JP6662283B2 - 高圧タンクの製造方法 - Google Patents

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本発明は、高圧タンクの製造方法に関する。
高圧流体を充填する高圧タンクには、高圧タンクの内殻となるライナーと、ライナーの外表面を覆う補強層とを備えるものがある。ライナーは、円筒状のシリンダー部と、前記シリンダー部の軸方向における両端部に設けられた一対のドーム部とを有する。補強層のうちフープ層は、シリンダー部の表面に形成される。
特開2004−144172号公報
特許文献1の高圧タンクでは、ライナーにおけるシリンダー部に対してフープ巻きで繊維を巻き付けることによってフープ層が形成されている。しかし、このような高圧タンクでは、ドーム部の曲面形状とフープ層のうちシリンダー部の軸方向における端部とが連続した曲面形状とならない場合があった。このような課題を解決するために、フープ層のうちシリンダー部の軸方向における端部が、ドーム部の曲面形状と連続する曲面形状に形成できる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、高圧タンクの製造方法が提供される。この高圧タンクの製造方法は、円筒状のシリンダー部と、前記シリンダー部の軸方向における両端部に設けられた一対のドーム部と、を有するライナーにおける前記シリンダー部の外周面に、フープ層を有する補強層を備える高圧タンクの製造方法であって、前記ライナーより剛性が高い円柱形状の部材であるマンドレルの軸方向における両側の端部に、前記マンドレルの端部を囲む突出部であって周方向の一部において前記マンドレルを露出させる開放部を備える突出部をそれぞれ有する一対の端部成型部が配された複合体を準備する準備工程と、前記複合体のうち前記マンドレルを回転させるとともに前記一対の端部成型部を回転させない状態において、前記複合体に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をフープ巻きで巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによってフープ層を形成する第1の形成工程と、前記複合体から前記フープ層を分離する分離工程と、分離された前記フープ層を前記シリンダー部に嵌める嵌合工程と、前記シリンダー部に嵌められた前記フープ層および前記ドーム部に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をヘリカル巻きで巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによってヘリカル層を形成する第2の形成工程と、を備え、前記突出部のうち前記マンドレルと向かい合う面は、前記フープ層が前記シリンダー部に嵌められたと仮定したときに前記ドーム部の曲面形状と連続した曲面形状となるよう形成された曲面である。このような形態とすれば、フープ層の軸方向における両端部の形状を、フープ層がシリンダー部に嵌められたときにドーム部の曲面形状から連続した曲面形状になるように形成できる。
本発明の形態は、高圧タンクの製造方法に限るものではなく、例えば、フープ層を有する高圧タンクの製造装置、などの種々の形態に適用することも可能である。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
タンクの概略構成を示す断面図である。 タンクの製造方法を示す工程図である。 複合体を示した説明図である。 マンドレルおよび端部成型部を図3における矢視IV−IVから見た断面図である。 第1の形成工程を終えた後の複合体の状態を示した説明図である。 フープ層がシリンダー部に嵌められた状態を示す説明図である。 フープ層における端部の周辺を拡大した拡大図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の一実施形態における製造方法によって製造されるタンク10の概略構成を示す断面図である。図1には、相互に直交するXYZ軸が図示されている。図1に示した軸AXは、X軸に沿った軸であって、タンク10の軸中心である。図1のXYZ軸は、他の図のXYZ軸に対応する。XYZ軸において、矢印の指す方向を+側、矢印の指す方向と反対方向を−側とする。タンク10には、例えば、70MPa程度の高圧の水素ガスが貯蔵される。タンク10は、ライナー20と補強層30とを備えている。
ライナー20は、樹脂製の中空ライナーである。ライナー20は、例えば、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可塑性樹脂によって形成されている。ライナー20は、シリンダー部21とドーム部22,23とを備え、ライナー20の両端部に口金13,14が配置される。
シリンダー部21は、X軸方向に沿って伸びた円筒形状を有している。ドーム部22は、シリンダー部21のX軸方向の−側における端部に設けられている。ドーム部23は、シリンダー部21のX軸方向の+側における端部に設けられている。ドーム部22,23は、ライナー20の外側に向けて凸となる曲面状に形成されている。
ドーム部22,23の頂点には、それぞれ、アルミニウムやステンレス鋼等の金属によって形成された口金13,14が設けられている。口金13は、貫通孔15を備えており、タンク10内からのガスの取り出しまたはタンク10内へのガスの補充に用いられる。口金14は、ライナー20の補強ないし補強層30形成時におけるライナーの回転のために用いられる。口金14は省略することも可能である。
補強層30は、ライナー20の周囲を覆う層であり、ライナー20を補強するための層である。補強層30は、フープ層32とヘリカル層34とを備えている。
フープ層32は、ライナー20におけるシリンダー部21の外表面を覆う層である。フープ層32は、複合体100(図3に図示)に、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をフープ巻きしたものを加熱して硬化させることによって形成される。フープ層32は、端部36,37を備える。
端部36は、フープ層32のうちX軸方向の−側における端部である。端部37は、フープ層32のうちX軸方向の+側における端部である。端部36,37は、ドーム部22,23の曲面形状と連続した曲面形状となるよう形成されている。ここでいう「連続した曲面形状」とは、フープ層32がシリンダー部21に対して製造上の設定された位置に配された場合、ドーム部22の曲面形状と端部36の曲面形状、および、ドーム部23の曲面形状と端部37の曲面形状、がそれぞれ一体化して角のない滑らかな曲面を形成することができるよう形成された曲面形状のことである。
ヘリカル層34は、フープ層32およびドーム部22,23の外表面を覆う層である。ヘリカル層34は、フープ層32およびドーム部22,23に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をヘリカル巻きすることによって構成されている。
図2は、タンク10の製造方法を示す工程図である。本実施形態の製造方法では、まず、複合体100を準備する工程が行われる(工程P110)。
図3は、複合体100を示した説明図である。複合体100は、フープ層32を形成するための型となる。複合体100は、マンドレル110と、端部成型部120と、端部成型部130とを備える。複合体100において、軸AXは、マンドレル110の軸中心であるとともに端部成型部120および端部成型部130の軸中心でもある。
マンドレル110は、ライナー20より剛性が高い中空の円筒状部材である。ここでいう「剛性」とは、繊維の巻き付けに対する抵抗性のことである。マンドレル110は、膨張係数および熱伝導率の高い金属で構成されている。本実施形態では、マンドレル110は、アルミニウムから主に構成されている。端部成型部120は、マンドレル110とともに、フープ層32のうち端部36を形成するための型となる部材である。端部成型部130は、マンドレル110とともに、フープ層32のうち端部37を形成するための型となる部材である。マンドレル110のX軸方向における−側の端部に端部成型部120が配されるとともにマンドレル110のX軸方向における+側の端部に端部成型部130が配されることによって、複合体100が形成される。
端部成型部120は、円柱部122と、突出部124とを備える。円柱部122は、端部成型部120のうち円柱形状をした部分である。突出部124は、複合体100を形成している状態において、円柱部122からマンドレル110のX軸方向の−側における端部116を囲む形状に突出した部分である。突出部124は、複合体100を形成している状態において、円柱部122からX軸方向の+側に向けて突出し、マンドレル110のX軸方向の−側における端部116を囲んでいる。突出部124は、開放部126を有する。
図4は、マンドレル110および端部成型部120を図3における矢視IV−IVから見た断面図である。開放部126は、突出部124のうち周方向の一部においてマンドレル110を露出させるために開放された部分である。換言すれば、開放部126は、円柱部122のX軸方向の+側における端部の外周からX軸方向の+側に向けて突出している突出部124のうち一部を切り欠いた部分のことである。本実施形態では、開放部126は、突出部124のうちY軸方向の−側であって、かつ、Z軸方向における中央寄りの部分を切り欠いた部分である。
端部成型部130における円柱部132および突出部134は、端部成型部120における円柱部122および突出部124と同様に設けられる。突出部134は、複合体100を形成している状態において、円柱部132からマンドレル110のX軸方向の+側における端部118を囲む形状に突出した部分である。本実施形態では、突出部134は、複合体100を形成している状態において、円柱部132からX軸方向の−側に向けて突出し、マンドレル110のX軸方向の+側における端部118を囲んでいる。
突出部134は、開放部136を有する。突出部134における開放部136は、突出部124における開放部126と同様に設けられる。開放部136は、開放部126と同じ方向にマンドレル110を露出させるために開放された部分である。
複合体100を準備(工程P110)した後、フープ層32が形成される第1の形成工程が行われる(工程P120)。第1の形成工程は、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をフープ巻きでマンドレル110に巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによって実行される。熱硬化性樹脂を含浸させた繊維が巻き付けられる位置は、マンドレル110の外表面である。本実施形態では、マンドレル110は、熱伝導率の高い金属であるアルミニウムから主に構成されているとともに中空形状であることから、繊維を加熱して硬化させる硬化時間を短くすることができる。
第1の形成工程は、複合体100のうちマンドレル110は軸AXを回転軸として回転させるとともに端部成型部120および端部成型部130は回転させない状態において、複合体100に繊維が巻き付けられる。複合体100においてマンドレル110が端部成型部120および端部成型部130と接触している部分のうち外周部分では、巻き付けられる繊維がマンドレル110と端部成型部120および端部成型部130との間に入り込まないようマンドレル110と端部成型部120および端部成型部130とは低摩擦で接触させられている。複合体100においてマンドレル110が端部成型部120および端部成型部130と接触している部分のうち外周より内側の部分では、マンドレル110と端部成型部120および端部成型部130とは接触させられていない状態である。
マンドレル110に巻き付けられる繊維は、図3において、Y軸方向の−側から複合体100に向けて供給される。複合体100に巻き付けられる繊維は、複合体100に対してX軸方向に沿って移動させられながら複合体100に巻き付けられることによって、複合体100のうちマンドレル110の外表面にフープ層32を形成する。マンドレル110のうちフープ層32における端部36および端部37が形成される部分には、開放部126および開放部136を介して複合体100に繊維が巻き付けられる。
繊維がマンドレル110に巻き付けられる開始点は、マンドレル110のうちX軸方向の−側における端側(マンドレル110が端部成型部120と接触している部分の近傍)にあることが好ましい。このような位置を開始点とすれば、マンドレル110から見てX軸方向の−側に端部成型部120が配されていることによって、マンドレル110に繊維を巻き付けたときの開始点が、X軸方向の−側にずれることを防止できる。また、マンドレル110に繊維が巻き付けられる開始点は、マンドレル110のうちX軸方向の+側における端側(マンドレル110が端部成型部130と接触している部分の近傍)であってもよい。このような位置を開始点とすれば、マンドレル110から見てX軸方向の+側に端部成型部130が配されていることによって、マンドレル110に繊維を巻き付けたときの開始点が、X軸方向の+側にずれることを防止できる。
複合体100において突出部124および突出部134のうちマンドレル110と向かい合う面は、工程P140の嵌合工程においてフープ層32がライナー20におけるシリンダー部21に嵌められたと仮定したときにライナー20におけるドーム部22およびドーム部23の曲面形状と連続した曲面形状となるよう形成された面である。すなわち、突出部124および突出部134のうちマンドレルと向かい合う面は、端部36および端部37がドーム部22およびドーム部23の曲面形状と連続した曲面形状となるよう形成された、端部36および端部37における曲面形状の型を成す面である。
複合体100において突出部124および突出部134のうちマンドレル110と向かい合う面は、マンドレル110のX軸方向における両端にドーム部22,23を配したと仮定したときのドーム部22,23の曲面形状と連続した曲面形状を有する端部36および端部37を形成するための形をした面であるともいえる。
図5は、第1の形成工程を終えた後の複合体100の状態を示した説明図である。図5におけるX軸方向に沿って伸びた2本の破線は、マンドレル110の表面を示す。複合体100のうちマンドレル110の外表面には、フープ層32が形成されている。
第1の形成工程(図2の工程P120)が行われた後、複合体100からフープ層32を分離する分離工程が行われる(工程P130)。分離工程は、複合体100から端部成型部120と端部成型部130とのうちいずれか一方を分解された状態において、マンドレル110からフープ層32を引き抜くことによって実行される。尚、第1の形成工程(工程P120)において繊維を加熱して硬化させる際に加熱されて膨張したマンドレル110が、分離工程(工程P130)においては、常温になることによって収縮する。本実施形態では、マンドレル110は、膨張係数の高い金属であるアルミニウムから主に構成されているため、マンドレル110からフープ層32を引き抜きやすい。
分離工程(工程P130)が行われた後、複合体100から分離されたフープ層32をライナー20におけるシリンダー部21に嵌める嵌合工程が行われる(工程P140)。
図6は、嵌合工程によってフープ層32がシリンダー部21に嵌められた状態を示す説明図である。図6におけるX軸方向に沿って伸びた2本の破線は、ライナー20におけるシリンダー部21の表面を示す。本実施形態では、シリンダー部21の外径よりも若干外径の大きいマンドレル110を用いてフープ層32が形成されているため、ライナー20を容易にフープ層32内に嵌めることができる。なお、例えば、ライナー20のシリンダー部21の外径とフープ層32の内径とが同程度の場合には、ライナー20を予め冷却し、収縮させておいてフープ層32に挿入してもよい。
嵌合工程(工程P140)が行われた後、ヘリカル層34が形成される第2の形成工程が行われる(工程P150)。第2の形成工程は、シリンダー部21に嵌められたフープ層32と、ドーム部22と、ドーム部23と、に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をヘリカル巻きで巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによって実行される。第2の形成工程(工程P150)を経て、タンク10が完成する(図1に図示)。
図7は、完成したタンク10における断面のうち端部36の周辺を拡大した拡大図である。端部36の形状は、ドーム部22の曲面形状と連続した曲面形状となっている。端部37についても同様に、ドーム部23の曲面形状と連続した曲面形状となっている(図1に図示)。本実施形態では、ドーム部22,23の曲面形状は、等張力曲線形状である。また、端部36,37の形状は、ドーム部22の曲面形状と端部36の曲面形状、および、ドーム部23の曲面形状と端部37の曲面形状、がそれぞれ一体化した際、等張力曲線形状の曲面となるよう形成された曲面形状である。ここでいう「等張力曲線形状の曲面」とは、タンク10の内側にガスが供給された際、ドーム部22,23およびフープ層32と、ヘリカル層34と、の接触面からヘリカル層34に生じる張力が、ヘリカル層34全体において等しくなる曲面のことである。
以上説明した実施形態によれば、フープ層32のX軸方向における端部36および端部37の形状を、フープ層32がシリンダー部21に嵌められたときにドーム部22およびドーム部23の曲面形状から連続した曲面形状になるように形成できる。
第1実施形態における製造方法では、樹脂製のライナー20より剛性が高いマンドレル110に繊維を巻き付けることによって形成されたフープ層32が、ライナー20に嵌められる。このため、樹脂製のライナーに繊維を巻き付けることによってフープ層を形成する形態の製造方法と比べて、繊維の張力を高めながらフープ巻きを行うことができる。
ライナーに繊維を巻き付けることによってフープ層を形成する形態の製造方法では、ライナーの収縮および膨張によるフープ層の破壊を防ぐことを目的として、ライナーとフープ層との固着を防止する離型剤をライナーの表面に塗布してから繊維を巻き付けてフープ層を形成させるものがある。このような製造方法と比べて、第1実施形態における製造方法では、ライナー20に対して予め硬化されたフープ層32が嵌められることから、離型剤を塗布することなくライナーとフープ層との離型性を確保できる。
B.変形例:
第1実施形態では、複合体100が形成されている状態において、マンドレル110の端部成型部120(130)側を向いた面と、端部成型部120(130)のマンドレル110側を向いた面とは、それぞれ平面であったが、本発明はこれに限られない。例えば、マンドレル110の端部成型部120(130)側を向いた面と、端部成型部120(130)のマンドレル110側を向いた面とは、一方の面の一部が窪んでいるとともに他方の面の一部が窪みに嵌まる形で突出していてもよい。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…タンク
13…口金
14…口金
15…貫通孔
20…ライナー
21…シリンダー部
22…ドーム部
23…ドーム部
30…補強層
32…フープ層
34…ヘリカル層
36,37…端部
100…複合体
110…マンドレル
116,118…端部
120…端部成型部
122…円柱部
124…突出部
126…開放部
130…端部成型部
132…円柱部
134…突出部
136…開放部
AX…軸

Claims (1)

  1. 円筒状のシリンダー部と、前記シリンダー部の軸方向における両端部に設けられた一対のドーム部と、を有するライナーにおける前記シリンダー部の外周面に、フープ層を有する補強層を備える高圧タンクの製造方法であって、
    前記ライナーより剛性が高い円柱形状の部材であるマンドレルの軸方向における両側の端部に、前記マンドレルの端部を囲む突出部であって周方向の一部において前記マンドレルを露出させる開放部を備える突出部をそれぞれ有する一対の端部成型部が配された複合体を準備する準備工程と、
    前記複合体のうち前記マンドレルを回転させるとともに前記一対の端部成型部を回転させない状態において、前記複合体に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をフープ巻きで巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによってフープ層を形成する第1の形成工程と、
    前記複合体から前記フープ層を分離する分離工程と、
    分離された前記フープ層を前記シリンダー部に嵌める嵌合工程と、
    前記シリンダー部に嵌められた前記フープ層および前記ドーム部に熱硬化性樹脂を含浸させた繊維をヘリカル巻きで巻き付けたのち、巻き付けられた繊維を加熱して硬化させることによってヘリカル層を形成する第2の形成工程と、を備え、
    前記突出部のうち前記マンドレルと向かい合う面は、前記フープ層が前記シリンダー部に嵌められたと仮定したときに前記ドーム部の曲面形状と連続した曲面形状となるよう形成された曲面である、高圧タンクの製造方法。
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