JP6663284B2 - 真空計状態検出方法およびシステム - Google Patents

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Description

本発明は、受圧するダイアフラムなどの可動部を備えた静電容量式の真空計の状態を検出する真空計状態検出方法およびシステムに関する。
静電容量式の隔膜真空計は、可動部であるダイアフラム(隔膜)が圧力を受け、圧力を受けたことによるダイアフラムのたわみ量を静電容量値に変換する。この隔膜真空計は、ガス種依存性が少ないことから半導体設備を始め工業用途でよく使用されている(非特許文献1参照)。
上述した隔膜真空計は、図6に示すように、絶縁体からなる基台301と、基台301の上に支持部301aによって支持されて可動領域302aで基台301と離間して配置され、可動領域302aで基台301の方向に変位可能とされた絶縁体からなり、測定対象からの圧力を受けるダイアフラム302と、可動領域302aにおけるダイアフラム302と基台301との間に形成された気密室303とを備える。各部分はサファイアから構成されている。
また、ダイアフラム302の可動領域302aに形成された可動電極304と、基台301の上に可動電極304に向かい合って形成された固定電極305とを備える。また、ダイアフラム302の可動領域302aにおいて可動電極304の周囲に形成された可動参照電極306と、固定電極305の周囲の基台301の上に形成され、可動参照電極306に向かい合って形成された固定参照電極307とを備える。
上述したように構成されている隔膜真空計は、測定対象のガスが流れる配管などに取り付けられて圧力を測定する。静電容量式の隔膜真空計では、圧を受けたダイアフラムの変位を、静電容量値に変換している。この隔膜真空計は、用いられているガス種類に対して依存性が少ないことから、前述したような半導体装置製造設備をはじめ、工業用途に広く使用されている。
半導体装置の製造に用いられる成膜装置やエッチング装置で使用される場合においては、材料ガスやクリーニングガスに対する耐腐食性と共に、プロセス中の副生成物堆積に対しての耐性や配管加熱に対する耐熱性が要求される。加えて求められるのが、保守整備時の耐久性である。
成膜装置やエッチング装置では、保守整備時に真空チャンバが大気開放される。このため、大気圧以上の過大圧力が、隔膜真空計に印加されることになる。このときに圧力を受ける隔膜ダイアフラムの応力緩和などの理由により、真空計のゼロ点出力が変化することが多い(以下ゼロ点シフトと記載)。出力変化の原因は、上記応力緩和だけではなく、プロセス中の副生成物として隔膜ダイアフラム上へ堆積した膜の状態変化もあり得る。
ゼロ点シフトの対策としては、隔膜真空計のゼロ点を電気的にリセットして調整する場合が多いが、現状は利用者自身が、調整の必要性を判断して実施している。ただし、調整可能範囲を超えた場合にはこの操作は不可能となり、隔膜真空計を交換することになり、交換のための予期せぬ装置停止を余儀なくされる。また、ゼロ点の調整を必要とする頻度やタイミングは、利用者にとって予測するのは困難な状況である。
過大圧印加に関しては、隔膜真空計と真空チャンバの間にバルブを設け、過大圧が印加されるような保守整備時にバルブを閉じて、隔膜真空計に大気圧が加わらないようにすることも可能である。ただしこれは、フェールセーフ上、バルブ設置コスト上の双方において好ましくない。
ゼロ点シフトの許容値は、隔膜真空計の仕様上あらかじめ決まっているため、過大圧印加や副生成物堆積による劣化の予兆を検知する必要が生じている。予兆が把握できることで計画的な予防保全が可能となり、頻度の高い保守整備が不要となるため、設備維持費の削減にも寄与する。
特表2010−525324号公報
関根 正志、石原 卓也、差波 信雄、谷 武夫、「サファイア高温隔膜真空計のセンサ素子・パッケージ開発」、azbil Technical Review、28〜33頁、2011年1月発行号。
隔膜真空計の劣化(ゼロ点シフト)を把握するために、現状ではゼロ点調整時のバイアス調整量をモニタし、バイアス調整量の積算値がある閾値を超えた場合に計測回路から警報を発するようにしている。この警報情報のレベルやゼロ点到達時の隔膜真空計出力のオフセット量を参考にし、利用者自身が要否を判断して真空計の交換あるいは整備を実施するケースが多い。適切な保全状態かどうかは、利用者の判断に頼っており、ゼロ点の調整可能範囲を超過して真空計が使用不能となる事態に至る可能性がある。
隔膜真空計のゼロ点を自動的に補正する技術として、ゼロ調整を実施した時期の情報を基に点検や交換が必要になる時期を予測し、自動較正を行う技術がある(特許文献1参照)。基となる情報は、利用者が実施したゼロ点調整の時機をきっかけとして収集されるもので、ゼロ点調整の頻度すなわち利用者の行動および判断に左右されてしまう。さらに、設備の使用頻度が変化する場合や異なるプロセス条件が併存する場合では、時期の予測精度は悪化すると考えられる。ゼロ点調整を実施した時期の確認が必須となるため、その後の較正が自動化される可能性を鑑みても、依然として利用者の手動的な操作が不可欠な側面も多分に含んでいる。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、真空計の整備時期がより正確に判断できるようにすることを目的とする。
本発明に係る真空計状態検出方法は、変位可能とされて測定対象からの圧力を受けるダイアフラムを備えるセンサチップから構成されてダイアフラムの変位を静電容量の変化として検出する真空計のダイアフラムの状態を検出する真空計状態検出方法であって、真空計の出力を得る第1ステップと、第1ステップで得られた出力と基準となる基準特性とを比較する第2ステップと、第2ステップの比較で出力が基準特性以上とされた過大圧印加状態の回数を積算する第3ステップと、第3ステップで得られた回数が設定されている上限値に達したことを判断する第4ステップとを備える。
上記真空計状態検出方法において、第2ステップの比較で過大圧印加状態とされた時刻情報を取得し、取得した時刻情報、第3ステップで得られた回数,および設定されている上限回数から真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より上限値を決定するようにしてもよい。
上記真空計状態検出方法において、真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を第3ステップで得られた回数で除したレート値を求め、現時点における真空計の調整可能量をレート値で除した値より残り回数を決定し、回数に残り回数を加えた値を上限値とするようにしてもよい。
また、本発明に係る真空計状態検出システムは、変位可能とされて測定対象からの圧力を受けるダイアフラムを備えるセンサチップから構成されてダイアフラムの変位を静電容量の変化として検出する真空計と、真空計の出力を得る計測部と、計測部が得た出力と基準となる基準特性とを比較して出力が基準特性以上とされた過大圧印加状態の回数を積算し、回数が設定されている上限値に達したことを判断する状態判断部とを備える。
上記真空状態検出システムにおいて、状態判断部は、比較で過大圧印加状態とされた時刻情報を取得し、取得した時刻情報、回数,および設定されている上限回数から真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より上限値を決定するようにしてもよい。
上記真空状態検出システムにおいて、状態判断部は、真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を回数で除したレート値を求め、現時点における真空計の調整可能量をレート値で除した値より残り回数を決定し、回数に残り回数を加えた値を上限値とするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、真空計の出力が基準特性以上となった過大圧印加状態の回数が、上限値に達したことを判断するようにしたので、真空計の整備時期がより正確に判断できるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における圧力センサ状態検出システムの構成を示す構成図である。 図2は、測定可能最大圧力を越える過大圧の印加回数と、過大圧印加回数に伴うゼロ点シフト量の推移の一例を示す特性図である。 図3は、本発明の実施の形態1における圧力センサ状態検出方法を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態2における圧力センサ状態検出方法を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態3における圧力センサ状態検出方法を説明するフローチャートである。 図6は、静電容量式の圧力センサの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態1における真空計状態検出システムの構成を示す構成図である。このシステムは、センサチップ101、圧力値出力部121、計測部122、状態判断部123、基準値記憶部124、警報出力部125を備える。
センサチップ101は、よく知られた静電容量式の隔膜真空計であり、基台111,ダイアフラム112,可動電極114,固定電極115を備える。基台111およびダイアフラム112は、例えば、サファイアやアルミナセラミックなどの耐熱耐食性を有する絶縁体から構成されている。また、受圧部となるダイアフラム112は、基台111の支持部111aによって支持され、支持部111aの内側の可動領域112aにおいて、基台111の方向に変位可能とされた可動部である。可動領域112aは、例えば、平面視円形とされている。
可動領域112aおけるダイアフラム112と基台111との間は、気密に封止された気密室113とされている。気密室113はいわゆる真空とされ、基準真空室となる。
また、可動電極114は、気密室113の内部でダイアフラム112の可動領域112aに形成されている。また、固定電極115は、可動電極114と、気密室113の内部で基台111の上に可動電極114に向かい合って形成されている。なお、センサチップ101は、気密室113の内部でダイアフラム112の可動領域112aにおいて可動電極114の周囲に形成された可動参照電極116と、気密室113の内部で固定電極115の周囲の基台111の上に形成され、可動参照電極116に向かい合って形成された固定参照電極117とを備える。
圧力値出力部121は、設定されているセンサ感度を用いて容量変化を圧力値に変換して出力する。センサチップ101および圧力値出力部121により真空計が構成される。また、上記真空計に加え、計測部122、状態判断部123、基準値記憶部124、警報出力部125を組み合わせて用いることで、成膜装置やエッチング装置などにおいて、真空度(圧力)の測定や制御などが実施可能となる。
計測部122は、真空計(圧力値出力部121)の出力を得る。状態判断部123は、計測部122が得た出力と基準となる基準特性とを比較して出力が基準特性以上とされた過大圧印加状態の回数を積算し、回数が設定されている上限値に達したことを判断する。基準特性は、基準値記憶部124に記憶されている。
警報出力部125は、状態判断部123が、出力が基準特性以上となった回数が設定されている上限値に達したことの判断により警報を出力する。このように警報が出力されたことにより、真空計の整備が必要な状態になったことが判断できる。
図2は、測定可能最大圧力(真空度)を越える過大圧(例えば大気圧)の印加回数(横軸)と、過大圧印加回数に伴うゼロ点シフト量の推移の一例を示す特性図である。ゼロ点調整不可能となるシフト量を例えば±20%FSとした場合、この値に達する過大圧印加回数(限界印加回数とする)は、約5,000回と見込まれる。限界印加回数は、真空計の圧力レンジや仕様、製作上のばらつきあるいは真空計使用条件等を考慮して決定される。この限界印加回数に達する十分手前の印加回数で上限印加回数を設定する。この上限印加回数は、装置の稼働状況や真空計交換などの整備までに要する必要期間によって最適値は異なる。
計測された回数が上限印加回数に達した場合の警報は、真空計のインターフェース操作パネルあるいは出力ポートに出力する。出力ポートを経由した場合は、真空計が設置される半導体製造設備側の操作パネル上に表示される。設備オペレーターあるいは管理者はこの表示を把握し、速やかに整備の手続きを開始することで、予期せぬ装置停止を可能な限り回避できる。
次に、本発明の実施の形態1における真空計状態検出システムの動作(真空計状態検出方法)について、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201で、計測部122が、圧力値出力部121からの出力を取得する。次に、ステップS202で、状態判断部123が、ステップS201で得られた出力と基準となる基準特性とを比較する。
次に、ステップS203で、状態判断部123が、ステップS202の比較で出力が基準特性以上かどうかを判断する。この判断で、出力が基準特性以上(過大圧力状態)と判断された場合(ステップS203のy)、ステップS204で、過大圧印加状態の回数を積算する。次に、ステップS205で、状態判断部123が、ステップS204で得られた回数が設定されている上限値に達したことを判断する。この判断で、得られた回数が設定されている上限値に達している場合(ステップS205のy)、状態判断部123は、真空計(センサチップ101)は、整備時期になったものと判断し、ステップS206で、警報出力部125に警報を出力させる。これにより、設備オペレーターあるいは管理者は、整備の手続きを開始することができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2の真空計状態検出システムは、前述した実施の形態1と同様に、センサチップ101、圧力値出力部121、計測部122、状態判断部123、基準値記憶部124、警報出力部125を備える(図1参照)。
実施の形態2では、状態判断部123が、計測部122が得た出力と基準特性との比較で過大圧印加状態とされた時刻情報を取得し、取得した時刻情報、回数,および設定されている上限回数から真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より上限値を決定する。
以下、図4のフローチャートを用いて、実施の形態2における真空計状態検出システムの動作(真空計状態検出方法)について説明する。
まず、ステップS301で、計測部122が、圧力値出力部121からの出力を取得する。次に、ステップS302で、状態判断部123が、ステップS301で得られた出力と基準となる基準特性とを比較する。
次に、ステップS303で、状態判断部123が、ステップS302の比較で出力が基準特性以上かどうかを判断する。この判断で、出力が基準特性以上(過大圧力状態)と判断された場合(ステップS303のy)、ステップS304で、過大圧印加状態の回数を積算する。次に、ステップS305で、状態判断部123が、過大圧印加状態とされた出力値が出力された時刻情報を取得する。
次に、ステップS306で、状態判断部123は、取得した時刻情報、ステップS304で得られた回数,および設定されている上限回数から真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より上限値を決定する。
次に、ステップS307で、状態判断部123が、ステップS304で得られた回数がステップS306で決定された上限値に達したことを判断する。この判断で、得られた回数が設定されている上限値に達している場合(ステップS307のy)、状態判断部123は、真空計(センサチップ101)は、整備時期になったものと判断し、ステップS308で、警報出力部125に警報を出力させる。これにより、設備オペレーターあるいは管理者は、整備の手続きを開始することができる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3の真空計状態検出システムは、前述した実施の形態1と同様に、センサチップ101、圧力値出力部121、計測部122、状態判断部123、基準値記憶部124、警報出力部125を備える(図1参照)。
実施の形態3では、状態判断部123が、真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を過大圧印加状態の回数で除したレート値を求め、現時点における真空計の調整可能量をレート値で除した値より残り回数を決定し、過大圧印加状態の回数に残り回数を加えた値を上限値とする。
以下、図5のフローチャートを用いて、実施の形態3における真空計状態検出システムの動作(真空計状態検出方法)について説明する。
まず、ステップS401で、計測部122が、圧力値出力部121からの出力を取得する。次に、ステップS402で、状態判断部123が、ステップS401で得られた出力と基準となる基準特性とを比較する。
次に、ステップS403で、状態判断部123が、ステップS402の比較で出力が基準特性以上かどうかを判断する。この判断で、出力が基準特性以上(過大圧力状態)と判断された場合(ステップS403のy)、ステップS404で、過大圧印加状態の回数を積算する。次に、ステップS405で、状態判断部123が、真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を過大圧印加状態の回数で除したレート値を算出する。
次に、ステップS406で、状態判断部123は、現時点における真空計の調整可能量を上記レート値で除した値より残り回数を算出する。次に、ステップS407で、状態判断部123は、ステップS404で得られた過大圧印加状態の回数に、算出した残り回数を加えた値を上限値とする。
次に、ステップS408で、状態判断部123が、ステップS404で得られた回数がステップS407で決定された上限値に達したことを判断する。この判断で、得られた回数が設定されている上限値に達している場合(ステップS408のy)、状態判断部123は、真空計(センサチップ101)は、整備時期になったものと判断し、ステップS409で、警報出力部125に警報を出力させる。これにより、設備オペレーターあるいは管理者は、整備の手続きを開始することができる。
以上に説明したように、本発明によれば、真空計の出力が基準特性以上となった過大圧印加状態の回数が、上限値に達したことにより真空計の整備時期を判断するようにしたので、真空計の整備時期がより正確に判断できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、上述では、参照電極を用いるようにしたが、これに限るものではなく、固定電極と固定参照電極とが一体とされ、可動電極と可動参照電極とが一体とされていてもよい。
101…センサチップ、111…基台、111a…支持部、112…ダイアフラム、112a…可動領域、113…気密室、114…可動電極、115…固定電極、116…可動参照電極、117…固定参照電極、121…圧力値出力部、122…計測部、123…状態判断部、124…基準値記憶部、125…警報出力部。

Claims (6)

  1. 変位可能とされて測定対象からの圧力を受けるダイアフラムを備えるセンサチップから構成されて前記ダイアフラムの変位を静電容量の変化として検出する真空計の前記ダイアフラムの状態を検出する真空計状態検出方法であって、
    前記真空計の出力を得る第1ステップと、
    前記第1ステップで得られた出力と基準となる基準特性とを比較する第2ステップと、
    前記第2ステップの比較で前記出力が前記基準特性以上とされた過大圧印加状態の回数を積算する第3ステップと、
    前記第3ステップで得られた回数が設定されている上限値に達したことを判断する第4ステップと
    を備えることを特徴とする真空計状態検出方法。
  2. 請求項1記載の真空計状態検出方法において、
    前記第2ステップの比較で過大圧印加状態とされた時刻情報を取得し、取得した時刻情報、前記第3ステップで得られた回数,および設定されている上限回数から前記真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から前記真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より前記上限値を決定する
    ことを特徴とする真空計状態検出方法。
  3. 請求項1記載の真空計状態検出方法において、
    前記真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を前記第3ステップで得られた回数で除したレート値を求め、現時点における前記真空計の調整可能量を前記レート値で除した値より残り回数を決定し、前記回数に前記残り回数を加えた値を上限値とする
    ことを特徴とする真空計状態検出方法。
  4. 変位可能とされて測定対象からの圧力を受けるダイアフラムを備えるセンサチップから構成されて前記ダイアフラムの変位を静電容量の変化として検出する真空計と、
    前記真空計の出力を得る計測部と、
    前記計測部が得た出力と基準となる基準特性とを比較して前記出力が前記基準特性以上とされた過大圧印加状態の回数を積算し、回数が設定されている上限値に達したことを判断する状態判断部と
    を備えることを特徴とする真空状態検出システム。
  5. 請求項4記載の真空状態検出システムにおいて、
    前記状態判断部は、前記比較で過大圧印加状態とされた時刻情報を取得し、取得した時刻情報、前記回数,および設定されている上限回数から前記真空計のゼロ点調整が限界となる日時を予測し、予測した日時から前記真空計の整備に必要な日時を差し引いて得られた限界日時より前記上限値を決定する
    ことを特徴とする真空状態検出システム。
  6. 請求項4記載の真空状態検出システムにおいて、
    前記状態判断部は、前記真空計の直前に実施したゼロ点調整における調整量を前記回数で除したレート値を求め、現時点における前記真空計の調整可能量を前記レート値で除した値より残り回数を決定し、前記回数に前記残り回数を加えた値を上限値とする
    ことを特徴とする真空状態検出システム。
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