JP6681407B2 - 偏光軸測定デバイスを較正するための方法、および偏光軸測定デバイスのための眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法 - Google Patents

偏光軸測定デバイスを較正するための方法、および偏光軸測定デバイスのための眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、偏光軸測定デバイスの較正方法、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法、偏光軸測定デバイスの較正エレメントおよび偏光軸測定デバイスに関する。
偏光軸測定デバイスは、眼鏡光学の分野において、偏光眼鏡レンズの場合に偏光面の向きを決定しかつ確認するために使用される。例えば水面上で生じるような望ましくない眩しい反射は、偏光レンズによって抑制することができる。それほどではないにせよ、眩しい反射は、大気中に散乱する太陽光でも発生し、よって、これらのレンズは、ある程度、コントラストを高める作用をする。非金属表面上で反射されると、偏光方向が入射面に対して垂直である光の大部分は、実際には適切な角度で反射される。したがって、眼鏡レンズは、水平偏光を抑制すべきである。
偏光眼鏡レンズの偏光軸、即ち偏光面の向きの測定に関しては、関連規格DIN EN ISO 8980−3:2014−03に従った方法で行うことが常である。このような偏光軸測定デバイスは、通常、偏光面の向きが知られている偏光材料から作製される較正体によって較正される。このような較正体の製造は複雑であり、且つその較正方法は、システマチック故障(又はシステムの不良)の影響を受けやすい。
この場合、直線偏光された透過光の偏光面と、試験片またはポラライザ(polarizer、偏光子または偏光板)の面との交点(交線)が、偏光軸と呼ばれる。偏光面は、光波の電場の振動面に垂直な平面として定義される。但し、光波の電場の振動方向は、偏光の方向として与えられる。入射面は、入射光の伝搬方向ならびに反射面に対する垂直方向にまたがる面である。従って、これは反射光の伝搬方向も含む。
(特になし)
本発明の目的は、正確で再現可能な較正を有効化する(可能にする)ような較正エレメントを有する偏光軸測定デバイスを較正するための方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、偏光軸の再現可能な決定を有効化する(可能にする)ような偏光軸測定デバイスを用いて眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法を創出することにある。
本発明のさらなる目的は、偏光軸測定デバイス用較正エレメントを提供することにあり、本較正エレメントは、製造が簡単であり、かつ偏光軸測定デバイスのこのような較正方法によって偏光軸測定デバイスの正確な較正を可能にする。
本発明のさらなる目的は、製造が簡単でありかつ偏光軸測定デバイスの正確な較正を可能にするような較正エレメントを有する偏光軸測定デバイスを提供することにある。
これらの目的は、独立請求項に記載された特徴によって達成される。本発明の効果的な実施形態および優位点(利点)は、追加の請求項、明細書本文および図面から明らかである。
ある態様(又は観点)によれば、本発明は、較正エレメントを有する偏光軸測定デバイスを較正するための方法に関し、本方法は、(i)偏光軸測定デバイスへ較正エレメントを挿入し、かつ較正エレメントの第1の平坦な側面を偏光で照射するステップと、(ii)較正エレメントの偏光軸に対する予め規定された角度関係において、第1の回転位置における光の少なくとも1つの偏光方向を主軸とアラインするステップと、(iii)較正エレメントを挿入し、かつその第2の平坦な側面を偏光で照射するステップと、(iv)較正エレメントの偏光軸に対する予め規定された角度関係において、第2の回転位置における光の少なくとも1つの偏光方向を主軸とアラインするステップと、(v)較正エレメントの軸の回転位置を、入射光の偏光方向の第1および第2の回転位置間の角二等分線を決定することによって決定するステップと、(vi)意図に沿って挿入される較正エレメントの軸に対して主軸が予め規定された角度関係にある、予め規定された角度値を、偏光方向の主軸の回転位置に割り当てるステップと、を含む。
(訳注:「アラインする」(align)とは、調節又は調整する、合わせる、整列させる、との意味)
第1の実施形態において、ポラライザは、非偏光透過を発する光源と組み合わせて用いることができる。代わりに、ある代替実施形態では、偏光を発する少なくとも1つの光源を用いることができる。
予め決められる角度関係は、較正エレメントの偏光軸に対する主軸の平行または垂直なアラインメント(調節状態、配置状態)であってもよい。
本方法の一実施形態において、偏光軸測定デバイスへの較正エレメントの挿入は、その第1の平坦な側面をポラライザに向けて行われてもよく、前記平坦な側面は、非偏光で照射され、かつ偏光方向をアラインするために、ポラライザの第1の回転位置におけるポラライザと主軸とのアラインメントは、較正エレメントの偏光軸および/または較正エレメントのレセプタクルのアラインメントに対する予め規定された角度関係において行われてもよく、光は、第1の平坦な側面から較正エレメントを通って透過される。較正エレメントの挿入は、第2の平坦な側面をポラライザに向けて行われてもよく、かつ偏光方向をアラインするために、ポラライザの第2の回転位置におけるポラライザと主軸とのアラインメントは、較正エレメントの偏光軸および/または較正エレメントのレセプタクルのアラインメントに対する予め規定された角度関係において行われてもよく、光は、第2の平坦な側面から較正エレメントを通って透過される。
較正エレメントの軸の回転位置を決定することは、ポラライザの第1および第2の回転位置間の角二等分線を決定することによって実行されてもよい。
ある実施形態において、ポラライザは、光軸を中心として回転可能式に配置されてもよい。あるいは、較正エレメントを受け入れるレセプタクルも、光軸を中心として回転可能式に配置されてもよい。あるいは、ポラライザおよびレセプタクルの双方が、光軸を中心として回転可能であってもよい。
予め決められた角度関係において、主軸は、効果的には、較正エレメントの偏光軸に平行または垂直にアラインされてもよい。しかしながら、原則的には、異なる角度関係も考えられる。この場合、ポラライザの主軸の回転位置には、意図に沿って挿入される較正エレメントの軸に対して予め規定された角度関係にある予め規定された角度値が割り当てられる。
この場合、予め規定された角度値は、較正によって予め規定された角度関係に一致する必要はない。予め規定される角度関係は、較正の間の調整プロセスに関連する。較正エレメントの軸とポラライザの主軸との間に角度オフセットが存在すれば、この角度オフセットは、較正において固定された角度関係として考慮されてもよい。さらに、予め規定される角度値は、試験片を測定する間の調整における角度関係を含んでもよい。
較正は、ポラライザの主軸の画定された位置とレセプタクルの軸との間の関係を、較正エレメントを用いて確立することより成る。ポラライザは、偏光軸が主軸を構成する、分割されていない視野を有するものが使用されてもよい。あるいは、異なる偏光軸を有する2つの領域が主軸に隣接する、分割された視野を有するポラライザが使用されてもよい。分割された視野を有するポラライザを通過する光は、例えば2つの偏光方向を有する。あるいは、分割されていない視野を有するポラライザの代わりに、偏光を有する光源が使用されてもよい。分割された視野を有するポラライザの代わりに、偏光を有する2つの光源が使用されてもよく、その偏光軸は、主軸と対称である。
この目的のために、偏光軸の既知のアラインメントを有するポラライザが、試験片の代わりに、通常、較正体としてデバイスに導入され、ポラライザが双方の視野の最大相殺に、または、簡略化された方法では、最小または最大の透過光強度に合わせて調整され、かつ較正体の偏光軸の既知の位置が、この調整後に達成されるポラライザの主軸のアラインメントに割り当てられる従来技術とは対照的に、本発明による方法においては、較正体の偏光軸の正確な位置を知る必要がない。
実際、本発明による手順において、較正体の偏光軸の絶対的な向きは較正結果に影響しない。
これは、較正体が、まだ較正されていない偏光軸測定デバイスによって2回測定されることにおいて達成され、第1および第2の測定の間に、較正体は、ポラライザ(または、偏光を有する少なくとも1つの光源)の平面内にある軸、即ち、較正エレメントの軸を中心として180°回転され、即ち裏返しにされ、よって、第1の平坦な側面がポラライザに1回直面(対面)すると共に、第2の平坦な側面がポラライザに1回直面(対面)する。その結果、双方の測定における、較正エレメントの軸からの較正体偏光軸の位置のずれは、個々の測定結果における等しい絶対値分のずれを引き起こし、これらは、後続の、ポラライザの主軸の回転位置の算術平均において互いに相殺される。
回転位置の決定は、何れの場合も複数回実行されてもよく、測定値は各々、統計的測定の不確かさを改善するために、個々の測定の平均値として取り込まれてもよい。
ある効果的な実施形態によれば、分割された視野を有するポラライザは、少なくとも、第1の偏光軸を有する第1の領域、ならびに第2の偏光軸を有する第2の領域を備えるものが使用されてもよく、第1の偏光軸および第2の偏光軸は、主軸に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度を有し、前記角度は、好ましくは、2°〜5°までの間、特に好ましくは、2.5°〜3.5°までの間、特に好ましくは、3°である。この場合、重大な点は、角度の正確な絶対値というよりは、絶対値が同じであるという事実にある。
ある効果的な実施形態によれば、ポラライザ(または、偏光を有する光源)の主軸のアラインメントは、同じ明度、具体的には低い明度、において、第1の偏光軸を有するポラライザの第1の領域により透過される光強度と、第2の偏光軸を有するポラライザの第2の領域により等化される光強度とを等しくすることによって行われてもよい。
人間の眼は、対数感度を有し、よって2つの暗視野の明度の小さな差異の方を、2つの明視野の明度の差より正確に知覚することができることから、効果的には、最小透過の事例を選択する。任意選択のミラーを介して、または任意選択のミラーを使用することなく透過光強度を測定する分析ユニットを用いる測定値自動取得は、最小明度および最大明度の双方での等化を操作することができる。
ある効果的な実施形態によれば、分割されていない視野を有するポラライザは、偏光軸を有する少なくとも1つの領域を含むものが使用されてもよく、偏光軸は、主軸を形成する。この場合、ポラライザの分割は、省略されてもよい。この場合、優位点は、ポラライザのより単純かつより費用効果の高い設計にある。
ある効果的な実施形態によれば、ポラライザ(または、偏光を有する少なくとも1つの光源)の主軸のアラインメントは、偏光軸を有するポラライザの領域により透過される光強度を最小化または最大化することによって行われてもよい。この実施形態において、ポラライザの分割は省略される。この場合、優位点は、ポラライザのより単純かつより費用効果の高い設計にある。
効果的には、この場合、ポラライザの偏光軸は、その主軸に一致する。
測定に際しては、透過光強度の最小値または最大値の調整がある。このような実施形態は、具体的には、透過光強度が異なる角度位置のセンサによって検出され得る自動化された方法に最適である。
本発明による偏光軸測定デバイスを較正するための方法の前に、好ましくは、回転可能に配置されるポラライザの角度較正形式の事前較正が実行される。事前較正において、ポラライザ(または、偏光を有する少なくとも1つの光源)の任意に選択される設定/位置は、同様に任意に選択される角度値との関連付けを行っている。こうして、ポラライザ(または、偏光を有する少なくとも1つの光源)の角度位置の表示が提供され、これを、較正エレメントの偏光軸を決定するための本発明による較正プロセスの間に使用することができる。
本発明による偏光軸測定デバイスを較正するための方法の効果的な一実施形態によれば、ゼロ値が、ポラライザの(又は、偏光を有する少なくとも1つの光源の)主軸の第3の回転位置へ割り当てられてもよく、そこではそれ(主軸)が、意図に沿って挿入される較正エレメントの軸に対して予め規定された角度関係にある。ポラライザの(又は、偏光を有する少なくとも1つの光源の)この第3の位置は、効果的には(有利には)、偏光測定デバイスのレセプタクル上のマーキングによって画定される軸に一致する(対応する)。
したがって、効果的には、レセプタクルのマーキングによって画定される軸に対する試験片の偏光軸の角度距離としての直接的な角度の割当てが存在し、これにより、偏光軸を決定する測定結果の効果的な見当合わせおよび評価が有効化される(可能になる)。
較正エレメント用のレセプタクルによって予め画定される軸と、試験片のアラインメントのためのマーキングによって予め画定される軸とが一致しなければ、これらの2つの軸位置の差は、較正値の割り当てにおいて考慮されてもよい。効果的には、この場合、値ゼロは、試験片支持体のマーキングによって予め画定される軸に平行または垂直なポラライザの主軸のアラインメントに対応する。
さらなる態様(又は観点)によれば、本発明は、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法に関する。この場合、眼鏡レンズには、丸い半加工品、カスタム形状の、またはフレームに直ぐに取り付けることができるレンズ、または、眼鏡レンズと眼鏡レンズ半加工品とのペアが含まれてもよい。本方法は、上述の方法による偏光軸測定デバイスの較正を含む。
さらに、本方法は、眼鏡レンズの偏光軸測定デバイスのレセプタクルへの配向された挿入を、レセプタクルのマーキングとのアラインメントによって行なうことと、主軸のアラインメントを、眼鏡レンズの偏光軸に対する予め規定された角度関係において行なうことと、よってこれに続き、ポラライザの回転位置とレセプタクルのマーキングとの角度差を決定することと、これに続いて、眼鏡レンズの、眼鏡レンズの向きに対する偏光軸を決定すること、を含む。
本発明による、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法は、眼鏡光学の分野において、偏光眼鏡レンズの場合、具体的には品質管理での偏光面のアラインメントの決定および確認に使用されてもよい。本方法の場合、偏光軸測定デバイスが較正エレメントを用いて予め確実かつ再現可能式に較正されていることから、眼鏡レンズの偏光軸を確実かつ再現可能に決定することができ、較正エレメントは、製造が単純である。この場合、測定の精度は、複数回の実行、延ては対応する統計の向上によって高まり得る。必要であれば、較正エレメントを繰り返し測定することによって較正品質をチェックすることもでき、よって、必要に応じて偏光軸測定デバイスを再較正することもできる。
組み立てられた眼鏡レンズを測定する場合、眼鏡レンズのアラインメントのためのマーキングは、レンズが取り付けられるフレームを敷設することができかつフレームの水平に対応し得る接触レールであってもよい。
効果的には、予め決められる角度関係は、具体的には、眼鏡レンズの偏光軸に対する主軸の平行または垂直アラインメントを含んでもよい。
本発明のさらなる態様(又は観点)によれば、本発明による方法を実行するように設計されかつ意図される偏光軸測定デバイス内のレセプタクルへの挿入が意図される較正エレメントが提案される。
較正エレメントは、偏光材料で製造される半透明の較正体を備え、前記較正体は、第1の平坦な側面および対向する第2の平坦な側面ならびに較正体を保持するためのホルダを備え、前記ホルダは、レセプタクル内で意図に沿って再現可能な配置を行なうための少なくとも1つの位置合わせデバイスを有する。
この場合、ホルダは、較正体を光で透照するための透照領域を有する。位置合わせデバイスは、少なくとも2つの直径方向に対向する位置合わせエレメントを有し、較正体を有するホルダは、偏光軸測定デバイスのレセプタクルへ、選択的にその第1の平坦な側面またはその第2の平坦な側面を挿入することができる。較正体を保持するためのホルダおよび較正体自体は、1つのコンポーネントを形成してもよく、ホルダは、好ましくは、較正体の縁領域を形成してもよい。
最も単純な事例において、本発明による較正エレメントは、光源によって照らされ得る一片の偏光材料を含む。較正エレメントは、偏光軸測定デバイスにおける較正エレメントの正確なアラインメントを有効化する位置合わせデバイスを備える。この場合、例えば、較正体は、正確な接触のためのマーキングが付されたフレームに嵌め込まれ、または、較正体にこれらのマーキングが直接付される。この場合の優位点は、較正体の平面内にある較正体の軸がマーキングによって予め画定されていて、較正体の偏光軸に対するマーキングの正確なアラインメントが不要であることにある。
特に効果的には、較正エレメントには、機械的な位置合わせデバイスが装備されていて、これにより、偏光軸測定デバイスに対する較正体の適正かつ正確なアラインメントが有効化され、好ましくは、その平面内で較正体が、平面に対して垂直であるその垂直軸を中心として位置外れの回転をすることが防止され、かつ具体的には、較正体の軸を中心とする180°の回転のみが許容される。この場合、機械的な位置合わせデバイスは、マーキングの機能を獲得することができる。
効果的には、この場合、位置合わせデバイスは、意図に沿って、レセプタクルにおける、偏光軸測定デバイスの光軸を中心とする回転が防止されるようなホルダの配置が可能であるように構成される。
ある効果的な実施形態によれば、位置合わせデバイスは、位置合わせエレメントとして少なくとも1つのピンを有してもよく、前記ピンは、第1の平坦な側面上および第2の平坦な側面上の双方に突き出す。位置決めピンとして構成され得るこのような1つまたは複数のピンにより、較正体を有する較正エレメントのホルダは、偏光軸測定デバイスのレセプタクルへ、選択的にその第1の平坦な側面またはその第2の平坦な側面を挿入することができる。
この場合、偏光軸測定デバイスにおける較正エレメントのこの位置合わせは、極めて確実かつ再現可能式に可能であり、よって、測定の較正の不正確さを大幅になくすことができる。
ある効果的な実施形態によれば、位置合わせデバイスは、位置合わせエレメントとして少なくとも1つの開口を有してもよい。
較正エレメントのホルダに位置決めピンを有する実施形態の代替例として、位置決めピンは、偏光軸測定デバイスのレセプタクル内に設けられてもよく、かつ較正エレメントのホルダ内には、効果的には、意図に沿って位置決めピンが次に導入され得る開口が設けられ、よってこの場合、偏光軸測定デバイスにおける較正エレメントの位置合わせが極めて確実かつ再現可能式に可能である。
ある効果的な実施形態によれば、位置合わせデバイスは、位置合わせエレメントとして、例えばノッチまたはラインマーク等の少なくとも1つのマーキングを有してもよい。このようなマーキングは、偏光軸測定デバイス内に較正エレメントを正確かつ再現可能式に位置合わせするためのさらなる効率的な可能性でもあり得る。
ある効果的な実施形態によれば、位置合わせデバイスは、位置合わせエレメントとして、少なくとも1つの接触縁を有してもよい。この場合、接触縁は、好ましくは、ホルダ周縁の一コンポーネント(一構成要素)を形成し、よって、例えば、ホルダ周縁上のミル加工された縁として構成される。また、接触縁は、較正エレメントのホルダ上へレールとして取り付けられる可能性もある。このような接触手段は、偏光軸測定デバイス内に較正エレメントを正確かつ再現可能式に位置合わせするためのさらなる効率的な可能性であり得る。
偏光軸測定デバイスのレセプタクル内に較正エレメントを確実かつ再現可能式に位置合わせするための代替的な可能性は、例えば、前述の位置合わせエレメントの組合せにおいて考えられる。したがって、例えば、較正エレメントのホルダは、代替的に、2つの位置決めピンまたは2つの開口を有してもよい。
開口または位置決めピンは、好ましくは、較正エレメントの垂直軸を中心とする較正エレメントの180゜の回転または回転式挿入が防止されるようにして構成される。これを達成するために、開口または位置決めピンは、例えば異なるサイズで構成されてもよい。何れの場合も、等しいサイズの開口または位置決めピンが設けられれば、ホルダは、好ましくは、較正エレメントの非曖昧な挿入が可能にされるようにして配置されるさらなる開口または位置決めピンおよび/またはマーキングを有する。
さらに、ホルダは、異なる位置合わせエレメントの組合せを含んでもよい。何れの場合も、偏光軸測定デバイスのレセプタクル内には、対応するカウンタエレメントが設けられてもよい。
ある効果的な実施形態によれば、較正体は、偏光軸を有する半透明の領域を有してもよい。較正エレメントは、効果的には、偏光軸を有する偏光材料から製造される較正体を有してもよい。この場合、較正体は、少なくとも1つの領域において半透明であるように設計されれば効果的であり、よって、較正エレメントは、偏光軸測定デバイスの光ビームへと持ち込まれてもよく、かつ透過光強度は、較正に使用されてもよい。
さらなる態様によれば、本発明は、このような較正エレメントを有する偏光軸測定デバイスに関し、偏光軸測定デバイスは、本発明による方法を実行するように構成かつ意図され、かつ較正エレメントは、非偏光を有する光源、光軸を中心として回転可能に配置されかつ主軸を有するポラライザ、ならびに試験片のレセプタクルを備える。回転可能に配置されるポラライザは、測定ポラライザとも称される。
この場合、較正エレメントは、偏光材料で製造される半透明の較正体、ならびに較正体を保持するためのホルダを備え、前記ホルダは、レセプタクル内で再現可能な配置を行なうための少なくとも1つの位置合わせデバイスを有する。この場合、較正エレメントは、選択的に第1の平坦な側面または第2の平坦な側面をポラライザへ向けて配向され、かつレセプタクル内に試験片として配置される。
あるいは、非偏光を有するポラライザの代わりに、偏光を発する、主軸を有する少なくとも1つの光源が使用されてもよい。あるいは、較正エレメントを受け入れるレセプタクルも、光軸を中心として回転可能式に配置されてもよい。
本発明による偏光軸測定デバイスは、例えば偏光サングラス用レンズに使用されるもの等の偏光材料の偏光軸の正確な位置を測定する働きをする。
また、効果的には、光軸に平行な光源によりポラライザおよび試験片を通って透過される、かつユーザが装置にかがみ込む必要がなく適切にアラインされたミラーの正面から試験片の鏡像を見得ることに起因して、偏光軸測定デバイスの人間工学的に効果的な動作を有効化する、光強度を観察するためのミラーも設けられてもよい。
測定原理の基礎は、直線偏光が偏光媒体を通過する際の透過光の強度は、光の偏光面と材料の偏光軸との間の角度に略依存することにある。
この目的のために、事前に偏光されていない光源からの光は、ポラライザによって偏光される。ポラライザは、効果的には、精密回転マウント上に搭載されることから、偏光方向は、予め規定されてもよい。このようにして偏光された光は、試験片を通過する。このように偏光された光のうちで、その偏光軸の位置に対応する成分のみが試験片を通過することを許容される。双方の成分の偏光軸が互いに平行であれば、透過率は、最大(かつ理想成分の場合、完全透過)であり、互いに垂直であれば、透過率は、最小である(かつ理想成分の場合、完全相殺が生じる)。
測定の開始時、試験片は、規定位置に持ち込まれ、測定の間はここに固定されたままにされる。この場合、試験片は、好ましくは、測定の間のみ動けず、測定後はレセプタクルから容易に取り外せるように配置される。しかしながら、その中で試験片は回転されないが、原則的には回転可能である単純なサポートが考えられる。次に、試験片およびポラライザを通して光源が観察され、ポラライザは、ポラライザおよび試験片の組合せを可能な限り少量の光が通過するように回転マウントとアラインされる。
本発明による偏光軸測定デバイスは、自律較正を有効化する(可能にする)。これは、偏光軸測定デバイスを、事前に較正されたオブジェクトまたは器具を用いることなく較正できることを意味する。本発明によれば、偏光作用を有する較正体、例えば偏光膜、が使用され、その偏光軸も、事前に知られている必要はない。較正エレメント上には、較正エレメントの平面内に位置決めされる、かつ較正エレメントがそれを中心にして回ることができる軸がマーキングされる。
このマーキングは、任意に固定することができる双方の平坦な側面から見ることができる。較正エレメントの軸は、任意に選択されてもよいが、偏光軸または幾何学的対称軸のいずれにも一致する必要はない。例えば、この軸は、2つの位置決めピンの連結軸によって提供されてもよい。さらに、較正エレメントを回すことにより、系統的測定誤差も補正できることが保証される。
可能な限り精確な較正を達成するために、効果的には、既知の偏光軸による、試験片をサポートする間のコントラストの消失に対する単一の調節は存在せず、回転可能に配置されるポラライザの回転式取付けにより、ディスプレイに関しては、複数の測定値を平均化した結果として得られる「ゼロ位置」がアプローチされる。その結果、例えば較正プロセス中に回転取付けを設定する際の不確かさによって引き起こされる較正体の軸の測定の不確かさ、即ち、このようにして達成された較正を基礎とする後の測定の系統的誤差として明示される不確かさは、ある測定値の統計的不確かさから、一連の測定値の測定不確かさへと低減されてもよい。
単純なポラライザに代えて、2014年版以降の対応する規格DIN EN−ISO−8980−3:2014−03に記載されているように、分割された視野、即ち偏光軸が互いに異なってアラインされる2つの領域、を有するポラライザが使用されてもよい。これは、通常、2つの半円偏光エレメントから成る。2つの視野の境界は、主軸と称される。
ある効果的な実施形態によれば、ポラライザは、少なくとも、第1の偏光軸を有する第1の領域、ならびに第2の偏光軸を有する第2の領域を備えてもよく、第1の偏光軸および第2の偏光軸は、主軸に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度を有し、前記角度は、好ましくは、2°〜5°までの間、特に好ましくは、2.5°〜3.5°までの間、特に好ましくは、3°である。この場合、重大な点は、角度の正確な絶対値というよりは、絶対値が同じであるという事実にある。
2つの偏光軸が互いに異なってアラインされる分割された視野を有するポラライザの代替例として、例えば偏光を発する2つの光源からの、2つの偏光軸が互いに異なってアラインされる偏光を使用することも可能である。この場合、主軸は、2つの偏光軸間の角二等分線を構成する。
任意選択のミラーの場合、試験片を通して光源を見ることができ、光は、分割された視野を有するポラライザの2つの領域を介してポラライザにより偏光される。この場合、観察される明度は、試験片の偏光軸に対する、ポラライザの2つの偏光軸間の角二等分線としての主軸の相対位置に依存する。測定に関しては、最大相殺の場合に、2つの視野間のコントラストの消失が調整される。境界における2つの視野の明るさは、直に識別可能であることから、手動の処置であるにも関わらず、高精度および高信頼性の測定を達成することができる。対応する較正の後には、試験片の偏光軸の角度を、接続されたロータリエンコーダのデジタルディスプレイ上で直に読み取ることができる。
ある効果的な実施形態によれば、ポラライザは、代替的に、偏光軸を有する少なくとも1つの領域を含んでもよい。この場合、偏光軸は、ポラライザの主軸を形成する。この実施形態において、ポラライザの分割は省略される。
この場合、優位点は、ポラライザのより単純かつより費用効果の高い設計にある。この場合、ポラライザの偏光軸は、その主軸として明示される。測定に際しては、透過光強度の最小値または最大値の調整がある。このような実施形態は、透過光強度が異なる角度位置のセンサによって検出され得る自動化された方法に最適である。
本発明は、さらに、偏光軸測定デバイスを較正するためのコンピュータ・プログラム・プロダクトに関し、これは、データ処理ユニット上でプログラムコードが実行されると、本発明による偏光軸測定デバイスを較正するための方法を実行するように設計されるプログラムコードを含むコンピュータ読取り可能記憶媒体を備える。本コンピュータ・プログラム・プロダクトは、例えば、偏光軸測定デバイスへ連結されるコンピュータで使用されてもよい。
また、本発明は、眼鏡レンズの偏光軸を決定するためのコンピュータ・プログラム・プロダクトにも関し、これは、データ処理ユニット上でプログラムコードが実行されると、本発明による眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法を実行するように設計されるプログラムコードを含むコンピュータ読取り可能記憶媒体を備える。
本コンピュータ・プログラム・プロダクトは、例えば、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための対応する測定デバイスへ連結されるコンピュータで使用されてもよい。
さらなる優位点は、図面に関する以下の説明から明らかである。図面には、本発明の実施形態が例示されている。図面、明細書本文および特許請求の範囲は、多くの特徴の組合せを含む。当業者であれば、効果的には、これらの特徴を個々にも考察して、これらのさらなる合理的な組合せを生み出すであろう。尚、以下の図面は例示的なものである。
位置合わせエレメントとして2つの位置決めピンを有する、本発明の一実施形態による較正エレメントを示す平面図である。 図1の較正エレメントの、偏光性材料で作られた較正体(の本体)を示す。 位置合わせエレメントとして2つの開口を有する、本発明の別の実施形態による較正エレメントを示す平面図である。 位置合わせエレメントとして2つの接触縁を有する、本発明のさらなる実施形態による較正エレメントを示す平面図である。 位置合わせエレメントとして2つのマーキングを有する、本発明のさらなる実施形態による較正エレメントを示す平面図である。 本発明の例示的な一実施形態による偏光軸測定デバイスを示す略図である。 図6の偏光軸測定デバイスを示す断面図である。 本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイスの試験片のレセプタクルを示す平面図である。 本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイスのポラライザ(polariser)を示す平面図である。 本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイスを較正するための方法を示すフローチャートである。 本発明の例示的な一実施形態による、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法を示すフローチャートである。
諸図において、類似または同等のコンポーネントには、同じ参照符号が付されている。図面は、例のみを示していて、限定として理解されるべきではない。
図1は、位置合わせエレメントとして2つの位置決めピン22、24を有する、本発明の一実施形態による較正エレメント10を示す平面図である。偏光軸測定デバイス100(図6に例示)のレセプタクル108に挿入するための較正エレメント10は、第1および対向する第2の平坦な側面26,28、具体的には前側26および後側28、を有する偏光材料で作製される半透明の較正体12を備える。さらに、較正エレメント10は、較正体12を保持するためのホルダ14を備え、このホルダ14は、図1ではリングの形態で構成されて、レセプタクル108内に意図に沿って再現可能式に配置するための少なくとも1つの位置合わせデバイス20を有する。図1の例示的な実施形態において、位置合わせデバイス20は、位置合わせエレメント22,24として異なる直径を有する位置決めピンを有し、これらは、第1の平坦な側面26の上方、および第2の平坦な側面28の上方の双方に突き出ていて、ホルダ14は、レセプタクル内での偏光軸測定デバイスの光軸を中心とする回転防止方式で配置されることが可能である。ホルダ14は、較正体12を光で透照するための透過照明領域16を有する。
位置合わせデバイス20は、直径方向に対向する少なくとも2つの位置合わせエレメント22、24、32、34、42(図1、図3、図4、図5参照)を有する。較正体12を伴うホルダ14は、必要に応じてその第1の平坦な側面26またはその第2の平坦な側面28によって偏光軸測定デバイス100のレセプタクル108へ挿入されてもよい。較正体12は、偏光軸40を有する半透明の領域18を有する。2つの位置合わせエレメント22、24は、較正体12の軸30(図1に示す)上に配置され、較正体12は、軸30を中心にして回され、偏光軸測定デバイス100のレセプタクル108内に挿入されてもよい。較正体12の偏光軸40は、図1〜図5までに示されている。較正体12の陰影線(ハッチング線)は、その偏光方向を示すものとする。
図1の較正エレメント10の偏光性材料で作製された較正体12を、分離して図2に示す。最も単純な場合、較正体12は、例えばホルダ14へ接着できる偏光性膜から形成されてもよく、よって、較正エレメント12上での固定された向きが保持される。あるいは、ホルダ14と較正体12とが1つのコンポーネントを形成してもよく、好ましくは、ホルダ14は、較正体12の縁領域を形成してもよい。
さらに、図3は、位置合わせエレメントとして2つの開口42を有する、本発明の別の例示的な実施形態による較正エレメント10を示す平面図である。較正エレメント10のホルダ14内に2つの開口を有する実施形態は、偏光軸測定デバイス100のレセプタクル108内に対応する相補的な位置決めピンが設けられていれば、特に効果的である。この方法では、較正エレメント10は、第1の平坦な側面26または第2の平坦な側面28によってレセプタクル108へ挿入されてもよい。
図4は、位置合わせ手段20として2つの接触縁32を有する、本発明のさらなる例示的な実施形態による較正エレメント10を示す平面図である。接触縁32は、好ましくは、ホルダ14の円周の一コンポーネント(一要素)を形成する。接触縁32は、例えば、ホルダ14のミル加工された縁として構成されてもよい。較正エレメント10は、このような接点32を用いることによっても、第1の平坦な側面26または第2の平坦な側面28によってレセプタクル108へ再現可能式に挿入されてもよい。
図5は、位置合わせ手段20として2つのマーキング34を有する、本発明のさらなる例示的な実施形態による較正エレメント10を示す平面図である。このようなマーキング34を用いて、較正エレメントは、レセプタクル108への挿入の間に、レセプタクル108(図7に示す)に付されている対応するマーキング132上にアライン(整列又は整合)されてもよい。この方法でも、レセプタクル108における再現可能な配置が可能であり、こうして信頼できる測定値が取得される。
図6は、本発明の例示的な一実施形態による偏光軸測定デバイス100を示す略図である。偏光軸測定デバイス100は、非偏光を有する光源102と、光軸104を中心として回転可能に配置される主軸134(図9に示す)を有するポラライザ106と、試験片110のレセプタクル108と、光源102により光軸104と平行にポラライザ106および試験片110を通って透過される光強度を、回転マウント138内に回転可能に配置されるポラライザ106を調整することによって視覚的に等化するためのミラー112と、を備える。この場合、レセプタクル108は、位置合わせデバイス20を用いて較正エレメント10をレセプタクル108へ挿入するための、例えば2つの開口126、128(図7に示す)の形態のカウンタエレメント124を有する。搭載されるミラー112は、オペレータに試験片110の鏡像が見えるように、偏光軸測定デバイス100のオペレータへ向かって傾斜される。ミラー112は、偏光軸測定デバイス100の人間工学を向上させる。これにより、試験片110が配置されるとき、または測定作業の間に、ユーザは、装置上にかがみ込む必要なしにデバイスを正面から完全に操作することができる。
試験片110自体は、固定位置に存在していることから、既に保持されている眼鏡レンズを測定することができる。この目的に沿って、本デバイスは、眼鏡フレーム用の対応する停止装置で補強されてもよい。
ポラライザ106は、第1の偏光軸118を有する第1の領域114、ならびに第2の偏光軸120を有する第2の領域116を備え、これらは、主軸134上で互いに隣接する(図9に示す)。この場合、第1の偏光軸118および第2の偏光軸120は、主軸134に対して、同じ絶対値の角度122、好ましくは2°〜5°までの間、特に好ましくは2.5°〜3.5°までの間、特に好ましくは3°を有する。ミラー112の使用により、試験片110を通して光源102を見ることができ、光は、分割された視野を有するポラライザ106の2つの領域114、116(図9に示す)を介してポラライザ106により偏光される。この場合、観察される明度は、試験片110の偏光軸に対する、ポラライザ106の2つの偏光軸118、120間の角二等分線としての主軸134の相対位置に依存する。測定に関しては、好ましくは最大相殺の場合に、2つの視野間のコントラストの消失が調整される。境界における2つの視野の明るさは、直に識別可能であることから、手動の処置であるにも関わらず、高精度および高信頼性の測定を達成することができる。対応する較正の後には、試験片110の偏光軸の角度を、接続されたロータリエンコーダのデジタルディスプレイ上で直に読み取ることができる。
あるいは、ポラライザ106は、分割されていない視野を有して構成されてもよく、かつ偏光軸118を有する唯一の領域114を備えてもよく、偏光軸118は、主軸134を形成する。この実施形態では、ポラライザ106の分割が省略される。この場合、優位点は、ポラライザ106のより単純かつより費用効果の高い設計にある。この場合、ポラライザ106の偏光軸134は、その主軸として明示される。測定に際しては、透過光強度の最小値または最大値の調整がある。このような実施形態は、具体的には、透過光強度が異なる角度位置のセンサによって検出され得る自動化された方法に最適である。
あるいは、分割されていない視野を有するポラライザ106の代わりに、偏光を有する光源が使用されてもよい。分割された視野を有するポラライザ106の代わりに、偏光を有する2つの光源が使用されてもよく、その偏光軸118、120は、主軸134と対称である。
偏光軸測定デバイス100を較正するための関連する較正エレメント10(図1に示す)は、偏光材料で作製される半透明の較正体12、ならびに較正体12を保持するためのホルダ14を備え、このホルダ14は、レセプタクル108における再現可能な配置のための位置合わせデバイス20を有する。較正エレメント10は、選択的に第1の平坦な側面26または第2の平坦な側面28をポラライザ106へ向けて、レセプタクル108内に試験片110として配置されてもよい。
図7は、図6において単に略示されている偏光軸測定デバイス100を示す等角図(斜視図)である。偏光軸測定デバイス100の様々な要素が、フレーム148上に配置されている。フレーム148は、ベースプレート146によって支持され、光源102は、ベースプレート146の真ん中に置かれる。取付けプレート144は、駆動装置および角度エンコーダを有するポラライザ106の回転マウント138を支持する。さらなる取付けプレート142は、試験片110のレセプタクル108を支持する。ミラー112は、さらなる取付けプレート140上へ、垂線に対して例えば45°の角度で配置される。したがって、光源102からの光ビームは、光軸104に沿って、ポラライザ106を通り、レセプタクル108のビューイング領域130およびレセプタクル上に配置される試験片110(不図示)を通り、傾斜したミラー112を介して観察されることが可能である。回転マウント138の駆動装置により、ポラライザ106は、光軸104を中心にして回転することができ、よって、ポラライザ106の同一明度領域への等化を実行することができる。
図8は、本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイス100の試験片110のレセプタクル108を示す平面図である。レセプタクル108は、透過照明領域としての開口130を含む環状サポート(環状支持体)を有する。サポート上には、較正エレメント10をそれによって再現可能式に位置合わせできるように、較正エレメント10の位置合わせエレメント22、24のための2つのカウンタエレメント124が配置される。図8の例示的な実施形態において、カウンタエレメント124は、図1による較正エレメント10の位置決めピン22、24を受け入れるための穴126、128として構成されている。カウンタエレメント124は、レセプタクル108の軸136上に配置される。さらに、レセプタクル108のサポートには、試験片110を再現可能に位置合わせするためのマーキング132が付されている。
図9は、本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイス100のポラライザ106を示す平面図である。ポラライザ106は、第1の偏光軸118を有する第1の領域114、ならびに第2の偏光軸120を有する第2の領域116を備え、これらは、主軸134上で互いに隣接する。この場合、第1の偏光軸118および第2の偏光軸120は、主軸134に対して角度122、好ましくは2°〜5°までの間、好ましくは2.5°〜3.5°までの間、特に好ましくは3°の角度を有する。図9において、主軸134に対する2つの偏光軸118、120の角度122は、効果を明確にするために誇張して示されている。
図10は、本発明の例示的な一実施形態による、偏光軸測定デバイス100を較正するための方法を示すフローチャートである。偏光軸測定デバイス100の較正は、較正エレメント10を用いて行われる。
ステップS110において、本方法は、偏光軸測定デバイス100への較正エレメント10の挿入を、第1の平坦な側面26をポラライザ106に向けながら行なうことを含む。次に、ステップS120では、第1の回転位置において、ポラライザ106が主軸134と、較正エレメント10の偏光軸40に対して予め規定された角度関係(好ましくは平行または垂直)でアライン(調節)され、光が、第1の平坦な側面26から較正エレメント10を透過する。次に、ステップS130では、較正エレメント10をレセプタクル108へ第2の平坦な側面28をポラライザ106に向けて挿入し、その後、ステップS140では、第2の回転位置において、ポラライザ106を主軸134と、較正エレメント10の偏光軸40に対して予め規定された角度関係(好ましくは平行または垂直)でアライン(調節)して、光が、第2の平坦な側面28から較正エレメント10を透過する。次に、ステップS150において、較正エレメント10の軸30の回転位置が、ポラライザ106の第1および第2の回転位置の算術平均によって生じる角二等分線を決定することにより決定される。ステップS160において、ポラライザ106の主軸134の回転位置に、意図に沿って挿入される較正エレメント10の軸30に対して予め規定された角度関係にあるところの予め規定された角度値が割り当てられる。この場合、参照数字は、図1〜図9におけるエレメントに関する。
この場合、ポラライザ106の主軸134のアラインメント(調節又は配置)は、ステップS120およびステップS140において、第1の偏光軸118を有するポラライザ106の第1の領域114を透過する光強度を、第2の偏光軸120を有するポラライザ106の第2の領域116を透過する光強度と同じ明度へ等化させることによって行われる。あるいは、ポラライザ106の主軸134のアラインメントを、偏光軸118を有するポラライザ106の単一の領域114を透過する光強度を最小化または最大化することによって行うことも考えられる。
本発明による偏光軸測定デバイス100を較正するための方法の前に、好ましくは、回転可能に配置されるポラライザ106の角度較正形式の事前較正が実行される。事前較正において、ポラライザ106の任意に選択される設定/位置は、同様に任意に選択される角度値との関連付けを行っている。したがって、ポラライザ106の回転マウント138が回転する間、後に較正エレメント10の偏光軸40を決定するために使用できる示度が、例えば単位角度で与えられ得る。
本発明による偏光軸測定デバイス100を較正するための方法の有利な一実施形態によれば、ゼロ値が、ポラライザ106の主軸134の第3の回転位置に割り当てられてもよく、そこではそれ(134)が、意図に沿って挿入される較正エレメント10の軸30に対して予め規定された角度関係にある。ポラライザ106のこの第3の位置は、効果的には、偏光軸測定デバイス100のレセプタクル108上のマーキング132によって画定される軸に対応する。したがって、適切には、レセプタクル108のマーキング132によって画定される軸に対する試験片110の偏光軸の相対角度距離としての直接的な角度の割当てが存在し、これにより偏光軸を決定する測定結果の効果的な見当合わせ(registration)および評価が有効化される(可能になる)。
較正エレメント10用のレセプタクル108によって予め画定される軸30と、試験片110のアラインメントのためのマーキング132によって予め画定される軸136とが一致しなければ、これらの2つの軸位置間の差は、較正値の割り当てにおいて考慮されてもよい。効果的には、この場合、値ゼロは、試験片110のレセプタクル108のマーキング132によって予め画定される軸136に平行または垂直なポラライザ106の主軸134のアラインメントに対応する。
偏光軸測定デバイス100の較正は、較正エレメント10がレセプタクル108上に、前面(例えば、第1の平坦な側面26)として明示される面を上向きにして置かれるように実行される。較正エレメント10のホルダ14と試験片のレセプタクル108との機械的嵌合に起因して、レセプタクル108のマーキング132上の正確なアラインメントが保証される。これで、偏光軸40の位置が測定されることになる。
要求があれば、測定は、数回(n回、少なくとも2回)実行されてもよい。この場合、その都度、角度指示器上の偏光軸40の位置が読み取られ、表示されたプラス/マイナス符号φvor1、またはφvor2、...、φvornを用いて書き留められる。
較正エレメント10は、較正エレメント10を配置することによって生じる任意の測定不確かさをも補償するために、毎回新たに配置されることが効果的である。
次には、偏光軸測定デバイス100の相対座標系における偏光軸40の位置が、平均値、
Figure 0006681407


として得られ、そして、測定不確かさは、
Figure 0006681407
となる。
補正係数tの値は、要求される信頼水準および個々の測定の正確な回数に依存して選択されるべきである。
較正エレメント10は、続いて、指定された軸を中心として回され、よって、後面(例えば、第2の平坦な側面28)として指定された面が上向きになる。偏光軸40の位置は、最後のステップと同様に複数回測定されるべきであり、平均値φruckおよび測定不確かさuruckが決定されるべきである。
偏光軸測定デバイス100のディスプレイの座標系における較正エレメント10の幾何学軸の位置は、偏光軸の位置の平均:
Figure 0006681407


として計算される。
したがって、ガウス誤差伝播により、較正の不確かさは、
Figure 0006681407


になる。
さらに、較正エレメント10の偏光軸の位置が、較正エレメント10の幾何学軸に基づいて得られる。
Figure 0006681407

要求があれば、値は、その都度、100分の整数度に四捨五入されるべきであって、プラス/マイナス記号が考慮されるべきである。
ある好ましい実施形態によれば、ポラライザ106の角度表示の後続設定は、次のように実行されてもよい。まず、ポラライザ106のターンテーブルを用いて中立位置へ近づける。このために、値φがディスプレイに正しいプラスまたはマイナス記号を伴って現出するまで、回転マウントを回転させる。ほぼこの値に達するとすぐに、正確な値を、例えば微調整器を用いて設定する。これで、表示がゼロに設定される。よって、較正の精度は、umess=ucalib+uanzとなり、uanzは、例示的な実施形態における表示精度としての0.01°である。これもまた、回転マウントを「真」の値へ如何に正確に設定できるかを制限する。こうして、較正プロセスが事実上終了する。
較正をチェックするために、較正エレメントは、測定し直されてもよい。
効果的には、偏光軸測定デバイス100の適切な機能を保証するために、偏光軸測定デバイス100のクイックチェックが較正エレメント10を用いて実行されてもよい。クイックチェックのために、較正エレメント10をレセプタクル108上に、前面(例えば、第1の平坦な側面26)として指定される面を上向きにして置く。較正エレメント10のホルダ14と試験片のレセプタクル108との機械的嵌合に起因して、レセプタクル108のマーキング132上の正確なアラインメントが保証される。これで、偏光軸40の位置を測定することができる。
クイック試験は、例えば、測定値が較正エレメント10に関して予め規定された値から0.5度を超えてずれていなければ、合格とみなされる。ずれがこれより大きい場合は、測定を繰り返すことができる。その時点で測定された値が規定値から0.5度を超えてずれていなければ、クイック試験は、同様に合格とみなされる。そうでなければ、2度目の繰り返しを実行すべきである。これも同様に否定の根拠(0.5度を超えるずれ)を示せば、精密なチェックを実行すべきである。
精密なチェックを実行するためには、本発明による方法において説明しているように、測定を較正エレメント10の前面から実行し且つ背面からも実行すべきである。試験測定の不正確さを低減するために、個々の測定は、複数回(少なくとも3回)実行すべきである。φvorおよびφruckの値の絶対値が、以前に決定された測定不確かさおよび要求精度内で一致する場合、デバイスは適正に較正されたものとする。
図11は、本発明の例示的な一実施形態による、眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法を示すフローチャートである。この場合、眼鏡レンズには、丸い半加工品、カスタム形状の、またはフレームに直ぐに取り付けることができるレンズ、または、眼鏡レンズと眼鏡レンズ半加工品とのペアが含まれてもよい。フレームにすぐに取り付けられる眼鏡レンズの場合、偏光測定デバイス100は、好ましくは、接触レール(不図示)を有し、フレームの水平面またはフレームの上縁は、個々のレンズを偏光測定デバイス100のビューイング領域130より上に配置できるようにして前記レール上に接触することができる。この場合、接触レールは、マーキング132の機能を獲得し、よってこの場合、マーキング132は、省略されてもよい。
ステップS210において、本方法は、上述の方法によって偏光軸測定デバイス100を較正することを含む。次に、ステップS220において、眼鏡レンズは、方向づけされて、偏光軸測定デバイス100のレセプタクル108内へ、眼鏡レンズをレセプタクル108のマーキング132上にアライン(整合又は整列)することによって挿入される。ステップS230では、眼鏡レンズの偏光軸が、ポラライザ10の主軸134を規定の角度関係で、好ましくは眼鏡レンズの偏光軸に平行または垂直にアライン(調節)することによって決定される。続いて、ステップS240において、ポラライザ106の回転位置とレセプタクル108のマーキング132との角度差が決定される。この角度差から、眼鏡レンズの向きに対する眼鏡レンズの偏光軸に関する結論を引き出すことが可能である。かくして、嵌め込まれた眼鏡レンズの偏光軸の決定は終了し、例えば前述の接触レールによって眼鏡フレームへ移送されてもよい。
偏光軸測定デバイス100は、データ処理ユニット(不図示)へ連結されてもよく、データ処理ユニットは、データ処理ユニット上で実行されると偏光軸測定デバイス100を較正する方法を実行するように設計されたプログラムコードを含む。同様に、データ処理ユニットは、データ処理ユニット上で実行されると眼鏡レンズの偏光軸を決定する方法を実行するように設計されたプログラムコードを含んでもよい。

Claims (24)

  1. 互いに反対向きの第1及び第2の平坦な側面(26,28)を有してなる較正エレメント(10)を用いて、偏光軸測定デバイス(100)を較正するための方法であって、
    (i) 前記偏光軸測定デバイス(100)へ較正エレメント(10)を挿入すると共に、前記較正エレメント(10)の第1の平坦な側面(26)を偏光で照射するステップと、
    (ii) 前記較正エレメント(10)の偏光軸(40)に対する予め規定された角度関係において、主軸(134)と、第1の回転位置における前記光の少なくとも1つの偏光方向をアライン(調節)するステップと、
    (iii) 前記較正エレメント(10)を挿入すると共に、その第2の平坦な側面(28)を偏光で照射するステップと、
    (iv) 前記較正エレメント(10)の偏光軸(40)に対する予め規定された角度関係において、前記主軸(134)と、第2の回転位置における前記光の少なくとも1つの偏光方向をアライン(調節)するステップと、
    (v) 入射光の偏光方向の前記第1および第2の回転位置間の角二等分線を決定することによって、前記較正エレメント(10)の軸(30)の回転位置を決定するステップと、
    (vi) 意図に沿って挿入される前記較正エレメント(10)の前記軸(30)に対して前記主軸(134)が予め規定された角度関係にあるところの予め規定された角度値を、偏光方向の前記主軸(134)の回転位置に割り当てるステップと、
    を含み、ここで、
    前記ステップ(i)及び(iii)における偏光は、
    a) 非偏光を発する光源(102)と組み合わされたポラライザ(106)によって提供される、又は、
    b) 偏光を発する光源によって提供されるものであり、
    前記較正エレメント(10)の軸(30)に対して予め規定された角度関係において、ゼロ値が、偏光方向の主軸(134)の第3の回転位置に割り当てられる、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記予め規定された角度関係は、前記較正エレメント(10)の前記偏光軸(40)に対する前記主軸(134)の平行または垂直な配置状態である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記偏光軸測定デバイス(100)への前記較正エレメント(10)の挿入は、前記較正エレメント(10)の前記第1の平坦な側面(26)を、非偏光で照射されるポラライザ(106)へ向けて行われ、そして、前記第1の平坦な側面(26)に入射する光の偏光方向をアライン(調節)するために、第1の回転位置における前記ポラライザ(106)と主軸(134)とのアラインメント(調節)が、前記較正エレメント(10)の前記偏光軸(40)および/または前記較正エレメント(10)のレセプタクル(108)のアラインメントに対する予め規定された角度関係で行われ、
    前記較正エレメント(10)の挿入は、前記較正エレメント(10)の前記第2の平坦な側面(28)を前記ポラライザ(106)へ向けて行われ、そして、前記第2の平坦な側面(28)に入射する光の前記偏光方向をアライン(調節)するために、第2の回転位置における前記ポラライザ(106)と前記主軸(134)とのアラインメント(調節)が、前記較正エレメント(10)の前記偏光軸(40)および/または前記較正エレメント(10)の前記レセプタクル(108)のアラインメントに対する予め規定された角度関係で行われ、
    そして、前記較正エレメント(10)の軸(30)の回転位置の決定は、前記ポラライザ(106)の前記第1および第2の回転位置間の角二等分線を決定すること、及び、意図に沿って挿入される前記較正エレメント(10)の軸(30)に対して前記主軸(134)が予め規定された角度関係にあるところの予め規定された角度値を前記ポラライザ(106)の主軸(134)の回転位置に割り当てることによって実行される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 分割された視野を有するポラライザ(106)が使用され、当該ポラライザ(106)は、第1の偏光軸(118)を有する第1の領域(114)、および第2の偏光軸(120)を有する第2の領域(116)を少なくとも備えるものであり、
    前記第1および第2の領域は、前記主軸(134)上で互いに隣接し、
    前記第1の偏光軸(118)および前記第2の偏光軸(120)は、前記主軸(134)に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度(122)を有し、前記角度は、2°〜5°である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ポラライザ(106)の主軸(134)のアラインメント(調節)は、前記第1の偏光軸(118)を有する前記ポラライザ(106)の前記第1の領域(114)を透過する光強度、および前記第2の偏光軸(120)を有する前記ポラライザ(106)の前記第2の領域(116)を透過する光強度を同じ明度へ、とりわけ低い明度へ等化させることにより行われる、請求項4に記載の方法。
  6. ポラライザ(106)は、偏光軸(118)を有する少なくとも1つの領域(114)を備える、分割されていない視野を有するものが使用され、前記偏光軸(118)は前記主軸(134)を形成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ポラライザ(106)の前記主軸(134)のアラインメント(調節)は、前記偏光軸(118)を有する前記ポラライザ(106)の一領域(114)を透過する光強度を最小化または最大化することによって実行される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記較正エレメント(10)は、偏光を発する少なくとも1つの光源(偏光光源)からの光で照射され、
    前記第1の平坦な側面(26)に入射する前記光の前記偏光方向をアライン(調節)するために、第1の回転位置における前記光源(偏光光源)と主軸(134)とのアラインメント(調節)は、前記較正エレメント(10)の偏光軸(40)に対する予め規定された角度関係で行われ、
    前記第2の平坦な側面(28)に入射する前記光の前記偏光方向をアライン(調節)するために、第2の回転位置における前記光源(偏光光源)と前記主軸(134)とのアラインメント(調節)は、前記較正エレメント(10)の前記偏光軸(40)に対する予め規定された角度関係で行われ、
    前記較正エレメント(10)の軸(30)の前記回転位置の決定は、前記光源(偏光光源)の前記第1および第2の回転位置間の角二等分線を決定すること、及び、意図に沿って挿入される前記較正エレメント(10)の軸(30)に対して前記主軸(134)が前記予め規定された角度関係にあるところの予め規定された角度値を、前記光源(偏光光源)の前記主軸(134)の前記回転位置に割り当てることによって実行される、請求項1または2に記載の方法。
  9. 前記偏光を発する少なくとも1つの光源(偏光光源)は、偏光を発する2つの光源(偏光光源)からなり、
    前記偏光を発する2つの光源(偏光光源)からの光は、前記主軸(134)に対して対称に配置される第1の偏光軸(118)および第2の偏光軸(120)によって前記較正エレメント(10)上へ方向づけられ、前記第1の偏光軸(118)および前記第2の偏光軸(120)は、前記主軸(134)に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度(122)を有し、前記角度は、2°〜5°である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記2つの光源(偏光光源)の主軸(134)のアラインメント(調節)は、前記第1の偏光軸(118)による光強度、および前記第2の偏光軸(120)による光強度を同じ明度へ、とりわけ低い明度へ等化させることによって行われる、請求項9に記載の方法。
  11. 前記偏光を発する少なくとも1つの光源(偏光光源)として、偏光軸(118)を有する単一の偏光光源が使用され、その偏光軸(118)は前記主軸(134)を形成する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記単一の偏光光源の前記主軸(134)のアラインメント(調節)は、前記偏光軸(118)による光強度を最小化または最大化することによって実行される、請求項11に記載の方法。
  13. 較正エレメント(10)として、入射光により透照される偏光材料で作られた半透明の較正体(12)を有すると共に、前記較正体(12)を保持するためのホルダ(14)を有する較正エレメントが使用され、前記ホルダ(14)は、試験片(110)用のレセプタクル(108)において再現可能に配置するための少なくとも1つの位置合わせデバイス(20)を有し、前記ホルダ(14)は、前記較正体(12)を光で透照するための透過照明領域(16)を有しており、
    前記位置合わせデバイス(20)は、直径方向に対向する少なくとも2つの位置合わせエレメント(22、24、32、34、42)を有し、
    試験片(110)としての前記較正エレメント(10)は、その較正体(12)の第1の平坦な側面(26)または第2の平坦な側面(28)を選択的に前記ポラライザ(106)へ向けた状態で、前記偏光軸測定デバイス(100)の前記レセプタクル(108)へ挿入される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  14. 眼鏡レンズの偏光軸を決定するための方法であって、
    (i) 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法に従って偏光軸測定デバイス(100)を較正するステップと、
    (ii) 前記偏光軸測定デバイス(100)のレセプタクル(108)への眼鏡レンズの配向された挿入を、前記レセプタクル(108)のマーキング(132)に整列させることによって行なうステップと、
    (iii) 前記眼鏡レンズの偏光軸に対する予め規定された角度関係においてポラライザ(106)の主軸(134)をアライン(調節)することにより前記眼鏡レンズの偏光軸を決定するステップと、
    (iv) 前記ポラライザ(106)の回転位置と前記レセプタクル(108)の前記マーキング(132)との角度差を決定すると共に、そこから、前記眼鏡レンズの向きに対する眼鏡レンズの偏光軸を決定するステップと、を含む方法。
  15. 前記予め規定された角度関係は、較正エレメントの偏光軸(40)に対する主軸(134)の平行または垂直な配置状態である、請求項14に記載の方法。
  16. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法を実行するように意図された、較正エレメント(10)を有する偏光軸測定デバイス(100)であって、
    (イ) 当該偏光軸測定デバイス(100)は、
    (i) 試験片(110)用のレセプタクル(108)
    を備えると共に、
    (ii) 非偏光を有する光源(102)および主軸(134)を有するポラライザ(106)、または、
    (iii) 偏光を有し、主軸(134)を有する少なくとも1つの光源(偏光光源)、を備えており、
    (ロ) 前記較正エレメント(10)は、
    互いに反対向きの第1及び第2の平坦な側面(26,28)を有する、偏光材料で作られた半透明の較正体(12)と、
    前記較正体(12)を保持するためのホルダ(14)と、を備え、
    前記ホルダ(14)は、前記レセプタクル(108)において意図に沿って再現可能に配置するための少なくとも1つの位置合わせデバイス(20)を有しており、
    前記ホルダ(14)は、前記較正体(12)を光で透照するための透過照明領域(16)を有し、前記位置合わせデバイス(20)は、対向する少なくとも2つの位置合わせエレメント(22,24,32,34,42)を有し、前記較正体(12)を有する前記ホルダ(14)は、前記偏光軸測定デバイス(100)のレセプタクル(108)へ、その第1の平坦な側面(26)またはその第2の平坦な側面(28)を選択的に挿入される、
    較正エレメント(10)であり、
    (ハ) 前記較正エレメント(10)は、試験片(110)として前記レセプタクル(108)に対し、第1の平坦な側面(26)または第2の平坦な側面(28)を選択的に前記ポラライザ(106)又は前記偏光光源へ向けた状態で挿入される、
    ことを特徴とする偏光軸測定デバイス。
  17. 前記ポラライザ(106)は、光軸(104)を中心として回転可能に配設されている、請求項16に記載の偏光軸測定デバイス。
  18. 前記レセプタクル(108)は、光軸(104)を中心として回転可能に配設されている、請求項16又は17に記載の偏光軸測定デバイス。
  19. 前記ポラライザ(106)は、第1の偏光軸(118)を有する第1の領域(114)、および第2の偏光軸(120)を有する第2の領域(116)を少なくとも有してなる分割された視野を備え、前記第1および第2の領域は、前記主軸(134)上で互いに隣接し、
    前記第1の偏光軸(118)および前記第2の偏光軸(120)は、前記主軸(134)に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度(122)を有し、前記角度は、2°〜5°である、請求項16〜18のいずれか一項に記載の偏光軸測定デバイス。
  20. 前記ポラライザ(106)は、偏光軸(118)を含む領域(114)を有する分割されていない視野を備え、前記偏光軸(118)は前記主軸(134)を形成する、請求項16〜18のいずれか一項に記載の偏光軸測定デバイス。
  21. 前記請求項16の(iii)の光源(偏光光源)は、少なくとも1つの第1の偏光軸(118)および第2の偏光軸(120)を備え、これらは、前記主軸(134)に対して対称に配置され、
    前記第1の偏光軸(118)および前記第2の偏光軸(120)は、前記主軸(134)に対して符号が正/負で反対である同じ絶対値の角度(122)を有し、前記角度は、2°〜5°である、請求項16〜18のいずれか一項に記載の偏光軸測定デバイス。
  22. 前記請求項16の(iii)の光源(偏光光源)として、偏光軸(118)を有する単一の偏光光源が使用され、その偏光軸(118)は前記主軸(134)を形成する、請求項16〜18のいずれか一項に記載の偏光軸測定デバイス。
  23. 偏光軸測定デバイス(100)を較正するためのコンピュータプログラム製品であって、
    プログラムコードを含むコンピュータ読取り可能な記憶媒体を備え、当該プログラムコードは、そのプログラムコードがデータ処理ユニット上で実行されると、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法を実行するように設計されている、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
  24. 眼鏡レンズの偏光軸を決定するためのコンピュータプログラム製品であって、
    プログラムコードを含むコンピュータ読取り可能な記憶媒体を備え、当該プログラムコードは、そのプログラムコードがデータ処理ユニット上で実行されると、請求項14又は15に記載の方法を実行するように設計されている、ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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