JP6675958B2 - ブラインド - Google Patents

ブラインド Download PDF

Info

Publication number
JP6675958B2
JP6675958B2 JP2016172543A JP2016172543A JP6675958B2 JP 6675958 B2 JP6675958 B2 JP 6675958B2 JP 2016172543 A JP2016172543 A JP 2016172543A JP 2016172543 A JP2016172543 A JP 2016172543A JP 6675958 B2 JP6675958 B2 JP 6675958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide wire
weight bar
stopper
screen
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016172543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018040108A (ja
Inventor
慧 佐藤
慧 佐藤
明子 前野
明子 前野
弘樹 赤荻
弘樹 赤荻
俊 勝亦
俊 勝亦
知哉 若松
知哉 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Nichibei Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2016172543A priority Critical patent/JP6675958B2/ja
Publication of JP2018040108A publication Critical patent/JP2018040108A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6675958B2 publication Critical patent/JP6675958B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、ブラインドに関する。
従来から、ブラインドにおいては、ユーザがボトムレールを把持しながらブラインドを所望位置に移動させて停止させるためのストッパー装置が用いられる。
例えば、下記特許文献1には、ブラインドの左右両端近くにボトムレール(ウエイトバー)を通るガイドワイヤを張設し、ボトムレールの端に、ガイドワイヤにスプリングの作用によって圧着され、ガイドワイヤを挟着してボトムレールを任意の位置に停止させる挟着部材を、ボトムレールに対して移動可能に設けるとともに、スプリングの作用に抗して挟着部材を非挟着位置に移動させてガイドワイヤの挟着を解放する操作部材を設けることが開示されている。
これによれば、ボトムレールを手で把持し、操作部材を操作してガイドレールの挟着を解放することによってボトムレールを所望位置に移動させ、操作部材を離すことによって、ブラインドを所望の開閉位置に停止させることができ、昇降操作時における操作コードの垂れ下がりをなくすことで、床面に垂れ下がった操作コードに引っ掛かったり、意匠上の不具合を解消したりすることができる。
また、上記特許文献1には、別の実施例として、操作部材をボトムレールの中央に設け、この操作部材を把手の中で移動する枠部材として形成し、操作部材を把手に沿って手前に引くことによって枢軸の周りに回転されるアームの両端部を挟着部材と連結棒によって連結したものも開示されている。これによって、ガイドワイヤに邪魔されることなく、操作部材を操作してボトムレールを昇降操作できる。
実開平2−91900号公報
しかしながら、上記特許文献1の前者の実施例では、操作部材がボトムレールの側面に設けられるため、操作部材を操作するためのスペースが必要になって窓枠との間の隙間が発生して光漏れを起こす可能性がある。また操作部材端部近くにはガイドワイヤが張設されるため、操作部材を操作しながらボトムレールを昇降させるにあたっては、ガイドワイヤが邪魔になって操作しにくくなる。
また、上記特許文献1の後者の実施例では、把手や枢軸を利用した構造であるため、ウエイトバーを含む各部材が大きくなり、意匠上の不具合は依然として解消されない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、意匠性に優れるとともに操作性に優れたストッパーを有するブラインドを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るブラインドは、支持部材と、遮蔽材と、ガイドワイヤと、ウエイトバーと、ストッパーとを有する。上記支持部材は、固定面に取付けられ、上記遮蔽材は、上記支持部材に一端を支持され当該支持部材から昇降可能に吊り下げられる。上記ガイドワイヤは、上記遮蔽材の上記昇降方向に亘って張設される。上記ウエイトバーは、上記遮蔽材の他端に連結され、当該遮蔽材の昇降時に上記ガイドワイヤに沿って昇降可能である。上記ストッパーは、上記ウエイトバーに設けられ、当該ウエイトバーを任意の昇降位置で停止させる。また上記ストッパーは、回動支点部と、着部と、操作部とを有する。上記回動支点部は、上記ウエイトバー内で軸支される。上記着部は、上記ウエイトバー内に設けられ、第1の方向へ回動することで上記ガイドワイヤを上記任意の昇降位置で着可能である。上記操作部は、上記回動支点部に対して上記着部とは反対側に、上記ウエイトバーから露出するように設けられ、上記第1の方向とは逆の第2の方向へ回動することで上記着を解除可能である。
この構成によれば、ストッパーのうち着部がウエイトバーに内蔵されるとともに操作部がウエイトバーから露出する構造になっているため、意匠性に優れるとともに、ユーザは露出した操作部によってストッパーを回動させるだけでウエイトバーを任意の昇降位置で停止させることができ、操作性にも優れたブラインドを提供できる。また挟着部は、回動支点部を軸とする回動によってガイドワイヤの挟着を解除できる構造であり、構造が簡素化されて部材のコンパクト化が図れることで、操作部が目立たないため、この点でも意匠性を向上させることができる。
上記回動支点部の回動軸は、上記ガイドワイヤの張設方向と平行な方向に設けられてもよい。
これにより、ガイドワイヤとストッパーの回動軸の方向を合わせることで、ストッパーをコンパクトに設計することができる。
上記挟着部は、回動する先端近傍に形成された凸部と、当該凸部との間で上記ガイドワイヤをクランク状に挟着する凹部とを有してもよい。
これにより、ストッパーは凹部と凸部との間でガイドワイヤを挟み込む構造を有し、凹部及び凸部間でガイドワイヤをクランク状に導くことができるため、ウエイトバーを挟着位置において確実に保持することができる。
本発明の他形態に係るブラインドは、支持部材と、遮蔽材と、ガイドワイヤと、ウエイトバーと、ストッパーとを有する。上記支持部材は、固定面に取付けられ、上記遮蔽材は、上記支持部材に一端を支持され当該支持部材から昇降可能に吊り下げられる。上記ガイドワイヤは、上記遮蔽材の上記昇降方向に亘って張設される。上記ウエイトバーは、上記遮蔽材の他端に連結され、当該遮蔽材の昇降時に上記ガイドワイヤに沿って昇降可能である。上記ストッパーは、上記ウエイトバーに設けられ、当該ウエイトバーを任意の昇降位置で停止させる。上記ストッパーは、上記ウエイトバーに設けられ、当該ウエイトバーを任意の昇降位置で停止させる。また上記ストッパーは、ベースと、着部と、操作部とを有する。上記ベースは、上記ウエイトバー内で固定される。上記着部は、上記ウエイトバー内に設けられ、前記ベースへ向かう第1の方向へ移動して前記ベースの少なくとも一部を収容することで前記ガイドワイヤを前記任意の昇降位置で着可能である。上記操作部は、上記ベースに対して上記着部とは反対側に、上記ウエイトバーから露出するように設けられ、上記第1の方向とは逆の第2の方向へ移動することですることで上記着を解除可能である。
この構成によれば、ストッパーのうち着部がウエイトバーに内蔵されるとともに操作部がウエイトバーから露出する構造になっているため、意匠性に優れるとともに、ユーザは露出した操作部によってストッパーを移動させるだけでウエイトバーを任意の昇降位置で停止させることができ、操作性にも優れたブラインドを提供できる。また挟着部は、ベース方向への移動によってガイドワイヤの挟着を解除できる構造であり、構造が簡素化されて部材のコンパクト化が図れることで、操作部が目立たないため、この点でも意匠性を向上させることができる。
上記ベースは、挿通部と、係合子とを有する。上記挿通部は、上記ガイドワイヤが挿通可能である。上記係合子は、上記挿通部を挿通するガイドワイヤに当接可能である。上記ベースは、挟着部方向に向かって漸近する楔形状である。上記挟着部は、上記ベースの楔形状に合わせて傾斜する押圧面を有する。上記押圧面は、上記係合子を上記ガイドワイヤを挟着する方向に押圧可能である。
これにより、ストッパーはベースが楔形状であり、挟着部はベースの楔形状に合わせて傾斜する押圧面が形成されることで、挟着部がベース方向に移動するに伴って押圧面が係合子を押し、係合子がガイドワイヤを挟着する力が強まっていくため、ウエイトバーを挟着位置において確実に保持することができる。
上記ストッパーは、上記挟着部を上記第1の方向に付勢するバネを有してもよく、上記操作部は、上記バネの付勢力に抗して押圧されることで上記挟着部による挟着を解除可能であってもよい。
これにより、ユーザは、ウエイトバーの手前から操作部を押すだけで着を解除でき、片手で簡単にウエイトバーの昇降位置の調整操作を行うことができ、操作性が向上する。
上記操作部は、上記着部よりも上記ウエイトバーの中央寄りの位置に設けられてもよい。
これにより、ユーザが操作を行う力点がウエイトバーの中央寄りとなるため、ユーザは操作部を押圧しながら片手で安定してウエイトバーを把持して昇降することができる。
以上説明したように、本発明によれば、意匠性に優れるとともに操作性に優れたストッパーを有するブラインドを提供することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
本発明の一実施形態に係るロールスクリーンが設置されたショベルカーを示した図である。 本発明の一実施形態に係るロールスクリーンの斜視図である。 図2で示したロールスクリーンの正面図である。 図3で示したロールスクリーンが途中まで上昇した状態の正面図である。 上記ロールスクリーンの左側面図である。 上記ロールスクリーンの右側面図である。 上記ロールスクリーンのウエイトバー近傍の斜視図である。 上記ロールスクリーンのウエイトバー近傍の部分断面図である。 上記ロールスクリーンが有するガイドワイヤの構造を示した正面図及び部分断面図である。 図9で示したガイドワイヤの張力が調整された状態を示した正面図及び部分断面図である。 上記ガイドワイヤの取付手順を示す図である。 上記ガイドワイヤの取付手順を示す図である。 上記ガイドワイヤの取付手順を示す図である。 上記ガイドワイヤの取付手順を示す図である。 上記ロールスクリーンのストッパー周辺の平面視の部分断面図である。 上記ロールスクリーンのストッパー周辺の平面視の断面図である。 図8のA−A断面図である。 本発明の他の実施形態のストッパー周辺の平面視の断面図である。 本発明の他の実施形態に係るロールスクリーンの斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[ロールスクリーンの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るブラインドとしてのロールスクリーンが設置されたショベルカーを示した図である。また図2は、上記ロールスクリーンの斜視図である。図3は、図2で示したロールスクリーンの正面図である。図4は、図3で示したロールスクリーンが途中まで上昇した状態の正面図である。また図5は、上記ロールスクリーンの左側面図であり、図6は、上記ロールスクリーンの右側面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るロールスクリーン100は、例えばショベルカーS等の重機の運転室D内の側面の窓Wの部分に設置可能なものである。
ショベルカーS等の運転室Dの窓Wは、矩形ではなく例えば台形形状(例えば、上辺が底辺よりも長く、左右の辺の一方が垂直であり、他方が非垂直である台形)を有しており、ロールスクリーン100は、当該矩形ではない窓Wの形状に沿った形状を有している。図示しないが、窓は運転室Dの反対側の側面にも存在し、当該窓に同様の形状のロールスクリーン100が設置される。なお、運転室Dの前面にも窓が存在し、当該窓にもロールスクリーンが設置されるが、その形状は矩形である。
図2乃至図6に示すように、ロールスクリーン100は、支持部材1と、巻取パイプ2と、スクリーン3と、ウエイトバー4とを有する。
スクリーン3の正面視において、奥側が屋外側であり、手前側が屋内側(運転室内側)とされる。
支持部材1は、例えば上記ショベルカーSの運転席D内の窓W上部の壁面や枠体等の固定面にネジ止め等により取り付けられ、巻取パイプ2を支持する。支持部材1は、例えばセットフレームにより構成され、その両側面には、図5に示すように、一対のサイドプレート1aが取り付けられている。
図5に示すように、巻取パイプ2は、支持部材1の内部において、一対のサイドプレート1aによって、両端を回転可能に支持される。
スクリーン3は、遮蔽材として機能し、巻取パイプ2にその一端が連結され、巻取パイプ2に巻取り及び巻解き(昇降)可能に吊り下げられており、巻取パイプ2に内蔵される図示しない巻取スプリングによって、巻取パイプ2には、常にスクリーン3を巻取る方向に回転が付勢されている。
図3に示すように、上記スクリーン3の、上記巻取パイプ2の回転軸方向(各図X方向)の幅は、スクリーン3の巻解き方向(各図Y方向の下方)ほど小さく形成されている。より具体的には、スクリーン3は、上記ショベルカーSの窓Wに沿って、各図Y方向で対向する上辺と底面のうち上辺が底辺よりも長く、X方向で対向する両辺のうち正面視における右辺が垂直であり、左辺が非垂直である台形形状を有する。もちろん、当該形状は窓Wの形状に応じて適宜変更されるものであり、例えば垂直な辺と非垂直な辺が入れ替わった態様も想定される。
スクリーン3の下端には、ウエイトバー4が取り付けられている。スクリーン3の下端は、例えば当該ウエイトバー4の内部に設置されたプレートに巻回されて固定されているが(図14のスクリーン止めプレート31参照)、当該下端がウエイトバー4を周回して縫製されていてもよい。
また、上記巻取パイプ2の回転軸方向(各図X方向)におけるスクリーン3の両端近傍には、上記スクリーン3の昇降時(巻取り時または巻解き時)に、上記ウエイトバー4の両端をガイドするガイド装置(ガイド部材)としての第1ガイドワイヤ5(正面視右側)及び第2ガイドワイヤ6(正面視左側)が設けられている。
第1ガイドワイヤ5は、スクリーン3の昇降方向(各図Y方向)において対向する固定部材としての第1ブラケット7a(下部)及び第2ブラケット7b(上部)の間に張設され、第2ガイドワイヤ6は、同じくスクリーン3の昇降方向において対向する固定部材としての第1ブラケット8a(下部)及び第2ブラケット8b(上部)の間に張設される。当該ブラケット7及び第1ガイドワイヤ5、並びにブラケット8及び第2ガイドワイヤ6とでガイド装置が構成される。
第1ガイドワイヤ5は、ウエイトバー4を貫通しており、上記第1ガイドワイヤ5は、スクリーン3の昇降時において、ウエイトバー4の各図X方向の両端のうち一端と接しつつ、当該ウエイトバーをガイドする。
一方、第2ガイドワイヤ6は、ウエイトバー4の各図X方向の他端に設けられたオフセット部材9を貫通している。オフセット部材9は、当該他端からスクリーン3の前後方向(各図Z方向)に所定のオフセット距離(例えば5cm前後)を形成するための部材である。したがって第2ガイドワイヤ6は、スクリーン3の昇降時において、オフセット部材9を介して、上記他端からスクリーン3の前後方向において上記オフセット距離だけ離間した位置で、上記ウエイトバー4をガイドする。
当該第1ガイドワイヤ5及び第2ガイドワイヤ6、第1・第2ブラケット7及び8、並びにオフセット部材9を含むガイド装置の詳細については後述する。
図2乃至図4に示すように、ウエイトバー4の、上記第1ガイドワイヤ5側(ブラケット7a側)の端部には、ストッパー10が設けられる。ストッパー10は、当該ウエイトバー4の第1ガイドワイヤ5への係止(着)及び係止解除を切り替えることで、当該ウエイトバー4を任意の昇降位置で停止させることが可能なものである。当該ストッパー10の詳細についても後述する。
[ガイド装置の詳細]
次に、上記ガイド装置の詳細について説明する。図7は、上記ロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の斜視図であり、図8は、当該ウエイトバー4近傍の部分断面図である。
図5乃至図8に示すように、ガイド装置のオフセット部材9は、ウエイトバー4の一端部(正面視左端部)から、スクリーン3の前後方向(各図Z方向)に延びた平板状のオフセット金具9aと、当該オフセット金具9aの先端に形成されたガイド軸9bと、当該ガイド軸9bの中心を貫通するオフセット孔9cを有する。第2ガイドワイヤ6は、このオフセット孔9cに挿通される。
このオフセット孔9cが上記オフセット金具9aの先端に設けられることで、第2ガイドワイヤ6は、ウエイトバー4の端部からオフセット孔9cまでのオフセット距離だけ、ウエイトバー4から離間した位置においてウエイトバー4をガイドする。
また図5及び図6に示すように、第1ブラケット7a及び第2ブラケット7bと、第1ブラケット8a及び第2ブラケット8bとは、スクリーン3の前後方向(各図Z方向)において、上記オフセット距離に相当する距離だけ離間した位置に設けられている。
したがって、上記第1ブラケット7aと第2ブラケット7bとの間に張設される第1ガイドワイヤ5と、上記第1ブラケット8aと第2ブラケット8bとの間に張設される第2ガイドワイヤ6とは、スクリーン3の前後方向において、上記オフセット距離に相当する距離だけ、離間した位置に設けられていると言える。
これにより、スクリーン3の第2ガイドワイヤ6側の縁部3aの形状が正面視で非垂直(斜め)に形成された場合でも、第2ガイドワイヤ6にスクリーン3が干渉することが防止され、スクリーン3が支障なく昇降可能となる。
また、両ガイドワイヤがウエイトバー4の側面に配置される場合に比べて、スクリーン3のうち、オフセットされた第2ガイドワイヤ6側の部分は、その側部にガイドワイヤが設置されないため、ロールスクリーン100が設置される窓Wの端部まで遮蔽することができ、その部分からの光漏れがより防止される。
図9は、上記第1ガイドワイヤ5の構造を示した正面図(同図A)及びその部分断面図(同図B)である。また図10は、図9で示した第1ガイドワイヤ5の張力が調整された状態を示した正面図(同図A)及びその部分断面図(同図B)である。図示しないが、第1ブラケット8a及び第2ブラケット8bを含む上記第2ガイドワイヤ6の構造も同様である。
これらの図に示すように、第1ガイドワイヤ5の下端側の第1ブラケット7a及び上端側の第2ブラケット7bは、それぞれ、上記第1ガイドワイヤ5が通過可能な貫通部71a、71bを有する。
また、第1ガイドワイヤ5の上端側の第2ブラケット7bは、筒状部材11と、バネ12とを有する。
当該筒状部材11は、上記第1ガイドワイヤ5の上端部を摺動可能に収容し、上記第2ブラケット7bの貫通部71bに挿入される。
上記バネ12は、例えば圧縮コイルバネとして上記筒状部材11内に設けられ、上記収容された第1ガイドワイヤ5の上端部を、下端部から離間する方向に付勢している。
また、第1ガイドワイヤ5の上端部には、当該バネ12の内部を通過できないように、例えば巻回して接着剤で固めたり、駒結びを施したりするなどの方法によって構成された拡径部(膨大部)5aが形成されている。
また、筒状部材11の上端には、抜止部としてのフランジ11aが形成されている。当該フランジ11aは、当該筒状部材11が第2ブラケット7bの貫通部71bに挿入された状態で、貫通部71bの一部(上端)に係止されることで、筒状部材11が第1ガイドワイヤ5の下端部方向へ移動するのを規制している。
また、第1ガイドワイヤ5の下端には、ネジ部5cが設けられ、第1ブラケット7aは、当該第1ブラケット7aの貫通部71aを通過した第1ガイドワイヤ5の一端のネジ部5cに螺合によって連結して、当該第1ガイドワイヤ5の上端部方向への移動を規制する調整部材としてのナット72を有する。すなわち、ナット72は、図10の矢印方向への螺動による締め付け力によって第1ガイドワイヤ5の上端部を下端部側へ引き寄せることが可能である。
またナット72は、上記締め付け力によって第1ガイドワイヤ5の張力を調整する機能も有する。第1ガイドワイヤ5の上端部には、マーカー5bが設けられる。マーカー5bは、ナット72の締め付けによって、第1ガイドワイヤ5の上端部が、上記バネ12の付勢力に抗して第1ガイドワイヤ5の下端側へ引き寄せられた場合に、筒状部材11の底部から露出することで、ユーザに上記張力の目安を示し、第1ガイドワイヤ5の緩み過ぎ及び締め過ぎを防止するために設けられる。
すなわち、第1ガイドワイヤ5が緩み過ぎている場合には、第1ガイドワイヤ5が各図Y方向に真っ直ぐに垂下しないため、ウエイトバー4の昇降が円滑にならない。一方、第1ガイドワイヤ5を締め過ぎると、バネ12の弾性が効かなくなり、ショベルカーSの運転中等における振動を吸収できなくなる。また同時に、第1ガイドワイヤ5が切れやすくなってしまう。
そこで本実施形態に係るロールスクリーン100のガイド装置は、上記第1ガイドワイヤ5の張力を基に、上記マーカー5bの露出態様を設定している。例えば、理想の張力(上記緩み過ぎでもなく、締め過ぎでもない張力)を、「100〜120(N)」とし、ユーザがナット721を締めていき、その張力になったときに、上記マーカー5bが筒状部材11の底部から露出するように設計されている。
もちろん、第1ガイドワイヤ5は、その線径等によって剛性が変わるため、本実施形態において採用された線径等においては上記のとおり設定されるが、剛性が変われば当該設定も適宜変更される。
より具体的には、上記マーカー5bが筒状部材11から例えば5mm程度表れたところを理想張力として設定されてもよい。マーカー5bの長さ5mmであってもよいし、それ以上またはそれ以下の長さであってもよい。
マーカー5bの長さが5mmとされた場合、5mmを超えて張力をかけるとマーカー5bが全部露出され、マーカー5bの上端より上の第1ガイドワイヤ5自体が露出してしまった場合に、張力をかけ過ぎたという設定にされてもよい。
また、マーカー5bの長さを5cm程度とし、ロールスクリーン100の窓Wへの施工時に、理想張力時におけるマーカー5bの露出長を、5mmを目安として調整するように、予め取り決めておいてもよい。
また、マーカー5bが筒状部材11の底部から少しでも見えたところが理想張力とされてもよいし、それ以外の設定や態様にも適宜変更可能である。
なお、マーカー5bは、第1ガイドワイヤ5の表面に単に色付けしただけでは、擦れて消えてしまう可能性があるため、例えば焼き付け塗装や熱収縮チューブにて処理されてもよい。
このような構成により、ユーザは、ナット72を締めるか緩めるかによって、第1ガイドワイヤ5の下端部と第1ブラケット7aとの連結位置を変動させ、筒状部材11の底部から露出するマーカー5bを第1ガイドワイヤ5の理想的な張力の目安とすることで、張力を容易に調整することができる。
上述したように、第2ガイドワイヤ6についても、上述した図9及び図10で示した構造と同様の構造が採用され得る。
(ガイドワイヤの取付手順)
図11A、図11B、図11C、図11Dは、上記第1ガイドワイヤ5の取付手順を示した図である。図示しないが、第2ガイドワイヤ6の取付手順も同様である。
同図A及びBに示すように、ユーザはまず、第1ガイドワイヤ5の拡径部5aがバネ12の上端部に係止された状態で、当該第1ガイドワイヤ5の上端部及びバネ12を筒状部材11に挿入する。
続いて、同図B及びCに示すように、ユーザは、上記第1ガイドワイヤ5の下端部のネジ部5cからナット72を外した上で、ネジ部5cを第2ブラケット7bの貫通部71bに挿通し、続いてネジ部5cを第1ブラケット7aの貫通部71aに挿通する。
続いて、同図Dに示すように、第1ブラケット7aの貫通部71aに挿通されたネジ部5cをナット72で螺合し、さらに第2ブラケット7bの貫通部71bに筒状部材11を挿入し、筒状部材11のフランジ11aを貫通部71bの上端部で係止させる。
その後、上述したように、ユーザは、ナット72を締めたり緩めたりすることで、第1ガイドワイヤ5の張力を調整可能である。また、第1ガイドワイヤ5を第1ブラケット7a及び第2ブラケット7bから取り外す場合には、上記と逆の手順を実行すればよい。
このような構成により、ユーザは、第1ガイドワイヤ5の上端を収容する筒状部材11を第1ブラケット7aの貫通部71aに挿通させ、第1ガイドワイヤ5の下端に設けたネジ部5cを第1ブラケット7a及び第2ブラケット7bの貫通部71a及び72bに挿通させるだけで、第1ガイドワイヤ5を各ブラケットに連結することができるため、第1ガイドワイヤ5の設置時の作業性及び交換時のメンテナンス性が向上する。またそれととともに、筒状部材11内のバネ12により、第1ガイドワイヤ5の他端部(拡径部5a)が安定して支持され、強度が向上する。したがって、上記ショベルカーS等の重機のような運転時に振動が発生しやすい場所にロールスクリーン100が設置された場合でも、第1ガイドワイヤ5のブラケット等の固定部材が振動により破損したり、第1ガイドワイヤ5が脱落したりするのが防止される。
また、フランジ11aが第2ブラケット7bの貫通部71bの上端部に係止されることで、ユーザはこのフランジ11aを持って筒状部材11を貫通部71bから引き出すことで、第2ブラケット7bと第1ガイドワイヤ5の上端部との連結を容易に解除することができる。
[ストッパーの詳細]
次に、上記ストッパー10の詳細について説明する。
図12は、上記ロールスクリーン100のストッパー10周辺の平面視の部分断面図である。図13は、当該ストッパー10周辺の平面視の断面図である。図14は、図8のA−A断面図である。図12A、図13A、図14Aは、それぞれ第1ガイドワイヤ5がストッパー10によりウエイトバー4に着された状態を示し、図12B、図13B、図14Bは、それぞれ第1ガイドワイヤ5がストッパー10によるウエイトバー4への着が解除された状態(第1ガイドワイヤ5に対してウエイトバー4が移動可能な状態)を示している。
これらの図に示すように、ストッパー10は、例えば細長の直方体形状の外形を有し、回動支点部41と、着部42と、操作部43とを有する。
回動支点部41は、ウエイトバー4の内部で回動軸によって軸支されており、ストッパー10の当該回動軸回りの回動の支点となる。当該回動支点部41の回動軸の方向は、上記第1ガイドワイヤ5の張設方向と平行な方向(各図Y方向)とされる。
着部42は、ウエイトバー4の内部の、上記回動支点部41とウエイトバー4の一端部(キャップ4a)との間に設けられる。また、ストッパー10内部の操作部43側には、ストッパーバネ45が設けられており、着部42は、当該ストッパーバネ45によって、図12及び図13における反時計回り方向に回動するように、常に付勢されている。
上記回動支点部41によって回動する着部42の先端近傍には、Z方向に突出した凸部51が形成されており、またストッパー10内部の、凸部51に対向する位置には、凹部52が形成されている。当該凸部51は、図14に示すように、ストッパー10の非操作状態において、上記ストッパーバネ45の付勢力により、上記凹部52との間で、上記第1ガイドワイヤ5をクランク状に挟着する。
当該凸部51及び凹部52によって、第1ガイドワイヤ5が平面で着されるのではなく、クランク状に着されることで、ウエイトバー4が着位置において確実に保持されることになる。
操作部43は、上記回動支点部41に対して、上記着部42とは反対側(着部42よりもウエイトバー4の中央寄りの位置)に、上記ウエイトバー4から各図Z方向に露出するように設けられている。操作部43は、ユーザの手等によって、上記ストッパーバネ45の付勢力に抗して、図12及び図13の矢印P方向に押圧されることで、上記回動支点部41によって図12及び図13における時計回り方向(矢印R方向)へと回転し、上記挟着部42による第1ガイドワイヤ5の着を解除可能である。
この構成により、ストッパー10のうち着部42がウエイトバー4に内蔵されるとともに操作部43がウエイトバー4から露出する構造になっているため、意匠性が向上する。また、ユーザは、ウエイトバー4を片手(右手)で持ちながら、露出した操作部43を例えば親指で押圧してストッパー10を回動させるだけで、挟着部42による第1ガイドワイヤ5の挟着を解除し、ウエイトバー4を昇降後に操作部43の押圧を解除することで、再び挟着部42が第1ガイドワイヤ5を挟着し、ウエイトバー4を任意の昇降位置で停止させることができ、操作性も向上する。
さらに、挟着部42は、回動支点部41を回動軸とする回動によって第1ガイドワイヤ5の挟着を解除できる構造であり、構造が簡素化されて部材のコンパクト化が図れることで、操作部43が目立たないため、この点でも意匠性が向上する。
さらに、操作部43が着部42よりもウエイトバー4の中央寄りの位置に設けられていることで、ユーザが操作を行う力点が、ウエイトバー4の中央寄りとなるため、ユーザは操作部43を押圧しながら片手で安定してウエイトバーを把持して昇降させることができる。
[ロールスクリーンの動作]
次に、以上のように構成されたロールスクリーン100の動作について説明する。
図3に示すようにロールスクリーン100が下端まで引き降ろされた状態から、ユーザがウエイトバー4をストッパー10ごと把持してストッパー10の操作部43を押圧すると、上述したように、ストッパー10による第1ガイドワイヤ5の着が解除される。
このとき、巻取パイプ2に内蔵した巻取スプリングの付勢によってスクリーン3には巻取り(上昇)方向の力が作用するため、ユーザがウエイトバー4を手で保持したまま上方向の力を加えると、図4に示すように、ウエイトバー4及びスクリーン3が第1ガイドワイヤ5及び第2ガイドワイヤ6に沿って上昇する。
この際、第1ガイドワイヤ5はウエイトバー4の一端と接しつつウエイトバー4をガイドする一方、第2ガイドワイヤ6は、オフセット部材9の介在により、ウエイトバー4の他端からオフセット距離だけ離間した位置でウエイトバー4をガイドする。これにより、第2ガイドワイヤ6は、非垂直なスクリーン3の縁部3aと干渉することなく、スクリーン3をスムースに昇降させることができる。
ユーザが、ウエイトバー4を上昇させて、所望の位置で上記操作部43への押圧を解除することで、上記ストッパー10により第1ガイドワイヤ5が再び着され、当該着力によってウエイトバー4及びスクリーン3が当該位置で停止する。
ユーザは、スクリーン3が上端まで上昇した状態から下降させる場合も、上記と同様の操作を行うことで、所望の位置でウエイトバー4を停止させることができる。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態によれば、第2ガイドワイヤ6がスクリーン3と干渉しない位置にあるため、スクリーン3の形状が、ウエイトバー4側ほど幅が小さい矩形以外の形状(台形状)とされた場合でも、第2ガイドワイヤ6がスクリーン3の昇降に支障をきたすことなくスクリーン3を昇降させることができる。
また、本実施形態によれば、第1ガイドワイヤ5(第2ガイドワイヤ6)の上端部が、筒状部材11内のバネ12によって第1ガイドワイヤ5の下端部から離間する方向に付勢されており、筒状部材11のフランジ11aが第2ブラケット7bに係止されることで、ユーザは、筒状部材11を第2ブラケット7bの貫通部71bに差し込むだけで、第1ガイドワイヤ5を第2ブラケット7bに連結することできる。これにより、ガイドワイヤの設置時の作業性及び交換時のメンテナンス性が向上するとともに、筒状部材内のバネにより、ガイドワイヤの上端部が安定して支持され、強度が向上する。
さらに、本実施形態によれば、ストッパー10のうち着部42がウエイトバー4に内蔵されるとともに操作部43がウエイトバー4から露出する構造になっているため、意匠性に優れるとともに、ユーザは露出した操作部43によってストッパー10を回動させるだけでウエイトバー4を任意の昇降位置で停止させることができ、操作性にも優れたロールスクリーンを提供できる。
[ストッパーの他の実施形態]
次に他の実施形態として、ストッパー60の詳細について説明する。
図15は、上記ロールスクリーン100のストッパー60周辺の平面視の断面図である。図15Aは、第1ガイドワイヤ5がストッパー60によりウエイトバー4に着された状態を示し、図15Bは、第1ガイドワイヤ5がストッパー60によるウエイトバー4への着が解除された状態(第1ガイドワイヤ5に対してウエイトバー4が移動可能な状態)を示している。
これらの図に示すように、ストッパー60は、ベース65と、着部42と、ウエイトバー4の正面側に突出する操作部43とを有する。
ベース65は、ウエイトバー4の内部で固定されており、挟着部方向に向かって漸近する楔形状であり、ガイドワイヤ5が挿通可能な挿通部66が形成されており、挿通部66内には、ガイドワイヤ5に両側から当接可能な一対の係合子67が配置される。
着部42は、ウエイトバー4の内部のウエイトバー4の一端部側において、ベース65を収容するように配置されており、また、ストッパー10内部のベース65と反対側には、ストッパーバネ45が設けられており、着部42は、当該ストッパーバネ45によってX方向に移動するように、常に付勢されている。
着部42の先端近傍は、ベース65の楔形状に合わせて傾斜する押圧面61が形成されており、当該押圧面61は、図15に示すように、ストッパー60の非操作状態において、上記ストッパーバネ45の付勢力により、係合子67をガイドワイヤ5を挟着する方向に押圧して上記第1ガイドワイヤ5を挟着する。
ベース65が楔形状であり、押圧面61はベース65の楔形状に合わせて傾斜していることで、挟着部42がベース方向に移動するに伴って押圧面61が係合子67を押し、係合子67がガイドワイヤ5を挟着する力が強まっていくため、ウエイトバー4が着位置において確実に保持されることになる。
操作部43は、ユーザの手等によって、上記ストッパーバネ45の付勢力に抗して、図15の矢印P方向に押圧されることで、挟着部42がベース65から離間する方向に移動し、挟着部42による第1ガイドワイヤ5の挟着を解除可能である。
この構成により、ストッパー60のうち着部42がウエイトバー4に内蔵されるとともに操作部43がウエイトバー4から露出する構造になっているため、意匠性が向上する。また、ユーザは、ウエイトバー4を片手(右手)で持ちながら、露出した操作部43を例えば親指で押圧してストッパー60を移動させるだけで、挟着部42による第1ガイドワイヤ5の挟着を解除し、ウエイトバー4を昇降後に操作部43の押圧を解除することで、再び挟着部42が第1ガイドワイヤ5を挟着し、ウエイトバー4を任意の昇降位置で停止させることができ、操作性も向上する。
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
上述の実施形態では、スクリーン3の前後方向(Z方向)において異なる位置に設けられるガイド部材として、第1ガイドワイヤ5及び第2ガイドワイヤ6が示されたが、当該ガイド部材として、ガイドワイヤに代わりガイドレールが用いられてもよい。
図16は、ガイド部材としてガイドレールが用いられたロールスクリーンの斜視図である。
同図に示すように、当該変形例に係るロールスクリーン200のガイド部材は、第1ガイドレール15と第2ガイドレール16とを有する。
第1ガイドレール15は、スクリーン3の昇降時においてウエイトバー4の一端部を同図Y方向へ摺動させてガイドするガイド溝15aを内面に有する。
また、ウエイトバー4の他端部には、上述の実施形態と同様の機能を有するオフセット部材9が設けられている。具体的には、同図におけるオフセット部材9は、ウエイトバー4の他端部からスクリーン3の前後方向(Z方向)に上記オフセット距離だけ延在しX方向(第2ガイドレール16のガイド溝16a方向)へ屈曲した、L字形状の部材として構成される。
第2ガイドレール15は、スクリーン3の昇降時において、上記オフセット部材9のうち、上記オフセット距離だけウエイトバー4から離間した屈曲部分を摺動させる。
またウエイトバー4の上記第1ガイドレール15側の端部には、上述の実施形態と同様に、当該ウエイトバー4の第1ガイドレール15への係止及び係止解除を切り替えてウエイトバー4を任意の昇降位置で停止させることが可能なストッパー10が設けられる。
当該ストッパー10は、その非操作状態において、バネ等によって第1ガイドレール15(ガイド溝15a)の内面を圧接する構造を有する。例えば、非操作状態においてバネの付勢力によりガイド溝15aに係合して圧接する部材が設けられ、上記操作部43が押圧されることで、当該部材による圧接が解除されるような構造が採用されてもよい。
このように、ガイド部材としてガイドレールが採用された場合でも、第2ガイドレール6がオフセット部材9の離間した位置を摺動させることで、第2ガイドレール9がスクリーン3と干渉するのを防ぐことができる。
上述の実施形態では、スクリーン3の形状は、各図Y方向で対向する上辺と底面のうち上辺が底辺よりも長く、X方向で対向する両辺のうち正面視における右辺が垂直であり、左辺が非垂直である台形形状とされた。しかし、スクリーン3の形状は、その幅が、少なくとも一部が小さく形成されていれば、上記形状に限られない。例えば、スクリーン3は、その上辺が底辺よりも短い台形形状とされてもよいし、X方向で対向する両辺がいずれも非垂直である台形形状とされてもよいし、スクリーンの昇降方向(Y方向)の途中位置においてX方向で対向する両辺の幅が狭くなっているような形状としてもよい。このような場合でも、スクリーン3の前後方向に離間した位置に設けられるガイドワイヤが適宜用いられる。
上述の実施形態においては、上記筒状部材11の、第1ガイドワイヤ5の下端部方向への移動を規制する抜止部として、第2ブラケット7bの上端に係止されるフランジ11aが示された。しかし、抜止部は、フランジ11aに限られない。例えば、第2ブラケット7bの貫通部71b及び筒状部材11が、上部から下部に向かう程径が小さくなる逆円錐形状または上部から下部に向かう程断面積が小さくなる逆角錐形状に形成されることで抜止部が構成されてもよい。
上述の実施形態では、第1ガイドワイヤ5及び第2ガイドワイヤ6の両方に、上記図9乃至図11で示した固定構造が用いられる例が示された。しかし、当該固定構造は、両ガイドワイヤのうち一方のみに採用されてもよい。
また、上述の実施形態では、第1ガイドワイヤ5及び第2ガイドワイヤ6の張力の調整に、各ガイドワイヤの下端のネジ部と、ナット72とが用いられた。しかし、当該張力の調整は、当該ネジ部とナット72以外の構造によって実現されてもよい。例えば、第1ガイドワイヤ5の下端部に設けられた爪と、第1ブラケット7aの下端部に上下方向(Y)方向に複数設けられた、当該爪と係合可能な係合部(係合孔や係合突起等)によって張力が調整されてもよい。
上述の各実施形態では、遮蔽材としてスクリーン3を有するロールスクリーンに本発明が適用された例が示された。しかし、図9乃至図11に示したガイドワイヤの固定構造、及び、図12乃至図15で示したストッパー10の着構造は、例えばベネシャンブラインド、プリーツスクリーン、ローマンシェード等の他のブラインドにも同様に適用可能である。
1…支持部材
2…巻取パイプ
3…スクリーン
4…ウエイトバー
5…第1ガイドワイヤ
5a…拡径部
5b…マーカー
5c…ネジ部
6…第2ガイドワイヤ
7a・8a…第1ブラケット
7b・8b…第2ブラケット
9…オフセット部材
9a…オフセット金具
9b…ガイド軸
9c…オフセット孔
10・60…ストッパー
11…筒状部材
11a…フランジ
12…バネ
15…第1ガイドレール
15a…ガイド溝
16…第2ガイドレール
16a…ガイド溝
41…回動支点部
42…着部
43…操作部
45…ストッパーバネ
51…凸部
52…凹部
71a・71b…貫通部
72・82…ナット
100・200…ロールスクリーン
S…ショベルカー
D…運転席
W…窓

Claims (5)

  1. 固定面に取付けられる支持部材と、
    前記支持部材に一端を支持され当該支持部材から昇降可能に吊り下げられた遮蔽材と、
    前記遮蔽材の前記昇降方向に亘って張設されたガイドワイヤと、
    前記遮蔽材の他端に連結され、当該遮蔽材の昇降時に前記ガイドワイヤに沿って昇降可能なウエイトバーと、
    前記ウエイトバーに設けられ、当該ウエイトバーを任意の昇降位置で停止させるストッパーと
    を具備し、
    前記ストッパーは、
    前記ウエイトバー内で軸支された回動支点部と、
    前記ウエイトバー内に設けられ、第1の方向へ回動することで前記ガイドワイヤを前記任意の昇降位置で挟着可能な挟着部と、
    前記回動支点部に対して前記挟着部とは反対側に、前記ウエイトバーの正面から露出するように設けられ、前記第1の方向とは逆の第2の方向へ回動することで前記挟着を解除可能な操作部とを有する
    ブラインド。
  2. 請求項1に記載のブラインドであって、
    前記回動支点部の回動軸は、前記ガイドワイヤの張設方向と平行な方向に設けられた
    ブラインド。
  3. 請求項1または2に記載のブラインドであって、
    前記挟着部は、回動する先端近傍に形成された凸部と、当該凸部との間で前記ガイドワイヤをクランク状に挟着する凹部とを有する
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載のブラインドであって、
    前記ストッパーは、前記挟着部を前記第1の方向に付勢するバネを有し、
    前記操作部は、前記バネの付勢力に抗して押圧されることで前記挟着部による挟着を解除可能である
    ブラインド。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載のブラインドであって、
    前記操作部は、前記挟着部よりも前記ウエイトバーの中央寄りの位置に設けられ
    ブラインド。
JP2016172543A 2016-09-05 2016-09-05 ブラインド Active JP6675958B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016172543A JP6675958B2 (ja) 2016-09-05 2016-09-05 ブラインド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016172543A JP6675958B2 (ja) 2016-09-05 2016-09-05 ブラインド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018040108A JP2018040108A (ja) 2018-03-15
JP6675958B2 true JP6675958B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=61625160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016172543A Active JP6675958B2 (ja) 2016-09-05 2016-09-05 ブラインド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6675958B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7440348B2 (ja) 2020-06-02 2024-02-28 西日本高速道路メンテナンス九州株式会社 高所可変式速度規制標識目隠し装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5918079Y2 (ja) * 1979-12-03 1984-05-25 日本化学産業株式会社 巻上式網戸固定装置
JPH0291900U (ja) * 1989-01-09 1990-07-20
US9422766B2 (en) * 2013-07-17 2016-08-23 Hunter Douglas, Inc. Handle and brake arrangement for a covering for architectural openings

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018040108A (ja) 2018-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01198986A (ja) 垂直遮蔽組立体
JP6675958B2 (ja) ブラインド
JP2008044606A (ja) 自動収納される手動のウィンドウシェード
JP6486874B2 (ja) ブラインド
KR100972000B1 (ko) 추락 방지 안전 장치
JP6486873B2 (ja) ロールスクリーン
JP7020647B2 (ja) 結束装置
JP4036453B2 (ja) カーテン装置
JP2010188819A (ja) 自動車用サンシェード装置
JP4989914B2 (ja) ロールブラインドのストッパー装置
US7699259B2 (en) Apparatus for dispensing and tensioning wire
JP3125638U (ja) スクリーン機能を兼ね備えたスライド式筆記板
JP4708883B2 (ja) ブラインドの操作具取付構造
KR101530325B1 (ko) 권취형 방충 장치
JP6567026B2 (ja) 間仕切り装置
JP2932257B2 (ja) 緊線工具
JP7328886B2 (ja) ブラインドの操作装置
JP3563699B2 (ja) ロールブラインド
JP3723939B2 (ja) 結束装置
JP2008231673A (ja) 指詰め防止装置および戸構造
JP6413683B2 (ja) サンシェード装置及び建設機械
JP6354200B2 (ja) マグネットスクリーン装置
JP2005186901A (ja) シェード装置
CN111051098B (zh) 遮挡卷帘设备
JP7407315B2 (ja) コード規制部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6675958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250