JP6674997B1 - 光学式安全装置、プレスブレーキ、及びワーク検出方法 - Google Patents

光学式安全装置、プレスブレーキ、及びワーク検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曲げ加工の作業工数を減らして、曲げ加工の作業能率の向上を図ること。【解決手段】受光量取得部60は、受光器52の単位時間当たりの受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得する。遮光検出部66は、取得された受光器の単位時間当たりの受光量が、監視光Bの遮光有りを検出するための判定閾値Thよりも低下した否かを判定することにより、監視光Bの遮光の有無を検出する。遮光検出部66の検出感度は、曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、取得された受光器52の高さ位置が所定の第2高さ位置LP2よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わるように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、プレスブレーキにおける上金型と下金型の間への異物の進入を監視する光学式安全装置、プレスブレーキ、及びワーク検出方法に関する。
近年、板状のワーク(板金)の曲げ加工の作業の安全性を十分に確保するために、プレスブレーキが光学式安全装置を備えることが多くなっている(特許文献1参照)。光学式安全装置の構成等について簡単に説明すると、次の通りである。
プレスブレーキの上部テーブルの長さ方向一方側には、上金型の直下を含む直下近傍を通り上部テーブルの長さ方向他方側に向かって監視光を投光する投光器が設けられている。上部テーブルの長さ方向他方側には、監視光を受光する受光器が設けられており、受光器は、監視光の受光量に応じた受光電圧(電圧信号)を出力する受光素子を有している。また、光学式安全装置は、上金型と下金型の間への異物の進入を監視するための監視コントローラを備えており、監視コントローラには、投光器及び受光器が接続されている。監視コントローラは、受光器の受光量(受光電圧)を一定のサンプリング時間間隔で取得する。監視コントローラは、取得された受光器の受光量が、監視光の遮光有りを検出するための判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、監視光の遮光の有無を検出する。
監視コントローラは、所定の加工プログラムに基づく初回加工を行う場合には、光学式安全装置を用いて、下金型上におけるワークの有無の検出、及び実際のワークの上面の高さ位置についての適正判定を次のように行うことがある。
監視コントローラは、受光器の高さ位置が所定の高さ位置よりも低くなった後に、取得された受光器の受光素子の受光量が判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、監視光の遮光の有無を検出し、ワークの有無を検出する。所定の高さ位置とは、所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置(以下、適宜に加工プログラム上におけるワークの上面の高さ位置という)の直上位置のことである。また、監視コントローラは、監視光の遮光有りが検出されると、下金型上におけるワーク有りを検出する。そして、監視コントローラは、下金型上におけるワーク有りが検出された際における受光器の高さ位置に基づいて、実際のワークの上面の高さ位置を取得する。監視コントローラは、取得された実際のワークの上面の高さ位置が加工プログラム上におけるワークの上面の高さ位置に比べて適正であるか否か判定する。
一方、監視コントローラは、監視光の遮光無しが検出されると、受光器の高さ位置が所定の他の高さ位置より低くなったことを条件として、下金型上におけるワーク無しを検出する。所定の他の高さ位置とは、加工プログラム上におけるワークの上面の高さ位置の直下位置のことである。
特開2016−128180号公報
ところで、図1(a)に示すように、ワークWの厚み(板厚)が非常に薄くかつ下金型DMのV幅が大きい場合には、上金型UMの直下周辺を通る監視光がワークWによって遮光されても、受光器RXの受光素子Rxaの受光量(受光電圧)の低下量が小さく、監視光の遮光の有無を検出することができない。そのため、図1(b)に示すように、所定の加工プログラムに基づく初回加工を行う前に、マグネットシートMSの上端を下金型DMの上面と同じ高さ位置に位置させた状態で、マグネットシートMSを下金型DMの側面に貼付けている。これにより、ワークWに仮想的な厚みを与えて、監視光の遮光の有無を確実に検出することができる。なお、図1(a)(b)は、本発明の課題を説明するための模式図である。図面中、「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。
しかしながら、加工プログラムが変わる度、換言すれば、製品形状が変わる度に、マグネットシートMSを下金型DMの側面に貼付ける工程が増えると、曲げ加工の作業が煩雑化して、曲げ加工の作業能率の向上を図ることが困難になる。
そこで、本発明は、ワークの厚みが非常に薄くても、マグネットシートを用いることなく、下金型上におけるワークの有無を確実に検出することができる、光学式安全装置等を提供することを課題とする。
本発明の第1実施態様に係る光学式安全装置は、プレスブレーキの上部テーブルの長さ方向一方側に設けられ、上金型の直下を含む直下周辺を通り前記上部テーブルの長さ方向他方側に向かって監視光を投光する投光器と、前記上部テーブルの長さ方向他方側に設けられ、前記監視光を受光する受光器と、前記受光器の受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得する受光量取得部と、取得された前記受光器の受光量が、前記監視光の遮光有りを検出するための判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、前記監視光の遮光の有無を検出する遮光検出部と、を備えている。前記遮光検出部の検出感度は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わるように構成されている。
本発明の第1実施態様によると、前述のように、前記遮光検出部の検出感度は、曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の高さ位置よりも低くなった場合に、前記通常感度モードから前記高感度モードに切り替わるように構成されている。これにより、 ワークの厚みが非常に薄くても、マグネットシートを用いることなく、前記監視光の遮光の有無を確実に検出することができる。そして、前記下金型上におけるワークの有無の検出、及び実際のワークの上面の高さ位置についての適正判定を確実に行うことができる。
本発明の第1実施態様に係る光学式安全装置は、前記監視光の遮光有りを検出するための通常感度用閾値、及び通常感度用閾値よりも高くかつ前記監視光の遮光有りを検出するための高感度用閾値を設定する閾値設定部と、設定された前記通常感度用閾値及び前記高感度用閾値のいずれかを前記判定閾値として選択する閾値選択部と、を備えてもよい。この場合に、前記閾値選択部は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、前記高感度用閾値を前記判定閾値として選択する。
本発明の第1実施態様では、前記通常感度モードとは、前記受光器の受光量が前記判定閾値よりも低下したと複数回連続して判定された場合に、前記監視光の遮光有りと検出するモードであり、前記高感度モードとは、前記受光器の受光量が前記判定閾値よりも低下したと前記通常感度モードにおける連続判定の回数よりも少ない回数で判定された場合に、前記監視光の遮光有りと検出するモードであってもよい。
本発明の第1実施態様に係る光学式安全装置は、前記遮光検出部の検出感度が前記高感度モードに切り替わった状態で、前記遮光検出部からの検出結果に基づいて、下金型上におけるワークの有無を検出するワーク検出部を備えてもよい。この場合に、本発明の第1実施態様に係る光学式安全装置は、前記下金型上におけるワーク有りが検出された際における前記受光器の高さ位置に基づいて、実際のワークの上面の高さ位置を取得するワーク高さ位置取得部と、取得された実際のワークの上面の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置と比べて適正であるか否かを判定する適正判定部を備えてもよい。更に、前記遮光検出部の検出感度は、前記下金型上におけるワーク有り又はワーク無しが検出された場合に、前記高感度モードから前記通常感度モードに切り替わるように構成されてもよい。
本発明の第2実施態様に係るプレスブレーキは、本発明の第1実施態様に係る光学式安全装置を備えている。
本発明の第2実施態様によると、本発明の第1実施態様と同様の作用を奏する。
本発明の第3実施態様に係るワーク検出方法は、プレスブレーキの上部テーブルの長さ方向一方側に設けられた投光器が、上金型の直下を含む直下周辺を通り前記上部テーブルの長さ方向他方側に向かって監視光を投光し、前記上部テーブルの長さ方向他方側に設けられた受光器が前記監視光を受光した状態で、前記受光器の受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得する。そして、取得された前記受光器の受光量が、前記監視光の遮光有りを検出するための判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、前記監視光の遮光の有無を検出し、ワークの有無を検出する。前記監視光の遮光の有無の検出感度は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わる。
本発明の第3実施態様によると、前述のように、前記監視光の遮光の有無の検出感度は、曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の高さ位置よりも低くなった場合に、前記通常感度モードから前記高感度モードに切り替わる。これにより、 ワークの厚みが非常に薄くても、マグネットシートを用いることなく、前記監視光の遮光の有無を確実に検出することができる。そして、前記下金型上におけるワークの有無の検出、及び実際のワークの上面の高さ位置についての適正判定を確実に行うことができる。
本発明によれば、所定の加工プログラムに基づく初回加工を行う前に、前記下金型の側面にマグネットシートを貼付ける工程を無くすことができる。よって、本発明によれば、曲げ加工の作業工数を減らして、曲げ加工の作業能率の向上を図ることができる。
図1(a)(b)は、本発明の課題を説明するための模式図である。 図2は、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの模式的な正面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの模式的な右側面図である。 図4は、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの制御ブロック図である。 図5は、加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置、実際のワークの上面の高さ位置、所定の第1高さ位置、所定の第2高さ位置、及び所定の第3高さ位置を説明するための模式図である。 図6(a)は、遮光検出部の検出感度を通常感度モードに切り替えた状態で、受光器の受光量が判定閾値としての通常感度用閾値よりも低下した様子を示す図である。図6(b)は、遮光検出部の検出感度を高感度モードに切り替えた状態で、受光器の受光量が判定閾値としての高感度用閾値よりも低下した様子を示す図である。 図7(a)は、遮光検出部の検出感度を通常感度モードに切り替えた状態で、受光器の受光量が判定閾値よりも低下したと2回連続して判定された様子を示す図である。図7(b)は、遮光検出部の検出感度を高感度モードに切り替えた状態で、受光器の受光量が判定閾値よりも低下したと1回判定された様子を示す図である。 図8Aは、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの動作を示すフローチャート図である。 図8Bは、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの動作を示すフローチャート図である。 図8Cは、本発明の実施形態に係るプレスブレーキの動作を示すフローチャート図である。
本発明の実施形態について、図2から図8Cを参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「異物」とは、例えば、作業者の指及び工具等、ワーク以外の物体のことをいう。「長さ方向」とは、プレスブレーキの長さ方向のことをいい、本発明の実施形態においては、左右方向のことをいう。「長さ方向一方側」とは、プレスブレーキの長さ方向の一方側のことをいい、本発明の実施形態においては、右側のことをいう。「長さ方向他方側」とは、プレスブレーキの長さ方向の他方側のことをいい、本発明の実施形態においては、左側のことをいう。「奥行方向」とは、プレスブレーキの奥行方向のことをいい、本発明の実施形態においては、前後方向のことをいう。図面中、「FF」は前方向、「FR」は後方向、「L」は左方向、「R」は右方向、「U」は上方向、「D」は下方向をそれぞれ指している。
図2及び図3に示すように、本発明の実施形態に係るプレスブレーキ10は、上金型12と下金型14の協働により板状のワーク(板金)Wに対して曲げ加工を行う加工機である。また、プレスブレーキ10は、本体フレーム16を備えており、本体フレーム16は、長さ方向(左右方向)に離隔対向した一対のサイドプレート18と、一対のサイドプレート18を連結する複数の連結部材20とを有している。
本体フレーム16の下部には、長さ方向に延びた下部テーブル22が設けられている。下部テーブル22の上側には、下金型14を着脱可能に保持する下金型ホルダ24が設けられている。また、本体フレーム16の上部には、長さ方向に延びた上部テーブル26が昇降可能(上下方向へ移動可能)に設けられており、上部テーブル26は、下部テーブル22に上下に対向している。上部テーブル26の下側には、上金型12を着脱可能に保持する複数の上金型ホルダ28が設けられている。更に、各サイドプレート18の上部には、上部テーブル26を昇降させる昇降アクチュエータとして油圧式の昇降シリンダ30が設けられている。
なお、上部テーブル26を昇降可能に構成する代わりに、下部テーブル22を昇降可能に構成してもよい。昇降アクチュエータとして油圧式の昇降シリンダ30を用いる代わりに、昇降サーボモータ(図示省略)を用いてもよい。
プレスブレーキ10は、上部テーブル26の高さ位置を検出する検出器としてリニアエンコーダ32を備えている。リニアエンコーダ32は、片方のサイドプレート18に設けられかつ上下方向に延びたリニアスケール34と、上部テーブル26の適宜位置に設けられかつリニアスケール34の目盛を読み取る読取ヘッド(図示省略)とを有している。また、下部テーブル22の背面側(後方)には、ワークWを下金型14に対して奥行方向(前後方向)に位置決めするためのバックゲージ36が設けられている。バックゲージ36は、ワークWの端面を突き当て可能な突き当て部材38を有しており、突き当て部材38は、奥行方向へ位置調節可能である。なお、検出器としてリニアエンコーダ32を用いる代わりに、ロータリーエンコーダ(図示省略)を用いてもよい。
図1及び図4に示すように、プレスブレーキ10は、加工プログラムに基づいて、一対の昇降シリンダ30及びバックゲージ36等を制御する制御装置(NC装置)40を備えている。制御装置40は、コンピュータによって構成されており、制御装置40には、リニアエンコーダ32等が接続されている。制御装置40は、加工プログラム、金型情報、ワーク情報、及び製品情報等を記憶するメモリ(図示省略)と、加工プログラムを解釈して実行するCPU(図示省略)とを有している。金型情報には、上金型12の形状及び各部位の寸法、並びに下金型14の形状及び各部位の寸法等を表す情報が含まれている。ワーク情報には、ワークWの材質、形状、及び各部位の寸法等を表す情報が含まれている。製品情報には、製品(図示省略)の形状及び各部位の寸法等を表す情報が含まれている。
プレスブレーキ10は、上金型12と下金型14の間へのワークW以外の異物の進入を監視する光学式安全装置42を備えている。そして、光学式安全装置42の具体的な構成は、次の通りである。
図1及び図2に示すように、上部テーブル26の長さ方向一方側(右側)には、第1サポート部材44が設けられている。第1サポート部材44には、上金型12の直下を含む直下周辺を通り上部テーブル26の長さ方向他方側(左方向)に向かって監視光Bとしてのレーザ光を投光する投光器46が設けられている。換言すれば、上部テーブル26の長さ方向一方側には、投光器46が第1サポート部材44を介して設けられている。また、投光器46は、監視光Bとしてのレーザ光を発光する発光素子48としてレーザダイオードを有している。投光器46の上部テーブル26に対する相対的な高さ位置は、上金型12の高さに応じて調節可能である。
上部テーブル26の長さ方向他方側(左側)には、第2サポート部材50が設けられている。第2サポート部材50には、監視光Bとしてのレーザ光を受光する受光器52が設けられている。換言すれば、上部テーブル26の長さ方向他方側には、受光器52が第2サポート部材50を介して設けられている。第2サポート部材50には、受光器52が第2サポート部材50を介して設けられている。また、受光器52は、監視光(レーザ光)Bの受光量に応じた受光電圧(電圧信号)を出力する受光素子54としてのフォトダイオードを有している。受光器52の上部テーブル26に対する相対的な高さ位置は、上金型12の高さに応じて調節可能である。
なお、発光素子48の前側に複数の開口部を有したマスク(図示省略)を配置して、監視光Bの数を複数にしてもよい。この場合には、受光素子54の数を複数にする。また、監視光Bは平行光であればよく、監視光Bとしてレーザ光に代わりにLED光を用いてもよい。この場合には、発光素子48としてレーザダイオードの代わりに発光ダイオードを用いる。
図1、図4、及び図5に示すように、受光素子54側の適宜位置には、上金型12と下金型14の間へのワークW以外の異物の進入を監視するための監視コントローラ56が設けられている。監視コントローラ56は、コンピュータによって構成されており、監視コントローラ56には、投光器46、受光器52、及び制御装置40等が接続されている。また、監視コントローラ56は、監視プログラム等を記憶するメモリ(図示省略)と、監視プログラムを解釈して実行するCPU(図示省略)とを有している。監視コントローラ56のCPUは、制御装置40からニアエンコーダ32の検出結果を一定のサンプリング時間間隔で取得する。監視コントローラ56のCPUは、加工プログラムに設定されたワークWの上面の高さ位置(以下、適宜に加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置という)PPを制御装置40から取得する。
図4及び図6(a)(b)に示すように、監視コントローラ56は、通常感度用閾値Th1及び高感度用閾値Th2を設定する閾値設定部としての閾値設定回路58を有している。通常感度用閾値Th1とは、監視光Bの遮光有りを検出するための閾値(閾値電圧)のことである。高感度用閾値Th2とは、通常感度用閾値よりも高くかつ前記監視光の遮光有りを検出するための閾値(閾値電圧)のことである。
監視コントローラ56のCPUは、受光量取得部60、受光器高さ位置取得部62、無効化部64、遮光検出部66、閾値選択部68、ワーク検出部70、ワーク高さ位置取得部72、及び適正判定部74としての機能を有している。そして、受光器高さ位置取得部62、受光量取得部60、無効化部64、遮光検出部66、閾値選択部68、ワーク検出部70、ワーク高さ位置取得部72、及び適正判定部74の具体的な内容は、次の通りである。
図4から図6(a)(b)に示すように、受光量取得部60は、受光器52の単位時間当たりの受光量(受光器52の受光電圧)を一定のサンプリング時間間隔で取得する。また、受光器高さ位置取得部62は、制御装置40から取得したリニアエンコーダ32の検出結果に基づいて、受光器52(受光素子54)の高さ位置を一定のサンプリング時間間隔で算出によって取得する。受光器52の高さ位置は、監視光Bの高さ位置に相当する。
無効化部64は、プレスブレーキ10による曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく2回目以降の加工であって、取得された受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP1よりも低い場合に、光学式安全装置42による監視を無効化する。所定の第1高さ位置LP1とは、加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの直上位置のことをいう。
遮光検出部66は、取得された受光器の単位時間当たりの受光量が、監視光Bの遮光有りを検出するための判定閾値Thよりも低下した否かを判定することにより、監視光Bの遮光の有無を検出する。具体的には、遮光検出部66は、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Thよりも低下した場合には、監視光Bの遮光有りを検出する。遮光検出部66は、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Thよりも低下していない場合には、監視光Bの遮光無しを検出する。また、閾値選択部68は、設定された通常感度用閾値(閾値電圧)Th1及び高感度用閾値(閾値電圧)Th2のいずれかを判定閾値Thとして選択する。
図4、図6(a)(b)、及び図7(a)(b)に示すように、遮光検出部66の検出感度は、通常感度モードと高感度モードとに切替可能に構成されている。通常感度モードとは、通常感度用閾値Th1が判定閾値Thとして選択され、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th1)よりも低下したと2回連続して判定された場合に、監視光Bの遮光有りと検出するモードのことである。高感度モードとは、高感度用閾値Th2が判定閾値Thとして選択され、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下したと1回判定された場合に、監視光Bの遮光有りと検出するモードのことである。なお、通常感度モードにおける連続判定の回数を2回以外の複数回にしてもよい。また、高感度モードにおける判定の回数は1回限るものでなく、通常感度モードにおける連続判定の回数よりも少ない回数であればよい。
図4及び図5に示すように、閾値選択部68は、プレスブレーキ10による曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、取得された受光器52(受光素子54)の高さ位置が所定の第2高さ位置LP2よりも低くなった場合に、高感度用閾値Th2を判定閾値Thとして選択する。換言すれば、監視コントローラ56のCPUは、前述の場合に、遮光検出部66の検出感度を通常感度モードから高感度モードに切り替える。更に換言すれば、遮光検出部66の検出感度は、前述の場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わるように構成されている。ここで、所定の第2高さ位置LP2とは、加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの直上位置であって、所定の第1高さ位置LP1よりも低い高さ位置のことをいう。なお、所定の第2高さ位置LP2を所定の第1高さ位置LP1と同じ高さ又は所定の第1高さ位置LP1よりも高い高さ位置に設定してもよい。
ワーク検出部70は、 遮光検出部66の検出感度が高感度モードに切り替わった状態で、遮光検出部66からの検出結果に基づいて、下金型14上におけるワークWの有無を検出する。具体的には、ワーク検出部70は、遮光検出部66の検出感度が高感度モードに切り替わった状態で、監視光Bの遮光有りが検出されると、下金型14上におけるワークWの有りを検出する。ワーク検出部70は、遮光検出部66の検出感度が高感度モードに切り替わった状態で、監視光Bの遮光無しが検出された際における受光器52の高さ位置が所定の第3高さ位置LP3よりも低くなった場合に、下金型14上におけるワーク無しを検出する。ここで、所定の第3高さ位置LP3とは、加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの直下位置のことをいう。
監視コントローラ56のCPUは、プレスブレーキ10による曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、下金型14上におけるワーク有り又はワーク無しが検出された場合に、遮光検出部66の検出感度を高感度モードから通常感度モードに切り替える。換言すれば、遮光検出部66の検出感度は、前述の場合に、高感度モードから通常感度モードに切り替わるように構成されている。
ワーク高さ位置取得部72は、下金型14上におけるワーク有りが検出された際における受光器52の高さ位置に基づいて、実際のワークWの上面の高さ位置WPを算出によって取得する。また、適正判定部74は、取得された実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPと比べて適正であるか否かを判定する。具体的には、適正判定部74は、実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの許容範囲内である場合には、実際のワークWの上面の高さ位置WPが適正であると判定する。適正判定部74は、実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの許容範囲を越えている場合には、実際のワークWの上面の高さ位置PPが適正でないと判定する。
続いて、本発明の実施形態に係るワーク検出方法を含めて、本発明の実施形態の作用について図8A、図8B、及び図8C等を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係るワーク検出方法は、下金型14上におけるワークWの有無の検出、及び実際のワークWの上面の高さ位置についての適正判定を行うための方法である。本発明の実施形態に係るワーク検出方法は、受光量取得ステップと、遮光検出ステップと、ワーク検出ステップと、適正判定ステップとを備えている。
作業者がプレスブレーキ10の電源を投入して、スタートボタン(図示省略)を押下操作する。すると、監視光Bが投光器46から上金型12の直下を含む直下周辺に向かって監視光Bを投光すると共に、受光器52が監視光Bを受光する。次に、監視コントローラ56のCPUは、受光器52の単位当たりの受光量(受光素子54の受光電圧)が所定の受光量以上であることを確認すると、安全信号をONする(図8AにおけるステップS101)。更に、監視コントローラ56のCPUは、制御装置40から加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPを取得する(図8AにおけるステップS102)。そして、制御装置40は、一対の昇降シリンダ30を制御して上部テーブル26を下降させて、曲げ加工動作を開始する(図8AにおけるステップS103)。
その後、受光量取得部60は、受光器52の単位時間当たりの受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得する(図8AにおけるステップS104)。また、受光器高さ位置取得部62は、制御装置40から取得したリニアエンコーダ32の検出結果に基づいて、受光器52の高さ位置を一定のサンプリング時間間隔で算出によって取得する(図8AにおけるステップS105、受光量取得ステップ)。そして、監視コントローラ56のCPUは、受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP1よりも低いか否か判定する(図8AにおけるステップS106)。
受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP1よりも低くない場合(図8AにおけるステップS106のNoの場合)には、遮光検出部66は、受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th1)よりも低下した否かを判定する(図8AにおけるステップS107)。受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th1)よりも低下していない場合(図8Aにおけるステップの107のNoの場合)には、遮光検出部66は、遮光無しを検出する。すると、監視コントローラ56のCPUは、遮光フラグをOFFにして(図8AにおけるステップS108)、図8AにおけるステップS104に処理を戻す。
受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th1)よりも低下している場合(図8AにおけるステップS107のYesの場合)には、遮光検出部66は、遮光フラグがONであるか否か判断する(図8AにおけるステップS109)。遮光フラグがONでない場合(図8BにおけるステップS109のNoの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、遮光フラグをONにして(図8BにおけるステップS110)、図8AにおけるステップS104に処理を戻す。遮光フラグがONである場合(図8BにおけるステップS109のYesの場合)には、遮光検出部66は、監視光Bの遮光有りを検出して(図8BにおけるステップS111、遮光検出ステップ)、監視コントローラ56のCPUは、安全信号をOFFにする(図8CにおけるステップS112)。すると、制御装置40は、一対の昇降シリンダ30を制御して上部テーブル26の下降動作を停止する(図8BにおけるステップS113)。
一方、受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP1よりも低い場合(図8AにおけるステップS106のYesの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であるか否か判断する(図8BにおけるステップS114)。曲げ加工が2回目以降の加工である場合(図8BにおけるステップS114のNoの場合)には、無効化部64は、光学式安全装置42による監視を無効化する(図8BにおけるステップS115)。曲げ加工が初回加工である場合(図8AにおけるステップS114のYesの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、受光器52の高さ位置が所定の第2高さ位置LP2よりも低いか否か判定する(図8BにおけるステップS116)。受光器52の高さ位置が所定の第2高さ位置LP2よりも低くない場合(図8BにおけるステップS116のNoの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、図8AにおけるステップS104に処理を戻す。
受光器52の高さ位置が所定の第2高さ位置LP2よりも低い場合(図8BにおけるステップS116のYesの場合)には、閾値選択部68は、高感度用閾値Th2を判定閾値Thとして選択する。換言すれば、監視コントローラ56のCPUは、遮光検出部66の検出感度(監視光Bの遮光の有無の検出感度)を通常感度モードから高感度モードに切り替える(図8BにおけるステップS117)。そして、遮光検出部66は、受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下した否かを判定する(図8CにおけるステップS118)。
受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下している場合(図8BにおけるステップS118のYesの場合)には、遮光検出部66は、監視光Bの遮光有りを検出する(図8BにおけるステップS119、遮光検出ステップ)。すると、ワーク検出部70は、下金型14上におけるワークWの有りを検出して(図8BにおけるステップS120、ワーク検出ステップ)、監視コントローラ56のCPUは、遮光検出部66の検出感度を高感度モードから通常感度モードに切り替える(図8CにおけるステップS121)。
その後、ワーク高さ位置取得部72は、下金型14上におけるワーク有りが検出された際における受光器52の高さ位置に基づいて、実際のワークWの上面の高さ位置WPを算出によって取得する(図8CにおけるステップS122)。そして、適正判定部74は、実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの許容範囲内であるか否か判定する(図8CにおけるステップS123、適正判定ステップ)。実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの許容範囲内である場合(図8CにおけるステップS123のYesの場合)には、適正判定部74は、実際のワークWの上面の高さ位置WPが適正であると判定する(図8CにおけるステップS124)。
実際のワークWの上面の高さ位置WPが加工プログラム上のワークWの上面の高さ位置PPの許容範囲内でない場合(図8CにおけるステップS123のNoの場合)には、適正判定部74は、実際のワークWの上面の高さ位置WPが適正でないと判定する(図8CにおけるステップS125)。そして、監視コントローラ56のCPUは、安全信号をOFFして(図8CにおけるステップS112)、制御装置40は、一対の昇降シリンダ30を制御して上部テーブル26の下降動作を停止する(図8CにおけるステップS113)。
一方、受光器の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下していない場合(図8BにおけるステップS118のNoの場合)には、遮光検出部66は、遮光無しを検出する。すると、監視コントローラ56のCPUは、遮光フラグをOFFにして(図8BにおけるステップS126)、受光器52の高さ位置が所定の第3高さ位置LP3よりも低いか否か判定する(図8BにおけるステップS127)。
受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP3よりも低い場合(図8BにおけるステップS127のYesの場合)には、ワーク検出部70は、下金型14上におけるワーク無しを検出する(図8BにおけるステップS128)。すると、監視コントローラ56のCPUは、遮光検出部66の検出感度を高感度モードから通常感度モードに切り替える(図8CにおけるステップS121)そして、監視コントローラ56のCPUは、安全信号をOFFして(図8CにおけるステップS112)、制御装置40は、一対の昇降シリンダ30を制御して上部テーブル26の下降動作を停止する(図8CにおけるステップS113)。受光器52の高さ位置が所定の第1高さ位置LP3よりも低くない場合(図8BにおけるステップS126のNoの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、図8AにおけるステップS104に処理を戻す。
実際のワークWの上面の高さ位置WPが適正であると判定した後又は光学式安全装置42による監視を無効にした後、監視コントローラ56のCPUは、曲げ加工動作が完了したか否か判断する(図8CにおけるステップS130)。そして、曲げ加工動作が完了した場合(図8CにおけるステップS130のYesの場合)には、監視コントローラ56のCPU等は、一連の処理を終了する。曲げ加工動作が完了してない場合(図8CにおけるステップS130のNoの場合)には、監視コントローラ56のCPUは、図8AにおけるステップS104に処理を戻す。
前述のように、遮光検出部66の検出感度(監視光Bの遮光の有無の検出感度)は、曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、受光器52の高さ位置が所定の第2高さ位置PL2よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わるように構成されている。これにより、 ワークWの厚みが非常に薄くても、マグネットシートMS(図1(b)参照)を用いることなく、監視光Bの遮光の有無を確実に検出することができる。そして、下金型14上におけるワークWの有無の検出、及び実際のワークWの上面の高さ位置WPについての適正判定ワークを確実に行うことができる。
従って、本発明の実施形態によれば、所定の加工プログラムに基づく初回加工を行う前に、下金型14の側面にマグネットシートを貼付ける工程を無くすことができる。よって、本発明の実施形態によれば、曲げ加工の作業工数を減らして、曲げ加工の作業能率の向上を図ることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、次のように態様で実施可能である。
受光取得部60のサンプリング間隔が薄板状のワークWの検出漏れが起きない程度に十分に高速である場合、判定閾値Thとして高感度用閾値Th2のみ用いてもよい。この場合に、通常感度モードは、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下したと複数回連続して判定された場合に、監視光Bの遮光有りと検出するモードになる。高感度モードは、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Th(Th2)よりも低下したと通常感度モードにおける連続判定の回数よりも少ない回数で判定された場合に、監視光Bの遮光有りと検出するモードになる。
受光取得部60のサンプリング間隔が薄板状のワークWの検出漏れが起きない程度に十分に高速である場合、受光器52の単位時間当たりの受光量が判定閾値Thよりも低下したと指定した回数連続して判定された場合に、監視光Bの遮光有りとしてもよい。この場合に、通常感度モードは、通常感度用閾値Th1が判定閾値Thとして選択されたモードになる。高感度モードは、高感度用閾値Th2が判定閾値Thとして選択されたモードになる。
そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
10 プレスブレーキ
12 上金型
14 下金型
16 本体フレーム
18 サイドプレート
20 連結部材
22 下部テーブル
24 下金型ホルダ
26 上部テーブル
28 上金型ホルダ
30 昇降シリンダ(昇降アクチュエータ)
32 リニアエンコーダ
34 リニアスケール
36 バックゲージ
38 突き当て部材
40 制御装置(NC装置)
42 光学式安全装置
44 第1サポート部材
46 投光器
48 発光素子
50 第2サポート部材
52 受光器
54 受光素子
56 監視コントローラ
58 閾値設定回路(閾値設定部)
60 受光量取得部
62 受光器高さ位置取得部
64 無効化部
66 遮光検出部
68 閾値選択部
70 ワーク検出部
72 ワーク高さ位置取得部
74 適正判定部
B 監視光(レーザ光)
UM 上金型
DM 下金型
MS マグネットシート
RX 受光器
Rxa 受光素子
W ワーク(板金)

Claims (8)

  1. プレスブレーキの上部テーブルの長さ方向一方側に設けられ、上金型の直下を含む直下周辺を通り前記上部テーブルの長さ方向他方側に向かって監視光を投光する投光器と、
    前記上部テーブルの長さ方向他方側に設けられ、前記監視光を受光する受光器と、
    前記受光器の受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得する受光量取得部と、
    取得された前記受光器の受光量が、前記監視光の遮光有りを検出するための判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、前記監視光の遮光の有無を検出する遮光検出部と、を備え、
    前記遮光検出部の検出感度は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わるように構成されたことを特徴とする光学式安全装置。
  2. 前記監視光の遮光有りを検出するための通常感度用閾値、及び通常感度用閾値よりも高くかつ前記監視光の遮光有りを検出するための高感度用閾値を設定する閾値設定部と、
    設定された前記通常感度用閾値及び前記高感度用閾値のいずれかを前記判定閾値として選択する閾値選択部と、を備え、
    前記閾値選択部は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、前記高感度用閾値を前記判定閾値として選択することを特徴とする請求項1に記載の光学式安全装置。
  3. 前記通常感度モードとは、前記受光器の受光量が前記判定閾値よりも低下したと複数回連続して判定された場合に、前記監視光の遮光有りと検出するモードであり、
    前記高感度モードとは、前記受光器の受光量が前記判定閾値よりも低下したと前記通常感度モードにおける連続判定の回数よりも少ない回数で判定された場合に、前記監視光の遮光有りと検出するモードであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学式安全装置。
  4. 前記遮光検出部の検出感度が前記高感度モードに切り替わった状態で、前記遮光検出部からの検出結果に基づいて、下金型上におけるワークの有無を検出するワーク検出部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の光学式安全装置。
  5. 前記下金型上におけるワーク有りが検出された際における前記受光器の高さ位置に基づいて、実際のワークの上面の高さ位置を取得するワーク高さ位置取得部と、
    取得された実際のワークの上面の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置と比べて適正であるか否かを判定する適正判定部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光学式安全装置。
  6. 前記遮光検出部の検出感度は、前記下金型上におけるワーク有り又はワーク無しが検出された場合に、前記高感度モードから前記通常感度モードに切り替わるように構成されたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の光学式安全装置。
  7. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の光学式安全装置を備えたことを特徴とするプレスブレーキ。
  8. プレスブレーキの上部テーブルの長さ方向一方側に設けられた投光器が、上金型の直下を含む直下周辺を通り前記上部テーブルの長さ方向他方側に向かって監視光を投光し、前記上部テーブルの長さ方向他方側に設けられた受光器が前記監視光を受光した状態で、前記受光器の受光量を一定のサンプリング時間間隔で取得し、
    取得された前記受光器の受光量が、前記監視光の遮光有りを検出するための判定閾値よりも低下した否かを判定することにより、前記監視光の遮光の有無を検出し、ワークの有無を検出し、
    前記監視光の遮光の有無の検出感度は、前記プレスブレーキによる曲げ加工が所定の加工プログラムに基づく初回加工であって、前記受光器の高さ位置が所定の加工プログラムに設定されたワークの上面の高さ位置の直上位置である所定の高さ位置よりも低くなった場合に、通常感度モードから高感度モードに切り替わることを特徴とするワーク検出方法。
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