JP6667491B2 - 消臭装置およびオゾン−マイナスイオンガス発生装置 - Google Patents

消臭装置およびオゾン−マイナスイオンガス発生装置 Download PDF

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Description

本発明は消臭装置およびオゾン−マイナスイオンガス発生装置に関する。
オゾンおよび負イオン(以下、マイナスイオンと記載することがある)の混合ガス(以下、「O−Mガス」と記載することがある)は静菌作用または殺菌作用を有しており、微生物増殖抑制に効果があることが知られている。よって、O−Mガスは、消臭に有効である。O−Mガスを発生させる方法には、コロナ放電による方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
谷村泰宏,コロナ放電による負イオンとオゾンの生成と応用,エアロゾル研究,p.14-17,Vol.17,No.1,2002
しかしながら、上述のような従来技術では、O−Mガスの発生装置を用いた携帯可能な、あるいは汎用性に優れる消臭装置は知られていない。このように従来技術は、携帯性または汎用性の観点から検討の余地が残されている。
よって、本発明の一態様は、O−Mガスによる消臭が可能であり、かつ汎用性に優れる消臭装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る消臭装置は、対象物を消臭するための消臭装置であって、対象物を密封して収容するための収容器と、収容器の内外を連通する筒部と、オゾン−マイナスイオンガスを発生させるためのオゾン−マイナスイオンガス発生部をその一端部に内蔵し、オゾン−マイナスイオンガス発生部を収容器の内部に向けて筒部に着脱自在に挿入されているオゾン−マイナスイオンガス発生装置と、オゾン−マイナスイオンガス発生部よりも他端側で、オゾン−マイナスイオンガス発生装置と筒部との隙間を塞ぐ接合部とを有し、オゾン−マイナスイオンガス発生装置は、オゾン−マイナスイオンガス発生部および収容器内部を連通する通気口を有する。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るオゾン−マイナスイオンガス発生装置は、対象物を収容するための収容器の内外を連通する筒部に着脱自在に挿入されて収容器内の対象物の消臭に用いられるオゾン−マイナスイオンガス発生装置であって、その一端部に内蔵されているオゾン−マイナスイオンガスを発生させるためのオゾン−マイナスイオンガス発生部と、一端部に開口し、オゾン−マイナスイオンガス発生部を外部と連通する通気口と、オゾン−マイナスイオンガス発生部を収容器の内部に向けて筒部に挿入したときに、オゾン−マイナスイオンガス発生部よりも他端側で、オゾン−マイナスイオンガス発生装置と筒部との隙間を塞ぐ接合部とを有する。
本発明の一態様によれば、O−Mガスによる消臭が可能であり、かつ汎用性に優れる消臭装置を実現することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る消臭装置の構成を模式的に示す図であり、(b)は、上記消臭装置の筒部にオゾン−マイナスイオンガス発生装置が挿入された状態を模式的に示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るオゾン−マイナスイオンガス発生装置の平面図であり、(b)は、上記オゾン−マイナスイオンガス発生装置の底面図である。 (a)は、上記オゾン−マイナスイオンガス発生装置の正面図であり、(b)は、上記オゾン−マイナスイオンガス発生装置の左側面図であり、(c)は、上記オゾン−マイナスイオンガス発生装置の右側面図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る収容器および筒部を模式的に示す図であり、(b)は、(a)で示す筒部を模式的に示す図である。 (a)は、上記筒部の変形例を模式的に示す図であり、(b)は、(a)で示す筒部を有する消臭装置を模式的に示す図である。 (a)は、上記収容部および上記筒部の第一の変形例を模式的に示す図であり、(b)は、上記収容部および上記筒部の第二の変形例を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るオゾン−マイナスイオンガス発生装置の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、以下の説明において、「オゾン−マイナスイオンガス」は、オゾンとマイナスイオンとの両方を含有するガスを意味し、「O−Mガス」とも言う。
〔消臭装置〕
図1の(a)は、本発明の一実施形態に係る消臭装置の構成を模式的に示す図であり、(b)は、上記消臭装置の筒部にオゾン−マイナスイオンガス発生装置が挿入された状態を模式的に示す図である。また、図4の(a)は、本発明の一実施形態に係る収容器および筒部を模式的に示す図であり、(b)は、(a)で示す筒部を模式的に示す図である。消臭装置100は、対象物4を消臭するための消臭装置であって、図1の(a)に示されるように、収容器1、O−Mガス発生装置2および筒部3を有している。
(収容器)
収容器1は、対象物4を密封して収容するための容器である。収容器1は、後述するO−Mガス発生装置2の挿入により、対象物4を密封して収容可能であればよい。たとえば、収容器1には、対象物4を出し入れするための開口部を有する。この開口部は、対象物4が通過可能であるとともに、対象物4が収容された状態で収容器1を密封するように、開閉自在に構成されている。ここで、「密封」とは、消臭時に収容器1内部のガスが収容器1外に実質的に漏出しない程度に気密な状態となることを意味する。
収容器1は、対象物4を収容可能な範囲において適宜に決めることが可能である。より具体的には、収容器1は、対象物4の収容に適した大きさおよび形状を有し、対象物4の密封に適した素材で形成されてよい。収容器1の例には、ポリ袋およびアクリル製容器が含まれる。
(対象物)
対象物4は、消臭される対象である。対象物4は、O−Mガスにより実質的に変質、変形しない物体から選ばれる。対象物4の例には、靴、鞄、布団、タオル、衣類、ヘルメットおよびスマートフォンなどが含まれる。
(筒部)
筒部3は、図1の(a)、図1の(b)、図4の(a)および図4の(b)に示されるように、収容器1に配置されており、収容器1の内外を連通している。について、図1(b)の消臭装置100における、O−Mガス発生装置2、筒部3、ならびに接合部5の嵌合状態の一例を模式的に示した図と、図4(b)の筒部3を示した概要図を用いて説明する。
筒部3は、図1の(a)、図1の(b)、図4の(a)および図4の(b)に示されるように、収容器1に配置されており、収容器1の内外を連通している。筒部3の軸方向に直交する断面の形状は、矩形であるが、後述するO−Mガス発生装置2を着脱自在に挿入可能な形状であればよい。筒部3の断面の形状の例には、矩形以外の多角形、円形、および楕円形などの非円形が含まれる。また、筒部3の素材は、収容器1に配置することができ、かつO−Mガス発生装置2を着脱自在に挿入可能であればよい。筒部3の例には、プラスチックなどの樹脂、および金属、が含まれる。
筒部3は、その内周面に、筒部3の軸方向に沿って延出している凸条12を有している。より詳しくは、凸条12は、筒部3の対向する一対の内周壁面のそれぞれに、筒部3の軸方向の全長に亘って配置されている。凸条12は、後述するO−Mガス発生装置2の凹条6に係合可能な形状を有していればよい。凸条12の延出方向に直交する断面の形状は、例えば矩形であるが、その例には、矩形以外の多角形および半円形が含まれる。
(O−Mガス発生装置)
図2の(a)は、O−Mガス発生装置2の平面図であり、図2の(b)は、O−Mガス発生装置2の底面図である。また、図3の(a)は、O−Mガス発生装置2の正面図であり、図3の(b)は、O−Mガス発生装置2の左側面図であり、図3の(c)は、O−Mガス発生装置2の右側面図である。
O−Mガス発生装置2は、O−Mガス発生部をその一端部に内蔵しており、このO−Mガス発生部を収容器1の内部に向けて、筒部3に着脱自在に挿入されている。なお、図1の(b)における紙面に向かって左側(差し込み方向の矢印の先端側)を一端側、右側を他端側とも言う。
O−Mガス発生部は、例えば、O−Mガス発生装置2の一端部内の空間と、そこに配置されているO−Mガス発生機構とを含む。O−Mガス発生機構は、オゾンおよびマイナスイオンの両方を発生する機構であればよく、その例には、コロナ放電器が含まれる。O−Mガス発生機構の種類および数は、収容器1中の対象物4の消臭に十分量のO−Mガスを発生可能な範囲において適宜に決めることが可能である。
また、O−Mガス発生装置2は、通気口7を有している。通気口7は、O−Mガス発生装置2の上面の一端部に開口し、またO−Mガス発生部にも開口している。通気口7は、複数配置されており、その開口形状は円形である。また、O−Mガス発生装置2は、通気口10を有している。通気口10は、O−Mガス発生装置2の一端面に開口し、またO−Mガス発生部にも開口している。通気口10も、通気口7と同様に複数配置されており、その開口形状は円形である。通気口7および通気口10は、いずれも、O−Mガス発生部および収容器1内部を連通している。通気口7および通気口10の数、形状および大きさは、対象物4の消臭のために収容器1内にO−Mガスを十分に供給可能な通気性が確保可能な範囲において適宜に決めることが可能である。
また、O−Mガス発生装置2は、接合部5を有している。接合部5は、O−Mガス発生装置2の長手方向の中央部に配置されているフランジ部である。このフランジ部は、当該長手方向を横断する方向に、O−Mガス発生装置2の全周に配置されている。当該フランジ部は、筒部3の開口端に当接するのに十分な長さまでO−Mガス発生装置2の表面から外方へ突き出ている。フランジ部は、弾性を有している。たとえば、フランジ部は、ゴム(シリコンゴム、合成ゴム等)、ウレタン、およびエラストマー等で形成されている。このように、接合部5は、O−Mガス発生部よりも他端側で、O−Mガス発生装置2と筒部3との隙間を塞ぐように構成されている。
また、O−Mガス発生装置2は、凹条6を有している。凹条6は、O−Mガス発生装置2の対向する一対の側面のそれぞれにおける接合部5よりも一端側の部分に、長手方向に沿って延出している。凹条6は、O−Mガス発生装置2を筒部3に挿入したときに筒部3の凸条12が嵌合可能に形成されている。凹条6の長手方向に直交する断面の形状は、凸条12のそれと同じく矩形であるが、凸条12が嵌合可能な範囲において、他の形状であってよい。このように、O−Mガス発生装置2は、その外周面に、凸条12に係合する凹条6をさらに有している。
O−Mガス発生装置2は、接合部5よりも他端側に、O−Mガス発生部を操作するための操作部8をさらに有している。操作部8は、例えば、ディスプレイとスイッチ9とによって構成されている。ディスプレイは、液晶表示装置などの公知の表示装置であり、例えば、操作内容、運転状況、運転条件などの操作に関する情報を表示するように構成されている。スイッチ9は、例えば、電源スイッチを含み、操作に関する情報を入力するための構成となっている。また、操作部8は、操作を支援するさらなる機能を有していてよく、例えばタイマー機能をさらに有していてよい。
O−Mガス発生装置2は、接合部5よりも他端部に配置されているUSBポート(電力供給部)11をさらに有している。より詳しくは、USBポート11は、O−Mガス発生装置2の他端面に配置されている。USBポート11は、O−Mガス発生部でO−Mガスを発生させるための電力を供給するための電力供給部である。USBポート11は、その他にも、上記操作に関する情報を入出力するための情報端末等であってよい。
〔使用形態の説明〕
まず、収容器1に対象物4を収容し、収容器1を密封する。次いで、筒部3にO−Mガス発生装置2を、O−Mガス発生部を収容器1に向けて挿入する。この挿入時に、O−Mガス発生装置2の凹条6は、筒部3の凸条12に嵌合し、O−Mガス発生装置2は、筒部3の軸方向に案内されながら円滑に筒部3に挿入される。O−Mガス発生装置2は、接合部5が筒部3の開口端に当接するまで筒部3に挿入される。こうして、筒部3とO−Mガス発生装置2との隙間が接合部5によって塞がれ、対象物4は、収容器1に密封される。なお、電力供給部11には、例えば、電源シールドが接続されている。
次いで、操作部8を操作してO−Mガスを発生させる。収容器1内の空気は、通気口7、通気口10を介してO−Mガス発生部に供給される。O−Mガス発生部は、例えばコロナ放電によりオゾンおよびマイナスイオンのガス、すなわちO−Mガスを発生させる。発生したO−Mガスは、通気口7、通気口10を介して収容器1内に放出される。たとえば、対象物4に付着する菌に由来するにおい成分は、オゾンによる殺菌により対象物4から実質的に発生しなくなる。対象物4に付着し、または対象物4から放出されたにおい成分は、オゾンによる酸化またはマイナスイオンによる電荷の中和によって変質して実質的に無臭の成分に変化する。こうして、対象物4が消臭される。収容器1は、密閉されているので、O−Mガスは外部に漏れ出ない。よって、対象物4は効率よく消臭され得る。
O−Mガス発生部におけるO−Mガス発生運転の時間は、例えば、対象物4の種類および大きさに応じて適宜に決めることが可能である。操作部8は、O−Mガス発生運転の時間が経過すると、O−Mガス発生部の運転を停止させ、次いで停止後の所定の待機時間(例えば1時間)を計測する。この待機時間では、収容器1内の雰囲気中のオゾンが分解される。そして、所定の待機時間を経過したら、操作部8は、当該待機時間の経過をディスプレイに表示する。
操作部8に待機時間の経過が表示されたら、ユーザは、収容器1を開けて対象物4を取り出す。消臭された対象物4は、ユーザの利用に供される。
O−Mガス発生装置2は、筒部3において着脱自在であることから、収容器1がO−Mガス発生装置2に対応する筒部3を有していれば、どのような形状の収容器1に対しても同一のO−Mガス発生装置2を接続することが可能である。
〔変形例〕
本発明は、本発明の効果が得られる範囲において、前述の実施形態以外の他の態様を含み得る。図6の(a)は、上記収容部および上記筒部の第一の変形例を模式的に示す図であり、図6の(b)は、上記収容部および上記筒部の第二の変形例を模式的に示す図である。
消臭装置200は、収容器1、O−Mガス発生装置2および筒部13を有する。収容器1は、図6の(a)および図6の(b)に示されるように、ポリ袋のような変形自在な容器(袋)であってもよい。図6の(a)は、布団などの布製品を対象物4とした場合の図であり、図6の(b)はスマートフォンなどの小型の電子機器を対象物4とした場合の図である。収容器1の大きさおよび開閉のための構造は、収容器1で対象物4を実質的に密封可能な範囲で適宜に決めることが可能である。
筒部13は、O−Mガス発生装置2を筒部13に挿入したときに、O−Mガス発生装置2を下方から支持するための支持部を有している。筒部13は、袋のような不定形の収容器1に対するO−Mガス発生装置2の接続状態を安定化させる観点からより一層効果的である。また、収容器1が不定形の袋であることは、消臭装置100の携帯性および汎用性を高める観点からより一層効果的である。
また、筒部3は、図5の(a)および図5の(b)に示されるような筒部であってもよい。この筒部3の軸方向の長さは、前述の実施形態の筒部3のそれよりも短い。このような筒部3は、収容器1内外に対する筒部3の占める空間をより小さくすることができる。よって、収容器の携帯性および運搬性を高める観点、および、それにより消臭装置100の汎用性を高める観点、からより一層効果的である。
また、接合部5のフランジ部は、弾性を有していなくてもよい。たとえば、接合部5は、熱可塑性樹脂製、熱硬化性樹脂または金属製の部材であってもよい。また、フランジ部が弾性を有する場合は、フランジ部は、フランジ部の周面部(突出面)が筒部3の内周壁面に当接するように設計されていてもよい。
また、接合部5は、フランジ部以外であってもよい。たとえば、密着部は、O−Mガス発生装置2の周方向に形成されている、一端側から他端側へ漸次拡大するテーパ部であってもよい。このようなテーパ部は、異なる大きさの筒部の開口端に密着し得る。よって、収容器に対するO−Mガス発生装置2の汎用性を高める観点からより一層効果的である。
また、接合部5は、筒部3に配置されていてもよい。たとえば、密着部は、筒部3の内周壁面から突出し、筒部3に挿入されたO−Mガス発生装置2の表面に、全周に亘って当接する凸条であってもよい。さらに、密着部は、O−Mガス発生装置2と筒部3との両方に配置され、O−Mガス発生装置2の筒部3への挿入によって互いに密着する部分であってもよい。
また、凹条6および凸条12は、筒部3への挿入時にO−Mガス発生装置2を筒部3へ案内するための案内部を構成しているが、O−Mガス発生装置2が凸条を有し、筒部3が凹条を有していてもよい。また、O−Mガス発生装置2または筒部3は、凹条に嵌め込み可能な略半球状の凸部を凸条に代えて有していてもよい。
また、通気口7および通気口10は、十分な通気性を有する範囲において、孔でなくてもよい。また、これらの通気口の、O−Mガス発生装置2の表面における開口位置は、O−Mガス発生装置2を筒部3に挿入したときに収容器1の雰囲気が流通可能な範囲において、いかなる位置であってもよい。たとえば、これらの通気口は、O−Mガス発生装置2の一端部に開口し、O−Mガス発生部23に通じる複数のスリットであってもよいし、O−Mガス発生機構を覆う網目状の部材の網目であってもよい。
また、操作部8は、ディスプレイに加えてスイッチ9を有しているが、表示部と入力部とが一体となっているタッチパネルであってもよい。
また、電力供給部11は、USBポート以外にも、電気シールドを接続するためのコネクタであってもよいし、O−Mガス発生装置に収容される二次電池であってもよいし、O−Mガス発生装置2の表面に配置される太陽電池であってもよい。また、電力供給部11は、これらの組み合わせであってもよい。
〔タイマー機能〕
O−Mガス発生装置2は、タイマー機能を備えていてもよい。O−Mガス発生装置2におけるタイマー機能は、O−Mガス発生装置2を所定の時間作動させるためのものである。O−Mガス発生装置2は、操作者(ユーザ)により設定された時間作動して動作を停止することになるが、O−Mガスの収容器1への供給は、タイマーにおいて設定された時間より前に停止することが好ましい。例えば、6時間のタイマーであれば、O−Mガス発生装置2は、O−Mガスを収容器1に5時間供給し、残りの1時間はO−Mガスを供給しない動作を行うことが好ましい。オゾンは時間と共に分解して酸素となるため、ユーザは、収容器1内のオゾン濃度が低減した状態で収容器1を開封することができる。
ここで、タイマー機能を有するO−Mガス発生装置2における動作の詳細について、図7を参照しつつ以下に説明する。図7は、タイマー機能を有する場合のO−Mガス発生装置2の機能ブロック図である。制御部20は、O−Mガス発生装置2の動作を制御するものである。タイマー部21は、時間を計測する計時手段である。メモリ22は、タイマー機能に関するプログラム(タイマープログラム)を記録している記録手段である。O−Mガス発生部23は、O−Mガスを発生させるものである。
以下、タイマー機能について具体的に説明する。ここでは、タイマーを6時間に設定した場合を例に挙げて説明するが、タイマーの時間については適宜変更可能である。
操作者(ユーザ)が、操作部8を介してタイマー機能を設定すると、制御部20は、ユーザにより設定されたタイマー機能の時間に基づいてタイマープログラム(メモリ22に予め記録されている)をメモリ22から読み出す。制御部20は、読みだされたタイマープログラムに基づいて、タイマー部21に時間の計測を指示する。このとき、読みだされるプログラムは、5時間に設定されており、タイマー部21は5時間を計測する。タイマー部21は5時間の計時を完了した時点で、制御部20に対して計時の完了を通知する。
通知を受けた制御部20は、O−Mガス発生部23に対してO−Mガスの発生の停止を指示する。O−Mガス発生部23は、制御部20からの指示を受けてO−Mガスの発生を停止する。
なお、タイマー機能を有するO−Mガス発生装置2では、通知部(不図示)を用いてタイマー動作の完了をユーザに通知するようにしてもよい。この場合、タイマープログラムは5時間と1時間に計時が設定されていればよい。タイマー部21はまず5時間を計時し、続いて1時間を計時する。そして、1時間の計時を完了した時点で、タイマー部21は、制御部20に計時の完了を再度通知する。制御部20は、その通知に基づいて通知部に対して動作を指示する。通知部は、LED等を用いた光による通知を発信する装置であってもよいし、アラームや音声などの音による通知を発信する装置であってもよい。
また、メモリ22は、複数のタイマープログラムを予め有していてもよい。この場合、ユーザが操作部8を介して複数のタイマー設定を選択し、選択されたタイマー設定に基づいて制御部20がメモリ22からタイマープログラムを読み出せばよい。
〔O−Mガス発生機構〕
前述の実施形態におけるO−Mガスを発生させる方法は、公知の方法でよく、例えばコロナ放電による方法である(例えば、非特許文献1参照)。コロナ放電は、エミッタと呼ばれる針状電極に高電圧を印加し、針の先端にコロナ放電を発生させる方法であり、空気中の分子をイオン化することにより、正負イオンおよびオゾン等が発生する。発生させるO−Mガスの組成は、針状電極に印加する電圧の極性の制御によってコントロールすることができ、例えば、当該電圧の極性の制御によってマイナスイオンのみを発生させることも可能である。また、O−Mガスにおけるオゾンの発生量は、印加電圧を高くするほど、または、パルス周波数を高くするほど増やすことが可能である。このように、コロナ放電による方法では、オゾンの発生量は、入力エネルギーに比例して増加させることが可能である。
なお、本実施形態に係る消臭装置は、筒部を有する収容器とO−Mガス発生装置とのセットの形態であってもよい。当該セットにおいて、筒部を有する収容器の数は、一つであってもよいし複数であってもよい。また、当該セットにおいて、O−Mガス発生装置の数は、一つであってもよいし複数であってもよい。さらに、前述の消臭装置としての利用の目的の範囲において、本発明におけるO−Mガス発生装置のみ、または筒部を有する収容器のみの実施も、本発明の実施の形態に含まれ得る。
〔まとめ〕
消臭装置100は、対象物4を消臭するための消臭装置あって、対象物4を密封して収容するための収容器1と、収容器1の内外を連通する筒部3と、O−Mガスを発生させるためのO−Mガス発生部をその一端部に内蔵し、O−Mガス発生部を収容器1の内部に向けて筒部3に着脱自在に挿入されているO−Mガス発生装置2と、O−Mガス発生部よりも他端側で、O−Mガス発生装置2と筒部3との隙間を塞ぐ接合部5とを有する。そして、O−Mガス発生装置2は、O−Mガス発生部および収容器1内部を連通する通気口7を有する。
この構成によれば、筒部3を有する収容器1であれば、密封されている収容器1内にO−Mガス発生装置2によってO−Mガスを供給することが可能である。よって、消臭装置100は、O−Mガスによる消臭が可能であり、かつ汎用性に優れる。
また、接合部5は、O−Mガス発生装置2の全周に配置された、筒部3の開口端に当接するフランジ部であってよい。このような構成によれば、筒部3の開口端への接合部5の当接によって、O−Mガス発生装置2の筒部3の挿入およびこれらの隙間の密封が実現される。よって、この構成は、O−Mガス発生装置2による収容器1の密封をより容易に実現する観点からより一層効果的である。
また、接合部5が弾性を有していることは、O−Mガス発生装置2による収容器1の密閉性を高める観点からより一層効果的である。
また、O−Mガス発生装置2が、接合部5よりも他端側に、O−Mガス発生部23を操作するための操作部8をさらに有していてよい。この構成は、O−Mガス発生装置2の操作を簡便にし、また、個々のO−Mガス発生装置2における対象物4に合わせた消臭運転を行うのに有利である。よって、消臭装置100の汎用性および利便性を高める観点からより一層効果的である。
また、筒部3は、その内周面に、筒部3の軸方向に沿って延出している凸条12をさらに有し、O−Mガス発生装置2が、その外周面に、凸条12に係合する凹条6をさらに有していてよい。この構成は、筒部3へのO−Mガス発生装置2の挿入を円滑かつ確実に行う観点からより一層効果的である。
また、O−Mガス発生装置2は、O−Mガス発生部でO−Mガスを発生させるための電力を供給するための電力供給部11が、接合部5よりも他端部に配置されていてよい。この構成によれば、O−Mガス発生装置2への外部電源からの電力供給が可能であり、さらにO−Mガス発生装置2と外部との間でデータの送受信も可能となる。よって、この構成は、O−Mガス発生装置2の外部操作とO−Mガス発生装置2からのデータ収集とをより容易にする観点からより一層効果的である。
また、O−Mガス発生装置2は、対象物4を収容するための収容器1の内外を連通する筒部3に着脱自在に挿入されて収容器1内の対象物4の消臭に用いられるO−Mガス発生装置であって、その一端部に内蔵されているO−Mガスを発生させるためのO−Mガス発生部と、一端部に開口し、O−Mガス発生部を外部と連通する通気口7と、O−Mガス発生部を収容器1の内部に向けて筒部3に挿入したときに、O−Mガス発生部よりも他端側で、O−Mガス発生装置2と筒部3との隙間を塞ぐ接合部5とを有する。
この構成によれば、筒部3を有する収容器1であれば、O−Mガス発生装置2によって密封されている収容器1内の対象物4の消臭が可能である。よって、O−Mガス発生装置2は、O−Mガスによる消臭が可能であり、かつ汎用性に優れる消臭装置100を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 収容器
2 O−Mガス発生装置
3、13 筒部
4 対象物
5 接合部
6 凹条
7、10 通気口
8 操作部
9 スイッチ
11 USBポート(電力供給部)
12 凸条
20 制御部
21 タイマー部
22 メモリ
23 O−Mガス発生部
100、200 消臭装置

Claims (7)

  1. 対象物を消臭するための消臭装置であって、
    前記対象物を密封して収容するための収容器と、
    前記収容器の内外を連通する筒部と、
    オゾン−マイナスイオンガスを発生させるためのオゾン−マイナスイオンガス発生部をその一端部に内蔵し、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部を前記収容器の内部に向けて前記筒部に着脱自在に挿入されているオゾン−マイナスイオンガス発生装置と、
    前記オゾン−マイナスイオンガス発生部よりも他端側で、前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置と前記筒部との隙間を塞ぐ接合部と、を有し、
    前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置は、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部および前記収容器内部を連通する通気口を有する、消臭装置。
  2. 前記接合部は、前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置の全周に配置された、前記筒部の開口端に当接するフランジ部である、請求項1に記載の消臭装置。
  3. 前記接合部は、弾性を有している、請求項1または2に記載の消臭装置。
  4. 前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置は、前記接合部よりも他端側に、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部を操作するための操作部をさらに有している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の消臭装置。
  5. 前記筒部は、その内周面に、前記筒部の軸方向に沿って延出している凸条をさらに有し、
    前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置は、その外周面に、前記凸条に係合する凹条をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の消臭装置。
  6. 前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置は、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部でオゾン−マイナスイオンガスを発生させるための電力を供給するための電力供給部が、前記接合部よりも他端部に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の消臭装置。
  7. 対象物を収容するための収容器の内外を連通する筒部に着脱自在に挿入されて前記収容器内の前記対象物の消臭に用いられるオゾン−マイナスイオンガス発生装置であって、
    その一端部に内蔵されているオゾン−マイナスイオンガスを発生させるためのオゾン−マイナスイオンガス発生部と、
    前記一端部に開口し、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部を外部と連通する通気口と、
    前記オゾン−マイナスイオンガス発生部を前記収容器の内部に向けて前記筒部に挿入したときに、前記オゾン−マイナスイオンガス発生部よりも他端側で、前記オゾン−マイナスイオンガス発生装置と前記筒部との隙間を塞ぐ接合部と、
    を有するオゾン−マイナスイオンガス発生装置。
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