JP6682010B2 - フィンスタック装置及びフィンスタック方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器の製造に用いられるフィンスタック装置及びフィンスタック方法に関するものである。
フィンスタック装置は、熱交換器用のフィンを積み上げるための装置である。フィンスタック装置では、まず、熱交換器用のフィンとなる部材がプレス機から送り出され、サクションプレートにより吸着及び搬送される。その後、プレス機の出口付近のカッタにより部材がカットされてフィンが作成され、フィンをサクションプレートから離脱させ、落下させる。落下したフィンが、スタックピンと称する先端が針形状の棒により刺すように受け止められ、スタックピンが立設されたプレートに順次積み上げられる。この一連の流れをフィンスタックという。
フィンスタックでは、積み上げられたフィンの枚数が多くなるとその自重により積み上げられたフィンが形成するフィンの積層体が倒れてくることがある。そのため、従来のフィンスタック装置では、金属板などからなるフィン押さえをフィンの積層体の端面に配置し、積み上げられたフィンの倒れを抑制している。また、落下するフィンを、例えば、エレベータなどと称されるプレートに積み上げて、フィンの枚数の増加に伴いエレベータを下降させる構成のフィンスタック装置がある。例えば、特許文献1では、エレベータの近傍に光電センサを配置し、光電センサにより積み上げられたフィンの枚数が規定値に達したことが確認されると、フィン押さえをフィンの端面に押し当ててフィンの積み上げを矯正する構成が提案されている。これにより、スタック中にスタックピンが傾くことが抑制される。
特開2010−188506号公報
特許文献1のフィンスタック装置では、積み上げられたフィンが自重により倒れそうになると鉛直方向に配置されたフィン押さえが倒れを防止する構成である。この方法では、フィン押さえにフィンが引掛りその後落下しなくなるという現象を起こすことがある。これは、板状のフィン押さえがフィンの端面を押さえつけることで、フィンとフィン押さえとの間に摩擦力が発生し、フィンが落下しなくなるためである。これでは、フィンの引っ掛かりを取り除く必要が生じるため、フィンの積層が継続されず、効率よいフィンスタックが行われない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、熱交換器用フィンのフィンスタック性を向上させることができるフィンスタック装置及びフィンスタック方法を提供することを目的としている。
本発明に係るフィンスタック装置は、落下した熱交換器用フィンを上面に積み上げるためのプレートと、鉛直に配置された支え面部を有するフィン押さえと、を備え、前記支え面部が、前記プレートに複数の前記熱交換器用フィンが積み上げられて形成された積層体の端面に接する位置に配置されており、前記フィン押さえは、対向する一対の第1フィン押さえと、対向する一対の第2フィン押さえと、を含み、前記第1フィン押さえは、前記支え面部を前記熱交換器用フィンの落下方向に移動させる第1駆動源を備え、前記第2フィン押さえは、前記支え面部を、前記熱交換器用フィンの端面と接触及び離間を繰り返し行うように、前記支え面部に対して垂直な方向に振動させる第2駆動源を備えている。
本発明に係るフィンスタック装置によれば、フィン押さえが駆動源を備え、フィン押さえの支え面部を熱交換器用フィンの落下方向に移動させる構成としたため、熱交換器用フィンと、支え面部との間の摩擦力がフィンの落下方向に強制的に作用することとなる。これにより、熱交換器用フィンとフィン押さえとの間の摩擦による引掛りが低減されるため、熱交換器用フィンが落下しやすくなり、熱交換器用フィンのフィンスタック性を向上させることができる。
実施の形態1に係るフィンスタック装置の正面図である。 実施の形態1に係るフィンスタック装置の平面図である。 実施の形態1に係るフィンの平面図である。 実施の形態1に係るフィンスタック装置の斜視図である。 実施の形態1に係るフィンスタック装置のフィン押さえの側面図である。 実施の形態1に係るフィンスタック装置のフィン押さえと積層体との側面図である。 実施の形態2に係るフィンスタック装置のプレス機のプレス回転数と、速度との関係を示すグラフであり、モータの回転速度が一定の場合を示している。 実施の形態2に係るフィンスタック装置のプレス機のプレス回転数と、速度との関係を示すグラフであり、モータの回転速度が制御可能である場合を示している。 実施の形態3に係るフィンスタック装置の平面図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1の正面図である。図1に示すように、フィンスタック装置1は、複数のスタックピン8と、プレート10と、フィン押さえ11とを備える。フィンスタック装置1は、更に、カットオフ部3、ブロワ4及びブロワボックス5、及び、サクションプレート6を備える。フィンスタック装置1は、熱交換器の製造工程において、フィン7となる部材から熱交換器用のフィン7を作成し、複数のフィン7を積み上げ、積層体9を製造するために用いられる。なお、フィン7は、本発明の熱交換器用フィンの一例である。
フィン7となる部材は、極めて薄い、例えば、厚みが0.01mmのアルミ薄板などの金属板などであり、プレス機2によりプレス加工される。加工された部材が所定の速度で搬送され、プレス機2の出口からフィンスタック装置1側に送り出される。
フィンスタック装置1のカットオフ部3、ブロワ4、ブロワボックス5、及びサクションプレート6は、プレス機2の出口付近に設けられている。カットオフ部3は、プレス機2から送り出された部材をプレス機2の出口においてカットする。カットオフ部3のカットのタイミングは、変更可能であってもよい。ブロワ4及びブロワボックス5は、空気の吸い上げと停止を所定の間隔で繰り返し行う。サクションプレート6は、下面に部材を吸着し、所定の位置まで搬送し、所定の位置においてフィン7を離脱させる。従って、熱交換器用のフィン7は、プレス機2から送り出された部材がカットオフ部3によりカットされて形成される。そして、フィン7は、ブロワ4及びブロワボックス5の空気の吸い上げによりサクションプレート6に吸着及び搬送され、吸い上げの停止により所定の位置で離脱して落下する。
スタックピン8は、フィンスタック装置1の底部を形成するベース100上から鉛直上方向に立設し、先端がサクションプレート6の下方に近接している。スタックピン8は、サクションプレート6から鉛直方向に落下するフィン7に刺さり、フィン7を所定の経路を辿り、着地するように案内する。
プレート10は、ベース100とサクションプレート6との間に、ベース100と水平になるように配置される平板であり、初期状態においてサクションプレート6の直下に位置している。プレート10の上面には、落下した複数のフィン7が積み上げられ、積層体9が形成される。プレート10は、例えば、上下方向に移動が可能な、エレベータなどと称されるものでよい。プレート10には、ベース100から立設するスタックピン8が挿通している。また、プレート10には、図示せぬ光電センサなどが設けられており、光電センサが検出した積層体9の最上面の位置が一定になるようにプレート10が駆動される。そして、プレート10は、積み上げられたフィン7の枚数の増加に伴って初期位置から下降していく。
フィン押さえ11は、鉛直方向の回転面17を備え、複数のフィン7が積み上げられて形成された積層体9の端面9aに回転面17が接する位置に配置されている。フィン押さえ11は、回転面17が積層体9を支えてフィン7を鉛直方向に整列させ、積層体9が自重により倒れることを防止する。なお、回転面17は、本発明の支え面部の一例である。
図2は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1の平面図であり、図1のサクションプレート6から下方のベース100を見たときの図である。図2に示すように、フィンスタック装置1には、フィン押さえ11が4つ設けられている。4つのフィン押さえ11は、フィン7の各辺に隣接して配置されている。それぞれのフィン押さえ11は、回転面17を移動させるためのプーリ13及び回転軸14を備えている。フィン押さえ11のプーリ13が回転軸14を回転させ、回転軸14が回転面17に回転力を伝えることで、回転面17の位置が連続的に移動する。
フィン7は、平面視において矩形状である。フィン7には、複数の穴7aが形成されており、スタックピン8に対応する位置に配置された一部の穴7aがスタック穴15として機能する。スタック穴15には、スタックピン8が挿通し、スタックピン8によりフィン7が所定の経路を辿り着地するように案内される。穴7aは、フィン7を用いて熱交換器が製造される際に、例えば、伝熱管を挿通するなどのために形成される。
図3は、本実施の形態に係るフィン7の平面図である。図3において、矢印は、フィン7の段方向を示している。図3に示すように、プレス機2により矩形状に加工される部材は、送り出し方向である段方向に平行に区切られており、段方向に直交する方向に複数列形成されている。フィン7の各列には、プレス機2により形成された複数の穴7aが所定の距離を空けて配列されている。
穴7aは、一部がスタック穴15として機能するものであり、縁部がフィン7の平面の一面側から突出する形状のフィンカラーとなっている。穴7aの縁部を突出する形状とすることで、積層体9の複数のフィン7が所定の距離で積層される。所定の距離は、突出する穴7aの縁部の底部から上部までの高さ、つまり、フィンカラーの高さである。例えば、突出する高さが1.6mmであると、複数のフィン7が積層されることによりフィンピッチが1.6mmに形成される。なお、穴7aは、図2に示すように、格子状に配置されていてもよく、図3に示すように、千鳥状に配置されていてもよい。
図4は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1の斜視図である。また、図5は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1のフィン押さえ11の側面図である。図5において、矢印は、回転軸14の回転方向を示している。
図4及び図5に示すように、フィン押さえ11は、モータ12と、ベルト17aと、複数のローラ17bとを備える。モータ12は、プーリ13を介して接続された回転軸14を矢印の方向に回転させる。回転軸14と、複数のローラ17bとには、例えば、ゴムなどのベルト17aがたわみのないように巻き付けられている。フィン押さえ11のベルト17aは、複数のローラ17bが接することで鉛直方向に保たれた回転面17を形成し、回転軸14の軸方向に見て三角形状になっている。モータ12が駆動することで回転軸14が回転し、これに伴いベルト17aが回転する。なお、ベルト17aは、本発明のベルト部の一例である。
モータ12は、駆動によりフィン押さえ11のベルト17aを回転させ、鉛直方向に保たれた回転面17を、ベース100に向けて、フィン7の落下方向に移動させる。これにより、フィン押さえ11の回転面17と落下したフィン7との間の摩擦力が、フィン7に落下方向の強制的な力として作用する。つまり、フィン7がフィン押さえ11に引っ掛かると、回転する回転面17の移動による鉛直下方に向けた強制的な力により、引っ掛かりが即座に解消されることとなる。このため、落下したフィン7がフィン押さえ11に引っ掛かることなく落下し、プレート10の上面に整列されて積み上がった複数のフィン7により積層体9が形成される。なお、モータ12は、本発明の駆動源の一例である。
続いて、図5を参照し、フィンスタック装置1によるフィンスタック方法について説明する。フィンスタック方法は、駆動工程と、切断工程と、落下工程と、積層工程と、を有する。ここで、積層工程における積層とは、複数のフィン7が間隔をもって積み上げられた状態をいう。
<駆動工程>
駆動工程は、フィンスタックの開始時に行われる。このとき、プレート10は、サクションプレート6直下の初期位置に設定されている。駆動工程においては、まずモータ12の駆動が開始され、モータ12により、プーリ13を介して回転軸14が回転されてフィン押さえ11の回転面17が下方に向けた移動を開始する。この工程は、本発明の駆動工程の一例である。駆動工程と同時にプレス機2も起動させ、フィン7となる部材の送り出しと、ブロワ4及びブロワボックス5による空気の吸い上げとを開始させる。
<切断工程>
プレス機2から送り出された部材がサクションプレート6の下面に部材を吸着された状態で、カットオフ部3によりカットされ、所定の長さのフィン7が形成される。そして、フィン7が、サクションプレート6により搬送される。このとき、プレス機2による送り出しとサクションプレート6への吸着とにより搬送が行われるため、フィン7が安定して搬送される。
<落下工程>
次に、サクションプレート6が、所定の位置においてブロワ4が吸込を停止し、同時に下降動作を行ってフィン7を離脱させる。フィン7は、サクションプレート6から落下し、下方のスタックピン8がフィン7のスタック穴15を貫通するように刺さる。そして、フィン7は、スタックピン8の案内により、プレート10の上面に着地する。
<積層工程>
続いて、フィン7がプレート10の上面に着地し積層体9を形成する。同時に、次のフィン7の作成が開始され、次に作成されたフィン7が積層体9を形成するフィン7の上に順次着地して積み上がっていく。このとき、積層体9の最上面の位置は、プレート10に設けられた光電センサにより検知されており、光電センサの検出値に基づきプレート10が下降され、最上面が規定の位置に保たれる。
図6は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1のフィン押さえ11と積層体9との側面図である。図6に示すように、積み上げられたフィン7の枚数が多くなり、積層体9の高さが高くなると、積層体9の端面9aがフィン押さえ11の回転面17に触れ、水平方向の力が生じる。このとき、フィン押さえ11の回転面17は、モータ12の駆動によりフィン7の落下方向に移動している状態であるため、フィン7に鉛直方向の力が生じる。従って、フィン7は、回転面17からの水平方向の力により押し戻されて支えられることで整列し、且つ、回転面17とフィン7との摩擦力がフィン7の鉛直方向の強制的な力となって作用し、フィン7がフィン押さえ11に引掛ることなく落下する。
このように、フィンスタック装置1は、フィン7となる部材の切断、フィン7の落下及びスタックピン8への挿通、プレート10への積層を一連の動作として繰り返してスタックを進行させる。このとき、同時に、モータ12を駆動させ、フィン押さえ11の回転面17を鉛直方向に移動させる。フィン7の積層に伴ってプレート10が順次降下して積層体9のスタックが終了する。
なお、上記の説明において、プレート10が光電センサを備え、光電センサに基づき下降する構成について説明しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、プレート10が初期位置から変化しない構成であってもよい。プレート10が初期位置から下降する構成とすることで、フィン7が倒れる等のスタックの不良が起きにくくなる。
また、上記の説明において、図3に示すように、フィン7の段方向及び列方向の仕様が一定の場合について説明しているが、これに限定されない。例えば、フィン押さえ11の設置位置を変化させることが可能な構成であってもよい。この場合、フィン7の段方向及び列方向の仕様が増減した場合には、積層体9の端面9aに接する位置にフィン押さえ11の設置位置が変更される。
以上説明した、本実施の形態に係るフィンスタック装置1においては、フィン押さえ11が駆動源となるモータ12を備え、フィン押さえ11の回転面17がフィン7の落下方向に移動する。これにより、プレート10に積み上げられるフィン7と、回転面17との間の摩擦力が鉛直方向の力としてフィン7に作用し、フィン7が落下方向に移動しやすくなる。その結果、フィン7とフィン押さえ11との間の摩擦によるフィン7の引っ掛かりが低減され、フィン7が落下しやすくなるため、フィンスタック性が向上する。
また、ベルト17aの鉛直方向の面を回転面17として、回転軸14の駆動により駆動させるため、回転面17とフィン7との間の摩擦力が、フィン7に落下方向の強制的な力として作用することとなる。これにより、フィン押さえ11に引っ掛かったフィン7に、回転面17からの鉛直下方の強制的な力が作用し、即座に引っ掛かりを解消できる。
また、フィンスタック装置により、フィン7となる部材を切断する工程と切断されたフィン7を落下させる工程とフィン7を積層させる工程とを繰り返しながら、フィン押さえ11の回転面17が回転する工程を継続してフィンスタックが行われる。これにより、フィンスタックにおいて、作成されたフィン7の全てが積み上げられ、工程が完了するまで、フィンが倒れること、及び、フィンがフィン押さえに引っ掛かることを防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るフィンスタック装置1について説明する。本実施の形態に係るフィンスタック装置1は、モータ12の回転速度を調節することができる点で、実施の形態1と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図7及び図8は、本実施の形態に係るフィンスタック装置1のプレス機2のプレス回転数と、速度との関係を示すグラフであり、黒丸印は、フィン落下最適速度を表し、×印は、モータ回転速度を表している。図7は、モータ12の回転速度が一定の場合であり、図8は、モータ12の回転速度が制御可能である場合である。ここで、プレス回転数は、プレス機2を駆動させる図示せぬモータの回転数を示し、部材の送り出しの速度を表す。また、モータ回転速度は、フィン押さえ11の回転面17を回転させるモータ12の回転の速度を示す。フィン落下最適速度とは、任意のプレス回転数に対し、最適なプレート10の降下速度を示しており、フィン7が作成され、積み上げられる速度である。なお、図7及び図8においては、いずれも複数の黒丸印及び×印が重なって図示されている。
図7及び図8の黒丸印で示すように、フィン落下最適速度は、プレス機2の回転数の増加に伴い増加する。プレス機2の回転数が変化すると、フィン7の搬送速度が変化し、それに伴いフィン7が所定の長さに達するまでの時間が変化し、カットの時間の間隔も変化する。カットの間隔は、フィン7の落下の間隔に等しいことから、プレス機2の回転数が変化すると、それに応じてフィン7が積み上げられる速度が変化して、フィン落下最適速度が変化することになる。
図7の×印は、フィン押さえ11の回転面17を回転させるモータ12の回転速度が一定である場合を示している。この場合、プレス回転数が大きい領域では、モータ12の速度、つまり、フィン押さえ11の回転面17をフィン7の落下方向に移動させる速度がプレート10の降下速度よりも小さくなる。そうすると、フィン7がフィン押さえ11に引っ掛かる懸念が生じる。一方、プレス回転数が小さい領域では、モータ12の速度、つまり、フィン押さえ11の回転面17がフィン7の落下方向に移動する速度がフィン落下最適速度よりも大きくなる。そうすると、フィン7を必要以上に下向きに押さえつけることになり、フィン7の一部がつぶれるなどの不良が発生する懸念が生じる。
図8の×印は、フィン押さえ11の回転面17を回転させるモータ12の回転速度が調節される場合を示している。この場合、モータ12の回転速度は、プレス機2の回転数に応じて制御される。つまり、フィン押さえ11の回転面17がフィン7の落下方向に移動する速度が、プレス機2により作成されて落下したフィン7がプレート10に積み上げられる速度に適するように制御される。このように、フィン7がプレス機2に送り出され、搬送される速度の変化に合わせてモータ12の回転数を調節するように制御することで、フィン7がより安定して積み上げられることとなり、更にスタック性を向上させることができる。
以上説明した、本実施の形態に係るフィンスタック装置1においては、回転面17の移動の速度が、フィン7が作成される速度に応じて変化する。このため、フィン7がフィン押さえ11に引っ掛かることを防止し、同時に、フィン押さえ11によるフィン7の押さえつけを防止することができ、最適なフィン7の積み上げが可能となる。
特に、プレス機2からフィン7が送り出される速度に応じて回転面17が移動する速度が調節されて変化する。このため、フィンの引っかかりと、フィン押さえによる押さえつけとの双方が防止され、最適なフィンの積み上げが可能となる。
また、駆動源として、モータ12を用いることで、回転面17を随時適切に回転させ、回転面17の落下方向への移動が継続されることで、フィンスタックのサイクルタイム変化に対応することが可能になる。
実施の形態3.
本実施の形態に係るフィンスタック装置1は、駆動源として、振動発生器を備える点で、実施の形態1、2と相違する。なお、本実施の形態では、実施の形態1、2との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図9は、本実施の形態に係るフィンスタック装置20の平面図であり、実施の形態1の図2に対応している。図9の矢印は、フィンスタック装置20の振動発生器16が発生させる振動の方向を示している。図9に示すように、フィンスタック装置20は、駆動源として、モータ12を備えたフィン押さえ11と、振動発生器16を備えたフィン押さえ21とを備える。フィン押さえ11と、フィン押さえ21とはそれぞれ一対ずつ、対向する位置に配置されている。なお、振動発生器16は、本発明の駆動源の他の一例である。
振動発生器16を備えたフィン押さえ21は、振動発生器16と、振動発生器16に隣接して配置された振動面27とを備える。振動発生器16は、例えば、弾性体の伸縮などにより振動を発生させる装置である。振動面27は、鉛直方向に延びる金属板などの平板である。振動面27には、弾性体の伸縮方向が振動面27に直交するように弾性体が接合されており、弾性体の伸縮により振動面27が矢印で示す振動面27に直交する方向に振動する。つまり、積層体9の端面9aに対し、積層体9の端面9aに垂直方向の力が作用する。なお、振動面27は、本発明の支え面の他の一例である。
振動発生器16を備えたフィン押さえ21は、振動面27が積層体9の端面9aに沿って配置される。そして、振動発生器16が駆動すると、弾性体が伸縮して振動面27が振動面27に直交する方向に振動し、振動面27が積層体9の端面9aと接触及び離間を繰り返す。これにより、振動面27から積層体9の端面9aに対し、振動面27に直交する方向の力が断続的に作用することになる。
この結果、振動発生器16を備えたフィン押さえ21と、積層体9の端面9aとの間の摩擦力が低減され、フィン7の引掛りが抑制される。従って、フィン7の積み上げが安定し、スタック性が向上する。
なお、上記の例では、モータ12を備えたフィン押さえ11と、振動発生器16を備えたフィン押さえ21とがそれぞれ一対対向する位置に配置された例を示しているが、フィン押さえ11及びフィン押さえ21の配置は限定されない。例えば、モータ12を備えたフィン押さえ11は配置せず、振動発生器16を備えたフィン押さえ21のみが配置されていてもよい。また、一対の振動発生器16を備えたフィン押さえ21が隣り合う辺に配置されていてもよい。
<実施の形態3の変形例>
実施の形態3の変形例に係るフィンスタック装置20は、振動発生器16が発生させる振動の周期が可変である。振動発生器16の振動の周期は、プレス機2から送り出される部材の送り出し速度であるプレス回転数に応じて変更される。例えば、プレス回転数が大きい場合、フィン7が短周期で作成されるため、プレート10に作成されたフィン7が落下する周期が短周期となる。この場合、振動発生器16は、プレス回転数の増大に伴い、振動面27の振動の周期を短周期にする。
例えば、プレス回転数に対し、振動発生器16の振動の周期が長いと、フィン押さえ21の振動面27が積層体9と近接した状態、及び、離間した状態が長時間継続されることになる。近接した状態が長いと、フィン7の引っかかりを招き、離間した状態が長いと、積層体9が倒れる可能性が生じる。一方、プレス回転数に対し、振動発生器16の振動の周期が短いと、スタック性は損なわれないものの、必要以上に振動面27が振動し、無駄が生じる。
従って、変形例に係るフィンスタック装置20のように、振動発生器16の振動の周期を可変とすることで、フィン押さえ21の振動面27がフィン7と近接した状態、又は、離間した状態を適切な間隔で行うことができる。
以上説明した、本実施の形態に係るフィンスタック装置20においては、フィン押さえ21の駆動源として振動発生器16を備え、振動面27と積層体9との近接及び離間を繰り返す構成とした。そのため、振動面27から積層体9の端面9aに対し、振動面27に直交する方向の力、つまり、積層体9の端面9aに直交する方向の力が断続的に作用し、積層体9と振動面27との間の摩擦力が緩和される。これにより、フィン7がプレート10に向けて落下しやすくなり、フィン7がフィン押さえ21に引っ掛かることも低減されて、フィンスタック性が向上する。
また、振動面27の振動の周期を、フィン7が作成される速度に応じて調節し、変化させることで、フィン7の引っ掛かりと、フィン押さえ21による押さえつけとの双方が防止され、最適なフィン7の積み上げが可能となる。
特に、モータ12を駆動源とするフィン押さえ11と、振動発生器16を駆動源とするフィン押さえ21とのうち、配置位置に応じて最適な駆動源のものを選択し、搭載することができる。これにより、フィンの引っかかりがより確実に防止される。
1 フィンスタック装置、2 プレス機、3 カットオフ部、4 ブロワ、5 ブロワボックス、6 サクションプレート、7 フィン、7a 穴、8 スタックピン、9 積層体、9a 端面、10 プレート、11 フィン押さえ、12 モータ、13 プーリ、14 回転軸、15 スタック穴、16 振動発生器、17 回転面、17a ベルト、17b ローラ、20 フィンスタック装置、21 フィン押さえ、27 振動面、100 ベース。

Claims (7)

  1. 落下した熱交換器用フィンを上面に積み上げるためのプレートと、
    鉛直に配置された支え面部を有するフィン押さえと、
    を備え、
    前記支え面部が、前記プレートに複数の前記熱交換器用フィンが積み上げられて形成された積層体の端面に接する位置に配置されており、
    前記フィン押さえは、対向する一対の第1フィン押さえと、対向する一対の第2フィン押さえと、を含み、
    前記第1フィン押さえは、
    前記支え面部を前記熱交換器用フィンの落下方向に移動させる第1駆動源を備え、
    前記第2フィン押さえは、
    前記支え面部を、前記熱交換器用フィンの端面と接触及び離間を繰り返し行うように、前記支え面部に対して垂直な方向に振動させる第2駆動源を備えた、
    フィンスタック装置。
  2. 前記第1フィン押さえの前記支え面部の移動の速度は、前記熱交換器用フィンが積み上げられる速度に応じて調節される、
    請求項1に記載のフィンスタック装置。
  3. 前記第1フィン押さえの前記支え面部の移動の速度は、
    前記熱交換器用フィンを形成する部材が、前記部材を送り出すプレス機から送り出される送り出し速度に応じて調節される、
    請求項1に記載のフィンスタック装置。
  4. 前記第1駆動源は、
    モータである、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィンスタック装置。
  5. 前記第1フィン押さえは、
    前記第1駆動源に接続された回転軸と、
    複数のローラと、
    前記回転軸と前記複数のローラとに巻き付けられたベルト部と、
    を備え、
    前記第1フィン押さえの前記支え面部は、
    前記ベルト部の鉛直方向の面である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィンスタック装置。
  6. 前記第2フィン押さえの前記支え面部の振動の周期は、
    前記熱交換器用フィンを形成する部材が、前記部材を送り出すプレス機から送り出される送り出し速度に応じて変更される、
    請求項に記載のフィンスタック装置。
  7. 第1駆動源の駆動により、鉛直に配置された支え面部を有する対向する一対の第1フィン押さえを鉛直方向に移動させ、第2駆動源の駆動により、鉛直に配置された支え面部を有する対向する一対の第2フィン押さえを前記第2フィン押さえの前記支え面部に対して垂直な方向に振動させる、駆動工程と、
    熱交換器用フィンを形成する部材を所定の長さで切断して、前記熱交換器用フィンを作成する切断工程と、
    切断された前記熱交換器用フィンを前記第1フィン押さえの前記支え面部及び前記第2フィン押さえの前記支え面部に沿うように落下させる落下工程と、
    落下した複数の前記熱交換器用フィンをプレートの上面に着地させ、前記プレートに積み上げる積層工程と、
    を有し、
    前記駆動工程を行いながら、前記切断工程と、前記落下工程と、前記積層工程と、を繰り返すことにより複数の前記熱交換器用フィンが積み上げられた積層体を形成する、
    フィンスタック方法。
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