JP6665736B2 - 水分量推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水分量推定装置に関し、詳しくは、ハイブリッド自動車におけるエンジンの潤滑油に混入している水分量を推定する水分量推定装置に関する。
従来、この種の技術としては、ハイブリッド自動車におけるエンジンの潤滑油に水分が混入することによる希釈の程度を油圧やオイルレベルの変化により推定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、潤滑油の希釈が判定されたときには、エンジンを運転すると共にモータジェネレータを発電状態とし、潤滑油の温度を上昇させることにより、潤滑油に混入している水分を揮発させて潤滑油が希釈されていない状態に回復している。
特開2015−168379号公報
しかしながら、上述の技術では、油圧やオイルレベルは水分の混入以外の要因によっても変化するため、精度よく潤滑油に混入している水分量を判定することができない。また、潤滑油に混入する水分量は、エンジンの運転状態により異なるものと考えられるため、これらを考慮して精度よく潤滑油に混入している水分量を求めることが望まれる。
本発明の水分量推定装置は、エンジンの潤滑油に混入している水分量をより適正に推定することを主目的とする。
本発明の水分量推定装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の水分量推定装置は、
エンジンと、前記エンジンをモータリング可能なモータと、を備えるハイブリッド自動車における前記エンジンの潤滑油に混入している水分量を推定する水分量推定装置であって、
前記エンジンをファイアリングを伴って運転しているときには、前記エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して、前記エンジンの冷却水温度が高いときには低いときに比して潤滑油に混入する水分増減速度が小さくなる傾向の傾きの絶対値が大きくなる関係を用いて得られる前記水分増減速度に計算間隔時間を乗じて水分増減量を計算し、
前記エンジンをファイアリングを伴わずに運転しているときには、前記エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して前記水分増減速度が減少側に大きくなり、且つ、前記エンジンの冷却水温度が高いときには低いときに比して前記水分増減速度が減少側に大きくなる関係を用いて得られる前記水分増減速度に前記計算間隔時間を乗じて水分増減量を計算する、
ことを特徴とする。
この本発明の水分量推定装置では、エンジンをファイアリングを伴って運転しているときには、エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して、エンジンの冷却水温度が高いときには低いときに比して潤滑油に混入する水分増減速度が小さくなる傾向の傾きの絶対値が大きくなる関係を用いて得られる水分増減速度にエンジンの運転継続時間を乗じて水分増減量を計算する。これは、エンジンの冷却水温度が低いときには、エンジンの回転数が大きいほど燃焼反応により生じる水分が多くなって潤滑油に混入する水分量が増えるために水分増減速度が増加側に大きくなる傾向があること、エンジンの冷却水温度が高いときには、エンジンの回転数が大きいほど、熱くなったエンジンブロックに掻き上げられる潤滑油の量が多くなって潤滑油に混入している水分量が揮発されるために水分増減速度が減少側に大きくなる傾向があること、に基づく。一方、エンジンをファイアリングを伴わずに運転しているときには、エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して水分増減速度が減少側に大きくなり、且つ、エンジンの冷却水温度が高いときには低いときに比して水分増減速度が減少側に大きくなる関係を用いて得られる水分増減速度にエンジンのモータリング継続時間を乗じて水分増減量を計算する。これは、燃焼反応が生じないため、水分が潤滑油に混入することはなく、エンジンの冷却水温度に応じた揮発が生じることに基づく。このように、水分増減量を計算し、前回値としての水分推定量に計算した水分増減量を適用することにより、潤滑油に混入している水分量をより適正に推定することができる。
本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU24により実行される水分量推定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第1水分増減速度設定用マップの一例を示す説明図である。 補正係数設定用マップの一例を示す説明図である。 第2水分増減速度設定用マップの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、吸気管に取り付けられた温度センサ23bからの吸気温Ta,冷却水の流路に取り付けられた温度センサ23cからの冷却水温Twなどが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、エンジン22を継続して運転している時間(運転継続時間)Tonを計測したりしている。なお、エンジンECU24は、実施例では、エンジン22の潤滑油の水分量推定装置としても機能する。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2と接続されると共に電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vbやバッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IGや、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36の要求駆動力を設定し、要求駆動力に見合う要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1,MG2とを運転制御する。エンジン22とモータMG1,MG2との運転モードとしては、以下の(1)〜(3)のモードがある。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に対応する動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22から出力される動力の全てが、プラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共に、エンジン22から出力される動力の全てまたは一部が、バッテリ50の充放電を伴ってプラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とによってトルク変換されて、要求動力が駆動軸36に
出力されるようにモータMG1,MG2を駆動制御するモード
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止して、要求動力が駆動軸36に出力されるようにモータMG2を駆動制御するモード
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載された水分量推定装置として機能する際のエンジンECU24の動作について説明する。図2は、エンジン22の潤滑油(オイル)に混入している水分量を推定する水分量推定装置として機能するエンジンECU24により実行される水分量推定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは所定時間毎(例えば数十msec毎や数百msec毎)に繰り返し実行される。
水分量推定処理ルーチンが実行されると、エンジンECU24は、まず、エンジン22を運転しているか否かを判定する(ステップS100)。ここで、エンジン22の運転には、燃料噴射制御や点火制御を伴ってファイアリングしているときだけでなく、モータMG1などにより燃料噴射を停止した状態でエンジン22がモータリングされているときなども含まれる。エンジン22が運転されていないときには、エンジン22の潤滑油(オイル)に混入している水分量Qは変化していないと判断し、水分量Qの更新は行なわず、本ルーチンを終了する。
一方、エンジン22が運転されていると判定すると、温度センサ23cからのエンジン22の冷却水の温度(冷却水温)Twやエンジン22の回転数Ne,温度センサ23bからの吸気温Taを入力する(ステップS110)。ここで、エンジン22の回転数Neについては、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいて演算されたものを入力するものとした。
続いて、エンジン22の運転が燃料噴射制御や点火制御を伴ってのファイアリング中であるか否かを判定し(ステップS120)、ファイアリング中であると判定したときには、図3に例示する第1水分増減速度設定用マップに冷却水温Twとエンジン22の回転数Neとを適用して水分増減速度dQを設定する(ステップS130)。図3中、水分増減速度dQが値0より大きい領域(第1象限)は水分量が増加する領域であり、水分増減速度dQが値0未満の領域(第4象限)は水分量が減少する領域である。水分増減速度設定用マップは、実施例では、燃料噴射と点火制御とを伴ってエンジン22を運転している際の冷却水温Twとエンジン22の回転数Neと水分増減速度dQとの関係を実験などにより求めることにより得ることができる。水分増減速度dQは、図示するように、エンジン22の冷却水温Twが低いときには、エンジン22の回転数Neが大きいほど大きくなるように、且つ、エンジン22の冷却水温Twが高いほど小さくなるように設定される。これは、エンジン22の回転数Neが大きいほど、燃焼反応により生じる水分が多くなって潤滑油に混入する水分量が増えることや、冷却水温Twが高いほど潤滑油に混入している水分が揮発しやすくなることに基づいている。また、水分増減速度dQは、エンジン22の冷却水温Twが高いときには、エンジン22の回転数Neが大きいほど減少側(負の値)に大きくなるように設定される。これは、エンジン22の回転数Neが大きいほど、熱くなったエンジンブロックに掻き上げられる潤滑油の量が多くなって潤滑油に混入している水分量が揮発されることや、冷却水温Twが高いほど潤滑油に混入している水分が揮発しやすくなることに基づいている。図3から解るように、エンジン22のいずれの回転数でも、エンジン22の冷却水温Twに対する水分増減速度dQの関係(図中では直線)の傾きは負の値であり、この傾きは、エンジン22の回転数Neが大きいほど負の値として大きくなる(絶対値として大きくなる)。したがって、水分増減速度dQは、エンジン22の回転数Neが大きいときには小さいときに比して、エンジン22の冷却水温Twが高いときには低いときに比して潤滑油に混入する水分増減速度dQが小さくなる傾向の傾きの絶対値が大きくなる関係を用いて設定することができると言える。
こうして水分増減速度dQを設定すると、水分増減速度dQが値0以上であるか否かを判定し(ステップS150)、水分増減速度dQが値0以上のときには、図4に例示する補正係数設定用マップに吸気温Taを適用して補正係数kを設定し(ステップS160)、水分増減速度dQが値0未満のときには、補正係数kに値1を設定する(ステップS170)。図4の補正係数設定用マップは、補正係数kは基本的に値1であるが、吸気温Taが低いときには低いほど値1より大きな値として設定される。そして、次式(1)に示すように、水分増減速度dQに時間Δtと補正係数kとを乗じたもの(時間Δtにおける水分増減量)をそれまでの水分量Qに加えたものを新たな水分量Qとして計算し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。ここで、時間Δtは、このルーチンを繰り返し実行する時間間隔である。
Q←Q+k・dQ・Δt (1)
ステップS120でエンジン22は運転されているがファイアリング中ではない判定したときには、図5に例示する第2水分増減速度設定用マップに冷却水温Twとエンジン22の回転数Neとを適用して水分増減速度dQを設定する(ステップS140)。水分増減速度設定用マップは、実施例では、ファイアリングされずにエンジン22を運転している際の冷却水温Twとエンジン22の回転数Neと水分増減速度dQとの関係を実験などにより求めることにより得ることができる。水分増減速度dQは、図示するように、エンジン22の冷却水温Twが高いほど減速側に大きく、且つ、エンジン22の回転数Neが大きいほど減速側に大きくなるように設定される。これは、燃焼反応が生じないため、水分が潤滑油(オイル)に混入することはなく、エンジン22の冷却水温Twに応じた揮発が生じることに基づく。そして、補正係数kに値1を設定し(ステップS170)、上述した式(1)を用いて新たな水分量Qを計算し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が備える水分量推定装置として機能するエンジンECU24では、エンジン22の運転が燃料噴射制御や点火制御を伴ってのファイアリング中であるときには、エンジン22の回転数Neが大きいときには小さいときに比して、エンジン22の冷却水温Twが高いときには低いときに比して潤滑油に混入する水分増減速度dQが小さくなる傾向の傾きの絶対値が大きくなる関係を用いて水分増減速度dQを設定し、この水分増減速度dQに補正係数kと時間Δtとを乗じて時間Δtにおける水分増減量を計算し、これをそれまでの水分量Qに加えることにより、エンジン22の潤滑油(オイル)に混入している水分量Qを計算する。一方、エンジン22は運転されているがファイアリング中ではないときには、エンジン22の冷却水温Twが高いほど減速側に大きく、且つ、エンジン22の回転数Neが大きいほど減速側に大きくなるように水分増減速度dQを設定し、この水分増減速度dQに補正係数kと時間Δtとを乗じて時間Δtにおける水分増減量を計算し、これをそれまでの水分量Qに加えることにより、エンジン22の潤滑油(オイル)に混入している水分量Qを計算する。このように、エンジン22の冷却水温Twやエンジン22の回転数Neに基づいて水分増減量を計算し、それまでの水分量Qに計算した水分増減量を増減することにより新たな水分量Qとするから、より適正に水分量Qを推定することができる。
実施例では、エンジン22と2つのモータMG1,MG2とプラネタリギヤ30とを備えるハイブリッド自動車20としたが、エンジンと、エンジンをモータリングするモータとを備えるハイブリッド自動車であれば如何なる構成としてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、水分量推定装置の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 温度センサ、23c 温度センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンをモータリング可能なモータと、を備えるハイブリッド自動車における前記エンジンの潤滑油に混入している水分量を推定する水分量推定装置であって、
    前記エンジンをファイアリングを伴って運転しているときには、前記エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して、潤滑油に混入する水分増減速度における前記エンジンの冷却水温度が高くなるにしたがって小さくなる傾向の傾きの絶対値が大きくなる関係を用いて得られる前記水分増減速度に計算間隔時間を乗じて水分増減量を計算し、
    前記エンジンをファイアリングを伴わずに運転しているときには、前記エンジンの回転数が大きいときには小さいときに比して前記水分増減速度が減少側に大きくなり、且つ、前記エンジンの冷却水温度が高いときには低いときに比して前記水分増減速度が減少側に大きくなる関係を用いて得られる前記水分増減速度に前記計算間隔時間を乗じて水分増減量を計算する、
    ことを特徴とする水分量推定装置。
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