理システム1に受注データ31を一度入力してから削除することで行われる着服行為が疑われる受注データ31を判別することができる。
以上のとおり、検証結果表示データ51は、オペレータの着服行為の疑いを発見することができる。さらに、各種の強調表示によって着服行為の疑いの発見を容易にすることができる。
図9は、不審通話表示部の処理を示す図である。オペレータの着服行為として、受注データ31を入力しないで顧客から金銭を受領することが考えられる。不審通話表示部6は、受注データ31に関連付けられていない通話を発見するものである。
不審通話表示部6は、受注データと関連付けられておらず(ステップS61)、かつ、金額を含む(ステップS62)通話別音声認識データ24を、不審通話表示データ61に追加する。
図10は、不審通話表示データの例を示す図である。受注データと関連付けられておらず、かつ、金額を含む通話別音声認識データ24の全てが、不審通話表示データ61として、事業者端末9に表示される。また、音声再生ボタン611が設けられている。
以上詳細に説明したように、受注管理システム1は、着服行為の疑いのある通話を事業者が発見することを容易にする。これにより、事業者の疑念を解消し、オペレータによる着服行為を防止することができる。
同等の処理を他の構成でも実現可能であり、かかる構成も本発明の技術的範囲に含まれる。処理は、1つの装置で実行されても良いし、複数の装置で実行されてもよい。受注管理システム1の各機能に対応する処理を実行する装置は、それぞれ、物理的に離れた位置にあってもよい。
また、受注管理システム1の処理を行うコンピュータプログラム(受注管理プログラム)を用いて、コンピュータを受注管理システム1として動作させることができる。
オペレータと顧客との会話を把握して、受注データと照合することにより、事業者の疑念を解消し、オペレータによる着服行為を防止する受注管理システム及び受注管理プログラムである。多くの事業者による利用が考えられる。
1 受注管理システム
2 CTI部
21 通話別履歴データ
22 通話別音声データ
23 通話別音声認識部
24 通話別音声認識データ
3 受注データ入力部
31 受注データ
4 関連設定部
41 関連設定済受注・通話データ
5 検証表示部
51 検証結果表示データ
6 不審通話表示部
61 不審通話表示データ
7 電話回線
8 オペレータ端末
9 事業者端末

Claims (16)

  1. 顧客との通話に基づいて該通話を行ったオペレータが受注データを入力する受注管理システムであって、
    前記通話の少なくとも一部を音声認識してテキスト化する、通話別音声認識部と、
    前記受注データと前記通話を関連付ける関連設定部と、
    前記受注データのうちの1つ又は2つ以上と、該受注データに前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する検証表示部とを備える
    ことを特徴とする、受注管理システム。
  2. 前記受注データは前記顧客を特定する顧客特定情報を含み、
    前記顧客特定情報に基づいて該顧客の電話番号を特定可能であり、
    前記関連設定部は、前記該顧客の電話番号との通話であって、前記受注データの最後の入力よりも前の時間のものを、前記受注データと関連付ける
    ことを特徴とする、請求項1に記載の受注管理システム。
  3. 前記受注データは、受注の行われた通話の指定を含む
    ことを特徴とする、請求項2に記載の受注管理システム。
  4. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記検証表示部は、前記テキストのうち前記受注金額と同額の金額を表す部分を他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の受注管理システム。
  5. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記受注金額よりも高額の金額が、前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれる場合に、該受注金額よりも高額の金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の受注管理システム。
  6. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記受注金額が、前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれない場合に、該受注金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の受注管理システム。
  7. 前記受注データはオペレータが前記受注管理システム上で削除操作を行ったものを含み、
    前記検証表示部は、オペレータによる削除操作が行われた前記受注データの内容と、該受注データに前記関連設定部によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の受注管理システム。
  8. 前記関連設定部によっていずれの受注データとも関連付けられず、かつ、該通話に係るテキストに金額が含まれる通話について、該通話に係る前記金額を表示する不審通話表示部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の受注管理システム。
  9. 顧客との通話に基づいて該通話を行ったオペレータが受注データを入力する受注管理プログラムであって、
    前記通話の少なくとも一部を音声認識してテキスト化する、通話別音声認識処理と、
    前記受注データと前記通話を関連付ける関連設定処理と、
    前記受注データのうちの1つ又は2つ以上と、該受注データに前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストを表示する検証表示処理とを備える
    ことを特徴とする、受注管理プログラム。
  10. 前記受注データは前記顧客を特定する顧客特定情報を含み、
    前記顧客特定情報に基づいて該顧客の電話番号を特定可能であり、
    前記関連設定処理は、前記該顧客の電話番号との通話であって、前記受注データの最後の入力よりも前の時間のものを、前記受注データと関連付ける
    ことを特徴とする、請求項9に記載の受注管理プログラム。
  11. 前記受注データは、受注の行われた通話の指定を含む
    ことを特徴とする、請求項10に記載の受注管理プログラム。
  12. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記検証表示処理は、前記テキストのうち前記受注金額と同額の金額を表す部分を他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項に記載の受注管理プログラム。
  13. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記受注金額よりも高額の金額が、前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれる場合に、該受注金額よりも高額の金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載の受注管理プログラム。
  14. 前記受注データは受注金額を含み、
    前記受注金額が、前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストに含まれない場合に、該受注金額又は該受注データを他の部分と相違する様態で表示する
    ことを特徴とする、請求項9〜13のいずれか1項に記載の受注管理プログラム。
  15. 前記受注データはオペレータが前記受注管理プログラム上で削除操作を行ったものを含み、
    前記検証表示処理は、オペレータによる削除操作が行われた前記受注データの内容と、該受注データに前記関連設定処理によって関連付けられた前記通話に係る前記テキストも表示する
    ことを特徴とする、請求項9〜14のいずれか1項に記載の受注管理プログラム。
  16. 前記関連設定処理によっていずれの受注データとも関連付けられず、かつ、該通話に係るテキストに金額が含まれる通話について、該通話に係る前記金額を表示する不審通話表示処理を備える
    ことを特徴とする、請求項8〜15のいずれか1項に記載の受注管理プログラム。
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