JP6672033B2 - 画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム Download PDF

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本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置及びそれを用いた画像形成システムに関する。
従来から、レーザビームプリンタ等の画像形成装置として、中間転写体の回転方向に像担持体を複数並べた複数の画像形成ステーションから構成されるインラインカラー方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、複数の画像形成ステーションにおいて、それぞれ像担持体(以下、感光ドラム)上に作成した静電潜像を、現像手段によりトナー像に現像し、中間転写体に1次転写する。この工程を、複数の画像形成ステーションで同様に1次転写を繰り返すことで、中間転写体上にフルカラートナー像を形成する。続けて、そのフルカラートナー像を記録材に2次転写し、さらに定着手段によりフルカラートナー像が記録材に定着される。
一連の画像形成動作で作成される画像については、使用者の意図した画像や濃度が出力される必要がある。また、複数の画像形成ステーションにて作成されるフルカラー画像においては、色味の再現性とともに安定性が必要となる。
そこで、特許文献1では、色味の選択範囲の増大を、現像バイアスや現像剤担持体(以下、現像ローラ)の回転速度を変えることによって実現する手法が提案されている。また、特許文献2では、色味の選択範囲の増大や濃度の向上に伴うトナー飛び散りや画像かすれなどの課題を克服する手段として、感光ドラムと現像ローラとの周速比を上昇させる手法が提案されている。これによれば、色味の選択範囲を増大した高濃度画像を、画像問題を生じさせずに実現することができる。さらに、ベタ黒などの高濃度印刷の場合、現像ローラに担持させたトナーが全て現像に供されるような現像コントラストを形成することで、感光ドラムの電位変動などの影響を最小限に抑えつつ、色味の選択範囲の増大と高濃度の実現、安定化を図る手法もある。
特開平8−227222号公報 特開2013−210489号公報
しかしながら、特許文献1のように色味の選択範囲を増大すると、画像周りにトナーが散乱してしまう「飛び散り」という画像不良が発生する可能性があることが知られている。飛び散りは主に転写や定着時に起こり、転写での飛び散りは、1次転写上流部において、感光ドラム上トナーが転写ニップに突入するよりも先に、電界の作用によって中間転写体としての中間転写ベルト(以下、ITB)の移動方向に飛翔することで発生する。トナーは、感光ドラム上では静電潜像に拘束されて画像パターンを形成するが、ITB上では拘束力が弱いため、ITB上に飛翔してきたトナーはその上で跳ねたりトナー同士で衝突したりして、画像脇に飛び散る。また、定着での飛び散りは、トナーが定着装置を通過するときにトナーに含まれる水分が加熱されることによって発生する水蒸気の急激な膨張により定着前のトナーが吹き飛ばされる現象によって引き起こされる。
この現象は、特に記録材の搬送方向に対して交差して細長いライン形状を有する領域に
トナーが堆積される際、その領域の隣接部であり且つ記録材の搬送方向に対して反対側の記録材上に発生する。また、その領域のトナーの載り量が多いほど発生頻度が高くなる。色味の選択範囲の増大を行う場合、トナーの載り量も併せて増大するため、飛び散りが発生して良好な画像形成が難しかった。これに対し、特許文献2の手法は、色味の選択範囲の増大や濃度の向上に伴うトナー飛び散りの課題を克服する手段として、感光ドラムの周速度を低下させることで、感光ドラムと現像ローラとの周速比を上昇させるものである。このように感光ドラムの周速度を低下させた場合、良好な画像は得られるものの、感光ドラムの周速度に合わせて印刷速度も低下するため、画像形成装置の生産性が下がるという課題がある。
本発明は、飛び散りを低減し色味の選択範囲の増大を行い、良好な画像形成が可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
像担持体と、
データ生成装置から入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
を備える画像形成装置において、
第1画像形成動作と、
前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなるとともに、前記データ生成装置が生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正がされた画像データに基づいて画像形成を行う第2画像形成動作と、
を実行することが可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
データ生成装置から入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
を備える画像形成装置において、
第1画像形成動作と、
前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなるとともに、前記データ生成装置が生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれる複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正がされた画像データに基づいて画像形成を行う第2画像形成動作と、
を実行することが可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成システムは、
上記画像形成装置と、
画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成システムは、
入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置と、
画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
を備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
像担持体と、
画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
を備え、
第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能であり、
前記データ生成装置は、
前記第2画像形成動作において、生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正を行って、前記画像形成装置に出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成システムは、
入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置と、
画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
を備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
像担持体と、
画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
を備え、
第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能であり、
前記データ生成装置は、
前記第2画像形成動作において、生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれ
る複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正を行って、前記画像形成装置に出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムは、
入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体と、入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、を備え、第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能である画像形成装置に出力するための画像データを生成するステップと、
前記画像形成装置が前記第2画像形成動作を実行する場合に、生成した前記画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正を行うステップと、
前記画像データを前記画像形成装置に出力するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムは、
入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体と、入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、を備え、第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能である画像形成装置に出力するための画像データを生成するステップと、
前記画像形成装置が前記第2画像形成動作を実行する場合に、生成した前記画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれる複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正を行うステップと、
前記画像データを前記画像形成装置に出力するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、飛び散りを低減し色味の選択範囲の増大を行い、良好な画像形成が可能となる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略断面図 本発明の実施例1におけるプロセスカートリッジの概略断面図 本発明の実施例1における定着装置の概略断面図 本発明の実施例1に係る画像形成システムのブロック図 カラーデータに基づくYMCKデータの生成についてのフローチャート 通常画像形成モードにおけるガンマ補正の説明図 画像形成テーブルの形成方法を説明するフローチャート 記録材上のトナーコート量[kg/m]と画像形成濃度の特性図 本発明の実施例1におけるウィンドウの説明図 広色域画像形成モードにおけるガンマ補正の説明図 広色域画像形成モードにおけるガンマ補正の説明図 本発明の実施例2におけるウィンドウの間引きの説明図 本発明の実施例における駆動連結構成の模式図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
(画像形成装置の説明)
本発明が適用される画像形成装置としては、電子写真方式の作像プロセスを採用した複写機、レーザビームプリンタ(LBP)、プリンタ、ファクシミリ、マイクロフィルムリーダプリンタ、記録機等が挙げられる。これら画像形成装置は、作像プロセス部で記録材(転写材、印字用紙、感光紙、静電記録紙等)に中間転写方式あるいは直接転写方式で形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー像を固着像として定着させる。
本実施例に係る画像形成措置は、第1画像形成動作として、通常の画像濃度を得る通常画像形成モードと、第2画像形成動作として、広色域画像を再現できる広色域画像形成モードと、の二つの画像形成モードを持つ。広色域画像形成モードでは、通常画像形成モードに対し、像担持体としての感光ドラムと現像剤担持体としての現像ローラとの周速比、すなわち、感光ドラムの周速に対する現像ローラの周速の比率を変化させる。したがって、それぞれの画像形成モードは、感光ドラムと現像ローラとの周速比が異なる。
本実施例では、第1画像形成動作を通常画像形成モードとし、第2画像形成動作を広色域画像形成モードとしているがこれに限定されるものではない。広色域画像形成モードが2種類あり、一方の広色域画像形成モードを第1画像形成動作とし、他方の広色域画像形成モードを第2画像形成動作としてもよい。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置200の概略断面図である。本実施例の画像形成装置200は、インライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザプリンタである。画像形成装置200は、画像情報に従って、記録材(例えば、記録用紙)にフルカラー画像を形成することができる。画像情報は、画像形成装置200に接続された画像読み取り装置、或いは画像形成装置200に通信可能に接続された、後述するホストCPU20から、画像形成装置200内のエンジンコントローラ215に備えられたCPU(制御部)214に入力される。画像形成装置200における画像形成動作を含む各種動作は、CPU214によって制御される。
画像形成装置200は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための第1、第2、第3、第4の画像形成ステーションSY、SM、SC、SKを有する。ここで、画像形成ステーションは、プロセスカートリッジ208と、中間転写ベルト(ITB)205を介して対向側に配置されている1次転写ローラ212から構成される。本実施例では、第1〜第4の画像形成部SY、SM、SC、SKは、鉛直方向と交差する方向に一列に配置されて
いる。尚、本実施例では、第1〜第4の画像形成部の構成及び動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して、総括的に説明する。
画像形成装置200は、複数の像担持体として、鉛直方向と交差する方向に並設された4個のドラム型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム201を有する。感光ドラム201は、図示矢印A方向(時計方向)に図示しない駆動手段(駆動源)により回転駆動される。感光ドラム201の周囲には、帯電ローラ202、スキャナユニット(露光装置)203が配置されている。帯電ローラ202は、感光ドラム201の表面を均―に帯電する帯電手段である。スキャナユニット203は、画像情報に基づきレーザを照射して感光ドラム201上に静電像(静電潜像)を形成する露光手段である。さらに、感光ドラム201の周囲には、現像ユニット(現像装置)204、クリーニングブレード206、前露光LED216が配置されている。現像ユニット204は、静電像をトナー像(現像剤像)として現像する現像手段である。クリーニングブレード206は、転写後の感光ドラム201の表面に残ったトナー(転写残トナー)を除去するクリーニング手段である。前露光LED216は、感光ドラム201上の電位を除電する除電手段である。
また、4個の感光ドラム201に対向して、感光ドラム201上の現像剤像としてのトナー像を記録材207に転写するための中間転写体としての中間転写ベルト205が配置されている。プロセスカートリッジ208は、感光ドラム201と、感光ドラム201の帯電プロセス手段としての帯電ローラ202、現像ユニット204及びクリーニングブレード206とが一体的に構成されたものである。プロセスカートリッジ208は、画像形成装置200の装置本体に対して着脱可能となっている。ここで、装置本体とは画像形成装置200のうちプロセスカートリッジ208を除く構成部分のことを指す。本実施例では、各色用のプロセスカートリッジ208は、全て同一形状を有しており、各色用のプロセスカートリッジ208内には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブランク(K)の各色のトナーが収容されている。また、本実施例におけるトナーは、負帯電特性を持つ。
中間転写体としての無端状のベルトで形成された中間転写ベルト205は、全ての感光ドラム201に当接し、図示矢印B方向(反時計方向)に回転する。中間転写ベルト205は、複数の支持部材として、駆動ローラ209、2次転写対向ローラ210、従動ローラ211に掛け渡されている。中間転写ベルト205の内周面側には、各感光ドラム201に対向するように、1次転写手段としての、4個の1次転写ローラ212が並設されている。そして、1次転写ローラ212に、図示しない1次転写バイアス電源から、トナーの正規の帯電極性(前述の通り本実施例では負極性)とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、感光ドラム201上のトナー像が中間転写ベルト205上に転写される。また、中間転写ベルト205の外周面側において2次転写対向ローラ210に対向する位置には、2次転写手段としての2次転写ローラ213が配置されている。そして、2次転写ローラ213に、図示しない2次転写バイアス電源から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスが印加される。これによって、中間転写ベルト205上のトナー像が記録材207に転写される。
(プロセスカートリッジの説明)
図2は、感光ドラム201の長手方向(回転軸線方向)から見た本実施例のプロセスカートリッジ208の概略断面図である。なお、本実施例では、収容している現像剤の種類(色)を除いて、各色用のプロセスカートリッジ208の構成及び動作は同一である。プロセスカートリッジ208は、像担持体としての感光ドラム201等を備えた感光体ユニット301と、現像ローラ302等を備えた現像ユニット204とを有する。感光体ユニ
ット301は、感光体ユニット301内の各種要素を支持する枠体としてのクリーニング枠体303を有する。クリーニング枠体303には、図示しない軸受を介して感光ドラム201が回転可能に取り付けられている。感光ドラム201は、後述する駆動手段(駆動源)としての駆動モータの駆動力が感光体ユニット301に伝達されることで、画像形成動作に応じて図示矢印A方向(時計方向)に回転駆動される。画像形成プロセスの中心となる感光ドラム201は、アルミニウム製シリンダの外周面に機能性膜である下引き層、キャリア発生層、キャリア移送層を順にコーティングした有機感光体を用いている。また、感光体ユニット301には、感光ドラム201の周面上に接触するように、クリーニング部材206、帯電ローラ202が配置されている。クリーニング部材206によって感光ドラム201の表面から除去された転写残トナーは、クリーニング枠体303内に落下、収容される。
帯電手段である帯電ローラ202は、導電性ゴムのローラ部を像担持体としての感光ドラム201に加圧接触することで従動回転する。ここで帯電ローラ202の芯金には、帯電工程として、感光ドラム201に対して帯電ローラバイアス印加手段としての帯電電圧印加部(高圧電源)401から帯電バイアスとして所定の直流電圧が印加される。これにより感光ドラム201の表面には、一様な暗部電位(Vd)が形成される。前述のスキャナユニット203は、画像データに対応して発光されるレーザ光Lにより、感光ドラム201を露光する。露光された感光ドラム201は、キャリア発生層からのキャリアにより表面の電荷が消失し、電位が低下する。この結果、露光部位は所定の明部電位(Vl)、未露光部位は所定の暗部電位(Vd)となる静電潜像が、感光ドラム201上に形成される。
現像ユニット204は、現像剤担持体としての現像ローラ302(回転方向は矢印D方向)、現像ブレード308、トナー供給ローラ304(回転方向は矢印E方向)、トナー305、及びトナー305を格納するトナー収容室306、攪拌部材307を備える。トナー収容室306は、現像室18aと現像剤収容室18bとを有する。現像剤収容室18bは現像室18aの下方に配置され、現像剤収容室18bの上方に設けられた連通口を介して現像室18aと連通している。トナー305は、現像剤搬送部材としての攪拌部材307の動き(回転方向は矢印G)によってトナー収納室306内を動く。なお、本実施例では、上述のように、トナー10として正規帯電極性が負極性のものを用いており、以下の説明は、負帯電性トナーを用いた場合を前提としている。ただし、本発明で用いることができるトナーは負帯電性トナーに限定されるものではなく、装置構成によっては正規帯電極性が正極性のトナーを用いてもよい。
現像室18aには、像担持体としての感光ドラム201と接触し、後述する駆動手段の駆動力を受けることによって図示矢印D方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ302が設けられている。本実施例では、現像ローラ302と感光ドラム201とは、現像ローラ302が担持するトナー305が感光ドラム201へ供給される部位である対向部(接触部C1)において互いの表面が同方向に移動するようにそれぞれ回転する。また、現像ローラ302には、現像バイアス印加手段としての現像電圧印加部(高圧電源)402から、感光ドラム201上の静電潜像をトナー像(現像剤像)として現像、可視化するのに十分な所定のDCバイアス(現像バイアス)が印加される。現像ローラ302と感光ドラム201とが当接する接触部C1にて、その電位差から、明部電位部にのみトナーを転移させることで静電潜像を顕像化する。すなわち、静電潜像は、トナーを付着させるための第1電位部としての明部電位部と、トナーを付着させないための第2電位部としての暗部電位部とで構成された像である。
現像室18aにはさらに、トナー供給ローラ(以下、供給ローラ)304と、トナー量規制部材である現像ブレード(以下、規制部材)308が配置されている。現像剤供給部材としての供給ローラ304は、現像剤収容室18bから搬送されたトナー305を現像ローラ302に供給するためのローラである。供給ローラ304は、導電性芯金の外周に
発泡体層を形成した弾性スポンジローラであり、現像ローラ302との対向部において、現像ローラ302の周面上に所定の接触部C2(当接部)を形成して配設されている。規制部材308は、供給ローラ304によって供給された現像ローラ302上のトナーのコート量規制及び電荷付与を行う。供給ローラ304には、供給バイアス印加手段としての不図示の高圧電源からバイアス(供給バイアス)が印加される。
ここで、現像電圧印加部402、帯電電圧印加部401、供給ローラバイアス電源によって印加されるバイアスは、印刷モード情報取得部70で得られた情報に基づいて制御部であるCPU214によって制御される。印刷モード情報取得部70は、画像形成装置200の不図示の操作パネルやプリンタドライバ、あるいはホストCPU20から入力される情報などを取得する。
図12に示すように、本実施例では、感光ドラム201、現像ローラ302、攪拌部材307、供給ローラ304の軸を駆動する駆動手段の構成が、プロセスカートリッジ208によって異なっている。図12は、本発明の実施例における駆動連結構成を示す模式図である。
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のプロセスカートリッジ208は、感光ドラム301を回転駆動する駆動手段と、現像ローラ302を回転駆動する駆動手段がそれぞれ駆動源を別にする構成となっている。感光ドラム301Y、301M、301Cを回転駆動する駆動手段は、駆動モータ51及び駆動モータ51の回転駆動力を伝達するギア列などから構成される。一方、現像ローラ302Y、302M、302Cを回転駆動する駆動手段は、駆動モータ52及び駆動モータ52の回転駆動力を伝達するギア列などから構成される。なお、駆動モータ52は、別のギア列とともに、攪拌部材307Y、307M、307Cの回転軸を回転駆動する駆動手段も構成する。また、駆動モータ52は、さらに別のギア列とともに、供給ローラ304Y、304M、304Cを回転駆動する駆動手段も構成する。
ブラック(K)のプロセスカートリッジ208は、感光ドラム301Kを回転駆動する駆動手段と、現像ローラ302Kを回転駆動する駆動手段と、供給ローラ304Kを回転駆動する駆動手段とが共通の一つの駆動モータ53で構成されている。さらに、駆動モータ53は、別のギア列とともに、攪拌部材307Kの回転軸を回転駆動する駆動手段を構成するとともに、さらに別のギア列とともに、中間転写ベルト205を循環移動させる駆動ローラ209を回転駆動する駆動手段を構成する。これら各種駆動モータ及びギア列が、本発明における、像担持体、現像剤担持体、供給部材、搬送部材を個々に可変に回転駆動可能な駆動手段に対応し、制御部としてのCPU214によって制御される。
(定着装置の説明)
図3は、本発明に基づくフィルム加熱方式の定着装置の概略断面図を示す。本実施例の定着装置400は、加圧ローラ駆動式であり、加熱体410と、加熱体410と摺接する筒状のフィルム430と、フィルム430を介して加熱体410と定着ニップ部Nを形成する加圧部材としての加圧ローラ440とを有している。そして、記録材207を定着ニップ部Nで挟持搬送しつつ加熱体410からの熱により、記録材207上に形成された未定着トナー像Tを記録材207に加熱定着するようになっている。
加熱体410は、加熱体支持体420によって保持された状態で、可撓性部材としての円筒状のフィルム430を介して加圧部材である加圧ローラ440に所定の押圧力をもって圧接している。そして、不図示のモータからの回転駆動力を受けて加圧ローラ440が矢印H方向に回転駆動される。加圧ローラ440の回転によって、フィルム430外面との摺動摩擦力により、フィルム430に回転力が作用し、フィルム430が加熱体410を保持させた加熱体支持体420の外回りを矢印Iの方向に回転する。
不図示の商用電源から加熱体410に対して電力が供給され、通電加熱されることによ
り、加熱体410が所定のプリント温調に制御される。この状態において、未定着トナー像Tを担持した記録材207を定着ニップ部Nで、矢印Fの方向に挟持搬送することにより、加熱体410の熱がフィルム430を介して記録材207に付与され、未定着トナー像Tが記録材207面に熱定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材207はフィルム430の面から曲率分離されて排紙される。なお、本実施例の定着装置において、記録材207の通紙基準は各部材の長手方向(記録材207の搬送方向Fに直交する方向)における中央部としている。
円筒状のフィルム430は、例えば厚み30μm〜100μm程度のポリイミド、もしくはSUSを基層とした薄膜筒で、基層の上にプライマー層を介してPFA、PTFE等のコートが施されており、トナーとの離型性を保っている。また、フィルム430内面と加熱体支持体420との間には不図示の摺動グリスが塗布されており、フィルム430の摺動性を保っている。加圧ローラ440は、芯金上に例えばシリコーンゴムなどの弾性層を基層とした回転体で、基層の上にプライマー層を介して10〜100μm程度の厚みを有するFEP、PFA等の離型層を設けて構成され、トナーとの離型性を保っている。加熱体支持体420は、その材料として、断熱性・高耐熱性・剛性を有する材料が用いられる。例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)・ポリアミドイミド(PAI)・ポリイミド(PI)・ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)・液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂が挙げられる。あるいは、それら高耐熱性樹脂とセラミックス・金属・ガラス等との複合材料等でもよい。
(画像形成システムにおける画像データ処理と動作の説明)
図4は、本発明の実施例に係る画像形成システムとしての印刷装置の構成を示すブロック図である。図示のように、画像形成システムとしての印刷装置は、データ生成装置としてのホストCPU20と、カラーモニタ30と、画像形成装置200から成っている。データ生成装置としてのホストCPU20は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)と同様の構成を有するものである。ホストCPU20は、処理回路21と、処理回路21のワークエリアであるランダムアクセスメモリ(RAM)22と、処理回路21の静的格納エリアであるリードオンリーメモリ(ROM)24と、モニタドライバ25と、プリンタドライバ26とを有する。操作者は、入力手段としてのキーボード27を介しホストCPU20にアクセスする。キーボード27は、インタフェース29により処理回路21に接続されている。キーボード27を用いて、操作者は処理回路21に格納されたプログラム命令を実行させて、カラー画像をモニタ30に表示させ、相当するカラー画像を画像形成装置200に印刷させる。
ホストCPU20は、ディスクドライブ、テープドライブ、カラービデオインタフェース、カラースキャナインタフェース等、他の周辺装置とも接続しているが、こうした装置は説明の簡略化のためにここでは図示されない。こうした装置は、処理回路21に実行される格納プログラム命令と協同作用して、例えば、カラー画像をスキャンしてRAM22に格納、モニタ30に表示、その画像の色を加工、その結果処理された画像を画像形成装置200に印刷させたりする。このようにして生成された元データとしてのカラー画像を、処理回路21は、ROM24に格納されたプログラム命令に従って、モニタ30上を形成する。処理回路21は、元データとしてのカラー画像をモニタドライバ25に提供し、モニタドライバ25は、RGB画像データ生成部として、モニタ30の各画素についてのRGB値を生成し、RGBの色表現の画像データが生成される。RGB値は、インタフェース31を介しモニタ30へ提供され、それらの値はモニタ30で表示される。
処理回路21は、要請に応じて、画像形成装置200による印刷のために、元データとしてのカラー画像をプリンタドライバ26にも提供する。プリンタドライバ26は、YMCK画像データ生成部として、処理回路21からの色値に基づいて、元データとしてのカ
ラー画像の各画素についてYMCK値を生成し、YMCKの色表現の画像データが生成される。YMCK値は、通常画像形成テーブル26aまたは広色域画像形成テーブル26bに従って決定される。通常画像形成テーブル26aは、通常画像形成モードにおいて印刷可能な全ての色についてのYMCK値を画像形成装置200に提供するテーブルである。広色域画像形成テーブル26bは、通常画像形成モードで印刷不可能な(再現しにくい)色を含む、広色域画像形成モードにおいて印刷可能な全ての色についてのYMCK値を画像形成装置200に提供するテーブルである。YMCK値は、インタフェース41を介して画像形成装置200へ提供され、それらの値に基づいて画像形成装置200が記録材に画像を形成する。
図5は、プリンタドライバ26が処理回路21に提供されたカラーデータからYMCK値を選択する動作を説明するためのフローチャートである。
ステップS401では、プリンタドライバ26は、ビットマップメモリ42内のある位置(X、Y)についてのRGB値を得る。
ステップS402では、プリンタドライバ26は、RGB値から装置に依存しない(以下、「デバイス・インディペンデント」という)色座標値を形成する。好ましくは、このデバイス・インディペンデントな色座標は、CIELAB色座標である。これは、CIELAB色空間は、知覚的に均一で、CIELAB色空間内の等しい大きさの区間は、いずれにおいても、知覚される色の等しい大きさの変化に一致するためである。さらに、CIELAB色空間は、色相や輝度に関して円柱状の座標にして見ることができるので、色域マップを定義しやすい直覚的な色座標である。
ステップS403では、輝度座標がCIELAB空間のL*軸上で極端な輝度部分(複数)において圧縮される。尚、圧縮ステップS403は、ステップS402からのL*値を数学的に操作することにより直接的に実行してもよい。あるいは、修正したCMY値を通常画像形成テーブル26aや広色域画像形成テーブル26bに格納することにより間接的に実行するようにしてもよい。
幾つかの場合には好ましいことであるが、間接的に行う場合には、通常画像形成テーブル26aや広色域画像形成テーブル26bも予め圧縮された値を格納するようにする。即ち、通常画像形成テーブル26aや広色域画像形成テーブル26bにおいては、例えば、輝度L*=99での値が、実際には輝度L*=94に相当するように調整されている。同様に、輝度L*=7の値が、実際には輝度L*=26に相当する。輝度レンジの中央部分、例えばL*=38〜90における値は未修正のままである。これにより、データ操作による直接的な圧縮を必要とせずに輝度の圧縮が行なえる。
圧縮ステップS403は、オプションのステップである。しかし、このステップは、極端な輝度を有する色でも輝度の変化を知覚できるように印刷することを保証するものなので、実行することが好ましい。即ち、モニタ30は、発光体によって色を表示するため、画像形成装置200よりも高い輝度値を持つ色を表示できようになっているのに対し、画像形成装置200の輝度の最高値は、カラー画像が形成される紙の白さにより制限されるからである。さらに、モニタ30は、発行体の光を完全に消すことができるため、画像形成装置200が印刷したものよりも低い輝度値を持つ色を表示できる。これは、ブラックのトナーですら周辺光をいくらかは反射するからである。従って、ある色の印刷を確実に行うためには、たとえ最高値と最低値の輝度で印刷する場合でも、ステップS402で決定した輝度値を画像形成装置200で印刷可能な範囲に圧縮することが望ましい。
ステップS404では、ステップS402、S403で生成されたL*、a*、b*座標が通常画像形成テーブル26aに網羅されている範囲内にあるかどうかが調べられる。すなわち、L*、a*、b*座標で規定されるRGBの画像データが、通常画像形成テー
ブル26aによってCMYデータへの変換が可能な範囲に含まれているかどうか調べられる。そのL*、a*、b*座標が通常画像形成テーブル26aの範囲内であるなら、ステップS405へ進んで、通常画像形成テーブル26a内でL*、a*、b*座標位置に相当するCMY値を参照(ルックアップ)する。なお、このL*、a*、b*座標位置は、離散値のみ格納されているので、実際にはそのL*、a*、b*に最も近い位置となる。
一方、L*、a*、b*座標が通常画像形成テーブル26aの範囲外であった場合、ステップS406へ進み、広色域画像形成テーブル26bに網羅されている範囲内にあるかどうかが調べられる。そのL*、a*、b*座標が広色域画像形成テーブル26bの範囲内であるなら、ステップS406へ進んで、広色域画像形成テーブル26b内でL*、a*、b*座標位置に相当するCMY値を参照(ルックアップ)する。なお、このL*、a*、b*座標位置も、離散値のみ格納されているので、実際にはそのL*、a*、b*に最も近い位置となる。
いずれの場合もステップS407へ進み、それらのCMY値はビットマップメモリ42の(X,Y)位置に格納される。必要であれば、CMY値は格納の前に修正されてもよく、例えば、これらのテーブルに格納された実際のL*、a*、b*値と上記のように算出された所望の値との差を補間処理により調整するようにしてもよい。
ステップS408、S409では、画像形成ドライバ26がビットマップメモリの完成を判断する。ビットマップメモリが完成していない場合は、ステップS401へ戻って、ビットマップメモリの次の位置(X,Y)のために次のRGB値を得る。一方、ビットマップメモリ全体が完成している場合、あるいは、ビットマップメモリ内において既に十分な領域が完成している場合は、ステップS411aまたはステップS410に進む。
ステップS404においてL*、a*、b*座標が通常画像形成テーブル26aに網羅されている範囲内にある場合には、ステップS408でステップS411aへ進み、従来のガンマ補正が行なわれる。ステップS404においてL*、a*、b*座標が通常画像形成テーブル26aに網羅されている範囲内にない場合には、ステップS409でステップS410へ進む。ステップS410では、ビットマップメモリ内のトナー占有率(以下、画像占有率)を、位置(X、Y)をX方向、Y方向にそれぞれ30ドット毎のウィンドウで検出し、画像占有率によって適用させるガンマ補正を決定する。すなわち、30×30ドットのウィンドウを単位領域として、画像データのビットマップを複数の領域に分割し、個々の単位領域ごとに、単位領域内にトナーを付着させるドットが含まれる割合(画像占有率)がどの程度かを基準にガンマ補正のやり方を変える。S410とS411、におけるウィンドウの検出の方法と画像占有率、ガンマ補正に関しては後ほど詳しく説明するが、画像占有率が100%以上の場合はS411bに進み、第1ガンマ曲線として色域拡大用ガンマカーブを適用してガンマ補正を行う。画像占有率が100%未満の場合はS411cに進み、第2ガンマ曲線として標準色域用ガンマカーブを適用してガンマ補正を行う。この処理をビットマップメモリ内の全てのウィンドウに対して行う(S412)。
ステップS413では、下色除去が行なわれてビットマップメモリの位置(X、Y)に対するブラック値を得る。本実施例の下色除去は、CMY値の中の最小値を選択してその値をブラック値に割り当てるという単純な方法で行なわれる。その後、CMY値の夫々はブラック値を引き算されて調整される。
ステップS414、S415では、上記処理の結果得られたYMCK値を使用してカラー印刷が始められる。なお、ステップS404において、通常画像形成テーブル26a内に相当する値がないと判断されたものは、フローチャート内の右側のフローをたどり、最終的にS415の広色域画像形成モードで印刷される。
図7は、通常画像形成テーブル26aと広色域画像形成テーブル26bの形成方法を説明するフローチャートである。図示のフロー手順は各プリンタに付き1度だけ行なうか、あるいは再調整の必要が生じたときに行なえばよい。図7のフロー手順は同一の機種番号のプリンタなど1組のプリンタに1度だけ行なって、プリントの工場調整の一部としてソフトの形で操作者に提供する方がより好ましい。
ステップS501では、画像形成装置200で印刷可能な色の色域または範囲を測定する。例えば、本実施例で使用するプリンタにおいては、YMCK値の夫々が0〜64の数値の65階調で印刷される。このように、例えば、17個のC値、即ち数値0、4、8、12、...64が印刷され、そして17個のM値、17個のY値が同様に印刷される。これら夫々17個のCMY値のあらゆる可能な組み合わせが印刷され、結局17×17×17=4,913個のカラーパッチができる。
上記有彩色に加えて、全ての可能な無彩色値が、この場合は48個の無彩色値が既に印刷済みの17色の上に印刷される。
ステップS502では、4,913個のカラーパッチと付加された48個のグレーパッチの各々について色が前述のCIELAB色空間のようなデバイス・インディペンデントな色空間で測定される。
こうして、ステップS503においては、4,913+48=4,961個のユニークなCMY色の組み合わせの各々について、L*、a*、b*座標が測定され、これにより画像形成色域を規定する。
S501〜S503を通常画像形成モードと、広色域画像形成モードにおいて実行し、それぞれの色域を確定させ、通常画像形成テーブル26aと広色域画像形成テーブル26bを設定する。
本実施例においては、広色域画像形成モードで設定された広色域画像形成テーブルとは、通常画像形成モードで設定された通常画像形成テーブルを包含するような形になる。
このため、入力画像データをL*、a*、b*座標に変換した値が通常画像形成テーブルにない値であれば、広色域画像形成モードで画像を形成することを制御部が判断することになる。その際に、広色域画像形成テーブルを用いて画像をさらに補正するか通常画像形成テーブルを用いて画像を補正するかが、本実施例の特徴部分になる。
(ガンマ補正の説明)
図6は、図5のステップS411aで行われる通常画像形成モードのガンマ補正の図である。なお、画像データの色指定は16進数で表しており、10進数と区別するために最後にh(hexadecimal)を追記している。色指定80hの入力画像データに対して反射濃度0.8の画像を印字したい場合は、ガンマカーブから出力画像データの色指定をA0hにすれば良い。同様にして一連の入力画像データと実際に出力する画像データとの対応付けを行い、LUT(Look Up Table)を作成することでガンマ補正を行う。
(画像形成モードの説明)
次に、通常画像形成モードと広色域画像形成モードの説明を行う。本実施例では帯電後の暗部電位を−500[V]、レーザ露光後の明部電位を−100[V]とする。本実施例では、明部電位として、ベタ黒画像のような用紙全体をトナーで現像するような画像パターンを形成する場合の感光ドラム上を表面電位計で測定した値のことを言う。現像ローラに印加する現像電位を−300[V]とし、そのときの現像コントラスト(明部電位と現像電位との差の絶対値)をΔ200[V]とした。現像ローラに形成されるトナーにおいて、本実施例では単位面積当たりのトナー量(以下M/Sという)を3.0×10−3
[kg/m]、単位面積当たりのトナーの帯電電荷量(以下Q/Sという)を−0.15×10−3[C/m]とする。また、現像コントラストに対しトナーの供給量を確認する。確認の方法は、感光ドラムを周速0.2[m/s]で固定し、現像ローラの周速を変えることで、感光ドラムの周速に対する現像ローラの周速の比率である周速比を変えた。このときの周速比は、100%を等速度として、例えば、140%は現像ローラが早く回る方向と定義する(感光ドラムの周速0.2[m/s]、現像ローラの周速0.28[m/s])。本実施例では、接触部C1において感光ドラムと現像ローラが同じ方向に回転するため、周速比が正の値になる。接触部C1において、感光ドラムと現像ローラとが逆の方向に回転する場合は、負の値になり、−140%となる。本実施例では、接触部C1にて同じ方向に回転するため、正の値となる。本実施例では、感光ドラムと現像ローラとが接触している接触部を基準に周速比を求めているが、これに限定されない。感光ドラムと現像ローラとが接触しない装置構成の場合は、感光ドラムと現像ローラとの最近接距離に対応する位置を対向部とし、この対向部を基準に回転方向を特定して周速比を出してもよい。本実施例では、感光ドラムに対し、現像ローラの周速比を変化させることで周速を形成することとする。また、色味と濃度は関係性が深いことから、本実施例での説明においては、濃度を用いて説明を行う。また、本検討で用いたトナーはYMCトナーにて行った。
図8は、記録材に形成された画像の濃度と記録材上における単位面積当たりのトナーの載り量との関係を示す特性図である。感光ドラム上に現像されたトナー像は、最終的に記録材上へ転移・定着される。そのときのトナーの現像量と濃度の関係を示したのが図8である。その際、YMC間で差が無かったため、シアントナーの結果で説明を行う。周速比120%のとき、一般的にオフィス文書で必要とされる濃度1.45(Macbeth RD−918)が得られ、記録材上の単位面積当たりのトナー載り量が3.6×10−3[kg/m]を得られることを確認した。さらに周速比を上昇させた際、周速比200%において、濃度1.75が得られ、記録材上の単位面積当たりのトナー載り量が6.0×10−3[kg/m]を得られることを確認した。
そこで、オフィス用途などを目的とした通常画像形成モードを、濃度1.45が出力される周速比120%とした。また、本実施例では、高濃度を得るための広色域画像形成モードでの濃度を、濃度1.7以上が出力される周速比を200%とした。その結果、周速比120%から周速比200%にすることにより、色域としては、Y,Mの100%、100%のREDにおいて色差ΔEの目標拡大量である10以上確保できた。なお、測色に使用した測定器は、X−rite社製ilproでバッキング黒、D50光源、2度視野の条件で測定したときの値であり、サンプリングに使用した記録材は、キヤノン製GFC081である。また、定着条件としては、定着スリーブ出口表面の温度が180℃に到達した後10秒間経った後に、通紙を行ったサンプルの値である。
(実施例1の効果の説明)
<課題の説明>
従来例における課題を説明する。通常画像形成モードと色域拡大画像形成モードの2つのモードでそれぞれ、記録材としてA4サイズの用紙を、高温高湿環境(30℃/80%)で生産性を変えずに通紙を行い色域の拡大と飛び散りの結果を確認した。用紙はキヤノン製GFC081を使用し、印刷は全面に文字と画像を含む印字率5%程度の画像を連続的に100枚印刷した後に、全面べた画像を、連続的に100枚印刷し、合計200枚印刷する。そのときの結果を表1に示す。
(表1)
Figure 0006672033
広色域画像形成モードでは、連続200枚でそれぞれの濃度を維持しつつ、色差ΔEの目標拡大量である10以上を確保できており、通常画像形成モードで再現できない色が再現できた。しかし、色域拡大に伴ってトナーの載り量が増えたことで文字画像部での飛び散りが発生している。通常画像形成モードでは飛び散りは発生しないが、色域が拡大されない。このように、色域の拡大しながら文字画像の飛び散りの発生を低減することが重要である。
なお、表1の「ベタ画像色域拡大再現性」において、「○」は所望のベタ画像色域拡大再現性が得られていることを意味し、「×」は所望のベタ画像色域拡大再現性が得られなかったことを意味する。また、表1の「文字画像飛び散り」において、「○」は文字画像飛び散りが発生しなかったことを意味し、「×」は文字画像飛び散りが発生してしまったことを意味する。以下、表2、表3においても同様である。
<本実施例の特徴>
次に上記の課題を解決するための本実施例における特徴を示す。飛び散りは、印字部と非印字部の境界で発生しやすい。ここで、印字部とは、記録材においてトナーが付着される部分、あるいはトナーを付着させるべき部分のことである。この印字部は、感光ドラムに形成される静電像の明部電位部(第1電位部)、すなわち感光ドラム表面においてトナーが付着される部分に対応した部位となり、その明部電位部に付着していたトナーが明部電位部から転移することで、トナーが付着する部分である。また、非印字部とは、記録材においてトナーが付着されない部分、あるいはトナーを付着させるべきでない部分のことである。この非印字部は、感光ドラムに形成される静電像の暗部電位部(第2電位部)、すなわち感光ドラム表面においてトナーが付着されない部分に対応した部位となり、通常であれば、感光ドラムからトナーが転移してくることはない部分である。画像全体の色域を拡げながら飛び散りの発生を低減する場合、印字部が連続している領域でトナーの載り量を上げて色域を拡げ、印字部と非印字部の両方が隣り合う領域ではトナーの載り量を下げて色域を狭めることが理想である。しかしながら、画像を構成する個々のドット毎にそのような判断を行うのは現実的ではない。そこで本実施例では、画像を複数のドットを含む単位領域で切り分け、各単位領域ごとにその画像占有率を見て、その画像占有率が飛び散り発生の影響が大きいような画像占有率の場合(閾値未満)には、トナーの載り量を抑えるように制御する。飛び散り発生の影響が小さいような画像占有率(閾値以上)の単位領域には、トナーの載り量を増やすように制御する。
図9を参照して、具体的に説明する。図9は、単位領域として、X方向に30ドット、Y方向に30ドットの幅の持つウィンドウを用い、「T」という画像の一部を9つに区切った図を表しており、図の点線で区切った1マスが10×10ドットを表す。ウィンドウはそれぞれ(a)〜(i)とした。ウィンドウ(d)、(e)、(g)、(h)は、それぞれウィンドウ内における画像占有率が100%である。これらのウィンドウでは飛び散りは発生しない、あるいは飛び散りの発生は気にする必要がない。ウィンドウ(f)、(i)の画像占有率はそれぞれ66%、ウィンドウ(a)、(b)は33%、ウィンドウ(c)は22%である。これらのウィンドウ内の画像を広色域で印字した場合、トナーの載り量が多くなった印字部から非印字部にトナーの飛び散りが発生する可能性がある。
そこで、広色域画像形成モードでは、広色域を実現すべくトナーの載り量を多くするための広色域用ガンマカーブと、トナーの載り量を多くしないための標準色域用ガンマカーブとを選択的に適用する。すなわち、飛び散りの発生が起こり易い画像占有率の低いウィンドウには、標準色域用ガンマカーブを適用し、飛び散りの発生が起こりにくい画像占有率の高いウィンドウには、広色域用ガンマカーブを適用する。本実施例では、ガンマ曲線選択のための所定の閾値を、画像占有率100%としている。そして、画像占有率が所定の閾値以上となるウィンドウ(d)、(e)、(g)、(h)を、第1単位領域とし、第1補正として、広色域用ガンマカーブを用いたガンマ補正を行う。一方、画像占有率が所定の閾値未満となるウィンドウ(a)、(b)、(c)、(f)、(i)を、第2単位領域として、第2補正として、標準色域用ガンマカーブを用いたガンマ補正を行う。
図10を参照して、色域拡大用ガンマカーブと通常色域用ガンマカーブについて説明する。図10(a)は、広色域画像形成モードにおいて画像占有率が閾値以上の場合のガンマ補正について説明する図である。この広色域用ガンマカーブは、上述したように、第1濃度として、最大濃度1.75が得られるガンマカーブである。入力画像データの色指定が最大値のFFhの場合、LUT2から対応する出力画像データの色指定はFFhとなり、広色域用ガンマカーブが参照されて最大反射濃度1.75の画像が印字される。この最大濃度のときに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の載り量は最大値(最大載り量)となり、第1載り量として、上述したように、6.0×10−3[kg/m]となる。これら広色域用ガンマカーブ及びLUT2を用いた変換規則が、本発明の第1変換条件に対応する。
図10(b)は、広色域画像形成モードにおける画像占有率が閾値未満の場合のガンマ補正について説明する図である。この標準色域用ガンマカーブは、第2濃度として、最大濃度1.45が得られるガンマカーブである。周速比が200%においてこの最大濃度となるように、現像コントラストを調整している。入力画像データの色指定が最大値のFFhの場合、LUT3から対応する出力画像データの色指定はA0hとなり、標準色域用ガンマカーブが参照されて最大反射濃度1.45の画像が印字される。この最大濃度のときに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の載り量は最大値(最大載り量)となり、第2載り量として、3.6×10−3[kg/m]となる。これら標準色域用ガンマカーブ及びLUT3を用いた変換規則が、本発明の第2変換条件に対応する。
なお、図6に示した通常画像形成モードにおけるガンマ補正と、図10(b)のガンマ補正は、最大濃度及び最大載り量は同じだが、現像ローラと感光ドラムの周速比設定が異なるため、ガンマ曲線及びLUTは互いに異なる。すなわち、通常画像形成モードにおけるガンマ曲線及びLUT1を用いた変換規則は、上記第1、第2変換条件とは異なる第3変換条件となる。
図5のフローチャートに戻ると、S410でビットマップメモリ42の位置(X,Y)のウィンドウの画像占有率が閾値以上かどうかを判断する。本実施例では閾値を100%としている。画像占有率が100%以上の場合はS411bに進み、色域拡大用ガンマカーブを適用することで色域の広い画像を印刷する。画像占有率が100%未満の場合はS411cに進み、標準色域用ガンマカーブを適用することで飛び散りを抑制する。
以上の特徴を持つ構成で表1と同様の評価を行い、その結果を表2に示す。
(表2)
Figure 0006672033
表2に示すように、本実施例によれば、広色域画像形成モードにおいて、通常モードで再現できない色が再現できており、かつ、飛び散りも発生していない。画像の大部分である印字部が密集している領域では広色域の画像が出力されるため、画像全体の色域は広く印刷され、印字部と非印字部が散見している領域は、濃度が抑えられることで飛び散りの発生が抑制されている。
以上のように、本実施例によれば、通常画像形成モードと同等の生産性で、飛び散りを発生させることなく色域を拡大することが可能な広色域画像形成モードでの印刷が可能となる。なお、ウィンドウの面積や画像占有率の閾値は、本実施例で用いた値に限るものではない。すなわち、本実施例では、画像占有率の閾値として100%、すなわち、単位領域のうち非印字部が全く含まれず飛び散りの問題が全く発生しない単位領域に対してのみ、広色域用ガンマカーブを用いたガンマ補正を行うこととしていたが、これに限られない。例えば、100%よりも小さい98%を閾値の下限として設定し、画像占有率が98%から100%の範囲の単位領域に対して広色域用ガンマカーブを用いたガンマ補正を行うようにしてもよい。すなわち、飛び散りが発生したとしてもその影響が低いと考えられる範囲で、閾値の範囲を設定するようにしてよい。
また、本実施例では、処理回路21により生成される元データからプリンタドライバ26がYMCKの色表現の画像データを生成し、そのYMCKデータのガンマ補正において、変換規則を複数用意して選択的な補正を行ったが、補正手法はこれに限定されない。例えば、ホストCPU20が画像形成装置200へ送るYMCKデータを、RGBの色表現のデータから生成する場合においては、RGBデータをYMCKの個々の単色の画像データへ変換するためのカラーテーブルを複数用意して、選択的な補正を行ってもよい。
すなわち、第1画像データとしてのRGBデータにおける所定の色を、記録材上で所定の割合で出力するために、第2画像データとしてのYMCKの各色を、それぞれどのような割合で記録材に載せるか、その変換規則を定めたカラーテーブルを複数用意する。画像占有率が所定の閾値以上となる第1単位領域における色変換では、第1変換テーブルとして、色域拡大のための第1載り量が達成できる第1の割合でYMCKの各色を記録材に載せるためのカラーテーブルを用いる。画像占有率が所定の閾値未満となる第2単位領域における色変換では、第2変換テーブルとして、飛び散り発生が抑制される程度に抑えられた第2載り量を達成できる第2の割合でYMCKの各色を記録材に載せるためのカラーテーブルを用いる。
例えば、広色域画像形成モードにおいて、画像占有率が閾値以上のときは、Redを100載せる場合に、Yを100、Mを100載せるようなカラーテーブルを用いる。一方、画像占有率が閾値未満のときは、Redを100載せる場合に、Yを80、Mを80載せるようなカラーテーブルを用いる。これにより、上述したガンマ補正の場合と同様、最大濃度、最大載り量を適切にコントロールし、色域の拡大を図りつつ、飛び散りの発生を抑制することができる。
(実施例2)
図11を参照して、本発明の実施例2に係る画像形成システムについて説明する。実施例1では色域の狭い標準用ガンマカーブを適用して飛び散りの発生を抑制したが、原理的にはトナーの載り量を抑えることで飛び散りを良化させている。飛び散りを抑制するには
トナーの載り量を抑えればよいため、ガンマカーブ以外の方法で上記課題を克服することも可能である。実施例2では、画像占有率の低い領域の画像のドットを間引くことでトナーの載り量を抑え、飛び散りの発生を抑制する。実施例2において実施例1と共通する構成については、実施例1と同じ符号を付し、その説明を省略する。実施例2においてここで説明しない事項は、実施例1と同様である。
図11に、X方向に30ドット、Y方向に30ドットの幅の持つウィンドウを用い、「T」という画像の一部を9つで区切った図を示す。図11(a)は間引きを行う前の図であり、図11(b)は画像占有率の低いウィンドウで間引きを行った図である。本実施例では、第3補正として、飛び散りの発生が問題となる画像占有率が閾値未満のウィンドウ(第2単位領域)の画像占有率を低下させる補正を行う。具体的には、第2単位領域に含まれる印字部(トナーを付着させるための第1電位部に対応する部分)を構成する複数のドットの幾つかを、非印字部(トナーを付着させないための第2電位部に対応する部分)を構成するドットに変換する補正を行う。
実施例1で説明したように、濃度1.45の画像における記録材上トナー載り量は3.6×10−3[kg/m]であり、濃度1.75の画像における記録材上トナー載り量は6.0×10−3[kg/m]である。飛び散りの発生が問題となる第2単位領域であるウィンドウ(a)、(b)、(c)、(f)、(i)を、単位領域に占める印字部の割合が所定値以下となるように、それぞれ元の画像データから、印字部を非印字部に変える間引きを行う。本実施例では、画像占有率が閾値100%の半分である50%以下となるように、元の画像占有率の半分の画像占有率となるように、間引きを行う。例えば、印字部を構成するドットが隣り合って連続する箇所を、印字部を構成するドット(トナーを載せるドット)と非印字部を構成するドット(トナーを載せないドット)とが交互に隣り合うように間引く。画像占有率が第1単位領域の半分以下となることで、飛び散りの発生が問題となる第2単位領域における記録材上のトナー載り量の最大値が、平均化すると、第1単位領域における最大値6.0×10−3[kg/m]の半分以下、すなわち3.0×10−3[kg/m]以下となる。したがって、実施例1と同様、第2単位領域における記録材上のトナー載り量の最大値を低減することができる。
上記の構成で表1と同様の評価を行い、その結果を表3に示す。
(表3)
Figure 0006672033
表3に示すように、本実施例によれば、広色域画像形成モードにおいて、通常モードで再現できない色が再現できており、かつ、飛び散りも発生していない。画像の大部分である印字部が密集している領域では広色域の画像が出力されるため、画像全体の色域は広く印刷され、印字部と非印字部が散見している領域は、濃度が抑えられることで飛び散りの発生が抑制されている。
上記実施例では、画像形成システムとして、画像データを生成する構成(ホストCPU20)であるデータ生成装置と、その画像データを基に記録材に画像を形成する構成である画像形成装置と、が別々の構成となっている。しかしながら、本発明が適用可能な構成はこれに限定されない。例えば、データ生成装置と同様の構成が、画像形成装置上に搭載され、画像形成装置が単独で、画像データの生成、補正等を行える構成に対しても、本発明は適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
上記実施例の特徴的な処理を実行させるプログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、記録媒体としては、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
20…ホストCPU(データ生成装置)、200…画像形成装置、201…感光ドラム(像担持体)、203…スキャナユニット(露光装置)、302…現像ローラ(現像剤担持体)

Claims (16)

  1. 像担持体と、
    データ生成装置から入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
    を備える画像形成装置において、
    第1画像形成動作と、
    前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなるとともに、前記データ生成装置が生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正がされた画像データに基づいて画像形成を行う第2画像形成動作と、
    を実行することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正を第2補正とした場合に、
    前記データ生成装置が生成した画像データのうち、前記第1単位領域に対応するデータには、前記最大の載り量を前記第1載り量とするための第1補正がされていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1載り量は、前記出力画像を前記第1画像形成動作により形成する場合の前記最大の載り量よりも多いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1補正は、前記画像データのうち前記第1単位領域に対応するデータを、前記出力画像における前記最大の載り量が前記第1載り量となるように設定された第1変換条件により変換する補正であり、
    前記第2補正は、前記画像データのうち前記第2単位領域に対応するデータを、前記出力画像における前記最大の載り量が前記第2載り量となるように設定された第2変換条件により変換する補正であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1補正は、前記データ生成装置が生成した画像データのうち前記第1単位領域に対応するデータを、そのガンマ曲線における最大濃度が、前記出力画像における前記最大の載り量が前記第1載り量となるような第1濃度となるようにガンマ補正する補正であり、
    前記第2補正は、前記データ生成装置が生成した画像データのうち前記第2単位領域に対応するデータを、そのガンマ曲線における最大濃度が、前記出力画像における前記最大の載り量が前記第2載り量となるような第2濃度となるようにガンマ補正する補正であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 入力される画像データは、前記データ生成装置が生成したRGBの色表現の第1画像データがYMCKの色表現の第2画像データに変換されたものであり、
    前記第1補正は、前記第1画像データのうち前記第1単位領域に対応するデータを、前記第1画像データの所定の色を所定の割合で出力するための前記第2画像データの所定の色を記録材に載せる割合が、第1の割合となるように設定された第1変換テーブルを用い
    て、前記第2画像データに変換する補正であり、
    前記第2補正は、前記第1画像データのうち前記第2単位領域に対応するデータを、前記第1画像データの所定の色を所定の割合で出力するために前記第2画像データの所定の色を記録材に載せる割合が、前記第1の割合よりも小さい前記第2の割合となるように設定された第2変換テーブルを用いて、前記第2画像データに変換する補正であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と、
    データ生成装置から入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
    を備える画像形成装置において、
    第1画像形成動作と、
    前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなるとともに、前記データ生成装置が生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれる複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正がされた画像データに基づいて画像形成を行う第2画像形成動作と、
    を実行することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第2画像形成動作は、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記第1画像形成動作で形成する場合よりも多くするための画像形成動作であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2画像形成動作における前記現像剤担持体の周速は、前記第1画像形成動作における前記現像剤担持体の周速よりも速いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2画像形成動作における前記周速比は、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記第1画像形成動作における前記周速比で画像を形成する場合の前記載り量よりも多くするための周速比であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体が担持する現像剤像を記録材へ転写する転写手段と、
    前記現像剤像を記録材に定着させる定着手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置と、
    画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  13. 入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    像担持体と、
    画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
    を備え、
    第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能であり、
    前記データ生成装置は、
    前記第2画像形成動作において、生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正を行って、前記画像形成装置に出力することを特徴とする画像形成システム。
  14. 入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    画像データを生成して前記画像形成装置に出力するデータ生成装置と、
    を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    像担持体と、
    画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、
    前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、
    を備え、
    第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能であり、
    前記データ生成装置は、
    前記第2画像形成動作において、生成した画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれる複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正を行って、前記画像形成装置に出力することを特徴とする画像形成システム。
  15. 入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体と、入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手
    段と、を備え、第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能である画像形成装置に出力するための画像データを生成するステップと、
    前記画像形成装置が前記第2画像形成動作を実行する場合に、生成した前記画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、記録材に形成される出力画像における単位面積当たりの現像剤の最大の載り量を、前記画像占有率が所定の閾値以上である第1単位領域における前記最大の載り量である第1載り量よりも少ない第2載り量とするための補正を行うステップと、
    前記画像データを前記画像形成装置に出力するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 入力される画像データに基づいて記録材に画像を形成する画像形成装置であって、像担持体と、入力される画像データに基づいて、前記像担持体の表面に、第1電位部と、前記第1電位部と異なる電位の第2電位部と、を含む静電像を形成するように、前記表面を露光する露光手段と、前記像担持体に形成された静電像を現像剤で現像する現像剤担持体と、前記像担持体と前記現像剤担持体を、それぞれの周速を個々に可変に回転させる駆動手段と、を備え、第1画像形成動作と、前記像担持体の周速に対する前記現像剤担持体の周速の比率である周速比が前記第1画像形成動作のときよりも大きくなる第2画像形成動作と、を実行することが可能である画像形成装置に出力するための画像データを生成するステップと、
    前記画像形成装置が前記第2画像形成動作を実行する場合に、生成した前記画像データのうち、画像を複数の領域に分割したときの単位領域において、前記単位領域に含まれる前記第1電位部に対応する部分の割合である画像占有率が所定の閾値未満である第2単位領域に対応するデータに、前記第2単位領域の前記画像占有率が所定の値以下となるように、前記第2単位領域に含まれる複数の前記第1電位部に対応する部分のうちの幾つかを前記第2電位部に対応する部分に変える補正を行うステップと、
    前記画像データを前記画像形成装置に出力するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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