JP6667247B2 - 板状部材の取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の板状部材を所定の間隔を空けて他の1枚の板状部材に取り付ける方法に関する。
従来、地震時や強風時における事務所ビル、集合住宅、戸建住宅等の建物の揺れに伴う層間変形を、上梁に固定した抵抗板(内部鋼板)と下梁に固定した粘性体が充填された粘性体容器(外部鋼板)との相対運動に置き換え、その際に生じる抵抗力により振動エネルギーを吸収する制震壁が用いられている。
上記制震壁では、例えば、図5に示すように、制震壁を構成する抵抗板49(49A、49B)が天井板48に所定の間隔を空けて溶接固着され、天井板48が下側ガセットプレート42に溶接固着され、この下側ガセットプレート42と、上梁(不図示)に固定した上側ガセットプレート41とが一対のスプライスプレート43、44、高力ボルト45及びナット46によって緊結される。
また、粘性体容器(不図示)の内部において、下部で粘性体容器の底面に固定された外部鋼板(不図示)と抵抗板49との間の隙間、及び抵抗板49と粘性体容器の内面との間の隙間には、粘性体が充填され、地震や強風時における振動によって、抵抗板49と粘性体容器の内面及び外部鋼板とが相対的に水平変位した際に粘性体に粘性剪断を生じさせ、この粘性剪断による減衰力により地震等の振動を減衰させる。
上記抵抗板49の枚数を増加させて例えば4枚とする場合には、図6に示すように、抵抗板49(49A〜49D)を天井板48に所定の間隔を空けて溶接固着し、その他の構成(上側ガセットプレート41〜ナット46)は、図5に示した取付方法と同様とすることが考えられる。
しかし、図5及び図6に示した板状部材の取付方法では、抵抗板49を天井板48に溶接固着しているため、接合部に引張が生じ、UT検査(Ultrasonic Testing、超音波探傷検査)が必要となり、製造コスト及び設置コストが高くなるという問題があった。また、図6に示すように抵抗板49を4枚に増加させた場合には、抵抗板49(49A〜49D)を天井板48に溶接固着するのが容易ではない。
そこで、図7に示すように、4枚の抵抗板59(59A〜59D)を備える制震壁を構成するにあたり、上梁(不図示)に固定した上側ガセットプレート51の両側にスペーサプレート52、53を介在させ、これらを一対のスプライスプレート54、55、高力ボルト56及びナット57によって緊結すると共に、隣接する抵抗板59(59A〜59D)の間にスペーサプレート58(58A〜58C)を介在させ、これらを上記スプライスプレート54、55、高力ボルト56及びナット57によって緊結することが考えられる。この方法によれば、抵抗板59を溶接固着しないため、UT検査が不要となり、製造コスト及び設置コストを低減することができる。
しかし、図7に示した方法では、スペーサプレート58を介在させた4枚の抵抗板59をさらにスプライスプレート54、55で挟持するため、全体的に厚くなり、高力ボルト56が規格品よりも長くなるため、その分製造コストが増加するという問題があった。
また、上記制震壁の抵抗板49、59に限らず、複数枚の板状部材を所定の間隔を空けて他の部材に取り付ける構造は、多層板を用いた粘性ダンパー等種々存在し、いずれの場合でも上記と同様の問題が生ずる。
そこで、本発明は上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、複数枚の板状部材を所定の間隔を空けて他の1枚の板状部材に取り付けるにあたって、製造コスト及び設置コストを低く抑えることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、板状部材の取付方法であって、2枚の第1板状部材を所定の間隔を空けて1枚の第2板状部材に取り付けるにあたり、前記2枚の第1板状部材の間にスペーサプレートを介在させ、前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、前記第1板状部材の他方をスプライスプレートの一方の面に当接させ、該スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に対向させ、前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結し、前記2枚の第1板状部材と、前記スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする。
本発明によれば、第1板状部材を溶接固着しないため、UT検査が不要となり、製造コスト及び設置コストを低減することができる。また、スプライスプレートを1枚とし、第1板状部材の一方にスプライスプレートの機能を持たせたため、スプライスプレート1枚分を全体的に薄く構成することができ、緊結に高力ボルトを用いた場合には、該ボルトを規格品としたり、ボルト長を短くすることができ、製造コストの増加を招くこともない。
上記板状部材の取付方法において、前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを緊結することができる。緊結に高力ボルトを用いた場合には、該ボルトを規格品としたり、ボルト長を短くすることができる。
上記板状部材の取付方法において、前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、前記第2板状部材と前記スプライスプレートとの間に第2スペーサプレートを介在させ、該第2スペーサプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、該第2スペーサプレートの他方の面を前記スプライスプレートの一方の面に当接させ、前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記第2スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することができる。これにより、様々な板厚の第2板状部材に対して第1板状部材を取り付けることが可能となる。
また、本発明は、板状部材の取付方法であって、3枚以上の第1板状部材を所定の間隔を空けて1枚の第2板状部材に取り付けるにあたり、隣接する前記第1板状部材の各々の間にスペーサプレートを介在させ、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚をスプライスプレートの一方の面に当接させ、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に対向させ、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結し、前記第1板状部材のすべてと、前記スペーサプレートのすべてと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする。
本発明によれば、上述のように、第1板状部材を溶接固着しないため、UT検査が不要となり、製造コスト及び設置コストを低減することができる。また、スプライスプレートを1枚とし、第1板状部材の一方の最外部の1枚等を除く、第1板状部材及びスペーサプレートの少なくとも1枚にスプライスプレートの機能を持たせたため、スプライスプレート1枚分を全体的に薄く構成することができ、緊結に高力ボルトを用いた場合には、該ボルトを規格品としたり、ボルト長を短くすることができ、製造コストの増加を招くこともない。
上記板状部材の取付方法において、前記第1板状部材の他方の最外部の1枚を含む、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、前記第1板状部材の他方の最外部の1枚を含む、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結することができる。
上記板状部材の取付方法において、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを緊結することができる。緊結に高力ボルトを用いた場合には、該ボルトを規格品としたり、ボルト長を短くすることができる。
上記板状部材の取付方法において、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、前記第2板状部材と前記スプライスプレートとの間に第2スペーサプレートを介在させ、該第2スペーサプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、該第2スペーサプレートの他方の面を前記スプライスプレートの一方の面に当接させ、前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記第2スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することができる。これにより、様々な板厚の第2板状部材に対して第1板状部材を取り付けることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、複数枚の板状部材を所定の間隔を空けて1枚の他の部材に取り付けるにあたって、製造コスト及び設置コストを低く抑えることが可能となる。
本発明に係る板状部材の取付方法の第1の実施形態を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 本発明に係る板状部材の取付方法の第2の実施形態を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。 本発明に係る板状部材の取付方法の第3の実施形態を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 本発明に係る板状部材の取付方法の第4の実施形態を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。 従来の板状部材の取付方法の一例を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。 従来の板状部材の取付方法の他の例を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のF−F線断面図である。 従来の板状部材の取付方法の他の例を説明するための図であって、(a)は正面図、(b)は(a)のG−G線断面図である。側面図である。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る板状部材の取付方法の第1の実施形態について、図1を参照しながら説明する。この取付方法は、2枚の抵抗板9(9A、9B)を備える制震壁を構成する際に用いられる。抵抗板9A、9Bの間にスペーサプレート2を介在させ、上梁(不図示)に固定したガセットプレート1の左面に抵抗板9Aを、右面にスペーサプレート6及びスプライスプレート3を各々積層し、これらを高力ボルト4及びナット5によって緊結する。また、スペーサプレート2を挟んで抵抗板9A、9Bと、スプライスプレート3とを高力ボルト4及びナット5によって緊結する。尚、ガセットプレート1を厚くしてスペーサプレート6を用いないようにすることもできる。
この方法によれば、抵抗板9を溶接固着しないため、UT検査が不要となり、製造コスト及び設置コストを低減することができる。また、抵抗板9Aをガセットプレート1とスペーサプレート2の両方に当接させたため、全体的な厚さを薄くすることができ、高力ボルト4を規格品としたり、ボルト長を短くすることができ、さらに製造コストを低減することができる。
次に、本発明に係る板状部材の取付方法の第2の実施形態について、図2を参照しながら説明する。この取付方法は、4枚の抵抗板19(19A〜19D)を備える制震壁を構成する際に用いられる。抵抗板19A〜19Dの間にスペーサプレート18(18A〜18C)を介在させ、上梁(不図示)に固定したガセットプレート11の左面に抵抗板19Aとスペーサプレート18Aとを、右面にスペーサプレート12とスプライスプレート13とを各々積層し、これらを高力ボルト14及びナット15によって緊結する。また、4枚の抵抗板19(19A〜19D)と、スペーサプレート18(18A〜18C)と、スプライスプレート13とを高力ボルト14及びナット15によって緊結する。尚、ガセットプレート11を厚くしてスペーサプレート12を用いないようにすることもできる。
この方法によれば、抵抗板19を溶接固着しないため、UT検査が不要となり、製造コスト及び設置コストを低減することができる。また、抵抗板19A及びスペーサプレート18Aをガセットプレート11に当接させたため、全体的な厚さを薄くすることができ、高力ボルト4を規格品としたり、ボルト長を短くすることができ、さらに製造コストを低減することができる。
次に、本発明に係る板状部材の取付方法の第3の実施形態について、図3を参照しながら説明する。この取付方法は、2枚の抵抗板29(29A、29B)を備える制震壁を構成する際に用いられる。抵抗板29A、29Bの間にスペーサプレート22を介在させ、下部において、抵抗板29Bにスプライスプレート23を当接させ、抵抗板29、スペーサプレート22及びスプライスプレート23を高力ボルト24及びナット25によって緊結する。一方、上部において、上梁(不図示)に固定した一山クレビス21の両側に、抵抗板29A及びスプライスプレート23の上部に形成された二山クレビス23a、29aを形成し、これらをピン26によって緊結する。ピン26は、一山クレビス21に設けられた球面軸受27によって支持され、スナップリング(不図示)等で二山クレビス23a、29aに固定される。一山クレビス21及び二山クレビス23a、29aは、抵抗板29の幅(図3(a)における左右方向の長さ)に応じて設置個数を適宜変更する。
この方法によれば、上記第1の実施形態における効果に加え、一山クレビス21及び二山クレビス23a、29aを用いることで、高力ボルト24及びナット25の使用量を抑え、製造コスト及び設置コストを低減することができる。
次に、本発明に係る板状部材の取付方法の第4の実施形態について、図4を参照しながら説明する。この取付方法は、4枚の抵抗板39(39A〜39D)を備える制震壁を構成する際に用いられる。抵抗板39A〜39Dの間にスペーサプレート38A〜38Cを介在させ、下部において、抵抗板39Dにスプライスプレート33を当接させ、抵抗板39、スペーサプレート38及びスプライスプレート33を高力ボルト34及びナット35によって緊結する。一方、上部において、上梁(不図示)に固定した一山クレビス31の両側に、スペーサプレート38A及び抵抗板39B並びにスプライスプレート33の上部に形成された二山クレビス38a、39b、33aを形成し、これらをピン36によって緊結する。ピン36は、一山クレビス31に設けられた球面軸受37によって支持され、スナップリング(不図示)等で二山クレビス38a、39b、33aに固定される。一山クレビス31及び二山クレビス38a、39b、33aは、抵抗板39の幅(図4(a)における左右方向の長さ)に応じて設置個数を適宜変更する。
この方法によれば、上記第2の実施形態における効果に加え、一山クレビス31及び二山クレビス38a、39b、33aを用いることで、高力ボルト34及びナット35の使用量を抑え、製造コスト及び設置コストを低減することができる。
尚、上記実施の形態においては、抵抗板が2枚又は4枚の場合を例示したが、抵抗板が3枚の場合、5枚以上の場合にも本発明に係る方法を適用することができる。抵抗板の枚数が多くなると、全体的に厚くなり、緊結に用いる高力ボルトが規格品よりも長くなり特注品を用いざるを得ないことになるが、図7に示した従来の場合よりは高力ボルトの長さを短くすることができる。
また、上記実施の形態においては、制震壁を構成する抵抗板を上梁に固定したガセットプレートへ取り付ける際に本発明に係る方法を用いた場合を例示したが、制震壁の抵抗板だけでなく、多層板を用いた粘性ダンパー等、複数枚の板状部材を所定の間隔を空けて他の1枚の部材に取り付ける際にはいずれの場合でも本発明に係る方法を用いることができる。
1 ガセットプレート
2 スペーサプレート
3 スプライスプレート
4 高力ボルト
5 ナット
6 スペーサプレート
9(9A、9B) 抵抗板
11 ガセットプレート
12 スペーサプレート
13 スプライスプレート
14 高力ボルト
15 ナット
18(18A〜18C) スペーサプレート
19(19A〜19D) 抵抗板
21 一山クレビス
22 スペーサプレート
23 スプライスプレート
23a 二山クレビス(の一方)
24 高力ボルト
25 ナット
26 ピン
27 軸受
29(29A、29B) 抵抗板
29a 二山クレビス(の他方)
31 一山クレビス
33 スプライスプレート
33a 二山クレビス(の一方)
34 高力ボルト
35 ナット
36 ピン
37 軸受
38(38A〜38C) スペーサプレート
38a 二山クレビス(の他方)
39(39A〜39D) 抵抗板
39b 二山クレビス(の他方)

Claims (7)

  1. 2枚の第1板状部材を所定の間隔を空けて1枚の第2板状部材に取り付けるにあたり、
    前記2枚の第1板状部材の間にスペーサプレートを介在させ、
    前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、
    前記第1板状部材の他方をスプライスプレートの一方の面に当接させ、
    該スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に対向させ、
    前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結し、
    前記2枚の第1板状部材と、前記スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする板状部材の取付方法。
  2. 前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、
    前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、
    前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする請求項1に記載の板状部材の取付方法。
  3. 前記第1板状部材の一方を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、
    前記第2板状部材と前記スプライスプレートとの間に第2スペーサプレートを介在させ、
    該第2スペーサプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、
    該第2スペーサプレートの他方の面を前記スプライスプレートの一方の面に当接させ
    前記第1板状部材の一方と、前記第2板状部材と、前記第2スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする請求項に記載の板状部材の取付方法。
  4. 3枚以上の第1板状部材を所定の間隔を空けて1枚の第2板状部材に取り付けるにあたり、
    隣接する前記第1板状部材の各々の間にスペーサプレートを介在させ、
    前記第1板状部材の一方の最外部の1枚をスプライスプレートの一方の面に当接させ、
    前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、
    前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に対向させ、
    前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結し、
    前記第1板状部材のすべてと、前記スペーサプレートのすべてと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする板状部材の取付方法。
  5. 前記第1板状部材の他方の最外部の1枚を含む、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に対向させ、
    前記第1板状部材の他方の最外部の1枚を含む、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを連結することを特徴とする請求項4に記載の板状部材の取付方法。
  6. 前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、
    前記スプライスプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、
    前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする請求項4に記載の板状部材の取付方法。
  7. 前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚を前記第2板状部材の一方の面に当接させ、
    前記第2板状部材と前記スプライスプレートとの間に第2スペーサプレートを介在させ、
    該第2スペーサプレートの一方の面を前記第2板状部材の他方の面に当接させ、
    該第2スペーサプレートの他方の面を前記スプライスプレートの一方の面に当接させ
    前記第1板状部材の一方の最外部の1枚及び該第1板状部材の一方の最外部の1枚に当接する前記スペーサプレートを除く、前記第1板状部材及び前記スペーサプレートの少なくとも1枚と、前記第2板状部材と、前記第2スペーサプレートと、前記スプライスプレートとを緊結することを特徴とする請求項に記載の板状部材の取付方法。
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