JP6672571B2 - サスペンションブラケットの補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サスペンションブラケットの補強構造に関する。
トレーリングアーム式サスペンションにおいて、トレーリングアームはサスペンションブラケットに支持される。サスペンションブラケットには、車両のコーナリング時にトレーリングアームを介して強大な横力が作用する。したがって、サスペンションブラケットの剛性は、車両の操縦安定性に影響を与え、剛性が低いと、コーナリング時の応答性と安定性が悪化する。
特許文献1に示されたサスペンションブラケットの支持構造では、横方向の剛性を高めるために、サスペンションブラケットの側板とクロスメンバとの間に斜めに延びるブレースを架設し、略三角トラスを形成している。
ところで、ブレースは一般に、引っ張りに対してはある程度の強度を確保できるが、圧縮に対して座屈を起こすことなく強度を確保するためには、サイズアップや本数追加で対応するほかはなく、特許文献1に示された構成でサスペンションブラケットの十分な剛性を確保しようとすれば車両の重量増加や部品点数の増加を招く。
また、特許文献1に示された構成では、車両後方視においてブレースが斜めに延ばされているので、車両の床下スペースが圧迫されるという問題もある。
特開2000−313361号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、前後方向および横方向の剛性をより高めることができるサスペンションブラケットの補強構造を提供することをその課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明によって提供されるサスペンションブラケットの補強構造は、車両においてトレーリングアームを支持するサスペンションブラケットの補強構造であって、前記サスペンションブラケットの下面に連結される基部と、前記基部から前方に延び、先端部が車体の適部に連結される第1延出部と、前記基部から前記第1延出部に対して平面視において所定の角度をもって前方に延び、先端部が車体の適部に連結される第2延出部と、を有する補強部材が設けられていることを特徴とする。
上記構成のサスペンションブラケットの補強構造によれば、補強部材は、サスペンションブラケットに連結される基部において一体となった第1延出部および第2延出部と、これら第1延出部および第2延出部の先端が連結される車体とが平面視において略三角トラスを形成し、この略三角トラスはサスペンションブラットに作用する横方向力に対して極めて剛となる。すなわち、第1延出部が引っ張り力に耐え、第2延出部が圧縮力に耐えるといったように、補強部材の2つの部分が寄与してサスペンションブラケットの横方向の剛性を十分に高めることができる。加えて、前後方向については、第1延出部と第2延出部とが共に引っ張り力に耐えることにより、サスペンションブラケットの前後方向の剛性をもさらに高めることができる。
また、補強部材は、1部材であるので、部品点数の増加や車両重量の増加を抑制することができる。
さらに、補強部材は、車体と協働して平面視における略三角トラスを形成するので、必要以上に上下方向に延出することがなく、車両の床下スペースを圧迫するということもない。
本発明の一実施形態に係るサスペンションブラケットの補強構造を示す模式的側面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 補強部材の平面的構成を示す説明図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るサスペンションブラケットの補強構造1Aを車両の右側の構成について示す。このサスペンションブラケットの補強構造1Aは、特殊な形態とした補強部材400を有する。
サスペンションブラケット100は、トレーリングアーム300を支持する部材であり、車両のサイドフレーム200に対して取り付けられている。このサスペンションブラケット100はまた、サイドフレーム200の両側壁210,220に溶接された一対の下方に延びる側板110,120を有している。一対の側板110,120間には、支軸130が掛け渡され、この支軸130には、トレーリングアーム300がその先端部において搖動可能に支持されている。
補強部材400は、サスペンションブラケット100の下面に連結される基部410と、この基部410から前方に延び、先端が車体の適部に連結される第1延出部420と、基部410から第1延出部420に対して平面視において所定の角度をもって前方に延び、先端が車体の適部に連結される第2延出部430と、を有する。
より詳細には、本実施形態においては、サスペンションブラケット100を形成する一対の側板110,120の下縁には水平な外向きフランジ111,121が形成されており、補強部材400の基部410は、水平な板状を呈しており、上記フランジ11,121の下面に対し、これに重ねるようにして、ボルト締め(450)により連結されている。第1延出部420は、基部410から斜め上方に折れ曲がって前方に延びる板状を呈しており、その先端部421は、サイドフレーム200の下面に対し、これに沿わせて重ねるようにして、ボルト締め(460)によって連結されている。第2延出部430は、水平状の基部410と同一高さで当該基部410から水平かつ前方に延びる板状を呈しており、その先端部431は、フロアパネル500の下面に設けたブラケット510に対してボルト締め(470)によって連結されている。補強部材400は、板状部材で形成されているが、図2、図3によく表れているように、基部410、第1延出部420および第2延出部430にかけて、周縁部に下向きフランジ401が形成されており、第1延出部420および第2延出部430は、略下向きコ字状の断面として、それら自体の剛性アップが図られている。
また、本実施形態においては、第1延出部420は平面視においてサイドフレーム200に沿うように前方に延びる一方、第2延出部430は、前方に向かうにつれて車幅方向内方に変位するように傾斜させられており、これにより、第1延出部420と第2延出部430との間に所定の角度φ(図4)が形成されるようにしている。なお、本発明においては、第1延出部420と第2延出部430とは、基部410からともに前方に延出し、それらの間に角度が形成されておればよく、第1延出部420と第2延出部430との間の角度、長さ、延出方向は実施形態のものに限定されない。
次に、本実施形態に係るサスペンションブラケットの補強構造1Aの作用について、説明する。
補強部材400は、サスペンションブラケット100に連結される基部410において一体となった第1延出部420および第2延出部430と、これら第1延出部420および第2延出部430の先端部421,431が連結される車体(サイドフレーム200およびフロアパネル500)とが平面視において略三角トラスを形成し、この略三角トラスは車両のコーナリング時においてトレーリングアーム300を介してサスペンションブラット100に作用する横方向力に対して極めて剛となる。すなわち、内向きの横方向力が作用する場合、第1延出部420が引っ張り力に耐え、第2延出部430が圧縮力に耐えるといったように、補強部材400の2つの部分が寄与してサスペンションブラケット100の横方向の剛性を十分に高めることができる。これにより、コーナリング時の車両の応答性と安定性を確保することができる。さらに、補強部材400は、第1延出部420と第2延出部430とが共に引っ張り力に耐えて、サスペンションブラケット100の前後方向の剛性をもさらに高めることができる。
また、補強部材400は、1部材であるので、部品点数の増加や車両重量の増加を抑制することができる。
さらに、補強部材400は、車体と協働して平面視における略三角トラスを形成するので、必要以上に上下方向に延出することがなく、車両の床下スペースを圧迫するということもない。
もちろん、この発明の範囲は上記した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
1A 補強構造
100 サスペンションブラケット
110 側板
111 フランジ
120 側板
121 フランジ
130 支軸
200 サイドフレーム
210 側壁
220 側壁
300 トレーリングアーム
400 補強部材
401 下向きフランジ
410 基部
420 第1延出部
421 先端部
430 第2延出部
431 先端部
500 フロアパネル
510 ブラケット
φ 角度

Claims (1)

  1. 車両においてトレーリングアームを支持するサスペンションブラケットの補強構造であって、
    前記サスペンションブラケットの下面に連結される基部と、前記基部から前方に延び、先端部が車体の適部に連結される第1延出部と、前記基部から前記第1延出部に対して平面視において所定の角度をもって前方に延び、先端部が車体の適部に連結される第2延出部と、を有し、前記第1延出部と前記第2延出部とは前記基部から二股状に分かれて延びている補強部材が設けられていることを特徴とする、サスペンションブラケットの補強構造。
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