JP6679318B2 - 電源装置、画像形成装置及びトランス - Google Patents

電源装置、画像形成装置及びトランス Download PDF

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Description

本発明は、電流共振トランスを有する電源装置、その電源装置を備える画像形成装置、及びトランスに関し、特に二次巻線がセンタータップ構造の電流共振用トランスに関する。
電力変換効率が高く、低ノイズのスイッチング電源として、電流共振方式を用いた電源装置が一般に知られている。電流共振方式の電源装置では、回路動作上、トランスの所定の漏れインダクタンスを回路要素として利用し、トランスの一次側から二次側へ電力を供給している。電流共振方式の電源装置では、一次巻線と二次巻線の巻線領域を分離した分割型トランスを使用する構成と、汎用的な積層型トランスを使用する構成が存在し、用途に応じて2つの構成が使い分けられている。例えば、分割型トランスは電力変換効率を優先したい場合に使用される。分割型トランスでは、一次巻線領域と二次巻線領域が物理的に分かれているため、それら巻線の結合度が必然的に下がり、大きな漏れインダクタンスを得ることができる。この場合、トランスの駆動周波数も低下することになるので、スイッチングロスが減少し、効率向上に有利なトランス形状と考えられる。一方、積層型トランスは小型化を優先した場合に使用される。積層型トランスでは、同じ領域に一次巻線と二次巻線の両方を巻くことになる。そのため、層間テープ等で結合を弱めようとしても限界があり、大きな漏れインダクタンスを得ることが難しくなり、逆に分割型トランスでは得ることのできない小さな漏れインダクタンスを特性として得ることができる。そのため、トランスの駆動周波数を高くすることができ、トランスを小型化しやすくなる反面、駆動周波数が高くなることによりスイッチングロスが増加し、電力変換効率を下げてしまう。例えば、特許文献1では、電流共振電源用のトランスとして、積層型トランスを用いた構成が提案されている。
特開2009−38244号公報
上述した電流共振電源用トランスの二次巻線には、巻き方向が互いに逆方向に構成された2つの巻線が存在する。2つの二次巻線が一次巻線と結合するときの結合バランスが同等になるようにしないと、それぞれの二次巻線に流れる電流の差が一次側の2つのスイッチング素子に流れる電流差を生じさせることとなる。その結果、より多くの電流が流れる側のスイッチング素子の電流定格を大きくする必要が生じる。
前述した電流共振電源用トランスが横型の構成の場合は、巻線を引き出すリードピンがボビンの両側に設けられた構成である。この場合、2つの二次巻線はトランスのリードピンまで略等しい長さで構成されるため、結合度の差が生じにくい構成となっている。一方、縦型の構成の場合は、2つの二次巻線の巻き位置により、トランスのリードピンまでの距離に差が生じやすい構成である。特に積層型トランスで小型化を図る場合、二次巻線の巻数を必然的に少なく構成するため、リードピンまでの距離の差が一次巻線と二次巻線との結合度のアンバランスとしてより顕著に現れる。そのため、センタータップ型トランスを縦型の積層型トランスで構成し、小型化するためには、一次巻線に対する二次巻線の結合度(結合係数ともいう)を同等に近付けることが課題となっている。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)一次巻線と二つの二次巻線を有するトランスと、直列に接続された第一のスイッチング手段及び第二のスイッチング手段と、前記トランスの一次巻線に直列に接続された共振コンデンサと、を備え、前記第二のスイッチング手段の一端は、前記一次巻線の前記共振コンデンサと接続された端部とは異なる端部に接続され、前記第二のスイッチング手段の他端は、前記共振コンデンサの前記一次巻線と接続された端部とは異なる端部に接続され、前記第一のスイッチング手段及び前記第二のスイッチング手段を交互に動作させることにより、前記一次巻線と前記共振コンデンサを共振させて前記トランスの二次巻線に接続された負荷に電力を供給する電源装置であって、前記トランスは、積層型のトランスであって、ボビンと前記ボビンに挿入されて固定されたコアと、を有し、前記ボビンに対して内側から前記一次巻線が巻かれている第一層と、前記第一層の上に、前記一次巻線と巻き方向が同一の第一の二次巻線と前記一次巻線とは巻き方向が反対の第二の二次巻線とが巻かれた第二層と、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線を電気的に接続するために、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線から引き出された引き出し線が接続されピンと、を有し、記第一の二次巻線から引き出された前記引き出し線は、前記第二の二次巻線と隣接して配置されており、前記一次巻線と前記第一の二次巻線との間と、前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線との間と、前記引き出し線と前記第二の二次巻線との間には層間テープが挟まれていることを特徴とする電源装置。
(2)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
(3)一次巻線、第一の二次巻線、及び第二の二次巻線が巻き付けられたボビンと、前記ボビンに挿入されて固定されたコアと、を有し、前記ボビンに対して内側から前記一次巻線が巻かれている第一層と、前記第一層の上に、前記一次巻線と巻き方向が同一の前記第一の二次巻線と前記一次巻線とは巻き方向が反対の前記第二の二次巻線とが巻かれた第二層と、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線を電気的に接続するために、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線から引き出された引き出し線が接続されたピンと、を有する積層型のトランスであって、前記第一の二次巻線から引き出された前記引き出し線は、前記第二の二次巻線と隣接して配置されており、前記一次巻線と前記第一の二次巻線との間と、前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線との間と、前記引き出し線と前記第二の二次巻線との間には層間テープが挟まれていることを特徴とするトランス。
本発明によれば、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることができる。
実施例1〜3の電流共振電源装置の回路構成を示す図 実施例1〜3のトランスに流れる電流を説明する模式図 実施例1のFET及びトランスに流れる電流波形を示す図 実施例1のトランスの内部構成を説明する断面図 実施例2のトランスの内部構成を説明する断面図 実施例3のトランスの内部構成を説明する断面図 実施例4のレーザビームプリンタの概略断面図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[電流共振回路の構成]
図1は、実施例1の電流共振回路を有する電源装置129(電流共振電源装置)の回路構成を示す図である。図1において、電源プラグ101を交流電源のコンセントに接続することにより、交流電圧が電源装置129に供給される。供給される交流電圧は、ノイズ低減用のラインフィルタ(不図示)を介してダイオードブリッジ102で全波整流され、平滑コンデンサ103により直流電圧に平滑される。第一のスイッチング手段であるハイサイドFET104(以下、FET104という)、第二のスイッチング手段であるローサイドFET105(以下、FET105という)は直列に接続されると共に、平滑コンデンサ103に並列に接続されている。そして、FET105と並列に、トランス106の一次巻線106aと共振コンデンサ107が直列に接続されている。即ち、FET105のドレイン端子は、トランス106の一次巻線106aの端部である一端と接続され、FET105のソース端子は、共振コンデンサ107のトランス106の一次巻線106aと接続されている端子の他端と接続されている。平滑コンデンサ103で平滑された直流電圧は、FET104とFET105をおおよそ50%のデューティで交互に駆動することで、共振コンデンサ107とトランス106のLC回路に方形波電圧を印加する。これにより、一次側と二次側とが絶縁された変圧素子であるトランス106の一次巻線106aに電流を流すと共に、容量素子である共振コンデンサ107に電荷を蓄積する。
トランス106の二次巻線には、巻数が略同一で、巻き方向が互いに逆方向に構成された2つの二次巻線106b、106cが存在する。二次巻線106bには、FET104の駆動時に電流が流れ、ダイオード108を介して二次側負荷に電力が供給される。一方、二次巻線106cには、FET105の駆動時に電流が流れ、ダイオード109を介して二次側負荷に電力が供給される。二次側の出力電圧Voは、二次側の平滑コンデンサ110により平滑される。FET104とFET105の駆動制御では、所定期間、FET104、105が共に非導通状態となるデッドタイムを設定し、FET104、105が同時に導通状態になって大きな貫通電流が流れることを防いでいる。また、デッドタイムの期間中に、FET104、105に並列に接続されたコンデンサ(不図示)を充放電することで、FET104、105のオフ時における電圧上昇速度を遅くし、スイッチングロスを低減している。このように、ソフトスイッチング動作を行うことで、低ノイズのスイッチング動作を実現している。また、二次側負荷に対して、FET104、105の駆動周波数を制御することで、出力電圧Voを一定に保っている。なお、図1では、FET104、105の各々のゲート端子に接続され、FET104、105の駆動を制御する制御回路は省略している。
[電流共振回路の動作]
図2は、図1のトランス106を等価回路で表した電源装置129の電流共振回路周辺の回路図である。図2では、図1と同じ回路要素については同じ符号を使用し、図1の一部の回路構成を省略している。図2(a)において、トランス106の一次側は、漏れインダクタンス201、202、励磁インダクタンス203、直流抵抗204から構成されている。なお、漏れインダクタンスは、リーケージインダクタンス、又は漏れ磁束ともいう。漏れインダクタンス201は、トランス106における一次側の漏れインダクタンスであり、ダイオード108とダイオード109各々の導通状態で、異なる値を示す。小電力用途で一般的なフライバック電源や、中電力及び大電力用途で一般的なフォワード電源では、この一次側の漏れインダクタンス201は、回路動作に関わらない要素である。ところが、電流共振回路を有する電源装置129では、一次側の漏れインダクタンス201を回路動作に使用しているため、必要な要素である。漏れインダクタンス202は、二次側の漏れインダクタンスを一次側に換算した漏れインダクタンスである。
一方、トランス106の二次側は、直流抵抗205、206から構成されている。直流抵抗205は、正側出力用の二次巻線の直流抵抗であり、直流抵抗206は、負側出力用の二次巻線の直流抵抗である。図2(a)に示す等価回路の場合には、二次巻線106b、106cの漏れインダクタンスは一次側に換算して表しているため、二次側には漏れインダクタンスを表していない。ここで、正側出力とは、トランス106の一次側電流をFET104、105の中間点から一次巻線を介して共振コンデンサ107に流した場合の出力である。一方、負側出力とは、トランス106の一次側電流を、共振コンデンサ107から一次巻線を介して、FET104、105の中間点に流した場合の出力である。
図2(b)は、FET104駆動時(導通時)のトランス106の正側出力における、トランス106の一次側と二次側それぞれの電流の流れを説明した図である。FET104が導通状態になると、平滑コンデンサ103を電圧源とする電流Idhが、FET104、トランス106の一次側を介して、共振コンデンサ107に流れ、所定の電荷が共振コンデンサ107に蓄積される。これにより、ダイオード108のアノード端子側に電圧が生成され、ダイオード108を介して二次側負荷に電力が供給される。このときの一次側に換算した二次巻線106cの漏れインダクタンス202bは、一次巻線106aと二次巻線106bの巻数比の二乗倍に換算されて、トランス106の一次側に存在している。
次に、図2(c)は、FET105駆動時(導通時)のトランス106の負側出力における、トランス106の一次側と二次側それぞれに流れる電流の流れを説明した図である。FET105が導通状態になると、図2(b)で共振コンデンサ107に充電された電圧を電圧源として、図2(b)とは逆方向の電流Idlがトランス106の一次側に流れる。即ち、共振コンデンサ107のトランス106側の端子から、トランス106の一次側、FET105を介して、共振コンデンサ107に戻るルートで電流が流れる。これにより、ダイオード109のアノード端子側に電圧が生成され、ダイオード109を介して二次側負荷に電力が供給される。このときの一次側に換算した二次巻線106cの漏れインダクタンス202cは、一次巻線106aと二次巻線106cの巻数比の二乗倍に換算されて、トランス106の一次側に存在する。なお、漏れインダクタンス202cは、図2(b)で表したハイサイドFET104オン時における二次側の漏れインダクタンスの一次側換算値である漏れインダクタンス202bとは、厳密には異なる値となっている。
[2つのFETに流れる電流波形]
図3(a)は、トランス106の二次側に所定の負荷が接続されたときのFET104、105に流れる電流波形Idh、Idlを示した図であり、横軸は時間(t)を、縦軸は電流(I)を示す。図3(b)、図3(c)についても同様である。図3(a)は、図1のFET104とFET105の電流波形であり、電流IdhはFET104が導通時の期間301に流れる電流であり、電流IdlはFET105が導通時の期間302に流れる電流である。ここで、図2で説明した漏れインダクタンス201、および、二次巻線106bの一次側に換算した漏れインダクタンス202bの値と、二次巻線106cの一次側に換算した漏れインダクタンス202cの値が略同等な場合の電流波形を、図3(a)に示す。電流波形Idh、Idlは、図3(a)のように略同じ電流波形を示す。この場合の電流波形は、一次巻線106aと二次巻線106b、及び一次巻線106aと二次巻線106cの各結合度(結合係数ともいう)が略同等であることを示している。
一方、一次巻線106aと二次巻線106b、及び一次巻線106aと二次巻線106cの各結合度が異なる場合には、漏れインダクタンス201、および、一次側に換算した漏れインダクタンス202b、202cの値も異なる。この場合のFET104、105に流れる電流波形Idh、Idlを示した図が図3(b)であり、図3(b)に示すように、FET104とFET105の電流波形に差が生じることになる。図3(b)において、電流IdhはFET104導通時の期間303に流れる電流であり、電流IdlはFET105導通時の期間304に流れる電流である。図3(b)は、ダイオード108導通時の漏れインダクタンス(201と202b)よりも、ダイオード109導通時の漏れインダクタンス(201と202c)の方が大きい状態の場合の電流波形の一例である。
図3(c)は、図3(b)のFET104及びFET105に流れる電流に対応したトランス106の電流波形、即ちトランス106の一次巻線106aと共に共振コンデンサ107にも流れる電流波形を示している。図3(c)では、一次巻線106aから共振コンデンサ107を介して、FET105のソース端子方向に流れる電流を正側(+側)の電流として示している。トランス106の一次巻線に流れる電流の方向は、FET104の導通時と、FET105の導通時では逆方向となる。そのため、図3(c)の電流波形は、期間303と期間304では、電流の正負が逆の波形となり、図3(b)の期間304の電流Idlの電流波形の上下(正負)を反転した波形となっている。このように、漏れインダクタンス201、および、各二次巻線106b、106cの一次側に換算した漏れインダクタンス202b、202cの値に大きな差が生じると、トランス106に流れる正側出力の電流Idhと負側出力の電流Idlのピーク値が異なる。その結果、電流波形Idh、Idlのバランスが狂ってしまうことになる。トランス106としては、ピーク値の大きい方の電流値(図3(c)の場合にはFET105に流れる電流Idlの電流値)に合わせた直流重畳特性が必要となり、トランス106のサイズが必要以上に大きくなることがある。
[トランスの内部構成]
図4は、本実施例の電源装置129の電流共振回路に使用されるセンタータップ型で、かつ、積層型トランスの一例であるトランス106の内部構造の断面を示した模式図である。本実施例では、一次巻線と二次巻線の巻線領域を分離する分離部を有する分割型トランスではなく、汎用的な積層型トランスを用いる。図4において、ボビン402は、巻線、即ち、図1の一次巻線106a、及び二次巻線106b、106cの巻線領域を形成し、ボビン402に挿入し且つ固定するコア401は磁性材料で作られている。本実施例の構成の場合は、図中、上下方向から同じ形状のコア401をボビン402に通す(挿入する)トランス106を表しており、コア401の図中、左右方向に対する中央部分に対して、線対称の関係で、各巻線が巻かれている。図4に示すトランス106は、からげピン408(二次巻線が巻かれるピン408)を介して電源装置129の不図示のプリント基板にハンダ付けされる縦型トランスであり、縦型トランスは、ボビン402の片側だけにからげピンを有している。
二次巻線403は、図1の正側出力の二次巻線106bであり、ボビン402に一層構造で巻かれている。更に、図4下方向に向かって、二次巻線403とからげピン408を接続する引き出し線403aが延びている。一次巻線404は、図1の一次巻線106aであり、本実施例の場合はボビン402に二層構造で巻かれている。また、二次巻線403の図中、下側に巻かれた二次巻線405は、図1の負側出力の二次巻線106cであり、二次巻線403と同様に、ボビン402に一層構造で巻かれている。なお、一次巻線404、及び二次巻線405にも、二次巻線403と同様にからげピン408と接続するための引き出し線が存在するが、その長さは二次巻線403の引き出し線403aに比べて短く、本実施例での回路動作には殆ど影響を与えない。そのため、図4では、一次巻線404、二次巻線405の引き出し線の記載を省略している。
層間テープ406は、巻線と巻線との間の絶縁を確保するために巻かれている。本来、層間テープ406は、一次巻線404と二次巻線403、405の間、及び、二次巻線403、405の外側(ボビン402から遠い側)にも巻くのが一般的であるが、本実施例の説明に必要な部分を除き、省略している。また、バリアテープ407は、一次巻線404に対する二次巻線403、及び一次巻線404に対する二次巻線405の沿面距離を確保するために設けられている。からげピン408は、上述した引き出し線を介して各巻線を電気的に接続し、プリント基板(不図示)にはんだ付けするために設けられているピンであり、リードピンとも呼ばれる。
ここで、図4に示された層間テープ406が存在しない場合、即ち、層間テープ406を巻かなかった場合について考えてみる。図4に示すように、二次巻線403は、二次巻線405に比べ、引き出し線403aの長さ分だけ長くなっており、この長さ分だけ、二次巻線403と一次巻線404との結合係数(結合度)は大きくなる。そのため、一次巻線404との結合係数は、図中、ボビン402の上側に巻かれた二次巻線403の方が、下側に巻かれた二次巻線405よりも大きくなる(高くなる)傾向にある。そして、この傾向は、二次巻線403、405の巻数が少ない程、顕著となって現れる。その結果、一次巻線404に対する、二次巻線403と二次巻線405の漏れインダクタンスに大きなアンバランスが生じてしまい、上述したFET104、105に流れる電流波形のピーク値の違いとなって現れる。
次に、図4に示す本実施例のトランス106の内部構成を考えてみる。二次巻線403、二次巻線405は、一次巻線404の外側(ボビン402の中央部から遠い側)面に隣接して、図中、上下方向に分けられた領域にそれぞれ独立して巻かれている。更に、二次巻線403、二次巻線405は、一次巻線404の外側(ボビン402の中央部から遠い側)面に隣接して、図中、左右方向の同一層に巻かれている。更に、層間テープ406は、二次巻線403の内側、即ち隣り合う(隣接する)二次巻線403と一次巻線404の間を通るように巻くと共に、二次巻線405の外側、即ち隣り合う二次巻線403と二次巻線405の間を通るように巻いている。その結果、図中、ボビン402の上側に巻かれた二次巻線403と一次巻線404の結合度は弱くなり、一方、図中、下側に巻かれた二次巻線405と一次巻線404の結合度は強いままとなる。このように構成することで、層間テープ406を巻かない場合と比べて、一次巻線404に対する二次巻線403、405の漏れインダクタンスのアンバランスを改善することができる。更に、層間テープ406の厚みやターン数を調整することで、二次巻線403と一次巻線404の結合係数を調整することができるため、層間テープ406がない場合に生じていた漏れインダクタンスのアンバランスを改善することができる。その結果、FET104、105に流れる電流波形のアンバランスを改善することができ、トランス106の一次側に流れる正側電流のピーク値と、負側電流のピーク値を同等に近付けることができる。
なお、本実施例では、層間テープ406の幅(図4の上下方向の長さ)がボビン402の縦方向寸法(図4の上下方向の長さ)と同じ長さのものを使用した場合で説明した。例えば、上下に巻かれた二次巻線403、405の結合係数の差に最も影響を与える引き出し線403aと二次巻線405との間(内側)にだけ、層間テープ406を巻いても、同様の効果が得られる。また、層間テープ406を使用せず、代わりとなる他の絶縁物を使用しても、同様の効果が得られる。なお、本実施例では、二次巻線403を正側出力の二次巻線106b、二次巻線405を負側出力の二次巻線106cとして説明してきたが、その構成が逆であっても同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施例によれば、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることができる。
実施例1のトランスでは、一次巻線の外側面に、2つの二次巻線を上下方向の独立した領域にそれぞれ巻き、かつ、層間テープ406を一次巻線、二次巻線の間を通るように巻いた実施例について説明した。これにより、一次巻線に対する2つの二次巻線の漏れインダクタンスのアンバランスを改善している。本実施例では、実施例1とは、一次巻線、二次巻線のボビンに対する位置関係を入れ替えたトランスの実施例について説明する。
[トランスの内部構成]
図5は、本実施例の電源装置129の電流共振回路に使用されるセンタータップ型で、かつ、積層型トランスの一例であるトランス106の内部構造の断面を示した模式図である。図5では、図4の構成と同じ要素については、同じ符号を付しており、ここでの説明を省略する。なお、図5においても、実施例1と同様に、一次巻線404、二次巻線405にもからげピン408への引き出し線が存在する。その長さは、二次巻線403の引き出し線403aに比べて短く、本実施例で注目している回路動作には殆ど影響を与えないため、図5ではその記載を省略している。また、本実施例においても、層間テープ406は、一次巻線404と二次巻線403、405の間、及び、一次巻線404の外側(ボビン402から遠い側)にも巻くのが一般的であるが、本実施例の説明に必要な部分を除き、省略している。
図5において、二次巻線403、405は、ボビン402の最も内側に(ボビン402に当接して)、図中上下方向の領域、即ち二次巻線403は上側、二次巻線405は下側に分かれて、それぞれ独立して巻かれている。また、一次巻線404は、二次巻線403、405の外側(ボビン402から遠い側)に巻かれている。そして、層間テープ406は、二次巻線403の外側(ボビン402から遠い側)を通るように巻かれると共に、二次巻線405の内側(ボビン402と接する側)を通るように巻かれている。このようなトランス106の内部構成により、実施例1と同様に、二次巻線403の一次巻線404に対する結合係数を下げる方向に調整することができる。その結果、一次巻線404に対する二次巻線403、405の漏れインダクタンスのアンバランスを改善することができ、トランス106の一次側に流れる正側電流のピーク値と、負側電流のピーク値を同等に近づけることができる。
以上説明したように、本実施例によれば、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることができる。
実施例1、2では、一次巻線404の外側面(実施例1)あるいは内側面(実施例2)に、二次巻線403と二次巻線405を上下の独立した領域に各々巻き、かつ、一次巻線404と二次巻線403の間に層間テープ406を巻いた実施例について説明した。層間テープ406を、一次巻線404と二次巻線405の結合を妨げない位置に巻き付けることにより、実施例1、2では、一次巻線404に対する二次巻線403、405の漏れインダクタンスのアンバランスを改善している。実施例3では、一次巻線404の外側に巻く二次巻線403、405を、各々1本ずつ交互に巻くことで、引き出し線の長さの差により生じる、一次巻線と二次巻線との結合係数の差を殆どなくすようにした実施例について説明する。
[トランスの内部構成]
図6は、本実施例の電源装置129の電流共振回路に使用されるセンタータップ型で、かつ、積層型トランスの一例であるトランス106の内部構造の断面を示した模式図である。図6では、図4、図5の構成と同じ要素については、同じ符号を付しており、ここでの説明を省略する。
図6では、実施例1の図4、実施例2の図5で示されていた、一次巻線404と二次巻線403の結合度を下げるための層間テープ406は巻かれていない。本実施例では、一次巻線404の外側に、一次巻線404に隣接して二次巻線403、405を、各々1本ずつ交互に巻くことにより、各二次巻線403、405の高さ位置に対する一次巻線404との結合係数を同等に近付けることができる。また、からげピン408にからげるための二次巻線403、405から、からげピン408への各引き出し線の長さも同等に近付けることができる。これにより、一次巻線404に対する二次巻線403、405の結合係数も同等に近付けることができる。その結果、一次巻線404に対する二次巻線403、405の漏れインダクタンスのアンバランスを改善することができる。なお、各引き出し線の長さの違いによって生じる僅かな漏れインダクタンスのアンバランスが支障となる場合がある。その場合には、長さが短い方の引き出し線と比べて、長さが長い方の引き出し線のうちの長くなっている部分と、短い方の引き出し線との間に層間テープのような絶縁物を挟むことで、アンバランスを更に解消することもできる。また、本実施例では、一次巻線404の外側面に、二次巻線403、405を巻く構成について説明してきたが、一次巻線404の内側に二次巻線403、405を巻く構成であっても、同様の効果が得られる。更に、本実施例では、二次巻線403を最上位に巻く構成、即ち二次巻線403をからげピン408から最も離れた位置から巻く構成を用いて説明したが、二次巻線405を最上位に巻く構成においても、同様の効果が得られる。
なお、実施例1〜3で説明した積層型トランス106は、トランス106を不図示のプリント基板にハンダ付けするためのからげピンがボビンの片側にしか設けられていない縦型構造のトランスを前提に説明した。上述した実施例1〜3は、からげピンがボビンの両側に設けられた横型構造の積層型トランスに対しても、同様の巻線構成を適用でき、同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施例によれば、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることができる。
実施例1〜3で説明した電源装置は、例えば画像形成装置の低圧電源、即ちコントローラ(制御部)やモータ等の駆動部へ電力を供給する電源として適用可能である。以下に、実施例1〜3の電源装置が適用される画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図7に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ500は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム511、感光ドラム511を一様に帯電する帯電部517(帯電手段)、感光ドラム511に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部512(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム511に現像されたトナー像をカセット516から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部518(転写手段)によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器514で定着してトレイ515に排出する。この感光ドラム511、帯電部517、現像部512、転写部518が画像形成部である。また、レーザビームプリンタ500は、実施例1〜3で説明した電源装置550を備えている。電源装置550は、実施例1〜3で説明した電流共振回路を有する電源装置129に相当する。なお、実施例1〜3の電源装置550を適用可能な画像形成装置は、図7に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム511上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
レーザビームプリンタ500は、画像形成部による画像形成動作や、シートの搬送動作を制御するコントローラ520を備えており、上述した実施例1〜3に記載の電源装置550は、例えばコントローラ520に電力を供給する。また、電源装置550は、感光ドラム511を回転するため、又はシートを搬送する各種ローラ等を駆動するためのモータ等の駆動部に電力を供給する。実施例1、2で説明したように層間テープを巻く構成により、実施例3で説明したように二次巻線403、405を各々1本ずつ交互に巻く構成により、一次巻線に対する各二次巻線の漏れインダクタンスのアンバランスを改善することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、電流共振用のトランスにおける一次巻線に対する二次巻線の結合度を同等に近付けることができる。
106 トランス
402 ボビン
403、405 二次巻線
403a 引き出し線
406 層間テープ
408 からげピン

Claims (13)

  1. 一次巻線と二つの二次巻線を有するトランスと、直列に接続された第一のスイッチング手段及び第二のスイッチング手段と、前記トランスの一次巻線に直列に接続された共振コンデンサと、を備え、
    前記第二のスイッチング手段の一端は、前記一次巻線の前記共振コンデンサと接続された端部とは異なる端部に接続され、前記第二のスイッチング手段の他端は、前記共振コンデンサの前記一次巻線と接続された端部とは異なる端部に接続され、前記第一のスイッチング手段及び前記第二のスイッチング手段を交互に動作させることにより、前記一次巻線と前記共振コンデンサを共振させて前記トランスの二次巻線に接続された負荷に電力を供給する電源装置であって、
    前記トランスは、
    積層型のトランスであって、ボビンと前記ボビンに挿入されて固定されたコアと、を有し、
    前記ボビンに対して内側から前記一次巻線が巻かれている第一層と、
    前記第一層の上に、前記一次巻線と巻き方向が同一の第一の二次巻線と前記一次巻線とは巻き方向が反対の第二の二次巻線とが巻かれた第二層と、
    前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線を電気的に接続するために、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線から引き出された引き出し線が接続されピンと、
    を有し、
    記第一の二次巻線から引き出された前記引き出し線は、前記第二の二次巻線と隣接して配置されており、
    前記一次巻線と前記第一の二次巻線との間と、前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線との間と、前記引き出し線と前記第二の二次巻線との間には層間テープが挟まれていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線の巻数は、略同一であることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第一の二次巻線と前記ピンとを接続する引き出し線は、前記第二の二次巻線と前記ピンとを接続する引き出し線よりも長いことを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記ボビンは、前記一次巻線が巻かれる領域と、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線が巻かれる領域とを分ける分離部を有しないことを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線は、前記ピンからの距離が異なる、前記一次巻線に隣接した2つの独立した領域に各々巻かれ、
    前記第一の二次巻線は、前記2つの独立した領域のうち前記ピンからの距離が大きい方の領域に巻かれていることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記トランスは、前記ボビンの片側に前記ピンを有する縦型の構成を有することを特徴する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電源装置。
  7. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 一次巻線、第一の二次巻線、及び第二の二次巻線巻き付けられたボビンと、前記ボビンに挿入されて固定されたコアと、を有し、
    前記ボビンに対して内側から前記一次巻線が巻かれている第一層と、
    前記第一層の上に、前記一次巻線と巻き方向が同一の前記第一の二次巻線と前記一次巻線とは巻き方向が反対の前記第二の二次巻線とが巻かれた第二層と、
    前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線を電気的に接続するために、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線から引き出された引き出し線が接続されピンと、
    を有する積層型のトランスであって、
    記第一の二次巻線から引き出された前記引き出し線は、前記第二の二次巻線と隣接して配置されており、
    前記一次巻線と前記第一の二次巻線との間と、前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線との間と、前記引き出し線と前記第二の二次巻線との間には層間テープが挟まれていることを特徴とするトランス。
  9. 前記第一の二次巻線と前記第二の二次巻線の巻数は、略同一であることを特徴とする請求項に記載のトランス。
  10. 前記第一の二次巻線と前記ピンとを接続する引き出し線は、前記第二の二次巻線と前記ピンとを接続する引き出し線よりも長いことを特徴とする請求項に記載のトランス。
  11. 前記ボビンは、前記一次巻線が巻かれる領域と、前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線が巻かれる領域とを分ける分離部を有しないことを特徴とする請求項10に記載のトランス。
  12. 前記第一の二次巻線及び前記第二の二次巻線は、前記ピンからの距離が異なる、前記一次巻線に隣接した2つの独立した領域に各々巻かれ、
    前記第一の二次巻線は、前記2つの独立した領域のうち前記ピンからの距離が大きい方の領域に巻かれていることを特徴とする請求項11に記載のトランス。
  13. 前記トランスは、前記ボビンの片側に前記ピンを有する縦型の構成を有することを特徴する請求項から請求項12のいずれか1項に記載のトランス。
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