JP6666551B2 - コンデンサ寿命診断装置、コンデンサ寿命診断方法及びプログラム - Google Patents

コンデンサ寿命診断装置、コンデンサ寿命診断方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンデンサ寿命診断装置、コンデンサ寿命診断方法及びプログラムに関する。
直流カット用コンデンサ及び絶縁トランスにより電解コンデンサのリップル電圧検出回路を構成する電解コンデンサ劣化判定回路が知られている(特許文献1参照)。LC同調回路は、リップル電圧検出信号を正弦波形として検出する。直流化回路は、正弦波検出信号を直流化する。劣化判定部は、直流化信号と基準信号を比較する。
特開平8−248086号公報
電源装置では、電解コンデンサのリップルを小さくすることが望まれているため、リップルは小さい。リップルが小さいと、リップルを基に電解コンデンサの劣化を高精度で判定することが困難である。
1つの側面では、本発明の目的は、コンデンサの寿命を高精度で診断することができるコンデンサ寿命診断装置、コンデンサ寿命診断方法及びプログラムを提供することである。
コンデンサ寿命診断装置は、コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部とを有し、前記リンギング検出部は、前記リンギングの数を検出し、前記生成部は、前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する。
1つの側面では、コンデンサの寿命を高精度で診断することができる。
図1は、第1の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。 図2は、マイコンがプログラムを実行することによる機能を示すブロック図である。 図3(A)はゲート電圧の波形を示す図であり、図3(B)、(D)及び(E)は出力電圧の波形を示す図であり、図3(C)は出力電流の波形を示す図である。 図4(A)〜(C)は、電解コンデンサの説明図である。 図5(A)〜(C)は、アナログ制御の補償器を使用した場合のESRの増加の影響を説明するための図である。 図6(A)〜(C)は、図1及び図2の電源装置のESRの増加の影響を説明するための図である。 図7(A)〜(D)は電解コンデンサの出力電圧の波形を示す図であり、図7(E)〜(H)はローパスフィルタの出力電圧の波形を示す図である。 図8は、図2のリンギング評価部の例を示す図である。 図9は、デジタル出力電圧の波形を示す図である。 図10(A)及び(B)は、リンギング評価部の処理例を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態によるリンギング評価部の例を示す図である。 図12は、デジタル出力電圧の波形を示す図である。 図13は、リンギング評価部の処理例を示すフローチャートである。 図14(A)及び(B)は、第3の実施形態による電源装置を説明するための図である。 図15(A)はデューティ比に相当する電圧を示す図であり、図15(B)は電解コンデンサの出力電圧の波形を示す図であり、図15(C)はローパスフィルタが出力する電圧の波形を示す図である。 図16は、縮小率の決定方法を説明するための図である。 図17(A)及び(B)は、マイコンの処理例を示すフローチャートである。 図18は、第4の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。 図19(A)は管理サーバの処理例を示すフローチャートであり、図19(B)は電源装置の処理例を示すフローチャートである。 図20(A)〜(C)は、第5の実施形態による電源システムを説明するための図である。 図21(A)はサーバの処理例を示すフローチャートであり、図21(B)は管理サーバの処理例を示すフローチャートであり、図21(C)は電源装置の処理例を示すフローチャートである。 図22(A)及び(B)は、第6の実施形態による電源システムを説明するための図である。 図23(A)はサーバの処理例を示すフローチャートであり、図23(B)は管理サーバの処理例を示すフローチャートであり、図23(C)は電源装置の処理例を示すフローチャートである。 図24(A)〜(C)は、第7の実施形態による電源システムを説明するための図である。 図25(A)は管理サーバの処理例を示すフローチャートであり、図25(B)は電源装置の処理例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。電源システムは、電源装置100及びサーバ300を有する。電源装置100は、直流(DC)−直流(DC)電源装置であり、コンデンサ寿命診断装置を含む。電源装置100は、直流電源111、nチャネル電界効果トランジスタ112、トランス113、ダイオード116,117、インダクタ118、電解コンデンサ119、電流検出部120、及び電圧検出部121を有する。さらに、電源装置100は、コンデンサ寿命診断装置として、アラーム出力部122、目標電圧部123、ゲイン部124、アナログデジタル変換器125、ローパスフィルタ126、ゲイン部127、アナログデジタル変換器128、及びマイコン129を有する。
トランス113は、一次巻線114及び二次巻線115を含む。電界効果トランジスタ112は、窒化ガリウム(GaN)の高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)が好ましいが、MOS電界効果トランジスタでもよい。HEMTは、高耐圧及び高速スイッチングの利点がある。電源装置100は、直流電源111の直流電圧を降圧し、降圧した直流電圧をサーバ300に電源電圧として供給する。なお、電源装置100は、サーバ300以外の電子機器に直流電圧を供給してもよい。また、電源装置100の前段として、AC電力をDC電力に変換するAC/DC電源回路が接続されていてもよい。
直流電源111は、例えば400Vの直流電圧を出力する。トランス113の一次巻線114は、直流電源111の正極端子及び電界効果トランジスタ112のドレイン間に接続される。電界効果トランジスタ112は、ゲートがマイコン129に接続され、ソースが直流電源111の負極端子に接続される。二次巻線115は、ダイオード116のアノード及びノードN2間に接続される。ノードN2は、グランド電位ノードである。ダイオード116のカソードは、ノードN1に接続される。ダイオード117は、アノードがノードN2に接続され、カソードがノードN1に接続される。インダクタ118は、ノードN1及びN3間に接続される。電解コンデンサ119は、ノードN2及びN3間に接続される。
トランス113は、一次巻線114の電圧を変圧し、変圧した電圧を二次巻線115に出力する。具体的には、一次巻線114に電圧が印加されると、二次巻線115には一次巻線114の電圧より低い電圧が発生する。ダイオード116及び117は、整流回路であり、二次巻線115の電圧を整流する。
インダクタ118及び電解コンデンサ119は、平滑化回路であり、ノードN1の電圧を平滑化し、平滑化した電圧を出力する。電解コンデンサ119の出力電圧は、例えば12Vの直流電圧であり、サーバ300に電源電圧として供給される。サーバ300は、電源装置100に対する負荷である。
電流検出部120は、電解コンデンサ119の出力電流Ioを検出する。電圧検出部121は、電解コンデンサ119の出力電圧Voを検出する。
ローパスフィルタ126は、出力電圧Voのうちのカットオフ周波数より高い周波数の成分を減衰させて出力する。ゲイン部127は、ローパスフィルタ126の出力電圧にゲインk1を乗じた電圧を出力する。アナログデジタル変換器128は、ゲイン部127の出力電圧をアナログからデジタルに変換し、デジタル出力電圧Vd1をマイコン129に出力する。
目標電圧部123は、目標電圧Vtを出力する。目標電圧Vtは、例えば12Vである。ゲイン部124は、目標電圧Vtにゲインk2を乗じた電圧を出力する。アナログデジタル変換器125は、ゲイン部124の出力電圧をアナログからデジタルに変換し、デジタル目標電圧Vd2をマイコン129に出力する。
マイコン129は、コンピュータであり、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)131、タイマ132、ROM133及びRAM134を有する。DSP131は、デジタル信号処理を行う。タイマ132は、タイマ値のカウントを行う。ROM133は、プログラム等を記憶する。RAM134は、DSP131のワーキング領域である。DSP131は、ROM133内のプログラムを実行することにより、各種処理を行う。
電界効果トランジスタ112のゲートには、高周波数パルスのゲート電圧Vgが入力される。マイコン129は、デジタル出力電圧Vd1に応じて、電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのパルス幅を制御する。具体的には、マイコン129は、デジタル出力電圧Vd1がデジタル目標電圧Vd2より低ければ電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのパルス幅を広くし、デジタル出力電圧Vd1がデジタル目標電圧Vd2より高ければ電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのパルス幅を狭くする。これにより、電解コンデンサ119の出力電圧Voが目標電圧Vt(例えば12V)になるようなフィードバック制御が行われる。
また、マイコン129は、デジタル出力電圧Vd1を基に、電解コンデンサ119の寿命を診断し、電解コンデンサ119の寿命を示す信号をアラーム出力部122に出力する。
図2は、マイコン129がプログラムを実行することによる機能を示すブロック図である。マイコン129は、プログラムのモジュールとして、減算部201、補償器202、パルス幅変調(PWM)部203、及びリンギング評価部204を有する。減算部201は、デジタル目標電圧Vd2からデジタル出力電圧Vd1を減算し、その減算結果を出力する。補償器202は、減算部201の出力値を基に、デューティ比を演算する。以下、図3(A)を参照しながら、デューティ比について説明する。
図3(A)は、電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのパルス波形を示す図である。時間T1は、ゲート電圧Vgの周期であり、例えば10μsである。すなわち、時間T1は、電界効果トランジスタ112のスイッチング周期である。時間T1は、ハイレベル時間Tonとローレベル時間Toffの合計時間である。ハイレベル時間Tonでは、電界効果トランジスタ112はオンし、ローレベル時間Toffでは、電界効果トランジスタ112はオフする。ゲート電圧Vgのデューティ比は、Ton/T1である。補償器202は、デューティ比演算部であり、ゲート電圧Vgのデューティ比を演算する。PWM部203は、補償器202が出力するデューティ比を基に、パルス幅変調したゲート電圧Vgを電界効果トランジスタ112のゲートに出力する。これにより、マイコン129は、デジタル出力電圧Vd1がデジタル目標電圧Vd2に近づくように、ゲート電圧Vgを生成する。また、補償器202は、出力電圧Voの平均値である平均出力電圧Vaをリンギング評価部204に出力する。
図3(B)は、電解コンデンサ119の出力電圧Voの波形を示す図である。出力電圧Voは、目標電圧Vtを中心に、リップルRp及びスイッチングノイズNsを含む。リップルRpの周期T1は、図3(A)のスイッチング周期T1と同じである。リップルRpは、電界効果トランジスタ112のスイッチング周期T1と同じ周期のノイズであり、約数十mVである。スイッチングノイズNsは、電界効果トランジスタ112のスイッチング周期T1より短い周期のノイズであり、約数百mVである。
図3(C)は、電解コンデンサ119の負荷(サーバ300)が急変した場合の電解コンデンサ119の出力電流Ioの波形を示す図である。例えば、負荷が軽くなると、出力電流Ioが小さくなる。
図3(D)は、図3(C)の負荷急変に伴う電解コンデンサ119の出力電圧Voの変化を示す波形図であり、制御が安定している場合の出力電圧Voの応答例を示す。応答時間Trは、例えば2msであり、出力電圧Voの平均が目標電圧Vtで安定するまでの時間である。負荷が急変すると、出力電圧Voも急変する。その場合、マイコン129がゲート電圧Vgを制御することにより、出力電圧Voは、目標電圧Vtに収束する。負荷急変に対する電圧変動量301は、負荷急変が起きた時の電圧変動の最大値である。
図3(E)は、図3(C)の負荷急変に伴う電解コンデンサ119の出力電圧Voの変化を示す波形図であり、制御が不安定である場合の出力電圧Voの応答例を示す。制御が不安定である場合、出力電圧Voは、リンギングRgを含む。リンギングRgは、図3(A)の電界効果トランジスタ112のスイッチング周期T1より長い周期T2のノイズである。
図4(A)は、電解コンデンサ119の構造例を示す図である。電解コンデンサ119は、陽極箔401、誘電体(Al23)402、電解液403、電解紙404、及び陰極箔405を有する。
図4(B)は、電解コンデンサ119の等化回路を示す図である。電解コンデンサ119は、インダクタ411、ダイオード412、コンデンサ413、抵抗414、抵抗415、ダイオード416、コンデンサ417、抵抗418、及びインダクタ419を有する。抵抗415は、等化直列抵抗(ESR)である。
図4(C)は、時間経過に対する電解コンデンサ119の容量特性421及びESR415の抵抗特性422を示す図であり、85℃負荷試験の結果を示す。容量特性421は、時間経過に従い、電解液403の蒸発により、陽極箔401及び陰極箔405の有効面積が減少するため、電解コンデンサ119の容量値が減少する。ESR415の抵抗特性422は、時間経過に従い、電解液403の蒸発により、陽極箔401及び陰極箔405の有効面積が減少し、電解液403の組成変化によって移動度が低下するため、ESR415の抵抗値が増加する。電解コンデンサ119の寿命時には、電解コンデンサ119の容量特性421では容量値が数十%減少し、ESR415の抵抗特性422では抵抗値が数倍増加する。電解コンデンサ119の寿命時には、電解コンデンサ119の容量特性421の変化は比較的小さく、ESR415の抵抗特性422の変化は比較的大きい。したがって、電解コンデンサ119が劣化すると、電解コンデンサ119の容量特性421の変化よりも、ESR415の抵抗特性422の変化の方が大きい。
図5(A)〜(C)は、アナログデジタル変換器125及び128を用いずに、補償器202がアナログ制御の補償器である場合のESR415の増加の影響を説明するための図である。図5(A)は、電源装置100の出力部の等化回路を示す図である。電解コンデンサ119は、ESR415を有する。ESR415は、時間経過に従い、抵抗値が増加する。抵抗501,502及びコンデンサ503は、図1のローパスフィルタ126に対応する。負荷抵抗504は、図1のサーバ300に対応する。
図5(B)は電源装置100の周波数に対するゲインの特性を示す図であり、図5(C)は電源装置100の周波数に対する位相の特性を示す図である。特性511〜514は、ESR415の抵抗値が異なる場合の特性である。特性511から特性514に向かって、ESR415の抵抗値が大きくなる。ゼロクロス周波数は、ゲインが0になる周波数である。周波数f1は、特性511のゼロクロス周波数である。周波数f2は、特性514のゼロクロス周波数である。ゼロクロス周波数より低周波数側では、電源装置100は応答可能であり、ゼロクロス周波数より高周波数側では、電源装置100は応答不可能である。電界効果トランジスタ112は、スイッチング周波数が100kHzであり、スイッチング周期T1が10μsである。ローパスフィルタ126は、カットオフ周波数がf3であり、カットオフ周波数f3より高周波数の成分を減衰させる。ESR415の抵抗値が大きくなるほど、ゲインが増加し、ゼロクロス周波数が高周波数側にシフトする。ESR415の抵抗値が小さい特性511では、ゼロクロス周波数f1における位相は約−165度であり、−180度に近いため、制御が不安定である。位相が−180度を超えると、発振する。これに対し、ESR415の抵抗値が大きい特性514では、ゼロクロス周波数f2における位相は約−90度であり、−180度から離れているため、制御が安定である。
図6(A)〜(C)は、図1及び図2の電源装置100のESR415の増加の影響を説明するための図である。アナログデジタル変換器125及び128が設けられ、補償器202は、デジタル制御の補償器である。図6(A)は、マイコン129のデジタル制御を示す図である。マイコン129は、第1のスイッチング周期(10μs)内のデジタル出力電圧SMPを基にデューティ比を演算し、最短でも、次周期である第2のスイッチング周期におけるゲート電圧Vgのパルス幅を制御する。そのため、むだ時間T3が発生し、制御周波数で位相が360度(10μs)遅れる。
図6(B)は電源装置100の周波数に対するゲインの特性を示す図であり、図6(C)は電源装置100の周波数に対する位相の特性を示す図である。特性601及び602は、ESR415の抵抗値が異なる場合の特性である。特性601はESR415の抵抗値が小さい場合の特性であり、特性602はESR415の抵抗値が大きい場合の特性である。周波数f4は、特性601のゼロクロス周波数である。周波数f5は、特性602のゼロクロス周波数である。ESR415の抵抗値が大きくなるほど、ゲインが増加し、ゼロクロス周波数が高周波数側にシフトする。ESR415の抵抗値が小さい特性601では、ゼロクロス周波数f4における位相は約−90度であり、−180度から離れているため、制御が安定である。これに対し、ESR415の抵抗値が大きい特性602では、ゼロクロス周波数f5における位相は約−150度であり、−180度に近いため、制御が不安定である。
電界効果トランジスタ112は、スイッチング周波数が100kHzであり、スイッチング周期T1が10μsである。ローパスフィルタ126は、カットオフ周波数がf3であり、カットオフ周波数f3より高周波数の成分を減衰させる。カットオフ周波数f3は、スイッチング周波数(100kHz)より低いので、ローパスフィルタ126は、図3(B)のリップルRp及びスイッチングノイズNsを除去し、ゼロクロス周波数からカットオフ周波数f3までの間の周波数のリンギングRg(図3(E))を通過させる。
図7(A)〜(D)は電解コンデンサ119の出力電圧Voの波形を示す図であり、図7(E)〜(H)はローパスフィルタ126の出力電圧の波形を示す図である。図7(A)及び(E)は、ESR415の抵抗値が初期抵抗値である場合の電圧を示す。図7(B)及び(F)は、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の2倍である場合の電圧を示す。図7(C)及び(G)は、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の3倍である場合の電圧を示す。図7(D)及び(H)は、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の4倍である場合の電圧を示す。
図7(A)〜(D)に示すように、電解コンデンサ119の出力電圧Voは、図3(B)のリップルRp及びスイッチングノイズNs並びに図3(E)のリンギングRgを含む。ローパスフィルタ126は、リップルRp及びスイッチングノイズNsを除去し、リンギングRgを通過させる。その結果、図7(E)〜(H)に示すように、ローパスフィルタ126の出力電圧は、図3(B)のリップルRp及びスイッチングノイズNsを含まず、図3(E)のリンギングRgを含む。ESR415の抵抗値が大きくなるほど、リンギングRgが大きくなる。
図7(D)及び(H)に示すように、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の4倍になると、リンギングRgが顕著化し、電圧が収束しにくくなるが、出力電圧Voの変動のスペック(例えば12±5%=±600mV)は満たしている。ただし、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の5倍になると、電源装置100は発振し、電解コンデンサ119は保証スペックを外れ、寿命となる。
図2において、ローパスフィルタ126はリップルRpを除去するので、リンギング評価部204は、リップルRpを基に、電解コンデンサ119の寿命を診断することができない。そこで、リンギング評価部204は、補償器202から平均出力電圧Vaを入力し、デジタル出力電圧Vd1内のリンギングRgを評価し、リンギングRgが大きくなった時点で、電解コンデンサ119の寿命を示す信号をアラーム出力部122に出力する。アラーム出力部122は、発光ダイオード(LED)によりアラーム点灯し、ディスプレイによりアラーム表示し、スピーカによりアラーム音を鳴らすことができる。これにより、電源装置100が故障する前に、電源装置100の交換時期を通知することができる。
図8は、図2のリンギング評価部204の例を示す図である。図9は、デジタル出力電圧Vd1の波形を示す図であり、負荷変動により出力電流Ioが−30%変動した場合を示す。デジタル出力電圧901aは、ESR415の抵抗値が初期抵抗値である場合のデジタル出力電圧Vd1である。デジタル出力電圧901bは、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の2倍である場合のデジタル出力電圧Vd1である。デジタル出力電圧901cは、ESR415の抵抗値が初期抵抗値の4倍である場合のデジタル出力電圧Vd1である。
平均部801は、補償器202から1周期前の平均出力電圧Vaを取得し、平均出力電圧Vaを減算部802に出力する。なお、平均部801は、デジタル出力電圧Voの平均値出力電圧Vaを演算し、平均値出力電圧Vaを減算部802に出力してもよい。減算部802は、デジタル出力電圧Vd1から平均出力電圧Vaを減算し、その減算結果を絶対値部803に出力する。なお、減算器802がデジタル出力電圧Vd1を取り込む周期を、スイッチング周期T1の10倍にすることにより、リンギング評価部204の処理を軽減することができる。また、スイッチング周期T1の10倍にしても、高精度でリンギングを検出することができる。絶対値部803は、減算部802の出力値の絶対値を電圧変動ΔVとして出力する。比較部804は、電圧変動ΔVと第1の閾値TH1とを比較する。電圧変動ΔVが第1の閾値TH1より大きくなった時点で、平均部801は、補償器202から1周期前の平均出力電圧Vaを取り込む。
また、電圧変動ΔVが第1の閾値TH1より大きい場合には、カウンタ809は、カウンタ値をリセットし、タイマ810は、タイマ値820のカウントを開始し、最大値検出部805は、電圧変動ΔVの最大値を検出し、その検出した最大値を第2の閾値部806に出力する。例えば、タイマ810は、デジタル出力電圧901bの場合にはタイマ値820bのカウントを開始し、デジタル出力電圧901cの場合にはタイマ値820cのカウントを開始する。第2の閾値部806は、電圧変動ΔVの最大値に係数(例えば0.5)を乗算した値を第2の閾値TH2として出力する。例えば、第2の閾値TH2bは、デジタル出力電圧901bの場合の第2の閾値TH2であり、第2の閾値TH2cは、デジタル出力電圧901cの場合の第2の閾値TH2である。
比較部807は、電圧変動ΔVと第2の閾値TH2とを比較する。エッジ検出部808は、電圧変動ΔVと第2の閾値TH2との大小関係が逆転する時点の電圧変動ΔVの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出する。カウンタ808は、最大値検出部805が最大値を検出した後、エッジ検出部808が検出した立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの数をカウントする。
比較部811は、タイマ810のタイマ値820と第3の閾値TH3とを比較する。第3の閾値TH3は、応答時間である。カウンタ809は、タイマ810のタイマ値820が第3の閾値TH3より大きくなると、カウントを停止する。例えば、カウンタ809のカウンタ値は、デジタル出力電圧901bの場合には1回であり、デジタル出力電圧901cの場合には10回である。
比較部812は、カウンタ809のカウンタ値が第4の閾値TH4より大きい場合には、電解コンデンサ119の寿命を示す信号をアラーム出力部122に出力する。第4の閾値TH4は、例えば5回である。比較部812は、デジタル出力電圧901bの場合にはカウンタ809のカウンタ値(1回)が第4の閾値TH4(5回)より小さいので、電解コンデンサ119が劣化していないことを示す信号を出力する。また、比較部812は、デジタル出力電圧901cの場合にはカウンタ809のカウンタ値(10回)が第4の閾値TH4(5回)より大きいので、電解コンデンサ119が劣化していることを示す信号を出力する。アラーム出力部122は、電解コンデンサ119が劣化していることを示す信号を入力すると、電源装置100の交換を促すためのアラームを通知する。これにより、リンギング評価部204は、電解コンデンサ119の寿命を高精度で診断することができる。
図10(A)は、リンギング評価部204の処理例を示すフローチャートであり、コンデンサ寿命診断方法を示す。ステップS1001では、リンギング評価部204は、電圧変動フラグの値を判定する。ここで、電圧変動フラグの初期値は0である。リンギング評価部204は、電圧変動フラグの値が0である場合には、ステップS1002に処理を進める。ステップS1002では、平均部801は、平均出力電圧Vaを取得する。次に、ステップS1003では、減算部802及び絶対値部803は、電圧変動ΔVを計算し、ステップS1004に処理を進める。
図10(B)は、ステップS1003の電圧変動ΔVの計算処理を示すフローチャートである。ステップS1021では、減算部802は、アナログデジタル変換器128からデジタル出力電圧Vd1を取得する。次に、ステップS1022では、リンギング評価部204は、変数ΔVoldに電圧変動ΔVを代入する。減算部802は、デジタル出力電圧Vd1から平均出力電圧Vaを減算する。絶対値部803は、その減算の結果の絶対値を電圧変動ΔVとして演算する。
図10(A)において、ステップS1004では、比較部804は、電圧変動ΔVが第1の閾値TH1未満である場合には、ステップS1001に処理を戻す。その後、ステップS1004において、比較部804は、電圧変動ΔVが第1の閾値TH1以上である場合には、ステップS1005に処理を進める。ステップS1005では、リンギング評価部204は、最大値取得フラグを1にセットし、電圧変動フラグを1にセットし、タイマ810のタイマ値820を0にリセットし、タイマ810のタイマ値820のカウントをスタートさせ、カウンタ809のカウンタ値を0にリセットする。その後、リンギング評価部204は、ステップS1001に処理を戻す。
ステップS1001では、リンギング評価部204は、電圧変動フラグが1であるので、ステップS1006に処理を進める。ステップS1006では、リンギング評価部204は、最大値取得フラグの値が1であるので、ステップS1007に処理を進める。ステップS1007では、減算部802及び絶対値部803は、上記の図10(B)の処理を行うことにより、電圧変動ΔVを計算する。次に、ステップS1008では、最大値検出部805は、電圧変動ΔVが増加中である場合には、ステップS1001に処理を戻す。その後、ステップS1008において、最大値検出部805は、電圧変動ΔVの増加が終了した場合には、ステップS1009に処理を進める。ステップS1009では、最大値検出部805は、その増加終了前の電圧変動ΔVoldを最大値として検出する。次に、第2の閾値部806は、最大値ΔVoldに係数αを乗算することにより、第2の閾値TH2を演算する。係数αは、0より大きくかつ1より小さい値であり、例えば0.5である。次に、リンギング評価部204は、最大値取得フラグを0にリセットする。その後、リンギング評価部204は、ステップS1001に処理を戻す。
その後、ステップS1006では、リンギング評価部204は、最大値取得フラグの値が0であるので、ステップS1010に処理を進める。ステップS1010では、比較部811は、タイマ810のタイマ値820が第3の閾値TH3未満である場合には、ステップS1011に処理を進める。ステップS1011では、減算部802及び絶対値部803は、上記の図10(B)の処理を行うことにより、電圧変動ΔVを計算する。次に、ステップS1012では、比較部807は、電圧変動ΔVと第2の閾値TH2との大小関係が逆転したか否かを判定し、逆転した場合にはステップS1013に処理を進め、逆転しない場合にはステップS1014に処理を進める。ステップS1013では、カウンタ809は、カウント値に1を加算し、ステップS1014に処理を進める。ステップS1014では、比較部812は、カウンタ809のカウンタ値が第4の閾値TH4以下である場合には、ステップS1001に処理を戻す。
その後、ステップS1014では、比較部812は、カウンタ809のカウンタ値が第4の閾値TH4より大きい場合には、ステップS1015に処理を進める。ステップS1015では、比較部812は、電解コンデンサ119が劣化したことを示す信号をアラーム出力部122に出力する。すると、アラーム出力部122は、アラームを通知する。リンギング評価部204は、電圧変動フラグを0にリセットし、ステップS1001に処理を戻す。
ステップS1010では、比較部811は、タイマ810のタイマ値820が第3の閾値TH3以上である場合には、ステップS1016に処理を進める。ステップS1016では、リンギング評価部204は、電解コンデンサ119が劣化していないので、電圧変動フラグを0にリセットし、ステップS1001に処理を戻す。
以上のように、処理部801〜811は、リンギング検出部であり、電解コンデンサ119の出力電圧Voの変動に伴う電解コンデンサ119のデジタル出力電圧Vd1のリンギングRgの数を検出する。具体的には、カウンタ809は、電解コンデンサ119の負荷(サーバ300)の変動に伴う電解コンデンサ119のデジタル出力電圧Vd1のリンギングRgの数を検出する。比較部812は、生成部であり、カウンタ809により検出されたリンギングRgの数を基に、電解コンデンサ119の寿命を示す信号を生成する。具体的には、比較部812は、リンギングRgの数が第5の閾値TH5より多い場合には、電解コンデンサ119の寿命を示す信号を生成する。
電界効果トランジスタ112は、電解コンデンサ119に電力を供給するスイッチである。リンギングRgの周期は、電界効果トランジスタ112のスイッチング周期T1より長い。ローパスフィルタ126は、電解コンデンサ119の出力電圧Voのうちの電界効果トランジスタ112のスイッチング周期T1のリップルRpを減衰させる。アナログデジタル変換器128は、ローパスフィルタ126の出力電圧をアナログからデジタルに変換し、デジタル出力電圧Vd1を出力する。
(第2の実施形態)
図11は、第2の実施形態によるリンギング評価部204(図2)の例を示す図である。図11のリンギング評価部204は、図8のリンギング評価部204に対して、エッジ検出部808、カウンタ809及び比較部811を削除したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
図12は、図9に対応し、デジタル出力電圧Vd1の波形を示す図であり、負荷変動により出力電流Ioが−30%変動した場合を示す。タイマ810は、電圧変動ΔVが第1の閾値TH1より大きくなると、タイマ値820のカウントを開始し、電圧変動ΔVが第2の閾値TH2より大きい状態から電圧変動ΔVが第2の閾値TH2より小さい状態に変化すると、タイマ値820のカウントを停止する。例えば、タイマ810のカウント値820は、デジタル出力電圧901bの場合には0.8msであり、デジタル出力電圧901cの場合には0.3msである。
比較部812は、タイマ810のタイマ値820が第5の閾値TH5より小さい場合には、電解コンデンサ119の寿命を示す信号をアラーム出力部122に出力する。第5の閾値TH5は、例えば0.5msである。比較部812は、デジタル出力電圧901bの場合にはタイマ810のタイマ値820(0.8ms)が第5の閾値TH5(0.5ms)より大きいので、電解コンデンサ119が劣化していないことを示す信号を出力する。また、比較部812は、デジタル出力電圧901cの場合にはタイマ810のタイマ値820(0.3ms)が第5の閾値TH5(0.5ms)より小さいので、電解コンデンサ119が劣化していることを示す信号を出力する。アラーム出力部122は、電解コンデンサ119が劣化していることを示す信号を入力すると、電源装置100の交換を促すためのアラームを通知する。これにより、リンギング評価部204は、電解コンデンサ119の寿命を高精度で診断することができる。
図13は、リンギング評価部204の処理例を示すフローチャートであり、コンデンサ寿命診断方法を示す。図13のフローチャートは、図10(A)のフローチャートに対して、ステップS1005及びS1010〜S1016の代わりに、ステップS1305及びS1311〜S1316を設けたものである。以下、図13が図10(A)と異なる点を説明する。
ステップS1004では、比較部804は、電圧変動ΔVが第1の閾値TH1以上である場合には、ステップS1305に処理を進める。ステップS1305では、リンギング評価部204は、最大値取得フラグを1にセットし、電圧変動フラグを1にセットし、タイマ810のタイマ値820を0にリセットし、タイマ810のタイマ値820のカウントをスタートさせる。その後、リンギング評価部204は、ステップS1001に処理を戻す。
ステップS1006では、リンギング評価部204は、最大値取得フラグの値が0である場合には、ステップS1311に処理を進める。ステップS1311では、減算部802及び絶対値部803は、上記の図10(B)の処理を行うことにより、電圧変動ΔVを計算する。次に、ステップS1312では、比較部807は、電圧変動ΔVが第2の閾値TH2以上である場合には、ステップS1001に処理を戻す。その後、ステップS1312では、比較部807は、電圧変動ΔVが第2の閾値TH2未満である場合には、ステップS1313に処理を進める。ステップS1313では、タイマ810は、タイマ値820のカウントを停止する。
次に、ステップS1314では、比較部812は、タイマ810のタイマ値820が第5の閾値TH5以上である場合には、ステップS1316に処理を進める。ステップS1316では、リンギング評価部204は、電解コンデンサ119が劣化していないので、電圧変動フラグを0にリセットし、ステップS1001に処理を戻す。
また、ステップS1314では、比較部812は、タイマ810のタイマ値820が第5の閾値TH5未満である場合には、ステップS1315に処理を進める。ステップS1315では、比較部812は、電解コンデンサ119が劣化したことを示す信号をアラーム出力部122に出力する。すると、アラーム出力部122は、アラームを通知する。リンギング評価部204は、電圧変動フラグを0にリセットし、ステップS1001に処理を戻す。
以上のように、処理部801〜807及び810は、リンギング検出部であり、リンギングRgが第1の閾値(第1の値)TH1より大きくなってから、リンギングRgがリンギングRgの最大値に基づく第2の閾値(第2の値)TH2より小さくなるまでの時間をタイマ値820として検出する。比較部812は、検出された時間のタイマ値820が第5の閾値TH5より短い場合には、電解コンデンサ119の寿命を示す信号を生成する。
なお、タイマ810は、リンギングRgの周期を検出してもよい。その場合、比較部812は、リンギングRgの周期が第5の閾値TH5より短い場合には、電解コンデンサ119の寿命を示す信号を生成する。
(第3の実施形態)
図14(A)は、第3の実施形態による電源装置100の一部を示す図である。図14(A)の電源装置100は、図2の電源装置100に対して、ローパスフィルタ1401、ゲイン部1402、アナログデジタル変換器1403、タイマ1404、縮小率計算部1405、及びデューティ比変更部1406を追加したものである。タイマ1404、縮小率計算部1405、及びデューティ比変更部1406は、マイコン129がプログラムを実行することにより処理される機能である。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
第1及び第2の実施形態では、リンギング評価部204は、負荷急変に対する電圧変動のリンギングRgを評価したが、定常的に一定出力電圧で動作する場合にはリンギングRgの評価が困難である。本実施形態では、マイコン129は、図14(B)に示すように、安定動作中に電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのパルス幅(デューティ比)を1パルスだけ強制的に変更し、負荷急変と同等の出力電圧変動を発生させる。ただし、デューティ比の変化量は、出力電流Ioとその時点でのデューティ比を基に、負荷(サーバ300)の要求スペックを逸脱しないように決定する。
ローパスフィルタ1401は、図1の電流検出部120により検出された出力電流Ioのうちのカットオフ周波数より高い周波数の成分を減衰させて出力する。ゲイン部1402は、ローパスフィルタ1401の出力電流にゲインk1を乗じた電流を出力する。アナログデジタル変換器1403は、ゲイン部1402の出力電流をアナログからデジタルに変換し、デジタル出力電流をマイコン129に出力する。
縮小率計算部1405は、アナログデジタル変換器1403が出力するデジタル出力電流及び補償器202が出力するデューティ比を基に、ゲート電圧Vgのパルス幅の縮小率βを計算する。デューティ比変更部1406は、補償器202が出力するデューティ比に対して、縮小率βを基に1パルスだけパルス幅を縮小するようにデューティ比を変更する。PWM部203は、デューティ比変更部1406が出力するデューティ比を基に、図14(B)に示すように、1パルスだけパルス幅が縮小されたゲート電圧Vgを出力する。
図15(A)は、デューティ比変更部1406が出力するデューティ比に相当する電圧1501〜1503を示す図である。電圧1501は、出力電流Ioが10Aである場合の電圧である。電圧1502は、出力電流Ioが20Aである場合の電圧である。電圧1503は、出力電流Ioが30Aである場合の電圧である。デューティ比変更部1406は、パルス幅を縮小するため、期間1504だけデューティ比に相当する電圧1501〜1503を低くする。
図15(B)は、電解コンデンサ119の出力電圧1511〜1513の波形を示す図である。出力電圧1511は、出力電流Ioが10Aである場合の出力電圧Voである。出力電圧1512は、出力電流Ioが20Aである場合の出力電圧Voである。出力電圧1513は、出力電流Ioが30Aである場合の出力電圧Voである。図15(A)に示すデューティ比に相当する電圧1501〜1503が低くなると、図15(B)に示す出力電圧1511〜1513も低くなる。これにより、出力電圧1511〜1513は、負荷急変の場合と同様に、変動する。
図15(C)は、ローパスフィルタ126が出力する電圧1521〜1523の波形を示す図である。電圧1521は、出力電流Ioが10Aである場合のローパスフィルタ126の出力電圧である。出力電圧1522は、出力電流Ioが20Aである場合のローパスフィルタ126の出力電圧である。出力電圧1523は、出力電流Ioが30Aである場合のローパスフィルタ126の出力電圧である。図15(A)に示すデューティ比に相当する電圧1501〜1503が低くなると、図15(C)に示す電圧1521〜1523も低くなる。
なお、パルス幅を縮小するパルス数は、1個に限定されず、連続する複数個のパルスのパルス幅を縮小してもよい。また、パルス幅を縮小する代わりに、パルス幅を拡大してもよい。
電源装置100は、n周期だけデューティ比をβ倍すると、出力電力P1から出力電力P2に減少する。その電力変動ΔPは、次式(1)により表される。
ΔP=P1−P2=n×(1−β)×P1 ・・・(1)
図15(A)〜(C)は、n=1及びβ=1/4の場合を示す。nが小さければ、補償器202は応答しないため、足りない電流は電解コンデンサ119から引き抜かれる。また、出力電圧Voの電圧変動ΔVは、電解コンデンサ119の容量値C、ESR415の抵抗値R、出力電圧Vo、周期T1を基に一次近似すると、次式(2)で表される。
ΔV=Vo−√[Vo2−{(2/C)×(1−β)×P1×n×T1}]
+R×(1−β)×P1/Vo ・・・(2)
この電圧変動ΔVが電源装置100の規格内に収まるように、パルス数n及び縮小率βを決定することにより、負荷(サーバ300)に影響を与えずに、電解コンデンサ119の劣化を評価することができる。
図16は、縮小率βの決定方法を説明するための図であり、出力電流Ioが10A、20A、30A及び40Aの場合のESR415の抵抗値に対する電圧変動ΔVの関係を示す。例えば、電源装置100は、電圧変動ΔVの絶対値が600mV以下であることのスペックと、ESR415の抵抗値が20mΩ以下であることのスペックが要求されている。このスペックを満たすように、縮小率βを決める必要がある。例えば、定常時の出力電流Ioが20Aの場合には、縮小率βを1/4以上の値に決定すればよい。この場合、デューティ比変更部1406は、例えば、デューティ比を40%から10%に変更する。これにより、負荷(サーバ300)に影響を与えずに、電解コンデンサ119の劣化(ESR415の劣化)を評価することができる。また、出力電流Ioが20Aより大きいときには、縮小率βをさらに大きな値にすればよい。
図17(A)及び(B)は、マイコン129の処理例を示すフローチャートである。この処理は、一定時間(例えば1日)間隔で1回行われる。ステップS1701では、縮小率計算部1405は、補償器202からデューティ比Dを取得し、アナログデジタル変換器1403からデジタル出力電流を取得する。次に、ステップS1702では、縮小率計算部1405は、今回のデューティ比Dを基に、これまでの平均のデューティ比D_aveを計算する。次に、ステップS1703では、縮小率計算部1405は、平均デューティ比D_aveとデューティ比Dとの差分の絶対値を変動D_errとして演算する。次に、ステップS1704では、縮小率計算部1405は、変動D_errが閾値より大きい場合には、ステップS1705に処理を進め、変動D_errが閾値以下である場合には、ステップS1706に処理を進める。ステップS1705では、タイマ1404は、タイマ値T4を0にリセットし、タイマ値T4のカウントを開始する。その後、縮小率計算部1405は、出力電圧Voの電圧変動ΔVが大きいので、縮小率βを決定せずに、処理を終了する。これにより、出力電圧Voの変動が大きい場合にパルス幅を縮小し、出力電圧Voの電圧変動ΔVの絶対値が600mVのスペックを超えてしまうことを防止できる。
ステップS1706では、縮小率計算部1405は、タイマ値T4が安定時間以下である場合には、出力電圧Voの変動が未だ安定していないので、ステップS1701に処理を戻し、上記の処理を繰り返す。また、縮小率計算部1405は、タイマ値T4が安定時間より大きい場合には、出力電圧Voの変動が安定しているので、ステップS1711に処理を進める。
ステップS1711では、縮小率計算部1405は、補償器202から取得したデューティ比D及びアナログデジタル変換器1403から取得したデジタル出力電流を基に、スペックを満たす縮小率βを計算する。次に、ステップS1712では、デューティ比変更部1406は、デューティ比Dに縮小率βを乗算し、nパルス分のデューティ比を変更する。次に、ステップS1713では、PWM部203は、デューティ比変更部1406により変更されたデューティ比を基に、nパルス分のパルス幅が縮小されたゲート電圧Vgを出力する。これにより、出力電圧Voが変動するので、リンギング評価部204は、第1又は第2の実施形態と同様に、電解コンデンサ119の劣化を評価する。
以上のように、補償器202は、デューティ比演算部であり、電解コンデンサ119のデジタル出力電圧Vd1がデジタル目標電圧(目標値)Vd2に近づくように電界効果トランジスタ112のゲート電圧(制御パルス)Vgのデューティ比を演算する。デューティ比変更部1406及びPWM部203は、パルス生成部であり、補償器202により演算されたデューティ比を1パルス又は複数パルスだけ変更し、その変更されたデューティ比を基に電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgを生成する。リンギング評価部204は、上記のデューティ比の変更に伴う電解コンデンサ119のデジタル出力電圧Vd1のリンギングRgを検出する。
(第4の実施形態)
図18は、第4の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。電源システムは、管理サーバ1801と、複数のサーバ300と、複数の電源装置100とを有する。電源装置100及びサーバ300は、第1〜第3の実施形態のものと同様である。複数の電源装置100は、それぞれ、複数のサーバ300に接続される。管理サーバ1801は、複数のサーバ300を介して、複数の電源装置100の電解コンデンサ119の劣化を示す信号を入力し、その信号を基に電源装置100を制御する。
図6(B)に示したように、特性601は、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化していない場合の特性であり、ゲインが比較的小さい。これに対し、特性602は、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化している場合の特性であり、ゲインが比較的大きい。そこで、電解コンデンサ119が劣化し、ゲインが大きくなった場合には、補償器202の応答時間を遅くすることにより、ゲインを下げ、リンギングRgを小さくし、電解コンデンサ119の寿命を延命させることができる。そこで、管理サーバ1801は、電源装置100から電解コンデンサ119の劣化を示す信号を入力すると、電源装置100の補償器202のパラメータを変更することにより、補償器202の応答時間を遅くし、リンギングRgを低減させ、電源装置100(電解コンデンサ119)の寿命を延ばす。管理サーバ1801は、ESR415の抵抗値に対する補償器202のパラメータのテーブルを参照し、図8のカウンタ809が出力するリンギングRgの数又は図11のタイマ810のタイマ値820に応じて、補償器202のパラメータを変更する。管理サーバ1801は、電解コンデンサ119の劣化によりゲインが増加し、リンギングRgが大きくなった場合に、アラームを発生すると共に、補償器202のゲインを順次低下させて、次回の定期メンテナンスまで電源装置100を延命させる。
図19(A)は管理サーバ1801の処理例を示すフローチャートであり、図19(B)は電源装置100の処理例を示すフローチャートである。ステップS1911では、電源装置100は、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化している場合には、ステップS1912に処理を進め、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化していない場合には、図19(B)の処理を終了する。ステップS1912では、電源装置100は、電解コンデンサ119の劣化を示すアラーム情報を管理サーバ1801に送信する。
すると、ステップS1901では、管理サーバ1801は、そのアラーム情報を電源装置100から受信して取得する。次に、ステップS1902では、管理サーバ1801は、アラーム情報を基にアラームが発生したか否かを判定し、アラームが発生していない場合には図19(A)の処理を終了し、アラームが発生している場合には、ステップS1903に処理を進める。ステップS1903では、管理サーバ1801は、表示又は音声により、アラームを通知する。次に、ステップS1904では、管理サーバ1801は、ゲインを低下させるための補償器202のパラメータの切り替え信号を電源装置100に送信する。
すると、ステップS1913では、電源装置100は、そのパラメータ切り替え信号を受信して取得する。次に、ステップS1914では、電源装置100は、補償器202のパラメータを変更する。これにより、電源装置100のゲインが低下し、リンギングRgが低減し、電源装置100を延命させることができる。
以上のように、補償器202は、電解コンデンサ119のデジタル出力電圧Vd1がデジタル目標電圧Vd2に近づくように電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgのデューティ比を演算する。PWM部203は、パルス生成部であり、補償器202により演算されたデューティ比を基に電界効果トランジスタ112のゲート電圧Vgを生成する。管理サーバ1801は、制御部であり、電解コンデンサ119の寿命を示す信号が生成された場合には、補償器202の応答時間が遅くなるように制御する。これにより、電解コンデンサ119の寿命を延命させることができる。
(第5の実施形態)
図20(A)は、第5の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。電源システムは、管理サーバ1801及びサーバ群2001を有する。サーバ群2001は、複数の電源装置100a〜100d及び複数のサーバ300a〜300dを有する。複数の電源装置100a〜100dは、それぞれ、図1の電源装置100に対応し、複数のサーバ300a〜300dに電源電圧を供給する。管理サーバ1801は、複数のサーバ300a〜300dに複数の仮想マシンVMを割り当てる。
電源装置100a〜100dは、それぞれ、図8のカウンタ809が出力するリンギングRgの数又は図11のタイマ810のタイマ値820を、余命を示す信号として、管理サーバ1801に送信する。リンギングRgの数が多いほど電源装置100の余命が短く、タイマ値820が短いほど電源装置100の余命が短い。管理サーバ1801は、その電源装置100a〜100dの余命を示す信号に応じて、複数のサーバ300a〜300dに複数の仮想マシンVMを割り当てる。
例えば、図20(A)では、管理サーバ1801は、重負荷のためのサーバ300a〜300d内の仮想マシンVMの割り当て例を示す。図20(A)の状態の後、負荷が重負荷から軽負荷に切り替わると、管理サーバ1801は、図20(B)に示すように、消費電力削減のため、サーバ300a〜300dに対して仮想マシンVMを再割り当てする。この際、管理サーバ1801は、電源装置100の余命が短い電源装置100dから電源電圧が供給されるサーバ300d内の仮想マシンVMの数を3個から2個に減らす。すなわち、管理サーバ1801は、余命が短い電源装置100dから電源電圧が供給されるサーバ300dよりも、余命が長い電源装置100a〜100cから電源電圧が供給されるサーバ300a〜300cに対して優先的に、仮想マシンVMを割り当てる。これにより、信頼性が低い電源装置100dに対応するサーバ300dの使用頻度を減らすことができる。すると、電源装置100dの使用頻度が減り、電源装置100dの余命の減りを遅らせることができる。これにより、すべての電源装置100a〜100dの余命を平準化し、電源装置の交換コストを削減することができる。
図20(B)の状態の後、負荷が軽負荷から重負荷に切り替わると、管理サーバ1801は、図20(C)に示すように、消費電力削減のため、サーバ300a〜300dに対して仮想マシンVMを再割り当てする。この際、管理サーバ1801は、余命が短い電源装置100dから電源電圧が供給されるサーバ300d内の仮想マシンVMの数を2個から0個に減らす。すなわち、管理サーバ1801は、余命が短い電源装置100dから電源電圧が供給されるサーバ300dよりも、余命が長い電源装置100a〜100cから電源電圧が供給されるサーバ300a〜300cに対して優先的に、仮想マシンVMを割り当てる。サーバ300dに割り当てられる仮想マシンVMの数が0個になると、電源装置100d及びサーバ300dは、停止状態になり、余命が短い電源装置100dの交換が可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、余命が長い電源装置100a〜100cに対応するサーバ300a〜300cに優先的に仮想マシンVMを割り当てることにより、電源装置100a〜100dの余命の平準化が進み、電源装置の交換コストを削減することができる。
また、上記の仮想マシンVMの再割り当てを長期に渡って繰り返すことにより、余命が短くてメンテナンス優先度が高い電源装置100dに対応するサーバ300dは停止状態になる頻度が増加し、メンテナンスを実行する時に改めて、仮想マシンVMを移動したり、サーバ300dを停止する必要がなくなるため、メンテナンスコストを低減することができる。
また、サーバ300a〜300dをデータセンタとして使用するユーザにとっても、仮想マシンVMが動作中のサーバ300a,300bに対応する電源装置100a,100bの故障の可能性が低減され、信頼性を向上させることができる。また、信頼性を重視してより高い料金を支払ってくれるユーザの仮想マシンVMを余命が長い電源装置100a〜100cに対応するサーバ300a〜300cに優先的に割り当てることができる。また、余命が短い電源装置100dに対応するサーバ300dには、コストを重視して、仮想マシンVMの一時的な停止を容認するユーザの仮想マシンVMを割り当てることにより、過剰な冗長が排除され、データセンタ全体での損益向上に寄与する。
図21(A)はサーバ300a〜300dの処理例を示すフローチャートであり、図21(B)は管理サーバ1801の処理例を示すフローチャートであり、図21(C)は電源装置100a〜100dの処理例を示すフローチャートである。ステップS2121では、電源装置100a〜100dは、それぞれ、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化している場合には、ステップS2122に処理を進め、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化していない場合には、図21(C)の処理を終了する。次に、ステップS2122では、電源装置100a〜100dは、それぞれ、電解コンデンサ119の余命を示すアラーム情報を管理サーバ1801に送信する。
すると、ステップS2111では、管理サーバ1801は、そのアラーム情報を電源装置100a〜100dから受信して取得する。次に、ステップS2112では、管理サーバ1801は、その取得した電源装置100a〜100dのアラーム情報を集約する。次に、ステップS2113では、管理サーバ1801は、電源装置100a〜100dのアラーム情報を基に、余命順に電源装置100a〜100dをソートする。次に、ステップS2114では、管理サーバ1801は、余命が短い電源装置100dに対応するサーバ300dを仮想マシン退避対象サーバとして決定する。次に、ステップS2115では、管理サーバ1801は、仮想マシン退避対象サーバの情報をサーバ300a〜300dに送信する。
すると、ステップS2101では、サーバ300a〜300d内の仮想マシンハイパーバイザは、仮想マシン退避対象サーバの情報を受信して取得する。次に、ステップS2102では、サーバ300a〜300d内の仮想マシンハイパーバイザは、仮想マシン退避対象サーバの情報を基に、余命が長いサーバを退避先サーバとして決定する。次に、ステップS2103では、サーバ300a〜300d内の仮想マシンハイパーバイザは、仮想マシン退避対象サーバから退避先サーバに仮想マシンVMを移動する。これにより、余命が短い電源装置100dの使用頻度が減り、電源装置100dの余命の減りを遅らせることができる。なお、図21(A)の処理は、管理サーバ1801が行ってもよい。
以上のように、サーバ300a〜300dは、それぞれ、電源装置100a〜100dの電解コンデンサ119から電源電圧が供給される。サーバ300a〜300dは、それぞれ、管理サーバ1801の制御の下、電解コンデンサ119の寿命を示す信号に応じた数の仮想マシンVMを割り当てることができる。余命が短い電源装置100に対応するサーバ300は割り当てる仮想マシンVMの数が少ない又は0であり、余命が長い電源装置100に対応するサーバ300は割り当てる仮想マシンVMの数が多い。
(第6の実施形態)
図22(A)は、第6の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。電源システムは、管理サーバ1801、電源装置100a、サーバ300a、電源装置100b及びサーバ300bを有する。複数の電源装置100a及び100bは、それぞれ、図1の電源装置100に対応し、複数のサーバ300a及び300bに電源電圧を供給する。管理サーバ1801は、複数のサーバ300a及び300bに複数の仮想マシンVMを割り当てる。
電源装置100a及び100bは、それぞれ、図8のカウンタ809が出力するリンギングRgの数又は図11のタイマ810のタイマ値820を、余命を示す信号として、管理サーバ1801に送信する。管理サーバ1801は、その電源装置100a及び100bの余命を示す信号に応じて、複数のサーバ300a及び300bに複数の仮想マシンVMを割り当てる。
図22(A)に示すように、管理サーバ1801は、サーバ300a〜300dの仮想マシンVMを割り当てる。例えば、電源装置100aは、余命が長いことを示す信号を管理サーバ1801に送信する。電源装置100bは、余命が短いことを示す信号を管理サーバ1801に送信する。すると、管理サーバ1801は、図22(B)に示すように、余命が短い電源装置100bに対応するサーバ300bには、負荷変動が小さい仮想マシンVMを割り当て、余命が長い電源装置100aに対応するサーバ300aには、負荷変動が大きい仮想マシンVMを割り当るように制御する。余命が短い電源装置100bに対応するサーバ300bに負荷変動が小さい仮想マシンVMを集めることにより、電源装置100bの余命の減りを遅らせ、電源装置100a及び100bの余命を平準化し、保守回数を減らすことができる。なお、仮想マシンVMは、ジョブでもよい。
図23(A)はサーバ300a及び300bの処理例を示すフローチャートであり、図23(B)は管理サーバ1801の処理例を示すフローチャートであり、図23(C)は電源装置100a及び100bの処理例を示すフローチャートである。図23(A)のサーバ300a及び300bの処理は、図21(A)のサーバ300a〜300dの処理と異なる。図23(B)の管理サーバ1801の処理は、図21(B)の管理サーバ1801の処理と同じである。図23(C)の電源装置100a及び100bの処理は、図21(C)の電源装置100a〜100dの処理と同じである。以下、図23(A)〜(C)が図21(A)〜(C)と異なる点を説明する。
図23(A)のサーバ300a及び300bの処理を説明する。ステップS2301では、サーバ300a及び300b内の仮想マシンハイパーバイザは、それぞれ、各仮想マシンVMの負荷変動を監視する。次に、ステップS2302では、サーバ300a及び300b内の仮想マシンハイパーバイザは、それぞれ、負荷変動量順に、複数の仮想マシンVMをソートする。次に、ステップS2303では、サーバ300a及び300b内の仮想マシンハイパーバイザは、ステップS2115で送信された仮想マシン退避対象サーバの情報を受信して取得する。次に、ステップS2304では、サーバ300a及び300b内の仮想マシンハイパーバイザは、それぞれ、仮想マシン退避対象サーバの情報を基に、余命が短い電源装置100bのサーバ300b及び余命が長い電源装置100aのサーバ300aを決定する。次に、ステップS2305では、サーバ300a及び300b内の仮想マシンハイパーバイザは、余命が短い電源装置100bのサーバ300bから余命が長い電源装置100aのサーバ300aに負荷変動が大きい仮想マシンVMを移動し、余命が長い電源装置100aのサーバ300aから余命が短い電源装置100bのサーバ300bに負荷変動が小さい仮想マシンVMを移動する。これにより、電源装置100bの余命の減りを遅らせ、電源装置100a及び100bの余命を平準化し、保守回数を減らすことができる。なお、図23(A)の処理は、管理サーバ1801が行ってもよい。
以上のように、サーバ300a及び300bは、それぞれ、電源装置100a及び100bの電解コンデンサ119から電源電圧が供給される。サーバ300a及び300bは、電解コンデンサ119の寿命を示す信号に応じて仮想マシンVMを割り当てる。
(第7の実施形態)
図24(A)は、第7の実施形態による電源システムの構成例を示す図である。電源システムは、ラック2401を有する。ラック2401は、管理サーバ1801、複数のサーバ300、及び集合電源2402を有する。集合電源2402は、複数の電源装置100を有し、複数のサーバ300に並列に電源電圧を供給する。
図24(B)は、制御前の電源装置100a〜100dの出力電圧Voを示す図である。集合電源2402は、複数の電源装置100a〜100dを有する。電源装置100aは、余命が長い電源装置100である。電源装置100bは、余命が長い電源装置100である。電源装置100cは、余命が短い電源装置100である。電源装置100dは、余命が長い電源装置100である。電源装置100a〜100dは、上記のように、負荷変動に応じて制御された出力電圧Voを出力する。その結果、電源装置100a〜100dの出力電圧Voは、全て略同じになる。
図24(C)は、制御後の電源装置100a〜100dの出力電圧Voを示す図である。管理サーバ1801は、複数の電源装置100a〜100dの中で余命が短い電源装置100cの出力電圧Voが一定になるように、電源装置100cの動作モードを制御する。本実施形態では、余命が短い電源装置100cは一定出力動作させ、余命が長い電源装置100a,100b,100dに負荷変動分の電力供給を行わせる。これにより、電源装置100cの余命の減りを遅らせ、電源装置100a〜100dの余命を平準化し、保守回数を減らすことができる。
図25(A)は管理サーバ1801の処理例を示すフローチャートであり、図25(B)は電源装置100a〜100dの処理例を示すフローチャートである。ステップS2511では、電源装置100a〜100dは、それぞれ、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化している場合には、ステップS2512に処理を進め、電解コンデンサ119(ESR415)が劣化していない場合には、ステップS2513に処理を進める。ステップS2512では、電源装置100a〜100dは、それぞれ、電解コンデンサ119の余命を示すアラーム情報を管理サーバ1801に送信する。
すると、ステップS2501では、管理サーバ1801は、そのアラーム情報を電源装置100a〜100dから受信して取得する。次に、ステップS2502では、管理サーバ1801は、すべての電源装置100a〜100dのアラーム情報を集約する。次に、ステップS2503では、管理サーバ1801は、電源装置100a〜100dのアラーム情報を基に、余命順に電源装置100a〜100dをソートする。次に、ステップS2504では、管理サーバ1801は、最も余命が短い電源装置100cを出力固定電源として決定する。次に、ステップS2505では、管理サーバ1801は、出力固定電源である電源装置100cに出力固定情報を送信する。
すると、ステップS2513では、電源装置100a〜100dは、それぞれ、出力固定情報を受信した場合には、ステップS2514に処理を進め、出力固定情報を受信していない場合には、図25(B)の処理を終了する。例えば、電源装置100cは、出力固定情報を受信するので、ステップS2514に処理を進め、電源装置100a,100b,100dは、出力固定情報を受信しないので、図25(B)の処理を終了する。ステップS2514では、電源装置100cは、PWM部203が出力固定動作を行い、出力電圧Voを一定にする。
以上のように、管理サーバ1801は、電源装置100cの電解コンデンサ119の寿命を示す信号が生成された場合には、電解コンデンサ119の出力電圧が一定になるようにPWM部203を制御する。
本実施形態のマイコン129は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び上記のプログラム等のコンピュータプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部と
を有することを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
(付記2)
さらに、前記コンデンサに電力を供給するスイッチを有し、
前記リンギングの周期は、前記スイッチのスイッチング周期より長いことを特徴とする付記1記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記3)
さらに、前記コンデンサの出力電圧のうちの前記スイッチのスイッチング周期のリップルを減衰させるローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタの出力電圧をアナログからデジタルに変換し、前記デジタル出力電圧を出力するアナログデジタル変換器とを有することを特徴とする付記2記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記4)
前記リンギング検出部は、前記リンギングの数を検出し、
前記生成部は、前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記5)
前記リンギング検出部は、前記リンギングの周期を検出し、
前記生成部は、前記リンギングの周期が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記6)
前記リンギング検出部は、前記リンギングが第1の値より大きくなってから、前記リンギングが前記リンギングの最大値に基づく第2の値より小さくなるまでの時間を検出し、
前記生成部は、前記検出された時間が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記7)
前記リンギング検出部は、前記コンデンサの負荷変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出することを特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記8)
さらに、前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスのデューティ比を演算するデューティ比演算部と、
前記演算されたデューティ比を1パルス又は複数パルスだけ変更し、前記変更されたデューティ比を基に前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部とを有し、
前記リンギング検出部は、前記デューティ比の変更に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出することを特徴とする付記2又は3記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記9)
さらに、前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスのデューティ比を演算するデューティ比演算部と、
前記演算されたデューティ比を基に前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部と、
前記コンデンサの寿命を示す信号が生成された場合には、前記デューティ比演算部の応答時間が遅くなるように制御する制御部とを有することを特徴とする付記2又は3記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記10)
さらに、前記コンデンサから電源電圧が供給されるサーバを有し、
前記サーバは、前記コンデンサの寿命を示す信号に応じて仮想マシンを割り当てることを特徴とする付記1〜9のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記11)
さらに、前記コンデンサから電源電圧が供給されるサーバを有し、
前記サーバは、前記コンデンサの寿命を示す信号に応じた数の仮想マシンを割り当てることを特徴とする付記1〜9のいずれか1項に記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記12)
さらに、前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部と、
前記コンデンサの寿命を示す信号が生成された場合には、前記コンデンサの出力電圧が一定になるように前記パルス生成部を制御する制御部とを有することを特徴とする付記2又は3記載のコンデンサ寿命診断装置。
(付記13)
リンギング検出部により、コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出し、
生成部により、前記検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とするコンデンサ寿命診断方法。
(付記14)
前記リンギング検出部により、前記リンギングの数を検出し、
前記生成部により、前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記13記載のコンデンサ寿命診断方法。
(付記15)
前記リンギング検出部により、前記リンギングの周期を検出し、
前記生成部により、前記リンギングの周期が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記13記載のコンデンサ寿命診断方法。
(付記16)
前記リンギング検出部により、前記リンギングが第1の電圧より高くなってから、前記リンギングが前記リンギングの最大値に基づく第2の電圧より低くなるまでの時間を検出し、
前記生成部により、前記検出された時間が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とする付記13記載のコンデンサ寿命診断方法。
(付記17)
コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出し、
前記検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する、
処理をコンピュータに実行させるプログラム。
122 アラーム出力部
128 アナログデジタル変換器
202 補償器
204 リンギング評価部
801 平均部
802 減算部
803 絶対値部
804 比較部
805 最大値検出部
806 第2の閾値部
807 比較部
808 エッジ検出部
809 カウンタ
810 タイマ
811 比較部
812 比較部

Claims (9)

  1. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部とを有し、
    前記リンギング検出部は、前記リンギングの数を検出し、
    前記生成部は、前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  2. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部とを有し、
    前記リンギング検出部は、前記リンギングの周期を検出し、
    前記生成部は、前記リンギングの周期が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  3. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部とを有し、
    前記リンギング検出部は、前記リンギングが第1の値より大きくなってから、前記リンギングが前記リンギングの最大値に基づく第2の値より小さくなるまでの時間を検出し、
    前記生成部は、前記検出された時間が閾値より短い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  4. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部と、
    前記コンデンサに電力を供給するスイッチと、
    前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスのデューティ比を演算するデューティ比演算部と、
    前記演算されたデューティ比を1パルス又は複数パルスだけ変更し、前記変更されたデューティ比を基に前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部とを有し、
    前記リンギングの周期は、前記スイッチのスイッチング周期より長く、
    前記リンギング検出部は、前記デューティ比の変更に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出することを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  5. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部と、
    前記コンデンサに電力を供給するスイッチと、
    前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスのデューティ比を演算するデューティ比演算部と、
    前記演算されたデューティ比を基に前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部と、
    前記コンデンサの寿命を示す信号が生成された場合には、前記デューティ比演算部の応答時間が遅くなるように制御する制御部とを有し、
    前記リンギングの周期は、前記スイッチのスイッチング周期より長いことを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  6. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部と、
    前記コンデンサから電源電圧が供給されるサーバを有し、
    前記サーバは、前記コンデンサの寿命を示す信号に応じて仮想マシンを割り当てることを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  7. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングを検出するリンギング検出部と、
    前記リンギング検出部により検出された前記リンギングを基に、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する生成部と、
    前記コンデンサに電力を供給するスイッチと、
    前記コンデンサのデジタル出力電圧が目標値に近づくように前記スイッチの制御パルスを生成するパルス生成部と、
    前記コンデンサの寿命を示す信号が生成された場合には、前記コンデンサの出力電圧が一定になるように前記パルス生成部を制御する制御部とを有し、
    前記リンギングの周期は、前記スイッチのスイッチング周期より長いことを特徴とするコンデンサ寿命診断装置。
  8. リンギング検出部により、コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングの数を検出し、
    生成部により、前記検出された前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成することを特徴とするコンデンサ寿命診断方法。
  9. コンデンサの出力電圧変動に伴う前記コンデンサのデジタル出力電圧のリンギングの数を検出し、
    前記検出された前記リンギングの数が閾値より多い場合には、前記コンデンサの寿命を示す信号を生成する、
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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