JP6662826B2 - コルゲートチューブ及びワイヤーハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、コルゲートチューブ及びワイヤーハーネスに関する。
従来、管状に形成され、管の周方向に延びる凹溝と凸条とを管長手方向に交互に配列した蛇腹部を有し、管内側に導体路が挿通されるコルゲートチューブが知られている。このようなコルゲートチューブは、管内側に導体路である電線が挿通された状態で、例えば自動車のスライドアに用いられる。コルゲートチューブは、合成樹脂により構成され、管内側の電線を外部との干渉等から安全に保護する役割を有している。なお、コルゲートチューブは、管内側に電線等の導体路が挿通されることでワイヤーハーネスを構成する。
ここで、スライドドアなどの可動部に用いられるコルゲートチューブは、屈曲させたくない箇所、所定R以上に屈曲させたい箇所、及び所定R未満に屈曲させたい箇所等があり、これらに応じて所定の器具により車体等に数カ所固定されて経路が規制される。しかし、このようなコルゲートチューブでは、経路規制にあたり所定の器具を用いて車体等に固定しなければならず、この固定作業がワイヤーハーネスの実装時における作業工数の増加の原因となっていた。
そこで、第1蛇腹部と、第2蛇腹部と、ストレート部とを備えたコルゲートチューブが提案されている(例えば特許文献1参照)。このコルゲートチューブにおいて、第1蛇腹部は凹溝から凸条を経て次の凹溝までの距離であるピッチが第1距離に設定されている。第2蛇腹部は、ピッチが第1距離よりも長い第2距離に設定されている。ストレート部は、凹溝と凸条とが形成されずストレート形状とされている。このようなコルゲートチューブによれば、屈曲させたくない箇所、所定R以上に屈曲させたい箇所、及び所定R未満に屈曲させたい箇所に対応することができ、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑えることができる。
特開2015−228759号公報
しかし、特許文献1に記載のコルゲートチューブは、管端部にストレート部が形成されている。このため、コルゲートチューブの端部に、凹溝及び凸条を利用して装着する回転クランプを取り付けることが困難となってしまう。加えて、コルゲートチューブはスライドドアの全開時にユーザに視認されることがあるが、第1蛇腹部と第2蛇腹部とストレート部とを備えるコルゲートチューブは、長手方向に形状の統一感がなく意匠性で劣ってしまう。
本発明は、このような課題を解決するものであり、その目的とするところは、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑え、且つ、回転クランプの装着を容易とすると共に、意匠性の低下を抑えることが可能なコルゲートチューブ及びワイヤーハーネスを提供することにある。
本発明のコルゲートチューブは、管状に形成され、管内側に導体路が配置されるコルゲートチューブであって、管端部に形成され、第1の半周部分が、管の周方向に延びる凹溝と凸条とを管長手方向に交互に配列した凹凸構造とされ、前記第1の半周部分を除く残りの第2の半周部分が前記凹溝と前記凸条を有しないストレート構造とされた剛性部と、管中央側に形成され、前記第1及び第2の半周部分が共に前記凹凸構造とされた蛇腹部と、前記剛性部と前記蛇腹部との間に形成され、前記第1の半周部分が前記凹凸構造とされ、前記第2の半周部分が前記蛇腹部から前記剛性部に向かって前記凹溝と前記凸条との高さが次第に低くなる徐変構造とされた徐変部と、を備えることを特徴とする。
本発明のコルゲートチューブによれば、剛性部は第1の半周部分が凹凸構造であり第2の半周部分がストレート構造であるため、もっとも剛性が高い部位とすることができ、蛇腹部は第1及び第2の半周部分が共に凹凸構造とされているため、もっとも屈曲性に富む部位とすることができる。さらに、徐変部は第1の半周部分が凹凸構造であり第2の半周部分が凹溝と凸条との高さが次第に低くなる徐変構造であるため、剛性及び屈曲性について中間的な部位とすることができる。よって、屈曲させたくない箇所、所定R以上に屈曲させたい箇所、及び所定R未満に屈曲させたい箇所に対応でき、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑えることができる。
加えて、管端部に形成される剛性部は第1の半周部分が凹凸構造であることから、回転クランプの装着の困難性もない。さらに、剛性部、徐変部及び蛇腹部の全てにおいて第1の半周部分が凹凸構造となっていることから、この面をユーザが視認可能に配置することで意匠性の低下についても抑えることができる。
従って、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑え、且つ、回転クランプの装着を容易とすると共に、意匠面の低下を抑えることができる。
さらに、本発明のコルゲートチューブにおいて、前記剛性部及び前記徐変部の前記第2の半周部分は、前記第1の半周部分における前記凸条の高さを次第に低くする傾斜部を有することを特徴とする
このコルゲートチューブによれば、剛性部及び徐変部の第2の半周部分は、凹凸構造の凸条の高さを次第に低くする傾斜部を有するため、凹凸構造のうち第2半周部分との境界部分において成形上厚さが薄くなる部分を形成され難くして耐衝撃性の低下を抑えることができる。
本発明のワイヤーハーネスは、車両本体とスライドドアとの間に配策されるワイヤーハーネスであって、上記に記載のコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブの管内側に配置される導体路と、を備え、前記コルゲートチューブは、前記スライドドアの全開時において前記第1の半周部分がスライドドア開口側且つやや上方に向くことを特徴とする。
本発明のワイヤーハーネスによれば、コルゲートチューブは、スライドドアの全開時において第1の半周部分がスライドドア開口側且つやや上方に向くため、ユーザがスライドドアを全開としてコルゲートチューブが視認され易い場合に、ユーザの視点側に第1の半周部分を向けることとなり、意匠性の低下を抑えたワイヤーハーネスを提供することができる。
本発明によれば、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑え、且つ、回転クランプの装着を容易とすると共に、意匠面の低下を抑えることが可能なコルゲートチューブ及びワイヤーハーネスを提供することができる。
本実施形態に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスを示す側面図である。 図1に示したA−A断面図である。 図1に示したワイヤーハーネスの車両取付状態を示す概略側面図である。 比較例に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスの状態を示す図であり、(a)はスライドドアの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアの半開時における側面図である。 本実施形態に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスの状態を示す図であり、(a)はスライドドアの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアの半開時における側面図である。 本実施形態に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスのスライドドアの全開時における斜視図である。 変形例に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスの状態を示す図であり、(a)はスライドドアの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアの半開時における側面図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本実施形態に係るコルゲートチューブを含むワイヤーハーネスを示す側面図である。なお、図1に示すワイヤーハーネスWHは、車両本体とスライドドアとの間に配策されるものであるが、特にこれに限られるものではなく、他の部位に配策されてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHは、コルゲートチューブ1と、電線(導体路の一例)Wとを備えている。コルゲートチューブ1は、管状に形成され、管内側に電線Wが配置されるものである。このコルゲートチューブ1は、管状であれば、特に断面視して円形に構成されていてもよいし、楕円形や長円形等に構成されていてもよいし、多角形状に構成されていてもよい。また、コルゲートチューブ1は、電線Wを投入するために長手方向に延びる切り欠きを備えていてもよいし、備えていなくともよい。
このようなコルゲートチューブ1は、剛性部10と、蛇腹部20と、徐変部30とを備えている。
剛性部10は、管端部(特に車両本体側の一端部)に形成された部位である。この剛性部10は、図1において下側となる第1の半周部分1aと、第1の半周部分1aを除く上側となる第2の半周部分1bとで形状が異なっている。剛性部10における第1の半周部分1aは、管の周方向に延びる凹溝Rと凸条Cとを管長手方向に交互に配列した凹凸構造とされている。一方、第2の半周部分1bは、凹溝Rと凸条Cとを有しないストレート構造とされている。ストレート構造となる第2の半周部分1bの管径は第1の半周部分1aの凹溝Rの管径と同じとなっている。
蛇腹部20は、管中央側(特に管中央側から他端部までの部分)に形成された部位である。蛇腹部20については、第1及び第2の半周部分1a,1bで同じ形状となっており、凹溝Rと凸条Cとを管長手方向に交互に配列した凹凸構造とされている。
徐変部30は、剛性部10と蛇腹部20との間に形成された部位である。徐変部30についても、第1の半周部分1aと第2の半周部分1bとで形状が異なっている。徐変部30における第1の半周部分1aは、管の周方向に延びる凹溝Rと凸条Cとを管長手方向に交互に配列した凹凸構造とされている。一方、第2の半周部分1bは、凹溝Rと凸条Cとを有する構造であり、その高さが蛇腹部20から剛性部10に向かって次第に低くなる徐変構造となっている。具体的に本実施形態においては第1及び第2の半周部分1a,1bの凹溝Rの管径が一致し、第2の半周部分1bの凸条Cの高さが蛇腹部20から剛性部10に向かって次第に低くなるようになっている。この結果、徐変部30は凹溝Rと凸条Cとの高さが次第に低くなるように構成されることとなる。
このような構造のコルゲートチューブ1において、第2の半周部分1bにストレート構造を有する剛性部10は最も剛性が高く屈曲させたくない箇所に適している。また、剛性部10は耐衝撃性が高い部位でもある。しかも、剛性部10は、第1の半周部分1aが凹凸構造であるため、凹凸を利用して接続する回転クランプを装着可能となっている。
また、コルゲートチューブ1は、第1及び第2の半周部分1a,1bが共に凹凸構造となる蛇腹部20が所定R以上に屈曲させたい箇所に適している。徐変部30は、第2の半周部分1bが凹溝Rと凸条Cとの高さが次第に低くなっていることから、所定R未満に屈曲させたい箇所に適している。また、徐変部30は、剛性部10に次いで剛性が高く耐衝撃性も或る程度高い部位である。
加えて、コルゲートチューブ1は、第1の半周部分1aが剛性部10から蛇腹部20に掛けて凹凸構造となっていることから、この面については長手方向に形状が統一されており、意匠性に優れている。
図2は、図1に示したA−A概略断面図である。図1及び図2に示すように剛性部10は、第2の半周部分1bに傾斜部IPを有している。傾斜部IPは、第2の半周部分1bのうち第1の半周部分1aとの境界BL側に設けられており、第1の半周部分1aにおける凸条Cを次第に低くする部分である。ここで、図2に太線TLで示すように傾斜部IPを有しない構造では、第1の半周部分1aの凸条Cが急激に低くなり急激な角度の角部CPが形成される。この角部CPは、成形上極端に薄くなることがあり、耐衝撃性の低下を招く可能性がある。
これに対して、剛性部10の第2の半周部分1bに傾斜部IPを有する構成では、角部CPが鈍角となって薄く成形され難く、耐衝撃性の低下を抑えることとなる。なお、図1に示すように、剛性部10のみならず徐変部30についても同様の理由から傾斜部IPを備えている。
図3は、図1に示したワイヤーハーネスWHの車両取付状態を示す概略側面図である。なお、図3においては、スライドドアSDの全閉時において水平方向にワイヤーハーネスWHを視認した状態を示している。
図3に示すように、ワイヤーハーネスWHは、車両本体側の第1プロテクタP1に一端側が接続され、スライドドアSD側の第2プロテクタP2に他端側が接続される。第1プロテクタP1内には、回転クランプが設けられており、コルゲートチューブ1は、スライドドアSDの開閉に合わせて、その軸回りに回転することとなる。
ここで、コルゲートチューブ1は、第1プロテクタP1側が剛性部10となるように取り付けられる。また、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHは、車両床付近に設けられるものであり、第1プロテクタP1の下側且つスライドドアSD側へ約50〜60mm辺りの位置にウェザーストリップWSが設けられている。なお、水平方向に見て、剛性部10の長さはウェザーストリップWSの右端部LPに到達しない程度であり、剛性部10と徐変部30とを合わせた長さでウェザーストリップWSの右端部LPを超えることとなる。
次に、本実施形態に係るコルゲートチューブ1の作用の一例を説明するが、これに先立って剛性部10及び徐変部30を備えず全てが蛇腹部20であるコルゲートチューブ100について説明する。
図4は、比較例に係るコルゲートチューブ100を含むワイヤーハーネス200の状態を示す図であり、(a)はスライドドアSDの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアSDの半開時における側面図である。
図4(a)に示すように、スライドドアSDの全閉時においてコルゲートチューブ100は、適切な状態で配策されている。このような状態からスライドドアSDを開け半開状態となると、図4(b)に示すように、比較例に係るコルゲートチューブ100は、下方に弛んでウェザーストリップWSに干渉してしまう。
図5は、本実施形態に係るコルゲートチューブ1を含むワイヤーハーネスWHの状態を示す図であり、(a)はスライドドアSDの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアSDの半開時における側面図である。
図5(a)に示すように、本実施形態に係るコルゲートチューブ1についてもスライドドアSDの全閉時において適切な状態で配策されている。しかし、本実施形態に係るコルゲートチューブ1は、第1プロテクタP1側から剛性部10、徐変部30、及び蛇腹部20の順で構成されていることから、図5(b)に示すように、半開状態となったときに、第1プロテクタP1側端部からの屈曲を抑えることとなり、ウェザーストリップWSの干渉を回避することとなる。
図6は、本実施形態に係るコルゲートチューブ1を含むワイヤーハーネスWHのスライドドアSDの全開時における斜視図である。図6に示すように、本実施形態に係るコルゲートチューブ1は、スライドドアSDが開動作するのに合わせて軸回りに回転し、全開時においては剛性部10及び徐変部30の第1の半周部分1aがスライドドアSDの開口側且つやや上方に向く。このため、ユーザには、コルゲートチューブ1の全域に亘って蛇腹部20であるかのように視認され、意匠性の低下も抑えられることとなる。
このようにして、本実施形態に係るコルゲートチューブ1によれば、剛性部10は第1の半周部分1aが凹凸構造であり第2の半周部分1bがストレート構造であるため、もっとも剛性が高い部位とすることができ、蛇腹部20は第1及び第2の半周部分1a,1bが共に凹凸構造とされているため、もっとも屈曲性に富む部位とすることができる。さらに、徐変部30は第1の半周部分1aが凹凸構造であり第2の半周部分1bが凹溝Rと凸条Cとの高さが次第に低くなる徐変構造であるため、剛性及び屈曲性について中間的な部位とすることができる。よって、屈曲させたくない箇所、所定R以上に屈曲させたい箇所、及び所定R未満に屈曲させたい箇所等に対応でき、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑えることができる。
加えて、管端部に形成される剛性部10は第1の半周部分1aが凹凸構造であることから、回転クランプの装着の困難性もない。さらに、剛性部10、徐変部30及び蛇腹部20の全てにおいて第1の半周部分1aが凹凸構造となっていることから、この面をユーザが視認可能に配置することで意匠性の低下についても抑えることができる。
従って、固定器具の使用数を削減して作業工数の増加を抑え、且つ、回転クランプの装着を容易とすると共に、意匠面の低下を抑えることができる。
また、屈曲させたくない箇所、所定R以上に屈曲させたい箇所、及び所定R未満に屈曲させたい箇所等に対応できることから、コルゲートガイド(コルゲートチューブの内部挿入されて経路規制するもの)についても不要となり、コルゲートチューブ1内における電線W等の部材の収容率低下を防ぐことができる。また、コルゲートガイドが電線Wに接触することによる電線Wの素線切れについても抑制することとなる。加えて、コルゲートガイドをコルゲートチューブ1に通す作業が無くなるため、ワイヤーハーネスWHの組み付け作業性についても向上させることができる。
また、剛性部10及び徐変部30の第2の半周部分1bは、凹凸構造の凸条Cの高さを次第に低くする傾斜部IPを有するため、凹凸構造のうち第2の半周部分1bとの境界部分において成形上厚さが薄くなる部分を形成され難くして耐衝撃性の低下を抑えることができる。
また、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHによれば、コルゲートチューブ1は、スライドドアSDの全開時において第1の半周部分1aがスライドドア開口側且つやや上方に向くため、ユーザがスライドドアSDを全開としてコルゲートチューブ1が視認され易い場合に、ユーザの視点側に第1の半周部分1aを向けることとなり、意匠性の低下を抑えたワイヤーハーネスWHを提供することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態においては、コルゲートチューブ1がスライドドアSDに用いられる例を示したが、これに限らず、他の部位に用いられてもよいし、車両以外に用いられてもよい。また、剛性部10は車両本体側に限らずスライドドアSD側にも設けられてもよい。さらに、ストレート構造となる第2の半周部分1bの管径は第1の半周部分1aの凹溝Rの管径と同じとなっているが、これに限らず、凸条Cと同じ管径となっていてもよいし、両者の中間となる管径となっていてもよい。
また、以下のものでもよい。図7は、変形例に係るコルゲートチューブ1を含むワイヤーハーネスWHの状態を示す図であり、(a)はスライドドアSDの全閉時における上面図であり、(b)はスライドドアSDの半開時における側面図である。
図7(a)に示すように、コルゲートチューブ1は剛性部10及び徐変部30が長く形成されている。このため、コルゲートチューブ1は第1プロテクタP1から直線的に延びてスライドドアSDに干渉してしまう。また、図7(b)に示すように、側面視状態においては過度な屈曲部BPが生じてしまう。
よって、図5に示すように、剛性部10及び徐変部30の長さは、スライドドアSDの全閉時にコルゲートチューブ1がスライドドアSDに接触しない程度であることが好ましい。なお、本発明は、図7に示すような長さのコルゲートチューブ1を否定するものではない。
1 :コルゲートチューブ
1a :第1の半周部分
1b :第2の半周部分
10 :剛性部
20 :蛇腹部
30 :徐変部
BL :境界
C :凸条
IP :傾斜部
R :凹溝
SD :スライドドア
W :電線(導体路)
WH :ワイヤーハーネス

Claims (2)

  1. 管状に形成され、管内側に導体路が配置されるコルゲートチューブであって、
    管端部に形成され、第1の半周部分が、管の周方向に延びる凹溝と凸条とを管長手方向に交互に配列した凹凸構造とされ、前記第1の半周部分を除く残りの第2の半周部分が前記凹溝と前記凸条を有しないストレート構造とされた剛性部と、
    管中央側に形成され、前記第1及び第2の半周部分が共に前記凹凸構造とされた蛇腹部と、
    前記剛性部と前記蛇腹部との間に形成され、前記第1の半周部分が前記凹凸構造とされ、前記第2の半周部分が前記蛇腹部から前記剛性部に向かって前記凹溝と前記凸条との高さが次第に低くなる徐変構造とされた徐変部と、を備え、
    前記剛性部及び前記徐変部の前記第2の半周部分は、前記第1の半周部分における前記凸条の高さを次第に低くする傾斜部を有する
    ことを特徴とするコルゲートチューブ。
  2. 車両本体とスライドドアとの間に配策されるワイヤーハーネスであって、
    請求項1に記載のコルゲートチューブと、
    前記コルゲートチューブの管内側に配置される導体路と、を備え、
    前記コルゲートチューブは、前記スライドドアの全開時において前記第1の半周部分がスライドドア開口側且つやや上方に向く
    ことを特徴とするワイヤーハーネス。
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