JP6656634B1 - 農作業管理システムおよび農作業管理方法 - Google Patents

農作業管理システムおよび農作業管理方法 Download PDF

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Abstract

本開示に係る農作業管理システム(1)は、携帯端末装置(21a)と、管理装置(11)と、複数の作業内容認識タグ(51a)と、を備える。携帯端末装置(21a)は、作業内容認識タグ(51a)のデータを読み取る読み取り部(25)と、作業内容認識タグ(51a)のデータが読み取られれば、作業内容認識タグ(51a)に対応する作業内容を示す作業内容データを導出する導出部(41)と、作業内容認識タグ(51a)のデータが読み取られた時刻のデータを取得する時刻データ取得部(42)と、識別データ、作業内容データおよび時刻のデータを紐付けて管理データ(32a)を生成する管理データ生成部(43)と、管理データ(32a)を管理装置(11)に送信するよう制御する携帯端末装置送信制御部(45)と、を含む。

Description

本開示は、農作業管理システムおよび農作業管理方法に関するものである。
植物の生育や農作業を管理する管理システムが、開示されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2014−223023号公報 特開2017−201511号公報
農場における作業は、作業者によって行われる。作業者によって行われる作業内容を管理する必要がある。ここで、作業内容の管理に際し、作業者の所有する携帯端末装置から作業内容を入力し、管理するサーバーに作業内容に関するデータを送信する構成であれば、作業者の負担が増加することになる。また、農場における農作業の作業内容の精度の高い管理が求められる。
そこで、作業者の負担を軽減すると共に農場における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる農作業管理システムおよび農作業管理方法を提供することを目的の1つとする。
本開示に従った農作業管理システムは、農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理システムである。農作業管理システムは、個別の識別データを有する携帯端末装置と、携帯端末装置と通信可能な管理装置と、作物の作業区画毎に取り付けられ、作業区画毎および作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備える。携帯端末装置は、データを記憶する携帯端末装置記憶部と、作業内容認識タグのデータを読み取る読み取り部と、読み取り部により作業内容認識タグのデータが読み取られれば、作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する導出部と、読み取り部により作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する時刻データ取得部と、識別データ、導出部により導出された作業内容データおよび時刻データ取得部により取得された時刻のデータを紐付けて管理データを生成する管理データ生成部と、管理データ生成部により生成された管理データを携帯端末装置記憶部に記憶するよう制御する携帯端末装置記憶制御部と、携帯端末装置記憶部に記憶された管理データを管理装置に送信するよう制御する携帯端末装置送信制御部と、を含む。管理装置は、データを記憶する管理装置記憶部と、携帯端末装置から送信される管理データを受信する受信部と、受信部により受信した管理データを管理装置記憶部に記憶するよう制御する管理装置記憶制御部と、を含む。
上記農作業管理システムによれば、作業者の負担を軽減すると共に農場における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる。
図1は、実施の形態1における農作業管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す農作業管理システムの外観を示す概念図である。 図3は、サーバーハードディスクに記憶されている管理データを示す概念図である。 図4は、携帯端末装置制御部の具体的な構成を示すブロック図である。 図5は、農作業管理システムにおいて管理される農作業される農場の概略図である。 図6は、農作業管理システムに含まれる作業内容認識タグの一例を示す図である。 図7は、携帯端末装置メモリに記憶されている画像データおよび各画像データに対応する導出データを示す概念図である。 図8は、実施の形態1において農作業管理システムにおける農作業に関する管理データを管理する際の代表的な工程を示すフローチャートである。 図9は、農作業管理システムにおける農作業に関する管理データを加工して出力する際の代表的な工程を示すフローチャートである。 図10は、作業者の出勤および退勤のデータを出力したディスプレイの表示画面の一例を示す図である。 図11は、農作業管理システムに含まれる作業内容認識タグの他の例を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示に係る農作業管理システムは、農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理システムである。農作業管理システムは、個別の識別データを有する携帯端末装置と、携帯端末装置と通信可能な管理装置と、作物の作業区画毎に取り付けられ、作業区画毎および作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備える。携帯端末装置は、データを記憶する携帯端末装置記憶部と、作業内容認識タグのデータを読み取る読み取り部と、読み取り部により作業内容認識タグのデータが読み取られれば、作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する導出部と、読み取り部により作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する時刻データ取得部と、識別データ、導出部により導出された作業内容データおよび時刻データ取得部により取得された時刻のデータを紐付けて管理データを生成する管理データ生成部と、管理データ生成部により生成された管理データを携帯端末装置記憶部に記憶するよう制御する携帯端末装置記憶制御部と、携帯端末装置記憶部に記憶された管理データを管理装置に送信するよう制御する携帯端末装置送信制御部と、を含む。管理装置は、データを記憶する管理装置記憶部と、携帯端末装置から送信される管理データを受信する受信部と、受信部により受信した管理データを管理装置記憶部に記憶するよう制御する管理装置記憶制御部と、を含む。
本開示における農作業管理システムでは、農作業を行う作業者は、自身の所有する携帯端末装置を用いて、自らの行う農作業に対し、作業区画毎および作業内容毎に作業内容認識タグを選び、読み取り部により読み取る。読み取り部により作業内容認識タグが読み取られれば、管理データ生成部は、読み取られた作業内容認識タグに対応する作業内容のデータと、携帯端末装置の有する個別の識別データと、読み取られた時刻のデータとが紐付けられた管理データを生成する。そして、管理データは、携帯端末装置から管理装置に送信される。送信された管理データは、管理装置記憶部に記憶される。よって、農作業を行う作業者は、作業区画および作業内容に対応する作業内容認識タグを自身の所有する携帯端末装置の読み取り部によって読み取るだけでよいため、作業者は改めて農作業に関する管理データの内容についてキーボードやタッチパネルを用いて個別に別途入力する必要はない。したがって、作業者の負担を軽減することができる。また、管理データの内容について入力することはないため、管理データの誤入力のおそれを低減することができる。管理装置記憶部には、識別データ、作業内容認識タグのデータおよび時刻のデータが紐付けられた管理データが記憶されているため、管理データに基づいて農場における農作業を適切に管理することができる。その結果、上記農作業管理システムによれば、作業者の負担を軽減すると共に農場における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる。
上記農作業管理システムにおいて、携帯端末装置送信制御部は、携帯端末装置と管理装置との通信が確立されれば、携帯端末装置記憶部に記憶された管理データを管理装置に送信するよう制御してもよい。農場や使用状況、天候等によっては、通信環境が不十分であり、無線等によるデータの送受信が即時に困難な場合もある。このようにすることにより、通信が確立された状態で携帯端末装置から管理装置にデータを送信することができるため、管理データの誤送信や管理装置に対する管理データの未入力のおそれを低減することができる。
上記農作業管理システムにおいて、携帯端末装置は、管理データ生成部により生成された管理データがエラーを含むか否かを判断する判断部と、判断部により管理データがエラーを含むと判断されれば、判断部によりエラーを含むと判断された管理データを消去するよう制御するデータ消去制御部と、をさらに含んでもよい。このようにすることにより、携帯端末装置記憶部および管理装置記憶部においてエラーを含む管理データの占有する領域を排除することができる。よって、エラーを含む管理データの蓄積を排除することができる。したがって、効率的な管理を行うことができる。
上記農作業管理システムにおいて、携帯端末装置は、データ消去制御部により管理データが消去されれば、管理データが消去された旨を報知する報知部をさらに含んでもよい。このようにすることにより、エラーが発生したことおよび読み取りにより生成させた管理データが消去された旨を作業者が容易に認識することができる。したがって、作業者における再度の読み取り等を促すことができる。
上記農作業管理システムにおいて、判断部は、時刻データ取得部により取得された、作業の開始を示す作業内容認識タグを読み取る時刻と、作業の終了を示す作業内容認識タグを読み取る時刻との差が所定の時間内であれば、管理データがエラーを含むと判断してもよい。このようにすることにより、作業内容から考慮して作業を終了するのが不可能または極めて困難な管理データの誤入力を防ぎ、より確実にエラーが含まれている管理データが記憶されるのを排除することができる。
上記農作業管理システムにおいて、判断部は、所定の時間内に管理データ生成部により生成され、作業区画が同じで作業内容が異なる複数の管理データは、エラーを含まないと判断してもよい。このようにすることにより、同じ作業者が同じ作業区画で並行して複数の作業を行う場合に対応することができる。このようにして得られた管理データについては、作業内容の整理等において有効に活用することができる。
上記農作業管理システムにおいて、管理装置は、管理装置記憶部に記憶された管理データを要求に応じて加工する管理データ加工部と、管理データ加工部により加工された加工データを出力するよう制御する出力制御部と、をさらに含んでもよい。このようにすることにより、管理データから管理者が要望するデータ、例えば、作業者の出勤時間および退勤時間を示すデータとして加工して出力することができる。したがって、管理データの有効活用を促進することができる。
上記農作業管理システムにおいて、管理装置は、データを外部に送信する管理装置送信制御部をさらに含んでもよい。このようにすることにより、例えば管理データを加工した加工データを携帯端末装置で受信して表示させることができる。したがって、利便性の向上を図ることができる。
上記農作業管理システムにおいて、作業内容認識タグは、一次元バーコード、二次元バーコードおよびRFID(Radio Frequency Identification)タグのうちの少なくともいずれか一方を含んでもよい。このような作業内容認識タグは、容易に形成することができ、読み取り部による読み取りも適切に行うことができるため、好適に利用される。特に、作業内容認識タグとしてRFIDタグを適用した場合、NFC(Near Field Communication)技術を利用して、RFIDタグに携帯端末装置を近づける、または触れるだけで読み取りを完了することができ、作業性の向上を図ることができる。
また、本開示に係る農作業管理方法は、個別の識別データを有する携帯端末装置と、携帯端末装置と通信可能な管理装置と、作物の作業区画毎に取り付けられ、作業区画毎および作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備え、農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理方法である。農作業管理方法は、作業内容認識タグのデータが読み取られれば、作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する工程と、作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する工程と、識別データ、導出された作業内容データおよび取得された時刻のデータを紐付けて管理データを生成する工程と、生成された管理データを携帯端末装置に記憶するよう制御する工程と、管理データを管理装置に送信するよう制御する工程と、携帯端末装置から送信される管理データを受信する工程と、受信した管理データを管理装置に記憶するよう制御する工程と、を含む。
このような農作業管理方法によれば、作業者の負担を軽減すると共に農場における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
次に、本開示の農作業管理システムの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1における農作業管理システムの構成について説明する。図1は、実施の形態1における農作業管理システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す農作業管理システムの外観を示す概念図である。図1および図2を参照して、実施の形態1における農作業管理システム1は、農場における農作業に関する管理データを管理する。農作業に関する管理データとは、例えば、農作業に従事する作業者の出勤および退勤に関するデータや、作業区画毎の農作業の作業内容に関するデータ等である。
農作業管理システム1は、管理装置としてのサーバー11と、複数の携帯端末装置21a,21b,21cと、複数の作業内容認識タグ51aと、を備える。図1においては、複数の作業内容認識タグのうち、作業内容認識タグ51aを一つだけ概略的に図示している。携帯端末装置21a,21b,21cについては、例えば農場において農作業を行う各作業者W、W、Wによってそれぞれ所有されている。
サーバー11は、例えば農園の横に建てられた図2中の一点鎖線で概念的に示す建物6の中に設置されている。サーバー11は、サーバー11自身を制御する管理装置制御部としてのサーバー制御部12と、ネットワーク2と接続するための管理装置ネットワークインターフェース部としてのサーバーネットワークインターフェース部13と、種々のデータを記憶する管理装置記憶部としてのサーバーハードディスク14と、を含む。サーバー11は、サーバーネットワークインターフェース部13により、ネットワーク2を経由して携帯端末装置21a,21b,21c等、他の電子機器と通信可能に構成されている。なお、本明細書における通信については、有線、無線を問わない。ネットワーク2は、インターネット、社内イントラネット等を含む。サーバーネットワークインターフェース部13は、携帯端末装置21a,21b,21cから送信されるデータを受信する。サーバーネットワークインターフェース部13は、携帯端末装置21a,21b,21cを含む他の電子機器からデータを受信する受信部として機能する。
サーバー制御部12は、管理装置記憶制御部としてのサーバー記憶制御部15と、管理装置送信制御部としてのサーバー送信制御部16と、管理データ加工部17と、出力制御部18と、を含む。サーバー記憶制御部15は、例えばサーバーネットワークインターフェース部13により受信したデータを、サーバーハードディスク14に記憶するよう制御する。サーバー送信制御部16は、サーバーネットワークインターフェース部13を介し、外部、例えば、ネットワーク2を経由して携帯端末装置21a,21b,21c等、他の電子機器に種々のデータを送信するよう制御する。管理データ加工部17は、サーバーハードディスク14に記憶された管理データを要求に応じて加工データに加工する。管理データ加工部17は、例えば管理者に要求される出力の形態に管理データを加工する。出力制御部18は、管理データ加工部17により加工された加工データを出力するよう制御する。出力制御部18は、要求に応じてサーバーハードディスク14に記憶された管理データも出力するよう制御する。
サーバー11には、表示画面7を有するディスプレイ3と、キーボード4と、マウス5とが接続されている。ディスプレイ3により、サーバー11の情報およびサーバーハードディスク14に記憶された情報やデータが表示される。出力制御部18による出力は、例えばサーバー11に接続されたディスプレイ3によるデータの表示により行う。また、サーバー11を使用するユーザー、例えば管理者は、キーボード4およびマウス5を用いて、ディスプレイ3の表示画面7に表示される画面を確認しながら、サーバー11へのデータの入力等を行う。
次に、サーバーハードディスク14に記憶されており、農場における農作業に関する管理データについて説明する。図3は、サーバーハードディスク14に記憶されている管理データを示す概念図である。図3を参照して、サーバーハードディスク14の記憶領域31には、複数の管理データ32a,32b,32cが記憶されている。図3においては、一部の管理データ32a,32b,32cを図示している。管理データ32a,32b,32cは検索の効率化の観点から、データベースの形式で記憶領域31に格納されている。管理データ32aは、作業者の情報を示す作業者データ33aと、時刻の情報を示す時刻データ34aと、作業場所の区画の情報を示す作業区画データ35aと、作業内容の情報を示す作業内容データ36aと、を含む。本実施形態においては、管理データ32aは、作業者がWであることを示す作業者データ33a、作業時刻が2019年5月1日8時45分12秒であることを示す時刻データ34a、作業区画がA作業区画であることを示す作業区画データ35aおよび作業内容が収穫開始であることを示す作業内容データ36aとから構成されている。同様に管理データ32bは、作業者がWであることを示す作業者データ33b、作業時刻が2019年5月1日8時55分36秒であることを示す時刻データ34b、作業区画がB作業区画であることを示す作業区画データ35bおよび作業内容が定植開始であることを示す作業内容データ36bとから構成されている。管理データ32cは、作業者がWであることを示す作業者データ33c、作業時刻が2019年5月1日12時14分21秒であることを示す時刻データ34c、作業区画がA作業区画であることを示す作業区画データ35cおよび作業内容が終了であることを示す作業内容データ36cとから構成されている。なお、時刻データ34a〜34cについては、年月日のデータを含む。時刻データ34a〜34cの形式は、年月日の情報に時刻の情報を並べた形式である。具体的には、図3に示す時刻データ34aについて、「20190501084512」という数値は、2019年5月1日の8時45分12秒を示すデータとなる。
次に、作業者Wが所有する携帯端末装置21aの構成について説明する。携帯端末装置21aとしては、具体的には例えば、タブレットPCやスマートフォンが採用される。携帯端末装置21aは、個別の識別データとして「M01」を有する。作業者Wが所有する携帯端末装置21aの有する識別データ「M01」は、他の作業者Wが所有する他の携帯端末装置21bの有する識別データ「M02」および他の作業者Wが所有する他の携帯端末装置21cの有する識別データ「M03」とは異なる。
携帯端末装置21aは、携帯端末装置21a自身を制御する携帯端末装置制御部22と、ネットワーク2と接続するための携帯端末装置ネットワークインターフェース部23と、種々のデータを記憶する携帯端末装置メモリ24と、作業内容認識タグ51aのデータを読み取る読み取り部25と、携帯端末装置21aに内蔵されるタイマー26と、を備える。携帯端末装置21aは、携帯端末装置ネットワークインターフェース部23を介し、ネットワーク2を経由してサーバー11を含む他の電子機器と通信可能に構成されている。読み取り部25は、例えば、携帯端末装置21aに含まれるタッチパネル27aを利用して作業内容認識タグ51aのデータを読み取る。
図4は、携帯端末装置制御部22の具体的な構成を示すブロック図である。図4を参照して、携帯端末装置制御部22は、導出部41と、時刻データ取得部42と、管理データ生成部43と、携帯端末装置記憶制御部44と、携帯端末装置送信制御部45と、判断部46と、データ消去制御部47と、報知部48と、を含む。導出部41は、読み取り部25により作業内容認識タグ51aのデータが読み取られれば、作業内容認識タグ51aに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する。時刻データ取得部42は、読み取り部25により作業内容認識タグ51aのデータが読み取られた時刻のデータを取得する。本実施形態においては、時刻データ取得部42は、携帯端末装置21aに含まれるタイマー26から時刻のデータを取得する。管理データ生成部43は、識別データM01、導出部41により導出された作業内容データおよび時刻データ取得部42により取得された時刻のデータを紐付けて管理データを生成する。携帯端末装置記憶制御部44は、管理データ生成部43により生成された管理データを携帯端末装置メモリ24に記憶するよう制御する。携帯端末装置送信制御部45は、携帯端末装置メモリ24に記憶された管理データをサーバー11に送信するよう制御する。判断部46は、管理データ生成部43により生成された管理データがエラーを含むか否かを判断する。データ消去制御部47は、判断部46により管理データがエラーを含むと判断されれば、判断部46によりエラーを含むと判断された管理データを消去するよう制御する。報知部48は、データ消去制御部47により管理データが消去されれば、管理データが消去された旨を報知する。報知部48は、例えばサーバー11に接続されたディスプレイ3の表示画面7を利用した表示により、管理データが消去された旨を報知する。各構成の詳細な説明は、後述する。
なお、携帯端末装置21bおよび携帯端末装置21cの構成については、携帯端末装置21aの構成と同様であるため、それらの説明を省略する。
次に、農作業管理システム1において管理される農場の概要について説明する。図5は、農作業管理システム1において管理される農作業される農場の概略図である。図5を参照して、農場61は、敷地62内において複数の作業区画群63a,63bに分けられている。敷地62の外縁は農場61を天地方向に見た平面視において、長方形の形状を有する。敷地62において、横方向であるX方向の長さが縦方向であるY方向の長さよりも長い。第1作業区画群63aと第2作業区画群63bとは、X方向に間隔をあけて形成されており、第1作業区画群63aと第2作業区画群63bとの間には、Y方向に延び、作業者が通行可能な通路70aが設けられている。第1作業区画群63aは、3つの作業区画64a,65a,66aを含む。第1作業区画群63aは、それぞれY方向に延びるA作業区画64a,A作業区画65aおよびA作業区画66aに分けられている。各作業区画64a,65a,66aにはそれぞれ、例えばY方向に間隔をあけて複数のポット栽培の苗67a,68a,69aが植えられている。図5においては、苗67a,68a,69aをY方向に延びる一本の太線で簡略化して図示している。第2作業区画群63bについても同様に、それぞれY方向に延びる3つの作業区画64b,65b,66bに分けられており、それぞれにY方向に延びる一本の太線で示される苗67b,68b,69bが植えられている。図5において図示を省略しているが、敷地62には、第1作業区画群63aおよび第2作業区画群63bと同様の構成の第3作業区画群、さらには第4作業区画群等が通路を挟んで設けられている。
作業区画64a,65a,66a,64b,65b,66b毎に、作業内容認識タグ51a,52a,53a,51b,52b,53bが取り付けられている。作業内容認識タグ51a,52a,53a,51b,52b,53bは、各作業区画64a,65a,66a,64b,65b,66bのY方向の一方側の端部に取り付けられている。
次に、作業内容認識タグ51aの構成について説明する。図6は、農作業管理システム1に含まれる作業内容認識タグ51aの一例を示す図である。図6を参照して、作業内容認識タグ51aは、板状部材54から構成されている。作業内容認識タグ51aは、例えば、A作業区画のY方向の端に立てかけられた図示しない棒状の部材に吊るすように取り付けられている。作業内容認識タグ51aは、板状部材54の板厚方向の一方側に貼付するように設けられた、作業区画の名称、具体的にはA作業区画であることを表示する作業区画表示欄55と、複数の作業内容を示す文字画像56a,57a,58a,59aと、文字画像56a,57a,58a,59aのそれぞれの横に表示され、文字画像56a,57a,58a,59aで示される作業内容および作業区画を紐付けて形成される画像データ71a,72a,73a,74aと、を含む。画像データ71a,72a,73a,74aは、二次元バーコード(QRコード(登録商標))を含む。本実施形態においては、画像データ71a,72a,73a,74aは、二次元バーコードのみで構成されている。画像データ71a,72a,73a,74aは、携帯端末装置21a,21b,21cの読み取り部25によって読み取り可能である。他の作業内容認識タグ52a,53a,51b,52b,53bは、作業区画が異なるだけで、作業内容認識タグ51aと同じ内容の画像が示されている。すなわち、作業内容認識タグ52a,53a,51b,52b,53bについては、作業内容とそれぞれ異なる作業区画を紐付けて形成される画像データが含まれる。
携帯端末装置メモリ24には、携帯端末装置21aを識別する識別データ77に加え、各画像データ71a,72a,73a,74aに対応する作業区画データおよび作業内容データを導出するための対応データが記憶されている。図7は、携帯端末装置メモリ24に記憶されている画像データおよび各画像データに対応する対応データを示す概念図である。図7を参照して、携帯端末装置メモリ24には、携帯端末装置21aを識別する「M01」という識別データ76に加え、対応データ81a,82a,83a,84a,81b,82b,83b,84bが記憶領域77内に記憶されている。対応データ81aは、画像データ71aと、画像データ71aに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「収穫」が紐付けられたデータである。対応データ82aは、画像データ72aと、画像データ72aに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「整理」が紐付けられたデータである。対応データ83aは、画像データ73aと、画像データ73aに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「定植」が紐付けられたデータである。対応データ84aは、画像データ74aと、画像データ74aに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「終了」が紐付けられたデータである。対応データ81bは、A作業区画の作業内容認識タグ52aに含まれる複数の画像データのうちの一つと、その画像データに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「収穫」が紐付けられたデータである。対応データ82bは、A作業区画の作業内容認識タグ52aに含まれる複数の画像データのうちの一つと、その画像データに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「整理」が紐付けられたデータである。対応データ83bは、A作業区画の作業内容認識タグ52aに含まれる複数の画像データのうちの一つと、その画像データに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「定植」が紐付けられたデータである。対応データ84bは、A作業区画の作業内容認識タグ52aに含まれる複数の画像データのうちの一つと、その画像データに対応する作業区画である「A作業区画」および作業内容である「終了」が紐付けられたデータである。対応データ81a,82a,83a,84a,81b,82b,83b,84bは、データベースの形式で携帯端末装置メモリ24に記憶されている。
次に、このような農作業管理システム1を用いて農場における農作業に関する管理データを管理する方法について説明する。図8は、実施の形態1において農作業管理システム1における農作業に関する管理データを管理する際の代表的な工程を示すフローチャートである。
図8を参照して、携帯端末装置21aを所有する作業者Wは、農場61に出勤する。農場61の敷地62に向かい、これから農作業を行う第1作業区画群63aのうちのA作業区画46aに到着する。ここで、出勤時において、作業者Wは、A作業区画46aに取り付けられている作業内容認識タグ51aに表示されている画像データ71a,72a,73a,74aの中から、これから行う作業内容に対応した画像データ71a,72a,73a,74aを作業者Wの所有する携帯端末装置21aの読み取り部25によって読み取る。ここでは、作業内容を「収穫」とした画像データ71aを読み取る。
携帯端末装置21aの読み取り部25により画像データ71aが読み取られると(図8において、ステップS11において、YES、以下「ステップを省略する。」)、時刻データ取得部42は、読み取られた時刻データを取得する(S12)。この時、携帯端末装置21aに含まれるタイマー26により時刻データを取得する。
そして、管理データ生成部43は、携帯端末装置21aの識別データ77、画像データ71aおよび時刻データから管理データを生成する(S13)。生成される管理データの形式は、サーバーハードディスク14に記憶される形式、すなわち、例えば図3に示す管理データ32aの形式である。識別データ77は、携帯端末装置メモリ24に記憶されているので、携帯端末装置メモリ24から取得する。管理データ32aの生成については、携帯端末装置メモリ24に記憶された対応データ81a,82a,83a,84a,81b,82b,83b,84bを利用して行う。具体的には、対応データ81a,82a,83a,84a,81b,82b,83b,84bのうちの読み取り部25により読み取られた画像データ71aに対応する画像データを含む対応データ81aを抽出する。そして、対応データ81aに含まれる作業区画である「A作業区画」および作業内容である「収穫」を導出し、管理データを生成する。
次に判断部46は、生成された管理データ32aがエラーを含むか否かを判断する(S14)。例えば、判断部46は、同じ作業者Wによって直前に生成された管理データ32aから所定の時間、具体的には3分経過する前に同じ作業内容および同じ作業者を示す他の管理データが生成されていれば、生成した管理データ32aがエラーを含むと判断する(S14において、YES)。判断部46は、時刻データ取得部42により取得された、作業の開始を示す作業内容認識タグ51aを読み取る時刻と、作業の終了を示す作業内容認識タグを読み取る時刻との差が所定の時間内であれば、管理データ32aがエラーを含むと判断する。一方、所定の時間経過してから次の管理データ32aが生成されていれば、判断部46は、エラーを含まないと判断する(S14において、NO)。
判断部46により管理データ32aがエラーを含まないと判断されれば(S14において、NO)、携帯端末装置記憶制御部44は、携帯端末装置メモリ24に生成した管理データ32aを記憶するよう制御する(S15)。次に、サーバー11と携帯端末装置21aとの間で通信が確立されていれば(S16において、YES)、携帯端末装置送信制御部45は、管理データ32aをサーバー11へ送信するよう制御する(S17)。なお、サーバー11と携帯端末装置21aとの間で通信が確立されていなければ(S16において、NO)、携帯端末装置送信制御部45は、通信が確立するまで待機する(S22)。通信が確立した後、管理データ32aをサーバー11へ送信するよう制御する。
サーバー11は、ネットワーク2を経由して携帯端末装置21aから送信された管理データ32aを、サーバーネットワークインターフェース部13を介して受信する(S18)。その後、サーバー記憶制御部15は、受信した管理データ32aをサーバーハードディスク14に記憶するよう制御する(S19)。このようにして管理データ32aがサーバーハードディスク14に記憶される。
なお、S14において、判断部46により管理データ32aがエラーを含んでいると判断されれば(S14において、YES)、データ消去制御部47は、エラーを含む管理データ32aを消去するよう制御する(S20)。そして報知部48は、エラーを含む管理データ32aを消去した旨を報知する(S21)。報知については、例えばタッチパネル27aに管理データ32aを消去した旨を表示することにより行う。
上記農作業管理システム1によると、農作業を行う作業者Wは、作業区画64aおよび作業内容「収穫」に対応する作業内容認識タグ51aを自身の所有する携帯端末装置21aの読み取り部25によって読み取るだけでよいため、作業者Wは改めて農作業に関する管理データ32aの内容についてキーボードやタッチパネルを用いて個別に別途入力する必要はない。したがって、作業者Wの負担を軽減することができる。また、管理データ32aの内容について入力することはないため、管理データ32aの誤入力のおそれを低減することができる。サーバーハードディスク14には、識別データ77、作業内容認識タグ51aのデータおよび時刻のデータが紐付けられた管理データ32aが記憶されているため、管理データ32aに基づいて農場における農作業を適切に管理することができる。その結果、上記農作業管理システム1によれば、作業者Wの負担を軽減すると共に農場61における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる。
本実施形態においては、携帯端末装置送信制御部45は、携帯端末装置21aとサーバー11との通信が確立されれば、携帯端末装置メモリ24に記憶された管理データ32aをサーバー11に送信するよう制御している。農場61や使用状況、天候等によっては、通信環境が不十分であり、無線等によるデータの送受信が即時に困難な場合もある。このようにすることにより、通信が確立された状態で携帯端末装置21aからサーバー11にデータを送信することができるため、管理データ32aの誤送信やサーバー11に対する管理データの未入力のおそれを低減することができる。
本実施形態においては、携帯端末装置21aは、管理データ生成部43により生成された管理データ32aがエラーを含むか否かを判断する判断部46と、判断部46により管理データ32aがエラーを含むと判断されれば、判断部46によりエラーを含むと判断された管理データ32aを消去するよう制御するデータ消去制御部47と、を含む。したがって、携帯端末装置メモリ24およびサーバーハードディスク14においてエラーを含む管理データ32aの占有する領域を排除することができる。よって、エラーを含む管理データ32aの蓄積を排除することができる。その結果、効率的な管理を行うことができる。
本実施形態において、携帯端末装置21aは、データ消去制御部47により管理データ32aが消去されれば、管理データ32aが消去された旨を報知する報知部を含む。したがって、エラーが発生したことおよび読み取りにより生成させた管理データ32aが消去された旨を作業者Wが容易に認識することができる。したがって、作業者Wにおける再度の読み取り等を促すことができる。
本実施形態においては、判断部46は、時刻データ取得部42により取得された、作業の開始を示す作業内容認識タグ51aを読み取る時刻と、作業の終了を示す作業内容認識タグを読み取る時刻との差が所定の時間内であれば、管理データ32aがエラーを含むと判断する。したがって、作業内容から考慮して作業を終了するのが不可能または極めて困難な管理データ32aの誤入力を防ぎ、より確実にエラーが含まれている管理データ32aが記憶されるのを排除することができる。
また、本開示に係る農作業管理方法は、個別の識別データを有する携帯端末装置と、携帯端末装置と通信可能な管理装置と、作物の作業区画毎に取り付けられ、作業区画毎および作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備え、農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理方法である。農作業管理方法は、作業内容認識タグのデータが読み取られれば、作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する工程と、作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する工程と、識別データ、導出された作業内容データおよび取得された時刻のデータを紐付けて管理データを生成する工程と、生成された管理データを携帯端末装置に記憶するよう制御する工程と、管理データを管理装置に送信するよう制御する工程と、携帯端末装置から送信される管理データを受信する工程と、受信した管理データを管理装置に記憶するよう制御する工程と、を含む。
このような農作業管理方法によれば、作業者の負担を軽減すると共に農場における農作業の作業内容の精度の高い管理を行うことができる。
なお、サーバーハードディスク14に記憶された管理データ32a〜32cについては、サーバー制御部12に含まれる管理データ加工部17および出力制御部18を利用して、例えば以下のようにして管理に活用することができる。
図9は、農作業管理システム1における農作業に関する管理データ32a〜32cを加工して出力する際の代表的な工程を示すフローチャートである。図9を参照して、サーバー11に対して管理データ32a〜32cの出力の要求があれば(S23において、YES)、管理データ加工部17により管理データ32a〜32cを加工する(S24)。本実施形態においては、サーバー11は、2019年5月1日における作業者の出勤および退勤のデータの出力の要求を受け付けるとする。そして、管理データ加工部17は、要求に応じて管理データ32a〜32cを加工する。具体的には、管理データ32a〜32cに含まれる時刻データ34a〜34cのうち、年月日を示すデータに2019年5月1日のデータが含まれるものを検索により抽出する。そして、作業者毎に並び替えを行い、予め定められたフォームに応じて表示して出力する(S25)。
図10は、作業者の出勤および退勤のデータを出力したディスプレイ3の表示画面7の一例を示す図である。図10を参照して、サーバー11に接続されたディスプレイ3の表示画面7には、出勤および退勤のデータ出力を行う日付が表示された日付表示欄87と、その日付において作業者毎に整理された加工管理データが表88の形式で表示されている。管理者は、この加工管理データの表88を見て、作業者W、Wの出勤時間および退勤時間を管理する。
このような構成によれば、作業者W、W、W毎の出勤時間および退勤時間を容易に把握することができる。
(他の実施の形態)
なお、上記の実施の形態において、判断部46は、同じ作業区画群63a,63b内にある作業区画64a,65a,66a,64b,65b,66bを連続して読み取った場合に、同じ作業区画群63a,63b内において並行して作業を行うことを考慮して、生成される管理データがエラーを含むと判断しなくてもよい。すなわち、判断部46は、所定の時間内に管理データ生成部43により生成され、作業区画が同じで作業内容が異なる複数の管理データは、エラーを含まないと判断してもよい。このようにすることにより、同じ作業者が同じ作業区画で並行して複数の作業を行う場合に対応することができる。具体的には例えば、蔓や茎の支柱への巻きつけを意味する「誘引」という作業内容と果実の間引きを意味する「摘果」という作業内容については、同じ作業区画で並行して行うことができるため、連続してこのような作業内容認識タグを、エラーを発生させることなく読み取ることができる。このようにして得られた管理データについては、作業内容の整理等において有効に活用することができる。
また、携帯端末装置メモリ24においてサーバー11に送信していない管理データ32a〜32cがあった場合に、管理データ32a〜32cに未送信であることを示す未送信データを保持させてもよい。このようにすることにより、携帯端末装置21aにおいて未送信データを確認し、サーバー11に送信されていない管理データ32a〜32cが存在することを認識することができる。
なお、上記の実施の形態において、作業内容認識タグは、二次元バーコードであることとしたが、これに限らず、作業内容認識タグは、一次元バーコード、二次元バーコードおよびRFID(Radio Frequency Identification)タグのうちの少なくともいずれか一方を含んでもよい。このような作業内容認識タグは、容易に形成することができ、読み取り部による読み取りも適切に行うことができるため、好適に利用される。特に、作業内容認識タグとしてRFIDタグを適用した場合、NFC(Near Field Communication)技術を利用して、RFIDタグに携帯端末装置を近づける、または触れるだけで読み取りを完了することができ、作業性の向上を図ることができる。
図11は、農作業管理システムに含まれる作業内容認識タグの他の例を示す図である。図11を参照して、農作業管理システムに含まれる作業内容認識タグ51cは、板状部材54と、作業区画表示欄55と、複数の作業内容を示す文字画像56b,57b,58b,59bと、一点鎖線で示す複数のRFIDタグ71b,72b,73b,74bとを含む。RFIDタグ71b,72b,73b,74bはそれぞれ、例えば文字画像56b,57b,58b,59bに相当する箇所の板状部材54の裏面に貼付されている。RFIDタグ71b,72b,73b,74bに含まれる電子データは、NFC通信により、携帯端末装置21a,21b,21cの読み取り部25によって読み取り可能である。この場合の読み取りは、電子的な読み取りである。なお、正常に読み取り部25により読み取られれば、電子音が発せられる。また、図7に示す携帯端末装置メモリ24に含まれる対応データについても、RFIDタグ71b,72b,73b,74bに対応したものとなっている。
このようにすることにより、RFIDタグ71b,72b,73b,74bに携帯端末装置21a,21b,21cを近づける、または触れるだけで読み取りを完了することができ、作業性の向上を図ることができる。なお、RFIDタグ71b,72b,73b,74bは、板状部材54の表面に貼付されていてもよい。また、RFIDタグ71b,72b,73b,74bは、各文字画像56b,57b,58b,59bの横に配置されていてもよい。
また、上記の実施の形態において、作業者毎に生成された管理データがエラーを含むことにより消去された回数をカウントし、その情報を保持するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した意味ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本開示の農作業管理システムおよび農作業管理方法は、作業者の負担の軽減および農場における農作業の作業内容の精度の高い管理が求められる場合において特に有利に適用される。
1 農作業管理システム、2 ネットワーク、3 ディスプレイ、4 キーボード、5 マウス、6 建物、7 表示画面、11 サーバー、12 サーバー制御部、13 サーバーネットワークインターフェース部、14 サーバーハードディスク、15 サーバー記憶制御部、16 サーバー送信制御部、17 管理データ加工部、18 出力制御部、21a,21b,21c 携帯端末装置、22 携帯端末装置制御部、23 携帯端末装置ネットワークインターフェース部、24 携帯端末装置メモリ、25 読み取り部、26 タイマー、27a タッチパネル、31,77 記憶領域、32a,32b,32c 管理データ、33a,33b,33c 作業者データ、34a,34b,34c 時刻データ、35a,35b,35c 場所データ、36a,36b,36c 作業内容データ、41 導出部、42 時刻データ取得部、43 管理データ生成部、44 携帯端末装置記憶制御部、45 携帯端末装置送信制御部、46 判断部、47 データ消去制御部、48 報知部、51a,52a,53a,51b,52b,53b,51c 作業内容認識タグ、54 板状部材、55 作業区画表示欄、56a,57a,58a,59a,56b,57b,58b,59b 文字画像、61 農場、62 敷地、63a,63b 作業区画群、64a,65a,66a,64b,65b,66b 作業区画、67a,68a,69a,67b,68b,69b 苗、71a,72a,73a,74a 画像データ、71b,72b,73b,74b RFIDタグ、76 識別データ、81a,82a,83a,84a,81b,82b,83b,84b 対応データ、87 日付表示欄、88 表

Claims (10)

  1. 農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理システムであって、
    個別の識別データを有する携帯端末装置と、
    前記携帯端末装置と通信可能な管理装置と、
    作物の作業区画毎に取り付けられ、前記作業区画毎および前記作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備え、
    前記携帯端末装置は、
    データを記憶する携帯端末装置記憶部と、
    前記作業内容認識タグのデータを読み取る読み取り部と、
    前記読み取り部により前記作業内容認識タグのデータが読み取られれば、前記作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する導出部と、
    前記読み取り部により前記作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する時刻データ取得部と、
    前記識別データ、前記導出部により導出された前記作業内容データおよび前記時刻データ取得部により取得された前記時刻のデータを紐付けて管理データを生成する管理データ生成部と、
    前記管理データ生成部により生成された前記管理データを前記携帯端末装置記憶部に記憶するよう制御する携帯端末装置記憶制御部と、
    前記携帯端末装置記憶部に記憶された前記管理データを前記管理装置に送信するよう制御する携帯端末装置送信制御部と、を含み、
    前記管理装置は、
    データを記憶する管理装置記憶部と、
    前記携帯端末装置から送信される前記管理データを受信する受信部と、
    前記受信部により受信した前記管理データを前記管理装置記憶部に記憶するよう制御する管理装置記憶制御部と、を含む、農作業管理システム。
  2. 前記携帯端末装置送信制御部は、前記携帯端末装置と前記管理装置との通信が確立されれば、前記携帯端末装置記憶部に記憶された前記管理データを前記管理装置に送信するよう制御する、請求項1に記載の農作業管理システム。
  3. 前記携帯端末装置は、
    前記管理データ生成部により生成された管理データがエラーを含むか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記管理データがエラーを含むと判断されれば、前記判断部によりエラーを含むと判断された前記管理データを消去するよう制御するデータ消去制御部と、をさらに含む、請求項1または請求項2に記載の農作業管理システム。
  4. 前記携帯端末装置は、前記データ消去制御部により前記管理データが消去されれば、前記管理データが消去された旨を報知する報知部をさらに含む、請求項3に記載の農作業管理システム。
  5. 前記判断部は、前記時刻データ取得部により取得された、作業の開始を示す前記作業内容認識タグを読み取る時刻と、作業の終了を示す前記作業内容認識タグを読み取る時刻との差が所定の時間内であれば、前記管理データがエラーを含むと判断する、請求項3または請求項4に記載の農作業管理システム。
  6. 前記判断部は、所定の時間内に前記管理データ生成部により生成され、前記作業区画が同じで前記作業内容が異なる複数の前記管理データは、エラーを含まないと判断する、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の農作業管理システム。
  7. 前記管理装置は、
    前記管理装置記憶部に記憶された前記管理データを要求に応じて加工する管理データ加工部と、
    前記管理データ加工部により加工された加工データを出力するよう制御する出力制御部と、をさらに含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の農作業管理システム。
  8. 前記管理装置は、データを外部に送信する管理装置送信制御部をさらに含む、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の農作業管理システム。
  9. 前記作業内容認識タグは、一次元バーコード、二次元バーコードおよびRFID(Radio Frequency Identification)タグのうちの少なくともいずれか一方を含む、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の農作業管理システム。
  10. 農場における農作業の作業内容に関する管理データを管理する農作業管理方法であり、個別の識別データを有し、データを記憶する携帯端末装置記憶部を含む携帯端末装置と、前記携帯端末装置と通信可能であり、データを記憶する管理装置記憶部を含む管理装置と、作物の作業区画毎に取り付けられ、前記作業区画毎および前記作業内容毎にデータの保持内容を異ならせた複数の作業内容認識タグと、を備える農作業管理方法であって、
    前記携帯端末装置が前記作業内容認識タグのデータを読み取れば、前記携帯端末装置が前記作業内容認識タグに対応する作業内容を示す作業内容データを導出する工程と、
    前記携帯端末装置が前記作業内容認識タグのデータが読み取られた時刻のデータを取得する工程と、
    前記携帯端末装置が前記識別データ、導出された前記作業内容データおよび取得された前記時刻のデータを紐付けて管理データを生成する工程と、
    前記携帯端末装置が生成された前記管理データを前記携帯端末装置記憶部に記憶するよう制御する工程と、
    前記携帯端末装置が前記管理データを前記管理装置に送信するよう制御する工程と、
    前記管理装置が前記携帯端末装置から送信される前記管理データを受信する工程と、
    前記管理装置が受信した前記管理データを前記管理装置記憶部に記憶するよう制御する工程と、を含む、農作業管理方法。
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