JP6678531B2 - エンジンのオイルレベルゲージガイド - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンのオイルレベルゲージを保持するエンジンのオイルレベルゲージガイドに関する。
自動車用エンジンは、常に更なるコンパクト化が要請されている。この種のエンジンにおいては、エンジンの補機がシリンダブロックに近接して設置されており、このような補機を避ける位置にオイルレベルゲージが配置されている。オイルレベルゲージは、エンジンのクランク室内に貯留されたオイルの量を確認するためのもので、シリンダボディ側に設けられたオイルレベルゲージガイドに出し入れ自在に挿入されて保持されている。従来のオイルレベルゲージガイドとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に開示されたオイルレベルゲージは、直線状に延びる1本のパイプによって形成されている。このオイルレベルゲージガイドは、下部がシリンダブロックの貫通孔に通されてクランク室内に突出する状態で、シリンダブロックに固定されている。このオイルレベルゲージガイドの下端は、オイルパンの底を指向している。
一般に、オイルレベルゲージガイドは、オイルレベルゲージを保持する機能の他に、オイルチェンジャーホースをオイルパンの底に導くためのガイドとしての機能も有している。オイルチェンジャーホースとは、オイルパンの最も低い部分に滞留したエンジンオイルを吸い出して排出するためのものである。このため、オイルレベルゲージガイドは、オイルパン内の障害物を避け、オイルパンの最も低い部分を指向する位置に配置されている。
特開2007ー231904号公報
特許文献1に開示されている従来のオイルレベルゲージガイドでは、エンジンの更なるコンパクト化を図ることは難しいという問題があった。この理由は、オイルレベルゲージガイドの位置に制約があるからである。エンジンをコンパクトに形成するためには、補機をシリンダブロックに近接する位置に配設することが有効である。しかし、オイルレベルゲージガイドは、オイルパン内の障害物を避けてオイルパンの最も下の部分を指向可能な位置に配置しなければならない。
このため、エンジンの補機とオイルレベルゲージとが干渉し、エンジンのコンパクト化が妨げられることになる。なお、オイルレベルゲージガイドのクランク室外の上部とクランク室内の下部とをそれぞれ屈曲する形状に形成することによって、オイルレベルゲージガイドの位置を変えて上述した干渉を避けることは可能である。しかし、このように屈曲したオイルレベルゲージガイドは、シリンダブロックの貫通孔に通すことはできない。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、オイルレベルゲージガイドの下端がオイルパンの最も下の部分を指向する構成を採りながら、取付位置の自由度が高いオイルレベルゲージガイドを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るエンジンのオイルレベルゲージガイドは、エンジンのオイル貯留部を含むクランク室を形成する壁に設けられ、前記クランク室の内と外とを連通する貫通孔を有する筒状部と、前記筒状部に一端部が保持されて他端側が前記クランク室の外へ延び、他端側がエンジンに対して固定された第1のパイプと、前記筒状部に一端部が保持されて他端側が前記クランク室の底部まで延び、他端側がエンジンに対して固定された第2のパイプとを備え、前記筒状部の前記貫通孔は、前記第1のパイプが挿入される第1の孔と、前記第2のパイプが挿入される第2の孔と、これらの第1の孔と第2の孔とを接続する連通孔とからなり、前記第1のパイプの前記一端部と、前記第2のパイプの前記一端部とには、それぞれOリングが装着され、前記第1のパイプは、前記第1の孔に前記Oリングを介して保持され、前記第2のパイプは、前記第2の孔に前記Oリングを介して保持されているものである。
本発明は、前記エンジンのオイルレベルゲージガイドにおいて、前記連通孔は、前記第1および第2の孔より小径に形成され、前記第1の孔と前記連通孔との境界部分は、連通孔に向かうにしたがって孔径が次第に小さくなるテーパー面によって形成され、前記第2のパイプの前記一端部の開口縁部は、前記連通孔に向かうにしたがって孔径が次第に大きくなるテーパー面によって形成されていてもよい。
本発明によれば、第1のパイプは、クランク室の外側でエンジンに取付けられ、第2のパイプは、クランク室の内側でエンジンに取付けられる。このため、第1のパイプは、エンジンの補機やその他の障害物との干渉を避けながらシリンダに沿って延びる形状に形成することができる。第2のパイプは、クランク室内の補機やその他の障害物を避けながら、下端がオイルパンの最も下の部分を指向する形状に形成することができる。
したがって、本発明によれば、オイルレベルゲージの下端がオイルパンの最も下の部分を指向する構成を採りながら、取付位置の自由度が高いオイルレベルゲージガイドを提供することができる。このオイルレベルゲージガイドを備えたエンジンの補機は、オイルレベルゲージガイドとの干渉を避けてエンジンに更に近付けて配置できる。この結果、本発明に係るオイルレベルゲージガイドを採用することによって、エンジンのより一層のコンパクト化を図ることが可能になる。
本発明に係るオイルレベルゲージガイドを有するエンジンの構成を示す正面図である。 要部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明に係るエンジンのオイルレベルゲージガイドの一実施の形態を図1および図2によって詳細に説明する。
<エンジンの構成>
図1に示すエンジン1は、自動車用エンジンで、図1において最も下に位置するオイルパン2が車体(図示せず)の下部に位置する状態で車体に搭載されるものである。以下においては、便宜上、図1においてエンジン1より右側を一側方といい、エンジン1より左側を他側方という。
オイルパン2は、上方に向けて開口する箱状に形成されており、シリンダブロック3の下端部に取付けられている。オイルパン2の中にはオイルポンプ4が収容されているとともに、エンジンオイルが溜められている。オイルパン2の内部は、このエンジン1のオイル貯留部5である。オイルパン2の底の近傍にはオイルドレンボルト6が螺着されている。
オイルポンプ4は、シリンダブロック3の下端部に図示していないブラケットを介して支持されており、オイルパン2内のエンジンオイル7を吸い上げてエンジン1の被潤滑部に供給する。
シリンダブロック3は、下方に向けて開口する箱状に形成されたクランクケース壁11と、このクランクケース壁11から上方に延びるシリンダ部12とを有している。
クランクケース壁11は、オイルパン2の開口部を閉塞している。クランクケース壁11とオイルパン2との間には、上述したオイル貯留部5を含むクランク室13が形成されている。
クランクケース壁11には、後述するオイルレベルゲージガイド14の一部となる筒状部15が設けられている。この実施の形態においては、クランクケース壁11が本発明でいう「クランク室を形成する壁」に相当する。
クランク室13内には、クランク軸16が収容されている。
クランクケース壁11の一側方にはスタータモータ17が配置されている。このスタータモータ17は、クランク軸16の軸線方向(図1の紙面と直交する方向)におけるクランクケース壁11の一端部(図1においては紙面の奥側の端部)に設けられたブラケット18に取付けられている。このスタータモータ17のブラケット18への取付けは、スタータモータ17をクランク軸16の軸線方向の他端側(図1においては紙面の手前側)からブラケット18に向けて平行移動させて行われる。
シリンダ部12には、複数のシリンダ孔21が形成されている。これらのシリンダ孔21には、ピストン22が移動自在に嵌合している。ピストン22はコンロッド23を介してクランク軸16に連接されている。シリンダ部12の一側方には、後述するサージタンク24が位置しているとともに、オルタネータ25が配置されている。オルタネータ25は、クランク軸16の軸線方向におけるシリンダブロック3の他端部(図1においては紙面の手前側の端部)に図示していないブラケットを介して支持されている。
シリンダ孔21は、シリンダ部12の上端部に開口し、シリンダヘッド26によって閉塞されている。
シリンダヘッド26は、詳細には図示してはいないが、吸気弁および排気弁と、これらの弁を駆動する動弁機構などを有している。シリンダヘッド26の一側部には吸気マニホールド27が取付けられ、他側部には排気装置(図示せず)が取付けられている。シリンダヘッド26の上端部にはヘッドカバー28が取付けられている。
吸気マニホールド27は、シリンダ部12の一側方に位置するサージタンク24から全ての気筒に吸気を導くためのものである。
<オイルレベルゲージガイドの構成>
オイルレベルゲージガイド14は、オイルレベルゲージ31を保持する機能と、エンジンオイル交換時にオイルパン2の最も下の部分2aまでオイルチェンジャーホース32を導く機能とを有するエンジン部品である。このオイルレベルゲージガイド14は、クランクケース壁11に設けられた筒状部15と、この筒状部15から上方に延びる第1のパイプ33と、筒状部15から下方に延びる第2のパイプ34とを備えている。
オイルレベルゲージ31は、オイルレベルゲージガイド14の中に挿入された細い帯状のゲージ本体31aと、このゲージ本体31aの一端部(上端部)に設けられたリング31bとによって構成されている。オイルレベルゲージ31は、リング31bが第1のパイプ33の上端から突出する状態でオイルレベルゲージガイド14に保持されている。
ゲージ本体31aの下端部は、第2のパイプ34から下方に突出し、エンジンオイル7の中に入っている。エンジン1が停止している状態においては、エンジンオイル7の液面Lがオイルレベルゲージガイド14の下端より下に位置している。
リング31bは、エンジンオイル7の貯留量を確認するためにゲージ本体31aをオイルレベルゲージガイド14から引き抜くときあるいは挿し込むときに、作業者が指を掛けるものである。
オイルチェンジャーホース32は、一端部がオイル吸引装置(図示せず)に接続された状態で他端部がオイルレベルゲージガイド14に挿入される。このオイルチェンジャーホース32の先端がオイルパン2の最も下の部分2aに達した状態でオイル吸引装置が動作することによって、オイルパン2の底に残留したエンジンオイル7がオイルチェンジャーホース32に吸引されて排出される。
<筒状部の構成>
筒状部15は、クランクケース壁11に一体に形成されており、図2に示すように、クランクケース壁11からクランク室13とは反対側に突出する第1の筒部41と、クランクケース壁11からクランク室13内に突出する第2の筒部42とを有している。
この実施の形態による筒状部15は、図1に示すように、クランク軸16の軸線方向から見て、スタータモータ17よりシリンダ部12に近い位置に設けられている。この位置に筒状部15が設けられることにより、スタータモータ17がエンジン1に組付けられるときに後述する第1のパイプ33が邪魔になることがない。
また、筒状部15は、図2に示すように、クランク室13の内と外とを連通する貫通孔43を有している。貫通孔43は、第1の筒部41に穿設された第1の孔44と、第2の筒部42に穿設された第2の孔45と、これらの第1の孔44と第2の孔45とを接続する連通孔46とによって構成されている。
第1の孔44と第2の孔45は、孔径が等しく、同一軸線上に形成されている。連通孔46の孔径は、第1および第2の孔44,45の孔径より小さい。
第1の孔44と連通孔46との境界部分は、第1の孔44から連通孔46に向かうにしたがって孔径が次第に小さくなる第1のテーパー面47によって形成されている。
連通孔46と第2の孔45との境界部分は、連通孔46から第2の孔45に向かうにしたがって孔径が次第に大きくなる第2のテーパー面48によって形成されている。
<第1のパイプの構成>
第1のパイプ33は、断面円形の金属製パイプを所定の形状に曲げて形成されており、上述した筒状部15に一端部(下端部)が保持されて他端側がクランク室13の外へ延びている。第1のパイプ33の他端側は、第1の支持用ステー49(図1参照)によってシリンダ部12に固定されている。
この実施の形態による第1のパイプ33は、クランクケース壁11からシリンダ部12の軸線Cと平行に上方に延びる第1の直管部51と、この第1の直管部51に第1の湾曲部52を介して接続された第2の直管部53とによって構成されている。
第1の直管部51は、図2に示すように、筒状部15の第1の孔44に上方から挿入されている。この第1の直管部51の先端部分は、加圧成形によって蛇腹状に形成されており、第1および第2の大径部51a,51bが形成されている。これらの第1および第2の大径部51a,51bの外径は、第1のパイプ33の他の部分の外径より大きく、第1の孔44の孔径より小さい。
第1および第2の大径部51a,51bのうち、第1の直管部51の先端側に位置する第1の大径部51aは、連通孔46を指向する第3のテーパー面54を有している。この第3のテーパー面54は、第1のパイプ33の一端部の開口縁部を構成しており、連通孔46に向かうしたがって(第1の直管部51の先端に向かうにしたがって)孔径が次第に大きくなる形状に形成されている。
第1の大径部51aと第2の大径部51bとの間には第1の環状溝55が形成されている。この第1の環状溝55には第1のOリング56が装着されている。第1のOリング56は、第1の環状溝55と第1の孔44の孔壁との間で圧縮されている。このため、第1の直管部51(第1のパイプ33の下端部)は、第1の孔44に第1のOリング56を介して保持されている。
第1の湾曲部52は、図1に示すように、シリンダ部12の一側方に位置しており、上端がエンジン1の一側方であって斜め上方を指向するように曲げられている。第2の直管部53は、第1の湾曲部52からシリンダヘッド26の一側方まで延びている。第2の直管部53の上端は、クランク軸16の軸線方向においてオルタネータ25とは反対側であって、クランク軸16の軸線方向から見て、吸気マニホールド27と重なる位置に位置付けられている。上述した第1の支持用ステー49は、この第2の直管部53に溶接されている。
<第2のパイプの構成>
第2のパイプ34は、第1のパイプ33と同一のパイプを所定の形状に曲げて形成されており、上述した筒状部15に一端部(上端部)が保持されて他端側がクランク室13の底部まで延びている。第2のパイプ34の他端側は、第2の支持用ステー57を介してオイルポンプ4に固定されている。すなわち、第2のパイプ34の他端側はエンジン1に対して固定されることになる。
この実施の形態による第2のパイプ34は、クランクケース壁11からシリンダ部12の軸線Cと平行に下方に延びる第3の直管部61と、この第3の直管部61に第2の湾曲部62を介して接続された第4の直管部63とによって構成されている。
第3の直管部61は、図2に示すように、筒状部15の第2の孔45に下方から挿入されている。この第3の直管部61の先端部分は、上述した第1の直管部51と同様に加圧成形によって蛇腹状に形成されており、第3および第4の大径部61a,61bが形成されている。
これらの第3および第4の大径部61a,61bの外径は、第2のパイプ34の他の部分の外径より大きく、第2の孔45の孔径より小さい。第3および第4の大径部61a,61bのうち、第3の直管部61の先端側に位置する第3の大径部61aは、連通孔46を指向する第4のテーパー面64を有している。この第4のテーパー面64は、第2のパイプ34の一端部の開口縁部を構成しており、連通孔46に向かうしたがって(第3の直管部61の先端に向かうにしたがって)孔径が次第に大きくなる形状に形成されている。
第3の大径部61aと第4の大径部61bとの間には第2の環状溝65が形成されている。この第2の環状溝65には第2のOリング66が装着されている。第2のOリング66は、第2の環状溝65と第3の孔の孔壁との間で圧縮されている。このため、第3の直管部61(第2のパイプ34の上端部)は、第2の孔45に第2のOリング66を介して保持されている。
第2の湾曲部62は、図1に示すように、オイルポンプ4とオイルパン2の傾斜した側壁67との間に位置しており、下端がオイルパン2の側壁67に沿うように曲げられている。オイルパン2の側壁67は、クランク軸16の軸線方向から見て、下方に向かうにしたがって次第にエンジン1の他側方に位置するように傾斜している。
第4の直管部63は、第2の湾曲部62からオイルパン2の最も下の部分2aに向けて延びている。上述した第2の支持用ステー57は、この第4の直管部63に溶接されている。
<実施の形態による効果の説明>
このように構成されたオイルレベルゲージガイド14の第1のパイプ33は、クランク室13の外側でエンジン1に取付けられる。この取付けは、第1のパイプ33の一端部(下端部)を第1のOリング56が装着されている状態で第1の孔44に挿入し、その後、第1の支持用ステー49をシリンダ部12に固定して行う。このように、第1のパイプ33をクランク室13内の第2のパイプ34とは別にエンジン1に取付けることができるから、第1のパイプ33をこの実施の形態で示したような形状、すなわちエンジン1の補機(スタータモータ17、オルタネータ25)やその他の障害物(吸気マニホールド27)などとの干渉を避けながらシリンダ部12に沿って延びる形状に形成することができる。
第2のパイプ34は、オイルパン2がクランクケース壁11に取付けられていない状態でクランク室側からエンジン1に取付けられる。第2のパイプ34の取付けは、第2のパイプ34の一端部(上端部)を第2のOリング66が装着されている状態で第2の孔45に挿入し、その後、第2の支持用ステー57をオイルポンプ4に固定して行う。このため、第2のパイプ34は、クランク室13内の補機(オイルポンプ4)やその他の障害物を避けながら、下端がオイルパン2の最も下の部分2aを指向する形状に形成することができる。
したがって、この実施の形態によれば、第2のパイプ34がオイルパン2の最も下の部分2aを指向する構成を採りながら、取付位置の自由度が高いオイルレベルゲージガイド14を提供することができる。このオイルレベルゲージガイド14を備えたエンジン1の補機(スタータモータ17やオルタネータ25)は、オイルレベルゲージガイド14との干渉を避けてエンジン1に近付けて配置できる。この結果、この実施の形態によるオイルレベルゲージガイド14を採用することによって、エンジン1のより一層のコンパクト化を図ることが可能になる。
この実施の形態による筒状部15は、第1のパイプ33が挿入される第1の孔44と、第2のパイプ34が挿入される第2の孔45と、これらの第1の孔44と第2の孔45とを接続する連通孔46とを有している。第1のパイプ33は、第1の孔44に第1のOリング56を介して保持され、第2のパイプ34は、第2の孔45に第2のOリング66を介して保持されている。
この実施の形態によれば、第1のパイプ33の一端部と第2のパイプ34の一端部とが互いに接触することはなく、それぞれ筒状部15に第1および第2のOリング56,66によって弾性支持される。
このため、オイルレベルゲージガイド14が第1のパイプ33と第2のパイプ34とに分かれて形成されているにもかかわらず、オイルレベルゲージガイド14をエンジン1に取付ける作業を簡単に行うことができる。また、この実施の形態によれば、第1のパイプ33と第2のパイプ34とが金属どうしの接触により摩耗したり、騒音や振動の発生源となることも防ぐことができる。
この実施の形態による連通孔46は、第1および第2の孔44,45より小径に形成されている。第1の孔44と連通孔46との境界部分は、第1のテーパー面47によって形成されている。第2のパイプ34の一端部(上端部)の開口縁部は第4のテーパー面64によって形成されている。
このため、オイルレベルゲージ31やオイルチェンジャーホース32をオイルレベルゲージガイド14に挿入する行程において、これらの挿入物の先端が第1のパイプ33と第2のパイプ34との接続部分に引っ掛かって進行が妨げられることを防ぐことができる。
すなわち、これらの挿入物が第1のパイプ33内から貫通孔43内に入るときに第1のテーパー面47に接触すると、進行方向が貫通孔43の中心部に向けて変えられる。また、これらの挿入物が貫通孔43内から第2のパイプ34内に入るときに第4のテーパー面64に接触すると、進行方向が第2のパイプ34内の中心部に向けて変えられる。
したがって、第1のパイプ33と第2のパイプ34とがそれぞれ大きく屈曲する形状に形成された場合であっても、オイルレベルゲージ31やオイルチェンジャーホース32が円滑にクランク室13内に導かれるから、オイルレベルゲージガイド14の位置の自由度がさらに高くなる。
1…エンジン、5…オイル貯留部、11…クランクケース壁(壁)、13…クランク室、14…オイルレベルゲージガイド、15…筒状部、33…第1のパイプ、34…第2のパイプ、43…貫通孔、44…第1の孔、45…第2の孔、46…連通孔、47…第1のテーパー面(テーパー面)、56…第1のOリング(Oリング)、64…第4のテーパー面(テーパー面)、66…第2のOリング(Oリング)。

Claims (2)

  1. エンジンのオイル貯留部を含むクランク室を形成する壁に設けられ、前記クランク室の内と外とを連通する貫通孔を有する筒状部と、
    前記筒状部に一端部が保持されて他端側が前記クランク室の外へ延び、他端側がエンジンに対して固定された第1のパイプと、
    前記筒状部に一端部が保持されて他端側が前記クランク室の底部まで延び、他端側がエンジンに対して固定された第2のパイプとを備え
    前記筒状部の前記貫通孔は、
    前記第1のパイプが挿入される第1の孔と、
    前記第2のパイプが挿入される第2の孔と、
    これらの第1の孔と第2の孔とを接続する連通孔とからなり、
    前記第1のパイプの前記一端部と、前記第2のパイプの前記一端部とには、それぞれOリングが装着され、
    前記第1のパイプは、前記第1の孔に前記Oリングを介して保持され、
    前記第2のパイプは、前記第2の孔に前記Oリングを介して保持されているエンジンのオイルレベルゲージガイド。
  2. 請求項1記載のエンジンのオイルレベルゲージガイドにおいて、
    前記連通孔は、前記第1および第2の孔より小径に形成され、
    前記第1の孔と前記連通孔との境界部分は、連通孔に向かうにしたがって孔径が次第に小さくなるテーパー面によって形成され、
    前記第2のパイプの前記一端部の開口縁部は、前記連通孔に向かうにしたがって孔径が次第に大きくなるテーパー面によって形成されていることを特徴とするエンジンのオイルレベルゲージガイド。
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