JP6680551B2 - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投射型映像表示装置の技術に関し、特に、複数の光源を用いて映像を投射する投射型映像表示装置に適用して有効な技術に関するものである。
液晶プロジェクタなどの投射型映像表示装置では、映像をスクリーンに投射する光源として白色光源が使用されている。また、近年では、3色(赤・緑・青)の光源を設けたプロジェクタが提供されるようになっている。
例えば、特開2010−197497号公報(特許文献1)には、各色(赤・緑・青)に対応する発光装置が設けられており、それぞれの発光装置では、蛍光体層に励起光を照射することにより、各色(赤・緑・青)の光を射出させ、これら各色の光から合成された白色光を投射用の光源として使用するプロジェクタが開示されている。
特開2010−197497号公報
プロジェクタを使用すると、光源から多量の熱が発生する。光源の温度が上昇すると、光源の能力が落ちるため、投射された画像の明るさが低下する。このため、プロジェクタ内部には光源を冷却するための冷却部が設けられている。
冷却部の冷却性能は、プロジェクタの設置姿勢により変化するのが一般的である。白色光源であれば、冷却部の冷却性能の変化は画像の明るさの低下につながる。さらに、複数の光源を備えていると複数の冷却部が必要になる。このとき冷却部の冷却性能がプロジェクタの設置姿勢の変化により各冷却部の冷却状態がばらばらに変化すると、各光源の発光量のバランスが悪化し投射画像の色バランスが乱れることになる。この状況で最も冷却状態が悪化した光源の発光量に合わせて正しい色バランスに調整するためには、他の光源の出力を低下させる必要があり、プロジェクタの投射画像の明るさの低下を招く。
そこで本発明の目的は、複数の光源をより好適に冷却し、より好適な画像を投射可能なプロジェクタを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態による投射型映像表示装置は、表示素子に形成された画像を複数の光源からの光を用いて投射する投射型映像表示装置であって、前記複数の光源ごとに設けられ前記光源を冷却する光源冷却部を備え、前記光源冷却部は、前記光源の熱を吸収する吸熱部に対する前記光源の前記熱を放出する放熱部の方向である光源放熱方向が、すべての前記光源冷却部において略同一となるように配置されていることを特徴とするものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態によれば、複数の光源をより好適に冷却し、より好適な画像を投射可能なプロジェクタを提供する。
本発明の一実施の形態である投射型映像表示装置の構成例についての概要を示す図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態における投射型映像表示装置の内部構造についての具体的な構成例を模式的に示す図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施の形態における投射型映像表示装置の内部構造についての構成例をそれぞれの方向から模式的に示す斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施の形態である投射型映像表示装置の構成例についての概要を示す図である。 (a)〜(d)は、本発明の一実施の形態における投射型映像表示装置の内部構造についての構成例をそれぞれの方向から模式的に示す斜視図である。 本実施の形態に係る投射型映像表示装置の使用状態の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全ての図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
<装置構成>
図1は、本発明の一実施の形態である投射型映像表示装置の構成例についての概要を示す図である。図2は、本実施の形態に係る投射型映像表示装置の内部構造についての具体的な構成例を模式的に示す図である。図2(a)はZ軸の正方向における投射型映像表示装置の内部構造を模式的に示す図であり、図2(b)はY軸の負方向における投射型映像表示装置の内部構造を模式的に示す図である。図3は、本実施の形態に係る投射型映像表示装置の内部構造についての構成例をそれぞれの方向から模式的に示す斜視図である。図1において、投射型映像表示装置100は、例えば、図示しない外部電源から電力の供給を受けて、図示しないスクリーンに対して映像を投射して拡大表示する液晶プロジェクタ等である。
投射型映像表示装置100は、図1に示すように、例えば、筐体190内に、投射光学系101、表示素子102、表示素子駆動部103、照明光学系104、照度センサ105、光源106R、光源106G、光源106B、光源ドライバ107R、光源ドライバ107G、光源ドライバ107B、電源108、光源冷却部110R、光源冷却部110G、光源冷却部110B、音声出力部111、映像入力部112、音声入力部113、通信部114、操作信号入力部115、不揮発性メモリ116、メモリ117、光源放熱方向検出部118、および制御部120、などの各部を有する。
光源ドライバ107Rは、後述する制御部120からの制御に従って光源106Rを駆動する。光源ドライバ107Gは、後述する制御部120からの制御に従って光源106Gを駆動する。光源ドライバ107Bは、後述する制御部120からの制御に従って光源106Bを駆動する。
光源106Rは、光源ドライバ107Rからの制御に基づいて、画像を投射する光のうち赤色(R)の光を発光する。
光源106Gは、光源ドライバ107Gからの制御に基づいて、画像を投射する光のうち緑色(G)の光を発光する。光源106Gは、図2(a)に示すように、ロッドレンズ140Gと組み合わせて構成されている。ロッドレンズ140Gは、光源106Gが発光した光を集光したり、シート状にしたり、拡散させたりする。
光源106Bは、光源ドライバ107Bからの制御に基づいて、画像を投射する光のうち青色(B)の光を発光する。
光源106R、光源106G、光源106Bは、例えば、LED(Light Emitting Diode)光源、レーザー光源等により構成される。
照明光学系104は、光源106R、光源106G、光源106Bから発光された光を収束させて白色光を生成する1つ以上のレンズなどの光学要素を有する光学系である。
照度センサ105は、照明光学系104において画像投射用の光の光量をセンシングし、センシングした光量データを制御部120に送信する。
表示素子102は、透過型または反射型液晶パネル、あるいはDMD(Digital Micromirror Device:登録商標)パネル等により構成される。表示素子102は、制御部120から送信された映像データに基づいて投射する画像を形成する。表示素子102は、照明光学系104により収束された光を透過もしくは反射させて素子に形成された画像を投射する。
投射光学系101は、表示素子102の光学像を拡大して画像として図示しないスクリーン等に対して投射する1つ以上のレンズまたはミラーなどの光学要素を有する光学系である。
音声出力部111は、スピーカーや外部出力端子等を備え、表示映像に関連する音声データを出力したり、投射型映像表示装置100の操作やエラー等に係る通知音や警告音、音声データなどを出力したりする。
映像入力部112は、図示しない映像入力端子を介して接続された図示しないPC(Personal Computer)等の情報処理端末から、投射する映像データの入力を受け付けて、制御部120へ送信する外部インタフェースである。なお、映像入力端子は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface・登録商標)やVGA(Video Graphics Array)、DVI(Digital Visual Interface)など複数種類有していてもよい。
音声入力部113は、外部インタフェースを介して接続された情報処理端末から、投射する映像データに関連する音声データ等を入力する。入力した映像データや音声データは後述するメモリ117にバッファリングされてもよい。
通信部114は、例えば図示しないPC、タブレット端末、スマートフォン等の情報処理端末と通信を行い、各種制御信号等を入出力する機能を有する。操作信号入力部115は、投射型映像表示装置100に対する操作を行うための入力インタフェースであり、例えば、投射型映像表示装置100の本体上に設けられた操作ボタンや、リモコンの受光部により構成され、ユーザからの操作データを入力する。
操作信号入力部115は、投射型映像表示装置100の外装である筐体190に設けられた図示しないパネル等を介して、図示しないボタン等の操作によりユーザからの投射型映像表示装置100に対する指示の入力を受け付けて、制御部120に送信する外部インタフェースである。また、操作信号入力部115は、例えば受信部を備え、受信部が図示しないリモコン等による操作を受け付けるように構成されていてもよい。
不揮発性メモリ116は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成されている。不揮発性メモリ116は、投射型映像表示装置100の制御プログラム、各種操作用の表示アイコンなどの画像データ、操作やエラー等に係る通知音、警告音等の音声データ等を記憶する。また、投射型映像表示装置100単独で映像を投射するための映像データ(テンプレート画像などを含む)を保持するようにしてもよい。
メモリ117は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリにより構成されている。メモリ117は、不揮発性メモリ116に記憶された制御プログラム、投射型映像表示装置100に係る各種制御用データ等を展開して保持したりする。また、メモリ117は、映像入力部112等を介して入力された投射対象の映像データ、音声データ等をバッファリングしたりする。
光源放熱方向検出部118は、後述する光源放熱部110R、110G、110Bの光源放熱方向を検出する。光源放熱方向検出部118は、検出した光源放熱方向データを制御部120に送信する。なお、光源放熱方向については後述する。
電源108は、図示しない外部電源からの電力の供給を受けて、投射型映像表示装置100を構成する各部に対して、動作用の電力を供給する。
制御部120は、例えば、マイコンの動作や、CPU(Central Processing Unit)による制御プログラムの実行などにより、表示素子102における投射画像の形成と、光源ドライバ107R、107G、107Bの制御による映像の投射、照度センサ105から受信した光量データに基づいた光量の制御、光源放熱方向検出部118から受信した光源放熱方向データに基づいた制御等、投射型映像表示装置100の各部の動作を制御する機能を有する。
<光源冷却部の構成>
次に、光源106R、106G、106Bを冷却する光源冷却部110R、110G、110Bについて説明する。光源冷却部110R、110G、110Bは、例えばヒートパイプ等で構成される。ヒートパイプは、熱伝導性に優れた材質により形成されていることが望ましい。ヒートパイプに適した材質としては、例えば銅等の金属等が挙げられる。
光源冷却部110Rは、光源106Rを冷却する部材である。光源冷却部110Rは、図2(a)に示すように一方の端部が光源106Rと接するように設けられ、他方の端部が一方の端部に対して図示で略Y軸の正方向に設けられるように延在して配置されている。
光源冷却部110Rは、光源106Rと接する一方の端部から光源106Rの熱を吸収し、吸収した熱を他方の端部に向かって熱伝導させ、他方の端部から放熱する。光源冷却部110Rから放出された熱は、図示しない排気口を通じて装置の外部に排出される。すなわち、光源冷却部110Rの一方の端部は、光源106Rの熱を吸熱する吸熱部として機能し、光源冷却部110Rの他方の端部は、光源106Rの熱を放出する放熱部として機能する。
光源冷却部110Gは、光源106Gを冷却する部材である。光源冷却部110Gは、図2(a)に示すように一方の端部が光源106Gと接するように設けられ、他方の端部が一方の端部に対して図示で略Y軸の正方向に設けられるように延在して配置されている。上述の通り、光源106Gはロッドレンズ140Gと組み合わせた構成となっている。このため、光源冷却部110Gの光源106G側の端部は、図示でY軸方向の全域わたって、光源106G及びロッドレンズ140Gと直接又は熱的に接触するように配置されている。
光源冷却部110Gは、光源106Gと接する一方の端部から光源106G及びロッドレンズ140Gの熱を吸収し、吸収した熱を他方の端部に向かって熱伝導させ、他方の端部から放熱する。光源冷却部110Gから放出された熱は、図示しない排気口を通じて装置の外部に排出される。すなわち、光源冷却部110Gの一方の端部は、光源106G及びロッドレンズ140Gの熱を吸熱する吸熱部として機能し、光源冷却部110Gの他方の端部は、光源106G及びロッドレンズ140Gの熱を放出する放熱部として機能する。
光源冷却部110Bは、光源106Bを冷却する部材である。光源冷却部110Bは、図2(a)に示すように一方の端部が光源106Bと接するように設けられ、他方の端部が一方の端部に対して図示で略Y軸の正方向に設けられるように延在して配置されている。
光源冷却部110Bは、光源106Bと接する一方の端部から光源106Bの熱を吸収し、吸収した熱を他方の端部に向かって熱伝導させ、他方の端部から放熱する。光源冷却部110Bから放出された熱は、図示しない排気口を通じて装置の外部に排出される。すなわち、光源冷却部110Bの一方の端部は、光源106Bの熱を吸熱する吸熱部として機能し、光源冷却部110Bの他方の端部は、光源106Bの熱を放出する放熱部として機能する。
これら光源冷却部110R、110G、110Bを比較すると、光源冷却部110R、110G、110Bにおける吸熱部に対する放熱部の方向である光源放熱方向は、図2、図3に示すように、いずれもY軸の正方向であり略同一となっている。
これまでの説明の中で、各光源106R、106G、106Bにおける光源冷却部110R、110G、110Bの数量について特に言及していないが、例えば、図2、図3に示すように、すべての光源106R、106G、106Bについてそれぞれ複数の光源冷却部が設けられていても良いし、光源106R、106G、106Bのうちのいずれかについてのみ複数の光源冷却部110R、110G、110Bが設けられるようにしてもよい。例えば、発熱量が少ない光源について、光源冷却部の数を1つ又は数本とし、発熱量が多い光源について、光源冷却部の数をより多くするといった構成とすることも可能である。
また、本実施の形態においては、例えば図2、図3に示すように、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部に放熱を促す放熱促進部材130R、130G、131G、130Bが設けられるようにしてもよい。放熱促進部材130R、130G、131G、130Bは、熱伝導性に優れた材質により形成されていることが望ましい。放熱フィンの材質としては、例えば銅やアルミニウム等の金属が挙げられる。
放熱促進部材130R、130G、131G、130Bは、放熱フィン等で構成されていてもよい。放熱フィンは、例えば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部を覆う板状部材で構成されていてもよい。また、放熱促進部材130R、130G、131G、130Bがヒートシンクで構成されていてもよい。ヒートシンクを用いれば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部における空気との接触面積をさらに増大させ、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部からの放熱をより促すことができる。
放熱促進部材130Rは、図2(a)、図3に示すように、Y−Z平面上に拡がって配置されている。放熱促進部材130Rは、Y−Z平面上にZ軸方向に沿って並んで配置された3本の光源冷却部110Rの放熱部を覆っている。放熱促進部材130Rは、光源冷却部110Rの放熱部における空気との接触面積を増大させ、光源冷却部110Rの放熱部からの放熱を促している。
放熱促進部材130G、131Gは、図2、図3に示すように、Y−Z平面上に拡がって配置されている。放熱促進部材130Gは、6本ある光源冷却部110Gのうち、図示で光源106R側に配置された3本の光源冷却部110Gの放熱部を覆って設けられている。放熱促進部材131Gは、6本ある光源冷却部110Gのうち、光源106B側に配置された3本の光源冷却部110Gの冷却部を覆って設けられている。放熱促進部材130G、131Gは、光源冷却部110Gの放熱部における空気との接触面積を増大させ、光源冷却部110Gの放熱部からの放熱を促している。
放熱促進部材130Bは、図2、図3に示すように、X−Y平面上に拡がって配置されている。放熱促進部材130Bは、X軸方向に並んで配置された3本の光源冷却部110Bの放熱部を覆って設けられている。放熱促進部材130Bは、光源冷却部110Bの放熱部における空気との接触面積を増大させ、光源冷却部110Bの放熱部からの放熱を促している。
以上に説明したように、本発明の実施の形態1である投射型映像表示装置100によれば、各光源106R、106G、106Bの光源冷却部110R、110G、110Bが、光源放熱方向が略同一方向(Y軸の正方向)となるように配置されていることから、各光源106R、106G、106Bから発生した熱を略同一方向に移動させることができる。これにより、各光源106R、106G、106Bから発生した熱が放出される領域を装置内の所定の領域に集約することができ、装置外への排熱を効率的に行うことができる。その結果、装置内部における温度上昇が抑えられることから、光源106R、106G、106Bを効率的に冷却することが可能となる。
また、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部に放熱促進部材130R、130G、131G、130Bを用いれば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部が空気と接触する面積を増大させることができる。これにより、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部による放熱が促進され、光源106R、106G、106Bの冷却効率をより向上させることができる。
また、本実施の形態では、各光源106R、106G、106Bにおける光源冷却部110R、110G、110Bの数量を複数とすることができるため、光源冷却部110R、110G、110Bによる各光源106R、106G、106Bの冷却をより効率的に行うことができる。
また、本実施の形態では、光源冷却部110R、110G、110Bのそれぞれの数量を、各光源106R、106G、106Bからの発熱量に応じて任意に設定することができる。これにより、光源106R、106G、106Bの光量を所定の範囲内となるように、各光源106R、106G、106Bの温度を制御することができ、投射された画像における色バランスの乱れを抑えることができる。
また、本実施の形態では、光源冷却部110R、110G、110Bの光源冷却方向を略同一方向に揃えているため、各光源106R、106G、106Bから発生した熱が他の光源106R、106G、106Bに干渉しにくくなる。このため、3色(赤、緑、青)の光源106R、106G、106Bの光量が同じような傾向で変化するため、投射用の光における色バランスの乱れが発生しにくくなる。このような構成は、各色の光量をセンシングしながら光量を制御するフィードバック機能を備えていない投射型映像表示装置においては特に有効である。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図4は、本発明の一実施の形態である投射型映像表示装置の構成例についての概要を示す図である。図5は、本発明の一実施の形態における投射型映像表示装置の内部構造についての構成例をそれぞれの方向から模式的に示す斜視図である。
本実施の形態2に係る投射型映像表示装置200は、図4、図5に示すように、実施の形態1に係る投射型映像表示装置100に冷却ファン260R、260G、261Gが追加された構成となっている。冷却ファン260R、260G、261Gは、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部からの放熱を促すとともに、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部から放出された熱の装置外部への排出を促進させるものである。
冷却ファン260R、260G、261Gは、映像を投射している間だけでなく、映像の投射が終了して各光源106R、106G、106Bが発光を停止した後も、所定の時間もしくは各光源106R、106G、106Bが所定の温度より低くなるまで動作するよう、制御部120により制御される。
冷却ファン260Rは、図4(a)、図5に示すように、放熱促進部材130RのX軸の負側から放熱促進部材130Rを覆うように配置されている。冷却ファン260Rは、放熱促進部材130Rに向けて(図示でX軸の正方向)、光源冷却部110Rの放熱部からの放熱を促進する冷却用空気を送る。放熱促進部材130Rの内部に配置された光源冷却部110Rの放熱部は、冷却用空気の流路内において、図示でZ軸方向に沿って並んで配置されている。冷却ファン260Rから冷却用空気が送られると、放熱促進部材130Rが冷却されることとなり、これにより光源冷却部110Rが冷却される。
冷却ファン260Gは、図4、図5に示すように、放熱促進部材130GのX軸の負側から放熱促進部材130Gを覆うように配置されている。冷却ファン260Gは、放熱促進部材130G側(図示でX軸の正方向)に向けて、放熱促進部材130Gと接続された光源冷却部110Gの放熱部からの放熱を促進する冷却用空気を送る。放熱促進部材130Gの内部に配置された光源冷却部110Gの放熱部は、冷却用空気の流路内において、図示でZ軸方向に沿って並んで配置されている。冷却ファン260Gから冷却用空気が送られると、放熱促進部材130Gが冷却され、これにより放熱促進部材130Gと接続された光源冷却部110Gが冷却される。
冷却ファン261Gは、図4、図5に示すように、放熱促進部材131GのX軸の正側から放熱促進部材131Gを覆うように配置されている。冷却ファン261Gは、放熱促進部材131Gに向けて(図示でX軸の負方向)、放熱促進部材131Gと接続された光源冷却部110Gの放熱部からの放熱を促進する冷却用空気を送る。放熱促進部材131Gの内部に配置された光源冷却部110Gの放熱部は、冷却用空気の流路内において、図示でZ軸方向に沿って並んで配置されている。冷却ファン261Gから冷却用空気が送られると、放熱促進部材131Gが冷却されることとなり、これによって放熱促進部材131Gと接続された光源冷却部110Gが冷却される。
光源106Bについては、図4、図5に示すように、光源冷却部110Bの放熱部の冷却を促進する冷却ファンが設けられていない。この場合には、光源冷却部110Bの放熱部を冷却ファンにより直接冷却することはできないが、例えば、冷却ファン260R、260G、261Gから送られた冷却用空気がそれぞれの放熱促進部材130R、130G、131Gを冷却し、その後、放熱促進部材130Bを間接的に冷却することにより光源冷却部110Bの放熱部が冷却される。
本発明の実施の形態2である投射型映像表示装置200によれば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部が冷却ファン260R、260G、261Gから送られる冷却用空気により冷却されることにより、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部による放熱がより促進される。また、放熱促進部材130R、130G、131G、130Bと組み合わせた構成とすれば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部からの放熱がさらに促進され、光源106R、106G、106Bの冷却効率をより一層向上させることができる。
図4に示すように、光源冷却部110R、110G、110Bが複数設けられている場合には、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部が、冷却用空気の流路方向において互いに交差しないように配置されていることが好ましい。
例えば、光源冷却部110Bについて、図4(b)に示すように、複数の光源冷却部110Bの放熱部は、X−Z平面内において、X軸の負側及びZ軸の負側からX軸の正側及びZ軸の正側に向かって斜めに配置されており、冷却用空気の流路方向において互いに交差しないように配置されている。
光源冷却部110Bの放熱部をこのような配置とすることで、流路方向(例えばX軸の正方向)を流れる冷却用空気により光源冷却部110Bの放熱部の冷却が均一に行われる。これにより、光源冷却部110Bの放熱部を冷却する際の複数の光源冷却部110B間における冷却ムラを抑え、光源冷却部110Bによる光源106Bの冷却効率が低下することを抑えることが可能となる。
また、光源冷却部110Bの放熱部をこのような配置とすることで、本来の流路方向とは異なる方向から流れてくる冷却用空気により、光源冷却部110Bの放熱部を間接的に冷却されるようにすることができる。これにより、光源冷却部110Bの放熱部を冷却する際の冷却ムラを抑え、光源冷却部110Bによる光源106Bの冷却効率の低下を抑えることが可能となる。このような構成とすることは、放熱促進部材130Bが設けられていない場合には特に有効である。
図4、図5では、複数の光源冷却部110Bの放熱部が冷却用空気の流路方向に沿って配置される場合について説明したが、例えば、光源冷却部110R、110Gの放熱部が冷却用空気の流路方向に沿って配置される場合にも同様の構成とすることが好ましい。
また、図4、図5では、光源冷却部110Bの放熱部を直接冷却する冷却ファンは設けられていないが、各光源106R、106G、106Bのそれぞれに対して、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部からの放熱を促す冷却ファンを設けてもよい。
このような構成とすれば、すべての光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部からの放熱を促進させるので、光源106R、106G、106B間における冷却ムラを抑えるとともに、光源106R、106G、106Bの冷却効率を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態に係る投射型映像表示装置は、表示素子102を冷却する表示素子冷却部150を備えている。なお、表示素子冷却部150は、上述した実施の形態1、2に係る投射型映像表示装置100、200のいずれにおいても用いられるため、ここでは主に実施の形態1に係る図2、図3を用いて説明する。
表示素子冷却部150は、図2、図3に示すように、表示素子102のX軸の負側から表示素子102を覆うように配置され、表示素子102と熱的に接している。表示素子冷却部150は、熱伝導性に優れた材質により形成されていることが望ましい。表示素子冷却部150の材質としては、例えば銅やアルミニウム等の金属が挙げられる。
表示素子冷却部150は、例えば図2、図3に示すように、ヒートシンクで構成されている。表示素子102から発生した熱は、表示素子冷却部150に吸収され、吸収された熱が表示素子冷却部150から放熱される。これにより、表示素子102は冷却される。
本実施の形態3に係る投射型映像表示装置100、200によれば、光源106R、106G、106Bからの光が反射又は透過する際に発生する熱や、投射用の画像を形成する際に発生する熱が、表示素子102から表示素子冷却部150に吸収される。これにより、表示素子102の温度上昇を抑えることができ、表示素子102に形成される投射用の画像の品質低下を抑えることができる。
また、表示素子冷却部150は、ヒートパイプで構成されていてもよい。この場合において、表示素子冷却部150は、表示素子102の熱を吸収する吸熱部に対する表示素子102の熱を放出する放熱部の方向である表示素子放熱方向が、光源冷却部110R、110G、110Bの光源放熱方向と略同一となるように配置されていることが好ましい。例えば、ヒートパイプで構成された表示素子冷却部150は、その一方の端部が表示素子102と接するように設けられ、他方の端部が一方の端部に対して、図2(a)における略Y軸の正方向に設けられるように延在して配置されていることが好ましい。
表示素子冷却部150をヒートパイプで構成する場合、表示素子冷却部150は、表示素子102と接する一方の端部から表示素子102の熱を吸収し、吸収した熱を他方の端部に向かって熱伝導させ、他方の端部から放熱する。表示素子冷却部150から放出された熱は、図示しない排気口を通じて装置の外部に排出される。すなわち、表示素子冷却部150の一方の端部は、表示素子102の熱を吸熱する吸熱部として機能し、表示素子冷却部150の他方の端部は、表示素子102の熱を放熱する放熱部として機能する。
表示素子冷却部150をヒートパイプで構成する場合、このような構成によれば、表示素子冷却部150における吸熱部に対する放熱部の方向である表示素子放熱方向は、略Y軸の正方向となり、光源冷却部110R、110G、110Bにおける吸熱部に対する放熱部の方向である光源放熱方向と略同一とすることができる。これにより、他の光源106R、106G、106Bに干渉させることなく、表示素子102から発生した熱を移動させることができる。さらに、表示素子102の温度上昇が抑えられ、表示素子102に形成される投射用の画像の品質低下を抑えながら、3色(赤、緑、青)の光源106R、106G、106Bの光量が同じような傾向で変化するため、投射用の光における色バランスの乱れが発生しにくくなる。その結果、投射された画像の品質低下をより一層抑えることができる。
また、表示素子冷却部150は、複数本のヒートパイプで構成されていてもよい。この場合には、すべての表示素子冷却部150の表示素子放熱方向が光源放熱方向と略同一であることが好ましい。また、表示素子冷却部150の放熱部に、表示素子冷却部150の放熱部からの放熱を促す放熱促進部材が設けられていてもよいし、表示素子冷却部150の放熱部からの放熱をより促進するための冷却ファンが設けられていてもよい。
このような構成によれば、表示素子冷却部150による表示素子102の冷却効率をより向上させることができ、投射された画像の品質低下をより一層抑えることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態では、投射型映像表示装置を、横表示モード(第1の表示モード)と縦表示モード(第2の表示モード)とを切り替えて使用する場合について説明する。なお、本実施の形態に係る内容は、上述した実施の形態1から3に係る投射型映像表示装置100、200のいずれにおいても適用されることから、ここでは主に実施の形態1に係る図1、図2、図3、及び図6を用いて説明する。図6は、本実施の形態に係る投射型映像表示装置の使用状態の一例を模式的に示す図である。図6(a)は、横表示モード時における投射型映像表示装置の使用状態の一例を模式的に示す図である。図6(b)は、縦表示モード時における投射型映像表示装置の使用状態の一例を模式的に示す図である。図6(c)は、通常とは異なる使用状態の一例を模式的に示す図である。
横表示モードとは、表示素子102に形成される画像の短辺方向(例えば図2におけるZ軸方向)を投射された映像の縦方向とし、表示素子102に形成される画像の長辺方向(例えば図2におけるY軸方向)を投射される映像の横方向として映像を投射するモードをいう。
縦表示モードとは、表示素子102に形成される画像の長辺方向(例えば図2におけるY軸方向)を投射される映像の縦方向とし、表示素子102に形成される画像の短辺方向(例えば図2におけるZ軸方向)を投射される映像の横方向として映像を投射するモードをいう。
本実施の形態では、投射型映像表示装置100の姿勢を変更することにより、横表示モードと縦表示モードとを切り替える。その際、光源冷却部110R、110G、110Bは、これらの光源放熱方向が水平(例えばX−Y平面方向)又は水平よりも上方(例えばZ軸の負方向)となるように、投射型映像表示装置100が配置される。
すなわち、横表示モードにおける投射型映像表示装置100の姿勢は、例えば図6(a)に示すように、Z軸の正側が床に設置された状態となる。このとき、光源冷却部110R、110G、110Bの光源放熱方向は、Y軸の正方向であり略水平方向となる。
これに対して縦表示モードにおける投射型映像表示装置100の姿勢は、例えば図6(b)に示すように、Y軸の負側が床に設置された状態となる。このとき、光源冷却部110R、110G、110Bの光源放熱方向は、Y軸の正方向であり略垂直上向きであり水平よりも上方となる。
このような構成によれば、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部が吸熱部と水平、又は吸熱部よりも上方に配置されることとなる。これにより、表示モードを切り替えることにより光源冷却部110R、110G、110Bの位置関係に変動が生じても、光源冷却部110R、110G、110Bによる光源106R、106G、106Bの光量が同じような傾向で変化するため、投射用の光における色バランスの乱れが発生しにくくなる。このような構成は、各色の光量をセンシングしながら光量を制御するフィードバック機能を備えていない投射型映像表示装置においては特に有効である。
また、フィードバック機能を備えている場合には、横表示モードと縦表示モードとを切り替えて使用することにより光量に変化が生じても、光量の制御を容易に行うことができる。
また、例えば図6(c)では、もう一方の縦表示モードにおける投射型映像表示装置100の姿勢を示している。この場合は、光源冷却部110R、110G、110Bの放熱部が吸熱部よりも下方に配置されることとなる。この場合、光源冷却部110R、110G、110Bの冷却性能は、いずれも図6(b)や図6(a)の例に示した場合と比べて厳しくなり、光源106R、106G、106Bの光量が低下する。しかしながら、本発明の投射型映像表示装置100では、光源冷却部110R、110G、110Bの光源放熱方向が揃っているため、光量低下も同じような傾向で起きることとなる。よって、本実施の形態の投射型映像表示装置100は、図6(c)の例に示すような姿勢でも投射用の光の低下は起こるものの、色バランスの乱れが発生しにくい。
なお、図6(c)の例に示すような姿勢では、光源冷却部110R、110G、110Bすべての冷却効率が下がるため、図6(c)の例に示すような姿勢であることを光源放熱方向検出部118が検知した場合には、光源ドライバ107R、光源ドライバ107G、および光源ドライバ107Bを制御して、光源106R、光源106G、光源106Bの各発光量を低減して、光源全体の発熱量を抑えて光源温度の上昇を抑えるようにしてもよい。また、冷却ファン260R、260G、261Gを備える場合には、図6(c)の例に示すような姿勢であることを光源放熱方向検出部118が検知した場合に、冷却ファン260R、260G、261Gの回転数を上げて光源温度の上昇を抑えるようにしてもよい。または、当該発光量の低減と冷却ファンの回転数の上昇を同時に適用してもよい。
また、横表示モードと縦表示モードとを切り替える際に、光源冷却部110R、110G、110Bの光源放熱方向が水平よりも下方であることを、図1に示す光源放熱方向検出部118が検出した場合には、制御部120は、投射型映像表示装置100が所定の姿勢とは異なることを知らせるメッセージや画像を表示素子102に形成させるようにしてもよい。
例えば、投射型映像表示装置100が、Z軸の正側が床に設置されている場合(横表示モード)やY軸の負側が床に設置されている場合(縦表示モード)には、光源放熱方向検出部118は、光源放熱方向が水平又は上方であるという光源放熱方向データを制御部120に送信する。このとき、制御部120は、光源放熱方向検出部118から受信した光源放熱方向データに基づき投射型映像表示装置100は所定の姿勢であると判断する。
これに対して、投射型映像表示装置100が、例えば図6(c)に示すように、Y軸の正側が床に設置して使用されている場合等には、光源放熱方向検出部118は、光源放熱方向が下方であるという光源放熱方向データを制御部120に送信する。このとき、制御部120は、光源放熱方向検出部118から受信した光源放熱方向データに基づき投射型映像表示装置100は所定の姿勢ではないと判断し、表示素子駆動部103を制御してユーザに対してメッセージを伝える画像を表示素子102に形成させてもよい。メッセージの例としては、例えば、同じ縦表示モードであっても、図6(c)の例に示す向きよりも図6(b)の例に示す向きの方がより性能が良い状態で投射型映像表示装置100が使用可能である旨のメッセージなどである。これにより、より性能が良い状態で投射型映像表示装置100を使用する使い方をユーザに促すことができる。
光源放熱方向検出部118は、例えば重力センサなどの姿勢センサで構成されていてもよい。このように構成すれば、例えば、光源放熱方向検出部118により投射型映像表示装置100が設置されている姿勢を検出することができ、装置内の構成要素の位置情報と比較することにより、光源放熱方向を検出することができる。
例えば、不揮発性メモリ116に、重力センサなどの姿勢センサの検出結果の角度情報と光源放熱方向データとの関連を保持するテーブルを格納しておけば、重力センサなどの姿勢センサの検出結果から光源放熱方向データを取得することができる。また、例えば、投射型映像表示装置100が光源放熱方向データ自体を保持していなくとも、重力センサなどの姿勢センサの検出結果の角度情報について、上記の各実施の形態において説明している光源放熱方向検出結果に対する各処理の切り替えのための閾値を、光源放熱方向の切り替えに対応する値として予め設定しておけば、重力センサなどの姿勢センサの検出結果と該閾値の単なる比較処理が実質的に光源放熱方向を検出する処理と等価になる。
表示素子102に形成させる画像としては、例えば、投射型映像表示装置100が逆向きに設置されている旨の内容を表示するものや、逆向きに設置した方が明るく表示することができる旨の内容を表示したものを挙げることができる。
これ以外にも、例えば、サブディスプレイにこれらの内容を表示するようにしてもよい
し、音声出力部111から上記内容をユーザに対して音声で伝えるようにしてもよいし、警告音を発するようにしてもよい。
このような構成によれば、横表示モードと縦表示モードとを切り替えて使用する際に、投射型映像表示装置100の姿勢を装置自身で判断することができる。また、所定の姿勢ではない場合には、ユーザに対して所定の警告を与えることにより、投射型映像表示装置100の誤用を抑止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100、200…投射型映像表示装置、102…表示素子、106R、106G、106B…光源、108…電源、110R、110G、110B…光源冷却部、118…光源放熱方向検出部、120…制御部、130R、130G、131G、130B…放熱促進部材、150…表示素子冷却部、190…筐体、260R、260G、261G…冷却ファン

Claims (13)

  1. 表示素子に形成された画像を複数の光源からの光を用いて投射する投射型映像表示装置であって、
    前記光源ごとに設けられ前記光源を冷却する光源冷却部と、
    前記表示素子を冷却する表示素子冷却部と、
    を備え、
    前記光源冷却部は、前記光源の熱を吸収する吸熱部に対する前記光源の前記熱を放出する放熱部の方向である光源放熱方向が、すべての前記光源冷却部において略同一となるように配置されているものであり
    前記表示素子冷却部は、前記表示素子の熱を吸収する吸熱部に対する前記表示素子の前記熱を放出する放熱部の方向である表示素子放熱方向が、前記光源冷却部の前記光源放熱方向と略同一となるように配置されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部がヒートパイプで構成されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  3. 請求項1に記載の投射型映像表示装置において、
    少なくともいずれか1つ以上の前記光源について、複数の前記光源冷却部を備えていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  4. 請求項1に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部の前記放熱部に、前記放熱部からの放熱を促す放熱促進部材が設けられていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  5. 請求項4に記載の投射型映像表示装置において、
    前記放熱促進部材が放熱フィンで構成されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  6. 請求項1に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部の前記放熱部からの放熱を促す冷却ファンを備え、
    前記放熱部は、前記冷却ファンから送られる冷却用空気の流路内に配置されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  7. 請求項に記載の投射型映像表示装置において、
    前記表示素子冷却部がヒートパイプで構成されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  8. 請求項に記載の投射型映像表示装置において、
    前記表示素子冷却部がヒートシンクで構成されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
  9. 請求項1に記載の投射型映像表示装置において、
    前記投射型映像表示装置は、第1モードと第2モードとを含む複数の動作モードを有するものであり、前記複数の動作モードのそれぞれは、投射型映像表示装置の互いに異なる姿勢のそれぞれに対応するものであり、
    前記第1のモードは、前記表示素子に形成される前記画像の短辺方向を投射された映像の縦方向とし、前記表示素子に形成される前記画像の長辺方向を前記投射された映像の横方向として映像を投射する動作モードであり
    前記第2のモードは、前記表示素子に形成される前記画像の長辺方向を前記投射された映像の縦方向とし、前記表示素子に形成される前記画像の短辺方向を前記投射された映像の横方向として映像を投射する動作モードであり
    前記第1のモードおよび前記第2のモードにおいては、前記光源冷却部は、前記光源放熱方向が水平又は水平よりも上方となるように配置されている
    ことを特徴とする投射型映像表示装置。
  10. 請求項に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部の前記光源放熱方向を検出する光源放熱方向検出部と、
    前記投射型映像表示装置の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記投射型映像表示装置の姿勢が、前記第1のモードにおける姿勢および前記第2のモードにおける姿勢のいずれか一方の姿勢から、その他の姿勢に変更された際に、前記光源放熱方向が水平よりも下方になったことを前記光源放熱方向検出部が検出した場合には、前記複数の光源の発光量を低減させる制御を行うことを特徴とする投射型映像表示装置。
  11. 請求項に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部の前記光源放熱方向を検出する光源放熱方向検出部と、
    前記投射型映像表示装置の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記投射型映像表示装置の姿勢が、前記第1のモードにおける姿勢および前記第2のモードにおける姿勢のいずれか一方の姿勢から、その他の姿勢に変更された際に、前記光源放熱方向が水平よりも下方になったことを前記光源放熱方向検出部が検出した場合には、前記冷却ファンの回転数を上げる制御を行うことを特徴とする投射型映像表示装置。
  12. 請求項に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源冷却部の前記光源放熱方向を検出する光源放熱方向検出部と、
    前記投射型映像表示装置の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記投射型映像表示装置の姿勢が、前記第1のモードにおける姿勢および前記第2のモードにおける姿勢のいずれか一方の姿勢から、その他の姿勢に変更された際に、前記光源放熱方向が水平よりも下方になったことを前記光源放熱方向検出部が検出した場合には、前記投射型映像表示装置が所定の姿勢とは異なることを知らせる画像を前記表示素子に形成させることを特徴とする投射型映像表示装置。
  13. 請求項10に記載の投射型映像表示装置において、
    前記光源放熱方向検出部が重力センサで構成されていることを特徴とする投射型映像表示装置。
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