JP2023112249A - 繊維層の加工方法および高圧タンクの製造方法 - Google Patents

繊維層の加工方法および高圧タンクの製造方法 Download PDF

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洋平 武田
Yohei Takeda
俊哉 宇野
Toshiya Uno
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Abstract

【課題】CFRPの層をより容易に所望の形状に成形できる技術を提供する。【解決手段】繊維層の加工方法は、熱硬化性の第1樹脂が含侵した炭素繊維が重なった構造を持つ繊維層を形成する繊維層形成工程と、熱硬化性の第2樹脂を繊維層の表面に配する樹脂配置工程と、繊維層を型に嵌めた状態で第1樹脂および第2樹脂を熱硬化させる熱硬化工程と、硬化した第2樹脂が配された繊維層を切削して、所望の形状に成形する切削工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、繊維層の加工方法および高圧タンクの製造方法に関する。
燃料電池システムに用いられる高圧タンクの製造において、フィラメントワインディング法によってCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化樹脂)の層が形成される工程を備える技術が知られている。特許文献1には、刃具によって、CFRPの層を切削して、所望の形状に加工する技術が記載されている。
特開2016-223569号公報
しかし、CFRPは切削が困難であり、CFRPの層をより容易に所望の形状に成形できる技術が望まれていた。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、繊維層の加工方法が提供される。この加工方法は、熱硬化性の第1樹脂が含侵した炭素繊維が重なった構造を持つ前記繊維層を形成する繊維層形成工程と、熱硬化性の第2樹脂を前記繊維層の表面に配する樹脂配置工程と、前記繊維層を前記型に嵌めた状態で前記第1樹脂および前記第2樹脂を熱硬化させる熱硬化工程と、硬化した前記第2樹脂が配された前記繊維層を切削して、所望の形状に成形する切削工程と、を含む。
この形態の加工方法によれば、型に嵌めた状態で樹脂を熱硬化させるため、繊維層が賦形され、切削工程における切削部分を減らすことができる。そのため、繊維層を容易に所望の形状に成形できる。
(2)上記形態の加工方法において、前記繊維層形成工程は、前記第1樹脂が含侵した炭素繊維を、略円柱状を成すマンドレルに巻きつけて前記繊維層を形成する工程を含んでもよい。
このような態様とすれば、第1樹脂が含侵した炭素繊維をマンドレルに巻きつけることで繊維層を形成できる。
(3)上記形態の加工方法において、前記切削工程の後に、前記繊維層を前記マンドレルから外し、前記繊維層内にライナを嵌めるライナ設置工程と、を含んでもよい。
このような態様とすれば、繊維層を形成した後に、ライナを繊維層内に嵌めるため、繊維層の加工が容易にできる。
なお、本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、この形態の製造方法で製造された高圧タンク等の態様で実現することが可能である。
繊維層の加工方法の一例を示すフローチャートである。 繊維層形成工程の説明図である。 熱硬化工程の説明図である。 樹脂配置工程の説明図である。 切削工程の説明図である。 加工が完了した繊維層の説明図である。 第2実施形態における高圧タンクの製造方法の一例を示すフローチャートである。
A.第1実施形態:
図1は、本実施形態における熱硬化性の第1樹脂が含侵した炭素繊維であるCFRPが重なった構造を持つ繊維層の加工方法の一例を示すフローチャートである。第1樹脂は、例えば、エポキシや不飽和ポリエステル樹脂である。図2~図5は、加工方法における各工程の説明図である。本実施形態では、CFRPの中空状のパイプを成形する。
まず、ステップS100(図1参照)で、熱硬化性の第1樹脂が含侵した炭素繊維が重なった構造を持つ繊維層200を形成する。この工程を「繊維層形成工程」ともいう。図2に示すように、本実施形態において、炭素繊維を10000~40000本程度束ね、エポキシ等の熱硬化性樹脂を含浸させることによって形成された繊維束を、略円柱状を成すマンドレル100に巻き付けて繊維層200を形成する。すなわち、フィラメントワインディング法によって繊維層200を形成する。本実施形態において、繊維層200は、4層形成される。
図2において破線で示される形状が、本実施形態において最終的に得ようとする所望の形状である。繊維層200の端部は、上の層が下の層よりも短くなるように形成される。
ステップS110(図1参照)において、熱硬化性の第2樹脂を、ステップS100で形成した繊維層200の表面に配する。この工程を「樹脂配置工程」ともいう。第2樹脂は、第1樹脂と同じ樹脂を採用してもよく、異なる樹脂を採用してもよい。例えば、第1樹脂はエポキシ樹脂であり、第2樹脂は不飽和ポリエステル樹脂である。図3に示すように、繊維層200の端部の各層の段差を埋めるように、第2樹脂R1が塗布によって配される。
図4に示すように、ステップS120(図1参照)において、繊維層200を型300に嵌めた状態で、ステップS100で巻き付けた繊維層200の繊維束の第1樹脂およびステップS110で配した第2樹脂R1を硬化する。この工程を「熱硬化工程」ともいう。より具体的には、熱ヒーターを備える熱硬化炉や、加熱コイルを用いた高周波誘電加熱式の熱硬化炉において、加熱によって熱硬化性樹脂を熱硬化させる。繊維層200を型300に嵌めることで、繊維層200および第2樹脂R1が型300の形に形成される。本実施形態において、繊維層200の端部の段差の角部分は、型300によって押しつぶされて、型300の形に形成される。
ステップS130(図1参照)において、ステップS120で硬化した第2樹脂R1が配された繊維層200を切削して、所望の形状に成形する。この工程を「切削工程」ともいう。図5に示すように、刃具400で繊維層200を所望の形状に切削する。なお、「硬化した第2樹脂R1が配された繊維層200を切削」は、第2樹脂R1のみを切削する場合も含む。すなわち、切削工程は、硬化された第2樹脂R1のみを切削してもよい。
図6は、加工が完了した繊維層200の説明図である。一点鎖線は、切削工程において切削した部分を示している。
以上で説明した本実施形態の繊維層200の加工方法によれば、型300に嵌めた状態で第1樹脂および第2樹脂R1を熱硬化させるため、繊維層200が賦形され、切削工程における切削部分を減らすことができる。また、繊維層200の端部の各層の段差を第2樹脂R1によって埋めることで、繊維層200のみで最終的に得ようとする所望の形状にする場合に比べて、繊維層200を最終的に得ようとする所望の形状よりも過度に大きく形成することを抑制できる。そのため、切削時における刃具400の移動量を抑制できる。従って、繊維層200を容易に所望の形状に成形できる。更に、切削工程における切削部分を減らすことができるため、切削工具の刃具400の摩耗を抑制できる。また、繊維層200を覆う第2樹脂R1のみで所望の形状を形成する態様に比べて、強度を高めることができる。
B.第2実施形態:
図7は、第2実施形態における高圧タンクの製造方法の一例を示すフローチャートである。高圧タンクの製造方法は、ステップS130の切削工程の後にステップS140のライナ設置工程を備える点が第1実施形態における加工方法と異なり、ステップS100~S130の工程は第1実施形態と同じである。
ステップS140において、繊維層200をマンドレル100から外し、繊維層200内にライナを嵌める。この工程を「ライナ設置工程」ともいう。ライナは、円筒部と円筒部の両端に設けられた二つのドーム部とを有する部材である。ライナは、例えばポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル等の水素ガスに対するガスバリア性を有する樹脂によって形成されている。なお、本実施形態においては、ライナは樹脂製としたが、金属製であってもよい。ライナは、例えば、円柱部の両端に口金が装着済みのドーム部を溶着して準備される。
ステップS140の処理の後に、ライナのドーム部に繊維層200を形成してもよい。また、繊維層200の外表面に、高圧タンクの強度を向上させるための保護層が形成されていてもよい。保護層は、例えば、ガラス繊維強化プラスチックにより形成可能である。
以上で説明した本実施形態の高圧タンクの製造方法によれば、繊維層200を形成した後に、ライナを繊維層200内に嵌めるため、ライナ上に繊維層200を形成した状態で繊維層200の加工を行う場合よりも、繊維層200の加工が容易にできる。
C.他の実施形態:
(C1)上述した実施形態において、CFRPの中空状のパイプを成形している。これに限らず、車両のダッシュボードやインストルメントパネルを成形してもよい。より具体的には、上述した実施形態において、繊維層200形成工程では、マンドレル100に第1樹脂が含侵した炭素繊維を巻きつけて、繊維層200を形成している。これに限らず、第1樹脂が含侵した炭素繊維によって形成されたシート状の繊維を、ダッシュボード等の成形したい製品の形状を有する金型に配置して、繊維層200を形成してもよい。
(C2)上述した実施形態において、繊維層200は4層形成されている。これに限らず、繊維層200は5層以上形成されてもよく、3層以下形成されてもよい。
(C3)上述した実施形態において、樹脂配置工程では、繊維層200の表面に第2樹脂R1を塗布してから、型300に嵌めている。これに限らず、型300に繊維層200を嵌めた後、型300に設けられた開口部から、型300と繊維層200との間に第2樹脂R1を注入してもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
100…マンドレル、200…繊維層、300…型、400…刃具、R1…第2樹脂

Claims (3)

  1. 繊維層の加工方法であって、
    熱硬化性の第1樹脂が含侵した炭素繊維が重なった構造を持つ前記繊維層を形成する繊維層形成工程と、
    熱硬化性の第2樹脂を前記繊維層の表面に配する樹脂配置工程と、
    前記繊維層を型に嵌めた状態で前記第1樹脂および前記第2樹脂を熱硬化させる熱硬化工程と、
    硬化した前記第2樹脂が配された前記繊維層を切削して、所望の形状に成形する切削工程と、を含む、加工方法。
  2. 請求項1に記載の加工方法であって、
    前記繊維層形成工程は、前記第1樹脂が含侵した炭素繊維を、略円柱状を成すマンドレルに巻きつけて前記繊維層を形成する工程を含む、加工方法。
  3. 請求項2に記載の加工方法を用いた高圧タンクの製造方法であって、
    前記切削工程の後に、前記繊維層を前記マンドレルから外し、前記繊維層内にライナを嵌めるライナ設置工程と、を含む、高圧タンクの製造方法。
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