JP6674929B2 - 柱梁接合部柱フープ筋幅止め具 - Google Patents
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Description
次に、柱筋に柱フープ筋を水平方向に取り付け、柱形成用の型枠を配設して柱のコンクリート打ちを行なう。
その後、二階梁形成用の凹部が形成されている型枠が組み立てられ、その型枠上で二階梁の鉄筋構造の組み立てを行なう。
また、柱梁接合部の梁上筋と梁下筋の間の柱筋の外周部分には、複数本の柱梁接合部柱フープ筋を水平方向に取り付ける。
しかし、この作業は型枠内の凹部内における作業となるので、鉄筋工事の配筋作業の作業者にとって凹部は型枠で囲まれているため作業が極めてやりにくく、そのために多大の手間と時間を必要とし、かつ、柱梁接合部柱フープ筋が傾いたり、間隔がバラバラになったりして、本来、水平で等間隔に柱梁接合部柱フープ筋を固定すべきものを適切に作業することは困難であった。
そして、このような場合には、鉄棒などによる落し込みの作業によって柱梁接合部柱フープ筋が係合体から外れる恐れがあった。このため、係合体の開口部の弾性作用を強化して、柱梁接合部柱フープ筋の係合体からの外れを押さえるために、開口部の大きさを小さくすれば、柱梁接合部柱フープ筋の挿入が困難となり、弾性作用の強化のためには、柱梁接合部柱フープ筋の外径とほぼ同じ内径を有する係合体を使用する必要があった。
そのために、柱梁接合部柱フープ筋のサイズ別に幅止め具の肉厚を変える必要があり、使用する柱梁接合部柱フープ筋のサイズの種類だけ幅止め具を用意する必要があった。
係合部1は略V字形構造体3をなしており、略V字形構造体3を構成する一対の対辺の両端部分は略U字形に内側に折り曲げられて形成されている。そのため、柱梁接合部柱フープ筋が係合部1に嵌入しやすくなっていると共に、一旦嵌入された柱梁接合部柱フープ筋が係合部1から外れることを防止するようになっており、係止された状態が維持されるようになっている。略V字形構造体3を構成する一対の対辺の両端部分は略U字形に内側に折り曲げられて形成されているために、柱梁接合部柱フープ筋を係合部1に嵌入する時に該部分に力が加わり収縮することによって、嵌入前の嵌入口4の間隔より大きな柱梁接合部柱フープ筋を係合部1に嵌入することが可能になっていると共に、一旦柱梁接合部柱フープ筋を嵌入した後は折り曲げられた該部分が収縮状態から元の状態に戻るために係合部1内に嵌入された柱梁接合部柱フープ筋が係合部1に係止された状態が維持される外れ防止用の役割を担っている。
嵌入口4が紐状に形成されていることにより、幅止め具を実際に使用する前に多数の幅止め具を同じ場所で保管している際にも幅止め具同士が絡み合うことなくまとめておくことができ、使用する際には多数の幅止め具の中から一つの幅止め具だけを容易に取り出すことが可能になっている。
そして、嵌入口4の中央部分に切り欠きが形成されていることにより、柱梁接合部柱フープ筋を嵌入する際に紐状に形成されている嵌入口4は切り欠き部分が切れて容易に開口するので、柱梁接合部柱フープ筋を大きな抵抗を感じることなく係合部1の中に入れることが可能である。
嵌入口4の間隔の大きさは、作業者が柱梁接合部柱フープ筋を係合部1の中に一旦入れた後は、係合部1から外れて出ることがないように係合する対象である柱梁接合部柱フープ筋の外径より小である。
なお、係合する対象の柱梁接合部柱フープ筋のサイズは、一つに限られるものではなく複数のサイズであってもよく、嵌入口4の間隔の大きさは、その中の最小のサイズの柱梁接合部柱フープ筋の外径より小であれば良い。これにより、作業の現場において使用する柱梁接合部柱フープ筋のサイズに合った幅止め具を複数の種類の幅止め具の中から選択するという作業は不要となり、作業性が向上する。
そして、略V字形構造体3を構成する一対の対辺の両端部分で略U字形に内側に折り曲げられて形成されている部分の嵌入口4側の端部は、端に近づくほど厚みが薄く形成されている。一つの係合部1に嵌入口4側の端部は2箇所あるが、2箇所共に端に近づくほど厚みが薄く形成されている。これも、柱梁接合部柱フープ筋を嵌入する際に、略U字形に内側に折り曲げられて形成されている部分が適切に折り曲がって容易に嵌入することができるようにするためである。
幅止め具の複数の係合部1を連結する連結部2は、紐状ではなく帯状となっており、引張強度が高くなっている。また、幅止め具の全ての係合部1に鉄筋を嵌入した場合でも十分な強度を保持している。この連結部2の帯状の幅は、図2に示されている通り、係合部1の幅と等しい長さとなっている。
また、作業前に幅止め具を保管している状態においても、連結部2が帯状である方が紐状である場合と比較すると、幅止め具同士が絡むことが少なく保管もしやすい。
また、幅止め具の材質としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ナイロンなどのプラスチック材を用いても良い。
2 連結部
3 略V字形構造体
4 嵌入口
5 補強部
Claims (9)
- 下階の床及び柱の鉄筋コンクリートの打設を行なった後、その上階の梁打設用の型枠を設置して上階の床及び柱の鉄筋コンクリートを打設し、同様にして順次上階を構築する鉄筋コンクリート工法における柱と梁が直角に交差する部分である柱梁接合部の柱筋の外周部分に水平方向に取り付けられる複数の柱梁接合部柱フープ筋を保持するための柱梁接合部柱フープ筋幅止め具であって、
前記柱梁接合部柱フープ筋を嵌入して保持するための嵌入口と空間を有する複数個の係合部と、
前記複数個の係合部の間を所定の等間隔で垂直方向に連結する連結部とから構成されており、
前記係合部は略V字形構造体をなしておりV字の内側の底部に近い部分は底部に向かって段階的に円弧半径が小さくなる複数の円弧状に形成され、前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の両端部分は略U字形に内側に折り曲げられて形成されており、前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の1つが前記連結部と結合していることを特徴とする柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。 - 前記連結部は柔軟性を有する同一幅の帯状で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記係合部の前記嵌入口が向いている方向は前記連結部の伸長方向と平行であり、上端に位置する前記係合部の前記嵌入口は下方を向き、上端以外の前記係合部の前記嵌入口は上方を向いていることを特徴とする請求項1または2に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の両端部分の間にある前記嵌入口は紐状に形成され、前記嵌入口の中央部分には前記柱梁接合部柱フープ筋を嵌入する際に容易に切れるように切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の両端部分で略U字形に内側に折り曲げられて形成されている部分の内、前記連結部側ではない部分のU字の底部の厚みは前記連結部側の部分のU字の底部の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の両端部分で略U字形に内側に折り曲げられて形成されている部分の内、前記連結部側の部分のU字の内側には折れ曲がりをある程度規制する補強部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記略V字形構造体を構成する一対の対辺の両端部分で略U字形に内側に折り曲げられて形成されている部分の嵌入口側の端部は、端に近づくほど厚みが薄く形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記係合部と前記連結部とをプラスチックで一体成型したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
- 前記略V字形構造体の底部の外側は前記柱梁接合部柱フープ筋を嵌入する際に作業者が痛みを感じないように角をなくした形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の柱梁接合部柱フープ筋幅止め具。
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