JP6665638B2 - 情報提供サーバ装置、プログラム及び情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、適切なタイミングで所定の情報を通信端末装置に提供する情報提供サーバ装置等に関する。
近年、携帯用電話機やスマートフォンなどの携帯用通信端末装置の発達により、屋内外の場所を選ばず、データ通信を行うことが一般的になってきている。また、有線及び無線を問わず、かつ、インターネット及び移動公衆通信網に代表される広域ネットワーク及び家庭内、事業所内、施設内などに代表されるローカルエリアネットワークなど、様々な地域または空間において、ネットワークが構築されており、種々の情報提供を容易に行う環境が整ってきている。
このような状況下、携帯用通信端末装置を所持する者に対し、所定の情報を所望のタイミングで提供することができる情報送信システムが登場している(例えば、特許文献1)。
この特許文献1により開示されているシステムは、人物位置テーブル、利用者ID受信部、検索部、及び通信部を位置管理サーバに設けている。人物位置テーブルは、利用者の定位置を予め設定したものである。利用者ID受信部は、携帯型情報記憶媒体によって利用者の存在を検知するRFIDリーダーのそれぞれから利用者の現在位置情報を受信する。検索部は、ネットワークに接続されたメッセージ情報送信装置から送信情報の送信先利用者を特定した検索要求を受信した場合に、検索要求で特定された送信先利用者に対応する定位置情報を人物位置テーブルから抽出し、RFIDリーダーから受信した現在位置情報の中から、抽出された定位置情報と一致する現在位置情報を検索する。そして、通信部は、送信先の利用者の前記抽出された定位置情報と一致する現在位置情報が検索された場合に、送信情報を送信先利用者に送信すべき旨の応答をメッセージ情報送信装置に送信する。
特開2006−13725号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたシステムにおいては、メッセージを通知したい相手の位置情報を予めデータベース等に登録しておくと共に、RFIDリーダーを利用して、メッセージを通知したい相手の位置を特定してメッセージを通知するシステムである。
そのため、このシステムでは、メッセージを通知するごとに、相手の位置を特定してメッセージを通知することが必要であり、メッセージを通知する都度、メッセージを作成することが必要になり、運用上の自由度が低くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、所定の情報を予め登録しておき、登録された情報を所望のタイミングで相手に通知することができる情報提供サーバ等を提供することにある。
(1)上述した課題を解決するため、本発明に係る情報提供サーバ装置は、ネットワークを介し、第1のユーザが作成したメッセージを第2のユーザに送信する情報提供サーバ装置であって、送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段と、一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段と、前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段と、受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段と、前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられた前記メッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段と、取得された前記メッセージを前記メッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段と、を備える構成を有している。
この構成により、送信側ユーザは、当該送信側ユーザの都合のよいときに、受信側ユーザに対して通知したいメッセージを作成して登録させておくことができる。登録されたメッセージは、受信側ユーザの通信端末装置が、発信器の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置に送信したときに、当該信号が、通知するための通知条件を満たす場合にのみ受信側ユーザに送信される。すなわち、送信側ユーザが通知条件を予め設定しておき、メッセージと共に登録しておくことにより、通知条件を検索し、かつ、発信器の信号を受信した旨の信号が通知条件を満たす場合にのみメッセージを送信することになる。
そのため、メッセージ及び通知条件を作成して一度登録さえすれば、所望のタイミングでメッセージを受信側ユーザに通知することができる。
したがって、メッセージを送信するたびにメッセージを作成する必要がなくなり、使い勝手のよいシステムを構築することができる。
(2)また、本発明の情報提供サーバ装置は、前記第1データベース管理手段は、前記メッセージと、当該メッセージを識別するメッセージ識別情報とを関連づけて管理する構成を有している。
この構成により、送信側ユーザが作成したメッセージを個別に管理することができ、メッセージの通知を確実かつ円滑に行うことができる。
(3)また、本発明の情報提供サーバ装置は、前記第2データベース管理手段は、前記発信器識別情報と、当該発信器が設置された位置に関する位置情報とを関連づけて管理する構成を有している。
この構成により、各発信器について、設置された位置とその発信器の個体情報とを確実に管理することができる。そのため、受信側ユーザにより所持されている通信端末装置が発信器の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置に送信した場合、受信側ユーザが存在する位置を正確に把握することができる。
(4)また、本発明の情報提供サーバ装置は、前記第3データベース管理手段は、前記メッセージ識別情報と、前記発信器識別情報と、前記メッセージを通知する通知条件情報とを関連づけて管理する構成を有している。
この構成により、送信側ユーザが、例えば、メッセージを複数作成して登録した場合、あるいは、複数の送信側ユーザが作成したメッセージを登録した場合、送信側ユーザが希望する適切なタイミングで各メッセージを正確に通知することができる。
(5)また、本発明の情報提供サーバ装置は、ユーザに関する情報が登録された第4データベースを管理する第4データベース管理手段と、送信者側の前記通信端末装置から発信された信号に基づいて、前記第4データベースに登録されたユーザから所定のユーザを特定するユーザ特定手段と、を備え、情報提供手段は、特定されたユーザが所持する前記通信端末装置に前記メッセージを提供する構成を有している。
この構成により、送信側ユーザは、複数の受信側ユーザの中から所望の受信側ユーザを選択してメッセージを通知することができる。
(6)また、本発明の情報提供サーバ装置は、前記発信器の信号を受信した旨の前記通信端末装置からの信号に基づいてユーザを識別するユーザ識別情報と、前記通信端末装置によって受信された前記発信器の信号に含まれる前記発信器識別情報と、前記通信端末手段が前記発信器の信号を受信した日時とを関連づけて登録された第5データベースを管理する第5データベース管理手段を備える、構成を有している。
この構成により、各ユーザは、自己の行動を行動ログ情報として登録させておくことができる。そのため、送信側ユーザは、受信側ユーザにメッセージを通知しようとする場合において、登録された行動ログ情報を参照してメッセージを通知するための条件を設定することができる。
(7)また、本発明の情報提供サーバ装置は、受信側ユーザの前記通信端末装置から送信されたに基づいて、送信された信号の前記発信器識別情報と、前記第5データベースに登録された前記送信された信号の前記発信器識別情報とを比較して、送信された信号の前記発信器識別情報が前記第5データベースに登録された前記発信器識別情報に既登録か未登録かを判定する発信器識別情報判定手段を備え、前記第5データベース管理手段は、前記発信器識別情報判定手段が未登録であると判定した場合に、前記ユーザ識別情報と、送信された信号の前記発信器識別情報と、前記通信端末手段が前記発信器の信号を受信した日時とを前記第5データベースに登録する、構成を有している。
この構成により、各ユーザの行動を行動ログ情報として登録する場合において、これまでに登録されていなかった発信器に関する情報を確実に登録することができる。
(8)上述した課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、ネットワークを介し、第1のユーザが作成したメッセージを第2のユーザに送信する情報提供サーバ装置を構成するコンピュータにおいて用いられるプログラムであって、前記コンピュータを、送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段、一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段、前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段、受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段、前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段、前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられた前記メッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段、及び取得された前記メッセージを前記メッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段、として機能させる構成を有している。
この構成により、送信側ユーザは、当該送信側ユーザの都合のよいときに、受信側ユーザに対して通知したいメッセージ及び通知条件を作成し、これらを一度登録さえすれば、所望のタイミングでメッセージを受信側ユーザに通知することができる。
したがって、メッセージを送信するたびにメッセージを作成する必要がなくなり、使い勝手のよいシステムを構築することができる。
(9)上述した課題を解決するため、本発明に係る情報提供システムは、情報提供サーバ装置にネットワークを介して接続された少なくとも2つの通信端末装置を備え、第1のユーザが作成したメッセージを、前記ネットワーク及び前記情報提供サーバ装置を介して第2のユーザの通信端末装置に送信する情報提供システムであって、一定の範囲に信号を発信する所定に設置された発信器を備え、当該発信器は、発信器を個別に識別するための識別情報を前記信号に含めて発信し、前記情報提供サーバ装置は、送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段と、一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段と、前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段と、受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段と、前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられた前記メッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段と、取得された前記メッセージを前記メッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段と、を備える構成を有している。
この構成により、送信側ユーザは、当該送信側ユーザの都合のよいときに、受信側ユーザに対して通知したいメッセージ及び通知条件を作成し、これらを一度登録さえすれば、所望のタイミングでメッセージを受信側ユーザに通知することができる。
したがって、メッセージを送信するたびにメッセージを作成する必要がなくなり、使い勝手のよいシステムを構築することができる。
本発明に係る情報提供サーバ装置等は、所定の情報を予め作成していて、その情報を所望の時に相手に通知することができるので、情報を提供するたびに通知する情報を作成する必要がなくなり、ユーザにとって使い勝手のよいシステムを構築することができる。
本発明の第1実施形態における情報提供システムの構成を示すシステム構成図である。 一実施形態における携帯用通信端末装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置の構成を示すブロック図である 一実施形態における情報提供サーバ装置内のユーザ情報データベースに登録されたデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内の発信器情報データベースに登録されたデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内の行動ログ情報データベースに登録されたデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内の通知条件情報データベースに登録されたデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置内のメッセージ情報データベースに登録されたデータの一例を示す図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置により実行される行動ログ情報の登録処理を説明するための説明図である。 一実施形態における情報提供サーバ装置により実行される通知処理の具体例を説明するための説明図である。 一実施形態の送信側ユーザの通信端末装置にて実行される情報を登録する処理を示すフローチャートである。 一実施形態の受信側ユーザの通信端末装置にて実行される情報を受信して表示する動作を示すフローチャートである。 一実施形態における情報提供サーバ装置にて実行される処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、発信器として採用されたビーコン100と、各ユーザが所有する通信端末装置10と、通信端末装置10とネットワーク20を介して接続され、各通信端末装置10を管理すると共に、所定の情報を通信端末装置10に対して提供する情報提供サーバ装置30とから構成されるシステムに基づき、本発明に係る情報提供サーバ装置、プログラム、及び情報提供システムを適用した場合の実施形態である。
[1]情報提供システム
[1.1]概要
まず、図1を用いて本実施形態における情報提供システム1について説明する。なお、図1は、本実施形態の情報提供システム1の構成を示すシステム構成図である。また、図が煩雑になることを防止するために、図1においては、送信側ユーザ及び受信側ユーザのいずれについても一部のみを示している。すなわち、実際の情報提供システム1においては、図1に表示するよりも多数の通信端末装置10が存在している。また、発信器としてのビーコン100についても一部のみを示している。
本実施形態の情報提供システム1は、送信側ユーザが予め作成しておいたメッセージデータを登録しておき、当該ユーザが希望する時間に、そのメッセージデータを受信側ユーザに送信するためのシステムである。
とりわけ、本実施形態の情報提供システム1は、受信側ユーザが所定の時間に存在する位置に応じ、所定の行動を起こすために効果的なメッセージデータをタイムリーに送信する。
具体的には、情報提供システム1は、送信側ユーザ及び受信側ユーザが所持する通信端末装置10、ネットワーク20、及び通信端末装置10にネットワーク20を介して接続され、各通信端末装置10を管理する情報提供サーバ装置30を備えている。また、当該情報提供システム1は、予め複数の所定位置に設置され、所定の範囲に信号を発信する発信器としてのビーコン100を備えている。
情報提供システム1は、上記の構成に基づいて次の機能を実行する。すなわち、情報提供サーバ装置30は、
(1)送信側ユーザの通信端末装置10を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置10に送信予定のメッセージデータが登録されたメッセージ情報データベース(第1データベース)355を管理する機能、
(2)一定の範囲に信号を発信する所定位置に設置された発信器であるビーコン100を識別する発信器識別情報が登録された発信器情報データベース(第2データベース)352を管理する機能、
(3)メッセージデータを通知する、発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された通知条件情報データベース(第3データベース)354を管理する機能、
(4)受信側ユーザの通信端末装置10から送信された、所定位置の発信器であるビーコン100からの信号を受信した旨の信号に基づいて、発信器情報データベース352に登録された発信器識別情報と発信器識別情報に関連づけられた、通知条件情報データベース354に登録された通知条件情報を検索する機能、
(5)ビーコン100からの信号を受信した旨の信号が、条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する機能、
(6)通信端末装置10から送信された信号が検索された通知条件を満たす場合に、通知条件情報に関連づけられたメッセージ識別情報に対応するメッセージデータをメッセージ情報データベース355から取得する機能、及び
(7)取得された前記メッセージデータをメッセージ受信者側の通信端末装置10に提供する機能、
を実行する。
本実施形態の送信側ユーザ及び受信側ユーザが所持する通信端末装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット型情報端末装置、又は、携帯用電話機等の携帯用情報通信端末装置10等で構成される。
また、通信端末装置10は、Bluetooth(IEEE:the Institute of Electrical and Electronics Engineers 802.15/登録商標)などの近距離無線通信を用いてビーコン100からの発信信号を受信し、その発信信号を認識することが可能な構成を有し、各種情報をユーザへ提示する表示手段を有している。
また、通信端末装置10は、XML(eXtensible Markup Language)等のマークアップ言語によって記述されているWWWシステム用のリソースデータと、当該リソースデータのネットワークアドレスを示す固有のURL(Uniform Resource Locator)とを用い、情報提供サーバ装置30とのデータ通信を行うブラウジング機能を有している。通信端末装置10は、具体的に、ブラウジング機能を用いて、情報提供サーバ装置30から受信したリソースデータによって構成される各種のコンテンツ(作業コンテンツを含む)を、ユーザが閲覧可能に表示するとともに、基地局BS及びネットワーク20を介して情報提供サーバ装置30と通信接続することによって、情報提供サーバ装置30からSNSの各種のサービス提供を受けることができるようになっている。
情報提供サーバ装置30は、SNSの各サービスを提供するために用いられる情報提供サーバ装置である。そして、情報提供サーバ装置30は、データベース(以下、「DB」という。)を有し、各ユーザが所持する通信端末装置10を介して入力されたユーザ指示に基づいて、通信端末装置10と連携しつつ、DBに種々の情報を登録する処理を実行する。
そして、情報提供サーバ装置30は、第1のユーザである送信側ユーザが通信端末装置10を介して送信したメッセージデータを、第2ユーザである受信側ユーザが所持する通信端末装置10に送信する処理を実行する。
上記の構成により、本実施形態の情報提供システム1では、所定の情報を予め作成していて、その情報を所望の時に相手に通知することができるので、情報を提供するたびに通知する情報を作成する必要がなくなりユーザにとって使い勝手のよいシステムを構築することが可能になる。
[1.2]ビーコン
次に、本実施形態のビーコン100について説明する。
ビーコン100は、本発明の発信器を構成しており、受信側ユーザの所在位置を特定するために用いられている。ビーコン100が発信する信号は、上述したように、例えば、Bluetooth(IEEE:the Institute of Electrical and Electronics Engineers 802.15/登録商標)などの近距離無線通信に用いられる信号である。このようなビーコン100の信号は、各ビーコン100を識別するための識別情報がそれぞれ含まれており、この識別情報を含む信号を通信端末装置10に受信させることにより、位置を特定することができるように構成されている。
[1.3]通信端末装置
次に、図2を用いて本実施形態の通信端末装置10について説明する。なお、図2は、本実施形態の通信端末装置10の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の送信側ユーザが所持する通信端末装置10及び受信側ユーザが所持する通信端末装置10は、同一の構成を有しているため、ここでは通信端末装置10としてこれらの構成を説明する。
本実施形態の通信端末装置10は、図2に示すように、ネットワーク通信部120、近距離無線通信インターフェース(以下、「近距離無線通信I/F」)125と、液晶パネル等により構成される表示部135と、表示部135を制御する表示制御部130と、各種の情報が記録される記録部140と、操作部160と、タイマ170と、を備えている。
通信端末装置10を構成する各構成は、バスBにより接続されており、各構成要素間におけるデータの転送が実行され。そして、これらの各構成は、端末管理制御部110によって全体が統合制御されている。
端末管理制御部110は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成されるとともに、キー入力ポート、表示制御ポート等の各種入出力ポートを含み、通信端末装置10の全般的な機能を総括的に制御する。
ネットワーク通信部120は、所定のネットワークインターフェースであり、端末管理制御部110及びアプリケーション実行部150の制御の下、ネットワーク20に接続される情報提供サーバ装置30又は他の通信端末装置10と通信回線を構築し、情報提供サーバ装置30又は他の通信端末装置10と種々のデータの授受を行う。
近距離無線通信I/F125は、端末管理制御部110の制御の下、アンテナATを介して特定ビーコン100からの送信された発信信号を受信する。特に、近距離無線通信I/F125は、Bluetooth(登録商標)の通信形式を用いてアンテナATを用いて予め定められている距離的範囲(すなわち、Bluetooth(登録商標)上の通信範囲)に存在する特定ビーコン100から送信された発信信号を受信する。
表示部135は、所定のサイズ(例えば、5インチ、W480×H960ピクセル)の画像表示領域を有し、液晶素子又はEL(Electro Luminescence)素子のパネルによって構成され、表示制御部130において生成された表示データに基づいて所定の画像を表示するようになっている。
表示制御部130は、端末管理制御部110及びアプリケーション実行部150の制御の下、表示部135に所定の画像を描画させるために必要な描画データを生成し、生成した描画データを当該表示部135に出力する。
記録部140は、通信端末装置10の管理及び制御に関するプログラム及び連動捜索アプリを含む各種のアプリケーションが記録されるアプリケーション記録部141と、各プログラムの実行中にワークエリアとして用いられるとともに、通信端末装置10で実行される各処理において用いられるデータが記録されるRAM142と、を有している。
アプリケーション実行部150は、独立的に設けられた中央演算処理装置(CPU)によって又は端末管理制御部110とともに共通の中央演算処理装置(CPU)によって構成される。また、アプリケーション実行部150は、アプリケーション記録部141に記録された各種のアプリケーションを実行することにより、各種の機能を実現する。
具体的に、アプリケーション実行部150は、メッセージデータを送信する送信側ユーザが所持する通信端末装置10において、メッセージ情報を生成し、生成したメッセージ情報を特定のビーコン識別情報と共に情報提供サーバ装置30に送信する。一方、アプリケーション実行部150は、メッセージデータを受信する受信者側ユーザが所持する通信端末10において、ビーコン100からの信号を受信した旨の信号を、信号を受信した当該ビーコン100の識別情報と共に情報提供サーバ装置30に送信する。
また、アプリケーション実行部150は、通信端末装置10を所持するユーザの行動ログを情報提供サーバ装置30に送信する処理を実行する。すなわち、自己が所持する通信端末層を受信側ユーザの通信端末装置10として機能させる場合に、そのユーザの行動範囲に存在する各ビーコン100からの信号を受信し、ビーコン100からの信号を受信した旨の信号を通信端末装置10から情報提供サーバ装置30に送信することにより、当該ユーザの行動のパターンを行動ログとして、情報提供サーバ装置30に登録させる。
ビーコン100の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置30に送信することによりユーザの行動パターンを行動ログとして登録することが可能な理由は、ビーコン100は、ビーコン100毎にその個体を識別するための識別情報を含めて信号を発信しているからである。すなわち、ユーザが、例えば、一定の範囲内を行動した場合、ユーザが移動をしたその先々に、固有の識別情報を有するビーコン100が設置されている。ユーザの行動パターンは、この識別情報及び信号を受信した時刻に基づき把握することが可能なので、この情報を行動ログとすることができる。
操作部160は、各種の確認ボタン、各操作指令を入力する操作ボタン、テンキー等の多数のキー、又は、表示部135上に設けられたタッチセンサにより構成され、各操作を行う際に用いられるようになっている。
タイマ170は、アプリケーション実行部150の指示に基づいて、そのときの日付及び時刻を当該アプリケーション実行部150に提供する。例えば、ビーコン100からの信号を受信した時刻等をアプリケーション実行部150に提供する。また、タイマ170は、アプリケーション実行部150の指示に基づいて、カウントを開始し、予め定められた時間の経過後にその旨を当該アプリケーション実行部150に提供する。
[1.4]情報提供サーバ装置
次に、図3を参照して、本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成について説明する。なお、図3は、本実施形態の情報提供サーバ装置30の構成を示すブロック図である。
本実施形態の情報提供サーバ装置30は、図3に示すように、装置全体を制御するサーバ管理制御部310と、各通信端末装置10と通信を行う通信制御部320、各種のメモリとして機能するROM/RAM330、タイマ340、各種の情報を格納する記録部350、及び各種の処理を実行するデータ処理部360と、を有し、上記の各部は、バスBによって相互に接続されている。
サーバ管理制御部310は、主に中央演算処理装置(CPU)によって構成され、プログラムを実行することによって、情報提供サーバ装置30の各部を統合制御する。
通信制御部320は、所定のネットワークインターフェースであり、ネットワーク20を介して、各通信端末装置10とデータの授受を行う。
ROM/RAM330には、情報提供サーバ装置30の駆動に必要な各種のプログラムが記録されている。また、ROM/RAM330は、サーバ管理制御部310やデータ処理部360が各種の処理を実行する際のワークエリアとして用いられる。
タイマ340は、データ処理部360の指示に基づいて、そのときの日付及び時刻を当該データ処理部360に提供する。また、タイマ340は、データ処理部360の指示に基づいて、カウントを開始し、予め定められた時間の経過後にその旨をデータ処理部360に提供する。
記録部350は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)又はSSD(ソリッドステートドライブ)により構成されている。
記録部350は、その記録領域内に、当該情報提供システム1を利用するユーザに関する基本情報をユーザIDに対応付けて登録されたユーザ情報DB351と、発信器である各ビーコン100の情報が記録されている発信器情報DB352と、ユーザの行動をログとして登録する行動ログ情報DB353と、メッセージデータを受信側ユーザの通信端末装置10に通知するための通知条件が登録された通知条件情報DB354と、送信側ユーザによって作成されたメッセージデータの具体的な内容が登録されたメッセージ情報DB355を有している。
記録部350のユーザ情報DB351、発信器情報DB352、通知条件情報DB354は、本発明の第1データベース、第2データベース、第3データベースをそれぞれ構成している。また、メッセージ情報DB355は、本発明の第4データベースを構成し、行動ログ情報DB353は、本発明の第5データベースを構成している。
データ処理部360は、独立した中央演算処理装置(CPU)によって構成され、又は、サーバ管理制御部310の中央演算処理装置(CPU)を用いて構成される。そして、データ処理部360は、サーバ管理制御部310による制御の下、プログラムを実行することにより、各通信端末装置10にて実行される連動捜索処理の管理を行う。
具体的には、データ処理部360は、プログラムを実行することによって、各DBを管理するDB管理部361と、受信側ユーザにメッセージデータを通知するための条件を検索するための通知条件検索部362と、メッセージ情報DB355に登録された複数のメッセージデータから送信するメッセージデータを取得するメッセージ取得部364と、メッセージデータを送信するユーザを特定するユーザ特定部365と、送信された信号の発信器識別情報と、行動ログ情報DB353に登録された発信器識別情報とを比較して、送信された信号の発信器識別情報が行動ログ情報DB353に既登録か未登録かを判定する発信器識別情報判定部と、メッセージデータを情報として受信側ユーザの通信端末装置10に提供する情報提供部367と、を実現する。
DB管理部361は、記録部350を構成する各DBに種々の情報を登録する処理を実行すると共に、各DBに登録された情報を検索する処理を実行する。具体的に、ユーザ情報DB351に対し、ユーザの基本情報を登録する処理を実行し、発信器情報DB352に対しビーコン100の識別情報及び設置位置に関する情報を登録する処理を実行し、通知条件情報DB354に対し、通知条件を登録すると共に、通知条件を検索する処理を実行する。また、メッセージ情報DB355に対してメッセージデータを登録すると共に、必要なメッセージデータをメッセージ取得部364と協働して取得する処理を実行する。さらに、DB管理部361は、行動ログ情報DB353に対して情報を登録したり、情報の読み出しをしたりしている。
通知条件検索部362は、本発明の条件検索手段を構成する。この通知条件検索部362は、通知条件情報DB354に登録された通知条件の中から、受信側ユーザの通信端末装置10から送信された、所定位置のビーコン100からの信号を受信した旨の信号に基づく発信器識別情報と当該発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報を検索する処理を実行する。
通知条件判定部363は、本発明の通知条件判定手段を構成している。通知条件判定部363は、上記の通知条件検索部362により検索された通知条件と、受信側ユーザの通信端末装置10から送信された、所定位置のビーコン100からの信号を受信した旨の信号とを対比し、ビーコン100からの信号が検索された通知条件を満たすか否かを判定する処理を実行する。
メッセージ取得部364は、本発明のメッセージ取得手段を構成している。このメッセージ取得部364は、メッセージ情報DB355から所望のメッセージデータを取得する。具体的に、通信端末装置10から送信された信号が検索された通知条件を満たす場合に、通知条件情報に関連づけられたメッセージ識別情報に対応するメッセージデータをメッセージ情報DB355から取得する処理を実行する。
ユーザ特定部365は、本発明のユーザ特定手段を構成している。このユーザ特定部365は、ユーザに関する情報が登録されているユーザ情報DB351からメッセージデータを通知する体手を特定する処理を実行する。すなわち、送信者側ユーザの通信端末装置10から発信された信号に基づいて、ユーザ情報DB351に登録されたユーザの中から受信側ユーザの1人を所定のユーザとして特定している。
発信器識別情報判定部366は、本発明の発信器識別情報判定手段を構成している。この発信器識別情報判定部366は、通信端末装置10から送信された発信器識別情報が発信器情報DB352にすでに登録されているか否かを判定する処理を実行する。
すなわち、発信器識別情報判定部366は、受信側ユーザが所持する通信端末装置10によってビーコン100の信号が受信されたときに、当該通信端末装置10によって送信されたビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信する。そして、発信器識別情報判定部366は、通信端末装置10からの信号を受信した際に、その信号に含まれているビーコン100の識別情報と、発信器情報DB352に登録されているビーコン100の識別情報である発信器識別情報とを比較し、受信した信号に含まれる識別情報が、すでに発信器情報DB352に登録されているか否かを判定する処理を実行する。
情報提供部367は、本発明の情報提供手段を構成している。この情報提供部367は、上記のメッセージ取得部364によって取得されたメッセージデータを受信側ユーザの通信端末装置10に提供する処理を実行している。その際、情報提供部367は、通信制御部320と協働し、メッセージデータを通信端末装置10に対して送信する。
なお、当該データ処理部360が実行する具体的な処理については、図9及び図10を参照し、後に説明する。
[1.5]データベースに登録されたデータの具体例
次に、図4から図8を参照して情報提供サーバ装置30が備える記録部350を構成している各データベースの詳細について具体的に説明する。なお、図4は、ユーザ情報DB351に登録されたデータの一例を示す図であり、図5は、発信器情報DB352に登録されたデータの一例を示す図であり、図6は、行動ログ情報DB353に登録されたデータの一例を示す図である。また、図7は、通知条件情報DB354に登録されたデータの一例を示す図であり、図8は、メッセージ情報DB355に登録されたデータの一例を示す図である。
(ユーザ情報DB)
ユーザ情報DB351は、本実施形態の情報提供システム1を利用するユーザの基本情報に関する各データをそれぞれ格納するためDBである。ユーザ情報DB351には、図4に示すように、
(1)各ユーザを識別するためのユーザID、及び
(2)各ユーザIDにより特定される各ユーザの基本情報
が対応付けられて登録される。
図4に例示する場合には、ユーザ情報DB351には、例えば、「U00001」により特定されるユーザIDと、当該ユーザIDにより特定されるユーザの基本情報1とが関連づけて登録されている。各ユーザIDにより特定されるユーザに関する基本情報としては、例えば、ユーザの氏名、ユーザの生年月日、ユーザの住所、ユーザの職業等をあげることができる。
(発信器情報DB)
発信器情報DB352は、発信装置である各ビーコン100に関するデータが格納されたDBである。例えば、発信器情報DB352には、図5に示すように、
(1)各ビーコン100を識別するためのビーコンID、及び
(2)各ビーコン100が設置された位置を示す設置位置に関する情報
が対応付けられて登録される。
図5に例示する発信器情報DB352には、例えば、「B001」により特定されるビーコン100が、「○○ラーメン店前」に設置され、「B002」により特定されるビーコン100が「AAA駅」に設置されていることが登録されている。
なお、図5に例示した発信器情報DB352には、各ビーコン100が設置された位置を示す設置位置に関する情報として、各ビーコン100が設置された近傍に位置する施設によって設置位置を特定している。ただし、設置位置を特定する情報としては、その他に、例えば、「東京都新宿区市ヶ谷・・・○丁目×番△号」のような住所、「162−□□□□」のような郵便番号又は、「緯度:35.69・・・,経度:139.72・・・」といったように地球上の緯度と経度を挙げることができる。
(行動ログ情報DB)
行動ログ情報DB353は、本実施形態の情報提供システム1を利用するユーザの行動に関する情報が行動ログとして登録されているDBである。行動ログ情報DB353には、例えば、図6に示すように、
(1)ユーザID、
(2)ビーコンID、及び
(3)記録日時
が関連づけて登録されている。
図6に例示した行動ログ情報DB353では、ユーザID「U00001」と、当該ユーザIDにより特定されるユーザの行動の行動に基づいて、当該ユーザが所持する通信端末装置10を検知したビーコン100のビーコンID「B001,B002,B003,B004」と、各ビーコン100が当該ユーザにより所持された通信端末装置10を検知した日時を表す「2016/03/01/16:20,2016/03/0118:52,2016/03/02/07:40,2016/03/02/12:15」が相互に関連づけて登録されている。
(通知タイミング情報DB)
通知タイミング情報DBは、通信端末装置10を介して送信された、送信側ユーザが受信側ユーザに対しして通知しようとしているメッセージデータを通知する日時が登録されたDBである。この通知タイミング情報DBには、図7に示すように、
(1)メッセージID、
(2)ビーコンID、及び
(3)メッセージデータを通知する送信日時
が相互に関連づけて登録されている。
例えば、図7に例示した通知タイミング情報DBでは、メッセージID「M00001」っと、受信側ユーザが所持する通信端末装置10を検知するビーコン100を識別するビーコンID「B003」と、メッセージデータを通知する日時を表す送信日時「2016/03/01/08:02」とが相互に関連づけて登録されている。
(メッセージ情報DB)
メッセージ情報DB355は、メッセージデータを送信するユーザがメッセージデータを受信ユーザに対して通知するメッセージデータの具体的な内容が登録されたDBである。図8に示したメッセージ情報DB355では、
(1)
メッセージID、
(2)ユーザID(送信者)、
(3)ユーザID(受信者)、及び
(4)メッセージデータ
が相互に関連づけて登録されている。
図8に例示したメッセージ情報DB355では、例えば、メッセージID「M00001」と、ユーザID(送信者)「U00001」と、ユーザID(受信者)「U00010」と、メッセージデータの具体的な内容である「薬の飲み忘れに注意!」とが相互に関連づけて登録されている。
[2]処理内容
次に、図9及び図10を参照し、本実施形態の情報提供システム1によって実行される登録処理及び通知処理の原理について説明する。なお、図9は、本実施形態の情報提供システム1により実行される行動ログ情報の登録処理を説明するための説明図であり、図10は、本実施形態の情報提供システム1により実行される通知処理を説明するための説明図である。
[2.1]行動ログの登録処理
まず、図9を参照しつつ、ユーザが自己の行動パターンを行動ログとして情報提供サーバ装置30の行動ログ情報DB353に登録する処理について説明する。行動ログの登録処理は、通信端末装置10のアプリケーション実行部150により実行される処理と、情報提供サーバ装置30のDB管理部361により実行される処理との協働処理により、情報提供サーバ装置30が備える記録部350の行動ログ情報DB353に、ユーザの行動ログを登録する処理である。なお、行動ログ情報の登録処理を説明するに当たり、説明を簡単にするために、図9は、ユーザの自宅である「家」と、ユーザの勤務先である「会社」との間の行動パターンを簡略化して図示している。
あるユーザは、1週間のうち月曜から金曜までの間、自宅から会社に通勤しているとする。このユーザは、家の最寄り駅である「□□駅」と、会社の最寄り駅である「△△駅」との間を、電車で通勤しているとする。家と、家の最寄り駅である「□□駅」との間、及び会社と、会社の最寄り駅である「△△駅」との間は、徒歩であるとする。
また、このユーザが月曜から金曜までの間に行動する範囲には、図9に示すように、ビーコン100が6箇所に設置されているとする。例えば、会社の近傍、△△駅、△△駅と□□駅との間、□□駅、□□駅と家との間の通勤通路の所定位置、及び家の近傍に、ビーコン101からビーコン106がそれぞれ設置されているとする。
ビーコン101からビーコン106には、各ビーコン101〜106に固有の識別情報が割り振られており、各ビーコン101〜106は、識別情報を含む信号を一定の範囲に発信している。そして、各ビーコン101〜106は、ユーザが所持する通信端末装置10が、一定の範囲内に進入したときに、通信端末装置10に信号を受信させている。通信端末装置10は、上述したように、近距離無線I/F125を備えており、この近距離無線I/F125が各ビーコン101〜106により発信された、識別情報を含むからの信号を受信する。
近距離無線I/F125がビーコン101〜106からの信号を受信したとき、アプリケーション実行部150は、通信端末装置10が備えるタイマ170から、そのときの時刻を提供してもらっている。そして、通信端末装置10は、アプリケーション実行部150とネットワーク通信部120との協働処理により情報提供サーバ装置30に、当該ユーザのユーザIDと、ビーコン101〜106の識別情報であるビーコンIDと、各ビーコン101〜106の信号を受信したときの日時とを送信する。
図9に示す例の場合、このユーザが家を出発したときに、ビーコン106の信号を受信し、受信した旨の信号を、当該ユーザのユーザIDと、ビーコン101〜106のビーコンIDと、ビーコン106の信号を受信したときの日時とを情報提供サーバ装置30に送信する。この処理を、当該ユーザが家を出発して会社に着くまでの間、ビーコン101〜105についてそれぞれ実行する。同様に、当該ユーザが会社を出発し家に着くまでの間、ビーコン101〜106についてそれぞれ実行する。
以上のようにして処理されたユーザの行動ログは、図6を参照して説明した行動ログ情報DB353に登録される。
この行動ログ情報を登録する処理において、情報提供サーバ装置30が受信した信号が、発信器情報DB352に登録されていない新たなビーコン100からの信号である場合、新たなビーコン100に関する情報を登録する。すなわち、受信側ユーザの通信末装置10から送信された、ビーコン100の信号を受信した旨の信号と発信器情報DB352に登録されビーコン100の識別情報とを比較して、送信された信号が発信器情報DB352に未登録のビーコン100の信号を受信した旨の信号である場合に、このビーコン100に関する識別情報及び位置情報を発信器情報DB352に登録する。
この行動ログ情報DB353に登録された情報は、第2のユーザである受信側ユーザの行動ログが既登録であるか未登録であるかが判定され、既登録である場合には、第1のユーザである送信側ユーザが、メッセージデータを第2のユーザである受信側ユーザに通知する際に、参照される。メッセージデータを通知する処理については、次の項で詳細を説明する。
[2.2]通知処理
次に、図10を参照しつつ本実施形態の情報提供システム1において、送信側ユーザが所持する通信端末装置10により作成されたメッセージデータを情報提供サーバ装置30に登録し、登録されたメッセージデータの中から所望のメッセージデータを適切な時点で受信側ユーザが所持する通信端末装置10に通知する処理について具体的に説明する。
通知処理を説明するに際し、メッセージデータを受信する湯心側ユーザの行動ログは既登録であり、送信側ユーザは、メッセージデータを送信する相手である受信側ユーザを決定する操作を実行済みであり、1人の受信側ユーザがすでに定まっていることを前提に説明する。
まず、メーセージを送信しようとしている送信側ユーザは、通信端末装置10にインストールされているアプリケーションを用いてメッセージデータを作成し、作成されたメッセージデータを情報提供サーバ装置30に送信して登録する。
例えば、受信側ユーザが昼食後に薬を飲まなければならいとする。その場合、送信側ユーザは、受信側ユーザの通信端末装置10が受信するビーコン100を特定し、受信側ユーザにメッセージデータを送信する日時と、具体的なメッセージデータを作成し、登録する。図10に示した例では、送信側ユーザは、会社の最寄り駅である「△△駅」の近傍に設置されたビーコン102を特定する。また、送信側ユーザは、メッセージデータを送信する日時が2016年1月10日の12:00であることを表す「2016/01/10/12:00」と、メッセージデータ「薬の飲み忘れに注意!」を登録する。
受信側ユーザの月曜日から金曜日までの行動は、行動ログ情報DB353に既登録であるため、送信側ユーザは、受信側ユーザの行動ログを参照することにより、受信側ユーザが「家」から「会社」に通勤するルート、受信側ユーザが存在する位置とその位置に存在する時刻を把握することができる。そのため、送信側ユーザは、受信側ユーザの行動ログ情報を参照し、ビーコン100の特定、メッセージデータを通知する時刻、及び具体的なメッセージデータを適切に登録することができる。
ところで、受信側ユーザが会社の最寄り駅である「△△駅」を「会社」に向かって出発し、ビーコン102の信号を受信するのは、受信側ユーザが薬を飲まなければならない昼食時よりもかなり前の時刻である。しかしながら、この情報提供システム1では、メッセージデータが通知される時刻よりも前の時点でメッセージデータを登録しておくことにより、受信側ユーザに当該メッセージデータを読ませたい適切な時刻に当該メッセージデータを通知する。
図10の左上側の第2行目のメッセージ情報並びに第3行目のメッセージ情報を参照しつつ、メッセージデータの通知処理について、更に、説明する。
送信側ユーザは、受信側ユーザに、今夜の夕食がカレーライスであり、カレーライスに用いるにんじんを帰宅途中に購入してもらいたいことをメッセージデータとして通知したいと考えているとする。
送信側ユーザは、受信側ユーザの行動ログ方法を参照し、「会社」から「家」に帰宅途中で、「△△駅」を利用すると共に、「□□駅」から「家」に帰る途中で、スーパーマーケットの近くを通ることをすでに知っているとする。
送信側ユーザは、まず、「今夜はカレー」というメッセージデータを作成する。また、行動ログ情報によれば、受信側ユーザは、帰宅するために、「△△駅」に到着し、受信側ユーザの通信端末装置10が「△△駅」の近傍に設置されたビーコン102の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置30に送信するので、送信側ユーザは、このビーコン102を選択する。さらに、送信側ユーザは、夕食がカレーライスであることを受信側ユーザに知らせる最も効果的な時刻である18:00以降にメッセージデータを通知することを、通信端末装置10の操作を介して設定する。
さらに、行動ログ情報によれば、受信側ユーザは、帰宅するために、「□□駅」から「家」に帰るルートとして、スーパーマーケットが近くにある道を通るので、送信側ユーザは、スーパーマーケットの近傍に設置されたビーコン105を選択する。さらに、送信側ユーザは、にんじんをスーパーマーケットで購入してもらいたいことを最も効果的に知らせることが可能な時刻である18:00以降にメッセージデータを通知することを、通信端末装置10の操作を介して設定する。
上記のメッセージデータ、通知する日時及びビーコン100は、送信側ユーザが通信端末装置10の操作を行うことにより、情報提供サーバ装置30に送信され、情報提供サーバ装置30が備えるメッセージ情報DB355に登録される。
そして、受信側ユーザが帰宅するために「△△駅」に立ち寄ると、受信側ユーザの通信端末装置10が「△△駅」の近傍に設置されたビーコン102の信号を受信し、受信した旨の信号を情報提供サーバ装置30に送信すると、情報提供サーバ装置30のデータ処理部360に設けられた、通知条件検索部362が、ビーコン102の信号を受信した旨の信号を受信したときの条件に基づいて、通知条件を満たすメッセージデータを検索する。次いで、通知条件判定部363が、検索された通知条件と通信端末装置10から送信された信号とを対比して、通知条件を満たすか否かを判定する。通知条件が、日時である場合、情報提供サーバ装置30が信号を受信したときの日時をタイマ340で確認している。
次いで、メッセージ取得部364が通知条件を満たすメッセージデータを取得する。取得されたメッセージデータは、情報提供部367と通信制御部320の協働処理によって、メッセージデータを受信側ユーザの通信端末装置10に送信している。具体的に、この例では、「今夜はカレー」というメッセージデータを通知する。
同様に、情報提供サーバ装置30が、受信側ユーザの通信端末装置10によってビーコン105の信号が受信された旨の信号を通信端末装置10から受信したとき、情報提供サーバ装置30は、「にんじんを買ってきて」というメッセージデータを通信端末装置10に送信する。
[3]本実施形態の情報提供システムの動作
[3.1]メッセージの登録処理
まず、図11を用い、送信側ユーザの通信端末装置10を用いてメッセージデータを作成し、そのメッセージデータを登録する処理について説明する。なお、図11は、送信側ユーザの通信端末装置にて実行されるメッセージデータを登録する処理を示すフローチャートである。
まず、送信側ユーザの通信端末装置10において、アプリケーション実行部150は、送信側ユーザの操作に基づいて、アプリケーションが起動されたか否かを検出する(ステップS101)。アプリケーション実行部150は、記録部140のアプリケーション記録部141に記録されているアプリケーションが読み出されることによりアプリケーションを起動する。
アプリケーションが起動された後、アプリケーション実行部150は、操作部160を介して送信側ユーザにより入力されたメッセージデータを通知する相手である受信側ユーザを選択する(ステップS102)。その際、操作部160の操作により、ネットワーク通信部120は、表示制御部130及びアプリケーション実行部150と連動し、特定された受信側ユーザのユーザIDを情報提供サーバ装置30に送信する。
次いで、アプリケーション実行部150は、特定された受信側ユーザの行動ログを読み込む(ステップS103)。行動ログの読み込みは、操作部160の操作により、ネットワーク通信部120、表示制御部130、及びアプリケーション実行部150連動させて、特定された受信側ユーザの行動ログ情報を情報提供サーバ装置30から受信する。読み込まれる行動ログ情報は、図6を参照して説明した行動ログ情報DB353に登録されたデータに示すように、受信側ユーザのユーザID、美コーンID及び記録された日時が読み込まれる。読み込まれた行動ログ情報は、表示制御部130の制御の下に、通信端末装置10の表示部135に表示される。送信側ユーザは、行動ログ情報が表示部135に表示されることによって、行動ログ情報を参照することが可能になる。
次いで、アプリケーション実行部150は、操作部160の操作を介して、送信側ユーザにより行動ログ情報が参照されつつ、メッセージデータを作成する(ステップS104)。メッセージデータは、図10の左上側に示したように、文字情報として具体的なメッセージデータが作成される。例えば、図10の左上側に示した第1行目のメッセージ情報では、具体的に「薬の飲み忘れに注意!」というメッセージデータが作成される。
次いで、アプリケーション実行部150は、送信側ユーザによる操作部160の操作を介して、ビーコン100の選択とメッセージデータを送信するタイミングを設定する(ステップS105)。ビーコン100は、受信側ユーザが信号を受信すべきビーコン100である。メッセージデータを送信するタイミングは、メッセージデータを受信側ユーザに通知すべき日時である。例えば、図10の左上側に示した第1行目のメッセージ情報では、送信側ユーザは、受信側ユーザが信号を受信すべきビーコン100として「ビーコン102」を選択する。具体的には、ビーコン102に対応するビーコンIDを選択する。また、送信側ユーザは、メッセージデータを受信側ユーザに通知すべき日時として「2016/01/10/12:00」を設定している。
次いで、アプリケーション実行部150は、送信側ユーザによる操作部160の操作を介して、作成したメッセージデータ、選択したビーコン100及びメッセージデータを通知すべき日時をサーバ装置に送信して登録する(ステップS106)。登録は、記録部350を構成するメッセージ情報DB355に登録される。
そして、メッセージデータの登録を終了するか否かの操作を実行し(ステップS107)、終了する場合には、本動作を終了し、登録処理を続行する場合には、ステップS102からステップS106の処理を繰り返して実行する。
[3.2]メッセージデータの通知処理
次に、図12及び図13を参照しつつ本実施形態の通信端末装置10及び情報提供サーバ装置30により実行されるメッセージデータの通知処理の動作について説明する。なお、図12は、本実施形態の通信端末装置10の通知処理実行時の動作を示すフローチャートであり、図13は、本実施形態の情報提供サーバ装置30の通知処理実行時の動作を示すフローチャートである。
本動作においては、メッセージデータが通知される受信側ユーザの行動ログは既登録であり、受信側ユーザは既に特定されていることを前提に説明する。また、既に複数の発信器であるビーコン100は記録されているものとする。
(受信側ユーザが所持する通信端末装置の動作)
まず、アプリケーション実行部150は、受信側ユーザが所持する通信端末装置10において、ユーザによりログイン操作が行われた否かを判断する(ステップS201)。
次いで、通信端末装置10は、ビーコン100が発信している信号を受信したか否かの判断処理を行う(ステップS202)。上述したように、各ビーコン100には、各々の個体を識別するための識別情報が割り振られており、各ビーコン100は、所定の範囲内に、識別情報を含んだ信号を発信している。通信端末装置10は、ビーコン100により発信された信号が届く範囲内に進入したときに、ビーコン100の信号を受信する。その際、通信端末装置10は、近距離無線I/F125によりビーコン100の信号を受信する。
次いで、通信端末装置10は、ビーコン100によって発信された信号を受信した場合に、ビーコン100の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置30に送信する(ステップS203)。その際、通信端末装置10は、アプリケーション実行部150とネットワーク通信部120とが協働し、ネットワーク通信部120及びネットワーク20を介して情報提供サーバ装置30に送信する。なお、情報提供サーバ装置30は、ビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信した後、後述する種々の処理を実行し、メッセージデータを通信端末装置10に対して送信する。
次いで、通信端末装置10は、情報提供サーバ装置30から一定の時間内にメッセージデータを受信したか否かの判断処理が実行される(ステップS204)。通信端末装置10は、情報提供サーバ装置30から送信されたメッセージデータをネットワーク20及びネットワーク通信部120を介して受信する。メッセージデータは、テキストデータ等により形成された具体的な文字情報である。例えば、図10を参照して説明したように、通信端末装置10が受信するメッセージデータは、「薬の飲み忘れに注意!」といった具体的な文字により形成された情報である。
次いで、通信端末装置10は、受信したメッセージデータを表示部135に表示する処理を実行する(ステップS205)。通信端末装置10は、アプリケーション実行部150及び表示制御部130の協働処理を通じて、表示部135にメッセージデータを表示させる。
そして、通信端末装置10は、メッセージデータを受信した場合に動作を終了するか否かの判断の処理を実行する(ステップS206)。具体的に、アプリケーション実行部150、受信側ユーザが操作部160を操作して動作を終了させたと判断した場合には、終了するための処理を通信端末装置10に実行させる。これに対し、アプリケーション実行部150は、受信側ユーザが操作部160を操作して、動作を続行させると判断した場合には続行させるための処理を通信端末装置10に実行させる。操作を続行する場合、通信端末装置10は、上記のステップS202からステップS206の処理を繰り返して実行する。
(情報提供サーバ装置の動作)
情報提供サーバ装置30は、まず、通信端末装置10がビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信したか否かの判断処理を実行する(ステップS301)。情報提供サーバ装置30は、通信端末装置10がビーコン100の信号を受信した旨の信号を、ネットワーク20を介し、通信制御部320により受信する。
次いで、情報提供サーバ装置30におけるデータ処理部360は、通信端末装置10がビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信した場合、対応する行動ログ情報を検索する(ステップS302)。行動ログ情報は、図6を参照して説明した行動ログ情報DB353に登録されているデータのように、ユーザID、ビーコンID及び記録日時が登録されている。情報提供サーバ装置30が行動ログ情報を検索することにより、ビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信した場合における当該ビーコン100に対応するメッセージデータを後に取得することを可能にしている。
次いで、データ処理部360は、メッセージデータが登録されているか否かの判断処理を実行し(ステップS303)、メッセージデータが登録されていない場合には、後に説明する終了を判断する処理まで動作をとばし、メッセージデータが登録されている場合には、メッセージ取得部364がそのメッセージデータを取得する処理を実行する(ステップS304)。さらに、情報提供サーバ装置30は、メッセージデータを通知するための通知条件を満たすか否かの判定処理を実行する(ステップS305)。その際、情報提供サーバ装置30のデータ処理部360を構成する通知条件検索部362が、図7を参照して説明した通知条件情報DB354及び図8を参照して説明したメッセージ情報DB355にそれぞれ登録されたデータを参照しつつ通知条件を検索し、通知条件判定部363が、ビーコン100の信号を受信した旨の信号と検索された通知条件とを対比して条件を満たすか否かの判定処理を実行する。
具体的に、データ処理部360は、ビーコン100の信号を受信した旨の信号を受信した場合に、そのビーコン100のビーコンIDとメッセージIDとを関連づけると共に、メッセージIDとメッセージデータとを関連づけると共に、受信時の条件が、メッセージIDに関連づけられている通知条件が通知を満たすか否かの判断処理を実行している。この実施形態では、通知条件は、日時であり、受信した日時が通知条件としての日時の条件を満たすか否かを判断している。
次いで、通知の条件を満たす場合に、情報提供サーバ装置30の情報提供部367は、メッセージデータを通信端末装置10に送信する(ステップS306)。情報提供サーバ装置30は、ネットワーク20を介して通信端末装置10にメッセージデータを送信する。
そして、情報提供サーバ装置30は、処理を終了するか否かの判断処理を実行し(ステップS307)、処理を終了する場合には動作を終了し、処理を続行する場合には、ステップS301からステップS307の処理を繰り返し実行する。
[4]変形例
[4.1]変形例1
以上に説明した実施形態では、通知条件として日時を満たすかどうかを判断してメッセージデータを情報提供サーバ装置30から通信端末装置10に送信している。ただし、通知条件は、日時であることには限定されず、この変形例1では、通知条件として、通信端末装置10が1つのビーコン100の信号を受信した旨の信号を情報提供サーバ装置30に送信した回数を通知条件としている。
具体的に、図10を参照して説明する。
図10の左上側に示したメッセージデータのうち、第1行目に示した「薬の飲み忘れに注意!」というメッセージデータは、受信側ユーザが「△△駅」を通り、「△△駅」の近傍に設定されたビーコン102から第1回目に信号を受信し、その旨の信号を通信端末装置10から情報提供サーバ装置30に送信したときに、通知する。
また、図10の左上側に示したメッセージデータのうち、第2行目に示した「今夜はカレー」というメッセージデータは、受信側ユーザが「会社」での勤務を終え、「家」に帰宅するために「△△駅」を通り、「△△駅」の近傍に設定されたビーコン102から第2回目に信号を受信し、その旨の信号を通信端末装置10から情報提供サーバ装置30に送信したときに、通知する。
[4.2]変形例2
本実施形態においては、情報提供サーバ装置30内に各DB351〜355を設け、これらのDBを情報提供サーバ装置30のみにおいて管理及び制御する構成としたが、各DB351〜355を管理するためのコンピュータシステム別個に設け、各々、個別に管理、運用するようにしてもよい。
1 … 情報提供システム
10 … 通信端末装置
20 … ネットワーク
30 … 情報提供サーバ装置
100 … ビーコン
110 … 端末管理制御部
120 … ネットワーク通信部
125 … 近距離無線I/F
130 … 表示制御部
135 … 表示部
140 … 記録部
141 … アプリケーション記録部
150 … アプリケーション実行部
160 … 操作部
170 … タイマ
310 … サーバ管理制御部
320 … 通信制御部
330 … ROM/RAM
340 … タイマ
350 … 記録部
351 … ユーザ情報DB
352 … 発信器情報DB
353 … 行動ログ情報DB
354 … 通知条件情報DB
355 … メッセージ情報DB
360 … データ処理部
361 … DB管理部
362 … 通知条件検索部
363 … 通知条件判定部
364 … メッセージ取得部
365 … ユーザ特定部
366 … 発信器識別情報判定部
367 … 情報提供部

Claims (9)

  1. ネットワークを介し、第1のユーザが作成したメッセージを第2のユーザに送信する情報提供サーバ装置であって、
    送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段と、
    一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段と、
    前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段と、
    受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段と、
    前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、
    前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられたメッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段と、
    取得された前記メッセージをメッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段と、を備えることを特徴とする情報提供サーバ装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供サーバ装置において、
    前記第1データベース管理手段は、前記メッセージと、当該メッセージを識別するメッセージ識別情報とを関連づけて管理する、情報提供サーバ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報提供サーバ装置において、
    前記第2データベース管理手段は、前記発信器識別情報と、当該発信器が設置された位置に関する位置情報とを関連づけて管理する、情報提供サーバ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報提供サーバ装置において、
    前記第3データベース管理手段は、前記メッセージ識別情報と、前記発信器識別情報と、前記メッセージを通知する通知条件情報とを関連づけて管理する、情報提供サーバ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報提供サーバ装置において、
    ユーザに関する情報が登録された第4データベースを管理する第4データベース管理手段と、
    送信者側の前記通信端末装置から発信された信号に基づいて、前記第4データベースに登録されたユーザから所定のユーザを特定するユーザ特定手段と、を備え、
    情報提供手段は、特定されたユーザが所持する前記通信端末装置に前記メッセージを提供する、情報提供サーバ装置。
  6. 請求項5に記載の情報提供サーバ装置において、
    前記発信器の信号を受信した旨の前記通信端末装置からの信号に基づいてユーザを識別するユーザ識別情報と、前記通信端末装置によって受信された前記発信器の信号に含まれる前記発信器識別情報と、通信端末手段が前記発信器の信号を受信した日時とを関連づけて登録された第5データベースを管理する第5データベース管理手段を備える、情報提供サーバ装置。
  7. 請求項6に記載の情報提供サーバ装置において、
    受信側ユーザの前記通信端末装置から送信されたに基づいて、送信された信号の前記発信器識別情報と、前記第5データベースに登録された前記送信された信号の前記発信器識別情報とを比較して、送信された信号の前記発信器識別情報が前記第5データベースに登録された前記発信器識別情報に既登録か未登録かを判定する発信器識別情報判定手段を備え、
    前記第5データベース管理手段は、前記発信器識別情報判定手段が未登録であると判定した場合に、前記ユーザ識別情報と、送信された信号の前記発信器識別情報と、前記通信端末手段が前記発信器の信号を受信した日時とを前記第5データベースに登録する、情報提供サーバ装置。
  8. ネットワークを介し、第1のユーザが作成したメッセージを第2のユーザに送信する情報提供サーバ装置を構成するコンピュータにおいて用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段、
    一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段、
    前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段、
    受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段、
    前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段、
    前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられたメッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段、及び
    取得された前記メッセージをメッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  9. 情報提供サーバ装置にネットワークを介して接続された少なくとも2つの通信端末装置を備え、第1のユーザが作成したメッセージを、前記ネットワーク及び前記情報提供サーバ装置を介して第2のユーザの通信端末装置に送信する情報提供システムであって、
    一定の範囲に信号を発信する所定に設置された発信器を備え、当該発信器は、発信器を個別に識別するための識別情報を前記信号に含めて発信し、
    前記情報提供サーバ装置は、
    送信側ユーザの通信端末装置を介して送信され、受信側ユーザの通信端末装置に送信予定のメッセージが登録された第1データベースを管理する第1データベース管理手段と、
    一定の範囲に信号を発信し、所定位置に設置された発信器を識別する発信器識別情報が登録された第2データベースを管理する第2データベース管理手段と、
    前記メッセージを通知する、前記発信器識別情報に関連づけられた通知条件情報が登録された第3データベースを管理する第3データベース管理手段と、
    受信側ユーザの通信端末装置から送信された、所定位置の前記発信器からの信号を受信した旨の信号に基づいて、前記第2データベースに登録された前記発信器識別情報に関連づけられて、前記第3データベースに登録された前記通知条件情報を検索する条件検索手段と、
    前記発信器からの信号を受信した旨の信号が、前記条件検索手段により検索された通知条件を満たすか否かを判定する条件判定手段と、
    前記通信端末装置から送信された信号が前記通知条件を満たす場合に、前記通知条件情報に関連づけられたメッセージ識別情報に対応するメッセージを前記第1データベースから取得するメッセージ取得手段と、
    取得された前記メッセージをメッセージ受信者側の通信端末装置に提供する情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供システム。
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