JP6677365B1 - アルキレン化合物、キノフタロン化合物及びキノフタロン混合物 - Google Patents

アルキレン化合物、キノフタロン化合物及びキノフタロン混合物 Download PDF

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Abstract

下記式(1)で表されるアルキレン化合物。【化1】[式(1)中、X1及びX2は各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]

Description

本発明は、アルキレン化合物、キノフタロン化合物の製造方法、キノフタロン化合物及びキノフタロン混合物に関する。
現在、着色組成物は様々な分野に用いられており、着色組成物の具体的な用途としては、印刷インキ、塗料、樹脂用着色剤、繊維用着色剤、IT情報記録用色材(カラーフィルタ、トナー、インクジェット)などが挙げられる。着色組成物に用いられる色素には、色特性(着色力、鮮明性)、耐性(耐候性、耐光性、耐熱性、耐溶剤性)などが求められる。色素は、主に顔料と染料とに大別されるが、顔料は、分子状態で発色する染料とは異なり、粒子状態(一次粒子の凝集体)での発色となる。そのため、一般的に、顔料は、染料に比べて、耐性においては優位であるものの、着色力や彩度(鮮明性)では劣っている。
このような背景から、高着色力及び高彩度な顔料が求められており、着色力の点において優勢とされている有機顔料にとりわけ注目が集まっている。例えば特許文献1には、所定のキノフタロン化合物を含有する着色組成物が開示されている。
特開2012−247587号公報
しかし、従来のキノフタロン化合物を含有する着色組成物は、必ずしも着色力に優れたものではなく、特にカラーフィルタのような高色再現性が求められる用途で用いるには、決して十分とはいえない。そして、キノフタロン化合物は、キナルジン(2−メチルキノリン)化合物とフタル酸無水物との縮合反応によって得られるため、着色力に優れたキノフタロン化合物を見出すためには、新規なキナルジン化合物の開発が重要となる。
そこで、本発明は、顔料として優れた着色力を有するキノフタロン化合物を製造するための、新規なキナルジン化合物を提供することを目的とする。また、本発明は、顔料として優れた着色力を有するキノフタロン化合物の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明は、新規なキノフタロン化合物、及び、当該キノフタロン化合物を含有するキノフタロン混合物を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、式(1)で表されるアルキレン化合物である。
Figure 0006677365
[式(1)中、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
上記Zはメチレン基であってよい。
本発明の他の一側面は、式(1)で表されるアルキレン化合物と式(2)で表される酸無水物とを縮合させて、式(3)で表される第一のキノフタロン化合物及び式(4)で表される第二のキノフタロン化合物から群より選択される少なくとも一種を得る工程を備える、キノフタロン化合物の製造方法である。
Figure 0006677365
[式(1)中、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
Figure 0006677365
[式(2)中、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示す。]
Figure 0006677365
[式(3)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
Figure 0006677365
[式(4)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
一態様において、上記工程は、上記アルキレン化合物と上記酸無水物とを酸触媒の存在下で縮合させる工程であってよい。
本発明の更に他の一側面は、式(4)で表されるキノフタロン化合物である。
本発明の更に他の一側面は式(3)で表される第一のキノフタロン化合物と式(4)で表される第二のキノフタロン化合物とを含有する、キノフタロン混合物である。
本発明によれば、顔料として優れた着色力を有するキノフタロン化合物を製造するための、新規なキナルジン化合物が提供される。また、本発明によれば、顔料として優れた着色力を有するキノフタロン化合物の製造方法が提供される。また、本発明によれば、新規なキノフタロン化合物、及び、当該キノフタロン化合物を含有するキノフタロン混合物が提供される。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではない。
(アルキレン化合物)
本実施形態に係るアルキレン化合物は、下記式(1)で表される化合物である。
Figure 0006677365
式(1)中、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。
式(1)中のハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であってよく、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であることが好ましく、塩素原子であることがより好ましい。
式(1)中の炭素数1〜3のアルキレン基の具体例としては、例えば、メチレン基、エチレン基(1,1−エタンジイル基又は1,2−エタンジイル基)、プロピレン基(1,1−プロパンジイル基、2,2−プロパンジイル基、1,2−プロパンジイル基又は1,3−プロパンジイル基)が好ましく、メチレン基、1,1−エタンジイル基、1,1−プロパンジイル基、2,2−プロパンジイル基がより好ましく、メチレン基が更に好ましい。
以下、上記アルキレン化合物の製造方法の一態様を記載するが、製造方法はこれに限定されるものではない。
本実施形態に係るアルキレン化合物は、例えば以下の工程I、工程II及び工程IIIを含む方法により得ることができる。なお、式(1−i)及び式(1−ii)中の複数のX同士及び複数のX同士は、それぞれ同じでも異なっていてもよい。
<工程I>
まず、J.Heterocyclic,Chem,30,17(1993)に記載の方法などにより、ビスアニリン類を1当量に対し、クロトンアルデヒドを2〜3当量加え、酸化剤存在下、強酸中において反応させ、後記する式(1−i)の化合物を合成する。
Figure 0006677365
式(1−i)中、X、X及びZは上述の通りである。
ここで、強酸としては、塩酸、硫酸、硝酸などが挙げられる。酸化剤としては、ヨウ化ナトリウム、p−クロラニル、ニトロベンゼンなどが挙げられる。
工程Iに関し、反応温度は、80℃〜100℃、好ましくは90℃〜100℃であってよく、反応時間は、1時間〜6時間、好ましくは3時間〜6時間であってよい。
<工程II>
さらに、得られた式(1−i)の化合物と硝酸又は発煙硝酸を濃硫酸存在下において反応させることで、式(1−ii)の化合物を得ることができる。
Figure 0006677365
式(1−ii)中、X、X及びZは上述の通りである。
工程IIに関し、反応温度は、−20℃〜70℃、好ましくは0℃〜50℃であってよく、反応時間は、1時間〜4時間、好ましくは1時間〜3時間であってよい。
<工程III>
さらに、得られた式(1−ii)の化合物の還元によって、ニトロ基(−NO)をアミノ基(−NH)に変換することで、上記式(1)で表されるアルキレン化合物を得ることができる。
工程(III)では、例えば、式(1−ii)の化合物を還元鉄によって還元処理することで、式(1)で表されるアルキレン化合物を得ることができる。このとき、還元鉄の量は、式(1−ii)の化合物1当量に対して6〜8当量であってよく、反応温度は、60℃〜80℃、好ましくは70℃〜80℃であってよく、反応時間は、1時間〜3時間、好ましくは2時間〜3時間であってよい。
また、工程(III)では、式(1−ii)の化合物をパラジウム−炭素(Pd−C)、白金−炭素(Pt−C)、ラネーニッケル等の金属触媒を用いて還元処理することで、式(1)で表されるアルキレン化合物を得ることもできる。このとき、金属触媒の量は、例えば、金属量として式(1−ii)の化合物の0.4質量%〜5質量%であってよく、反応温度は、例えば30℃〜100℃であってよく、反応時間は、例えば1時間〜10時間であってよい。反応の水素源としては、水素ガス、ヒドラジン、ギ酸アンモニウム等が使用できる。
(キノフタロン化合物の製造方法)
本実施形態に係るキノフタロン化合物の製造方法は、下記式(1)で表されるアルキレン化合物と下記式(2)で表される酸無水物とを縮合させて、下記式(3)で表される第一のキノフタロン化合物及び下記式(4)で表される第二のキノフタロン化合物から群より選択される少なくとも一種を得る工程(以下、工程IVと称する。)を備えている。なお、式(3)及び式(4)中の複数のX同士、複数のX同士、複数のX同士及び複数のX同士は、それぞれ同じでも異なっていてもよい。
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
式(1)中、X、X及びZは上述の通りである。
式(2)中、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示す。式(2)中のハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であってよく、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であることが好ましく、塩素原子であることがより好ましい。
式(2)で表される酸無水物では、X、X、X及びXのうち、少なくとも1つがハロゲン原子であることが好ましく、2つ以上がハロゲン原子であることがより好ましい。また、X及びXのうち少なくとも1つがハロゲン原子であることが好ましく、X及びXがいずれもハロゲン原子であることがより好ましい。X、X、X又はXにハロゲン原子が導入されることで、上記無水物を用いて製造されたキノフタロン化合物の分散性及び耐久性が一層向上し、上述の効果がより顕著に得られる傾向がある。
式(2)で表される酸無水物としては、例えば、無水フタル酸及びハロゲン置換フタル酸無水物が挙げられ、ハロゲン置換フタル酸無水物の具体例としては、テトラフルオロフタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、テトラブロモフタル酸無水物、4,5−ジクロロフタル酸無水物、4−クロロフタル酸無水物、4,5−ジブロモフタル酸無水物等が挙げられる。
式(2)で表される酸無水物は、一種を単独で用いてよく、二種以上を組み合わせてもよい。式(2)で表される酸無水物を二種以上用いることで、複数のX同士、複数のX同士、複数のX同士及び複数のX同士がそれぞれ異なる上記キノフタロン化合物を得ることができる。
式(3)及び式(4)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示す。式(3)及び式(4)中のハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であってよく、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であることが好ましく、塩素原子であることがより好ましい。
式(3)及び式(4)で表されるキノフタロン化合物では、X、X、X及びXのうち、少なくとも1つがハロゲン原子であることが好ましく、2つ以上がハロゲン原子であることがより好ましい。また、X及びXのうち少なくとも1つがハロゲン原子であることが好ましく、X及びXがいずれもハロゲン原子であることがより好ましい。X、X、X、X、X又はXにハロゲン原子が導入されることで、上記キノフタロン化合物の分散性及び耐久性が一層向上し、上述の効果がより顕著に得られる傾向がある。
なお、式(3)の構造には、下記式(3−i)及び式(3−ii)等の構造の互変異性体が存在するが、上記キノフタロン化合物は、これらのいずれの構造であってもよい。また、式(4)の構造にも、同様に複数の互変異性体が存在するが、上記キノフタロン化合物は、これらのいずれの構造であってもよい。
Figure 0006677365
式(3−i)及び式(3−ii)中、X、X、X、X、X、X及びZは上述の通りである。
上記キノフタロン化合物の具体例を以下に挙げるが、上記キノフタロン化合物はこれらに限定されるものではない。
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
Figure 0006677365
上記キノフタロン化合物は、キノリン環を中心とする複素環骨格の二量化により、選択的な吸収・透過を示す。また、上記キノフタロン化合物は、連結基であるアルキレン基をスペーサーとして複素環骨格を二量化しており、これにより共役が切断され、過剰な赤味化が抑制されている。更に、上記キノフタロン化合物は、イミド構造の導入により分散性が向上されている。これらのことから、上記キノフタロン化合物によれば、優れた輝度と着色力とを有する顔料が得られる。具体的には、例えば、上記キノフタロン化合物から構成される黄色顔料は、現在一般的に使用される黄色顔料(C.I.ピグメント イエロー150)より良好な輝度を有し、かつ、これを超える優れた着色力を有する。
工程IVは、例えば特開2013−61622号公報に記載の方法等により、式(1)で表されるアルキレン化合物1当量に対して、式(2)で表される酸無水物3〜6当量を酸触媒存在下に反応させて、式(1)で表されるアルキレン化合物と式(2)で表される酸無水物とを縮合させる工程であってよい。
縮合の反応温度は、180℃〜250℃、好ましくは200℃〜250℃であってよい。また、縮合の反応時間は、1時間〜8時間、好ましくは3時間〜8時間であってよい。
酸触媒としては、例えば、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、塩化亜鉛、塩化鉄等のブレンステッド酸又はルイス酸が挙げられる。
工程IVは、式(3)で表される第一のキノフタロン化合物又は式(4)で表される第二のキノフタロン化合物を得る工程であってよく、第一のキノフタロン化合物及び第二のキノフタロン化合物の混合物(キノフタロン混合物)を得る工程であってもよい。
本実施形態に係る製造方法によって得られたキノフタロン化合物(又は、キノフタロン混合物)は、顔料として優れた着色力を有する。上記キノフタロン化合物の顔料化は、公知慣用の方法で行えばよい。
上記キノフタロン化合物から構成された顔料(黄色顔料)は、例えば、ソルトミリング処理等により微細化されていてもよい。また、当該黄色顔料は、ロジン処理、界面活性剤処理、溶剤処理、樹脂処理等の方法で表面処理されていてもよい。
(実施例A−1)
フラスコ中に4,4’−メチレンビス(2−クロロアニリン)5.00g(56.1mmol)、p−クロラニル27.6g(112mmol)、水150ml、濃塩酸150ml、n−ブタノール100mlを添加して95℃で30分間攪拌した。この混合物に、n−ブタノール12mlに溶解したクロトンアルデヒド11.8g(168mmol)を滴下して、さらに1時間攪拌した。温度を80℃に下げ、塩化亜鉛15.3g(112mmol)を少量ずつ加えた後、THF200mlを添加して80℃を保ったまま1時間攪拌した。室温まで放冷した後、減圧ろ過にて黄土色粉末を回収した。得られた黄土色粉末をTHF200mlで洗浄し、再び減圧ろ過にて黄土色粉末を回収した。さらに、得られた黄土色粉末をフラスコに移し、水200mlと28%アンモニア水40mlを加え、室温で2時間攪拌した。減圧ろ過にて粉末を回収し、20.3gの粗生成物を得た。得られた粗生成物をトルエンに溶解し不溶物をろ過により除いた後に再結晶して中間体(i)12.6gを得た。(収率:61%)
Figure 0006677365
H−NMR(CDCl)δppm:2.81(s,6H),4.24(s,2H),7.34(d,J=8.0Hz,2H),7.49(s,2H),7.67(s,2H),7.99(d,J=8.8Hz,2H)
13C−NMR(CDCl)δppm:25.8,41.1,123.2,126.2,127.8,130.9,133.1,136.3,137.6,143.1,160.0
FT−IR cm−1:3054,3030,2915,1603,1487,1206
FD−MS:366M+
次いで、フラスコ中に中間体(i)4.15g(11.3mmol)と濃硫酸7.55mLを加え、45℃で20分間攪拌した。その後、発煙硝酸1.62mLを滴下し、温度を保持し1時間攪拌を続けた。放冷後、氷水250mLを系中にゆっくりと注いだ。さらに、10wt%水酸化ナトリウム水溶液を用いて、pHを8〜9に調整した。析出した粉末を減圧ろ過で回収し、蒸留水200mL、エタノール100mLで洗浄することで、中間体(ii)4.86g(10.6mmol)を得た(収率:94%)。
Figure 0006677365
H−NMR(CDCl)δppm:2.86(s,6H),4.27(s,2H),7.56(d,J=8.8Hz,2H),7.62(s,2H),8.08(d,J=8.8Hz,2H)
13C−NMR(CDCl)δppm:25.7,32.4,119.9,125.6,127.5,130.1,131.1,137.3,143.1,145.9,162.2
FT−IR cm−1:1604,1530,1487,1362
LC−MS:457[MH]+
フラスコ中に還元鉄7.36g(132mmol)、酢酸125mlを加えて攪拌しながら60℃に加熱した。次いで中間体(ii)7.36g(16.1mmol)を数回に分けて添加し、60〜70℃で1時間攪拌した。反応液を35℃以下に冷却後、氷水500mlに注ぎ20%NaOH水でpH9に調整した。生成した沈殿物を濾過し水で洗浄した。得られた固体は70℃で送風乾燥後、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)200mlに加えて30℃で2時間攪拌し、不溶物を濾過して除いて得られた濾液を水1.2Lに滴下して室温で40分間攪拌した。生成した沈殿物を濾過し水で洗浄後、70℃で送風乾燥して目的のアルキレン化合物5.52g(13.9mmol)を得た。(収率86%)
H−NMR(CDCl)δppm:2.65(s,6H),3.97(s,2H),5.91(s,4H),7.32(s,2H),7.37(d,J=8.8Hz,2H),8.58(d,J=8.8Hz,2H)
13C−NMR(CDCl)δppm:24.8,31.3,116.2,117.1,117.4,120.4,131.3,131.7,141.5,142.6,158.3
FT−IR cm−1:3476,3373,1627,1605,1409,1359,1250
LC−MS:397[MH]+
分析の結果は得られた化合物が式(1−1)の構造であることを示した。
Figure 0006677365
(実施例A−2)
フラスコ中に濃硫酸55.0gを仕込み、氷冷下に攪拌しながら文献(Polymer,volume39,No.20(1998),p4949)記載の方法で得られる6,6’−メチレンジキナルジン7.00g(23.5mmol)を添加した。10℃以下を保ちながら60%硝酸6.1gを滴下し、10℃から20℃で1時間攪拌を続けた。反応液を氷水150mlに注ぎ、20wt%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH3に調整した。析出した粉末を減圧濾過で回収し、水で中性まで洗浄した。得られた固体を70℃で送風乾燥した後、粗生成物を熱酢酸エチル100ml、次いで熱トルエン60mlで洗浄濾過し、中間体(iii)6.52g(16.8mmol)を得た。(収率:72%)
Figure 0006677365
H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.70(s,6H),4.42(s,2H),7.58(d,J=8.8Hz,2H),7.63(d,J=8.8Hz,2H),8.09(d,J=8.8Hz,2H),8.13(d,J=8.8Hz,2H)
13C−NMR(DMSO−d6)δppm:24.5,32.0,117.7,124.8,127.5,129.8,130.5,131.9,145.8,146.2,160.7
FT−IR(KBr disk)cm−1:3048,1602,1520,1494,1363
LC−MS:389[MH]+
フラスコ中に還元鉄5.30g、酢酸135mlを仕込み攪拌しながら50℃に加熱した。次いで中間体(iii)4.50g(11.6mmol)を70℃以下に保つように添加した。添加終了後60℃で1hr攪拌を続けた後、反応液を35℃以下に冷却し、氷水500mlに注ぎ、20%NaOH水でpH9に調製した。生成した沈殿をセライト上で減圧濾過した。固形物を回収し、70℃で送風乾燥後、ジメチルスルホキシド(DMSO)100mlとN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)100mlの混合溶媒に加え、90℃で1hr攪拌した。混合物をセライト上で減圧濾過して不溶物を除き、得られた濾液を水1Lに攪拌しながら加えた。生成した沈殿物を減圧濾過で回収して水洗した後、70℃で送風乾燥して目的のアルキレン化合物3.80g(11.6mmol)を得た。(収率100%)
H−NMR(DMSO-d6)δppm:2.57(s,6H),3.95(s, 2H),5.66(s,4H),7.06(d,J=8.2Hz,2H),7.16(d,J=8.2Hz,2H),7.23(d,J=8.2Hz,2H),8.49(d,J=8.2Hz,2H)
13C−NMR(DMSO−d6)δppm:24.6,32.1,115.8,116.2,119.5,130.9,131.8,141.5,147.4,157.0
FT−IR(KBr disk)cm−1:3464,3363,3315,3192,1640,1591,1573,1415,1365,801
LC−MS:329[MH]+
分析の結果は得られた化合物が式(1−2)の構造であることを示した。
Figure 0006677365
(実施例A−3)
フラスコ中に窒素雰囲気下、中間体(iii)10.0g(25.8mmol)、10%Pd−C1.00g、エタノール50ml、テトラヒドロフラン(THF)100mlを添加して室温で攪拌した。次いでエタノール20ml、THF40mlの混合溶液に溶解したヒドラジン一水和物12.9g(257mmol)を滴下した。滴下終了後、60〜65℃で3hr攪拌した。反応混合物にN−メチルピロリドン(NMP)140mlを添加して析出物を溶解した後、濾過によりPd−Cを除去して得られた濾液を10%NaCl水1800gに注ぎ、室温で1hr攪拌した。生成した沈殿物を減圧濾過で回収して水洗した後、70℃で送風乾燥して目的のアルキレン化合物8.40g(25.6mmol)を得た。(収率99%)
H−NMR、13C−NMR、FT−IR、LC−MSの結果は実施例A−2と一致した。すなわち、分析の結果は得られた化合物が式(1−2)の構造であることを示した。
Figure 0006677365
(実施例B−1)
窒素雰囲気下、フラスコ中に安息香酸14.1g(116mmol)を量りとり、140℃にて溶融させた。そこに、実施例(A−1)で得たアルキレン化合物1.44g(3.62mmol)とテトラクロロフタル酸無水物5.53g(19.3mmol)を加え、220℃にて4時間攪拌した。放冷後、反応溶液にアセトン300mLを加え、1時間攪拌した後、減圧ろ過にて黄色粉末であるキノフタロン化合物B−1を4.41g(3.00mmol)得た(収率:83%)。
FT−IR cm−1:3449,1727,1622,1536,1410,1363,1308,1192,1112,737
FD−MS:1467M+
分析の結果は得られた化合物が式(3−1−i)の構造であることを示した。
Figure 0006677365
(実施例B−2)
窒素雰囲気下、フラスコ中に安息香酸135g(1.11mol)を量りとり、140℃にて溶融させた。そこに、実施例A−2で得たアルキレン化合物3.80g(11.6mmol)とテトラクロロフタル酸無水物18.0g(62.9mmol)、無水塩化亜鉛0.490g(3.60mmol)を加え、220℃にて6時間攪拌した。反応混合物を120℃に冷却後、クロロベンゼン300mLを加えて1時間攪拌し、減圧ろ過した。得られた固体をクロロベンゼン、アセトン、メタノールで順次洗浄し、黄色粉末であるキノフタロン化合物B−2を10.5g(7.5mmol)得た。(収率:65%)
FT−IR cm−1:1788,1729,1688,1638,1607,1537,1420,1310,732
FD−MS:1400M+
分析の結果は得られた化合物が式(3−2−i)の構造であることを示した。
Figure 0006677365
(実施例C−1)
窒素雰囲気下、フラスコ中に安息香酸58.0g(475mmol)を量りとり、140℃にて溶融させた。そこに、実施例(A−1)で得たアルキレン化合物2.00g(5.03mmol)とテトラクロロフタル酸無水物5.04g(17.6mmol)を加え、220℃にて4時間攪拌した。放冷後、反応溶液にアセトン500mLを加え、1時間攪拌した後、減圧ろ過にて黄色粉末であるキノフタロン化合物C−1を6.00g得た。
MALDI−MSの結果、得られたC−1は上記式(3−1−i)の化合物と式(4−1−i)の化合物の混合物であることが分かった。
Figure 0006677365
(実施例C−2)
窒素雰囲気下、フラスコ中に安息香酸58.0g(475mmol)を量りとり、140℃にて溶融させた。そこに、実施例A−2で得たアルキレン化合物2.00g(6.09mmol)とテトラクロロフタル酸無水物6.09g(21.3mmol)、無水塩化亜鉛0.205g(1.50mmol)を加え、220℃にて6時間攪拌した。反応混合物を120℃に冷却後、クロロベンゼン500mLを加えて1時間攪拌し、減圧ろ過した。得られた固体をクロロベンゼン、アセトン、メタノールで順次洗浄し、黄色粉末であるキノフタロン化合物C−2を7.00g得た。
MALDI−MSの結果、得られたC−2は上記式(3−2−i)の化合物と式(4−2−i)の化合物の混合物であることが分かった。
Figure 0006677365
(顔料化例1)
実施例B−1で得られた式(3−1−i)で表されるキノフタロン化合物0.500質量部を塩化ナトリウム1.50質量部、ジエチレングリコール0.750質量部とともに磨砕した。その後、この混合物を600質量部の温水に投じ、1時間攪拌した。水不溶分をろ過分離して温水でよく洗浄した後、90℃で送風乾燥して顔料化を行い、キノフタロン顔料を得た。得られた顔料粒子の平均アスペクト比は3.00未満であり、平均一次粒子径は100nm以下であった。
(顔料化例2)
実施例B−1で得られた式(3−1−i)で表されるキノフタロン化合物に代えて、実施例B−2で得られた式(3−2−i)で表されるキノフタロン化合物を用いた以外は、顔料化例1と同様の方法で顔料化を行い、キノフタロン顔料を得た。得られた顔料粒子の平均アスペクト比は3.00未満であり、平均一次粒子径は100nm以下であった。
(実施例D−1)
顔料化例1で得たキノフタロン顔料0.660質量部をガラス瓶に入れ、特開2013−54200号公報に記載の方法で合成したスルホン酸系誘導体(5)0.040質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート12.60質量部、BYK LPN−21116(ビックケミー株式会社製)1.400質量部、0.3−0.4mmφセプルビーズ22.0質量部を加え、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社製)で2時間半分散し、顔料分散体を得た。なお、式(5)中のスルホン酸基は、キノリン環上の水素原子のいずれかに置換していることを示す。
Figure 0006677365
次いで、顔料分散体4.00質量部、アクリル樹脂溶液ユニディック(登録商標)ZL−295(DIC株式会社製)0.600質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート0.220質量部をガラス瓶に入れ、振とうさせることで黄色調色用組成物を作製した。
(実施例D−2)
顔料化例1で得たキノフタロン顔料に代えて、顔料化例2で得たキノフタロン顔料を用いた以外は、実施例D−1と同様の方法で黄色調色用組成物を得た。
(比較例d−1)
C.I.ピグメント イエロー150(山陽色素社製)1.14質量部をポリ瓶に入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート12.0質量部、BYK LPN−21116(ビックケミー株式会社社製)2.84質量部、0.3−0.4mmφセプルビーズ38.0質量部を加え、ペイントコンディショナー(東洋精機株式会社製)で4時間分散し、顔料分散体を得た。さらに、得られた顔料分散体2.00質量部、アクリル樹脂溶液ユニディック(登録商標名)ZL−295(DIC株式会社製)0.490質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート0.110質量部をガラス瓶に入れ、振とうさせることで黄色調色用組成物を作製した。
(製造例1)
C.I.ピグメント グリーン59(DIC株式会社製)2.48質量部をガラス瓶に入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート10.9量部、BYK LPN−6919(ビックケミー株式会社製)1.24質量部、アクリル樹脂溶液ユニディック(登録商標)ZL−295(DIC株式会社製)1.86質量部、0.3−0.4mmφセプルビーズを加え、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社製)で2時間分散し、顔料分散体を得た。さらに、得られた顔料分散体4.00質量部、アクリル樹脂溶液ユニディック(登録商標)ZL−295(DIC株式会社製)0.980質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート0.220質量部をガラス瓶に入れ、振とうさせることで緑色調色用組成物を作製した。
(実施例E−1)
実施例D−1で得られた黄色調色用組成物と製造例1で得られた緑色調色用組成物とを、39:61の割合で混合して、緑色調色用組成物を得た。
(実施例E−2)
実施例D−2で得られた黄色調色用組成物と製造例1で得られた緑色調色用組成物とを、40:60の割合で混合して、緑色調色用組成物を得た。
(比較例e−1)
比較例d−1で得られた黄色調色用組成物と製造例1で得られた緑色調色用組成物とを、66:34の割合で混合して、緑色調色用組成物を得た。
実施例E−1及び実施例E−2並びに比較例e−1で得られた緑色調色用組成物から形成されるカラーフィルタの特性を、以下の方法で測定した。結果を表1に示す。
<カラーフィルタ特性試験>
実施例及び比較例で得られた緑色調色用組成物をそれぞれスピンコーターによりガラス基板上に塗布した後、乾燥させ、230℃で1時間加熱して、C光源を用いた場合ときに所定の緑色色度を示す評価用サンプルを得た。なお、評価用サンプルの色度は分光光度計(株式会社日立ハイテクサイエンス製 U3900/3900H形)によって求められる値であり、緑色色度としては特開2015−191208号公報で使用されている(0.224,0.669)を用いた。得られた評価用サンプルにおける輝度Yを、分光光度計(株式会社日立ハイテクサイエンス製 U3900/3900H形)によって測定した。また、得られた評価用サンプルについて、ガラス基板上に形成された着色膜の厚さを、膜厚計(株式会社日立ハイテクサイエンス製 VS1330 走査型白色干渉顕微鏡)によって測定した。なお、膜厚が薄いほど高着色力であるといえる。結果を表1に示す。
Figure 0006677365
本発明に係るキナルジン化合物は、顔料として優れた着色力を有するキノフタロン化合物を製造するための原料化合物として有用である。

Claims (5)

  1. 下記式(1)で表されるアルキレン化合物。
    Figure 0006677365

    [式(1)中、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
  2. 前記Zがメチレン基である、請求項1に記載のアルキレン化合物。
  3. 下記式(1)で表されるアルキレン化合物と下記式(2)で表される酸無水物とを縮合させて、下記式(3)で表される第一のキノフタロン化合物及び下記式(4)で表される第二のキノフタロン化合物から群より選択される少なくとも一種を得る工程を備える、キノフタロン化合物の製造方法。
    Figure 0006677365

    [式(1)中、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
    Figure 0006677365

    [式(2)中、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示す。]
    Figure 0006677365

    [式(3)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
    Figure 0006677365

    [式(4)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
  4. 前記アルキレン化合物と前記酸無水物とを酸触媒の存在下で縮合させる、請求項3に記載の製造方法。
  5. 下記式(3)で表される第一のキノフタロン化合物と下記式(4)で表される第二のキノフタロン化合物とを含有する、キノフタロン混合物。
    Figure 0006677365

    [式(3)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
    Figure 0006677365

    [式(4)中、X、X、X、X、X及びXは各々独立に水素原子又はハロゲン原子を示し、Zは炭素数1〜3のアルキレン基を示す。]
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