JP6678881B1 - ダンパーヒンジ並びにこのダンパーヒンジを用いた洋式便器 - Google Patents

ダンパーヒンジ並びにこのダンパーヒンジを用いた洋式便器 Download PDF

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【課題】構造が簡単で、組み立てにも時間を要せず、安価にできるとくに洋式便器の弁蓋や便座などの開閉体に対するダンパーヒンジを提供する。【解決手段】ダンパーヒンジ2Aを、仕切壁を挟んで流体収容室とトーション収容室を設けたところの被開閉体側に取り付けられる両端部側開放のシリンダーケースと、流体収容室の内周壁にその内壁部から軸方向に向けて設けた複数の係止凸条部と、各係止凸条部に係合させた断面略U字形状を呈したバルブ片26と、シリンダーケースの開放端側に取り付けられたキャップ32と、キャップ32を水密状態で貫通してその一端部側に突設した複数の羽根部21fをダンパーオイルと共に流体収容室内に封入させたところの開閉体側に取り付けられる回転シャフト21とで構成した。【選択図】図11

Description

本発明は、例えば洋式便器のような被開閉体に対して便蓋や便座などの開閉体を開閉する際に用いて好適なダンパーヒンジ並びにこのダンパーヒンジを用いた洋式便器に関する。
従来、例えば洋式便器のような被開閉体の便蓋や便座等の開閉体の開閉用に用いるヒンジは、被開閉体の後部に前記開閉体の開閉トルクを制御することのできるダンパーヒンジが用いられている。かかるダンパーヒンジにあっては、下記特許文献1に示されたように、流体ダンパーを用いるものと、下記特許文献2に示されたように、トーションスプリングを用いるものと、下記特許文献に示されたように、流体ダンパーとトーションスプリングを組み合わせたものが公知である。
特開2017−133666号公報 特開2015−002950号公報 特開2009−297131号公報
しかるに、上記特許文献1に記載の流体ダンパーを用いるものは、構造が複雑であることから、より構成が簡単で製造コストの安価なものが求められている。また、上記特許文献2に示したトーションスプリングを用いるものは、それだけであると、開閉体の開成操作時においては当該開閉体を開成方向へ付勢できるが、開閉体の閉成状態において、振動揺れによって当該開閉体が被開閉体に対し浮き上がってしまうという傾向が多分にあった。さらに、上記特許文献3に示されたものは、構造が複雑である上に、組み立て時に冶具を必要とするなど時間を要するという問題があった。さらに、便座と便蓋とでは重量が異なり、回転トルクが異なることから、便蓋用と便座用に対応したダンパーヒンジが求められている。
そこで本発明の目的は、以上の点を考慮し、構造が簡単で、組み立てにも時間を要せず、安価にできるダンパーヒンジを提供せんとするにある。
上述した目的を達成するために、本発明の請求項1発明は、被開閉体に対し開閉体を開閉可能に取り付ける流体ダンパー機構を用いたダンパーヒンジにおいて、前記流体ダンパー機構を、被開閉体側に取り付けられる一側端部開放のシリンダーケースと、このシリンダーケースに設けた流体収容室の内周壁にその仕切壁から軸方向に向けて設けた一対の係止凸条部と、底部と両側壁を有すると共に前記両側壁の一方の側壁の頂部からその内側と底部に渡って設けられた溝部を有し、前記底部と前記両壁の間に前記各係止凸条部を受け入れて周方向へ若干回転可能に係合させたところの断面略U字形状を呈したバルブ片と、前記シリンダーケースの前記流体収容室に取り付けられたキャップと、このキャップを水密状態で貫通してその一端部側に突設した一対の羽根部をダンパーオイルと共に前記流体収容室内に封入させると共に、前記羽根部の間に断面半円形状の中径部を有するところの前記開閉体側に取り付けられる回転シャフトとで構成し、前記回転シャフトの回転動作時に、前記各バルブ片の前記溝部と前記係止凸条部との間、前記シリンダーケースの前記仕切壁に設けた弧状溝と前記羽根部の間、及び前記中径部と前記バルブ片の底部の外側面との間に流体通路が形成されるように成したことを特徴とする。
その際に、本願請求項2発明は、前記バルブ片を、その一側端部側に当該バルブ片を前記係止凸条部挿入係合するに当たり、その挿入方向を規制する挿入規制片部が設けたことを特徴とする。
さらに、本願請求項3発明によれば、被開閉体に対し開閉体を開閉可能に取り付ける流体ダンパー機構とトーションダンパー機構を用いたダンパーヒンジにおいて、前記流体ダンパー機構を、仕切壁を挟んで流体収容室とダンパー収容室を設けたところの前記被開閉体側に取り付けられる両側端部側開放のシリンダーケースと、前記流体収容室の内周壁にその仕切壁から軸方向に向けて設けた複数の係止凸条部と、この各係止凸条部に周方向へ若干回転可能に係合させた断面略U字形状を呈したバルブ片と、前記シリンダーケースの開放端側に取り付けられたキャップと、このキャップを水密状態で貫通してその一端部側に突設した複数の羽根部をダンパーオイルと共に前記流体収容室内に封入させると共に、前記羽根部の間に断面半円形状の中径部を有するところの前記開閉体側に取り付けられる回転シャフトとで構成し、前記回転シャフトの回転動作時に、前記各バルブ片と前記係止凸条部との間、前記シリンダーケースの前記仕切壁に設けた弧状溝と前記羽根部の間、及び前記中径部と前記バルブ片の底部の外側面との間に流体通路が形成されるように成し、前記トーションダンパー機構を、前記トーション収容室内に回転可能に設けられ、前記仕切壁を水密状態で貫通して前記回転シャフトと前記流体収容室内で軸方向に係合しているリンクシャフトと、前記ダンパー収容室の開放端側に取り付けられ前記リンクシャフトの一端部側を軸支するキャップと、前記リンクシャフトと前記シリンダーケースの間に前記リンクシャフトに環巻きさせて設けたトーションスプリングと、で構成したことを特徴とする。
その際に本願請求項4発明は、本願請求項3発明の前記バルブ片を、その一側端部側に当該バルブ片を前記係止凸条部を挿入係合するに当たり、その挿入方向を規制する挿入規制片部を設けたことを特徴とする。
さらに、本願請求項5発明は、請求項3発明の前記回転シャフトと前記リンクシャフトを前記仕切壁を介して同軸に連結するに当たり、まず、前記トーションダンパー機構を組み立て、次いで前記回転シャフトを流体収容室の入口部分へ挿入させ、前記リンクシャフトを係合させた後に当該回転シャフトを回転させて、前記羽根部を前記流体収容室へ挿入させることにより、前記リンクシャフトに初期トルクの設定を行うことを特徴とする。
さらに、本願請求項6発明は、請求項3発明の前記リンクシャフトに前記回転シャフトを同軸方向に連結するに当たり、前記リンクシャフトの側に変形挿入部が設けられ、前記回転シャフト側に変形受入孔部が設けられることを特徴とする。
さらに、本願請求項7発明は、請求項6発明の前記リンクシャフトの変形挿入部と前記回転シャフトの変形受入孔部には、それぞれ空気抜き溝がその軸方向に設けられていることを特徴とする。
そして、本願請求項8発明は、請求項1〜7に各記載のダンパーヒンジを用いたことを特徴とする洋式便器である。
本発明は、以上のように構成したので、請求項1に記載の発明によれば、部品点数が少なく、簡単な構成で、開閉体を被開閉体に対して閉じる際の衝撃を吸収できる安価なダンパーヒンジを提供できるものである。
請求項2に記載の発明によれば、バルブ片を係止凸条部へ挿入係合させる際に、その挿入規制片部により、挿入方向を間違えることがないので、組立間違いを防ぎ、この組立間違いによる再組立てを行うことによるコストアップを防ぐことができるものである。
請求項3に記載の発明によれば、開閉体を被開閉体に対して閉じる際の衝撃を吸収でき、開閉体を開く際には、開閉体本来の重量を感じることなく、軽く開くことができ、さらに開閉体の平成時に当該開閉体が外部から加えられる振動や揺れにより浮き上がってしまうことを防止することができるものである。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明において、バルブ片を係止凸条部へ挿入係合させる際に、その挿入規制片部により、挿入方向を間違えることがないので、組立間違いを防ぎ、この組立間違いによる再組立てを行うことによるコストアップを防ぐことができるものである。
請求項5に記載の発明によれば、前記第1流体通路と共に、前記第2流体通路を介して流体が流通させることができることから、より操作性の良いダンパーヒンジを提供できるものである。
請求項6に記載の発明によれば、リンクシャフトと回転シャフトの連結係合が確かなものになるというダンパーヒンジを提供できるものである。
請求項7に記載の発明によれば、リンクシャフトの変形挿入部を回転シャフトの変形受入孔部に挿入させて連結する際に、その挿入連結作業が容易となるという効果がある。
請求項8に記載の発明によれば、上記特徴を持ったダンパーヒンジを用いた洋式便器を提供できるものである。
本発明に係るダンパーヒンジを用いる洋式便器を示し、(a)はその斜視図、(b)は便蓋を開いた状態の斜視図である。 本発明に係る便蓋用ダンパーヒンジの斜視図である。 図2に示すダンパーヒンジの分解斜視図である。 図2に示すダンパーヒンジの内部構造を説明する縦断面図である。 図2に示すダンパーヒンジのシリンダーケースを示し、(a)はその左側面図、(b)はその縦断面図である。 図2に示すダンパーヒンジの回転シャフトを示し、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)はその縦断面図である。 図2に示したダンパーヒンジのバルブ片を示し、(a)はその斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は係止凸条部とバルブ片との間の係合状態を示す断面図である。 図2に示したダンパーヒンジの動作を説明する説明図であり、(a)は便蓋の全開成状態を示し、(b)は便蓋の閉じ始めの状態を示している。 図2に示したダンパーヒンジの動作を説明する説明図であり、(c)は便蓋の中間閉成状態を示し、(d)は便蓋の全閉成状態を示している。 本発明の実施例2に係るダンパーヒンジを示し、(a)はその斜視図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図である。 図9に示すダンパーヒンジの内部構造を示す縦断面図である。 図9に示すダンパーヒンジの分解斜視図である。 図9に示すダンパーヒンジのシリンダーケースを示し、(a)はその斜視図、(b)は左側面図、(c)はその右側面図である。 図9に示すダンパーヒンジの回転シャフトを示し、(a)はその斜視図、(b)は(a)の左側面図(c)は(a)の右側面図である。 図9に示すダンパーヒンジのリンクシャフトを示し、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図、(d)はその右側面図である。 図9に示すダンパーヒンジのバルブ片を示し、(a)はその斜視図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。 トーションダンパー機構のトーションスプリングに初期トルクを付与する手順を説明するもので、(a)は回転シャフトをシリンダーケースへ挿入する手前の状態を示し、(b)は回転シャフトをシリンダーケースへ挿入させ、そのリンクシャフトの変形連結軸部とリンクシャフトに回転シャフトを挿入連結する手前の状態を示し、(c)は(b)の挿入係合状態から回転シャフトを回転させた状態を示している。 同じくトーションダンパー機構に初期トルクを付与する手順を説明するもので、(d)は図16Aの(c)の状態から、回転シャフトの羽根部を流体収容室内へ挿入し始めている状態を示し、(e)は挿入し終わった状態を示している。 リンクシャフトに初期トルクを設定する際の手順を側面側から説明するもので、(a)は回転シャフトの変形連結孔へリンクシャフトの変形連結軸部が挿入された状態を示し、(b)は(a)の挿入係合状態から回転シャフトを回転させ、リンクシャフトに初期トルクが設定された状態を示している。 図9に示すダンパーヒンジの動作を説明する縦断面図であり、(a)は便座の全開成状態を示し、(b)は便座の閉じ始めの状態を示している。 図9に示すダンパーヒンジの動作を説明する縦断面図であり、(c)は便座の中間閉成状態を示し、(d)は便座の全閉成状態を示している。
以下に、本発明に係るダンパーヒンジの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明では、ダンパーヒンジを洋式便器など被開閉体に対し、便蓋や便座等の開閉体を開閉するものとのして説明するが、本発明に係るダンパーヒンジはこのものに限定されず、様々な電化製品や、キャビネットの被開閉体に対し、蓋などの開閉体を開閉する際にも用いることができるものである。したがって、この理由により、以下の説明では、実施例1では開閉体を、まず、洋式便器の便蓋として説明し、次に、実施例2で洋式便器の便座として説明するが、請求項では開閉体と記載する。
図1(a)と(b)は、本発明に係るダンパーヒンジを用いた洋式便器100を示す。図面に示すように、洋式便器100は、便器本体101と、便座102、便蓋103と、便器本体101の後部に取り付けられた一対の便蓋103用のダンパーヒンジ1A、1Bと、便座102用のダンパーヒンジ2A、2Bと、水槽104を有する。実施例のダンパーヒンジ1A、1Bと2A、2Bは、どちらも左右同じ構成のヒンジを用いる場合もあるいが、一方のみ本発明に係るダンパーヒンジ1A或は2Aのみを用い、他方のダンパーヒンジ1B、2Bは他の構成のヒンジを用いる場合がある。
まず、便蓋103用のダンパーヒンジ1A、1Bについて説明する。これらのダンパーヒンジ1A、1Bは、上記したように、左右とも同じ構成のものであることを前提とし、以下便器本体101に向かって右側のダンパーヒンジ1Aについて説明する。もちろん左側のダンパーヒンジ1Bの構成は、右側のダンパーヒンジ1Aとその構成が異なる場合がある。
本発明に係るダンパーヒンジ1Aは、図1〜図7に示すように、その一方の一側端部に仕切壁2aを有し、もう一方の一側端部側に設けた開放部に水密状態でキャップ3を取り付けたシリンダーケース2と、このシリンダーケース2内の仕切壁2aと内周壁2bとキャップ3で囲まれることによって形成された流体収容室4と、この流体収容室4内の軸心部軸方向にキャップ3を水密状態かつ回転可能に貫通して設けられた回転シャフト5と、流体収容室4内に設けられた流体ダンパー機構R1とで構成されている。
シリンダーケース2は合成樹脂製のもので、とくに図2〜図5に示すように、その外周の両端部側の下側に洋式便器100へ取り付ける際に用いる取付部2c、2dが離間対向させて一対突設され、一側部からは取付孔2e´を有する取付部2eが突設されている。流体収容室4の開放部側には、仕切壁2aに向けて、その内側の内径よりやや大径のキャップ取付孔部2fが設けられると共に、内周壁2bの内側には仕切壁2a側から軸方向に向けて180度間隔に一対の係止凸条部2g、2gが設けられている。仕切壁2aには、各係止凸条部2g、2gの基部部分から円周方向に流体をガイドする弧状溝2h、2hが設けられると共に、回転シャフト5には羽根部5f、5fを設けた側の軸心部軸方向に軸支周溝5gとが設けられ、シリンダーケース2の軸受筒部2jに回転可能に軸着されている。さらに、シリンダーケース2のキャップ取付孔部2fの外周から内周へ向けてキャップ固定用の固定孔2i、2iが180度間隔に実施例では2個設けられている。尚、この固定孔の数は実施例のものに限定されない。
キャップ3は、キャップ取付孔部2fに嵌め込まれるもので、同じく合成樹脂製で、その軸心部軸方向にシャフト挿通孔3aが設けられると共に、その外周には固定孔2i、2i位置に合わせて取付孔3b、3bが半径方向に向けて設けられている。そして、キャップ3は固定孔2i、2iを介して取付孔3b、3bに圧入されたスプリングピン3c、3cでキャップ取付孔部2fに固着される構成である。スプリングピン3c、3cは、これを単なるピン、或は取付ネジとしてもよい。
流体収容室4は、シリンダーケース2の仕切壁2aと内周壁2bとキャップ3に囲まれた空間部分であり、内部に回転シャフト5をその羽根部5f、5fと共に収容し、ダンパーオイル7が充填されている。
回転シャフト5は、同じく合成樹脂製で、とくに図3と図4と図6に示したように、その一端部側から軸心部軸方向に設けた孔部5hを有する取付用変形軸部5aと、この取付用変形軸部5aに続いて設けられた軸支部5bと、この軸支部5bに続いて設けられた大径部5cと、この大径部5cに続いて設けられたフランジ部5dと、このフランジ部5dに続いて設けられたフランジ部5dより小径の中径部5eの半径方向に180度間隔で突出させて設けられた一対の羽根部5f、5fを有している。この回転シャフト5は、羽根部5f、5fを後述する各バルブ片の8、8の間に挿入させ、その中径部5eの周面を各バルブ片8、8の底面に当接した状態で、図2と図4に示したように、取付用変形軸部5aの部分を除いて流体収容室4に後述するように水密状態で回転可能に収容されている。
さらに、流体ダンパー機構R1は、上記したように流体収容室4内に設けられた第1流体収容室4a及び第2流体収容室4bと、回転シャフト5に設けられ第1流体収容室4a及び第2流体収容室4b内に配置された一対の羽根部5f、5fと、流体収容室4の内周壁2bから軸方向へ突設された一対の係止凸条部2g、2gと、この一対の係止凸条部2g、2gに流体収容室4の周方向へ若干回転可能に係止された断面U字形状を呈した一対のバルブ片8、8と、仕切壁2aの各係止凸条部2g、2gの基部から円周方向に設けられた流体をガイドする弧状溝2h、2hと、流体収容室4内に充填されたダンパーオイル7と、で構成されている。
各バルブ片8、8は、同じ構成であるので、その一方のみを説明する。とくに図7に示したように、バルブ片8は底部8aから立ち上げた側壁8c、8dを有するところの延出方向に対し直交方向の断面が略U字形状を呈したもので、一方の側壁8dの頂部から内側部さらに底部8aの内側にかけて薄肉に形成されることによって、溝部8bが設けられ、もう一方の側壁8cの頂部に溝部8eが設けられている。このバルブ片8が係止凸条部2gに嵌め込まれ係合されると、係止凸条部2gの両側と側壁8cと8dの内側の間に間隙が生じ、この間隙の分だけバルブ片8は係止凸条部2gに対し周方向へ若干回転することができる。この場合、側壁8cが係止凸条部2gの側部に接しているときは、側壁8cとの間に間隙は生じないことから、後述する第1流体通路10aは形成されないが、側壁8cが係止凸条部2gの側部から離れると、溝部8bと側壁8cの頂部に設けた溝部8eとがつながり第1流体通路10aが形成されることになる。流体通路はまた、弧状溝2h、2hと羽根部5f、5fによっても形成され、これを第2流体通路10bと称する。流体通路はまた、バルブ片8の底部8aの外側面と回転シャフト5の中径部5eとの間にも形成される。これを本願明細書では第3流体通路11aという。
次に、本発明に係るダンパーヒンジ1Aの組立手順の一例について説明する。まず、各バルブ片8、8を係止凸条部2g、2gに嵌め込んで装着する。この際に、各バルブ片8、8の一端部に挿入規制片部8h、8hが設けられているので、嵌め込み方向を間違えずに済むものである。次いで、ダンパーオイル7を流体収容室4内に必要量注入した後に、回転シャフト5の大径部5cの外周にOリングなどのシール部材9を取り付けた状態で、羽根部5f、5fの側から流体収容室4内の係止凸条部2g、2gの間へ挿入させる。すると、羽根部5f、5fがシリンダーケース2の内径と同じ寸法の外径を有していることから、羽根部5f、5fはシリンダーケース2内へ挿入される。次いで、キャップ3をそのシャフト挿通孔3aへ回転シャフト5の軸支部5bを挿通させつつ、シリンダーケース2のキャップ取付孔部2fへ嵌め込むと、このキャップ取付孔部2fは、図3と図4に示したように、流体収容室4の内径に対し径の大きな段付孔となるので、キャップ3はシリンダーケース2の開放端側のキャップ取付孔部2fに流体収容室4内へ入り込み過ぎることなく装着される。同時に回転シャフト5のフランジ部5dの部分がキャップ3によって押されることにより、回転シャフト5の羽根部5f、5fの外側が流体収容室4の内周壁2bに当接し、回転シャフト5の中径部5eの外周がバルブ片8、8の底部8aの外側面に当接することになる。
この際にシール部材9が変形して回転ャフト5の大径部5cと流体収容室4の内周壁2bとの間の圧接状態をアシストする。次いで、スプリングピン3c、3cを用いてキャップ3をシリンダーケース2に固定する。このように固定させると、とくに図2に示したように、取付用変形軸部5aがシリンダーケース2の外側に突出した状態でシール部材9によってシリンダーケース2と回転シャフト5との間が水密状態でシールされる。そして、とくに図8A、Bに示したように、シリンダーケース2の流体収容室4内には、内部にダンパーオイル7が充填されたところの、回転シャフト5の中径部5eと仕切壁2aとバルブ片8、8とフランジ部5dとによって仕切られた第1流体収容室4aと第2流体収容室4bが形成されることになる。このようにして組立が完了し、流体ダンパー機構R1が形成されることになる。
次に、ダンパーヒンジ1Aの動作について説明する。ダンパーヒンジ1Aは、とくに図1と図2に示したように、回転シャフト5の取付用変形軸部5aを便蓋103の取付部103aに設けた図示してない変形取付穴へ挿入固定し、そのシリンダーケース2に設けた取付部2c、2dを便器本体101に設けた図示してない取付穴へ挿入し、取付部2eの方を便器本体101へ固着することによって当該便器本体101へ便蓋103を開閉可能に取り付けることができる。実施例では、一対のダンパーヒンジ1A、1Bを用いているが、以下の説明ではその動作は一方のダンパーヒンジ1Aについてのみ説明する。このダンパーヒンジ1Aは、便蓋103が図8Aの(a)に示す開成位置から図8B(d)に示す閉成位置に閉じる際の閉成動作と、その逆に、便蓋103を図8Bの(d)に示す閉成位置から、図8Aの(a)に示す開成位置に開く際の開成動作とを行う。
便蓋103は全開成角度から閉じる際には、図8Aの(b)に示したように、最初のうちは、ダンパーオイル7、7が弧状溝2h、2hが形成する第2流体通路10b、10bを介して第1流体収容室4内と第2流体収容室4b内で移動するので、弱い力で閉成操作がなされる。さらに便蓋を閉じようとすると、図8Bの(c)に示されたように、第2流体通路10b、10bが閉じられることから、流体抵抗は強まるが、今度は第3流体通路11a、11aを介してダンパーオイル7、7が移動することにより、便蓋103はゆっくりと閉じられることになる。
即ち、図8A(a)に示した便蓋103の全開成状態から閉じる場合についてさらに詳しく説明すると、便蓋103の全開成状態においては、バルブ8、8は反時計方向に回転した位置にあって、第1流体通路10a、10aは開いている。この全開成状態から使用者が手を用いて便蓋103を閉じ始めると、回転シャフト5は図中時計方向に回転して、まず、図8Aの(b)に示したように、第1流体通路10a、10aはダンパーオイル7、7に押されて閉じられるが、弧状溝2h、2hによる第2流体通路10b、10bが第1流体収容室4aと第2流体収容室4b内のダンパーオイル7、7を第1流体収容室4aと第2流体収容室4b内で一方から他方へ移動させることから、便蓋103はスムーズに閉じられることになる。
次に、便蓋103がさらに閉じられると、図8B(c)に示したように、第2流体通路10b、10bが閉じられ、ダンパーオイル7、7は上記した第3流体通路11a、11aのみを介して移動することになることから、便蓋103はゆっくりと閉じられ、図8B(d)に示したように全閉状態となる。
次に、図8Bの(d)に示した便蓋103の全閉成状態から開く場合について説明する。便蓋103が全閉成状態のときには、図8B(d)に示すように、各羽根部5f、5fは図8Aの(a)に示したものとは、各係止凸条部2g、2gの反対側の側部に位置しているが、使用者が便蓋103の前側に手をかけて持ち上げると、回転シャフト5は反時計方向へ回転し始め便蓋103の開成操作を許容する。その際に、羽根部5f、5fによって押された第1流体収容室4aと第2流体収容室4b内のダンパーオイル7、7によって、バルブ片8、8を反時計方向へ回転させ、第1流体通路10a、10aを介してダンパーオイル7、7を第1流体収容室4aから第2流体収容室4bへ、第2流体収容室4bと流すことから、便蓋103はスムーズに開かれる。
便蓋103が図8Bの(c)に示した中間開成角度(実施例では60度)まで開かれると、さらなる便蓋103に対する開成操作により、第2流体通路10b、10bが開かれることになることから、さらに軽く便蓋103を開くことが可能になり、図8Aの(a)に示した全開状態とすることができる。
なお、本実施例では、便蓋103の全開成角度は120度であったが、本発明はこれに限定されない。全開成角度は適宜設定することができる。例えば、小用を足す場合には、必ずしも便座102や便蓋103を全開位置の90度以上の角度まで開く必要はないことから、60度とか70度の位置で停止保持させるように構成することも可能である。
さらに、上述したダンパーヒンジは、洋式便器の便蓋の開閉用ヒンジとして用いられるものであるが、本発明はこれに限定されない。上述したように、便座用のものとして用いられる場合もあるほか、開閉体の開閉時に緩衝の必要のある場合や、開閉体を自立状態で保つ必要のある場合等に広く応用されるものである。例えば、電化製品やキャビネット、さらには複写機の原稿圧着板、OA機器の開閉式のディスプレイ体等のさまざまな開閉体を挙げることができる。
次に、本発明に係るダンパーヒンジの他の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、ダンパーヒンジ2A、2Aを洋式便器の便座102を開閉するものとして説明するが、本発明に係るダンパーヒンジ2A、2Bはこのものに限定されず、便蓋や、様々な電化製品や、キャビネットの蓋体などの開閉体に、その開閉用として用いることができるものであることは実施例1のものと同じである。したがって、この理由により、以下の説明では開閉体を便座として説明するが、請求項では開閉体と記載する。
ダンパーヒンジ2A、2Bは左右とも同じ構造のものであることを前提として、以下便器本体101に向かって右側のダンパーヒンジ2Aについて説明する。もちろん左側のダンパーヒンジ2Bの構成は、右側のダンパーヒンジ2Aとその構成が異なる場合がる。
実施例2に係るダンパーヒンジ2Aは、図9〜図16に示すように、両側端部側を解放し、その内部略中央部に軸心部軸方向へ貫通する軸受孔20aを設けた仕切壁20bを有するシリンダーケース20と、このシリンダーケース20の仕切壁20bを挟んだ一方の側に設けられた流体収容室22内に水密状態で、かつ回転可能に取り付けられた回転シャフト21と、仕切壁20bを挟んだ他方の側に設けられたトーション収容室23内に前記流体収容室22に対し水密状態で取付けられ、回転シャフト21と流体収容室22内で連結され、共に回転可能となるように設けけられたリンクシャフト24と、回転シャフト22側に設けた流体ダンパー機構R2と、リンクシャフト24側に設けたトーションスプリング28を用いたトーションダンパー機構Tとで構成されている。流体ダンパー機構R2は、実施例1の構成と同じである。
シリンダーケース20は合成樹脂製であり、仕切壁20bを挟んで両端部側を解放させたもので、とくに図11及び図12に示すように、その両端部に流体収容室22とトーション収容室23に向けて、当該流体収容室22とトーション収容室23の内径よりやや大径の第1キャップ取付孔部20eと第2キャップ取付孔部20fが設けられると共に、これらの第1キャップ取付孔部20eと第2キャップ取付孔部20fに向けて外側から180度間隔に設けられた各一対の固定孔20g、20gと固定孔20h、20hが設けられ、さらにその外周の一端部側に下方へ向けて垂設された挿入取付部20cと、他端部側の一側方向へ突設した取付孔20d‘を有する取付部20dが設けられている。さらに流体収容室22の側には、仕切壁20bから一側軸方向に向けて図12に示したように、180度間隔で一対の係止凸条部20j、20jが設けられると共に、トーション収容室23内には、仕切壁20bから一体に小径筒部20kが設けられ、この小径筒部20kには半径方向に係止溝20mが設けられている。
回転シャフト21は、とくに図10と図11と図13に示したように、その一端部側の軸心部軸方向に孔部21mを有する取付用変形軸部21aと、この取付用変形軸部に続いて設けられた軸支部21bと、この軸支部21bに続いて設けられた大径部21cと、この大径部21cに続いて設けられたフランジ部21dと、このフランジ部21dに続いてこのフランジ部21dより小径の中径部21eと、この中径部21eの半径方向に180度間隔で突出させて設けられた一対の羽根部21f、21fと、中径部21eの端面からその軸心部軸方向へ中心部に連結軸部21gを有する断面略矩形状を呈した変形連結孔21hを有しており、この変形連結孔21hに係止凸条部21i、21iと気体逃がし溝21k、21kが設けられ、連結軸部21gにも気体逃がし溝21j、21jが設けられている。この回転シャフト21は、羽根部21f、21fを流体収容室22内に挿入させ、図10に示したように、取付用変形軸部21aの部分を除いて流体収容室22内に後述するようにOリングなどの第1シール部材25を用いて水密状態で回転可能に収容されている。
リンクシャフト24は、とくに図10と図11と図14に示したように、回転シャフト21に設けた変形連結孔21hへ挿入係合される取付用変形軸部24aと、この取付用変形軸部24aに続いて設けられた第1軸支部24bと、この第1軸支部24bの略中央部分に設けられた周溝部24cと、第1軸支部24bに続いて設けられた外周に複数の凹部24eを設けた大径部24dと、この大径部24dに続いて設けられた大径部24dよりも小径の第2軸支部24fと、この第2軸支部24fと大径部24dを半径方向に貫通し係止溝24gとが設けられている。取付用変形軸部24aには、その一端部から円形軸挿孔24hが設けられると共に、外周の軸方向には180度間隔で係止凸条部24i、24iが設けられている。このリンクシャフト24は、第1軸支部24bを軸受孔20aに挿通させ、第2軸支部24fを第2キャップ33の軸心部軸方向へ貫通せず設けた軸受穴33aに軸支させており、周溝部24cの部分に第2シール部材27を嵌着させ、軸受孔20aに挿通させることにより、流体収容室22からトーション収容室23をシールしている。
流体収容室22内には、仕切壁20bと、内周壁22c、22cと、回転シャフト21の羽根部21f、21fを設けた中径部21eと、係止凸条部20j、20jに被せた後述するバルブ片26、26とによって仕切られることによって第1流体収容室22aと第2流体収容室22bが形成されている。
流体ダンパー機構R2は、仕切壁20bに第1流体収容室22aと第2流体収容室22に面してそれぞれ設けられた弧状溝20s、20sと、第1流体収容室22aと第2流体収容室22b内に配置され、各内周壁22c、22cに当接している回転シャフト21の各羽根部21f、21fと、回転シャフト21の中径部21eと接し、各係止凸条部20j、20jに嵌められた各バルブ片26、26から構成されている。
トーションダンパー機構Tは、リンクシャフト24と、このリンクシャフト24に環巻されつつ当該リンクシャフト24とシリンダーケース20の小径筒部20kの間に弾設されたトーションスプリング28とで構成されている。
さらに、シリンダーケース20の一方の開放端側に設けた第1キャップ取付孔部20eには、その軸心部軸方向に軸受孔32aを設け、外周に中心部に向けて180度間隔で取付孔32b、32bを設けた第1キャップ32が挿入され、第1固定用孔20g、20gよりその取付孔32b、32bに圧入したスプリングピン20n、20nで取り付けられると共に、シリンダーケース20のもう一方の開放端に設けた第2キャップ取付孔部20fには、図10と図11に示したように、その軸心部内側に貫通していない軸受穴33aを設け、外周に180度間隔で取付孔33b、33bを設けた第2キャップ33が挿入され、シリンダーケース20の固定孔20h、20hによりその固定孔へ取り付けられている。
各バルブ片26、26は、同じ構成であるので、その一方のみを説明する。とくに図15に示したように、バルブ片26は底部26aから立ち上げた側壁26c、26dを有するところの延出方向に対し直交方向の断面が略U字形状を呈したもので、一方の側部26dの頂部から内側部さらに底部26aの内側にかけて薄肉に形成されることによって、溝部26bが設けられ、もう一方の側部26cの頂部に溝部26eが設けられている。また、このバルブ片26の一側端部には挿入規制片部26hが設けられ、係止凸条部20jに嵌め込む際にその方向を間違えないように構成されている。このバルブ片26が係止凸条部20jに嵌め込まれ係合されると、係止凸条部20jの両側と側壁26cと26dの内側の間に間隙が生じ、この間隙の分だけバルブ片26は係止凸条部20jに対し周方向へ若干回転することができる。
この場合、側壁26cが係止凸条部20jの側部に接しているときは、側壁26cとの間に間隙は生じないことから、後述する第1流体通路30a、30aは形成されないが、側壁26cが係止凸条部20jの側部から離れると、溝部26bと側部26cの頂部に設けた溝部26eとがつながり第1流体通路30a、30aが形成されることになる。流体通路はまた、弧状溝20s、20sと羽根部21f、21fによっても形成され、これを第2流体通路30b、30bと称する。流体通路はまた、バルブ片26の底部26aの外側底面と回転シャフト21の中径部21eとの間にも形成される。これを本願明細書では第3流体通路31a、31aという。
次に、本発明に係るダンパーヒンジ2Aの組立手順について説明する。組立は、まず、リンクシャフト24をトーションスプリング28と共にシリンダーケース20のトーション収容室23内に組み込み、次いで回転シャフト21をシリンダーケース20の流体収容室22内へ組み込む作業手順でなされることが必要である。このようにすることにより、後述するように、一方向回転付勢機構を構成するトーションスプリング28のトルク値の初期設定を、特別な冶具を用いることなく設定することが可能となるものである。
そこで、リンクシャフト24のシリンダーケース20のトーション収容室22内への組付け手順であるが、トーションダンパー機構Tのトーションスプリング28へリンクシャフト24をその取付用変形軸部24aの側から挿入させ、その係止端部28bを係止溝部24gへ挿入係合させる。次いで、第2シール部材27を周溝部24cに装着させ、リンクシャフト24をトーション収容室23の開放端側から挿入させ、その大径部24dが小径筒部20kに当たるまで挿入させ、トーションスプリング28の係止端部28aを仕切壁20bの小径筒部20kに設けた係止溝20mへ挿入係止させる。そうすると、取付用変形軸部24aは軸受孔20a内を貫通して流体収容室22内に突出され、同時に第2シール部材27によって、トーション収容室23は流体収容室22に対しシールされる。次いで、第2キャップ33の軸受穴33aにリンクシャフト24の第2軸支部24fを装着させ、第2キャップ33を第2キャップ取付孔部20fに嵌め込み、固定孔20h、20hを介して第2キャップ33に設けた取付孔33b、33bへスプリングピン20P、20Pを圧入させて第2キャップ33をシリンダーケース20へ取付ける。このようにすると、取付用変形軸部24aが、図17の(b)に示したように、所定の回転位置を保持した状態で、リンクシャフト24はシリンダーケース20へ装着されることになる。
次いで、回転シャフト21の組み込みであるが、ダンパーオイルを流体収容室22側に必要量注入した後に、図示はしてないが、回転シャフト21の大径部21cの外周にOリングなどの第1シール部材25を取り付けた状態で、図16Aの(b)と図17の(a)に示したように、回転シャフト21を羽根部21f、21fの側から流体収容室22側へ挿入させ、回転シャフト21の変形連結孔21hへリンクシャフト24の取付用変形軸部24aを挿入させる。次いで、図16のAの(b)と図17の(b)に示したように、回転シャフト21を時計方向へ捩じると、リンクシャフト24が共に時計方向へ回転し、トーションスプリング28が同じく時計方向へ巻き込まれることになる。この状態で、羽根部21f、21fがバルブ片26、26と係止凸条部20j、20jを超えたところで手を離すと、トーションスプリング28は少し捩じられたところで、図16Aの(b)に示したように、流体収容室22内へ挿入させ、さらに図16Bの(e)に示したように回転シャフト21を押し込み、仕切壁20b当接したところで手を離す。すると、回転シャフト21は羽根部21f、21fが図17の(b)と図18Aの(a)に示したように、バルブ片26、26を超えたところで停止し、フランジ部21dと羽根部21f、21fがシリンダーケース20の内径と同じ寸法の外径を有していることから、シリンダーケース20と同軸方向へ挿入される。この際、羽根部21f、21fが流体収容室22内に挿入される前に、図17の(a)に示したように、リンクシャフト24の取付用変形軸部24aを回転シャフト21の変形連結孔21hへ挿入係合を行う。そして、回転シャフト21を回転させると、リンクシャフト24を介してトーションスプリング28が巻き込まれる。次いで、図17の(b)に示したように、羽根部21f、21fが係止凸条部20j、20jとバルブ片26、26を乗り越えたところで回転シャフト21を流体収容室22内へ挿入させ、手を離すと。羽根部21f、21fは少し戻り、図16Aの(a)と図17の(b)に示されたように、バルブ片26、26を乗り越えた状態で停止する。この操作によりトーションスプリング28のトルク値の初期設定がなされることになる。
次いで、第1キャップ32をその軸受孔32aへ回転シャフト21の軸支部21bを挿通させつつ、シリンダーケース20の第1キャップ取付孔部20eへ嵌め込むと、この第1取付孔部20eは、図12に示したように、段付孔なので第1キャップ32はシリンダーケース20の開放端へ中に入り込み過ぎることなく装着される。この際に第1シール部材25が変形して流体収容室22と回転シャフト21の大径部21cとの間をシールする。
次いで、スプリングピン20n、20nを用いて第1キャップ32をシリンダーケース20に固着する。このように固着させると、とくに図9に示したように、変形取付軸部21aがシリンダーケース20の外側に突出した状態で第1シール部材25によってシリンダーケース20と回転シャフト21との間が水密状態でシールされる。
次に、ダンパーヒンジ2Aの動作について説明する。ダンパーヒンジ2Aは、図1に示したように、回転シャフト21の取付用変形軸部21aを便座102の取付部102aに設けた図示してない変形取付穴へ挿入固定し、そのシリンダーケース20に設けた取付部20cを便器本体101に設けた図示してない取付穴へ挿入し、取付部20dの方を便器本体101へ固着することによって当該便器本体101へ便座102を開閉可能に取り付ける。実施例では、一対のダンパーヒンジ2A、2Bを用いているが、以下の説明ではその動作は一方のダンパーヒンジ2Aについてのみ説明する。このダンパーヒンジ2Aは、便座102が図18Aの(a)に示す開成位置から図18B(d)に示す閉成位置に閉じる際の閉成動作と、その逆に、便座102を図18Bの(d)に示す閉成位置から、図18Aの(a)に示す開成位置に開く際の開成動作とを行う。
便座102は全開成角度から閉じる際には、上述したように、図18Aの(b)に示したように、弧状溝20s、20sによって形成される第2流体通路30b、30bを介しての第1流体収容室22aと第2流体収容室22b内でのダンパーオイル34、34の移動がなされるので、スムーズに閉じられる。次いで、図18Bの(c)に示されたように、第2流体通路30b、30bが閉じられると、バルブ片26、26と回転シャフト21の中径部21eとの間の第3流体通路31a、31aによって、ダンパーオイル34、34の移動がなされることから、スムーズな閉成動作となる。そして途中からトーションダンパー機構Tの反発力が強まることから、急速に閉じられることはなくゆっくりと閉じられることになる。
18A(a)に示した便座102の全開成状態から閉じる場合についてさらに詳しく説明する。便座102の全開成状態においては、羽根部21f、21fは第1流体通路30a、30aの始端部の位置にあって、バルブ片26、26の一側部側に位置しており、第1流体通路30a、30aは閉じられている。しかしながら、この時には第2流体通路30b、30bは図示したように開いている。この全開成状態から使用者が手を用いて便座102を閉じ始めると、回転シャフト21とリンクシャフト24は図中時計方向に回転して、まず、図18Aの(b)に示したように、第2流体通路30b、30bを介して第1流体収容室22a及び第2流体収容室22b内のダンパーオイル34、34を同一第1流体収容室22aと第2流体収容室22b内で一方から他方へ移動させることから、速い速度でスムーズに閉じられることになる。
次に、便座102がさらに閉じられると、図18B(c)に示したように、第2流体通路30b、30bが閉じられることになることから、ダンパーオイル34、34は上記した第3流体通路31a、31aのみを介して移動することになることと、さらにリンクシャフト24に働いているトーションダンパー機構Tのトーションスプリング28の弾力により、便座102はゆっくりと閉じられ、図18B(d)に示したように全閉状態となる。
閉じられた便座102は、その状態においてトーションダンパー機構Tのトーションスプリング28がリンクシャフト24を介して回転シャフト21に与える反転方向の回転トルクは、便座102の重量に劣ることから、便座102は閉成状態を安定的に保つことができるものであり、外部から多少の振動や揺れが加えられても、自然に浮き上がってしまうことはない。
次に、図18B(d)に示した便座102の全閉成状態から開く場合について説明する。便座102が全閉成状態のときには、図18B(d)に示すように、各羽根部21f、21fは図18A(a)に示したものとは、各バルブ26、26の側部反対側に位置しているが、使用者が用をたすために便座102の前側に手をかけて持ち上げると、回転シャフト21とリンクシャフト24は反時計方向へ共に回転し始め、便座102の開成操作を許容する。その際に、羽根部21f、21fによって押された第1流体収容室30aと第2流体収容室30b内のダンパーオイル34、34は、第2流体通路30b、30bを介して便座102を閉じる際とは逆方向に流れることになることと、トーションダンパー機構Tの弾力も加わって軽く開くことができる。
便座102が図18B(c)に示した中間開成角度(実施例では60度)まで開かれると、さらなる便座102に対する開成閉作により、第3流体通路30b、30bが開かれることから、回転シャフト21の回転動作がよりスムーズになるので、トーションダンパー機構Tのトーションスプリング28の弾力が効き始め、便座102は軽い操作力か、或は自動的に開くことも可能となり、図18A(a)に示した全開状態とすることができる。
開かれた便座102はその全開状態において、回転シャフト21に設けた羽根部21f、21fが、バルブ片26、26に当接し、トーションダンパー機構Tのトーションスプリング28がリンクシャフト24を介して回転シャフト21に便座102の開成方向の回転トルクを与えていることから、便座102はその開成状態を安定的に保つことができるものであり、外部から多少の振動や揺れが加えられても、自動的に閉じてしまうことはない。
以上説明したように、本発明に係るダンパーヒンジ2Aは、便座102の開閉操作時に、その途中で第1流体通路30a、30aが開閉されることと、閉成操作時に閉じられる第2流体通路30b、30b、及び必要に応じて動作する第3流体通路31a、31aにより、流体ダンパー機構R2の回転トルクが変化することから、単に流体ダンパー機構R2やトーションダンパー機構Tを用いる場合に比して、より操作性の良いダンパーヒンジを提供することができるものである。
なお、本実施例では、便座102の全開成角度は120度であったが、本発明はこれに限定されない。全開成角度は適宜設定することができる。例えば、小用を足す場合には、必ずしも便座102や便蓋103を全開位置の90度以上の角度まで開く必要はないことから、60度とか70度の位置で停止保持させるように構成することも可能である。
さらに、上述したダンパーヒンジは、洋式便器の便座や便蓋の開閉用ヒンジとして用いられるものであるが、本発明はこれに限定されない。上述したように、開閉体の開閉時に緩衝の必要のある場合や、開閉体を自立状態で保つ必要のある場合等に広く応用されるものである。例えば、電化製品やキャビネット、さらには複写機の原稿圧着板、OA機器の開閉式のディスプレイ体等のさまざまな開閉体を挙げることができる。
本発明は、以上のように構成したので、簡単な構成で開閉体の開成操作時には所定の開成角度から開閉体が自動的に或は軽い操作力で開くこともでき、開閉体を閉じる際には、所定の閉成角度から加速度がつく開閉体の勢いを緩和して急激な落下を防止できるダンパーヒンジとして洋式便器の便蓋や便座などの開閉体、或は電化製品及びキャビネットなどの蓋などの開閉体のダンパーヒンジとして好適に用いられるものである。
1A、1B ダンパーヒンジ
2A、2B ダンパーヒンジ
R1、R2 流体ダンパー機構
T トーションダンパー機構
2、20 シリンダーケース
2a 仕切壁
2b 内周壁
20a 軸受孔
20b 仕切壁
2g、20j 係止凸条部
2h、20s 弧状溝
4、22 流体収容室
4a、22a 第1流体収容室
4b、22b 第2流体収容室
5、21 回転シャフト
5e、21e 中径部
5f、21f 羽根部
5g 軸支周溝
7、34 ダンパーオイル
8、26 バルブ片
8h、26h 挿入規制片部
9、25 シール部材
10a、30a 第1流体通路
10b、30b 第2流体通路
11a、31a 第3流体通路
22a 第1流体収容室
22b 第2流体収容室
22c 内周壁
23 トーション収容室
24 リンクシャフト

Claims (8)

  1. 被開閉体に対し開閉体を開閉可能に取り付ける流体ダンパー機構を用いたダンパーヒンジにおいて、前記流体ダンパー機構を、被開閉体側に取り付けられる一側端部開放のシリンダーケースと、このシリンダーケースに設けた流体収容室の内周壁にその仕切壁から軸方向に向けて設けた一対の係止凸条部と、底部と両側壁を有すると共に前記両側壁の一方の側壁の頂部からその内側と底部に渡って設けられた溝部を有し、前記底部と前記両側壁の間に前記各係止凸条部を受け入れて周方向へ若干回転可能に係合させたところの断面略U字形状を呈したバルブ片と、前記シリンダーケースの前記流体収容室に取り付けられたキャップと、このキャップを水密状態で貫通してその一端部側に突設した一対の羽根部をダンパーオイルと共に前記流体収容室内に封入させると共に、前記羽根部の間に断面半円形状の中径部を有するところの前記開閉体側に取り付けられる回転シャフトとで構成し、前記回転シャフトの回転動作時に、前記各バルブ片の前記溝部と前記係止凸条部との間、前記シリンダーケースの前記仕切壁に設けた弧状溝と前記羽根部の間、及び前記中径部と前記バルブ片の底部の外側面との間に流体通路が形成されるように成したことを特徴とする、ダンパーヒンジ。
  2. 前記バルブ片は、その一側端部側に当該バルブ片を前記係止凸条部挿入係合するに当たり、その挿入方向を規制する挿入規制片部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のダンパーヒンジ。
  3. 被開閉体に対し開閉体を開閉可能に取り付ける流体ダンパー機構とトーションダンパー機構を用いたダンパーヒンジにおいて、前記流体ダンパー機構を、仕切壁を挟んで流体収容室とダンパー収容室を設けたところの前記被開閉体側に取り付けられる両側端部側開放のシリンダーケースと、前記流体収容室の内周壁にその仕切壁から軸方向に向けて設けた複数の係止凸条部と、この各係止凸条部に周方向へ若干回転可能に係合させた断面略U字形状を呈したバルブ片と、前記シリンダーケースの開放端側に取り付けられたキャップと、このキャップを水密状態で貫通してその一端部側に突設した複数の羽根部をダンパーオイルと共に前記流体収容室内に封入させると共に、前記羽根部の間に断面半円形状の中径部を有するところの前記開閉体側に取り付けられる回転シャフトとで構成し、前記回転シャフトの回転動作時に、前記各バルブ片と前記係止凸条部との間、前記シリンダーケースの前記仕切壁に設けた弧状溝と前記羽根部の間、及び前記中径部と前記バルブ片の底部の外側面との間に流体通路が形成されるように成し、前記トーションダンパー機構を、前記トーション収容室内に回転可能に設けられ、前記仕切壁を水密状態で貫通して前記回転シャフトと前記流体収容室内で軸方向に係合しているリンクシャフトと、前記ダンパー収容室の開放端側に取り付けられ前記リンクシャフトの一端部側を軸支するキャップと、前記リンクシャフトと前記シリンダーケースの間に前記リンクシャフトに環巻きさせて設けたトーションスプリングと、で構成したことを特徴とするダンパーヒンジ。
  4. 前記バルブ片は、その一側端部側に当該バルブ片を前記係止凸条部を挿入係合するに当たり、その挿入方向を規制する挿入規制片部が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のダンパーヒンジ。
  5. 前記回転シャフトと前記リンクシャフトを前記仕切壁を介して同軸に連結するに当たり、まず、前記トーションダンパー機構を組み立て、次いで前記回転シャフトを流体収容室の入口部分へ挿入させ、前記リンクシャフトを係合させた後に当該回転シャフトを回転させて、前記羽根部を前記流体収容室へ挿入させることにより、前記リンクシャフトに初期トルクの設定を行うことを特徴とする、請求項3に記載のダンパーヒンジ。
  6. 前記リンクシャフトに前記回転シャフトを同軸方向に連結するに当たり、前記リンクシャフトの側に変形挿入部が設けられ、前記回転シャフト側に変形受入孔部が設けられることを特徴とする、請求項3に記載のダンパーヒンジ。
  7. 前記リンクシャフトの変形挿入部と前記回転シャフトの変形受入孔部にはそれぞれ空気抜き溝がその軸方向に設けられていることを特徴とする、請求項6に記載のダンパーヒンジ。
  8. 請求項1〜7に各記載のダンパーヒンジを用いたことを特徴とする、洋式便器。
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