JP6666106B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、流体と熱交換する熱交換器に関する。
例えば、特許文献1に記載の熱交換器は、蒸気を供給する蒸気供給管と、蒸気と熱交換する伝熱部としての冷却流体管とを備えている。冷却流体管の内部には、冷却流体が流通している。蒸気供給管から供給された蒸気は、冷却流体管と熱交換することによって冷却される。このとき、冷却された蒸気の一部は、凝縮して液体となり、容器の下部に貯留される。冷却流体管の下部は、容器に貯留された液体に浸かっており、該液体とも熱交換する。
特開2010−117106号
このように熱交換器においては、容器に貯留された液体と熱交換を行うものがある。この伝熱部と液体との間の熱交換量は、熱交換器が組み込まれたシステムやそのシステムの使用状況によっては増加させたり、減少させたりしたい場合がある。伝熱部と液体との間の熱交換量は、少なくとも、液体に浸かっている伝熱部の面積に依存している。
しかしながら、特許文献1の熱交換器においては、貯留できる液体の容量は一定であるため、液体に浸かっている伝熱部の面積の最大値も一定である。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、伝熱部と容器に貯留された液体との間の熱交換量を調整可能な熱交換器を提供することにある。
ここに開示された熱交換器は、液体を貯留する貯留部が設けられた容器と、前記容器内に収容され、少なくとも前記貯留部に貯留された液体と熱交換を行う伝熱部と、少なくとも一部が前記貯留部に配置され、内部空間が前記容器の外方に開放しており、前記内部空間と前記貯留部とを連通させる連通口を有する開放管と、少なくとも一部が前記開放管の内部空間内に配置されており、前記連通口よりも高い位置に形成されて液体を排出する排出口を有するオーバーフロー管と、前記貯留部の液位を前記連通口と前記排出口との間で調整する調整部とを備えている。
前記熱交換器によれば、伝熱部と容器に貯留された液体との間の熱交換量を調整することができる。
図1は、実施形態1に係る熱交換器の模式的な縦断面図である。 図2は、実施形態2に係る熱交換器の模式的な縦断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《実施形態1》
図1は、実施形態1に係る熱交換器100の模式的な縦断面図である。
熱交換器100は、容器10と、容器10内に蒸気を供給する蒸気供給部2と、容器10内に収容され、内部に冷却水が流通しており、蒸気と熱交換する伝熱管3とを備えている。熱交換器100は、蒸気と冷却水とを熱交換させ、蒸気を冷却する一方で蒸気の熱を温水として熱回収する。
容器10は、円筒状に形成された周壁11と、天井部12と、底部13とを有している。容器10の下部は、蒸気が凝縮して生成されたドレン貯留する貯留部18となっている。底部13には、貯留部18に溜まったドレン等の液体を排出する排出管14が接続されている。
容器10の中央には、容器10の軸心に沿って延びる大気開放管15が設けられている。大気開放管15の上部は、天井部12を貫通して容器10の外方まで延びている。大気開放管15の内部空間15aは、容器10の外方、即ち、大気に開放している。大気開放管15の下部は、貯留部18に配置され、貯留部18に貯留されたドレンに浸かるようになっている。大気開放管15の下部には、内部空間15aと貯留部18とを連通させる連通口15bが形成されている。連通口15bは、大気開放管15の管壁を貫通するように形成されている。尚、大気開放管15の下端は、図示は省略するものの、容器10の底部13に固定されている。大気開放管15は、開放管の一例である。
また、容器10の底部13には、容器10内に貯まり過ぎたドレンを排出するオーバーフロー管16が設けられている。オーバーフロー管16は、底部13を貫通し、容器10の軸心に沿って延びている。オーバーフロー管16は、大気開放管15よりも小径であり、大気開放管15の下端から大気開放管15内に進入している。すなわち、オーバーフロー管16の上部は、大気開放管15の内部空間15a内に配置されている。オーバーフロー管16の上端には、ドレンを排出する排出口16aが形成されている。排出口16aは、大気開放管15の連通口15bよりも高い位置に位置している。貯留部18から連通口15bを介して内部空間15a内に進入したドレンの一部は、排出口16aから排出され得る。オーバーフロー管16の下端には、オーバーフロー排出管17が接続されている。
貯留部18には、ドレンが溜まるようになっている。貯留部18に溜まったドレンは、通常、排出管14を介して排出されるが、オーバーフロー管16の上端を超える量のドレンは、オーバーフロー管16を介してオーバーフロー排出管17へ排出される。
蒸気供給部2は、容器10の比較的上部に設けられている。蒸気供給部2には、蒸気供給管22が接続されている。蒸気供給管22には、例えば、蒸気使用装置の出口側又はドレンタンク等に接続されており、蒸気が供給される。尚、蒸気供給部2は、供給部の一例であり、蒸気は、流体の一例である。
伝熱管3は、大気開放管15の周囲を周回するようにコイル状に形成されている。伝熱管3の下端部に、冷却水供給管31が接続され、伝熱管3の上端部に、冷却水排出管32が接続されている。冷却水供給管31から供給された冷却水は、伝熱管3の内部を流通し、冷却水排出管32から排出される。冷却水は、伝熱管3を流通する際に蒸気と熱交換して蒸気から熱を回収する。
伝熱管3の下部は、貯留部18に貯留されたドレンに浸かる位置に配置されている。つまり、伝熱管3は、貯留部18に貯留されたドレンとも熱交換を行う。尚、伝熱管3は、伝熱部の一例であり、冷却水は、熱媒体の一例である。
排出管14は、容器10の底部13から所定の水頭を有する部分を含んでおり且つ、該水頭を調整可能に構成されている。詳しくは、排出管14は、容器10に接続された共通管14dと、共通管14dから分岐し、互いに異なる高さに配置された第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cとを含んでいる。共通管14dは、容器10の底部13から下方に延びた後、屈曲して水平方向に延び、さらに屈曲して上方に延びている。第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cは、共通管14dのうち上方に延びる部分から分岐し、水平方向に延びている。第1排出管14aが最も低い位置に配置され、第3排出管14cが最も高い位置に配置され、第2排出管14bが第1排出管14aと第3排出管14cとの間の高さに配置されている。第1排出管14aは、連通口15bよりも高い位置に位置する。第3排出管14cは、排出口16aよりも低い位置に位置している。第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cが、前述の所定の水頭を有する部分に相当する。
第1排出管14aには、第1排出管14aの連通/遮断を切り替える第1バルブ14eが設けられている。第2排出管14bには、第2排出管14bの連通/遮断を切り替える第2バルブ14fが設けられている。第3排出管14cには、第3排出管14cの連通/遮断を切り替える第3バルブ14gが設けられている。
これら第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14c並びに第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gは、貯留部18の液位を連通口15bと排出口16aとの間で調整する調整部を構成する。詳しくは、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gのどのバルブを開くかによって、貯留部18の液位が調整される。貯留部18においては、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのうち連通する排出管と略同じ高さまでドレンを溜めることができる。つまり、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gの開閉を切り替えることによって、貯留部18に貯留できるドレンの容量(以下、「貯留部18の容量」と称する)を調整することができる。
尚、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cは、複数の排出管の一例であり、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gは、切替部の一例である。
このように構成された熱交換器100の動作について説明する。
伝熱管3には、冷却水供給管31から冷却水排出管32へ向かって冷却水が流通している。一方で、蒸気供給部2から容器10内に蒸気が供給される。容器10内に供給された蒸気は、伝熱管3により冷却されて凝縮し、ドレンとなる。このとき、蒸気の熱は、伝熱管3を介して冷却水に伝わり、冷却水によって回収される。
ドレンは、伝熱管3の表面に付着し、伝熱管3の表面を伝って、又は、伝熱管3の表面から滴下して、容器10の貯留部18に溜まっていく。伝熱管3の下部は、貯留部18のドレンに浸かっている。そのため、伝熱管3は、貯留部18のドレンとも熱交換する。これにより、ドレンの顕熱も冷却水によって回収される。
こうして、冷却水排出管32から排出される冷却水は、温水となる。冷却水排出管32から排出される温水は、その後、様々な用途に利用され得る。
貯留部18に溜まったドレンは、連通口15bを介して大気開放管15の内部空間15aにも進入している。容器10内における大気開放管15の外側であってドレンよりも上方の空間(以下、「上方空間」という)10aは、大気開放管15内に進入したドレンによって水封され、大気開放管15の内部空間15aと遮断される。こうして容器10の外方から遮断された上方空間10aにおいて、蒸気と伝熱管3とで熱交換を行うことができる。
上方空間10aの圧力が容器10内に供給される蒸気によって上昇すると、大気開放管15の外側のドレンの液位が押し下げられる一方、押し下げられたドレンが大気開放管15内に進入し、内部空間15a内のドレンの液位が上昇する。内部空間15a内のドレンの液位が排出口16aの高さに達すると、ドレンは排出口16aから排出される。大気開放管15の外側のドレンの液位がさらに押し下げられ、連通口15bの端近傍まで達すると、上方空間10aと内部空間15aとが連通するようになり、上方空間10aの蒸気又は空気は大気開放管15を介して容器10外へ放出される。
ここで、貯留部18においては、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのうち連通する排出管と略同じ高さまでドレンが溜まり得る。それ以上のドレンは、排出管14を介して排出される。つまり、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのうち連通させる排出管を切り替えることによって貯留部18の容量が調整される。貯留部18の容量は、伝熱管3とドレンとの熱交換量に影響を与える。
例えば、第1バルブ14eを開くことによって、貯留部18に貯留可能なドレンの液位は、第1排出管14aと略同じ高さとなる(図1の二点鎖線参照)。これにより、伝熱管3のうちドレンに浸かる部分の面積が減少し、伝熱管3とドレンとの熱交換量が低下する。その一方で、容器10内において上方空間10aが拡大されるので、伝熱管3のうち蒸気と接する部分の面積が増大し、伝熱管3と蒸気との熱交換量が上昇する。
あるいは、第1バルブ14eを閉じて、第2バルブ14fを開くことによって、貯留部18に貯留可能なドレンの液位は、第2排出管14bと略同じ高さとなる(図1の実線参照)。これにより、伝熱管3のうちドレンに浸かる部分の面積が増加し、伝熱管3とドレンとの熱交換量が上昇する。その一方で、容器10内において上方空間10aが縮小されるので、伝熱管3のうち蒸気と接する部分の面積が減少し、伝熱管3と蒸気との熱交換量が低下する。
さらに、第1バルブ14e及び第2バルブ14fを閉じて、第3バルブ14gを開くことによって、貯留部18に貯留可能なドレンの液位は、第3排出管14cと略同じ高さとなる(図1の一点鎖線参照)。これにより、伝熱管3のうちドレンに浸かる部分の面積がさらに増加し、伝熱管3とドレンとの熱交換量がさらに上昇する。その一方で、容器10内において上方空間10aがさらに縮小されるので、伝熱管3のうち蒸気と接する部分の面積がさらに減少し、伝熱管3と蒸気との熱交換量がさらに低下する。
このように、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gの開閉を切り替えることによって、貯留部18の容量を調整し、伝熱管3とドレンとの間の熱交換量を調整することができる。例えば、伝熱管3のうち蒸気と熱交換させる部分とドレンと熱交換させる部分との割合は、熱交換器100が組み込まれたシステム又はそのシステムの使用状況に応じて変わり得る。そこで、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gの開閉を熱交換器100が組み込まれたシステム又はそのシステムの使用状況等に応じて変更する。これにより、伝熱管3のうち蒸気と熱交換させる部分とドレンと熱交換させる部分との割合をシステム又はそのシステムの使用状況に適合させることができる。
ここで、第1排出菅14aを連通口15bよりも高い位置に配置することによって、大気開放管15における水封を確保することができる。つまり、第1排出菅14aが連通口15bよりも低いと、貯留部18のドレンは、連通口15bよりも低い位置までしか溜まらないので、大気開放菅15内のドレンは、連通口15bよりも上方に達しない。そのため、連通口15bを水封することができず、上方空間10aと大気開放菅15の内部空間15aとが連通してしまう。それに対し、第1排出菅14aが連通口15bよりも高い位置に配置されている場合、貯留部18のドレンは、連通口15bよりも高い位置まで溜まり得る。これにより、連通口15bを水封することができ、上方空間10aと大気開放菅15の内部空間15aとを遮断することができる。
また、第3排出菅14cを排出口16aよりも低い位置に配置することによって、貯留部18のドレンを第3排出菅14cと略同じ高さまで溜めることができる。排出口16aが第3排出菅14cよりも低いと、貯留部18のドレンは第3排出菅14cと略同じ高さに達する前に排出口16aから排出されてしまう。つまり、貯留部18の容量は、排出口16aの高さで決まってしまい、ドレンを第3排出菅14cに対応する位置まで溜めることができない。それに対し、第3排出菅14cを排出口16aよりも低い位置に配置することによって、貯留部18のドレンは、第3排出菅14cと略同じ高さまで溜まり得る。
以上のように、熱交換器100は、ドレン(液体)を貯留する貯留部18が設けられた容器10と、容器10内に収容され、少なくとも貯留部18に貯留されたドレンと熱交換を行う伝熱管3(伝熱部)と、少なくとも一部が貯留部18に配置され、内部空間15aが容器10の外方に開放しており、内部空間15aと貯留部18とを連通させる連通口15bを有する大気開放管15(開放管)と、少なくとも一部が大気開放管15の内部空間15a内に配置されており、連通口15bよりも高い位置に形成されて貯留部18から連通口15bを介して内部空間15a内に進入した液体の一部を排出する排出口16aを有するオーバーフロー管16と、貯留部18の液位を連通口15bと排出口16aとの間で調整する調整部とを備えている。
この構成によれば、連通口15bを有する大気開放管15と、連通口15bよりも高い位置に形成された排出口16aを有し、大気開放管15の内部空間15aに配置されたオーバーフロー管16とによって、大気開放管15の内部空間15a内において連通口15bと排出口16aとの間にドレンを進入させて、連通口15bを水封することができる。これにより、上方空間10aが内部空間15aと遮断され、その状態で伝熱管3と蒸気とで熱交換を行うことができる。ただし、上部空間10aの圧力が高くなり過ぎた場合には、大気開放管15の外側におけるドレンの液位が低下し、連通口15bの水封が解かれるので、容器10内の圧力が高くなり過ぎることが防止される。
それに加え、貯留部18の液位は、調整部によって調整される。貯留部18の液位が変わると、伝熱管3のうちドレンに浸かっている部分の面積が変わり、伝熱管3とドレンとの熱交換量が変わる。換言すると、伝熱管3とドレンとの熱交換量が調整部によって調整される。このとき、貯留部18の液位は、連通口15bと排出口16aとの間で調整されるので、前述の水封機能は維持される。
したがって、前記熱交換器100によれば、水封機能を維持したまま、伝熱管3とドレンとの熱交換量を調整することができる。
具体的には、調整部は、貯留部18に貯留されたドレンを排出する第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14c(複数の排出管)と、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのうち連通させる排出管を切り替える第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14g(切替部)とで構成される。第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cは、互いに異なる高さに配置され、貯留部18の液位は、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのうち連通させる排出管を第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gにより切り替えることによって調整される。
この構成によれば、第1バルブ14e、第2バルブ14f及び第3バルブ14gの開閉を切り替えるという簡単な操作で、貯留部18の容量を調整することができる。
《実施形態2》
続いて、実施形態2に係る熱交換器200について説明する。
熱交換器200は、貯留部18の液位を調整する方法が熱交換器100と異なる。そこで、熱交換器200のうち熱交換器100と同様の構成については同様の符号を付して説明を省略し、熱交換器100と異なる部分を中心に説明する。
図2は、実施形態2に係る熱交換器200の模式的な縦断面図である。
熱交換器200は、容器10と、容器10内に蒸気を供給する蒸気供給部2と、容器10内に収容され、内部に冷却水が流通しており、蒸気と熱交換する伝熱管3とを備えている。
容器10には、貯留部18の液位を検出する液位センサ41が設けられている。また、器10の底部13には、貯留部18に溜まったドレン等の液体を排出する排出管214が接続されている。
排出管214は、熱交換器100のような第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cを含んでいない。排出管214には、排出管214を流通するドレン等の流量を調整する調整バルブ14hが設けられている。調整バルブ14hは、制御部40によって制御される。調整バルブ14hは、流量制御部の一例である。
制御部40は、プロセッサで構成されており、液位センサ41からの検出信号が入力される。制御部40は、液位センサ41の検出結果から求められる貯留部18の液位が目標値となるように調整バルブ14hの開度を調整する。詳しくは、液位の目標値は、予めユーザによって設定される。例えば、所望する、伝熱管3とドレンとの熱交換量に基づいて目標値が設定される。調整バルブ14hの開度が絞られると、排出管214の流量が低下し、容器10からのドレンの排出量が低下する。その結果、貯留部18の液位が上昇する。逆に、調整バルブ14hの開度が開かれると、排出管214の流量が増加し、容器10からのドレンの排出量が増加する。その結果、貯留部18の液位が低下する。制御部40は、貯留部18の液位を、連通口15bと排出口16aとの間で、目標値となるように調整する。
以上のように、熱交換器200は、調整部としての、貯留部18に貯留された液体を排出する排出管214と、排出管214を流通する液体の流量を制御する調整バルブ14h(流量制御部)とを備え、貯留部18の液位は、排出管214を流通する液体の流量を調整バルブ14hにより制御することによって調整される。
この構成によれば、排出管21の流量が調整されることによって、貯留部18の容量が調整される。これにより、伝熱管3とドレンとの熱交換量が調整される。貯留部18の容量は、調整バルブ14hの開度によって調整されるので、より柔軟に調整され得る。このとき、貯留部18の液位は、連通口15bと排出口16aとの間で調整されるので、前述の水封機能は維持される。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
例えば、熱交換器100の各要素の構成は、一例に過ぎず、様々な構成を採用することができる。
熱交換器100は、伝熱部として伝熱管3を採用しているが、これに限られるものではない。伝熱管3は、コイル状でなくてもよい。また、伝熱管3は、フィンチューブ型であってもよい。さらには、伝熱部は、ヒートシンク等であってもよい。
熱交換100は、蒸気の熱を回収するように構成されているが、熱交換する対象は、蒸気に限られない。例えば、熱交換器は、水等の液体と熱交換して熱を回収する構成であってもよい。その場合、蒸気供給部2は、水(液体)供給部に置き換えられる。容器10内には、比較的高温の水が供給される。高温の水と伝熱管3とが熱交換し、熱が冷却水に回収される。容器10内に供給された水は、貯留部18に貯留し、排出管14若しくは排出管214又はオーバーフロー管16を介して排出される。
排出管14は、互いに高さの異なる複数の排出管(具体的には、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14c)を含んでいるが、複数の排出管の個数は、3本に限定されるものではない。互いに高さの異なる複数の排出管は、2本であってもよいし、4本であってもよい。また、複数の排出管である第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cは、1本の共通管14dから分岐しているが、第1排出管14a、第2排出管14b及び第3排出管14cのそれぞれが容器10に直接、接続されていてもよい。
また、大気開放管15の連通口15bは、大気開放管15の管壁を貫通するように形成されているが、大気開放管15の下端の開口を連通口としてもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、流体と熱交換する熱交換器について有用である。
100 熱交換器
10 容器
14 排出管
14a 第1排出管(調整部)
14b 第2排出管(調整部)
14c 第3排出管(調整部)
14e 第1バルブ(調整部、切替部)
14f 第2バルブ(調整部、切替部)
14g 第3バルブ(調整部、切替部)
15 大気開放管(開放管)
15a 内部空間
15b 連通口
16 オーバーフロー管
16a 排出口
18 貯留部
3 伝熱管(伝熱部)
214 排出管(調整部)
14h 調整バルブ(調整部、流量制御部)

Claims (3)

  1. 液体を貯留する貯留部が設けられた容器と、
    前記容器内に収容され、少なくとも前記貯留部に貯留された液体と熱交換を行う伝熱部と、
    少なくとも一部が前記貯留部に配置され、内部空間が前記容器の外方に開放しており、前記内部空間と前記貯留部とを連通させる連通口を有する開放管と、
    少なくとも一部が前記開放管の内部空間内に配置されており、前記連通口よりも高い位置に形成されて液体を排出する排出口を有するオーバーフロー管と、
    前記貯留部の液位を前記連通口と前記排出口との間で調整する調整部とを備え
    前記調整部は、前記貯留部に貯留された液体を排出する排出管を少なくも有していることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記調整部は、複数の前記排出管と、前記複数の排出管のうち連通させる排出管を切り替える切替部とであり、
    前記複数の排出管は、互いに異なる高さに配置され、
    前記貯留部の液位は、前記複数の排出管のうち連通させる排出管を前記切替部により切り替えることによって調整されることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記調整部は、前記排出管と、前記排出管を流通する液体の流量を制御する流量制御部とであり、
    前記貯留部の液位は、前記排出管を流通する液体の流量を前記流量調整部により制御することによって調整されることを特徴とする熱交換器。
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