JP6679841B2 - 作業車両 - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明は、走行車体(1)の後部にフェンダ(30)と安全フレーム(19)が設けられ、前記走行車体(1)の後部に、作業機(22)が昇降自在に連結され、前記安全フレーム(19)は、回転基部(19a)を中心に回転自在に立設され、前記安全フレーム(19)の後方に反射鏡(36)が設けられ、前記反射鏡(36)の上端の高さが前記フェンダ(30)の上面よりも高い位置になるように前記反射鏡(36)が設けられ、前記作業機(22)の昇降位置を操作可能なポジションレバー(18)を、左右のフェンダ(30)のいずれか一方に設けられたレバーガイド(48)から突出させ、前記作業機(22)の上端の高さが前記反射鏡(36)の下端の高さよりも上方にならないポジションレバー(18)の操作位置をレバーガイド(48)の近傍に表示し、前記安全フレーム(19)の前記回転基部(19a)に設けたストッパーピン(43)が、前記安全フレーム(19)の最も傾斜した位置を規定する前記走行車体(1)に固定された側板(40)の孔(40c)を貫通すると、前記作業機(22)の上端の高さが前記反射鏡(36)の下端の高さよりも上方である最上げ位置にあっても、前記作業機(22)および、前記反射鏡(36)と干渉しない傾斜位置で前記安全フレーム(19)が支持されることを特徴とする作業車両である。
さらに、作業機(22)の上端の高さが前記反射鏡(36)の下端の高さよりも上方にならないポジションレバー(18)の操作位置をレバーガイド(48)の近傍に表示したので、路上走行時に反射鏡の視認を妨げない位置に作業機を容易に移動させることができる。また、前記反射鏡(36)の上端の高さが前記フェンダ(30)の上面よりも低い場合に比べて、路上走行時の反射鏡の視認を妨げず、且つ、作業機の位置を高くすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、シートベルト(35)の他端を橋渡しプレート(34)の仮止め位置に仮止めすることで、シートベルト(35)の着脱を容易に行うことができる。
なお、本明細書では運転席を設ける作業車両の前進方向を前側、後退方向を後側といい、前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左側、右側ということにする。
トラクタは、機体1の前後部に前輪2、2と後輪3、3を備え、機体1の前部に搭載したエンジンEの回転動力をミッションケース4内の変速装置によって適宜減速して、これら前輪2、2と後輪3、3に伝えるように構成している。
図1に示す走行車体1の運転席7の後部に配置した安全フレーム19は、その回転基部19aを中心に後方に回動自在に立設し、また走行車体1の後部に反射鏡36を立設し、安全フレーム19を最も低い位置に倒しても、反射鏡36と安全フレーム19とが干渉しないようにストッパ(留め具)Sを安全フレーム19の回転基部19aに設けた。
また、図3から分かるように、小型トラクタの場合に全てをコンパクトにするために、後輪3のトレッドを通常のトラクタより小さくし、さらにリヤフレーム44の下半分が後輪3をかわすようにリヤフレーム44をアーチ形状に構成し、リヤフレーム44の上半分同士の間隔でフェンダ30の取り付け幅を確保できるようにした。
第1回動軸101には、第1のアーム102の一端が支持されている。第1のアーム102は、第1回動軸101の径方向に延びた後、右方(−Y方向)に延びるL字状に形成されている。第1のアーム102の右部102aには、昇降レバー18の下端部18aが接触可能に構成されている。昇降レバー18は、該レバー18の回転中心18bを中心として回転可能に支持されている。なお、第1のアーム102の右部102aと、フレームFLとの間は、弾性部材の一例としての引張バネSP0(図16)が設けられている。引張バネSP0は、第1のアーム102を上方(図16の矢印A方向)に引っ張る力を作用させる。
第1のプレート106の下端には、第1リンクアームの一例としての前下方に延びる第2のプレート107の一端が連結されている。第1のプレート106と第2のプレート107とは、回転自由な状態で連結されている。
第2のプレート107の前端には、第2回動体の一例としての第2のアーム108の下端が支持されている。第2のプレート107と第2のアーム108とは回転自由な状態で連結されている。第2のアーム108は回転軸108aを中心として、回転可能に支持されている。
ブラケット109の前端には、第三回動体の一例としての第3のアーム111の上端が回転可能に支持されている。第3のアーム111は、下方に延びる板状体である。
第3のアーム111の下端は、左右方向に延びる軸112に回転可能に支持されている。
なお、軸112は、ダンパー固定ブラケット113に支持されている。なお、ダンパー固定ブラケット113は、ミッションケース4に固定されている。
図18に示すように、軸112には、第3アーム111の右方(−Y方向)且つ同軸に、後述するオン・オフ部材116が支持されている。オン・オフ部材116は、円筒状の筒体117を有する。筒体117は、軸112に回転可能に支持されている。図20において、筒体117には、左方(+Y方向)に突出する部分円筒状の爪部118(図18参照)が形成されている。筒体117には、第3のプレート119が支持されている。第3のプレート119は、斜め前下方に延びる下部119aと、下部119aの上端から軸112に沿って右方(−Y方向)に延びる上部119bと、上部119bの右端から上方に折り曲げられた形状のバネ取付部119cとを有する。バネ取付部119cには、前後一対のバネ装着孔119d,119eが形成されている。
前記筒体117、筒体爪部118、第3のプレート119により、実施例1のオン・オフ部材116が構成されている。
前記第3のアーム111およびオン・オフ部材116により、実施例1の第3回動体が構成されている。
オン・オフ部材116(図18参照)の前側(+X側)のバネ装着孔119dと、アーム本体127のバネ装着孔127bとの間には、弾性部材の一例としての第1のバネSP2が装着されている。また、オン・オフ部材116の後側のバネ装着孔119eと、フレームプレート128との間には、弾性部材の一例としての第2のバネSP1が装着されている。2つのバネSP1,SP2の弾性力の釣り合いにより、オン・オフ部材116の軸112に対する回転位置が、オン・オフ部材116にトルクがかからなくなった時に予め設定された位置に保持されると共に、作業機22を下げた状態から上昇させた時に第4のアーム123が元の位置に戻るように構成されている。
前記筒部126、アーム本体127、ボルト支持プレート129、調整ボルト131により、実施例1の第4のアーム123(図17参照)が構成されている。
前記符号106〜137を付した各部材により、実施例1の機械式デセラ機構が構成されている。
昇降レバー18の上端が前方に押されると昇降アーム50が矢印Yaとは反対方向(−Ya方向、図13における時計回り方向)に回転し、作業機22が下降を開始する。これに伴って、第1回動軸101が回転する。このとき、第1のアーム102が−Ya方向に回転すると、第1のプレート106がアーム102と一体的に回転し、第2のプレート107が左上方に移動し、第2のアーム108が図13における時計回り方向に回転する。そして、ブラケット109が前方に移動し、第3のアーム111が図13における時計回り方向に回転する。第3のアーム111が回転すると、オン・オフ部材116の爪部118に第3のアーム111が接触して、オン・オフ部材116が、図13における時計回り方向に回転する。オン・オフ部材116が所定の角度以上に回転すると、第3のプレート119の上部119bが調整ボルト131に当接し、下方に押して第4のアーム123が図13における時計回り方向に回転する。第4のアーム123が回転すると、ピン136が長孔127a,134aの交点に沿って下方に移動する。ピン136が下方に移動すると、シリンダロッド137aが下方に押される。
これに対して、本実施例では、機械的な構成でデセラ機能を実現している。したがって、従来の構成に比べて、低コストな構成で、デセラ機能を実現可能である。また、既存のデセラ機能を有しない走行車両に、機械式デセラ機構を取り付けることも可能であり、デセラ機能を追加することも可能である。
2 前輪
3 後輪
4 ミッションケース
5 ハンドルポスト
6 ステアリングハンドル
7 運転席
8 前後進レバー
9 アクセルレバー
10 ブレーキペダル
12 ステップフロア
13 クラッチペダル
14 主変速レバー
16 副変速レバー
17 PTOレバー
18 ポジションレバー
19 安全(ロプス)フレーム
22 作業機
23 油圧機器
23a 油圧機器調整具
25 運転席支持部
26 運転席受け部
26a 載置面
26b 脚部
26c 切欠部
27 連結部材
27a 折曲片
27b 孔
28 ロッド
28a ピン
30 フェンダ
31 緩衝材
32 樹脂製カバー
34 橋渡しプレート
35 シートベルト
36 反射鏡
38 支持フレーム
39 ロプスフレーム支持板
40、41 側板
42 ロッド
43 ストッパーピン
44 リヤフレーム
46 ボルト
47 弾性体
48 レバーガイド
E エンジン
Claims (3)
- 走行車体(1)の後部にフェンダ(30)と安全フレーム(19)が設けられ、
前記走行車体(1)の後部に、作業機(22)が昇降自在に連結され、
前記安全フレーム(19)は、回転基部(19a)を中心に回転自在に立設され、
前記安全フレーム(19)の後方に反射鏡(36)が設けられ、
前記反射鏡(36)の上端の高さが前記フェンダ(30)の上面よりも高い位置になるように前記反射鏡(36)が設けられ、
前記作業機(22)の昇降位置を操作可能なポジションレバー(18)を、左右のフェンダ(30)のいずれか一方に設けられたレバーガイド(48)から突出させ、
前記作業機(22)の上端の高さが前記反射鏡(36)の下端の高さよりも上方にならないポジションレバー(18)の操作位置をレバーガイド(48)の近傍に表示し、
前記安全フレーム(19)の前記回転基部(19a)に設けたストッパーピン(43)が、前記安全フレーム(19)の最も傾斜した位置を規定する前記走行車体(1)に固定された側板(40)の孔(40c)を貫通すると、前記作業機(22)の上端の高さが前記反射鏡(36)の下端の高さよりも上方である最上げ位置にあっても、前記作業機(22)および、前記反射鏡(36)と干渉しない傾斜位置で前記安全フレーム(19)が支持されることを特徴とする作業車両。 - 走行車体(1)の中央上部にステアリングハンドル(6)を有し、
前記安全フレーム(19)の回転基部(19a)に設けたストッパーピン(43)が、前記孔(40c)を貫通すると、安全フレーム(19)がステアリングハンドル(6)の高さ以下の高さになる前記傾斜位置で前記安全フレーム(19)が支持されることを特徴とする請求項1記載の作業車両。 - 前記安全フレーム(19)の下部に橋渡しプレート(34)を設け、
シートベルト(35)の一端を前記橋渡しプレート(34)に固定し、操縦者が使用していないときは、シートベルト(35)の他端を橋渡しプレート(34)の仮止め位置に着脱自在に仮止めすることを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両。
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JP2015097809A JP6679841B2 (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | 作業車両 |
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JP2015097809A Active JP6679841B2 (ja) | 2015-05-13 | 2015-05-13 | 作業車両 |
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2015
- 2015-05-13 JP JP2015097809A patent/JP6679841B2/ja active Active
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