JP2022000680A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】濃度補正による濃度の再現性を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】トナー像を記録材の所定の位置に形成すべく、入力画像データの入力位置情報を、トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正する位置ずれ補正手段と、トナー像の濃度を所定の濃度とすべく、入力画像データの入力濃度情報を、所定の濃度条件データに従って、トナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正する濃度補正手段と、を備え、通常モードにおいて、入力位置情報と第1入力濃度情報とを出力位置情報と第1出力濃度情報とに補正する第1補正動作を実行可能で、広色域モードにおいて、広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を実行可能な画像形成装置において、第1補正動作で得られた出力位置情報と第2補正動作で得られた第2出力濃度情報とに基づいて、広色域モードにおいて画像形成を行う。
【選択図】図8

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する画像形成装置に関する。
カラーレーザプリンタにおいては、広色域プリント技術が知られている。これは感光ドラム上のトナー量を増やすことで主に高濃度域の色域を広げ、通常プリントよりも広色域を実現するというものである。感光ドラム上のトナー量を増やすことは、現像ローラと感光ドラムの周速比を通常よりも大きくし(現像ローラ周速>感光ドラム周速)、また感光ドラム上の電位コントラストを大きくすることで実現される。この広色域プリントモードに関し、特許文献1、特許文献2では、広色域プリントモードではない濃度補正(通常濃度補正と呼ぶ)を行った結果より、広色域プリントモードにおける濃度補正(広色域濃度補正と呼ぶ)結果を予測する技術が開示されている。
特開2019−020521号公報 特開2019−095522号公報
しかしながらこの予測に関し、広色域プリントモードにおいて予測精度の面では改善の余地があった。
本発明の目的は、補正動作による現像剤の消費を抑制し、補正の精度を向上させることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
入力画像データに基づいて出力画像たるトナー像を記録材に形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像剤担持体と、
前記像担持体に形成された前記トナー像が転写される中間転写体と、
前記トナー像を前記中間転写体から前記記録材に転写する転写手段と、
通常モードと、前記記録材に形成される画像の色域を前記通常モードよりも拡大する広色域モードと、を実行可能な制御部と、
前記記録材に形成される前記トナー像の位置を所定の位置とすべく、前記入力画像データに含まれる入力位置情報を、前記トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正する位置ずれ補正手段と、
前記記録材に形成される前記トナー像の濃度を所定の濃度とすべく、前記入力画像データに含まれる入力濃度情報を、入力画像の濃度と前記出力画像の濃度との関係を規定する所定の濃度条件データに従って、前記トナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正する濃度補正手段と、
を備え、
前記通常モードにおいて、前記位置ずれ補正手段と前記濃度補正手段と、によって、前記入力位置情報と第1入力濃度情報と、を、前記出力位置情報と第1出力濃度情報と、に補正する第1補正動作を実行可能であって、
前記広色域モードにおいて、前記濃度補正手段によって、前記広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を実行可能な画像形成装置において、
前記通常モードで実施された前記第1補正動作によって得られた前記出力位置情報と、前記広色域モードで実施された前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報と、に基づいて、前記広色域モードにおいて画像形成を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
入力画像データに基づいて出力画像たるトナー像を記録材に形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像剤担持体と、
前記像担持体に形成された前記トナー像を前記記録材に転写する転写手段と、
通常モードと、前記記録材に形成される画像の色域を前記通常モードよりも拡大する広色域モードと、を実行可能な制御部と、
前記記録材に形成される前記トナー像の位置を所定の位置とすべく、前記入力画像データに含まれる入力位置情報を、前記トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正する位置ずれ補正手段と、
前記記録材に形成される前記トナー像の濃度を所定の濃度とすべく、前記入力画像データに含まれる入力濃度情報を、入力画像の濃度と前記出力画像の濃度との関係を規定する所定の濃度条件データに従って、前記トナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正する濃度補正手段と、
を備え、
前記通常モードにおいて、前記位置ずれ補正手段と前記濃度補正手段と、によって、前記入力位置情報と第1入力濃度情報と、を、前記出力位置情報と第1出力濃度情報と、に補正する第1補正動作を実行可能であって、
前記広色域モードにおいて、前記濃度補正手段によって、前記広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を実行可能な画像形成装置において、
前記通常モードで実施された前記第1補正動作によって得られた前記出力位置情報と、前記広色域モードで実施された前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報と、に基づいて、前記広色域モードにおいて画像形成を行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、補正動作による現像剤の消費を抑制し、補正の精度を向上させることができる。
画像形成装置の概略構成図 画像形成装置の位置ずれ補正センサ、濃度補正センサユニットの構成図 画像形成装置のシステム構成図 画像形成装置のコントローラ部のシステム構成図 画像形成装置のガンマ補正工程を説明するための図 画像形成装置の環境変化と、濃度条件の有効期間との関係を示す図 画像形成装置の、濃度条件の有効期間を更新する工程を表すフローチャート 実施形態1における制御を表すタイミングチャート 実施形態1における制御を表すフローチャート 実施形態1の別様態における制御を表すタイミングチャート 実施形態2における制御を表すタイミングチャート 実施形態2における制御を表すフローチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
[画像形成装置の説明]
図1は、画像形成装置の概略構成図である。なお、以下の説明では、参照符号の末尾の英文字a、b、c及びdは、それぞれ当該部材がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナー像の形成に関する部材であることを示している。以下の説明において色を区別する必要が無い場合には、末尾の英文字a、b、c及びdを除いた参照符号を使用することもある。
(画像形成部)
まず、イエロー(Y)色のトナー画像形成用の画像形成手段としての画像形成部(以下、ステーションとも呼ぶ)について説明する。感光体(像担持体)としての感光ドラム1aは、金属円筒上に感光して電荷を生成するキャリア生成層、発生した電荷を輸送する電荷輸送層などからなる機能性有機材料が複数層積層されたものであり、最外層は電気的導電性が低くほぼ絶縁である。帯電手段(帯電部材)としての帯電ローラ2aは、感光ドラム1aに当接され、感光ドラム1aの回転に伴い従動回転しなから感光ドラム1aの表面を均一に帯電する。帯電ローラ2aには、直流電圧、又は交流電圧を重畳した電圧が印加され、帯電ローラ2aと感光ドラム1aの表面の当接ニップ部から上下流側の微小な空気ギャップで放電が発生することにより感光ドラム1aは帯電される。
光照射手段としてのスキャナユニット11aは、レーザー光を多面鏡によって走査させる、又はLEDアレイによって光照射するように構成されている。スキャナユニット11aは、画像信号に基づいて変調されたビーム12aを感光ドラム1a上に照射することで、像担持体としての感光ドラム1a上に静電潜像(静電像)を形成する。現像手段としての現像ユニット8aは、現像剤担持体としての現像ローラ4a、非磁性一成分現像剤5a、現像剤塗布ブレード7aで構成される。現像ローラ4aは、感光ドラム1aに当接される。感光ドラム1a上に形成された静電潜像は、現像ローラ4aによりトナー像(現像剤像)として現像される。現像時における現像ローラ4aの回転は、不図示の現像モータ等の回転速度制御手段により制御される。現像されたトナー像は、一次転写ローラ81aに一次転写バイアスが印加されることによって、被転写体としての中間転写ベルト80上に一次転写される。一次転写後に、感光ドラム1a上に残った転写残留トナーは、クリーニングユニット3aによってクリーニングされる。
また、帯電ローラ2aは、帯電ローラ2aへの電圧供給手段(帯電電圧印加部)である帯電バイアス電源20aに接続されており、電力が供給される。現像ローラ4aは、現像ローラ4aへの電圧供給手段(現像電圧印加部)である現像バイアス電源21aに接続されており、電力が供給される。一次転写手段としての一次転写ローラ81aは、一次転写ローラ81aへの電圧供給手段である一次転写バイアス電源84aに接続されており、電力が供給される。なお、上述した感光ドラム1a、帯電ローラ2a、クリーニングユニット3a、現像ローラ4a、非磁性一成分現像剤5a、現像剤塗布ブレード7a、現像ユニット8aは、画像形成装置に着脱自在な一体型のプロセスカートリッジ9aとすることができる。しかし、カートリッジの構成はこれに限られるものではなく、感光ドラム1a等をひとつのカートリッジ、別体として現像ユニット8a等を現像カートリッジとすることもできる。
以上がイエロー色に対応するステーションの構成であり、マゼンタ、シアン、ブラックに対応するステーション(画像形成手段)も、使用されるトナーの色が異なるのみで、装置構成は同様の構成となる。各部には同一の参照符号の後ろにb、c、dの英文字が付されており、ここでの詳しい説明は省略する。なお、以下では、イエロー(Y)色のトナー画像形成用のステーションを第1ステーションとも呼ぶ。同様に、マゼンタ(M)色のトナー画像形成用のステーションを第2ステーション、シアン(C)色のトナー画像形成用のステーションを第3ステーション、ブラック(K)色のトナー画像形成用のステーションを第4ステーションとも呼ぶ。中間転写ベルト80の移動方向において、第1ステーションが最上流に配置されており、最上流から以下第2ステーション、第3ステーション、第4ステーションの順に配置されている。
中間転写ベルト80は、張架部材としての二次転写対向ローラ86、駆動ローラ14、テンションローラ15の3本のローラにより支持されており、適当なテンションが維持されるようになっている。駆動ローラ14を駆動させることにより中間転写ベルト80は感光ドラム1a〜1dに対して順方向に略同速度で回転移動する。また、中間転写ベルト80の内側には、感光ドラム1a〜1dに対向して、中間転写ベルト80に当接する一次転写ローラ81a〜81dが夫々配置されている。一次転写ローラ81a〜81dは一次転写バイアス電源84a〜84dで接続されている。一次転写ローラ81a〜81dによって、感光ドラム1a〜1dに形成された各色トナー像が順次中間転写ベルト80上に転写されることで、カラー画像が形成される。また、一次転写ローラ81a〜81dの中間転写ベルト80の回転方向下流側には除電部材23a〜23dが配置されている。駆動ローラ14、テンションローラ15及び除電部材23a〜23d、二次転写対向ローラ86は不図示の配線で電気的に接地されている。
給紙カセット16から例えば紙である記録材(記録媒体)Pを給紙する際には、図示しないステッピングモータ(以下、給紙モータとも呼ぶ)によりピックアップローラ17を駆動させる。これに伴い底板29が上昇し、給紙カセット16内に積載された記録材Pを押し上げる。押し上げられた記録材Pの最上の一枚が、ピックアップローラ17と当接し、ピックアップローラ17の回転により、記録材Pが給紙される。給紙された記録材Pがレジストローラ18まで搬送され、レジセンサ35により記録材Pの先端が検知されると、給紙モータの駆動を停止させ、記録材Pの搬送を一旦停止させる。レジストローラ18で一旦停止している記録材Pは、中間転写ベルト80上に転写されたトナー像の移動に合わせて、所定タイミングで再搬送され、二次転写部に搬送される。
各感光ドラム1a〜1dに形成されたトナー像が夫々転写され、中間転写ベルト80上に形成されたカラー画像は、二次転写位置である二次転写ローラ82と中間転写ベルト80からなる二次転写部まで移動される。二次転写手段としての二次転写ローラ82に二次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト80上のカラー画像が記録材P上に二次転写される。
例えば定着フィルムである加熱部材と、例えば加圧ローラである加圧部材からなる定着部19は、記録材P上に二次転写されたカラー画像に熱及び圧力を加えて、トナー像を記録材Pに定着させる。定着部19でトナー像が定着された記録材Pは、排紙トレイ36に排紙され、一連の画像形成動作は終了する。
[光学センサの構成]
位置ずれ補正センサ・濃度補正センサユニット60は、中間転写ベルト上に転写される各色画像の位置ずれ量を検出するための位置ずれ補正用パターンを検出することと、濃度を検出するための濃度補正用パターンを検出することを兼ねたセンサである。
図2は画像形成装置の位置ずれ補正・濃度補正センサ構成の一例である。位置ずれ補正・濃度補正センサユニット60は中間転写ベルト80の搬送方向に直交する位置に、位置ずれ補正・濃度補正センサ201、202を有している。位置ずれ補正・濃度補正センサ201、202は、位置検知用トナー像としての位置ずれ補正パターン206と、濃度検知用トナー像としての濃度補正パターン207と、を異なるタイミングで読み取ることで、センサを共用している。すなわち、位置ずれ補正・濃度補正センサ201、202は、検知用トナー像の濃度を検知する濃度検知手段として機能するとともに、被転写体としての中間転写ベルト80における検知用トナー像の形成位置を検知する位置検知手段としても機能する。位置ずれ補正・濃度補正センサ201、202を中間転写ベルト80の搬送方向に直交する位置に二つ以上配置することで、画像の主走査方向倍率検知や、副走査方向傾き検知を行う。また、一つ以上の位置ずれ補正・濃度補正センサ201,202で、濃度検知を行う。位置ずれ補正・濃度補正共通センサ201,202は、中間転写ベルト80および位置ずれ補正パターン206に発光する発光素子203を有する。さらに位置ずれ補正・濃度補正共通センサ201,202は、中間転写ベルト80および位置ずれ補正パターン206からの拡散反射光を検出するセンサ204と、正反射光を検出するセンサ205で構成されている。発光素子203は、中間転写ベルト80の垂線方向に対して15°の照射角度になるように配置されている。拡散反射光検出センサ204は、中間転写ベルト80からの拡散反射光を検出するために45°の受光角度になるように配置されている。正反射光検出センサ205は、中間転写ベルト80からの正反射光を検出するために15°の受光角度になるように配置されている。発光素子203から出射された赤外光は、中間転写ベルト80自体や、中間転写ベルト80上の各色の位置ずれ補正用パターン206、濃度補正パターン207に照射される。中間転写ベルト80および中間転写ベルト80上の位置ずれ補正用パターン206からの拡散反射光を、受光素子である拡散反射光検出センサ204で受光することにより位置ずれ補正用パターン206の位置を検出する。また、中間転写ベルト80および中間転写ベルト80上の濃度補正パターン207からの正反射光と拡散反射光を、受光素子である拡散反射光検出センサ204、正反射光検出センサ205で受光することにより濃度補正用パターン207の濃度を検出する。
[位置ずれ補正と濃度補正のシステム構成]
図3(a)は、画像形成装置のシステム構成全体を説明するためのブロック図である。コントローラ部301は、ホストコンピュータ300、エンジン制御部302と相互に通信が可能となっている。コントローラ部301は、位置ずれ補正と濃度補正を実行する場合は、位置ずれ補正・濃度補正開始コマンド及びビデオ信号をCPU311、画像処理GA312に送出する。その他、エンジン制御部302は、位置補正・濃度補正検出センサの制御部314、定着部の制御を行う定着制御部315、画像形成装置における記録材の搬送を制御する用紙制御部316、を備える。さらに、エンジン制御部302は、駆動源としてのモータや駆動ギヤ列などを含み、感光ドラム1と現像ローラ4のそれぞれの周速を個々に制御可能に回転駆動する駆動手段としての感光ドラム/駆動ローラ駆動部333を備えている。画像制御部313は、画像形成の動作モードに応じて、感光ドラム1と現像ローラ4の周速設定を適宜変更するように、感光ドラム/駆動ローラ駆動部333を制御する。詳細は後述する。
CPU311は、位置ずれ補正・濃度補正開始コマンドを受信すると、画像制御部313に位置ずれ補正と濃度補正の画像形成開始を指示する。
画像制御部313は、位置ずれ補正・濃度補正開始を受信すると、各種バイアスを印加し、トナー像形成の準備を行う。CPU311は、各種バイアス準備が整うと、コントローラ部301にビデオ信号の出力開始を送信する。コントローラ部301は、CPU311からビデオ信号の出力開始を受信すると、ビデオ信号を出力する。画像処理GA312
は、コントローラ部301からビデオ信号を受信すると、画像制御部313に画像形成データを送信する。画像制御部313は、画像処理GA312から受信した、画像形成データをもとに潜像を開始し、感光ドラム1にトナー像を形成し、感光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト80に転写する。
CPU311は、位置補正・濃度補正検出センサで中間転写ベルト上のトナー像からトナー濃度に応じた電圧値を取得する。CPU311は、検出した電圧結果から、各色間の主走査、副走査方向の各色トナー画像の位置ずれ補正量と、各色トナー画像の濃度補正量を計算する。CPU311はビデオインターフェース部310を介して、位置ずれ補正量と濃度補正量をコントローラに通知する。本実施例における位置ずれ補正については詳しくは後述するが、実際に被転写体に形成されるトナー像の位置を所望の位置とするために、入力画像データに含まれる入力位置情報を、トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正することを行う。そして、画像形成手段がトナー像の形成に用いる出力位置情報に補正(変換)する。また、以下の説明において、出力位置情報の補正にかかわる画像形成装置の各種構成が、本発明の位置ずれ補正手段に相当する。
[濃度補正の詳細説明]
本発明においては、上記濃度補正に関して特徴的な制御を行うため、濃度補正の処理についてさらに詳しく説明する。濃度補正とは、端的には画像形成装置36の中間転写ベルト80上に形成される濃度補正パターンの(ここでは反射)濃度と、ホストコンピュータ300から入力される画像情報の諧調濃度の関係を補正する工程である。すなわち、実際に形成されるトナー像の濃度を所望の濃度とするために、入力データに含まれる入力濃度情報を、入力画像の濃度と出力画像の濃度との関係を規定する所定の濃度条件データを用いる。そして、画像形成手段がトナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正(変換)する。また、以下の説明において、濃度情報の補正にかかわる画像形成装置の各種構成が、本発明の濃度補正手段(濃度情報変換手段)に相当する。また、濃度情報の補正に用いられる濃度条件データ((i)基準色域データ、(ii)実測広色域データ、(iii)予測広色域データ)の取得にかかわる画像形成装置の各種構成が、本発明の取得手段に相当する。以下、詳細を説明する。
まず、濃度補正センサによって得られた色味情報が、どのように補正に用いられるかを説明する。図4はコントローラ301内部で行われる補正処理の概要を示すブロック図である。一般的にPCLやPostScript等のページ記述言語PDL(Page Description Language)で記述されたプリントジョブが、ホストPC300からコントローラ301へ送信される。コントローラ301は、主にRIP(Raster Image Processor)部317、色変換部318、γ補正部319、ハーフトーニング部320を介してエンジン制御部302へYMCKのビットマップ情報を送信する。
具体的には、RIP部317は、ホストPC300から送られてきたPDLで記述されたプリントジョブをファイル解析(インタプリタ)し、画像形成装置の解像度に応じたRGBのビットマップ化を行う。一般的に、液晶ディスプレイの色再現範囲に比べて電子写真方式の画像形成装置の色再現範囲の方が狭い。そのため、次の色変換部318において、デバイス間の色再現範囲の違いを考慮し、できるだけ色味を一致させるようなカラーマッチングを行う。また、色変換部318は、RGBデータからYMCKデータへの変換等も行う。その後、γ補正部319ではガンマの補正を行い、ハーフトーニング部320では、ディザ等の階調表現処理が行われる。濃度補正センサによって得られた検知結果は、γ補正部319によって適切な画像データを選択するために用いられる。
[ルックアップテーブル]
図5(a)にルックアップテーブル(LUT,Lookup Table)を示す。図5(a)で、第1象限はルックアップテーブルのグラフを示し、横軸が16進数(Hex)で表された入力画像データを示し、縦軸が16進数で表された使用する画像データを示す。第2象限は補正前のγカーブ(以下、補正前γカーブともいう)を示し、横軸が反射濃度を示し、縦軸は第1象限と同様に使用する画像データを示す。なお、反射濃度を単に濃度ともいう。また、γカーブとは、入力画像データと入力画像データに対応した実際の出力画像濃度との関係を示した曲線である。第3象限は補正後のγカーブ(以下、補正後γカーブともいう)を示し、横軸が第2象限と同様に反射濃度(濃度出力)を示し、縦軸が入力画像データ(Hex)を示す。
図5(a)中第2象限に示されたグラフが補正前γカーブである。通常、補正前γカーブは線形性を有していない。そのため、入力画像データをそのまま使わず、線形性を保つような画像データに変換して使う。この入力画像データと実際に使用する画像データの相関を示すテーブルをルックアップテーブルと呼ぶ。そして現在の画像形成装置本体の特性に合わせてルックアップテーブルを作り直すことをガンマ補正(以下、γ補正と表記する)と呼ぶ。本実施形態においては、上記γ補正を行うことを濃度補正とも称する。
図5(a)中第3象限にあるように、入力画像データと反射濃度との関係に線形性があるのが理想とする。なお、このグラフは、一般的な入力画像データと反射濃度との関係等を示すグラフである。このグラフのデータは、例えば、紙等の記録材に印刷した定着後の画像の濃度を外部の測定器等により測定した結果に基づき得たデータである。例えば、この例では、図5(a)中第2象限に示す現状の画像形成装置本体の特性(補正前γカーブ)を考慮すると、80hの入力画像データに対する理想的な濃度を得るには、実際にはC0hの画像データを使用する必要があることがわかる。
本実施形態においては、濃度の異なる複数の濃度補正パターンを計測(濃度検知)することで、上記補正前γカーブを構成する複数点のデータ、すなわち入力画像データと出力濃度の関係を表すデータ(濃度条件データと呼ぶ)を得る。そして、該データより得られた補正前γカーブを用いてγ補正を行うことを、濃度補正と呼ぶ。
[広色域プリントモードでのγカーブの変化]
補正前γカーブは現在の画像形成装置自体の特性であり、以下に述べるようにカートリッジや使用環境等様々な条件で変化する。これは、基準の色域でトナー像を形成する基準モードとしての通常プリントモードや、基準の色域よりも広色域でトナー像を形成する広色域モードとしての広色域プリントモードといったプリントモードの違いにおいても同様である。本実施例では、画像形成の動作モードとして、オフィス用途などの通常モード
と、高濃度や色味の増大を図る広色域モードとを有する。通常モードに対して広色域モードは、感光ドラムと現像ローラとの周速比を大きくすることでトナーの供給量を増加させることが出来る。具体的には、通常モードの周速比(第1の周速比)を120%、広色域モードの周速比(第2の周速比)を240%とした。
感光ドラムと現像ローラの周速設定を、現像ローラの回転数を変えて設定しても、現像ローラの回転数は固定し、感光ドラムの回転数を変えることで周速比を可変にしてもよい。あるいは、現像ローラの回転数と感光ドラムの回転数の両方を個々に変えて、周速比を可変制御してもよい。その場合、現像ローラの回転数と感光ドラムの回転数の両方を低下させ、かつ、その下げ幅に差をつけることで、周速比を変えるようにしてもよい。
また、広色域モードは、通常モードに比べて感光ドラム表面電位と現像バイアス(現像電圧または現像電位)との電位差である現像コントラストを大きくすることでも達成することが可能となる。ここで、現像コントラストは、感光ドラムに形成された静電潜像を構
成する明部電位と、現像ローラに印加された現像バイアスとで形成される。この現像コントラストによって、現像ローラ上のトナーは感光ドラムへ移動し静電像を現像する。通常モードにおける帯電後の暗部電位を−500V、露光後の明部電位を−100Vとする。本実施例において、明部電位の値は、ベタ黒画像のような用紙全体をトナーで現像するような画像パターンを形成する場合の感光ドラム上を表面電位計で測定した値のことを言う。現像ローラに印加する現像電位(現像バイアス)を−300Vとし、現像コントラストを200Vとした。通常モードにおける帯電後の暗部電位を−650V、露光後の明部電位を−100V、現像ローラに印加する現像バイアスを−450Vとし、広色域モードでは現像コントラストを350Vとすると、広色域モードにおいて色域を拡大することが出来る。
図5(b)のグラフは、図5(a)と同様のグラフであり横軸、縦軸等の説明は省略する。図5(b)は、通常プリントモードに最適化されたLUTを用いて、広色域プリントモードで印刷を行ったときの反射濃度の線形性からのズレを表している。図5(b)中、第2象限の破線が通常プリントモードにおける画像形成装置本体の特性を表し、この破線のグラフは図5(a)の第2象限のグラフと同じものである。また、図5(b)中、第2象限の実線が広色域プリントモードにおける画像形成装置本体の特性(補正前γカーブ)を表している。広色域プリントモードは、感光ドラム1に対する現像ローラ4の周速差を上げることで、現像ローラ4から感光ドラム1に供給される単位面積当たりのトナー量を、通常プリントモードのときよりも増やすプリントモードである。そのため、広色域プリントモードでは、画像データ全域において通常プリントモードに対して反射濃度が高い。80hの入力画像データで画像形成を行うと、通常プリントモードであれば反射濃度0.6程度であったものに対し、広色域プリントモードでは反射濃度が1.0まで増加している。つまり、入力画像データ80hに対して、通常プリントモードにおけるLUTを使用すると、使用する画像データはC0hとなる。このため、広色域プリントモードでの濃度が、実現すべき濃度である0.6よりも濃い1.0となってしまう。
その結果、図5(b)中、第3象限に示すように、通常プリントモードにおける補正後γカーブ(破線)が線形性を有していたのに対し、広色域プリントモードにおける補正後γカーブ(実線)が線形性を有さず、いびつな形になってしまう。そのため、通常であれば広色域プリントモードにおいても通常プリントモード同様、濃度センサ218を用いてガンマを把握した上で広色域プリントモード用にLUTを得る必要がある。しかし、広色域プリントモード用のLUTを得るためには、広色域プリントモードにおいても、中間転写ベルト80上に検知用のトナー像(検知用画像)を形成し、濃度センサ60によって検知用のトナー像の濃度を測定する工程が必要となる。
[予測濃度補正について]
上述したように、広色域プリントモードにおけるLUTを得るために濃度測定を行うと、LUTの精度は良いが、濃度測定を行う分ダウンタイムが生じる。その課題を解決するため、広色域プリントモードでよく行われる処理に、予測濃度補正がある。予測濃度補正とは、通常プリントモードにおける濃度情報と所定の情報とに基づき、広色域プリントモードにおけるLUTを作成してγ補正を行うというものである。ここでいう所定の情報とは、例えば、感光ドラム1に対する現像ローラ4の周速差、ドラムユニットの使用度合い、トナーの消費度合い等が挙げられる。予測濃度補正を用いることで、通常濃度補正により生じるダウンタイムを削減できるが、γ補正の精度は通常濃度補正よりも劣化する。
予測濃度補正においては、上記各所定情報における、通常プリントモードと広色域プリントモードにおける濃度情報の相関テーブルを予め用意しておく。相関テーブルは、上記各所定情報の条件をいくつか変化させたγカーブより作成される。具体的には、各条件における上記両モードのプリント画像の濃度比を算出し、それらのデータより画像形成装置
の現条件に最も適合する濃度比を予測することで作成される。この相関テーブルに基づき、濃度補正用パターン207を計測して得られた濃度情報を、広色域モードにおける濃度に変換する。相関テーブルは、エンジン制御部302の記憶部(不図示)に格納されている。実際のデータを用いたより具体的かつ詳細な方法に関しては、特許文献2の特開2019−95522の段落0037以降に記載されている。
本実施形態においては、上記相関テーブルとしては、感光ドラム1に対する現像ローラ4の周速差が280%時の相関テーブルであり、それぞれドラムユニット、現像ユニットの使用度合(プリント枚数)を数条件変えて取得されたγカーブより作成する。そして得られた予測濃度補正を用いることにより、広色域プリントモードにおけるLUTの予測濃度を用いたカーブを得ることができる。
[通常プリントモードと広色域プリントモードにおける画像形成条件の補正]
本実施形態における画像形成装置は、上記位置ずれ補正と濃度補正(2つを総称して画像形成条件補正と呼ぶ)を以下のようにして行う。
通常モードにおける画像形成条件の補正(通常画像形成条件補正と呼ぶ)は、一回の補正で上記位置ずれ補正、濃度補正の両方を行い、濃度条件(=濃度条件データ)の有効期間が満了したタイミングで行われる。一回の補正で上記位置ずれ補正、濃度補正の両方を行う補正動作を統合キャリブレーションという。統合キャリブレーションは、同一シーケンスで両方の補正を行うことをいう。具体的には、位置ずれ補正パターン206を中間転写ベルト80上に形成した直後に濃度補正パターン207を形成して、一連の動作の中で位置ずれ補正と濃度補正を行う補正動作を指す。より具体的には、位置ずれ補正を行った後に、位置ずれ補正パターン206をクリーニングすることなく、濃度補正パターン207を形成させる。したがって、統合キャリブレーションは中間転写ベルト80が1回転する間に実行可能である。統合キャリブレーションを行う際には、位置ずれ補正と濃度補正を連続して実行するための発光素子203の発光量が決定される。
このとき、エンジン制御部302は、有効期限が切れたことを画像形成条件補正実行要求として、コントローラ301に通知する。コントローラ301は通知されたタイミングで画像形成条件補正を行うことで、常に濃度が保証されることになる。上記補正は広色域プリントモード中においても、通常プリントモード中と同様のタイミングで行われる。
一方、広色域モードにおける画像形成条件の補正(広色域濃度補正と呼ぶ)は、位置ずれ補正は行わず、濃度補正のみを行う。したがって、広色域モードにおいて位置ずれ補正を行う代わりに、通常画像形成条件補正によって実行された位置ずれ補正結果を広色域モードに反映させる。また実施されるタイミングも、広色域プリントモードでは有効期間満了時に必ず行われるわけではない。広色域プリントモードは特殊なモードのため、本実施形態においては広色域プリントモード中に、ユーザが実行する/しないを判断する。従って、前回行った濃度条件の有効期間が満了したとしても、新たな補正実行要求は出されない。また濃度条件の有効期間自体も、該プリントモードにおいては常時管理は行わない。
[濃度条件の有効期間]
上記画像形成条件の補正が行われるタイミングに関して以下で説明する。
画像形成装置の稼働中における画像形成条件の補正は、濃度条件の有効期間が満了するタイミングで行われる。ここでいう有効期間とは以下のような基準で決定される。
・所定ページ数プリント後
プリントを続けていくに従い、トナー状態は随時変化していく。そのため、所定ページ
数プリントするごとに、本画像形成装置は画像形成条件の補正を行う。本実施形態における所定ページ数は200ページである。
・環境変動時
トナー状態は空気中の水分量に応じて変化する。そのため、本画像形成装置は、水分量が許容範囲を超えて変化した場合に、画像形成条件の補正を行う。本実施形態における許容範囲の条件を図6に示す。
図6は、前回の画像形成条件補正時の水分量に対して、画像形成装置が常時検知している水分量の関係を表すグラフである。601が許容水分量の上限、602が下限を表し、前回補正時の水分量に対し、現在の検知水分量の関係が603の領域に入っていれば、許容範囲とみなす。常時検知している水分量がこの範囲外となった時に、画像形成装置は画像形成条件の補正を行う。
・所定時間経過後
プリントを行っていなくても、プリント後一定時間経過した場合には、トナーの状態は変化している。そのため、所定時間経過後に本画像形成装置は、画像形成条件の補正を行う。本実施形態における所定時間は30分である。
以上、3つの場合について、画像形成条件の有効期間の決定方法を述べた。本実施形態における画像形成装置においては、該有効期間を決定するため、上記3条件の検知をそれぞれ並行して常時行っている。そして、どれか1つの条件で有効期間が満了したことを判定した場合には、画像形成装置は画像形成条件の補正を行う。従って、有効期間は通常一定ではなく、画像形成装置の置かれた環境、使用状況により異なる期間となる。
なお、上記条件は後述する広色域モードの実測条件1の有効期限にも適用される。本実施例においては、通常モードの濃度条件の有効期限と広色域モードの実測条件の有効期限を同じとしている。広色域モードの実測条件の有効期限は、上記条件に限らず、適宜、通常モードの濃度条件の有効期限よりも長く設定しても短く設定しても良い。
図7は有効期間決定工程のフローチャートである。本工程は、上記画像形成条件の有効期間が満了し、画像形成条件の補正が終了した後に開始する。そして、3つの監視プロセスS702、S703、S704にて、上記有効期間を決定する3条件が満たされるかどうかを常時監視する。さらに上述したように、該3条件のうち1つの条件でも満たされた場合には、エンジン制御部302は有効期限満了とみなし、S705でコントローラ301に画像形成条件補正実行要求を通知する。尚、時間経過検知プロセスS702はプリント後にしか行われないため、事前にS701でプリント終了を待ってから起動する。S705で画像形成条件補正実行要求を通知し該補正が行われた後は、再び新たな有効期間決定工程が開始される。
[実施形態1の制御]
上述した通り、上記通常画像形成条件補正は、広色域プリントモードでプリントする場合も上述の方法で有効期間を判定している。そのため、広色域プリントモードにおいても、通常画像形成条件補正は行われる。すなわち、基準色域データは有効期限が切れる度に新たに取得し直される(更新される)。ただし、プリントモードは広色域プリントモードになっているため、この場合の濃度補正は、上述した予測濃度補正が用いられる。一方、広色域濃度補正は、上述した通りユーザの要求に応じて実行されるため、通常画像形成条件補正とは全く無関係に行われる。すなわち、実測広色域データの再取得(更新)は、有効期限が切れても自動的に行われるものではなく、ユーザ(画像形成装置の使用者)の任意のタイミングで実施される。
本実施形態において採用する制御を以下に述べる。図8は本実施形態における、画像形成条件補正の制御を表すタイミングチャートであり、広色域モードにおける画像形成条件(ここでは濃度条件のみ)の補正処理の様子を表している。
801は通常画像形成条件補正を、802はその時に決定された濃度条件の有効期間を表している。803、804は広色域濃度補正、補正した画像形成条件の有効期間をそれぞれ表している。805は画像形成装置が使用する濃度条件を表しており、プリントは該濃度条件を用いて行われる。
図8では、通常画像形成条件補正が常時行われている間に、ユーザによる広色域濃度補正が行われた場合に、画像形成装置が使用する濃度条件を表している。1回目の通常画像形成条件補正(第1の基準色域データの取得)が行われると、このとき行われるのは予測濃度補正(基準色域データに基づいて取得される予測広色域データを用いた補正)である。そのため、画像形成装置の濃度条件(広色域モードで用いられる濃度条件データ)は予測条件1(第1の予測広色域データ)となる。その後ユーザが広色域濃度補正(第1の実測広色域データの取得)を行うと、その時点で画像形成装置の濃度条件(広色域モードで用いられる濃度条件データ)は得られた実測条件1(第1の実測広色域データ)が使用される。
本実施形態において特徴的な制御を2つ挙げる。まず、ユーザが実行を選択する広色域濃度補正(第1の実測広色域データを用いた補正)に関しても、その有効期間を管理する点である。上記管理は、通常プリントモードにおける画像形成条件の有効期間の管理と同様の方法を用いて行う。従来広色域濃度補正おいてこのような管理は行われていなかった。ただし、広色域濃度補正においては、濃度条件の有効期間が満了しても、画像形成条件補正要求の通知(図7の705)は行わない。あくまで、広色域モードにおける濃度条件の有効期限のみを管理する。
そして、2回目の通常画像形成条件補正(第2の基準色域データの取得(第1の基準色域データからの更新))において、上記有効期間を勘案し、適切な濃度条件を選択するための判定を行うことが2つ目である。本実施形態においては、2回目の通常画像形成条件補正時点では、まだ広色域モードでの濃度条件(図の実測条件1)の有効期間内にあるため、この判定工程の結果をもって引き続き実測条件1を使用する。実測条件1の有効期間が切れた後であっても、2回目の通常画像形成条件の有効期限が切れていない場合には、さらに引き続き実測条件1を使用する。そして、上記有効期間が満了した3回目の通常画像形成条件補正(第3の基準色域データの取得(第2の基準色域データからの更新))において、該補正で得られた濃度条件(図の予測条件3)を使用する。つまり、第3基準色域データに基づいて取得される第3の予測広色域データを用いた補正を行う。このようにすることで、画像形成装置においてより適切な濃度条件を使用することができる。
次に、本実施形態における制御を、図9のフローチャートを用いて説明する。コントローラ301より、通常画像形成条件補正命令が通知されると、S901で画像の位置ずれ補正が行われる。その後濃度補正に入る前に、現状の広色域プリントモードでの濃度条件が有効期間内であることを判定する工程S902に入る。ここで、上述した通り上記濃度条件が有効期間内である場合には、新たな濃度補正は行わずに、現状の濃度条件を更新する(S903)(通常更新せずとも広色域プリントモードの濃度条件が設定されているが、ここでは念のため更新する)。S902で有効期間外である場合には、S904で通常画像形成条件補正処理を行い、濃度検知結果より濃度条件データを取得する。次にS905にて該濃度条件データより得られる補正前γカーブに上述した濃度補正処理を行い、広色域プリントモードの濃度条件(予測濃度)を得る。そして、S906で該画像形成条件
を更新する。図8においては、2回目、3回目の通常画像形成条件補正が、それぞれS902で有効期間内、有効期間外の処理に相当する。
尚、通常プリントモードでの画像形成条件補正が手動、すなわちユーザの要求により行われるようになった場合でも、基本の処理方法は同様である。この場合も広色域プリントモードの濃度条件の有効期間により、使用条件を決定する。そのため上述の制御との違いは、通常画像形成条件補正命令が手動で出されるのみであるので、図10の判定フローチャートは同様のものとなる。図8のタイミングチャートは異なってくるので、それについて図10を用いて説明する。
図10は全ての画像形成条件の補正をユーザが手動で行った場合のタイミングチャートである。最初に通常画像形成条件補正を行った後、広色域濃度補正を行い、その後通常画像形成条件補正を2回行った場合を想定している。この図でそれぞれ2回目、3回目の通常プリントモードでの補正は、ユーザ手動のためそれぞれ通常プリントモードにおける濃度条件の有効期間満了後に行われている。ただしこの場合でも、使用する濃度条件は上記補正命令が有効期間満了時に行われるのと同様の判定工程で行われるため、広色域プリントモードの濃度条件が有効期間内であれば実測条件を、期間外であれば予測条件を使用する。
本実施形態の制御を行うことで、ダウンタイムを削減するという広色域モードの濃度予測制御により得られるメリットを維持しながら、より所望の条件に近い画像形成条件を得ることが可能となる。
尚、本実施形態においては、通常画像形成条件補正においては、画像の位置ずれ補正と濃度補正を両方行い、広色域プリントモードにおける画像形成条件補正(広色域画像条件補正と呼ぶ)においては濃度補正のみを行った。すなわち、通常モードにおいて、入力位置情報を出力位置情報に補正し、第1入力濃度情報を第1出力濃度情報に補正する第1補正動作を行い、広色域モードにおいて、広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を行った。そして、通常モードで実施された第1補正動作によって得られた出力位置情報と、広色域モードで実施された第2補正動作によって得られた第2出力画像情報と、に基づいて、広色域モードにおいて画像形成を行う構成とした。しかしながら、このような場合のみでなく、通常画像形成条件補正においても、濃度補正のみ行うことも可能である。また、通常画像形成条件補正、広色域画像条件補正いずれにおいても、位置ずれ補正、濃度補正の両方を行うことも可能である。
(実施形態2)
本発明における実施形態2について、図11のタイミングチャートを用いて以下に説明する。尚、実施形態1と同様の構成、制御を採用する箇所に関しては、説明を省略する。
本実施形態が実施形態1と異なる点は、広色域プリントモードにおける濃度条件が有効期間外である場合に、通常画像形成条件補正が行われた時に使用する濃度条件の決定方式である。実施形態1においては、上記有効期限外の場合には、通常画像形成条件補正における濃度検知結果に基づく予測濃度(図では予測条件3)を用いていた。本実施形態においては、使用する濃度条件を更に最適化するため、使用するべき濃度条件を判定、選択する工程を設ける。従って図11に示すように、3回目の通常画像形成条件補正では、上記判定工程の結果を経て、予測条件3または実測条件1のどちらかの条件が使用される。
以下、上記判定工程に関して説明する。まず図11において、1回目の広色域濃度補正が行われたタイミングで、エンジン制御部302では、その時有効期間内の通常プリントモードにおける濃度条件(濃度条件データ)を不図示の記憶部に記憶する。該濃度条件は
、1回目の広色域プリントモード時における、通常プリントモードの濃度条件として、関連づけて記憶される。そして、上記有効期間外で3回目の通常画像形成条件補正(第3の基準色域データの取得(第2の基準色域データからの更新))が行われる。そして、エンジン制御部302は、該補正で得られた濃度条件と上記記憶部の濃度条件(=1回目の広色域濃度補正に関連づけた通常プリントモードの濃度条件)(第1の基準色域データ)とを比較する。そして両者の差分が小さい場合には、1回目の広色域濃度補正によって得られた濃度条件と、トナー状態において大きく変化していないとして、該濃度条件を使用する。上述した通り、予測濃度補正は実測濃度を用いた濃度補正よりも精度が劣るため、有効期間外の濃度条件であっても、可能であれば再利用した方が、より所望の画像形成条件を得ることができる場合がある。いわば本実施形態においては、有効期間外の画像形成条件を再評価し、結果に応じて再利用する。以下、再評価の方法を具体的に説明する。
1回目の広色域濃度補正に関連付けられた、通常プリントモードの濃度検知された各データをDγw_detect(i)、3回目の通常画像形成条件補正で得られた各データをDγ_detect(i)(i=1、2、・・N:Nは濃度条件データ数)とする。この時、両者の差分ΔDγは以下の式のように定義する。
Figure 2022000680
ΔDγが所定の閾値以下であるとき、本実施形態においては1回目の広色域濃度補正で実測した濃度条件を用いる。上記所定の閾値とは例えば以下の数式で定義されるDγwtotalに対して、5%となる値である。
Figure 2022000680
どの程度の閾値を設定するかは、個々の画像形成装置の構成、画像形成条件で異なる。そのため好ましくは、ΔDγ/Dγtotalの各値について、あらかじめ広色域プリントモードで実測した濃度条件同士を比較し、許容値を決定しておく必要がある。また上記比較は、実際に両濃度条件でプリントした画像同士を比較することで決定しても良い。広色域プリントモードにおいては、低−中濃度領域におけるγカーブが比較的変化しやすい。よって上記判定においては、低−中濃度領域の差分値に特定の重みをつけて評価することも可能である。または、上記濃度領域に絞って評価を行うことも可能である。
次に、本実施形態における制御を、図12のフローチャートを用いて説明する。図12では、S1202の広色域プリントモードにおける濃度条件の有効期間を判定し、有効期間外(S1202のN)であった場合以外は図9と同様の制御となるので説明は省略する。S1202で有効期間外と判定された後、S1204で通常濃度補正処理を実行し、濃度検知より通常プリントモード時の濃度データを得る(上述のDγ_detect(i))。そしてS1205で、該Dγ_detect(i)と広色域プリントモードの濃度条件に関連付けられた、通常プリントモード濃度条件の実測データ(上述のDγw_detect(i))の差分値を上述の方法で評価し、濃度条件の変化を評価する。上述した通り濃度条件の変化が閾値以内(閾値範囲内)であれば、広色域プリントモードで実測した濃度条件を使用するため、工程S1203に移行する。閾値外(閾値範囲を外れる)であれば、S1206で濃度予測により、通常プリントモードの濃度条件データを用い、広色域プリントモードの予測濃度を得る。それ以降の工程は、図9と同様である。
本実施形態の制御を行うことで、実施形態1において広色域プリントモードで実測した濃度条件が有効期間外の場合でも、より所望の条件に近い画像形成条件を得ることが可能
となる。
尚、図11において、広色域プリントモードにおける濃度条件(実測条件1)の有効期間終了後に使用する濃度条件は、本実施形態においては(実施形態1においても(図8、10))実測条件1のままにしている。この時点で2つのうちどちらの条件を選択するかを判定する工程を入れることも可能である。その時の判定工程は、本実施形態において採用したような方法(図12S1205で行う方法)を用いることが可能である。第1の実測広色域データの取得時に設定された第1の基準色域データ(予測条件1の元データ)と、第2の基準色域データ(予測条件2の元データ)と、の差分値が所定の閾値を超える場合には、もはや第1の実測広色域データの信頼性は担保されていない。その場合には、現在の装置状況をよりタイムリーに反映している第2の基準色域データに基づいて取得される第2の予測広色域データ(予測条件2)を用いた濃度補正を、第2の基準色域データの有効期限が切れるまで採用する。差分値が閾値以内の場合には、装置状況の変化は小さく、引き続き第1の実測広色域データの信頼性は高いと見ることができるため、第1の実測広色域データ(実測条件1)を用いた濃度補正を、第2の基準色域データの有効期限が切れるまで採用する。第2の基準色域データの有効期限が切れた後の制御は上記と同様である。
本実施形態における画像形成条件の変化を評価する制御は、広色域プリントモードで実測した画像形成条件の有効期間外の場合に行ったが、これに限らず有効期間内の場合に行っても良い。
また、広色域濃度補正に対して、その時有効期間内にある通常プリントモードの濃度条件を関連付けたが、以下のようにしても良い。即ち、広色域プリントモードにおける濃度条件の有効期間内にある、通常プリントモードの濃度条件(図11の2回目の通常画像形成条件補正で得られた濃度条件)を関連付けてもよい。第1の実測広色域データ(実測条件1)の有効期限が切れ、かつ該有効期限が切れた時点において設定されていた第2の基準色域データ(予測条件2の元データ)が第3の基準色域データに更新されている場合には、該更新の前後で基準色域データの変化を見る。つまり、第2の基準色域データと第3の基準色域データとの差分値が所定の閾値を超える場合には、現在の装置状況をよりタイムリーに反映している第3の基準色域データに基づいて取得される第3の予測広色域データ(予測条件3)を用いた濃度補正を採用する。差分値が閾値以内の場合には、装置状況の変化は小さく、引き続き第1の実測広色域データの信頼性は高いと見ることができるため、第1の実測広色域データ(実測条件1)を用いた濃度補正を採用する。
なお、上記実施形態では、被転写体として中間転写ベルト(中間転写体)に検知用トナー像を形成して各種補正を行う構成を例示したが、本発明が適用可能な画像形成装置の上記構成に限られない。例えば、感光ドラムから記録材に直接トナー像を転写する装置構成においては、記録材、あるいは記録材を搬送する搬送体としての搬送ベルトが被転写体に相当する。かかる構成においては、上記の一次転写ローラ、一次転写バイアス電源に類似した構成の転写手段を備えており、該転写手段により感光ドラムから記録材や搬送ベルトへトナー像が転写される。
3…感光ドラム、4…現像ローラ、80…中間転写ベルト、201、202…位置ずれ補正・濃度補正センサ、301…コントローラ、302…エンジン制御部、311…CPU、312…画像処理GA、313…画像制御部、317…RIP部、318…色変換部、γ319…補正部、320…ハーフトーニング部

Claims (9)

  1. 入力画像データに基づいて出力画像たるトナー像を記録材に形成する画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体に形成された前記トナー像が転写される中間転写体と、
    前記トナー像を前記中間転写体から前記記録材に転写する転写手段と、
    通常モードと、前記記録材に形成される画像の色域を前記通常モードよりも拡大する広色域モードと、を実行可能な制御部と、
    前記記録材に形成される前記トナー像の位置を所定の位置とすべく、前記入力画像データに含まれる入力位置情報を、前記トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正する位置ずれ補正手段と、
    前記記録材に形成される前記トナー像の濃度を所定の濃度とすべく、前記入力画像データに含まれる入力濃度情報を、入力画像の濃度と前記出力画像の濃度との関係を規定する所定の濃度条件データに従って、前記トナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正する濃度補正手段と、
    を備え、
    前記通常モードにおいて、前記位置ずれ補正手段と前記濃度補正手段と、によって、前記入力位置情報と第1入力濃度情報と、を、前記出力位置情報と第1出力濃度情報と、に補正する第1補正動作を実行可能であって、
    前記広色域モードにおいて、前記濃度補正手段によって、前記広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を実行可能な画像形成装置において、
    前記通常モードで実施された前記第1補正動作によって得られた前記出力位置情報と、前記広色域モードで実施された前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報と、に基づいて、前記広色域モードにおいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 入力画像データに基づいて出力画像たるトナー像を記録材に形成する画像形成装置であって、
    像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電像をトナーで現像する現像剤担持体と、
    前記像担持体に形成された前記トナー像を前記記録材に転写する転写手段と、
    通常モードと、前記記録材に形成される画像の色域を前記通常モードよりも拡大する広色域モードと、を実行可能な制御部と、
    前記記録材に形成される前記トナー像の位置を所定の位置とすべく、前記入力画像データに含まれる入力位置情報を、前記トナー像の形成に用いる出力位置情報に補正する位置ずれ補正手段と、
    前記記録材に形成される前記トナー像の濃度を所定の濃度とすべく、前記入力画像データに含まれる入力濃度情報を、入力画像の濃度と前記出力画像の濃度との関係を規定する所定の濃度条件データに従って、前記トナー像の形成に用いる出力濃度情報に補正する濃度補正手段と、
    を備え、
    前記通常モードにおいて、前記位置ずれ補正手段と前記濃度補正手段と、によって、前記入力位置情報と第1入力濃度情報と、を、前記出力位置情報と第1出力濃度情報と、に補正する第1補正動作を実行可能であって、
    前記広色域モードにおいて、前記濃度補正手段によって、前記広色域モードにおける第2入力濃度情報を第2出力濃度情報に補正する第2補正動作を実行可能な画像形成装置において、
    前記通常モードで実施された前記第1補正動作によって得られた前記出力位置情報と、前記広色域モードで実施された前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報と、に基づいて、前記広色域モードにおいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記記録材を搬送する搬送ベルトをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記広色域モードの有効期限が満了する前に前記通常モードで前記第1補正動作が実施された場合には、前記広色域モードでの画像形成において、前記広色域モードの前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報に基づく実測条件を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記広色域モードの有効期限が満了した後に前記通常モードで前記第1補正動作が実施された場合には、前記広色域モードでの画像形成において、前記広色域モードの前記第2補正動作によって得られた前記第2出力濃度情報に基づく実測条件か、前記通常モードの前記第1補正動作によって得られた前記第1出力濃度情報から予測した予測条件のどちらかを使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記通常モードで前記第1補正動作が実施される前に設定されていた第1の濃度条件データと、前記第1補正動作が実施された後に設定されている第2の濃度条件データと、を比較した結果に基づいて、前記広色域モードでの画像形成において、前記実測条件か、前記予測条件のどちらを使用する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の濃度条件データと前記第2の濃度条件データと、の両者の差分が小さい場合には、前記予測条件を使用することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体と前記現像剤担持体のそれぞれの周速を個々かつ可変に回転駆動する駆動手段を有し、
    前記通常モードは、前記像担持体に対する前記現像剤担持体の周速比を第1の周速比にして、前記静電像を前記トナーで現像するモードであって、
    前記広色域モードは、前記像担持体と前記現像剤担持体との周速比を前記通常モードにおける前記第1の周速比よりも大きい第2の周速比とすることで前記記録材に形成される画像の色域を前記通常モードよりも拡大するモードであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材によって帯電された前記像担持体の表面に静電像を形成するための露光を行う露光手段と、
    前記帯電部材に帯電電圧を印加する帯電電圧印加部と、
    前記現像剤担持体に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、を有し、
    前記広色域モードは、前記露光手段によって露光された前記像担持体の表面と前記現像電圧との電位差を前記通常モードよりも大きくすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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