JP6660959B2 - 部品実装システムおよび部品実装装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装システムおよび部品実装装置に関する。
従来より、複数種の基板を搬送可能な複数(例えば2つ)のレーンが並列に配置されており、供給された部品をヘッドで保持して各レーンに搬送された基板に実装する部品実装装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の部品実装装置は、複数種の基板のそれぞれについて、複数のレーンのうちいずれのレーンで実装処理が可能であるかを確認した上で、基板の供給順序を決定している。
特開2013−84645号公報
ところで、このような複数のレーンを備える部品実装装置において、各レーンに異なる種類の基板が同時期に搬送されると、実装対象の部品の種類が異なるために同じ装置構成で実装処理できない場合がある。例えば、使用されるヘッドの種類が異なったり、供給部品を全て搭載できなかったりする場合がある。このため、各レーンに搬送される基板の種類が異なる場合、実装処理に必要な装置構成が共通するか否かを確認することが求められる。ただし、基板を搬入する度に、各基板の実装処理に必要な構成を確認するものとすると、確認処理に時間を取られて生産効率の低下に繋がるおそれがある。
本発明は、複数種の基板を搬送可能な複数のレーンが並列に配置されたものにおいて、基板の生産効率の向上を図ることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の第1の部品実装システムは、
並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置が、前記基板の搬送方向に沿って複数配置された部品実装システムであって、
前記部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成された装置が配置され、
前記複数種の基板を、作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部を備える
ことを要旨とする。
本発明の第1の部品実装システムでは、部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、基板の種類に応じた種類に交換可能な装置が配置されている。また、部品実装システムは、複数種の基板を、作業者による生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部を備える。このようなグループ情報を記憶することで、各レーンの処理対象の基板が、生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを確認するための処理時間を短縮することなどが可能となる。したがって、複数のレーンが並列に配置されたものにおいて基板の生産効率の向上を図ることができる。
本発明の第1の部品実装システムにおいて、実装処理の対象となる前記基板の種類を取得する取得部と、前記取得部に取得された前記基板の種類と前記記憶部に記憶された前記グループ情報とに基づいて、前記複数のレーンで実装処理される前記基板の種類の組合せが前記生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを判定する組合せ判定部と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、複数のレーンの処理対象の基板の組合せが作業者による生産部材の交換作業が必要であるか否かを、グループ情報を用いて容易に確認することができるから、確認処理に要する時間を短縮することができる。
この態様の本発明の第1の部品実装システムにおいて、一のレーンにおいて基板搬送方向の上流側の部品実装装置から下流側の部品実装装置に前記基板を搬送可能となった際、前記一のレーンで搬送可能となった基板と他のレーンにおいて前記下流側の部品実装装置に搬入された基板とが前記組合せ判定部により前記生産部材の交換作業が不要な組合せであると判定される場合には、前記一のレーンで搬送可能となった基板を前記下流側の部品実装装置に搬入するよう制御する搬入制御部を備えるものとすることもできる。これにより、他のレーンにおいて下流側の部品実装装置で基板の実装処理中に一のレーンの基板を搬入することができるから、次の基板の実装処理を速やかに開始することができる。
この態様の本発明の第1の部品実装システムにおいて、前記搬入制御部は、前記一のレーンで搬送可能となった基板と前記他のレーンにおいて前記下流側の部品実装装置に搬入された基板とが前記組合せ判定部により前記生産部材の交換作業が不要な組合せでないと判定される場合には、前記生産部材の交換作業が完了するまで前記一のレーンで搬送可能となった基板を前記下流側の部品実装装置に搬入しないよう制御するものとすることもできる。基板種の切り替わり時に生産部材の交換作業の必要がある場合、交換対象の生産部材の配置などによっては、レーン内に基板が搬入されていると作業性が低下する場合がある。このため、下流側の部品実装装置に一のレーンの基板を搬入しないようにすることで、生産部材の交換作業の作業性が低下するのを防止することができる。
この態様の本発明の第1の部品実装システムにおいて、前記一のレーンで搬送可能となった基板と前記他のレーンにおいて前記下流側の部品実装装置に搬入された基板とが前記生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かの判定は、前記下流側の部品実装装置における前記組合せ判定部により行われるものとすることもできる。
本発明の第1の部品実装システムにおいて、前記組合せ判定部により前記複数のレーンで実装処理される前記基板の種類の組み合わせが前記生産部材の交換作業が不要な組合せでないと判定される場合、作業者による前記生産部材の交換作業が必要となる旨の情報を報知する報知部を備えるものとすることもできる。こうすれば、作業者は交換対象の生産部材を予め用意するなど交換作業の準備をすることができるから、生産部材の交換作業に要する時間を短縮することができる。
本発明の第2の部品実装システムは、
並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置が、前記基板の搬送方向に沿って複数配置された部品実装システムであって、
前記部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成された装置が配置され、
作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループの指定と、該グループに含める前記基板の種類の指定とを作業者から受け付ける指定受付部と、
前記指定された基板の種類に応じた前記生産部材の種類と、前記指定されたグループ内の他の基板の種類に応じた前記生産部材の種類とを取得する生産部材種取得部と、
前記取得された生産部材の種類に基づいて、前記指定された基板の実装処理と前記グループ内の他の基板の実装処理との切り替わりにおいて作業者による前記生産部材の交換作業が必要であるか否かを判定する交換作業判定部と、
を備えることを要旨とする。
本発明の第2の部品実装システムでは、部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、基板の種類に応じた種類に交換可能な装置が配置されている。また、部品実装システムは、作業者による生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループの指定と、グループに含める基板の種類の指定とを作業者から受け付け、生産部材の種類に基づいて指定された基板の実装処理とグループ内の他の基板の実装処理との切り替わりにおいて作業者による生産部材の交換作業が必要であるか否かを判定する。したがって、受け付けた基板種が、作業者による生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能であるかを確認した上で、受け付けた基板種を指定されたグループに分けることができる。このため、基板種を適切にグループ分けすることができる。また、このようなグループに分けることで、各レーンの処理対象の基板が、生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを確認するための処理時間を短縮することなどが可能となる。なお、この第2の部品実装システムにおいて、第1の部品実装システムの各構成を備えるものなどとしてもよい。
本発明の部品実装装置は、
並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置であって、
異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成されており、
前記複数種の基板を、作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部を備える
ことを要旨とする。
本発明の部品実装装置は、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、基板の種類に応じた種類に交換可能に構成されている。また、部品実装装置は、複数種の基板を、作業者による生産部材の交換作業が行われることなく実装処理可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部を備える。このようなグループ情報を記憶することで、各レーンの処理対象の基板が、生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを確認するための処理時間を短縮することなどが可能となる。したがって、複数のレーンが並列に配置されたものにおいて基板の生産効率の向上を図ることができる。
部品実装システム10の構成の概略を示す構成図。 部品実装装置12の構成の概略を示す構成図。 部品実装装置12の制御に関する構成を示すブロック図。 グループ指定受付処理の一例を示すフローチャート。 管理装置80のHDD83に記憶された生産部材情報の説明図。 管理装置80のHDD83に記憶されたグループ別基板種情報の説明図。 生産ジョブ受信時処理の一例を示すフローチャート。 制御装置70のHDD73に記憶された生産予定情報の説明図。 基板搬入処理の一例を示すフローチャート。 第1レーンと第2レーンで基板が生産される様子を示す説明図。 第1レーンと第2レーンで基板が生産される様子を示す説明図。
以下は、本発明の実施の形態の説明である。図1は部品実装システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2は部品実装装置12の構成の概略を示す構成図であり、図3は部品実装装置12の制御に関する構成を示すブロック図である。なお、図1,図2の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
部品実装システム10は、平板状の基板に各種部品の実装処理(生産ともいう)を行うシステムとして構成され、図1に示すように、基板搬送方向に並べて配置された複数台の部品実装装置12と、システム全体を管理する管理装置80とを備える。なお、図示は省略するが、部品実装システム10は、部品実装装置12以外に、基板にはんだを印刷する印刷装置や部品が実装された基板のリフロー処理を行うリフロー装置などを備える。本実施例では、複数種の基板に部品の実装処理が可能となっている。複数種の基板としては、基板サイズの異なる基板や、実装される部品の種類の異なる基板などが挙げられる。
部品実装装置12は、図2に示すように、部品を供給する部品供給装置16と、基板を搬送する基板搬送装置20と、基板搬送装置20により搬送された基板を下方からバックアップするバックアップ装置30とを備える。また、部品実装装置12は、部品を吸着するノズル51を有するヘッド54が取り付けられるヘッドユニット50と、ヘッドユニット50(ヘッド54)をXY方向に移動させるヘッド移動装置40と、部品実装装置12全体の制御を司る制御装置70(図3参照)とを備える。
部品供給装置16は、部品が収容されたテープをリールから引き出すことで部品を供給するテープフィーダ17が左右方向(X軸方向)に並べて複数配置されている。テープフィーダ17は、所定の上限搭載数まで部品実装装置12に着脱可能に搭載される。このため、作業者は、実装処理対象の基板種に不要な種類の部品が収容されたテープフィーダ17を取り外し、実装処理対象の基板種に必要な種類の部品が収容されたテープフィーダ17を取り付けることができる。即ち、作業者は、基板種に応じた種類のテープフィーダ17に交換する。
基板搬送装置20は、第1レーン22aおよび第2レーン22bの2つの基板搬送路が左右方向(X方向)に並んで設けられたデュアルレーン方式の搬送装置である。各レーンには、ベルトコンベア装置24a(第1搬送装置),24b(第2搬送装置)が設けられている。基板搬送装置20は、ベルトコンベア装置24a,24bの駆動により、第1,第2レーン22a,22bの各基板をX方向の左から右(搬送方向)に搬送する。
バックアップ装置30は、第1レーン22aおよび第2レーン22bのそれぞれに対応して設けられている。バックアップ装置30は、図示しない昇降装置により昇降可能に設置されたバックアッププレート32と、バックアッププレート32に立設された複数のバックアップピン34とを備える。このバックアップ装置30は、基板搬送装置20によりバックアッププレート32の上方に基板が搬送された状態でバックアッププレート32を上昇させることで基板を下方からバックアップする。
ヘッド移動装置40は、X軸ガイドレール41とX軸スライダ42とY軸ガイドレール43とY軸スライダ44とを備える。Y軸スライダ44は、部品実装装置12に固定されて前後方向に延びる左右一対のY軸ガイドレール43,43に、スライド可能に取り付けられている。Y軸スライダ44の下面には、左右方向に延びる前後一対のX軸ガイドレール41,41が設けられ、このX軸ガイドレール41,41にX軸スライダ42が左右方向にスライド可能に取り付けられている。ヘッドユニット50は、X軸スライダ42の左右の移動に伴って左右に移動し、Y軸スライダ44の前後の移動に伴って前後に移動する。なお、各スライダ42,44は、それぞれ図示しない駆動モータにより駆動される。
ヘッドユニット50は、複数種のヘッド54、例えば第1〜第3ヘッド54a〜54cの3種類のヘッド54を着脱可能である。本実施例では、作業者が、部品実装装置12の作動停止中に、ヘッドユニット50に取り付けられているヘッド54を実装処理に必要な種類のヘッド54に交換する。第1ヘッド54a(ヘッド種H1)は、円周方向に12個のノズルホルダ52を備え、12本のノズル51を装着可能である。第2ヘッド54b(ヘッド種H2)は、円周方向に4個のノズルホルダ52を備え、4本のノズル51を装着可能である。第3ヘッド54c(ヘッド種H3)は、軸心線上に1個のノズルホルダ52を備え、1本のノズル51を装着可能である。ヘッド54(第1〜第3ヘッド54a〜54c)に装着されたノズル51は、負圧を利用して先端に部品を吸着(保持)したり、正圧を利用して先端に吸着(保持)している部品を放したりする。ヘッドユニット50は、第1ヘッド54aや第2ヘッド54bが装着された場合に、ノズル51を円周方向に旋回させるR軸モータ55と、各ノズルホルダ52をその軸心線(θ軸)周りで回転(自転)させるθ軸モータ56と、ノズル51の旋回軌道上の所定位置でノズルホルダ52(ノズル51)を下降させるZ軸モータ57と、ヘッド54を保持する保持部を昇降させるシリンダ(図示せず)とを備える。また、ヘッドユニット50は、第3ヘッド54cが装着された場合には、R軸モータ55をθ軸アクチュエータとして動作させ、シリンダをZ軸アクチュエータとして動作させる。
部品実装装置12は、この他に、各種情報を表示したり作業者からの入力操作を受け付けたりするタッチパネル式の表示操作パネル14(図1,図3参照)を備える。また、部品実装装置12は、図2に示すように、基板に設けられたマークを撮像するマークカメラ46と、ノズル51に吸着された部品を撮像するパーツカメラ48と、複数種のノズル51をストックするノズルストッカ60とを備える。ノズルストッカ60には、所定の上限収容数までノズル51を収容可能である。ノズルストッカ60にストックされているノズル51は、ヘッドユニット50のノズルホルダ52に自動で交換可能である。また、作業者は、部品実装装置12の作動停止中に、ノズルストッカ60内にストックされているノズル51のうち、実装処理対象の基板種に不要な種類のノズル51を取り出し、実装処理対象の基板種に必要な種類のノズル51を収容することができる。即ち、作業者は、基板種に応じた種類のノズル51に交換する。
制御装置70は、図3に示すように、CPU71とROM72とHDD73とRAM74と入出力インターフェース75などを備える。これらはバス76を介して電気的に接続されている。制御装置70は、表示操作パネル14への表示信号を出力したり、基板搬送装置20とバックアップ装置30とヘッド移動装置40とヘッドユニット50などに駆動信号を出力したりする。また、制御装置70は、表示操作パネル14からの操作信号を入力したり、マークカメラ46とパーツカメラ48からの画像信号を入力したりする。制御装置70は、管理装置80と双方向通信可能に接続されており、互いにデータや制御信号のやり取りを行う。
管理装置80は、図3に示すように、CPU81とROM82とHDD83とRAM84と入出力インターフェース85などを備える。これらはバス86を介して電気的に接続されている。また、管理装置80は、マウスやキーボードなどの入力デバイス87と、ディスプレイ88などを備える。本実施例の部品実装装置12は、前述したように、複数種の基板に実装処理が可能である。ここで、基板種が異なると実装対象の部品が異なることから、使用されるテープフィーダ17の種類が異なったり、使用されるノズル51の種類やヘッド54の種類が異なったりする。ただし、基板種の組合せによっては、使用されるテープフィーダ17の各種類を同時に搭載できたり、使用されるヘッド54を取り替える必要がなかったり、使用されるノズル51の各種類をノズルストッカ60内に同時に収容しておけたりすることがある。即ち、基板種の組合せによっては、基板種の切り替わり時に、作業者がテープフィーダ17(部品供給部材)を交換したり、ノズル51やヘッド54(部品保持部材)を交換したりする必要がない。このため、部品実装装置12は、そのような基板種の組合せであれば、2つのレーンにそれぞれ搬送した後、作業者による交換作業を挟むことなく続けて実装処理することが可能となる。そのような基板種の組合せを、生産部材の交換作業が不要な組合せ、あるいは、連続処理(同時期処理)が可能な組合せという。本実施例の管理装置80および部品実装装置12の制御装置70は、連続処理が可能な組合せとなる基板種を同じ「グループ」(生産グループ)として管理する。HDD83は、基板種毎に必要な部品供給部材や部品保持部材の情報(後述する生産部材情報)や、基板種をグループに分けた情報(後述するグループ別基板種情報)などを記憶する。また、HDD83は、基板種毎に基板を何枚生産するかの情報なども記憶する。
以下は、こうして構成された本実施形態の部品実装システム10の処理の説明である。図4はグループ指定受付処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンの実行プログラムは、管理装置80のHDD83に記憶されている。このルーチンは、ディスプレイ88に表示されるメニュー画面上で基板種のグループの手動指定が選択されたときに実行される。
グループ指定受付処理では、管理装置80のCPU81は、まず、基板種とグループの指定を受け付ける指定受付画面をディスプレイ88に表示し(S100)、作業者によるマウスやキーボードなどの入力デバイス87の入力により指定が受け付けられるのを待つ(S105)。指定受付画面は、図示は省略するが、基板種およびグループの入力欄と、入力内容を確定する確定ボタンと、入力を終了する終了ボタンなどを表示する。CPU81は、作業者が基板種およびグループの入力欄に指定内容を入力して確定ボタンを操作したときに、指定を受け付けたと判定し、指定された基板種の実装処理に用いられるフィーダ種とヘッド種とノズル種とを取得する(S110)。
ここで、図5は、管理装置80のHDD83に記憶された生産部材情報の説明図である。図示するように、生産部材情報は、実装に必要な部品が収容されているフィーダ17の種類であるフィーダ種(部品種)と、実装に必要なヘッド54の種類であるヘッド種と、実装に必要なノズル51の種類であるノズル種とを、基板種に対応付けた情報である。即ち、生産部材情報は、各基板種の実装処理に用いられる生産部材の種類(フィーダ種とヘッド種とノズル種)の情報である。本実施例の基板には、表面を上側として部品実装装置20に搬入されて表面に部品が実装されてからリフロー装置によるリフロー処理が行われ、その後、再度裏面を上側として部品実装装置20に搬入されて裏面に部品が実装されてからリフロー装置によるリフロー処理が行われるものがある。即ち、両面に部品が実装される基板があるため、基板種は、基板名(基板A,B,C,D,E,・・・)と表裏面((T)または(B))とを区別するものとなっている。例えば、基板種A(T)は、基板Aの表面を示し、基板種A(B)は、基板Aの裏面を示す。なお、指定受付画面の基板種の入力欄は、基板名と表裏面とを入力可能とする。
CPU81は、S110で基板種に対応するフィーダ種とヘッド種とノズル種とをHDD83の生産部材情報から読み出すことにより取得する。なお、指定受付画面において、フィーダ種とヘッド種とノズル種とを、作業者が入力したりリストなどから選択したりしてもよい。その場合、CPU81は、作業者が入力あるいは選択したフィーダ種とヘッド種とノズル種とをS110で取得すればよい。
次に、CPU81は、指定されたグループの他の基板種の実装に用いられるフィーダ種とヘッド種とノズル種とを取得する(S115)。なお、指定されたグループの他の基板種は、今回よりも前に行われたグループ指定受付処理において当該グループに登録された基板種である。CPU81は、S110,S115でそれぞれ取得したフィーダ種とヘッド種とノズル種との基板種毎の各組合せについて、それぞれ作業者による交換作業の必要の有無を判定する。即ち、CPU81は、各組合せのフィーダ種が作業者による交換作業の必要のないものであるか否か(S120)、各組合せのヘッド種が作業者による交換作業の必要ないものであるか否か(S125)、各組合せのノズル種が作業者による交換作業の必要のないものであるか否か(S130)、をそれぞれ判定する。CPU81は、S120では、2つの基板種の実装に必要とされるテープフィーダ17の数が所定の上限搭載数以下であるか否かを判定する。また、CPU81は、S125では、2つの基板種の生産に必要なヘッド54が同じ種類であるか否かを判定し、S130では、2つの基板種の生産に必要なノズル51の数が所定の上限収容数以下であるか否かを判定する。即ち、S120〜S135の判定は、今回指定された基板種と、指定されたグループの他の基板種とが、連続処理可能な基板種の組合せであるかを判定する処理となる。
図5の例では、基板種A(T),A(B)の組合せは、ヘッド種が同じであり、フィーダ種とノズル種も一部が共通する。基板種A(T)の実装処理で必要なフィーダ種(F01,F02,F03,F04など)のフィーダ17と、基板種B(T)の実装処理で必要なフィーダ種(F04,F11,F12,F13など)のフィーダ17との合計数は、上限搭載数以下であり同時にセット可能とする。また、基板種A(T)の実装処理で必要なノズル種(N01,N02,N03,N04など)のノズル51と、基板種B(T)の実装処理で必要なノズル種(N04,N11,N12,N13など)のノズル51との合計数は、上限収容数以下であり同時にセット可能とする。このため、基板種A(T),A(B)の切り替わり時において、作業者がフィーダ17やノズル51、ヘッド54を交換する必要はない。即ち、基板種A(T),A(B)の組合せは、連続処理可能な組み合わせである。同様に、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)のうちのいずれの組合せも連続処理可能な組合せであるため、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)は同じグループとして管理されることになる。このような基板種が処理対象の場合、CPU81は、S120〜S130でいずれも肯定的な判定をすることになる。
また、基板種C(T)は、ヘッド種が基板種A(T),A(B),B(T),B(B)と同じである。しかし、基板種C(T)の実装処理で必要なフィーダ種のフィーダ17と、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)の実装処理で必要なフィーダ種のフィーダ17との合計数は、上限搭載数を超えるものであり同時にセットできないものとする。また、基板種C(T)の実装処理で必要なノズル種のノズル51と、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)の実装処理で必要なノズル種のノズル51との合計数は、上限収容数を超えるものでありノズルストッカ60に同時にセットできないものとする。このため、基板種C(T)と、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)のいずれかとの切り替わり時において、作業者がフィーダ17とノズル51とを交換する必要がある。即ち、基板種C(T)は、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)のグループに含めることはできない。基板種C(T)のような基板種が、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)のグループに指定された場合には、CPU81は、S120またはS130のいずれかで否定的な判定をすることになる。
CPU81は、作業者によるフィーダ種とヘッド種とノズル種の交換の必要がないため、S120〜S130でいずれも肯定的な判定をすると、指定された基板種を指定されたグループに登録する(S135)。なお、指定された基板種が複数ある場合、CPU81は、基板種毎に、S120〜S130の判定を行う。一方、CPU81は、作業者によるフィーダ種とヘッド種とノズル種のいずれかの交換の必要があるため、S120〜S130のいずれかで否定的な判定をすると、グループエラーの旨をディスプレイ88に表示して(S140)、S100に戻る。この場合、作業者は、指定した基板種を指定したグループに含めることができないため、その基板種を別のグループに再指定する。
CPU81は、S105で指定を受け付けてないと判定したり、S135で基板種をグループに登録したりすると、終了ボタンの操作に基づいて入力終了が指示されたか否かを判定する(S145)。CPU81は、入力終了が指示されてないと判定すると、S105に戻り処理を繰り返す。一方、CPU81は、入力終了が指示されたと判定すると、指定受付画面を消去して(S150)、本処理を終了する。このグループ指定受付処理により、CPU81は、HDD83内のグループ別基板種情報(グループ情報)の各グループに基板種を記憶する。図6は管理装置80のHDD83に記憶されたグループ別基板種情報の説明図である。図6のグループ別基板種情報では、基板種A(T),A(B),B(T),B(B)がグループ1に分けられ、基板種C(T),C(B),D(T),D(B)がグループ2に分けられ、基板種E(T),E(B),・・・がグループ3に分けられている。同じグループ内の基板種は、いずれの組合せも連続処理可能な基板種の組合せである。この例では、管理装置80のCPU81が、作業者による指定を受け付けてグループの手動指定を行うものを説明したが、作業者による指定を受け付けることなくグループの自動指定を行うものとしてもよい。その場合、部品実装システム10で実装処理の対象とされる各基板種について、S120〜S130のいずれの判定も肯定的となるグループに順次登録していくものとすればよい。なお、管理装置80のCPU81は、各部品実装装置12に基板の生産を指示するための生産ジョブを送信する場合、生産対象の基板種(基板名と表裏)とグループ名、部品種、部品の実装位置、生産枚数などを生産ジョブに含めて送信する。
次に、部品実装装置12が、管理装置80から送信される生産ジョブを受信した場合の処理を説明する。図7は生産ジョブ受信時処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、各部品実装装置12の制御装置70のHDD73に記憶されており、管理装置80から生産ジョブを受信したときにそれぞれ実行される。生産ジョブ受信時処理では、制御装置70のCPU71は、まず、管理装置80から受信した生産ジョブがジョブの追加指示を含むか否かを判定する(S200)。ここで、本実施例の生産ジョブは、生産が予定される基板種を追加するための追加指示と、生産予定がなくなった(キャンセルされた)基板種を削除するための削除指示とのうち少なくともいずれかを含むものとする。
CPU71は、受信した生産ジョブがジョブの追加指示を含むと判定すると、追加指示に含まれる基板種とグループ名を取得し(S205)、該当グループがHDD73内の生産予定情報(グループ情報)に既に登録されているか否かを判定する(S210)。CPU71は、該当グループが生産予定情報に登録されていないと判定すると、今回取得した基板種は複数であるか否かを判定する(S215)。CPU71は、基板種が複数であると判定すると、取得した各基板種の組合せについて連続処理の可否を確認して(S220)、連続処理が不可の組合せがあるか否かを判定する(S225)。管理装置80は、上述したグループ指定受付処理のグループ分けに基づくグループ名を生産ジョブに含めて送信するため、同じグループの基板種であれば連続処理が可能である。ただし、各部品実装装置12において、何らかの不具合により生産部材を予定通り使用できなくなったりするなど、連続処理ができない事態が生じることもある。このため、本実施例では、各部品実装装置12の制御装置70においても、追加指示の生産ジョブの受信時に、指定されたグループに基板種を追加してもよいか否か(連続処理が可能であるか否か)を確認するのである。なお、制御装置70は、図5に示すような生産部材情報をHDD73に記憶するものとすればよい。そして、CPU71は、S220で、HDD73の生産部材情報を参照して図4のグループ指定受付処理のS120〜S130と同様な処理を行うことにより、連続処理の可否を確認すればよい。
CPU71は、S215で基板種は複数でなく単数であると判定したり、S225で連続処理が不可の組合せがないと判定したりすると、生産予定情報に新たにグループを作成して基板種を登録する(S230)。図8は部品実装装置12のHDD73に記憶された生産予定情報の説明図である。図示するように、生産予定の基板種(生産ジョブで指定された基板種)がグループ毎にまとめて登録されている。ここで、CPU71は、例えば生産予定情報にグループ1の基板種A(T),A(B),B(T),B(B)の生産ジョブのみが登録されている状態で未登録のグループ2の基板種C(T),C(B)の生産ジョブが受け付けられた場合、次のように処理を行う。即ち、CPU71は、S220で基板種C(T),C(B)の1通りの組合せについて連続処理の可否を確認し、S225で連続処理が不可の組合せでないと判定する。このため、CPU71は、図8(a)に示すように、グループ1とは別に、グループ2と基板種C(T),C(B)とを生産予定情報に登録する。一方、CPU71は、S225で連続処理が不可の組合せがあると判定すると、グループエラーの旨を管理装置80に送信して(S235)、本処理を終了する。管理装置80は、グループエラーの旨を受信すると、例えば、作業者にエラーを報知してグループの再指定などを促す。
また、CPU71は、S210で該当グループが生産予定情報に登録されていると判定すると、該当グループ内および取得した各基板種の組合せについて連続処理の可否を確認し(S240)、連続処理が不可の組合せがあるか否かを判定する(S245)。CPU71は、S240においても、HDD73の生産部材情報を参照して図4のグループ指定受付処理のS120〜S130と同様な処理を行うことにより、連続処理の可否を確認する。CPU71は、S245で連続処理が不可の組合せはないと判定すると、取得した基板種を生産予定情報の該当グループに追加登録して(S250)、生産予定情報を更新する。CPU71は、例えば図8(a)の生産予定情報が登録されている状態でグループ2の基板種D(T),D(B)の生産ジョブが受け付けられた場合、次のように処理を行う。即ち、CPU71は、S240で基板種C(T),C(B)に基板種D(T),D(B)を加えた計5通りの組合せ(基板種C(T),C(B)の組合せは確認済みであるため除外)について連続処理の可否を確認する。そして、CPU71は、連続処理が不可の組合せがないと判定すると、グループ2に基板種D(T),D(B)を追加登録する(図8(b)参照)。一方、CPU71は、S245で連続処理が不可の組合せがあると判定すると、グループエラーの旨を管理装置80に送信して(S235)、本処理を終了する。
CPU71は、S200で生産ジョブがジョブの追加指示を含まないと判定したり、S230,S250の処理を行ったりすると、生産ジョブがジョブの削除指示を含むか否かを判定する(S255)。CPU71は、ジョブの削除指示を含むと判定すると、削除指示に含まれる基板種とグループ名を取得し(S260)、取得した基板種を生産予定情報の該当グループから削除することで(S265)、生産予定情報を更新して、本処理を終了する。一方、CPU71は、S255でジョブの削除指示を含まないと判定すると、そのまま本処理を終了する。
続いて、各部品実装装置12で実装処理中に行われる処理を説明する。実装処理では、制御装置70のCPU71は、部品供給装置16の各テープフィーダ17のうち実装対象の部品種が供給されている供給位置の真上に、ヘッド54に装着されたノズル51が来るようヘッド移動装置40とヘッドユニット50とを駆動制御する。その後、CPU71は、ノズル51の吸引口が部品に当接するまでノズル51が下降するようヘッドユニット50を駆動制御し、ノズル51の吸引口に負圧を作用させてノズル51に部品を吸着させる。そして、CPU71は、ノズル51に吸着させた部品がパーツカメラ48の上方にあるときに画像を撮像するようパーツカメラ48を制御し、得られた画像に基づいて部品姿勢の補正値を考慮した実装位置を設定する。続いて、CPU71は、基板の実装位置上にノズル51が来るようヘッド移動装置40とヘッドユニット50とを駆動制御した後、ノズル51に吸着させた部品が基板に当接するまでノズル51が下降するようヘッドユニット50を駆動制御し、ノズル51の吸引口に正圧を作用させて部品を実装する。なお、部品実装装置12は、2つのレーンに搬送された基板のうち、一方のレーンに搬送された基板の実装処理を終了してから、他方のレーンに搬送された基板の実装処理を開始する。また、部品実装装置12は、2つのレーンで同じ基板種の基板を実装処理する場合、一方のレーンの実装処理中に他方のレーンに基板を搬入しておく。これにより、実装処理が終了した基板の搬出の完了を待ったり、次の基板の搬入を待ったりすることなく、次の基板の実装処理を速やかに開始することができる。
図9は基板搬入処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、各部品実装装置12の制御装置70のHDD73に記憶されており、定期的に実行される。基板搬入処理では、制御装置70のCPU71は、まず、基板搬出可能情報を受信したか否かを判定する(S300)。基板搬出可能情報は、各部品実装装置12で実行される基板搬出処理において、実装処理が完了して基板を搬出可能な状態となったときに、各部品実装装置12から管理装置80に送信される。この基板搬出可能情報は、基板種とグループ名を含む。管理装置80は、基板搬出可能情報を受信すると、基板搬出可能情報の送信元の部品実装装置12に対し基板の搬送方向の下流側に隣接する部品実装装置12に基板搬出可能情報を送信(転送)する。即ち、基板搬出可能情報は、基板の搬送方向の上流側の部品実装装置12で基板を搬出可能となったことを、下流側に隣接する部品実装装置12に報知するための情報である。なお、このような情報により基板を搬出可能か否かを判定するものに限られず、上流側の部品実装装置12が所定の搬出位置まで基板を搬送したことをセンサで検知することなどにより判定してもよい。CPU71は、S300で基板搬出可能情報を受信してないと判定すると、そのまま本処理を終了する。
また、CPU71は、S300で基板搬出可能情報を受信したと判定すると、今回の搬入対象の基板種とグループ名を取得し(S305)、部品実装装置12の各レーンに基板があるか否かを判定する(S310)。CPU71は、基板があると判定すると、S305で取得したグループが部品実装装置12で実装処理中の基板種(部品実装装置12のレーン内にある基板種)と同じグループであるか否かを判定する(S315)。CPU71は、S305で取得した基板のグループ名と、HDD73に記憶されている現生産情報のグループ名とに基づいて、S315の判定を行う。現生産情報は、後述する処理において、実装処理中の基板種とグループ名とが登録されるものである。CPU71は、S315で、実装処理中の基板種と今回の搬入対象の基板種とが同じグループであると判定すると、搬入対象レーン内にある基板の搬出が完了するのを待つ(S320)。
CPU71は、S310に各レーンに基板がないと判定したり、S320で搬入対象レーン内にある基板の搬出が完了したと判定したりすると、管理装置80に基板搬入可能情報を送信する(S325)。管理装置80は、基板搬入可能情報を受信すると、上流側の部品実装装置12、即ち、基板搬出可能情報の送信元の部品実装装置12に基板搬入可能情報を送信(転送)する。これにより、上流側の部品実装装置12は基板の搬出処理を行うから、CPU71は、搬出された基板を対象レーンに搬入してバックアップするよう基板搬送装置20とバックアップ装置30とを制御する(S330)。そして、CPU71は、基板に付されたマークをマークカメラ46で撮像し(S335)、マークから読み取った基板種と基板種に対応するグループ名を、基板を搬入したレーンに対応付けて現生産情報に記憶して(S340)、本処理を終了する。CPU71は、S335で、マークカメラ46が基板に付されたマークの上方に移動するようヘッド移動装置40を制御し、画像を撮像するようマークカメラ46を制御する。なお、マークから読み取った基板種を現生産情報に記憶するものに限られず、基板搬出可能情報に含まれる基板種を現生産ジョブ情報に記憶するものとしてもよい。
一方、CPU71は、S315で、実装処理中の基板種と今回の搬入対象の基板種とが、同じグループでなく別のグループであると判定すると、作業者による生産部材の交換作業が必要であるから、交換作業が必要である旨を報知する報知処理を行う(S345)。CPU71は、基板種が切り替わるために交換作業が必要となる旨を表示操作パネル14に表示することにより報知処理を行う。また、CPU71は、管理装置80に交換作業が必要となる旨の情報を送信し、管理装置80のCPU81が交換作業が必要となる旨をディスプレイ88に表示することにより報知処理を行ってもよい。また、制御装置70のHDD73が、図5に示すような生産部材情報を記憶している場合には、基板種の切り替わりに伴ってどの生産部材(フィーダ17かヘッド54かノズル51)を交換するのか、その生産部材のいずれの種類に交換するのか、などの情報を合わせて表示してもよい。この報知を見た作業者は、交換作業が必要なことを把握して、交換対象の生産部材の用意など交換作業に必要な準備を行うことができる。
CPU71は、交換作業の報知処理を行うと、各レーンの基板の実装処理が終了した後の基板の搬出が完了するのを待つと共に(S350)、作業者による生産部材の交換作業が完了するのを待つ(S355)。なお、作業者は生産部材の交換作業が完了すると、表示操作パネル14を操作して、交換作業が完了した旨の情報を入力する。CPU71は、その情報が入力されると、S355で交換作業が完了したと判定する。CPU71は、交換作業が完了したと判定すると、基板搬入可能情報を管理装置80に送信して(S325)、上流側の部品実装装置12に対象レーンに基板を搬入可能となったことを通知する。そして、CPU71は、上流側の部品実装装置12から搬出された基板を搬入してバックアップし(S330)、基板のマークをマークカメラ46で撮像し(S335)、基板種とグループ名を現生産情報に記憶して(S340)、本処理を終了する。
図10,図11は第1レーンと第2レーンで基板が生産される様子を示す説明図である。図10,図11は複数台の部品実装装置12として3台の部品実装装置12を例示する。3台の部品実装装置12は、基板搬送方向の上流側(図中左側)から順に(1),(2),(3)とする。図10(a)は、部品実装装置12(2)の第1,第2レーン内にある基板種A(T)の基板のうち、第1レーンの基板の実装処理が終了して下流側の部品実装装置12(3)に搬出した状態を示す。また、部品実装装置12(1)の第1,第2レーン内には基板種B(T)の基板があり、第1レーンの基板種B(T)の基板の実装処理が先に終了するものとする。部品実装装置12(1)の第1レーンで基板種B(T)の基板を搬出可能になると、下流側の部品実装装置12(2)の制御装置70(CPU71)は、搬出可能となった基板種B(T)と、第2レーンにある基板種A(T)とが同じグループであると判定する(図8参照)。このため、部品実装装置12(2)の制御装置70は、第2レーンで基板種A(T)の基板の実装処理中に、基板種B(T)の基板を第1レーンに搬入する(図10(b))。このため、部品実装装置12(2)は、第2レーンの基板種A(T)の基板の実装処理が完了すると、直ちに基板種B(T)の基板の実装処理を開始することができる(図10(c))。このように、部品実装装置20は、異なる種類の基板を各レーンに搬送して実装処理を行う際に、同じグループの基板が続く場合には、予め次の基板を搬入しておくことで、基板種の切り替わり時の待ち時間を短縮して(基板種を素早く切り替えて)、生産効率を向上させることができる。また、部品実装装置20は、HDD73に記憶した生産予定情報(グループ情報)に基づいて、同じグループの基板であるか否かの判定を速やかに行うことができる。
また、図11(a)は、部品実装装置12(1)の第1,第2レーン内に基板種B(T)に代わって基板種C(T)がある点を除いて、図10(a)と同じ状態を示す。部品実装装置12(1)の第1レーンで基板種C(T)の基板を搬出可能になると、下流側の部品実装装置12(2)の制御装置70は、搬出可能となった基板種C(T)と、第2レーンにある基板種A(T)とが同じグループでないと判定する(図8参照)。このため、部品実装装置12(2)の制御装置70は、第2レーンで基板種A(T)の基板の実装処理中に、基板種C(T)の基板を第1レーンに搬入することなく、交換作業の報知処理を行う(図11(b))。この報知を見た作業者は、交換作業の準備を行うことができる。このため、部品実装装置12(2)が第2レーンの基板種A(T)の基板の生産を終了して基板を搬出すると、作業者は速やかに交換作業を行うことができる(図11(c))。このように、部品実装装置20は、異なるグループの基板に切り替わる場合には、実装処理中の基板を搬出する前から生産部材の交換作業が必要なことを報知して、作業者の速やかな交換作業を可能とするのである。このため、異なるグループの基板に切り替わる場合も、生産部材の交換作業を伴う基板種の切り替わり時間を短縮することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の部品実装装置12の制御装置70のHDD73または管理装置80のHDD83が本発明の記憶部に相当し、テープフィーダ17が部品供給部材に相当し、ノズル51やヘッド54が部品保持部材に相当する。図9の基板搬入処理のS305を実行する制御装置70のCPU71が取得部に相当し、同処理のS31を実行する制御装置70のCPU71が組合せ判定部に相当する。基板搬入処理のS31で肯定的な判定の場合にS32,S330を実行する制御装置70のCPU71が搬入制御部に相当し、同処理のS31で否定的な判定の場合にS35を実行する制御装置70のCPU71も搬入制御部に相当する。基板搬入処理のS34を実行する制御装置70のCPU71と表示操作パネル14とが報知部に相当する。図4のグループ指定受付処理のS100,S105を実行する管理装置80のCPU81と指定受付画面を表示するディスプレイ88と作業者により操作される入力デバイス87とが指定受付部に相当し、同処理のS110,S115を実行する管理装置80のCPU81が生産部材種取得部に相当し、同処理のS120〜S130を実行する管理装置80のCPU81が交換作業判定部に相当する。
以上説明した部品実装システム10は、部品実装装置12が、異なる種類の部品を供給するための複数種のテープフィーダ17と異なる種類の部品を保持するための複数種のノズル51やヘッド54とを含む生産部材を基板の種類に応じた種類に交換可能に構成されている。また、部品実装システム10は、複数種の基板を、作業者による生産部材の交換作業を必要とすることなく連続処理可能なグループに分けたグループ情報(生産予定情報,グループ別基板種情報)を記憶する。このため、各レーンの処理対象の基板が、連続処理可能な組合せであるか否かを確認するための処理時間を短縮することが可能となる。したがって、複数種の基板を搬送可能な2つのレーンを並列に配置したデュアルレーン構造を備えるものにおいて、基板の生産効率の向上を図ることができる。
また、部品実装システム10は、実装処理の対象となる基板種と生産予定情報とに基づいて、2つのレーンで実装処理される基板種の組合せが連続処理可能な組合せであるか否かを判定する。このため、2つのレーンで実装処理される基板種の組合せに関し、生産部材の交換作業の有無などを速やかに確認することができる。また、部品実装システム10は、一方のレーンにおいて上流側の部品実装装置12から搬送可能となった基板と、他方のレーンにおいて下流側の部品実装装置12で実装処理中の基板とが連続処理可能な組合せである場合、搬送可能となった基板を下流側の部品実装装置12に搬入するから、次の基板の実装処理を速やかに開始することができる。また、部品実装システム10は、連続処理可能な組合せでない場合には、実装処理中に基板を搬送しないから、生産部材の交換作業の作業性が低下するのを防止することができる。また、部品実装システム10は、2つのレーンで実装処理される基板種の組み合わせが連続処理可能な組合せでない場合、生産部材の交換作業が必要となる旨の情報を報知するから、作業者は交換作業の準備が可能となり、交換作業をスムーズに行うことができる。
また、部品実装システム10は、基板種とグループの指定とを作業者から受け付けた場合、指定された基板種と指定されたグループ内の他の基板種とで生産部材の交換作業が必要でないと判定したことに基づいて、基板種をグループ分けしたグループ情報を記憶するから、グループ情報の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、基板種とグループの指定とを作業者から受け付けるためのグループ指定受付処理を管理装置80で行うものとしたが、これに限られず、部品実装装置12で行うものとしてもよい。また、単に、組合せの判定を行うもの(基板種とグループの指定とを作業者から受け付け、指定された基板種と指定されたグループ内の他の基板種とにおいて生産部材の交換作業が必要であるか否かの判定を行うもの)としてもよい。あるいは、基板種とグループの指定とを作業者から受け付けない(手動指定を行わず自動指定のみとする)ものとしてもよい。
上述した実施形態では、グループ情報として、グループ別基板種情報が管理装置80のHDD83に記憶され、生産予定情報が部品実装装置12の制御装置70のHDD73に記憶されるものとしたが、これに限られず、HDD83またはHDD73のいずれか一方にグループ情報が記憶されるものとしてもよい。この場合、管理装置80と制御装置70とは、通信を介して一方のHDDに記憶されたグループ情報から必要な情報を取得するものなどとすればよい。
上述した実施形態では、作業者による交換作業の対象となる生産部材に、部品保持部材と部品供給部材とがいずれも該当するものとしたが、これに限られず、いずれか一方のみが該当するものとしてもよい。また、作業者による交換作業の対象となる部品保持部材として、ノズルストッカ60内のノズル51とヘッドユニット50に取り付けられたヘッド54とを例示したが、これに限られず、ノズル51またはヘッド54のいずれか一方のみとしてもよい。また、作業者による交換作業の対象となる部品供給部材として、テープフィーダ17を例示したが、これに限られず、複数の部品をバラバラの状態で収容してそれらの部品を整列させながら供給するバルクフィーダや複数の部品を平板状のトレイに収容して供給するトレイフィーダなどとしてもよい。
また、作業者による交換作業の対象となる生産部材は、部品保持部材と部品供給部材に限られず、他の部材であってもよい。例えば、部品実装装置20が、実装対象の部品種に応じてパーツカメラ48の種類を交換可能に構成されている場合、パーツカメラ48を交換作業の対象となる生産部材とすればよい。あるいは、部品実装装置20が、実装対象の基板種に応じてバックアップ装置30のバックアップピン34の種類を交換可能に構成されている場合、バックアップピン34を交換作業の対象となる生産部材とすればよい。
上述した実施形態では、部品実装装置20が生産ジョブを受信したときに各基板種の組合せの確認(連続処理の可否の判定)を行ったが、これに限られるものではない。上述したように、管理装置80で各基板種の組合せの確認は行うため、部品実装装置20が生産ジョブを受信したときの組合せの確認は省略してもよい。この場合、生産ジョブ受信時処理のS215〜S225,S235〜S245の処理を省略すればよい。
上述した実施形態では、第1レーン22aおよび第2レーン22bの2つのレーンが設けられるものとしたが、これに限られず、複数のレーンが設けられるものであればよく、例えば3つのレーンなどとしてもよい。
上述した実施形態では、部品実装装置20がヘッドユニット50を1つだけ備えるものとしたが、これに限られず、各レーンにそれぞれ対応付けられた2つのヘッドユニットを備えるものとしてもよい。また、2つのヘッドユニットが、1つのノズルストッカを共用するものとしてもよい。
本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装システム、12 部品実装装置、14 表示操作パネル、16 部品供給装置、17 テープフィーダ、20 基板搬送装置、22a 第1レーン、22b 第2レーン、24a,24b ベルトコンベア装置、30 バックアップ装置、32 バックアッププレート、34 バックアップピン、40 ヘッド移動装置、41 X軸ガイドレール、42 X軸スライダ、43 Y軸ガイドレール、44 Y軸スライダ、46 マークカメラ、48 パーツカメラ、50 ヘッドユニット、51 ノズル、52 ノズルホルダ、54 ヘッド、54a〜54c 第1〜第3ヘッド、55 R軸モータ、56 θ軸モータ、57 Z軸モータ、60 ノズルストッカ、70 制御装置、71,81 CPU、72,82 ROM、73,83 HDD、74,84 RAM、75,85 入出力インターフェース、76,86 バス、80 管理装置、87 入力デバイス、88 ディスプレイ。

Claims (6)

  1. 並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置が、前記基板の搬送方向に沿って複数配置された部品実装システムであって、
    前記部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成された装置が配置され、
    前記複数種の基板を、作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部と、
    前記部品実装装置の内、基板搬送方向の上流側の部品実装装置から下流側の部品実装装置へ前記基板が搬出可能となったときに、該搬出可能となった基板の種類を取得する取得部と、
    前記上流側の部品実装装置から前記下流側の部品実装装置へ前記基板が搬入されたときに、該搬入された基板の種類を現生産情報として登録する登録部と、
    前記搬出可能となった基板の種類と前記現生産情報として登録された前記基板の種類と前記記憶部に記憶された前記グループ情報とに基づいて、前記複数のレーンで実装処理される前記基板の種類の組合せが前記生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを判定する組合せ判定部と、
    前記組合せ判定部により前記生産部材の交換作業が不要な組合せであると判定される場合には、前記搬出可能となった基板を前記下流側の部品実装装置に搬入するよう制御し、前記生産部材の交換作業が不要な組合せでないと判定される場合には、前記生産部材の交換作業が完了するまで前記搬出可能となった基板を前記下流側の部品実装装置に搬入しないよう制御する搬入制御部と、
    を備える部品実装システム。
  2. 請求項1に記載の部品実装システムであって、
    前記組合せ判定部は、前記基板の種類の組合せとして、一のレーンにおいて前記搬出可能となった基板の種類と、他のレーンにおいて実装処理中の基板の種類との組合せについて判定する
    品実装システム。
  3. 請求項に記載の部品実装システムであって、
    前記一のレーンにおいて前記搬出可能となった基板の種類前記他のレーンにおいて実装処理中の基板の種類との組合せについての判定は、前記下流側の部品実装装置における前記組合せ判定部により行われる
    部品実装システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の部品実装システムであって、
    前記組合せ判定部により前記複数のレーンで実装処理される前記基板の種類の組み合わせが前記生産部材の交換作業が不要な組合せでないと判定される場合、作業者による前記生産部材の交換作業が必要となる旨の情報を報知する報知部を備える
    部品実装システム。
  5. 並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置が、前記基板の搬送方向に沿って複数配置された部品実装システムであって、
    前記部品実装装置として、異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成された装置が配置され、
    作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループの指定と、該グループに含める前記基板の種類の指定とを作業者から受け付ける指定受付部と、
    前記指定された基板の種類に応じた前記生産部材の種類と、前記指定されたグループ内の他の基板の種類に応じた前記生産部材の種類とを取得する生産部材種取得部と、
    前記取得された生産部材の種類に基づいて、前記指定された基板の実装処理と前記グループ内の他の基板の実装処理との切り替わりにおいて作業者による前記生産部材の交換作業が必要であるか否かを判定する交換作業判定部と、
    を備える部品実装システム。
  6. 並列に設けられた複数のレーンに複数種の基板を搬送可能で、供給された部品を保持して各レーンに搬送された前記基板に実装する実装処理を行う部品実装装置であって、
    異なる種類の部品を供給するための複数種の部品供給部材と、異なる種類の部品を保持するための複数種の部品保持部材とを含む生産部材の少なくともいずれかを、前記基板の種類に応じた種類に交換可能に構成されており、
    前記複数種の基板を、作業者による前記生産部材の交換作業が行われることなく実装処理が可能なグループに分けたグループ情報を記憶する記憶部と、
    基板搬送方向の上流側から前記部品実装装置へ前記基板が搬出可能となったときに、該搬出可能となった基板の種類を取得する取得部と、
    前記上流側から前記部品実装装置へ前記基板が搬入されたときに、該搬入された基板の種類を現生産情報として登録する登録部と、
    前記搬出可能となった基板の種類と前記現生産情報として登録された前記基板の種類と前記記憶部に記憶された前記グループ情報とに基づいて、前記複数のレーンで実装処理される前記基板の種類の組合せが前記生産部材の交換作業が不要な組合せであるか否かを判定する組合せ判定部と、
    前記組合せ判定部により前記生産部材の交換作業が不要な組合せであると判定される場合には、前記搬出可能となった基板を前記部品実装装置に搬入するよう制御し、前記生産部材の交換作業が不要な組合せでないと判定される場合には、前記生産部材の交換作業が完了するまで前記搬出可能となった基板を前記部品実装装置に搬入しないよう制御する搬入制御部と、
    を備える部品実装装置。
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