JP6670537B2 - 袴 - Google Patents

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Description

本発明は、袴に関する。
従来、袴を着用するためには、帯に対する袴前身頃の位置合わせ、帯の結び目に対する袴後ろ身頃の位置合わせなど、種々の位置合わせが必要であることに加えて、複数の紐を結ぶ作業が必要であった。
そのため、慣れていないと着用者だけで着用することが困難であった。
特許文献1では、身体が不自由な人も含め、誰もが容易に着用することができる袴が記載されている。
具体的には、袴の構成が、袴前身頃と、袴前身頃とそれぞれの側辺の一方が逢着されていると共に、それぞれの側辺の他方が全長にわたり設けられた線ファスナーで閉じ合わされることにより、袴前身頃と共に筒状となる袴後ろ身頃と、袴前身頃の上部の裏面に、左右に延びるように取り付けられており、長手方向の一辺に沿って袴前身頃の上端より1cm〜3cm露出していると共に、両端部が着脱自在に係合する帯体と、袴後ろ身頃の上端に、左右に延びるように取り付けられている後ろ紐と、袴後ろ身頃の上部の裏面に取り付けられて袴後ろ身頃に膨らみを与える模擬帯結び体と、を具備する構成となっている。
また、特許文献2では、素人であっても自分で簡単に着用することが出来ると共に、紐を強く締めなくても位置ズレすることのない袴及び該袴の着付け方法が開示されている。
具体的には、前紐の一方は8文字状のクロス部を形成すると共に伸縮性を有し、先端にはフックを取付け、他方の前紐には複数の止め具を取付け、該フックが止め具に係止することで両前紐が互いに連結し、上記クロス部を一文字帯などで対をなす羽根に係止することで、袴を帯に固定するようにしている。
特開2017−214684号公報 特開2003−89904号公報
しかしながら、特許文献1に係る袴では、側面のファスナー部分が着用者以外の人達から見える可能性があり、美感の問題がある。
また、特許文献2に係る袴では、帯にしっかりと紐が固定されない可能性がある。
本発明の主な目的は、容易に着用することができる袴を提供することである。
本発明の他の目的は、美感を損ない難い袴を提供することである。
本発明の第1の局面に係る袴は、前身頃と後身頃を有する袴であって、
前記前身頃の上端部に配置される第1弾性部材及び第2弾性部材と、
前記後身頃の上端部に配置され、前記第1弾性部材を取付けることが可能な第1取付部材と、
前記後身頃の上端部に配置され、前記第2弾性部材を取付けることが可能な第2取付部材と、
前記前身頃に取り付けることが可能であり、リボン部を有する紐部材と、を含む袴である。
具体的には、前身頃と後身頃を有する袴であって、
前記前身頃の上端部の左側に配置され、端部に第1接続部材が取り付けられている第1弾性部材と、
前記前身頃の上端部の右側に配置され、端部に第2接続部材が取り付けられている第2弾性部材と、
前記後身頃の上端部に配置され、前記第1弾性部材を取付けることが可能な左取付部材と、
前記後身頃の上端部に配置され、前記第2弾性部材を取付けることが可能な右取付部材と、
前記第1接続部材に接続することが可能な第3接続部材と、前記第2接続部材に接続することが可能な第4接続部材とが取り付けられており、リボン部を有し、前記袴の前記前身頃側に取り付けられる紐部材と、を含む袴である。
このような袴であれば、着用者は容易に袴を着用することができる。また、弾性部材(第1弾性部材、第2弾性部材)の伸縮機能により、帯の上側に配置される後身頃がずれ難くなる。
また、弾性部材の伸縮機能により前身頃の帯の上端に対する相対位置を、着用者は容易に調整することができる。つまり、着用者は、袴の位置を帯の上端から好みの位置にすることができ、袴を着用した後でも容易に袴の位置を調節することができる。
本発明の第2の局面に係る袴は、第1の局面に係る袴であって、前記紐部材が前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材に取り付けられる袴である。
リボン部を有する紐部材が第1弾性部材及び第2弾性部材に取り付けられることにより、第1弾性部材及び第2弾性部材が目立たなくなり、第三者から見て美感を損ない難い。
本発明の第3の局面に係る袴は、第1の局面又は第2の局面に係る袴であって、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材の少なくとも一部がゴムバンドである袴である。
第1弾性部材又は第2弾性部材は、全体がゴム等の弾性部材であってもよく、また、一部分のみが弾性部材であってもよい。
つまり、第1弾性部材又は第2弾性部材が紐状の部材であり、一部に弾性部材が使用されているものも含まれる。このようなものであっても上記と同様の効果を奏する。
本発明の第4の局面に係る袴は、第1の局面、第2の局面又は第3の局面に係る袴であって、前記左取付部材は、前記第1弾性部材を通すことが可能な貫通孔を有する第1取付部材及び第2取付部材を含み、
前記右取付部材は、前記第2弾性部材を通すことが可能な貫通孔を有する第3取付部材及び第4取付部材を含み、
前記左取付部材は、前記第1取付部材及び前記第2取付部材に前記第1弾性部材を通す長さに基づいて、前記第1弾性部材の固定位置を調節することが可能であり、
前記右取付部材は、前記第3取付部材及び前記第4取付部材に前記第2弾性部材を通す長さに基づいて、前記第2弾性部材の固定位置を調節することが可能である袴である。
「左」は着用者から見て左側(左手側)を指し、「右」は着用者からみて右側(右手側)を指す。左取付部材が貫通孔を有する第1取付部材及び第2取付部材であることにより、リングベルトのように第1弾性部材を第1取付部材及び第2取付部材に通す長さを調節することができる。
右取付部材も左取付部材と同様に、第3取付部材及び第4取付部材であることにより、第2弾性部材を第3取付部材及び第4取付部材に通す長さを調節することができる。
これにより、着用者は、後身頃の上部と前身頃の上部とを容易に固定することができ、また、袴の締め付け具合を容易に調節することができる。
本発明の第5の局面に係る袴は、第1の局面乃至第4の局面に係る袴であって、前記紐部材に接続部材が取り付けられており、前記接続部材によって前記紐部材と前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材とが接続される袴である。
リボン部を有する紐部材を第1弾性部材及び第2弾性部材に接続することにより、第1弾性部材及び第2弾性部材が第三者から視認し難くなり、袴の美感を損ない難い。
なお、前記接続部材は面ファスナーであってもよい。面ファスナーであれば、容易に紐部材と第1弾性部材又は第2弾性部材と接続することができ、また、接続位置の調整も容易である。
従来の袴を着用する際の概念図。 従来の袴を着用する際の概念図。 本発明に係る一実施形態における袴の正面図。 同実施形態における袴の背面図。 同実施形態における袴の後身頃の部分拡大図。 同実施形態における袴の部分拡大図。 同実施形態における袴の部分拡大図。 同実施形態における袴の紐部材の平面図。 同実施形態における袴を着用するフローチャート。
以下、本発明に係る袴の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
まず、従来の一般的な袴10の着用の仕方の一例を、図1及び図2を用いて説明する。着用者は、着物を着用し、帯20を背中で蝶結びに結んだ状態で、袴前身頃11を身体の前面に当てる。
このとき、袴前身頃11の上端側から帯20が1cm〜3cm見えるように、袴前身頃11の位置合わせをする。位置合わせした位置はずれないようにクリップ50で留めておく。そして、その状態で、前紐30を背中側にまわす。
前紐30は、帯20の結び目上で交差させ、さらに身体の前面に回し、再び背中に回して帯20の下側で前紐30を結ぶ。なお、帯20の結び目上で交差させる前に前紐30同士を結んでもよい。
その後、ヘラ(図示しない)を帯20及び前紐30と着用者の背中との間に差し込み、袴後身頃12の上端を帯20の結び目の上側で背中に当てた状態で、後ろ紐40を身体の前面で結ぶ。
袴後身頃12の上部は、帯20の結び目の上に被せられた状態であるため、帯20の結び目による膨らみができている。
しかしながら、着用者は、帯20に対する袴前身頃11の位置合わせを行いつつ、前紐30を着用者の背中で結ばなければならず、慣れていなければ困難である。
また、着用者が袴10を着用している間に帯20に対して袴10の位置がずれてしまった場合、また、袴10の前紐30及び後ろ紐(図示しない)の結び方が苦しい場合、着用者は袴10を着用し直そうと思っても、容易に着用し直すことができない。
本実施形態に係る袴100は、このような従来の袴の問題を解決すべく着用者が容易に着用することができる袴である。
(袴100)
図3乃至図8に示すように、袴100は、着用者の前側に配置される前身頃200と、
着用者の後ろ側に配置される後身頃300と、
リボン結びがされている紐部材400と、
後身頃300の上端側に取り付けられているヘラ部材500と、を含む。
なお、本実施形態では、ヘラ部材500が設けられているが、ヘラ部材500を備えない構成であってもよい。
前身頃200は、y軸正方向側に配置される第1上端部210と、
y軸負方向側に配置される第1下端部220と、
x軸方向側に配置される第1側面部230及び第2側面部240と、を含む。
前身頃200には、ひだ250が設けられている。本実施形態では、前身頃200には、前身頃200のx軸方向の中央部にむかって両側から第1ひだ251、第2ひだ252及び第3ひだ253が設けられている。
図6及び図7に示すように、第1上端部210は、x軸正方向側に配置される上端側面部である第1左上端部211と、
第1左上端部211よりx軸負方向側に配置される上端側面部である第1右上端部212と、を含む。
第1左上端部211には、弾性部材である第1弾性部材213が取り付けられている。本実施形態では、弾性部材としてゴムベルトが使用されている。
第1弾性部材213のx軸正方向側の端部には接続部材である第1接続部材215が取り付けられている。本実施形態では接続部材として面ファスナーが使用されている。
第1右上端部212には、第1左上端部211と同様に、弾性部材である第2弾性部材214が取り付けられている。本実施形態では、弾性部材としてゴムベルトが使用されている。
第2弾性部材214のx軸負方向側の端部には接続部材である第2接続部材216が取り付けられている。本実施形態では接続部材として面ファスナーが使用されている。
第1弾性部材213及び第2弾性部材214は、後身頃300の第2上端部310と接続される。具体的な内容は後述する。
なお、本実施形態では第1弾性部材213及び第2弾性部材214は、全体がゴムベルトであるが、部分的に弾性部材で構成されるものであってもよい。
第1下端部220は、x軸方向両端で後身頃300の第2下端部320と接続されている。
図3に示すように、前身頃200には、ひだ250が設けられているため、第1下端部220は、第1上端部210よりx軸方向に広がる構成となっている。
第1側面部230は、第2側面部240よりx軸正方向側に配置され、笹ひだ部である第1笹ひだ231と、
笹ひだ部から第1下端部220までの相引部である第1相引232と、を含む。
第1笹ひだ231は、第1上端部210から第1相引232の上までに設けられた笹の葉形のひだである。
第1相引232は、笹ひだ部から第1下端部220までの部分であり、後身頃300の相引部と接続されている。
同様に、第2側面部240は、第1側面部230よりx軸負方向側に配置され、笹ひだ部である第2笹ひだ241と、
笹ひだ部から第1下端部220までの相引部である第2相引242と、を含む。
第2笹ひだ241は、第1笹ひだ231と同様である。第2相引242も第1相引232と同様に笹ひだ部から第1下端部220までの部分であり、後身頃300の相引部と接続されている。
図4に示すように、後身頃300は、前身頃200と同様に、y軸正方向側に配置される第2上端部310と、
y軸負方向側に配置される第2下端部320と、
x軸方向側に配置される第3側面部330及び第4側面部340と、を含む。
後身頃300には、前身頃200と同様に、ひだ350が設けられている。本実施形態では、後身頃300には、後身頃300のx軸方向の中央部にむかって両側から第4ひだ351及び第5ひだ352が設けられている。
本実施形態では、後身頃300に設けられるひだは、前身頃200に設けられるひだの数より少なくなっている。
図5は、前身頃200の上部をz軸正方向側に向かって折り返した状態の図である。図5に示すように、第2上端部310は、x軸正方向側に配置される上端側面部である第2左上端部311と、
第2左上端部311よりx軸負方向側に配置される上端側面部である第2右上端部312と、を含む。
第2左上端部311には、左取付部材である第1取付部材313と第2取付部材314とが取り付けられている。
第1取付部材313は、第2取付部材314よりx軸正方向側に配置されている。本実施形態では、第1取付部材313及び第2取付部材314は、リング状の部材であり、第1弾性部材213を通すことができる。
第2右上端部312には、右取付部材である第3取付部材315と第4取付部材316とが取り付けられている。
第3取付部材315は、第4取付部材316よりx軸負方向側に配置されている。本実施形態では、第3取付部材315及び第4取付部材316は、リング状の部材であり、リングベルトとして機能し、第2弾性部材214を通すことができる。
第1弾性部材213の具体的な取付方法は、第1弾性部材213をx軸負方向側から第2取付部材314の貫通孔に通し、さらにx軸負方向側から第1取付部材313の貫通孔に通す。
次に、図6に示す矢印Aのように、第1弾性部材213を第1取付部材313の上方(z軸正方向側)に折り返し、x軸正方向側から第2取付部材314の貫通孔を通す。これにより第1弾性部材213は、第1取付部材313及び第2取付部材314に取り付けられる。
同様に、第2弾性部材214の具体的な取付方法は、第2弾性部材214をx軸正方向側から第4取付部材316の貫通孔に通し、さらにx軸正方向側から第3取付部材315の貫通孔に通す。
次に、第2弾性部材214を第3取付部材315の上方(z軸正方向側)に折り返し、x軸負方向側から第4取付部材316の貫通孔を通す。これにより第2弾性部材214は、第3取付部材315及び第4取付部材316に取り付けられる。
第2下端部320は、x軸方向両端で前身頃200の第1下端部220と接続されている。
後身頃300には、ひだ250が設けられているため、第2下端部320は、第2上端部310よりx軸方向に広がる構成となっている。
第3側面部330は、第4側面部340よりx軸正方向側に配置され、笹ひだ部である第3笹ひだ331と、
笹ひだ部から第2下端部320までの相引部である第3相引332と、を含む。
第3笹ひだ331は、第2上端部310から第3相引332の上までに設けられた笹の葉形のひだである。
第3相引332は、笹ひだ部から第2下端部320までの部分であり、前0身頃200の相引部と接続されている。
同様に、第4側面部340は、第3側面部330よりx軸負方向側に配置され、笹ひだ部である第4笹ひだ341と、
笹ひだ部から第2下端部320までの相引部である第4相引342と、を含む。
第4笹ひだ341は、第3笹ひだ331と同様である。第4相引342も第3相引332と同様に笹ひだ部から第2下端部320までの部分であり、前身頃200の相引部と接続されている。
具体的には、第1相引232と第3相引332とが接続され、第2相引242と第4相引342とが接続される。
図3及び図8に示すように、紐部材400は、x軸方向の両端の第1紐端部410及び第2紐端部420と、
本実施形態では蝶々結びであるリボン部430と、を含む。
第1紐端部410は、第2紐端部420よりx軸正方向側に配置されており、接続部材である第3接続部材411が取り付けられている。
本実施形態では第3接続部材411は面ファスナーであり、第3接続部材411は、第1接続部材215と接続される。
同様に、第2紐端部420は、第1紐端部410よりx軸負方向側に配置されており、接続部材である第4接続部材421が取り付けられている。
本実施形態では第4接続部材421は面ファスナーであり、第4接続部材421は、第2接続部材216と接続される。
第3接続部材411は、第1接続部材215よりx軸方向の幅が広くなっている。同様に第4接続部材421は、第2接続部材216よりx軸方向の幅が広くなっている。
これにより、多少第1接続部材215と第3接続部材411の合わせ位置がずれた場合であっても、第1接続部材215と第3接続部材411とを接続することができる。
同様に、第2接続部材216と第4接続部材421の合わせ位置がずれた場合であっても、第2接続部材216と第4接続部材421とを接続することができる。
なお、本実施形態では接続部材は面ファスナーであるが、スナップボタンや普通のボタン等であってもよい。
リボン部430は、紐部材400を蝶々結び等の所定の結び方をした部分である。本実施形態では、リボン部430は、紐部材400のx軸方向略中央部より若干x軸正方向よりに配置されているが、x軸方向略中央部に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、リボン部430は、蝶々結びであるが、違う結び方であってもよい。
また、紐部材400を第1弾性部材213及び第2弾性部材214に取り付けることにより、第1弾性部材231及び第2弾性部材214の先端が、第三者から見え難くなるため、見栄えが良くなる。
後身頃300のz軸正方向側には、ヘラ部材500が取り付けられている。具体的には、後身頃300の第2上端部310の下側(y軸負方向側)であって、x軸方向略中央部にヘラ部材500が取り付けられている。
ヘラ部材500は、着用者が袴100を着用している際に、帯600に被せてある後身頃300が外れ難いようにするものである。
つまり、後身頃300を帯600に被せるようにして乗せる際に、帯600と着物の間にヘラ部材500を挿入することにより、後身頃300が帯600から外れ難いようにする。
(袴100の着付方法)
図9に示すフローチャートを用いて袴100の着付け方法を説明する。
まず、着用者は、袴100の後身頃300の第2上端部310を帯600の結び目上方に乗せるように配置する(ステップS11)。
この際、ヘラ部材500を着物と帯600との間に上側から差し込む(ステップS12)。
次に、着用者は、前身頃200の第1弾性部材213を後身頃300の第2取付部材314及び第1取付部材313の貫通孔にx軸負方向側から挿入し、z軸正方向側に折り返して再度第2取付部材314の貫通孔にx軸正方向側から挿入する(ステップS13)。
第2取付部材314の貫通孔にx軸正方向側から挿入された第1弾性部材213のz軸正方向側には、第1接続部材215である面ファスナーが露出している。
同様に、着用者は、前身頃200の第2弾性部材214を後身頃300の第4取付部材316及び第3取付部材315の貫通孔にx軸正方向側から挿入し、z軸正方向側に折り返して再度第4取付部材316の貫通孔にx軸負方向側から挿入する(ステップS14)。
第4取付部材316の貫通孔にx軸負方向側から挿入された第2弾性部材214のz軸正方向側には、第2接続部材216である面ファスナーが露出している。ステップS13とステップS14はどちらを先に行っても良い。
第1取付部材313、第2取付部材314、第3取付部材315及び第4取付部材316は、第三者から見て目立たないように、着用者の脇の下の部分に配置されるようになっている。
第1弾性部材213及び第2弾性部材214の伸縮機能により、後身頃300が帯600の上方の位置からずれ難くなっている。
次に、着用者は、蝶々結びが最初から施されている紐部材400の第3接続部材411及び第4接続部材421を、第1接続部材215及び第2接続部材216に接続する(ステップS15)。
具体的には、紐部材400の第3接続部材411を第1接続部材215に接続し、第4接続部材421を第2接続部材216に接続する。
第3接続部材411及び第4接続部材421は、第三者から見て目立たないように、着用者の腰の横部分に配置されるようになっている。
着用者は、帯600の上端から1cm〜3cmくらい下側に、紐部材400(袴100の前身頃200の第1上端部210)が配置されるように位置決めをする(ステップS16)。
第1弾性部材213及び第2弾性部材214の伸縮機能により、着用者は容易に紐部材400のy軸方向の位置を調節することができ、また、同機能により、位置決めをした紐部材400の位置からずれ難いという効果を有する。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
袴は、本実施形態の袴100の種類に限定されず、女袴以外にも行灯袴、馬乗袴、武道袴、武者袴、野袴等どのような袴であってもよい。
100…袴
200…前身頃
213…第1弾性部材(弾性部材)
214…第2弾性部材(弾性部材)
215…第1接続部材(接続部材)
216…第2接続部材(接続部材)
300…後身頃
313…第1取付部材(左取付部材)
314…第2取付部材(左取付部材)
315…第3取付部材(右取付部材)
316…第4取付部材(右取付部材)
400…紐部材
411…第3接続部材(接続部材)
421…第4接続部材(接続部材)
430…リボン部
500…ヘラ部材
600…帯

Claims (5)

  1. 前身頃と後身頃を有する袴であって、
    前記前身頃の上端部の左側に配置され、端部に第1接続部材が取り付けられている第1弾性部材と、
    前記前身頃の上端部の右側に配置され、端部に第2接続部材が取り付けられている第2弾性部材と、
    前記後身頃の上端部に配置され、前記第1弾性部材を取付けることが可能な左取付部材と、
    前記後身頃の上端部に配置され、前記第2弾性部材を取付けることが可能な右取付部材と、
    記第1接続部材に接続することが可能な第3接続部材と、前記第2接続部材に接続することが可能な第4接続部材とが取り付けられており、リボン部を有し、前記袴の前記前身頃側に取り付けられる紐部材と、を含む袴。
  2. 前記紐部材は第1紐端部及び第2紐端部を含み、
    前記第1紐端部の裏面に前記第3接続部材が取り付けられ、
    前記第2紐端部の裏面に前記第4接続部材が取り付けられ、
    前記第1接続部材及び前記第2接続部材の端部が、前記前身頃の前側に配置されるように前記左取付部材及び前記右取付部材に取り付けられる請求項1記載の袴。
  3. 前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材の少なくとも一部がゴムバンドである請求項1又は2記載の袴。
  4. 前記左取付部材は、前記第1弾性部材を通すことが可能な貫通孔を有する第1取付部材及び第2取付部材を含み、
    前記右取付部材は、前記第2弾性部材を通すことが可能な貫通孔を有する第3取付部材及び第4取付部材を含み、
    前記左取付部材は、前記第1取付部材及び前記第2取付部材に前記第1弾性部材を通す長さに基づいて、前記第1弾性部材の固定位置を調節することが可能であり、
    前記右取付部材は、前記第3取付部材及び前記第4取付部材に前記第2弾性部材を通す長さに基づいて、前記第2弾性部材の固定位置を調節することが可能である請求項1、2又は3記載の袴。
  5. 前記第1接続部材乃至前記第4接続部材のいずれもが面ファスナーである請求項1乃至4のいずれかに記載の袴。
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