JP6668388B2 - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、胴回り伸縮部材を吸収性物品の長手方向に揺動させながら配置する吸収性物品の製造方法に関する。
特許文献1には、胴回り伸縮部材を吸収性物品の長手方向に揺動させながら配置する吸収性物品の製造方法が開示されている。特許文献1の吸収性物品の製造方法では、吸収性物品の胴回り域が幅方向に連続する胴回り連続体を搬送し、胴回り連続体上に胴回り伸縮部材が連続する伸縮連続体を吸収性物品の長手方向に揺動させながら配置する(例えば、特許文献1の図3参照)。
特開平11−155901号公報
胴回り連続体上に伸縮連続体が配置された状態で、胴回り連続体は、伸縮連続体が収縮する方向の力を受ける。このとき、胴回り連続体は、幅方向に連続した状態で搬送されており、幅方向に沿う引っ張り力を受けているため、幅方向に収縮し難い。一方、胴回り連続体は、長手方向に沿う引っ張り力を受けていないため、長手方向に収縮し易い。
特許文献1の胴回り連続体は、前胴回り域、股下域及び後胴回り域が一体化した連続体であり、例えば、前胴回り域に収縮する方向の力がかかると、当該力が股下域及び後胴回り域に分散し、長手方向に収縮し難い。しかし、前胴回り域又は後胴回り域のみを構成する胴回り連続体は、股下域等に連なってなく、収縮する方向の力が分散されず、長手方向に収縮し易い。製造時に股下連続体の長手方向の長さが短くなると、他の部材との位置がずれ、意図した形状の吸収性物品を製造できないことがあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、前胴回り域又は後胴回り域を構成する胴回り部材の長手方向の収縮を抑制し、意図した形状の吸収性物品を製造できる吸収性物品の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る吸収性物品の製造方法は、吸収体(吸収体12)を含み、長手方向(長手方向L)と前記長手方向に直交する幅方向(幅方向W)とを有する吸収性本体(吸収性本体10)と、前胴回り域(前胴回り域R2)又は後胴回り域(後胴回り域R3)を構成する胴回り部材(前胴回り部材20、後胴回り部材30)と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材(前胴回り伸縮部材21、後胴回り伸縮部材31)と、を備える吸収性物品を製造する。胴回り部材は、前記長手方向の長さが一定である。吸収性物品の製造方法は、前記胴回り部材が前記幅方向に連続する胴回り連続体(前胴回り連続体C20)を搬送する胴回り搬送ステップ(胴回り搬送ステップS1)と、前記胴回り伸縮部材が連続する伸縮連続体(第1伸縮連続体C23、第2伸縮連続体C24)を繰り出し、前記伸縮連続体を前記胴回り連続体上に配置する伸縮部材配置ステップ(伸縮部材配置ステップS2)と、前記伸縮連続体を切断する切断ステップ(切断ステップS3)と、を有する。前記伸縮部材配置ステップは、非揺動領域(非揺動領域NSR)において前記伸縮連続体を前記胴回り連続体の搬送方向(搬送方向MD)に沿って配置し、揺動領域(揺動領域SR)において前記搬送方向と直交する直交方向(直交方向CD)に揺動させながら前記伸縮連続体を配置する。前記切断ステップは、前記揺動領域内の前記伸縮連続体を切断する。
本開示に係る吸収性物品の製造方法によれば、胴回り伸縮部材による胴回り域の長手方向の収縮を抑制し、意図した形状の吸収性物品を製造できる。
一実施形態における吸収性物品の平面図である。 図1に示す前胴回り域を拡大した平面図である。 胴回り搬送ステップ及び伸縮部材配置ステップを説明するための図である。 伸縮部材配置ステップ及び切断ステップを説明するための図である。 伸縮部材配置ステップを説明するための図であり、第1伸縮連続体の配置態様を示した図である。 伸縮部材配置ステップを説明するための図であり、第2伸縮連続体の配置態様を示した図である。 変形例に係る吸収性物品の製造方法における伸縮部材配置ステップを説明するための図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
吸収体を含み、長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性本体と、前胴回り域又は後胴回り域を構成する胴回り部材と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材と、を備え、
前記胴回り部材は、前記長手方向の長さが一定である、吸収性物品の製造方法であって、
前記胴回り部材が前記幅方向に連続する胴回り連続体を搬送する胴回り搬送ステップと、
前記胴回り伸縮部材が連続する伸縮連続体を繰り出し、前記伸縮連続体を前記胴回り連続体上に配置する伸縮部材配置ステップと、
前記伸縮連続体を切断する切断ステップと、を有し、
前記伸縮部材配置ステップは、非揺動領域において前記伸縮連続体を前記胴回り連続体の搬送方向に沿って配置し、揺動領域において前記搬送方向と直交する直交方向に揺動させながら前記伸縮連続体を配置し、
前記切断ステップは、前記揺動領域内の前記伸縮連続体を切断する、吸収性物品の製造方法。
伸縮部材配置ステップにおいて、伸縮連続体を直交方向において揺動させながら配置するため、伸縮連続体には、搬送方向に収縮する力のみならず、直交方向に収縮する力がかかる。また、胴回り連続体は、搬送方向に連続した状態で搬送されており、搬送方向に沿う引っ張り力を受けるが、直交方向に沿う引っ張り力を受けない。そのため、胴回り連続体は、直交方向に収縮し易い。胴回り連続体は、特に、伸縮連続体が直交方向に揺動された揺動領域において、直交方向に収縮し易い。切断ステップにおいて、揺動領域内の伸縮連続体を切断することにより、直交方向に収縮させる力を分断できる、胴回り連続体が直交方向に収縮することを抑制でき、胴回り域の長手方向の収縮が抑制され、意図した形状の吸収性物品を製造できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮連続体は、第1伸縮連続体と、前記第1伸縮連続体と交差する第2伸縮連続体と、を有しており、
前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体が交差する交点間の前記伸縮連続体を切断することが望ましい。
第1伸縮連続体と第2伸縮連続体が交差すると、第1伸縮連続体と第2伸縮連続体の直交方向の位置が入れ替わるため、直交方向に収縮する力がより発生し易い。交点と交点の間の領域において伸縮連続体を切断することにより、直交方向に収縮する力がより発生しやすい箇所にて力を分断でき、胴回り連続体が直交方向に収縮することを効果的に抑制できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、前記第1伸縮連続体の少なくとも一部及び前記第2伸縮連続体の少なくとも一部を前記直交方向に揺動させて配置することが望ましい。
第1伸縮連続体及び第2伸縮連続体のいずれも直交方向の位置が変位しており、胴回り連続体には、第1伸縮連続体による直交方向の収縮力と、第2伸縮連続体による直交方向の収縮力と、がかかる。胴回り連続体は、複数方向に作用する収縮力を受け、直交方向における長さを一定に保ち難い。このように構成された吸収性物品において、揺動領域内の伸縮連続体を切断することにより、胴回り連続体の直交方向の収縮を効果的に抑制し、意図した形状の吸収性物品を得ることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、前記第1伸縮連続体を前記搬送方向に対して平行に配置し、前記第2伸縮連続体の少なくとも一部を前記直交方向に揺動させて配置し、
前記切断ステップは、少なくとも前記第2伸縮連続体を切断することが望ましい。
第1伸縮連続体と第2伸縮連続体が交差する交点近傍では、第2伸縮連続体の収縮力によって第1伸縮連続体の位置が長手方向に変位し易い。少なくとも第2伸縮連続体を切断することにより、第2伸縮連続体の収縮方向の力を分断でき、第1伸縮連続体による意図した収縮態様を実現し易くなる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、厚み方向において前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体を重なるように配置しており、
前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体側から前記伸縮連続体を切断してよい。
第1伸縮連続体側から伸縮連続体を切断することにより、第1伸縮連続体が切断された後に第2伸縮連続体が切断される。第1伸縮連続体は、搬送方向に沿っており、直交方向に沿う収縮力を有しない。第1伸縮連続体の切断時に直交方向に沿う力が変化せず、胴回り連続体の直交方向の位置ずれを抑制できる。よって、第2伸縮連続体の切断位置を安定させることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、厚み方向において前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体を重なるように配置しており、
前記切断ステップは、前記第2伸縮連続体側から前記伸縮連続体を切断してよい。
第2伸縮連続体側から伸縮連続体を切断することにより、第2伸縮連続体が切断された後に第1伸縮連続体が切断される。第2伸縮連続体と切断刃の間に第1伸縮連続体が挟まり難く、第2伸縮連続体の意図した位置に切断刃を当てることができ、第2伸縮連続体の切断位置を安定させることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、前記交点に対する前記直交方向の一方側において、前記第1伸縮連続体が配置されていない非伸縮領域を前記搬送方向に挟むように前記第2伸縮連続体を離間して配置し、
前記切断ステップは、前記交点に対する前記直交方向の他方側において、前記非伸縮領域を挟んで配置された前記第2伸縮連続体を切断することが望ましい。
非伸縮領域は、第2伸縮連続体によって挟まれ、第1伸縮連続体が配置されていないため、周囲に配置された伸縮連続体の影響によって収縮し易い。また、非伸縮領域を挟んで配置された第2伸縮連続体は、交点を超えて他方側に延びており、直交方向に収縮する力が比較的大きく発生する。非伸縮領域を挟んで配置された第2伸縮連続体を切断することにより、非伸縮領域に掛かる収縮力を小さくし、胴回り連続体の直交方向の収縮を抑制できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記伸縮部材配置ステップは、第1伸縮連続体の伸長応力と前記第2伸縮連続体の伸長応力が異なるように、前記伸縮連続体を配置することが望ましい。
第1伸縮連続体の伸長応力と第2伸縮連続体の伸長応力が異なる吸収性物品においては、各伸縮連続体の収縮力が異なり、胴回り域の収縮力が複雑に作用する。揺動領域において伸縮連続体を切断することにより、伸縮連続体の収縮方向の力を分断でき、胴回り部材の意図した形状を実現し、意図した形状の吸収性物品を製造できる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体及び前記第2伸縮連続体のうち前記伸長応力が高い伸縮連続体を少なくとも切断することが望ましい。
伸長応力が高い一方の伸縮連続体の収縮力により、他方の伸縮連続体が引っ張られ、他方の伸縮連続体による意図した収縮態様を実現できないおそれがある。伸長応力が高い一方の伸縮連続体を切断することにより、他方の伸縮連続体の収縮方向の力を分断でき、両方の伸縮連続体によって意図した収縮態様を実現し易くなる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記切断ステップは、前記伸縮連続体の前記搬送方向に沿った領域を切断することが望ましい。
切断ステップによって切断された伸縮連続体は、切断前に延びている方向に沿って収縮する。搬送方向に沿った領域を切断することにより、収縮した伸縮連続体が搬送方向に沿って配置され易く、見た目の違和感が生じ難くなる。
また、伸縮連続体を切断すると、切断前に延びる方向に沿った収縮力が分断される。搬送方向に沿った領域の伸縮連続体を切断することにより、収縮力の変化が搬送方向に沿う力のみであり、直交方向に沿う力の変化が生じ難いため、切断時における胴回り連続体の直交方向の長さが安定し易い。よって、連続して複数の伸縮連続体を切断する際に、切断位置を安定させることができる。
かかる吸収性物品の製造方法であって、
前記切断ステップは、各伸縮連続体の1か所のみを切断することが望ましい。
例えば、各伸縮連続体を複数箇所において切断しようとすると、1か所切断する毎に伸縮連続体が収縮し、次いで切断する際の切断位置が安定し難い。各伸縮連続体の1か所のみを切断することにより、切断位置が安定する。加えて、切断箇所の間に配置された伸縮連続体は、他の伸縮連続体に連続せずに、収縮した状態で残る。各伸縮連続体の1か所のみを切断することにより、伸縮連続体が収縮状態で残ることを抑制し、見た目の違和感を抑制できる。
===本実施の形態に係る吸収性物品について===
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品の製造方法について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
吸収性物品の製造方法によって製造される吸収性物品としては、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、吸収パットを例示できる。本実施の形態においては、使い捨ておむつを製造する製造方法について説明する。
吸収性物品1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、図1は、吸収性物品1を展開した状態の平面図である。吸収性物品1は、着用者の腹部側に配置される前胴回り域R2と、着用者の臀部側に配置される後胴回り域R3と、前胴回り域R2と後胴回り域R3の間に配置され、着用者の股下に配置される股下域R1と、を有する。前胴回り域R2は、前胴回り部材20が配置された領域であり、後胴回り域R3は、後胴回り部材30が配置された領域である。
吸収性物品1は、吸収性本体10と、胴回り部材と、を有する。吸収性物品1は、長手方向Lと、長手方向Lに直交する幅方向Wと、を有する。吸収性本体10は、表面シート11と、吸収体12と、裏面シート13と、を有してよい。表面シート11は、吸収体12の肌当接面側に配置されており、液透過性を有する。裏面シート13は、吸収体12の非肌当接面側に配置されており、液不透過性を有する。吸収体12は、表面シート11と裏面シート13の間に配置されている。
胴回り部材は、前胴回り域R2を構成する前胴回り部材20と、後胴回り域R3を構成する後胴回り部材30と、幅方向Wに延びる胴回り伸縮部材と、を少なくとも有する。前胴回り部材20及び後胴回り部材30は、平面視にて矩形であり、長手方向Lの長さが一定である。胴回り伸縮部材は、幅方向Wに伸縮可能である。胴回り伸縮部材は、前胴回り域R2に配置される前胴回り伸縮部材21と、後胴回り域R3に配置される後胴回り伸縮部材31と、を有する。前胴回り部材20は、少なくとも外装トップシート25及び外装バックシート(図示せず)を有する。後胴回り部材30は、少なくとも外装トップシート35及び外装バックシート(図示せず)を有する。前胴回り伸縮部材21は、外装トップシート25と外装バックシートの間に幅方向Wに伸長した状態で固定されている。後胴回り伸縮部材31は、外装トップシート35と外装バックシートの間に幅方向Wに伸長した状態で固定されている。なお、前胴回り部材20と後胴回り部材30のうち、少なくとも前胴回り部材20は、本願の胴回り部材を構成する。
前胴回り伸縮部材21は、第1伸縮部材23と第2伸縮部材24を有する。図2において、第1伸縮部材23を実線で示し、第2伸縮部材24を一点鎖線で示す。第1伸縮部材23の伸長応力と、第2伸縮部材24の伸長応力と、異なっている。第1伸縮部材23と第2伸縮部材24は、伸縮部材の本数、伸縮部材の密度(dtex)、伸縮部材が外装シートに固定された際の伸長倍率、直交方向CDの変位量、及び伸縮部材同士の間隔のうち少なくともいずれかが異なっている。複数の第1伸縮部材23を含む第1伸縮部材23全体の伸長応力が、複数の第2伸縮部材24を含む第2伸縮部材24全体の伸長応力と異なっていてもよいし、1本の第1伸縮部材23の伸長応力が、1本の第2伸縮部材24の伸長応力と異なっていてもよい。
ここで、伸長応力は、伸長させた際の応力であり、伸長応力が高い程伸び難く、身体に対するフィット性が高くなる。伸長応力は、島津製作所製の引張試験機を用いて測定できる。測定は、前胴回り域R2及び後胴回り域R3から、それぞれ試料を切り取る。まず、引っ張り試験の上チャックに試料の一端を固定し、下方チャックに試料の他端を固定した状態で、それらを180mm(チャックの掴み部の寸法は約15mm)離間させる。次に、下チャックを速度100mm/minで動かし、チャック間が460mmになるまで離間させて、動きを反転し、チャック間が180mmになるまで接近させた後、再び動きを反転してチャック間が460mmになるまで離間させた時点の測定値を伸長応力(N)とすることができる。
次いで、このような吸収性物品1を構成する吸収性物品の製造方法について、図3〜図6を参照して説明する。吸収性物品の製造方法は、胴回り搬送ステップS1、伸縮部材配置ステップS2、及び切断ステップS3を少なくとも有する。なお、本実施の形態では、前胴回り域R2を製造する工程について説明する。図3及び図4は、各ステップの概略を示す説明図であり、図4は、図3の説明図の搬送方向MD下流側の説明図である。また、本実施の形態では、胴回り部材の製造ステップについて説明するが、以下のステップの他に、吸収性本体を形成するステップ、吸収性本体と胴回り部材を一体化するステップ等、周知の製造ステップを有してもよい。
胴回り搬送ステップS1では、胴回り連続体を形成し、胴回り連続体を搬送する。胴回り連続体は、前胴回り部材20が幅方向Wに連続する前胴回り連続体C20を有する。前胴回り部材の幅方向Wは、胴回り搬送ステップS1の搬送方向MDに沿っており、前胴回り部材20の長手方向Lは、直交方向CDに沿っている。前胴回り連続体C20は、外装トップシート25が連続した外装トップ連続体C25と、外装バックシートが連続した外装バック連続体C26と、を有する。
胴回り搬送ステップS1では、外装トップ連続体C25を連続して搬送し、外装トップ連続体C25上に、伸縮連続体を固定するための接着材を塗布する。接着剤を塗布する領域は、胴回り連続体を伸長状態で固定する領域である。胴回り連続体を非伸長状態で配置する領域には、接着剤を塗布しない。図3において、接着剤を塗布した塗布領域HRに斜線を付して示す。塗布領域HRは、搬送方向MDにおいて間隔を空けて配置されている。塗布領域HRは、非揺動領域NSRと、揺動領域SRの一部と、に設けられている。揺動領域SRの搬送方向MDの側部には、塗布領域HRが設けられ、揺動領域SRの搬送方向MDの中央には、塗布領域HRが設けられていない。よって、揺動領域SRの搬送方向MDの中央の伸縮連続体は、揺動された軌跡を維持せずに、搬送方向MDに沿うように変位する。
次いで、伸縮部材配置ステップS2では、胴回り伸縮部材が連続する伸縮連続体を繰り出し、伸縮連続体を胴回り連続体上に配置する。伸縮連続体は、第1伸縮部材23が連続する第1伸縮連続体C23と、第2伸縮部材24が連続する第2伸縮連続体C24と、を含む。伸縮部材配置ステップS2では、第1伸縮部材23が連続する第1伸縮連続体C23を外装トップ連続体C25上に配置するともに、第2伸縮部材24が連続する第2伸縮連続体C24を外装トップ連続体C25上に配置する。
伸縮部材配置ステップS2は、伸縮連続体を伸長した状態で、直交方向CDに揺動させつつ胴回り連続体上に配置する。伸縮部材配置ステップS2は、揺動領域SRにおいて、伸縮連続体を直交方向CDに揺動させながら外装トップ連続体C25上に配置する。揺動領域SRの伸縮連続体の軌跡は、直交方向CDの位置が変位した曲線状になる。また、伸縮部材配置ステップS2は、非揺動領域NSRにおいて、伸縮連続体を搬送方向MDに沿って配置する。非揺動領域NSRの伸縮連続体の軌跡は、直交方向CDの位置が変位せず、搬送方向MDに沿った直線状になる。
伸縮部材配置ステップS2は、第1伸縮連続体C23の伸長応力と第2伸縮連続体C24の伸長応力が異なるように、伸縮連続体を配置する。第1伸縮連続体C23の軌跡と第2伸縮連続体C24の軌跡は、異なっている。図5は、第1伸縮連続体C23の配置態様を模式的に示した図であり、図6は、第2伸縮連続体C24の配置態様を模式的に示した図である。製品の状態における伸縮連続体を実線で示し、伸縮部材配置ステップにおいて配置された伸縮連続体を点線で示す。
第1伸縮連続体C23は、3本設けられている。一部(股下域側の1本)の第1伸縮連続体C23は、搬送方向MDに沿って配置され、他(前側の2本)の第1伸縮連続体C23は、非揺動領域NSRにおいて搬送方向MDに沿って配置され、揺動領域SRにおいて直交方向CDに揺動されつつ配置されている。第2伸縮連続体C24は、4本設けられている。全ての第2伸縮連続体C24は、非揺動領域NSRにおいて搬送方向MDに沿って配置され、揺動領域SRにおいて直交方向CDに揺動されつつ配置されている。なお、全ての第1伸縮連続体C23と全ての第2伸縮連続体C24が揺動されていてもよい。
直交方向CDに揺動された伸縮連続体は、塗布領域HRにおいて外装トップ連続体C25に固定され、非塗布領域(接着剤が塗布されてない領域であり、塗布領域以外の領域)において外装トップ連続体C25に固定されない。非塗布領域の伸縮連続体は、収縮し、揺動された軌跡を維持せずに、塗布領域HRによって固定された伸縮連続体の端部(非塗布領域側の端部)同士を結ぶ直線状に配置される。図5及び図6において、非塗布領域において揺動された状態で配置され、収縮する前の第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24を点線で示している。本実施の形態の塗布領域HRによって固定された各伸縮連続体の搬送方向の端部(非塗布領域を挟んで配置された各伸縮連続体の搬送方向の端部)は、直交方向CDの位置が一致している。そのため、非塗布領域の伸縮連続体は、搬送方向MDに沿って配置される。
図2に示すように、少なくとも一部の第1伸縮連続体C23と、少なくとも一部の第2伸縮連続体C24と、は、交差している。第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24が交差することにより、第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24の直交方向CDの位置が入れ替わっている。伸縮部材配置ステップS2は、交点P1及びP2において、第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24とが厚み方向Tに重なるように配置している。図3に、第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24の交点P1、P2を図示する。本実施の形態においては、一つの製品に対応する前胴回り部材20において2つの交点P1及びP2が設けられている。一つの製品に対応する前胴回り部材20において1つの交点が設けられていてもよいし、3つ以上の交点が設けられていてもよい。
次いで、胴回り搬送ステップS1として、外装トップ連続体C25、第1伸縮連続体C23、及び第2伸縮連続体C24を覆うように、外装バック連続体C26を配置する。なお、胴回り搬送ステップS1は、外装バック連続体C26上に第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24を配置した後に、外装トップ連続体C25を配置してもよい。
切断ステップS3では、伸縮連続体を切断する。切断ステップS3は、少なくとも揺動領域SR内の伸縮連続体であって、揺動された状態で配置された伸縮連続体のうち1本を切断する。揺動された状態で配置された伸縮連続体は、揺動された状態で配置され、当該状態で固定された伸縮連続体のみならず、揺動された状態で配置され、当該状態で固定されずに収縮した伸縮連続体を含む概念である。本実施の形態の切断ステップS3は、外装トップ連続体C25、外装バック連続体C26、及び伸縮連続体を切断刃によって切断する。
伸縮部材配置ステップS2において、伸縮連続体を直交方向CDにおいて揺動させながら配置するため、伸縮連続体には、搬送方向MDに収縮する力のみならず、直交方向CDに収縮する力がかかる。また、前胴回り連続体C20は、搬送方向MDに連続した状態で搬送されており、搬送方向MDに沿う引っ張り力を受けるが、直交方向CDに沿う引っ張り力を受けない。そのため、前胴回り連続体C20は、直交方向CDに収縮し易い。また、本実施の形態のように長手方向Lの長さが一定の胴回り連続体にあっては、長手方向Lの長さが一定でなく、かつ一部が長手方向Lに延出する胴回り連続体と比較してトリムの発生を抑制でき、資材の無駄を低減できる。しかし、長手方向Lの長さが一定の胴回り連続体にあっては、直交方向CDに収縮し易い。加えて、本実施の形態のように、所謂3ピース構造の吸収性物品の製造にあっては、直交方向CDに収縮する力がより発生し易い。特に、前胴回り連続体C20は、伸縮連続体が直交方向CDに揺動された揺動領域SRにおいて、直交方向CDに収縮し易い。切断ステップS3において、揺動領域SR内の伸縮連続体を切断することにより、直交方向CDに収縮させる力を分断できる。前胴回り連続体C20が直交方向CDに収縮することを抑制でき、前胴回り域R2の長手方向Lの収縮が抑制され、意図した形状の吸収性物品を製造できる。
本実施の形態では、第1伸縮連続体C23の伸長応力と第2伸縮連続体C24の伸長応力が異なっている。第1伸縮連続体C23の伸長応力と第2伸縮連続体C24の伸長応力が異なる吸収性物品1においては、各伸縮連続体の収縮力が異なり、胴回り域の収縮力が複雑に作用する。揺動領域SRにおいて伸縮連続体を切断することにより、伸縮連続体の収縮方向の力を分断でき、胴回り部材の意図した形状を実現し、意図した形状の吸収性物品を製造できる。
また、切断ステップS3は、第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24のうち伸長応力が高い伸縮連続体を少なくとも切断してよい。伸長応力が高い一方の伸縮連続体の収縮力により、他方の伸縮連続体が引っ張られ、他方の伸縮連続体による意図した収縮態様を実現できないおそれがある。伸長応力が高い伸縮連続体を切断することにより、伸長応力が低い伸縮連続体の収縮方向の力を分断でき、両方の伸縮連続体によって意図した収縮態様を実現し易くなる。
なお、切断ステップS3は、第1伸縮連続体C23の伸長応力と第2伸縮連続体C24の伸長応力が異なる形態において、第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24の両方を切断してもよい。第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24の両方が揺動されて配置されている場合に、両方の伸縮連続体による直交方向CDの力を分断でき、直交方向CDに沿う収縮力をより抑制できる。また、第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24の両方を切断する場合、直交方向CDの収縮を効果的に抑制するために、伸長応力が高い伸縮部材を、伸長応力が低い伸縮部材よりも多く切断することが好ましい。
切断ステップS3は、第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24が交差する交点P1、P2間の伸縮連続体を切断する。交差する2つの伸縮連続体のうち、少なくとも一方を切断すればよいが、交差する2つの伸縮連続体の両方を切断してもよい。第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24が交差すると、第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24の直交方向CDの位置が入れ替わるため、直交方向CDに収縮する力がより発生し易い。交点P1と交点P2の間の領域において伸縮連続体を切断することにより、直交方向CDに収縮する力がより発生しやすい箇所にて力を分断でき、前胴回り連続体C20が直交方向CDに収縮することを効果的に抑制できる。なお、交点間において切断する箇所は、1製品内の複数の交点間の箇所であってもよいし、1の製品の交点と隣接する製品の交点との点間の箇所であってもよい。
切断ステップS3は、厚み方向に沿って切断し、交点近傍において第1伸縮連続体C23側又は第2伸縮連続体C24側から切断できる。搬送方向MDに平行な第1伸縮連続体C23と揺動された第2伸縮連続体とが交差する形態において、切断ステップS3は、第2伸縮連続体C24側から伸縮連続体を切断してもよい。第2伸縮連続体C24側から伸縮連続体を切断することにより、第2伸縮連続体C24が切断された後に第1伸縮連続体C23が切断される。第2伸縮連続体C24と切断刃の間に第1伸縮連続体C23が挟まり難く、第2伸縮連続体C24の意図した位置に切断刃を当てることができ、第2伸縮連続体C24の切断位置を安定させることができる。意図した位置で第2伸縮連続体C24の切断することにより、意図した位置で直交方向の力を分断できる。
また、搬送方向MDに平行な第1伸縮連続体C23と揺動された第2伸縮連続体とが交差する形態において、切断ステップS3は、第1伸縮連続体C23側から伸縮連続体を切断してもよい。第1伸縮連続体C23側から伸縮連続体を切断することにより、第1伸縮連続体C23が切断された後に第2伸縮連続体C24が切断される。第1伸縮連続体C23は、搬送方向MDに沿っており、直交方向CDに沿う収縮力を有しない。第1伸縮連続体C23の切断時に直交方向CDに沿う力が変化せず、前胴回り連続体C20の直交方向CDの位置ずれを抑制できる。よって、第2伸縮連続体C24の切断位置を安定させることができる。
切断ステップS3は、揺動領域SR内において伸縮連続体の搬送方向MDに沿った領域を切断してよい。伸縮連続体の搬送方向MDに沿った領域は、揺動領域SR内の非塗布領域に配置された領域であり、揺動されて配置されたが、接着剤によって固定されず、搬送方向MDに沿うように変位した領域である。切断ステップS3によって切断された伸縮連続体は、切断前に延びている方向に沿って収縮する。搬送方向MDに沿った領域を切断することにより、収縮した伸縮連続体が搬送方向MDに沿って配置され易く、見た目の違和感が生じ難くなる。また、伸縮連続体を切断すると、切断前に延びる方向に沿った収縮力が分断される。搬送方向MDに沿った領域の伸縮連続体を切断することにより、収縮力の変化が搬送方向MDに沿う力のみであり、直交方向CDに沿う力の変化が生じ難いため、切断時における胴回り連続体の直交方向CDの長さが安定し易い。よって、連続して複数の伸縮連続体を切断する際に、切断位置を安定させることができる。
切断ステップS3は、各伸縮連続体の1か所のみを切断してよい。例えば、各伸縮連続体を複数箇所において切断しようとすると、1か所切断する毎に伸縮連続体が収縮し、次いで切断する際の切断位置が安定し難い。各伸縮連続体の1か所のみを切断することにより、切断位置が安定する。加えて、複数の切断箇所の間の伸縮連続体は、他の伸縮連続体に連続せずに、収縮した状態で残る。各伸縮連続体の1か所のみを切断することにより、伸縮連続体が収縮状態で残ることを抑制し、見た目の違和感を抑制できる。
伸縮部材配置ステップS2は、第1伸縮連続体C23の少なくとも一部及び第2伸縮連続体C24の少なくとも一部を直交方向CDに揺動させて配置してよい。少なくとも一部とは、一本の伸縮連続体における一部の領域である。第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24のいずれも直交方向CDの位置が変位しており、胴回り連続体には、第1伸縮連続体C23による直交方向CDの収縮力と、第2伸縮連続体C24による直交方向CDの収縮力と、がかかる。胴回り連続体は、複数方向に作用する収縮力を受け、直交方向CDにおける長さを一定に保ち難い。このように構成された吸収性物品において、揺動領域SR内の伸縮連続体を切断することにより、胴回り連続体の直交方向CDの収縮を効果的に抑制し、意図した形状の吸収性物品を得ることができる。
また、伸縮部材配置ステップS2は、第1伸縮連続体C23を搬送方向MDに対して平行に配置し、第2伸縮連続体C24の少なくとも一部を直交方向CDに揺動させて配置してもよい。このように第1伸縮連続体C23及び第2伸縮連続体C24を配置した形態にあっては、切断ステップS3において、少なくとも第2伸縮連続体C24を切断することが好ましい。第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24が交差する交点近傍では、第2伸縮連続体C24の収縮力によって第1伸縮連続体C23の位置が長手方向に変位し易い。揺動領域SRにおいて少なくとも第2伸縮連続体C24を切断することにより、第2伸縮連続体C24の収縮方向の力を分断でき、第1伸縮連続体C23による意図した収縮態様を実現し易くなる。
次いで、図7に基づいて、変形例に係る吸収性物品の製造方法について説明する。変形例に係る吸収性物品の製造方法は、伸縮部材配置ステップS2において、第1伸縮連続体C23を搬送方向MDに対して平行に配置し、第2伸縮連続体C24を直交方向CDに揺動させて配置する。第1伸縮連続体C23と第2伸縮連続体C24の交点P3、P4は、直交方向CDにおける位置が一致している。交点P3、P4に対する直交方向CDの一方側CD1は、第2伸縮連続体C24のみ配置されている。交点P3、P4に対する直交方向CDの他方側CD2には、複数の第1伸縮連続体C23が配置されている。一方側CD1は、交点P1と交点P2を結ぶ直線に対する直交方向CDの一方側である。
伸縮部材配置ステップS2は、一方側CD1において、第1伸縮連続体C23が配置されていない非伸縮領域R11を搬送方向MDに挟むように第2伸縮連続体C24を配置する。図7において、非伸縮領域R11にドット模様を付して示す。切断ステップS3の前において、非伸縮領域R11を挟んで配置された第2伸縮連続体C24は、一方側CD1で連続してなく、離間して配置されており、他方側CD2で連続している。切断ステップS3は、他方側CD2において、非伸縮領域R11を挟んで配置された第2伸縮連続体C24が他方側CD2に延びた部分R12を切断する。
非伸縮領域R11は、第2伸縮連続体C24によって挟まれ、第1伸縮連続体C23が配置されていないため、周囲に配置された伸縮連続体の影響によって収縮し易い。また、非伸縮領域R11を挟んで配置された第2伸縮連続体C24は、交点P3、P4を超えて他方側CD2に延びており、直交方向CDに収縮する力が比較的大きく発生する。非伸縮領域R11を挟んで配置された第2伸縮連続体C24を切断することにより、非伸縮領域R11に掛かる収縮力を小さくし、胴回り連続体の直交方向CDの収縮を抑制できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
なお、上述の実施形態では、前胴回り連続体の製造方法について説明したが、本実施の形態に係る吸収性物品の製造方法は、後胴回り連続体の製造にも適用可能である。
胴回り伸縮部材による胴回り域の長手方向の収縮を抑制し、意図した形状の吸収性物品を製造できる吸収性物品の製造方法を提供できる。
1:吸収性物品
10:吸収性本体
20:前胴回り部材(胴回り部材)
C20:前胴回り連続体(胴回り連続体)
21:前胴回り伸縮部材
23:第1伸縮部材
C23:第1伸縮連続体
24:第2伸縮部材
C24:第2伸縮連続体
30:後胴回り部材(胴回り部材)
31:後胴回り伸縮部材
L:長手方向
W:幅方向
MD:搬送方向
CD:直交方向
S1:胴回り搬送ステップ
S2:伸縮部材配置ステップ
S3:切断ステップ

Claims (11)

  1. 吸収体を含み、長手方向と前記長手方向に直交する幅方向とを有する吸収性本体と、前胴回り域又は後胴回り域を構成する胴回り部材と、前記幅方向に延びる胴回り伸縮部材と、を備え、
    前記胴回り部材は、前記長手方向の長さが一定である、吸収性物品の製造方法であって、
    前記胴回り部材が前記幅方向に連続する胴回り連続体を搬送する胴回り搬送ステップと、
    前記胴回り伸縮部材が連続する伸縮連続体を固定するための接着剤を塗布する塗布ステップと、
    前記伸縮連続体を繰り出し、前記伸縮連続体を前記胴回り連続体上に配置する伸縮部材配置ステップと、
    前記伸縮連続体を切断する切断ステップと、を有し、
    前記伸縮部材配置ステップは、非揺動領域において前記伸縮連続体を前記胴回り連続体の搬送方向に沿って配置し、揺動領域において前記搬送方向と直交する直交方向に揺動させながら前記伸縮連続体を配置し、
    前記塗布ステップでは、前記揺動領域の一部に前記接着剤を塗布することなく、前記揺動領域の他の一部と前記非揺動領域とに前記接着剤を塗布し、
    前記切断ステップは、前記揺動領域内の前記接着剤が塗布されていない領域で前記伸縮連続体を切断する、吸収性物品の製造方法。
  2. 前記伸縮連続体は、第1伸縮連続体と、前記第1伸縮連続体と交差する第2伸縮連続体と、を有しており、
    前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体が交差する交点間の前記伸縮連続体を切断する、請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
  3. 前記伸縮部材配置ステップは、前記第1伸縮連続体の少なくとも一部及び前記第2伸縮連続体の少なくとも一部を前記直交方向に揺動させて配置する、請求項2に記載の吸収性物品の製造方法。
  4. 前記伸縮部材配置ステップは、前記第1伸縮連続体を前記搬送方向に対して平行に配置し、前記第2伸縮連続体の少なくとも一部を前記直交方向に揺動させて配置し、
    前記切断ステップは、少なくとも前記第2伸縮連続体を切断する、請求項2に記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記伸縮部材配置ステップは、厚み方向において前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体を重なるように配置しており、
    前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体側から前記伸縮連続体を切断する、請求項4に記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記伸縮部材配置ステップは、厚み方向において前記第1伸縮連続体と前記第2伸縮連続体を重なるように配置しており、
    前記切断ステップは、前記第2伸縮連続体側から前記伸縮連続体を切断する、請求項4に記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記伸縮部材配置ステップは、前記交点に対する前記直交方向の一方側において、前記第1伸縮連続体が配置されていない非伸縮領域を前記搬送方向に挟むように前記第2伸縮連続体を離間して配置し、
    前記切断ステップは、前記交点に対する前記直交方向の他方側において、前記非伸縮領域を挟んで配置された前記第2伸縮連続体を切断する、請求項2から請求項6のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法。
  8. 前記伸縮部材配置ステップは、第1伸縮連続体の伸長応力と前記第2伸縮連続体の伸長応力が異なるように、前記伸縮連続体を配置する、請求項2から請求項7のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 前記切断ステップは、前記第1伸縮連続体及び前記第2伸縮連続体のうち前記伸長応力が高い伸縮連続体を少なくとも切断する、請求項8に記載の吸収性物品の製造方法。
  10. 前記切断ステップは、前記伸縮連続体の前記搬送方向に沿った領域を切断する、請求項1から請求項9に記載の吸収性物品の製造方法。
  11. 前記切断ステップは、各伸縮連続体の1か所のみを切断する、請求項1から請求項10のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法。
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