JP6190729B2 - 制震ダンパー及びその製造方法 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、第1の半割ユニット及び第2の半割ユニットは半割金具をそれぞれ3つ以上備え、奇数番の半割金具と偶数番の半割金具とが長手方向へ互い違いにずらして配置されて、奇数番の半割金具同士が互いに接合されることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、第1の半割ユニット及び第2の半割ユニットの各半割金具は、長手方向へずれる側の端部に取付金具をそれぞれ備え、奇数番の半割金具の取付金具同士が重合することを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、制震ダンパーの製造方法であって、長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具の間に粘弾性体を接着して第1の半割ユニットを形成すると共に、長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具の間に粘弾性体を接着して第2の半割ユニットを形成し、第1の半割ユニットと第2の半割ユニットとを互いに対向させて組み合わせて、少なくとも最外の半割金具同士を接合して管構造とすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、第1の半割ユニット及び第2の半割ユニットでは半割金具をそれぞれ3つ以上用いて、奇数番の半割金具と偶数番の半割金具とを長手方向へ互い違いにずらして配置し、奇数番の半割金具同士を互いに接合することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、第1の半割ユニット及び第2の半割ユニットの各半割金具において、長手方向へずれる側の端部に取付金具をそれぞれ設け、奇数番の半割金具の取付金具同士を重合させることを特徴とするものである。
請求項2及び5に記載の発明によれば、上記効果に加えて、多重管の内側の管が同軸で簡単且つ確実に保持されて一体化する。
請求項3及び6に記載の発明によれば、上記効果に加えて、取付金具によって奇数番の半割金具の一体的な取付が簡単に行える。
図1,2は、制震ダンパーの一例を示す説明図で、制震ダンパー1は、上下面が平面で厚み方向が扁平となる横断面六角形状の外管2と、その外管2より一回り小さく、上下面が平面で厚み方向が扁平となる横断面六角形状で、外管2内に同軸で収容される内管3とを備え、外管2と内管3との間には、六角形の半割形状となる中半割金具4,4が、両管2,3との間にそれぞれ所定間隔を開けた状態で介在されて、外管2と中半割金具4,4との間及び、内管3と中半割金具4,4との間には、例えばスチレン系の粘弾性体(図1の網状部分)5,5が、互いの対向面を接着した状態で介在されている。
また、各半割ユニット20の各半割金具4,6,11は、長手方向へずれる側の端部に取付金具8,13,16をそれぞれ備え、奇数番の外半割金具6と内半割金具11との外取付金具8と内取付金具13とが重合するようになっているので、外半割金具6と内半割金具11との一体的な取付が簡単に行える。
また、これらの制震ダンパーでは、中半割金具の長手方向の両側縁に、内外の半割金具に当接するストッパを横断面T字状に接合して、中半割金具を越えた粘弾性体の流出を防止するようにしてもよいし、逆に中半割金具を越えて内外の半割金具間まで粘弾性体を充填させてもよい。さらに、各層の粘弾性体は厚みを等しくするものに限らず、層ごとに粘弾性体の厚みを変えることもできる。
その他、制震ダンパーの配設形態も、上記形態のように制震ダンパーの両端に延長鋼板を接続して配設する構造に限らず、何れか一方にのみ延長鋼板を接続して他方は直接仕口部に連結してもよい。
また、フレーム内で一方の対角線上にのみ配設する場合に限らず、フレームに十分な厚みがあれば、他方の対角線上にも制震ダンパーを配設してX状とすることもできるし、いわゆるKブレース状に配設することもできる。
Claims (6)
- 長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具と、各前記半割金具の間に接着される粘弾性体とからなる第1の半割ユニットと、長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具と、各前記半割金具の間に接着される粘弾性体とからなる第2の半割ユニットとを、互いに対向させて組み合わせて、少なくとも最外の前記半割金具同士を接合して管構造としたことを特徴とする制震ダンパー。
- 前記第1の半割ユニット及び前記第2の半割ユニットは前記半割金具をそれぞれ3つ以上備え、奇数番の前記半割金具と偶数番の前記半割金具とが長手方向へ互い違いにずらして配置されて、前記奇数番の前記半割金具同士が互いに接合されることを特徴とする請求項1に記載の制震ダンパー。
- 前記第1の半割ユニット及び前記第2の半割ユニットの各前記半割金具は、長手方向へずれる側の端部に取付金具をそれぞれ備え、前記奇数番の前記半割金具の前記取付金具同士が重合することを特徴とする請求項2に記載の制震ダンパー。
- 長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具の間に粘弾性体を接着して第1の半割ユニットを形成すると共に、長手方向へ互い違いにずらして配置される複数の半割金具の間に粘弾性体を接着して第2の半割ユニットを形成し、前記第1の半割ユニットと前記第2の半割ユニットとを互いに対向させて組み合わせて、少なくとも最外の前記半割金具同士を接合して管構造とすることを特徴とする制震ダンパーの製造方法。
- 前記第1の半割ユニット及び前記第2の半割ユニットでは前記半割金具をそれぞれ3つ以上用いて、奇数番の前記半割金具と偶数番の前記半割金具とを長手方向へ互い違いにずらして配置し、前記奇数番の前記半割金具同士を互いに接合することを特徴とする請求項4に記載の制震ダンパーの製造方法。
- 前記第1の半割ユニット及び前記第2の半割ユニットの各前記半割金具において、長手方向へずれる側の端部に取付金具をそれぞれ設け、前記奇数番の前記半割金具の前記取付金具同士を重合させることを特徴とする請求項5に記載の制震ダンパーの製造方法。
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