JP6675630B1 - 搬送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、既存の地形や樹木を生かしつつ、自由に伐採樹木を運搬することができる搬送方法及びシステムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一の実施形態は、荷物の搬送方法であって、所定の間隔をおいて複数の構造物を地面に略直立に設置し、前記複数の構造物の間に複数のロープを水平に設置し、前記複数のロープの各々の両端を地面に接続し、前記複数のロープのうち、第1のロープに荷物の吊り上げ用滑車を設置し、前記複数のロープのうち、前記第1のロープに第1の接続用ロープを介して接続する、第2のロープに前記荷物の移動用滑車を設置し、前記複数のロープのうち、前記第2のロープに第2の接続用ロープを介して接続する、第3のロープに、前記荷物の吊り下げよう滑車を設置し、前記第1のロープの両端に巻き取り機を設置し、第1のロープを介して荷物を吊り上げ、第2のロープを介して前記荷物を所定方向に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送工法及び搬送システムに関し、特に、既存の樹木や地形を生かしながら剪定または伐採した樹木を自由に運搬することが可能な搬送方法及びシステムに関する。
従来、作業するスペースの限られた、森林等の立地において樹木を伐採した際に、伐採した樹木を運搬する方法は、人手による方法か、運搬車両による方法に限られていた。
人手による運搬方法のように、人件費を要するほか、足場の悪く、狭い立地の中、重くて多くの樹木を人が運ぶことは危険を伴う。
運搬車両による運搬方法として、例えば、樹木を伐採し、伐採した樹木を運搬する自走式の樹木伐採機が開示されている。(例えば、特許文献1)
特許2011−010604号
しかしながら、上記特許文献1に開示の伐採機は、依然としてスペースの限られた地上を走行しなければならず、地上には別の作業者もいるため、危険が伴う。
そこで、本発明は、これまでにない、既存の地形や樹木を生かしつつ、剪定または伐採を行い、また、剪定、伐採した樹木を自由に運搬することができる搬送方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の一の実施形態は、荷物の搬送方法であって、所定の間隔をおいて複数の構造物を地面に略直立に設置し、前記複数の構造物の間に複数のロープを水平に設置し、前記複数のロープの各々の両端を地面に接続し、前記複数のロープのうち、第1のロープに荷物の吊り上げ用滑車を設置し、前記複数のロープのうち、前記第1のロープに第1の接続用ロープを介して接続する、第2のロープに前記荷物の移動用滑車を設置し、前記複数のロープのうち、前記第2のロープに第2の接続用ロープを介して接続する、第3のロープに、前記荷物の吊り下げよう滑車を設置し、前記第1のロープの両端に巻き取り機を設置し、第1のロープを介して荷物を吊り上げ、第2のロープを介して前記荷物を所定方向に移動させる。
本発明によれば、これまでにない、既存の地形や樹木を生かしつつ、自由に伐採樹木を運搬することができる搬送方法及びシステムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態による搬送方法及びシステムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による搬送方法及びシステムのうち、荷物運搬時の状態の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による搬送システムにおける荷重制御方法の一例を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態の応用例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態の応用例の詳細を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態の応用例の詳細の別の例を示す概念図である。
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態による搬送方法は以下のとおりである。
[項目1]
荷物を搬送するための搬送方法であって、
所定の間隔をおいて複数の構造物を地面に略直立に設置し、
前記複数の構造物の間に複数のロープを水平に設置し、
前記複数のロープの各々の両端を地面に接続し、
前記複数のロープのうち、第1のロープに荷物の吊り上げ用滑車を設置し、
前記複数のロープのうち、前記第1のロープに第1の接続用ロープを介して接続する、第2のロープに前記荷物の移動用滑車を設置し、
前記複数のロープのうち、前記第2のロープに第2の接続用ロープを介して接続する、第3のロープに、前記荷物の吊り下げよう滑車を設置し、
前記第1のロープの両端に巻き取り機を設置し、第1のロープを介して荷物を吊り上げ、第2のロープを介して前記荷物を所定方向に移動させる、
搬送方法。
[項目2]
前記構造物は、第1及び第2の樹木である、請求項1に記載の搬送方法。
[項目3]
前記巻き取り機は、前記第1のロープ上であって、各々前記第1及び第2の樹木から地面の方向に対して所定の角度の位置に設置される、項目2に記載の搬送方法。
[項目4]
さらに、前記複数の構造物の各々を支持するための、複数の支持用ロープを設置することを特徴とする、項目1に記載の搬送方法。
[項目5]
前記第3のロープ上であって、前記複数の構造物のいずれかに近い位置に荷重測定器を設置し、
前記複数の支持用ロープの各々に、前記構造物を支持するための張力測定器を設置し、
前記荷重測定器によって測定される荷物の荷重と、前記張力測定器によって測定される張力とを比較することで、前記荷物の移動作業の可否を判定することを特徴とする、項目4に記載の搬送方法。
以下、図面を用いて本発明の第1の実施形態による搬送方法及びシステムについて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による搬送方法及びシステムの構成の一例を示す図である。
図1において、まず、搬送システム1は、地面に対して略直立して設置される一対の構造物として、樹木2A及び2Bを有する。樹木2A及び2Bの設置間隔は、伐採樹木等の運搬対象となる荷物を運搬するために必要なロープの長さに基づいて定めたり、任意の距離とすることができる。樹木2A及び樹木2Bは他の樹木の伐採を実施する森林に所在する既存の樹木であっても良いし、別途準備した樹木であってもよい。また、構造物として、樹木のほか、木製または鋼製の角柱や円柱状のものとすることができる。構造物の高さについても、既存の樹木の高さとすることできるが、頭上を移動する荷物が少なくとも地上の作業者を傷つけたり、作業を妨げしないような十分な高さであることが好ましい。なお、構造物として、樹木の代わりにクライミングポールやアンカーポール等を用いることもできる。運搬作業を行う場所において既に存在する樹木を用いたほうが、作業スペースの制限、コスト及び工数削減の効果から好ましいが、当該効果のいずれかを満たす目的、または、運搬作業に際して構造物として用いる適度な樹木が無い場合を想定して、クライミングポール等を用いることも考えられる。
また、構造物は、既存の樹木以外とする場合、既知の方法により地面に固定することができるが、例えば、支柱の地面側の端部に車輪を設けることで支柱自体を自走させることもできるし、また、移動作業車の荷台に積載することで、作業車とともに移動することもできる。または、構造物に替えて移動クレーン車を用いることもできる。
また、搬送システム1は、樹木2A、2Bの間の略水平方向にロープ3、ロープ4、ロープ5を有する。ロープとしては、任意の種類及び特性を有するロープを使用することが可能だが、引っ張り力に対応可能な強度を有するもの(例えば、ワイヤロープなど)が好ましい。ロープ3の両端は各々、樹木2A、2Bに設置された滑車7A及7Bを経由して、一端が巻き取り機9A、他端が巻き取り機9Bに接続され、さらに、地面にアンカー等により接続される。同様に、ロープ4、ロープ5についても各々、滑車7C、7D、または7E、7Fを経由して、端部が地面に接続される。ここで、滑車は、樹木の上端に近い所望の高さの位置にアンカーを設置し、アンカーから接続部材を介して設置することができるし、他の方法を用いることができる。
ここで、ロープ3は、荷物8の吊り上げ用ロープであり、樹木2A、2Bの間のロープ3上に滑車6A、6Bユニットが設置され、滑車6A、6Bの間を配置されるロープ3に対し、直接または間接的に、伐採樹木等の荷物が固定され、後述するロープ巻き取り機9A、9Bを制御することで荷物の吊り上げが可能となる。また、ロープ4は、荷物8の移動用ロープであり、ロープ3に対し、接続用ロープ13A、13B(接続可能なものであればこれに限らない)を介して接続し、樹木2A、2Bの間のロープ4上に移動用滑車ユニット14及び滑車6C、6Dが設置され、ロープ4に沿って、吊り上げられた荷物8が樹木2A、2B間を移動することが可能となる。また、ロープ5は、スライラインとも呼ばれ、荷物8を吊り下げつつ、樹木2A、2Bの直立性を維持するためのロープであり、ロープ4に対し、接続用ロープ13C、13D(接続可能なものであればこれに限らない)を介して接続し、樹木2A、2Bの間のロープ5条に荷物8の吊り下げ用滑車ユニット6E、6Fを有する。
また、搬送システム1は、樹木2A及び2Bの地面と接する位置近傍であって、ロープ3の両端の各々に、ロープを巻き取り/送り出しが可能なロープ巻き取り機9A及び9B(例えば、ポータラップやボラード等。以後「巻き取り機」という。)を有する。巻き取り機9A及び9Bは、滑車7A及び7Bに対して下方に位置していれば、樹木2A及び2Bの任意の位置に各々固定されてもよいし、滑車7A及び7Bに対して地面の方向(鉛直方向)に対して所定の角度の位置に設置されてもよい。ここで、また、巻き取り機9A、9Bを設置する角度は、滑車7A及び7Bに対して鉛直方向(真下の方向)であることが、後述する荷物8を引き上げ、移動させる負荷を軽減できるため好ましい。ここで、巻き取り機9A及び9Bは、ロープの巻き取り及び送り出しを手動で行うこととしてもよいし、自動で制御することとしてもよい。自動による制御の場合、ロープ巻き取り機に電動モータや、ロープの巻き取り/送り出し量をカウントするカウンタ及び速度計を備えることが好ましい。
このように、ロープ全体の構造として、ロープ3の両端が各々巻き取り機6A及び6Bに接続されることで、ロープ3は、巻き取り機6A及び6Bのいずれかによる巻き取りによって、荷物8が吊り上げられ、また、樹木2A、2Bの間において水平方向のいずれかに移動することができる。
さらに、搬送システム1は、いわゆるガイドラインと呼ばれる、樹木2A、2Bを支持するためのロープ12A、12Bを有する。図1においては、ロープ12A、12Bは各々、樹木2A、2Bに対して鉛直方向に所定の角度をもって、また、樹木2A、2Bを各々基点として、ロープ3、ロープ4、ロープ5上の荷物8を吊り上げる位置とは反対方向に向かって延伸し、地面に固定される。これにより、樹木2A、2Bは荷物の吊り上げに関わらず、転倒を回避することができる。
また、搬送システム1は、荷物8に近い位置に、荷物8の荷重を計測する計測器10Aを、ロープ5の、樹木2A、2Bに各々近い位置に、ロープ5にかかる荷重(搭載荷物による荷重)を計測するための計測器10Bを、さらに、ロープ12A、12Bの端部方向にかかる荷重(引っ張り荷重)を計測するための計測器10D及び10Eを有する。計測器としては、例えば、ロードセルを使用することができる。
また、搬送システム1は、制御装置15を有する。制御装置15は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置とすることができるが、スマートフォンや携帯電話、PDA等により構成しても良い。制御装置15は、制御部6、記憶部17及び送受信部18を少なくとも有する。
制御部15は、システム全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部16はCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部17に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
記憶部17は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。記憶部17は、制御部16のワークエリア等として使用され、また、各種設定情報等を格納する。
また、図示しないが、制御装置15は、ストレージを有することもできる。ストレージは、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベース(図示せず)がストレージに構築されていてもよい。
送受信部18は、制御装置9をインターネット等のネットワークに接続する。なお、送受信部18は、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インターフェースを備えていてもよい。送受信部18は、各計測器7によって計測される荷重に関する情報を、ネットワークを介して受信し、制御部16によって計算される、各巻き取り機9A、9Bによる引っ張り力を制御するための制御信号を、ネットワークを介して送信する。
また、図示しないが、制御装置15は、入出力部を備えることもできる。入出力装置は、例えば、作業員が荷物を運搬するために、システムを操作する指示を入力するキーボード・マウス類、タッチパネル等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
また、図示しないが、制御装置15は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達するバスを備えることができる。
なお、本実施形態において、本システムは、ロープを複数本備え、各々のロープに、荷物の吊り上げ、荷物の移動、荷物の吊り下げといった機能を持たせる構成としているが、例えば、荷物に移動用のロープと荷物の吊り下げ用のロープとを一本のロープとして構成したり、複数の機能を単一のロープに持たせることの変更を加えることもできる。
図2は、本発明の第1の実施形態による搬送方法及びシステムのうち、荷物運搬時の状態の一例を示す図である。
図2に示すように、巻き取り機6Bにロープの引っ張り力を加え、一定条件を満たすと、荷物8を搭載したロープ3が引っ張られ、滑車6A、6Bを介して荷物8が引き上げられる。
より具体的には、荷物の荷重をmとし、巻き取り機6Aによるロープの引っ張りによる引っ張り力をT1とすると、mg/2<T1cosΘの関係を満たすときに荷物8の引き上げが開始される。ここで、巻き取り機ドラム6Aが滑車7Aに対して鉛直方向(構造物2Aに沿った位置)に設置されている場合、mg/2<T1の関係を満たすときに滑車6が移動を開始することとなる。
荷物8は、ロープ3を介して引き上げられるとともに、ロープ4の移動用ユニットを介してロープ4に沿って樹木2Aの方向に移動を行うことができる。このとき、ロープ3及びロープ4の荷物8による荷重による撓みを是正するために、ロープ5がこれらのロープを引き上げる方向に作用し、安定的に荷物8を移動させることができる。
さらに、このような制御を安定的に実現するため、制御装置15は、計測器10A(ロードセル等)からロープ3上に設置される滑車6A、6Bに対して鉛直方向にかかる荷重(搭載荷物の荷重mg)、計測器10Bからロープ5の、樹木2A、2B近傍においてかかる荷重TW1、TW2、計測器10D、10Eからロープ12A、12Bにかかる荷重T1、T2を、各々ネットワークを介して受信し、例えば、荷重T1を基に樹木2Aを支持する力Tを算出し、TとTW1とを比較し、樹木2Aが倒木の危険がないかを判定し、荷物移動の作業の継続、中止を判定し、(図示しない)ユーザ端末等にアラートを送信することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態による搬送システムにおける搬送方法の一例を示すフローチャート図である。以下、上記図1、図2に基づいて説明した実施形態を想定して説明を行う。
まず、ステップS101として、制御装置15の送受信部18は、施工システム1のロープ3に搭載される荷物6(例えば、伐採された樹木)の荷重に関する情報を、ロープ3の端部に備えられた測定器10A(例えば、ロードセル)からネットワークを介して受信し、制御部16は、荷物の荷重mgを確認する。
次に、ステップS102として、制御部16は、測定器10Aから受信された情報を基に、搭載荷重がゼロか否かを確認する。
ここで、制御部16は、荷重がゼロである場合、荷物が積荷されていない、または、揚荷された、と判断し、ステップS103に進み、作業終了を決定する。
ここで、制御部16は、荷重がゼロでない場合、すなわち、荷物が積荷されていると判断した場合、ステップS104に進む。
次に、ステップS104として、制御装置15の送受信部18は、スカイラインロープ5の樹木2A、2B周辺にかかる荷重に関する情報を、樹木2A、2B近傍に設置された測定器10Bからネットワークを介して受信し、制御部16は、荷重TW1、TW2を確認する。また、送受信部18は、樹木2A、2Bを支持するガイドラインロープ12A、12Bにかかる張力に関する情報を、測定器10D、10Eからネットワークを介して受信し、制御部16は、張力T1、T2を確認する。
次に、ステップS105として、制御装置15の制御部16は、各々の測定器から収集された、各々の荷重の値を基に、樹木を支持するガイドラインロープの張力と荷物を吊り下げるスカイラインロープにかかる荷重との差を算出する。例えば、スカイラインロープ5に設置された測定器10Bから受信された荷重TW1の値が、mg/2であるとして、ガイドラインロープ12Aに設置された測定器10Dから受信された張力の値がT1である場合、制御部16は、張力T1を基に樹木2Aを、荷物によって引っ張られる力に対抗する張力Tの値を、T1・Cos(90−Θ)(Θ:樹木2Aに対してロープ12Aが張られた角度)として算出し、Tの値とTW1の値とを比較し、値の差が所定の閾値以下(または閾値より下回るか)であるかを確認する。すなわち、ガイドラインロープにより樹木を支持する力が、樹木が荷重により倒される力を十分に上回るか(荷重差が十分であるか)、を確認する。この閾値は、安全面を考えて、ある程度広い範囲で見積もることができる。
ここで、荷重差が閾値以下である場合、ステップS106に進み、制御部16は、さらに荷重差が上記閾値より低い閾値以下(または閾値より下回るか)であるかを決定する。すなわち、樹木が荷重により倒される力が、ガイドラインロープにより樹木を支持する力に限りなく近づき、樹木が転倒するリスクが高まっていないか、を確認する。
ここで、荷重差が閾値以下ではない場合、ステップS107に進み、制御部16は、作業を継続することを決定する。
ステップS106の処理において、荷重差がさらに低い閾値以下である場合、ステップS109に進み、制御部16は、作業中止を決定し、巻き取り機9A、9Bの動作を停止するよう制御信号を送信することができる。また、ここで、制御部16は、作業中止の旨の通知をユーザ端末等に送信したり、本システムに備えられた表示器等に作業中止の旨表示を行うこともできる。
ステップS106の処理において、荷重差がさらに低い閾値以下ではない場合、ステップS108に進み、制御部16は、「注意」のステータスを確認しながら、注意の旨の通知をユーザ端末等に送信したり、本システムに備えられた表示器等に注意の旨表示を行うこともできる。
以上により、本実施形態によれば、樹木等の構造物の間にロープを設置し、適切にロープにかかる荷重を監視することで、安全に、また、自由度高く、伐採樹木等の荷物を運搬することができる。
なお、本実施形態においては、鉛直方向にかかる荷重としてロープ端部に搭載される荷物のみを考慮に入れたが、ロープの自重他の荷重を考慮に入れることもできる。また、ロープの両端方向にかかる荷重についても、ロープに対する引っ張り力または巻き取り力を考慮に入れたが、ロープの自重やロープによる摩擦力等他の要素も考慮に入れることができる。
図4は、本実施形態の施工システムの応用例を示した図である。
図4に示すように、複数の樹木等の構造物を本システムに適用することで、伐採樹木等の荷物を運搬するルートを構築することができる。ここで、複数の構造物2A乃至2Dの各々の間を接続するロープ3は一本のロープでも良いし、複数のロープであっても良い。また、各構造物において滑車を設置することで、複数の構造物に跨ってロープを拡張することができる。
図5は、本発明の第1の実施形態の応用例の詳細を示す概念図である。
図4に示す、複数の樹木を経由して荷物を搬送するシステムにおいて、中継地点として利用される樹木2Cにおいて、図5(a)に示すように、ロープ3A、ロープ3B、ロープ3Cを通す滑車7Gを設置し、また、ロープ3Bを通し、ロープ21を介して樹木2Cに固定される滑車7Hを設置する。ロープ3A、ロープ3Bは一体であってもよく、樹木2B、2Cに各々固定されたウィンチ20B、20Aによって引き出し、巻き取りが可能である。また、ロープ3B、ロープ3Cも一体であってもよく、樹木2C、2Dに各々固定されたウィンチ20A、20Cによって引き出し、ロック、巻き取りが可能である。
本実施形態において、図5(a)に示すように、荷物8が、ウィンチ20Aの巻き取りによって樹木2B及び2Cの間を移動し、やがて滑車7Gに近づき、滑車7Gに接触するタイミングで、ウィンチ20Aがロープ3A及び3Bの巻き取りを停止する(ロックする)よう制御され、さらに、ウィンチ20Cがロープ3B及び3Cの巻き取りを開始するよう制御されることで、図5(b)に示すように、荷物8が滑車7Gを押し出すように、樹木2C及び2Dの間を移動する。このように、荷物は複数の樹木を中継地点として移動を続けることができる。
図6は、本発明の第1の実施形態の応用例の詳細の別の例を示す概念図である。
図6に示す搬送システムは、図5に示すものと基本的に同じ構成であるが、図6(a)に示すように、ロープ3A上であって、荷物8に対して樹木2B側に滑車7Jを設置する。滑車7Jを通じてロープ23が樹木2Cに固定されたウィンチ23によって巻き取り、引き出されるよう構成される。特に荷物8の体積が大きかったり、重かったりする場合、荷物8の先端、後端に各々荷物8とロープ3Aとを固定する固定具を設置し、荷物8とロープ3Aとを固定することで、樹木2B及び2Cの間で安定的に荷物を搬送することが可能となる。この際、荷物8の重みでロープ3Aが撓まないようにウィンチ22によってロープ23のテンションを維持する。
図5に示す例と同様に、荷物8が、ウィンチ20Aの巻き取りによって樹木2B及び2Cの間を移動し、やがて滑車7Gに近づき、滑車7Gに接触するタイミングで、ウィンチ20Aがロープ3A及び3Bの巻き取りを停止する(ロックする)よう制御され、さらに、ウィンチ20Cがロープ3B及び3Cの巻き取りを開始するよう制御されることで、図6(b)に示すように、荷物8が滑車7Gを押し出すように、樹木2C及び2Dの間を移動する。ここで、ウィンチ22の近傍にロードセルを設置し、ロープ23にかかる荷重が所定値以下の場合は、ウィンチ22がロープの巻き取りを行うよう制御し、ロープ23にかかる荷重が所定値を超えた場合に、すなわち、荷物8が樹木2Cに到達し、滑車7Gを押し出して、樹木2C及び2Dの間を移動を開始するタイミングで、ウィンチ22をロックし、荷物8がロープ23を介して樹木2Cに対して固定された状態で、ロープ3Cを介して樹木2C及び2Dの間を移動することができる。これにより、荷物は安定した状態で樹木間を移動することができる。
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
1 搬送システム
2A、2B、2C、2D 樹木
3、3A、3B、3C、4、5、21、23 ロープ
6A、6B、6C、6D、6E、6F 滑車
7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7H、7J 滑車
8 荷物
9A、9B 巻き取り機
10A、10B、10D、10E 計測器
制御装置
10 制御部
12A、12B ガイドラインロープ
13A、13B、13C、13D 接続ロープ
14 移動用ユニット
15 制御装置
16 制御部
17 記憶部
18 送受信部
20A、20B、20C、22 ウィンチ



























Claims (5)

  1. 荷物の搬送方法であって、
    所定の間隔をおいて複数の構造物を地面に略直立に設置し、
    前記複数の構造物の間に複数のロープを水平に設置し、
    前記複数のロープの各々の両端を地面に接続し、
    前記複数のロープのうち、第1のロープに荷物の吊り上げ用滑車を設置し、
    前記複数のロープのうち、前記第1のロープに第1の接続用ロープを介して接続する、第2のロープに前記荷物の移動用滑車を設置し、
    前記複数のロープのうち、前記第2のロープに第2の接続用ロープを介して接続する、第3のロープに、前記荷物の吊り下げ滑車を設置し、
    前記第1のロープの一端側と他端側に第1のロープを巻き取る巻き取り機を設置し、第1のロープを介して荷物を吊り上げ、第2のロープを介して前記荷物を所定方向に移動させる、
    搬送方法。
  2. 前記構造物は、第1及び第2の樹木である、請求項1に記載の搬送方法。
  3. 前記巻き取り機は、前記第1のロープ上であって、各々前記第1及び第2の樹木から地面の方向に対して所定の角度の位置に設置される、請求項2に記載の搬送方法。
  4. さらに、前記複数の構造物の各々を支持するための、複数の支持用ロープを設置することを特徴とする、請求項1に記載の搬送方法。
  5. 前記第3のロープ上であって、前記複数の構造物のいずれかに近い位置に荷重測定器を設置し、
    前記複数の支持用ロープの各々に、前記構造物を支持するための張力測定器を設置し、
    前記荷重測定器によって測定される荷物の荷重と、前記張力測定器によって測定される張力とを比較することで、前記荷物の移動作業の可否を判定することを特徴とする、請求項4に記載の搬送方法。

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