JP7410651B2 - 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム - Google Patents

情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7410651B2
JP7410651B2 JP2019067885A JP2019067885A JP7410651B2 JP 7410651 B2 JP7410651 B2 JP 7410651B2 JP 2019067885 A JP2019067885 A JP 2019067885A JP 2019067885 A JP2019067885 A JP 2019067885A JP 7410651 B2 JP7410651 B2 JP 7410651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
short
range wireless
unit
facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019067885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020166685A (ja
Inventor
修平 和田山
正義 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP2019067885A priority Critical patent/JP7410651B2/ja
Publication of JP2020166685A publication Critical patent/JP2020166685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7410651B2 publication Critical patent/JP7410651B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラムに関する。
近年、家電製品の見本市や住宅展示場等の各種展示会イベントが盛んに行われている。かかる展示会イベントでは、マーケティング等の観点から、会場やモデルハウス(以下、総称して施設)内におけるユーザの動向を捉えることが重要な要素となっている。
例えば、特許文献1には、商品や店舗自体に対応付けて情報取得装置を設置し、情報取得装置を操作したユーザのユーザ端末との間で情報の授受を行うことで、ユーザ端末のユーザIDと操作された情報取得装置の操作IDとを収集することが可能な技術が記載されている。
特開2017-054312号公報
しかしながら、従来の技術では、商品や店舗の単位でユーザのユーザIDを収集することができるが、その店舗に至るまでのユーザの移動経路等、施設内でのユーザの動向を捉えることはできず、更なる改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、施設内でのユーザの動向を表す情報を収集することができる情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報収集システムは、施設内の異なる位置に配置される複数の近距離無線装置と、前記施設内を移動するユーザによって携帯され、前記近距離無線装置と通信可能な無線端末と、前記近距離無線装置に接続される情報収集装置と、を有し、前記情報収集装置は、前記近距離無線装置を介して、当該近距離無線装置と通信を行った前記無線端末の端末識別子を収集する収集部と、前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、を備える。また、位置特定部は、同一の前記端末識別子が複数の前記近距離無線装置から同等のタイミングで収集された場合、前記近距離無線装置の各々が前記端末識別子を受信する際の信号強度に基づいて、一の前記近距離無線装置の配置位置を特定する。
本発明によれば、施設内でのユーザの動向を表す情報を収集することができる。
図1は、実施形態に係る情報収集システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態の施設内における中継器の配置例を模式的に示す図である。 図3は、実施形態に係る無線端末の外観の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る無線端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報収集装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報収集装置の機能構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るユーザ管理ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る中継器管理ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態のログ情報保存領域に保存されたログ情報の一例を示す図である。 図10は、実施形態の表示制御部が表示する画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る情報収集システムの動作例を示すシーケンス図である。 図12は、実施形態の情報収集装置が実行する情報収集処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態の情報収集装置が実行する情報表示処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態に係る情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラムについて説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る情報収集システムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報収集システム1は、中継器10と、無線端末20と、情報収集装置30とを備える。
中継器10は、近距離無線装置の一例である。中継器10は、情報収集の対象となる施設内の異なる位置に複数個配置される。図1の情報収集システム1では、2つの施設H(H1、H2)を情報収集の対象施設とした例を示している。
図2は、施設H内における中継器10の配置例を模式的に示す図である。施設Hは、例えば住宅展示場に建設されたモデルハウスであり、玄関、リビング、キッチン、和室、洗面室、バスルーム等の複数のエリアを有する。中継器10は、例えば、これらのエリアの各々に設置される。なお、施設H内において、中継器10を配置する位置や個数は任意に設定することが可能であるとする。例えば、同一エリア内に複数の中継器10を設置する構成としてもよい。この場合は、中継器10毎に、異なるエリア名を付して管理することが好ましい。
中継器10は、NFC(Near Field Communication)やBlueTooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した第1の通信機能を備える。中継器10は、第1の通信機能により、自己の中継器10に近接した無線端末20との間で非接触の通信(近距離無線通信)を行う。また、中継器10は、有線又は無線のネットワーク(例えば、LAN:Local Area Network)を介して他の中継器10や情報収集装置30との間で通信を行うことが可能な第2の通信機能を備える。中継器10は、第1の通信機能によって無線端末20から送信される各種情報(以下、タグ情報という)を受信し、受信したタグ情報を第2の通信機能によって情報収集装置30へと送信(転送)する。なお、中継器10から情報収集装置30に送信される情報には、無線端末20から送信されたタグ情報の他、そのタグ情報を受信した中継器10を識別する識別子(以下、中継器ID)や、タグ情報を受信した際の信号強度(例えば、RSSI:Receive Signal Strength Indication)等が含まれる。
施設H内に配置される中継器10は、各々が独立して情報収集装置30に接続される構成としてもよいし、互いにメッシュネットワークを形成するよう構成してもよい。後者の場合、中継器10の各々は無線で接続され、何れか一の中継器10で受信されたタグ情報が、他の中継器10を経由して情報収集装置30に到達することになる。なお、この場合においても、最初にタグ情報を受信した中継器10の中継器ID及び信号強度が、タグ情報とともに情報収集装置30に送信されるものとする。
図1に戻り、無線端末20は、例えば、アクティブRFIDタグであり、上述した無線端末20と通信(近距離無線通信)な携帯型の無線装置である。本実施形態では、無線端末20は、展示イベントに参加したユーザに配布され、展示イベントに参加している間、ユーザにより携帯される。ユーザが無線端末20を携帯した状態で施設H内を移動すると、無線端末20から送信されるタグ情報が、施設H内に配置された中継器10により受信される。
図3は、無線端末20の外観の一例を示す図である。また、図4は、無線端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。
無線端末20は、携帯することが可能な小型の筐体20aを有する。筐体20aには、操作部21が設けられる。操作部21は、例えば、操作ボタンであり、無線端末20を所持するユーザからの操作(オン/オフ)を受け付けることが可能となっている。本実施形態では、例えば、ユーザが興味を持った際に操作部21を操作(オン)するよう、予めユーザに対し案内されているものとする。なお、操作部21は、デフォルトの状態(非操作時)でオフとなるよう構成されているものとする。
また、無線端末20は、筐体20aの内部に、制御部201と、記憶部202と、通信制御部203と、近距離通信部204とを有する。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のプロセッサを有し、無線端末20の動作を制御する。記憶部202は、例えば、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等であり、制御部201が実行するプログラムや、無線端末20を識別可能な固有の端末ID202aを記憶する。
また、記憶部202は、操作部21の無操作状態(第1の状態)を示す第1の状態ID202bと、操作部21が操作された第2の状態を示す第2の状態ID202cとを記憶する。以下、第1の状態ID202b及び第2の状態ID202cを総称して、「状態ID」とも表記する。
通信制御部203は、近距離通信部204を制御することで、端末IDを含むタグ情報を近距離通信部204から送信させる。近距離通信部204は、送信部の一例である。近距離通信部204は、NFCやBlueTooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した通信インタフェースであり、通信制御部203の制御の下、各種情報の送受信を行う。
また、制御部201は、操作部21に接続され、操作部21を介してユーザ操作を受け付ける。制御部201は、操作部21の操作に応じて、通信制御部203を制御することで、近距離通信部204から送信するタグ情報を切り替える。具体的には、制御部201は、操作部21の非操作時において、端末ID202aと第1の状態ID202bとを含むタグ情報を送信させる。また、制御部201は、操作部21の非操作時において、タグ情報の送信を所定の時間間隔(例えば、30秒毎)で送信させる。
一方、操作部21が操作された場合、制御部201は、端末ID202aと第2の状態ID202cとを含むタグ情報を近距離通信部204から送信させる。例えば、制御部201は、操作部21が操作されると、端末ID202aと第2の状態ID202cとを含むタグ情報を送信させた後、非操作時のタグ情報に送信に再び戻す。
無線端末20を上述した構成とすることで、情報収集システム1では、ユーザに負担を強いることなく、ユーザが興味を持ったエリアを特定可能な情報を収集することができる。なお、本実施形態では、操作部21の非操作及び操作時時に、状態IDを送信する構成としたが、操作部21の操作時のみ状態IDを送信する構成としてもよい。具体的には、第1の状態ID202bをnullとすることで、操作部21が操作された場合にのみ、状態ID(第2の状態ID202c)が送信される。
図1に戻り、情報収集装置30は、情報収集装置の一例である。情報収集装置30は、施設Hに設けられた中継器10を介し、施設H内でのユーザの動向を表す情報を収集する。なお、情報収集装置30は、1つの筐体に収納された情報処理装置であってもよいし、ネットワーク上に設けられた複数のコンピュータが連携して動作するクラウドであってもよい。
例えば、情報収集装置30を1つの筐体に収納された情報処理装置として構成する場合、情報収集装置30は、図5に示すようなハードウェア構成で実現される。ここで、図5は、情報収集装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5に示すように、情報収集装置30は、CPU301と、ROM302と、RAM(Random Access Memory)303と、記憶部304と、入力部305と、表示部306と、通信部307と、近距離通信部308とを備える。
CPU301は、プロセッサの一例であり、ROM302や記憶部304に記憶されたプログラムを実行することにより、情報収集装置30の各部を統括的に制御する。ROM302は、CPU301によって実行されるプログラム等を記憶する。RAM303は、プログラムの実行に必要な値等を一時的に記憶するワークエリアとして、CPU301に使用される。
記憶部304は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。記憶部304は、CPU301が実行可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。また、記憶部304は、ユーザと無線端末20との対応関係を規定したユーザ管理ファイル304aと、中継器10の配置位置を規定した中継器管理ファイル304bを記憶する。また、記憶部304には、後述するログ情報を保存するためのログ情報保存領域304cが設けられている。
入力部305は、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスを有し、当該入力デバイスを介して受け付けたユーザの操作内容を、操作信号としてCPU301に入力する。表示部306は、表示装置の一例であり、液晶パネル等の表示デバイスである。表示部306は、CPU301の制御の下、各種情報を表示する。
通信部307は、施設Hに配置された中継器10と通信するための通信装置である。通信部307は、例えば、無線LANルーター等の親機であり、中継器10が有する第2の通信機能により、中継器10との間で通信可能に接続される。通信部307は、CPU301の制御の下、中継器10との間で各種情報の授受を行う。
近距離通信部308は、NFCやBlueTooth(登録商標)等の近距離無線通信用の通信規格に対応した通信装置である。近距離通信部308は、CPU301の制御の下、例えば無線端末20との間で通信(近距離無線通信)を行う。
また、情報収集装置30は、図6に示す機能構成を備える。ここで、図6は、情報収集装置30の機能構成の一例を示す図である。
図6に示すように、情報収集装置30は、機能構成として、設定部311と、収集部312と、位置特定部313と、記録部314と、表示制御部315とを備える。これらの機能構成は、その一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されてもよいし、図示しないハードウェア回路で実現されてもよい。一つの様態として、上記各部は、CPU301と記憶部304に記憶されたプログラムとの協働により実現される。なお、プログラムは、例えば、インターネット等のネットワークに接続された情報処理装置から、ネットワーク経由でダウンロードされることで提供されてもよいし、持ち運び可能な記憶媒体等に予め組み込んで提供されてもよい。
設定部311は、ユーザと、当該ユーザに配布した無線端末20とを対応付けるための設定を行う。具体的には、設定部311は、近距離通信部308を介して、登録対象の無線端末20から端末IDを取得する。そして、設定部311は、取得した端末IDを、その無線端末20を所持するユーザのユーザ情報と対応付けて、ユーザ管理ファイル304aに登録する。
図7は、ユーザ管理ファイル304aのデータ構成の一例を示す図である。ここで、ユーザ管理ファイル304aは、ユーザ管理部の一例であり、図7に示すように、端末IDに対応付けて、その端末IDの無線端末20を所持するユーザのユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザを識別するためのユーザIDの他、ユーザに関する各種の情報を含む。例えば、ユーザ情報は、性別や年齢(年代)、家族構成、家族内での続柄(夫、妻等)、世帯年収等を示す情報を含む。なお、ユーザIDは、ユーザ毎に付してもよいし、図7に示すように、家族等のグループ単位で付してもよい。
ユーザ情報の取得方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。一例として、設定部311は、入力部305等を介して入力されるユーザ情報を取得する。また、他の例として、予約等の事前作業により各ユーザのユーザ情報が予め入力されているような場合には、設定部311は、入力されたユーザ情報の中から該当するユーザのユーザ情報を検索して読み出すことで、登録対象のユーザ情報を取得する。
図6に戻り、収集部312は、通信部307と協働することで、中継器10の各々を介し、当該中継器10と通信を行った無線端末20のタグ情報を収集する。具体的には、収集部312は、中継器10から、タグ情報と当該タグ情報を受信した中継器10の中継器ID及び信号強度とを取得する。そして、収集部312は、取得したタグ情報、中継器ID及び信号強度を、取得日時を示すタイムスタンプと対応付け、RAM303等に保持する。
位置特定部313は、収集部312がタグ情報とともに取得した中継器10の中継器ID及び信号強度に基づいて、そのタグ情報を受信した中継器10の位置を特定する。具体的には、位置特定部313は、中継器管理ファイル304bを参照し、中継器IDに対応する位置情報を特定する。
図8は、中継器管理ファイル304bのデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、中継器管理ファイル304bは、中継器10各々の中継器IDに対応付けて、当該中継器IDに対応する中継器10が実際に配置されている位置を示す位置情報を記憶する。位置情報は、例えば、施設Hの識別子である名称と、その施設H内での中継器10が配置された場所を示すエリアとの組で表される。
なお、中継器管理ファイル304bは、図8の例に限らないものとする。一例として、図2に示した施設H内の構造を示すマップデータ(間取り図等)の形態で、各中継器10の配置位置を規定するものであってもよい。この場合、中継器10の実際の配置位置に対応するマップデータ上の位置に、その中継器10の中継器ID等が対応付けて設定される。
位置特定部313は、上述した中継器管理ファイル304bを参照し、収集部312が取得した中継器IDに対応する位置情報を、タグ情報を受信した中継器10の配置位置として特定する。例えば、中継器IDが“101”の場合には、モデルハウス1の玄関が特定される。ここで、特定された配置位置は、施設H内でのユーザ(無線端末20)の存在位置に対応する。
なお、中継器10と無線端末20との位置関係によっては、同一の無線端末20から送信されたタグ情報が、略同等のタイミングで複数の中継器10で受信される場合がある。この場合、上記の特定方法のみでは、無線端末20(ユーザ)の位置を一意に特定することができないため、位置特定部313は、タグ情報を受信した際の信号強度に基づき、一つに絞り込むための処理を実行する。
具体的には、位置特定部313は、同一の端末IDを含むタグ情報が、略同等のタイミング(例えば、1秒以内)で複数個取得された場合、受信時の信号強度がより大きな中継器IDの位置情報を、タグ情報を受信した中継器10の配置位置として特定する。かかる信号強度は、中継器10と無線端末20との離間距離が遠くなるほど低下する傾向がある。そのため、信号強度がより大きな中継器IDを選択することで、無線端末20に最も近接した中継器10の中継器IDを選択することができるため、ユーザの存在位置を精度よく特定することができる。
記録部314は、収集部312で収集されたタグ情報及びタイムスタンプと、位置特定部313で特定された無線端末20の存在位置(位置情報)とを対応付けたログ情報を、時系列順に記録する。記録されたログ情報は、ログ情報保存領域304cに保存される。
図9は、ログ情報保存領域304cに保存されたログ情報の一例を示す図である。図9に示すように、ログ情報は、タグ情報(端末ID、状態ID)と、当該タグ情報が取得された日時を示すタイムスタンプと、位置情報(施設名、エリア)とが含まれる。
ここで、ログ情報は、施設H内でのユーザの動向を表す情報となる。例えば、同一の端末IDに対応付けられた位置情報を時系列順にトレースすることで、当該端末IDに対応する無線端末20(ユーザ)の施設H内での動線(移動経路)を導出することができる。また例えば、同一の端末ID及び同一の位置情報に対応付けられたタイムスタンプの開始と終了の日時から、その位置情報での滞在時間を導出することができる。さらには、上述したように、状態IDには、第1の状態ID202b及び第2の状態ID202cの何れか一方が設定されるため、第2の状態ID202cが設定された位置情報に基づき、無線端末20を所持するユーザが関心を有した施設H内のエリアを特定することができる。なお、図9では、第1の状態ID202bを“OFF”、第2の状態ID202cを“ON”で示している。
また、記録部314は、ログ情報を記録する際に、そのログ情報に含まれる位置情報のずれ(以下、位置ずれともいう)を検出する。ここで、位置ずれとは、中継器10と無線端末20との位置関係や、電波の反射等の影響により、無線端末20が実際に存在する位置の位置情報とは異なる位置の位置情報が、位置特定部313で特定されたことを意味する。
例えば、或る施設H(例えば、施設H1)の窓際にユーザが位置するような場合、その施設Hに隣接した他の施設H(例えば、施設H2)の中継器10が、当該ユーザが携帯する無線端末20のタグ情報を受信してしまう可能性がある。また、例えば、無線端末20から送信されるタグ情報の電波が施設H内の壁等で反射することで、ユーザが存在しないエリアの中継器10が、そのタグ情報を受信してしまう可能性がある。このような場合、タグ情報を受信した中継器10の中継器IDから導出される位置情報は、無線端末20(ユーザ)が実際に存在する位置を示すものではなく、誤った位置を示すものとなる。
そこで、記録部314は、ログ情報を記録する際に、当該ログ情報に含まれる位置情報と、直近に記録した同一端末IDのログ情報に含まれた位置情報とに基づき、位置ずれの発生を検出する。具体的には、記録部314は、各施設H内での隣接するエリア(中継器10の位置情報)間の関係を定めたエリア間情報に基づき、新たに記録するログ情報(第1のログ情報)と直近に記録したログ情報(第2のログ情報)とに含まれる位置情報間の関係が、同一又は隣接の関係にあるか否かを判定する。ここで、隣接するエリアとは、物理的に隣接し、且つ直接移動することが可能なエリアを意味する。例えば、間取り図上は隣接するエリアであっても、両エリアが壁等で遮られている場合には、エリア間を直接移動することができないため、エリア間情報には含まれない。かかる、エリア間情報は、例えば、設定情報として記憶部304に記憶される。
記録部314は、第1のログ情報と第2のログ情報とに含まれる位置情報間の関係が、同一又は隣接の関係にあると判定した場合、位置ずれ「なし」と判定し、第1のログ情報をログ情報保存領域304cに保存する。一方、第1のログ情報と第2のログ情報とに含まれる位置情報間の関係が、同一及び隣接の関係の何れでもない場合、記録部314は、位置ずれ「あり」と判定し、位置ずれを修正するための処理を実行する。処理方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。
一例として、記録部314は、位置ずれを検出した第1のログ情報自体を破棄することで、ログ情報保存領域304cへの保存を抑制する。また、他の例として、記録部314は、第1のログ情報の位置情報を、第2のログ情報と同一の位置情報に変更し、変更後のログ情報をログ情報保存領域304cに保存する。
これにより、位置特定部313で特定された位置情報に位置ずれが発生した場合であっても、記録部314がログ情報を記録する際に、その位置ずれを修正することができるため、ログ情報からのユーザ動向の導出をより正確に行うことができる。
図6に戻り、表示制御部315は、記録部314が記録したログ情報に基づく画面を表示部306に表示させる。具体的には、表示制御部315は、ログ情報保存領域304cに保存されたログ情報の一部又は全てを読み出し、端末IDに対応付けて、位置情報や状態IDの値を表示部306に表示させる。ここで、表示の対象となるログ情報は特に問わず、例えば、入力部305を介して入力された条件に該当するログ情報であってもよい。
図10は、表示制御部315が表示する画面の一例を示す図である。図10に示すように、画面G1は、検索条件を入力するための第1の領域G11と、ユーザ情報を表示するための第2の領域G12と、ログ情報を表示するための第3の領域G13とを有する。
第1の領域G11には、検索条件を入力するための入力領域G11a~G11cと、検索ボタンG11dとが設けられている。入力領域G11aは、日付を入力するための領域である。入力領域G11bは、ユーザIDを入力するための領域である。入力領域G11cは、施設名を入力するための領域である。情報収集装置30のユーザは、これら入力領域G11a~G11cの少なくとも一つに検索条件を入力し、検索ボタンG11dを操作することで、検索条件の確定を行う。
表示制御部315は、検索ボタンG11dの操作を受け付けると、入力領域G11a~G11cに入力された検索条件に該当するユーザ情報をユーザ管理ファイル304aから検索するとともに、当該検索条件に該当するログ情報をログ情報保存領域304cから検索する。図10の例では、表示制御部315は、入力領域G11bに入力されたユーザID“0001”に該当するユーザ情報を、ユーザ管理ファイル304aから検索する。また、表示制御部315は、入力領域G11aに入力された日付“2018/11/15”、入力領域G11bに入力されたユーザID“0001”及び入力領域G11cに入力された施設名”モデルハウス1”の条件に該当するログ情報をログ情報保存領域304cから検索する。
表示制御部315は、ユーザ管理ファイル304aから検索したユーザ情報に基づく情報を第2の領域G12に表示させる。図10では、ユーザID“0001”に対応付けて記憶されている年代や家族構成、世帯年収等のユーザ情報を表示した例を示している。また、ユーザID“0001”に対応付けられた端末IDと、続柄とを対応付けて表示した例を示している。なお、ここでは、ユーザID“0001”に対して、二つの端末ID“001”、“002”が対応付けられた例を示している。
表示制御部315は、ログ情報保存領域304cから検索したログ情報に基づく情報を第3の領域G13に表示させる。図10では、ログ情報に含まれる日付(日時)、タグ情報(端末ID、状態ID)及び位置情報(施設名、エリア)を対応付け、タイムスタンプの時系列順に表示させた例を示している。また、表示制御部315は、端末IDに対応付けて、当該端末IDに対応するユーザ情報の続柄を表示させている。
具体的には、表示制御部315は、連続して記録された同一の端末ID及び同一の位置情報を含む一連するログ情報に基づき、当該ログ情報に含まれた一連する期間の開始と終了の日時(タイムスタンプ)から滞在時間を導出する。そして、表示制御部315は、導出した滞在時間を位置情報(施設名、エリア)に対応付けて表示させるとともに、その一連する期間のログ情報を集約して表示させている。但し、表示制御部315は、一連する期間の中に状態IDが第2の状態IDのログ情報が含まれる場合には、集約表示したログ情報の状態IDを第2の状態IDとして表示させる。なお、図10では、状態IDを“興味”と表記し、第1の状態IDを“なし”、第2の状態IDを“あり”と表記している。
情報収集装置30のオペレータは、画面G1を見ることで、ユーザの動向を容易に把握することができる。例えば、第3の領域G13に表示された各端末IDの位置情報(施設名、エリア)を時系列順に辿ることで、端末IDに対応するユーザが、どの施設をどのような動線で移動したのかを容易に把握することができる。また、情報収集装置30のオペレータは、位置情報(施設名、エリア)に対応付けて表示された滞在時間を見ることで、端末IDに対応するユーザが、そのエリアにどの程度の時間滞在したのかを容易に把握することができる。また、情報収集装置30のオペレータは、位置情報(施設名、エリア)に対応付けて表示された興味(状態ID)の値を見ることで、端末IDに対応するユーザが、どのエリアに興味を持ったのかを容易に把握することができるまた、各ユーザの動線や各エリアの滞在時間から、潜在的にユーザが集まりやすい場所、集まり難い場所等を確認することができるため、施設H内でのユーザの動向を容易に把握することができる。
なお、表示制御部315が表示する画面は、図10の例に限らないものとする。例えば、表示制御部315は、図2に示した施設H内の構造を示すマップデータ等を用いて、ログ情報に基づく画面を表示させてもよい。また、例えば、表示制御部315は、滞在時間が所定時間(例えば、10分)を超えた場合に、その滞在時間に対応する場所(位置情報)を強調して表示等することで、ユーザが興味を持った場所として識別可能に表示させてもよい。
次に、図11を参照して、上述した情報収集システム1の動作例について説明する。ここで、図11は、情報収集システム1の動作例を示すシーケンス図である。なお、前提として、設定部311によるユーザ(ユーザID)と無線端末20(端末ID)との対応付けは完了しているものとする。
まず、ユーザは、無線端末20を携帯しながら施設H内を内見する。無線端末20では、操作部21が操作されない間(非操作時)、端末ID202aと第1の状態ID202bとを含んだタグ情報を所定の時間間隔で送信する(ステップS11)。無線端末20に近接する中継器10では、無線端末20から送信されたタグ情報を受信すると、そのタグ情報を情報収集装置30へと転送する(ステップS12)。このとき、中継器10は、自身の中継器IDとタグ情報の信号強度とを、タグ情報とともに情報収集装置30に送信する。
情報収集装置30では、中継器10から送信されたタグ情報等を収集部312が取得すると、位置特定部313は、中継器管理ファイル304bと、その中継器10の中継器ID及び信号強度とに基づき、タグ情報を受信した中継器10の位置、つまりタグ情報を送信した無線端末20の位置を特定する(ステップS13)。次いで、記録部314は、タグ情報及び位置情報等を対応付け、ログ情報として記録する(ステップS14)。
一方、無線端末20では、操作部21の操作を受け付けると(操作時)、端末ID202aと第2の状態ID202cとを含んだタグ情報を所定の時間間隔毎に送信する(ステップS21)。無線端末20に近接する中継器10では、無線端末20から送信されたタグ情報を受信すると、そのタグ情報を情報収集装置30へと転送する(ステップS22)。そして、情報収集装置30では、上述したステップS13及びS14と同様の処理をステップS23及びS24で行うことで、ステップS21で送信されたタグ情報を含むログ情報が記録される。
次に、図12及び図13を参照して、情報収集装置30の動作例について説明する。図12は、情報収集装置30が実行する情報収集処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理は、図11のステップS13、S14(ステップS23、S24)に対応するものである。
まず、収集部312は、中継器10からタグ情報が送信されるまで待機する(ステップS31;No)。通信部307でタグ情報が受信されると、収集部312は、そのタグ情報を、同時に受信された送信元の中継器10の中継器ID及び信号強度とともに取得する(ステップS31;Yes)。
続いて、位置特定部313は、ステップS31で取得された中継器ID及び信号強度と、中継器管理ファイル304bとに基づき、タグ情報を受信した中継器10の位置(位置情報)を特定する(ステップS32)。
続いて、記録部314は、ステップS32で特定された位置情報と、ステップS31で取得されたタグ情報と同一の端末IDを含む過去のログ情報の位置情報とに基づき、位置ずれを検出したか否かを判定する(ステップS33)。ここで、位置ずれを検出しない場合(ステップS33;No)、ステップS35に移行する。一方、位置ずれを検出した場合(ステップS33;Yes)、記録部314は、位置ずれを検出したタグ情報を破棄又は位置情報の更新等を行うことで位置ずれを修正し(ステップS34)、ステップS35に移行する。
続いて、記録部314は、ログ情報及び位置情報を、タイムスタンプとともに対応付けログ情報として時系列順に記録する(ステップS35)。そして、記録部314は、ステップS31に処理を戻す。
上述した図11及び図12の処理により、施設H内での各ユーザの動向を示したログ情報が、情報収集装置30のログ情報保存領域304cに保存される。かかるログ情報を解析することで、施設H内での各ユーザの動線や各エリアの滞在時間、興味を示したエリア等を導出することができる。
図13は、情報収集装置30が実行する情報表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、ログ情報保存領域304cにログ情報が保存された状態にあるものとする。また、本処理は、図10に示した画面G1を表示する場合の処理例を説明するものである。
まず、情報収集装置30のオペレータにより、第1の領域G11の入力領域G11a~G11cに検索条件が入力され、検索ボタンG11dの操作が行われると、表示制御部315は、入力領域G11a~G11cに入力された検索条件を受け付ける(ステップS41)。
続いて、表示制御部315は、検索条件に該当するユーザ情報をユーザ管理ファイル304aから読み出し(ステップS42)、読み出したユーザ情報を第2の領域G12に表示させる(ステップS43)。
また、表示制御部315は、検索条件に該当するログ情報をログ情報保存領域304cから読み出し(ステップS44)、読み出したログ情報に基づく画面を第3の領域G13に表示させる(ステップS45)。例えば、表示制御部315は、端末IDに対応付けて、位置情報、滞在時間、状態IDの値等を時系列順に表示させる。
上述した図13の処理により、情報収集装置30のオペレータは、施設H内での各ユーザの動向を示したログ情報の内容を、画面G1を介して確認することができる。これにより、情報収集装置30のオペレータは、施設H内での各ユーザの動線や各エリアの滞在時間、興味を示したエリア等を容易に確認することができるため、利便性の向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、施設H内の各エリアに配置した中継器10を介して、当該施設H内を移動するユーザの無線端末20からタグ情報を収集する。そして、情報収集システム1は、収集したタグ情報を、当該タグ情報を受信した中継器10の位置情報等と対応付け、ログ情報として記録する。かかるログ情報は、施設H内での各ユーザの移動経路や各エリアでの滞在時間等を表すものとなる。したがって、情報収集システム1では、施設H内でのユーザの動向を表す情報を収集することができる。
また、本実施形態によれば、ユーザ操作に応じて興味のあり/なしを示す2種類のタグ情報を送信可能な無線端末20を用いてタグ情報の収集を行う。これにより、情報収集システム1では、各ユーザのログ情報から、当該ユーザが施設H内のどのエリアに興味を持ったのかを容易に確認することができる。したがって、情報収集システム1では、施設H内でのユーザの動向を表す情報を収集することができる。
(変形例1)
上述した実施形態では、操作部21の操作に応じて送信される第2の状態IDを、ユーザが興味を持ったエリアを特定するため用いたが、他の目的で利用することも可能である。例えば、施設H内を予め定められた移動経路で移動し、且つ各エリアで操作部21を操作したことを条件にユーザに特典を付与するような場合、上述の情報収集システム1を用いることで、ユーザの移動経路及び操作部21の操作状態を容易に確認することができる。
(変形例2)
上述した実施形態では、情報収集装置30が、ユーザ管理ファイル304a、中継器管理ファイル304b及びログ情報保存領域304cを保持する形態としたが、これに限定されるものではない。例えば、情報収集装置30がアクセス可能な外部装置が、ユーザ管理ファイル304a、中継器管理ファイル304b及びログ情報保存領域304cの何れか又は全てを記憶することで、情報収集装置30は、外部装置に記憶されたファイルや保存領域を用いて上述した処理を行う構成としてよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、種々の変更を行うことができる。
1 情報収集システム
10 中継器
20 無線端末
30 情報収集装置
311 設定部
312 収集部
313 位置特定部
314 記録部
315 表示制御部

Claims (13)

  1. 施設内の異なる位置に配置される複数の近距離無線装置と、
    前記施設内を移動するユーザによって携帯され、前記近距離無線装置と通信可能な無線端末と、
    前記近距離無線装置に接続される情報収集装置と、
    を有し、
    前記情報収集装置は、
    前記近距離無線装置を介して、当該近距離無線装置と通信を行った前記無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    を備え、
    前記位置特定部は、同一の前記端末識別子が複数の前記近距離無線装置から同等のタイミングで収集された場合、前記近距離無線装置の各々が前記端末識別子を受信する際の信号強度に基づいて、一の前記近距離無線装置の配置位置を特定する、情報収集システム。
  2. 施設内の異なる位置に配置される複数の近距離無線装置と、
    前記施設内を移動するユーザによって携帯され、前記近距離無線装置と通信可能な無線端末と、
    前記近距離無線装置に接続される情報収集装置と、
    を有し、
    前記情報収集装置は、
    前記近距離無線装置を介して、当該近距離無線装置と通信を行った前記無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    を備え、
    前記記録部は、新たに記録する第1のログ情報の位置情報が、当該ログ情報の直近に記録した第2のログ情報の位置情報から直接移動することができない位置を示す場合、前記第1のログ情報を破棄又は前記第2のログ情報と同一の位置情報に変更する、情報収集システム。
  3. 前記無線端末は、
    前記ユーザが操作することが可能な操作部と、
    前記操作部の非操作時と操作時とで、互いに異なる状態を示す状態識別子を送信する送信部と、
    を更に備え、
    前記収集部は、前記近距離無線装置を介して、前記無線端末から前記端末識別子と前記状態識別子とを収集し、
    前記記録部は、前記収集部が収集した前記端末識別子と前記状態識別子との組を、前記位置情報に対応付け、前記ログ情報として記録する請求項1又は2に記載の情報収集システム。
  4. 前記情報収集装置は、
    前記記録部が記録したログ情報を表示装置に表示する表示制御部を更に備える請求項1~3の何れか一項に記載の情報収集システム。
  5. 前記記録部は、前記近距離無線装置と前記無線端末とが通信を行った日時を前記ログ情報に含めて記録し、
    前記表示制御部は、連続して記録された前記端末識別子及び前記位置情報が同一の前記ログ情報に含まれる日時から滞在時間を導出し、当該滞在時間を前記位置情報に対応付けて表示させる請求項4に記載の情報収集システム。
  6. 前記表示制御部は、前記滞在時間が所定の閾値を超えた場合に、当該滞在時間に対応する前記位置情報を識別可能に表示させる請求項5に記載の情報収集システム。
  7. 前記情報収集装置は、
    前記ユーザに関するユーザ情報を、当該ユーザが携帯する前記無線端末の端末識別子に対応付けて管理するユーザ管理部を更に備え、
    前記表示制御部は、前記記録部が記録したログ情報を、当該ログ情報に含まれた前記端末識別子に対応する前記ユーザ情報ともに前記表示装置に表示させる請求項4~6の何れか一項に記載の情報収集システム。
  8. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置であって、
    前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    を備え、
    前記位置特定部は、同一の前記端末識別子が複数の前記近距離無線装置から同等のタイミングで収集された場合、前記近距離無線装置の各々が前記端末識別子を受信する際の信号強度に基づいて、一の前記近距離無線装置の配置位置を特定する、情報収集装置。
  9. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置であって、
    前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    を備え、
    前記記録部は、新たに記録する第1のログ情報の位置情報が、当該ログ情報の直近に記録した第2のログ情報の位置情報から直接移動することができない位置を示す場合、前記第1のログ情報を破棄又は前記第2のログ情報と同一の位置情報に変更する、情報収集装置。
  10. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置で実行される情報収集方法であって、
    収集部が、前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集し、
    位置特定部が、前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定し、
    記録部が、前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する、
    ことを含み、
    前記位置特定部は、同一の前記端末識別子が複数の前記近距離無線装置から同等のタイミングで収集された場合、前記近距離無線装置の各々が前記端末識別子を受信する際の信号強度に基づいて、一の前記近距離無線装置の配置位置を特定する、情報収集方法。
  11. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置で実行される情報収集方法であって、
    収集部が、前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集し、
    位置特定部が、前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定し、
    記録部が、前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する、
    ことを含み、
    前記記録部は、新たに記録する第1のログ情報の位置情報が、当該ログ情報の直近に記録した第2のログ情報の位置情報から直接移動することができない位置を示す場合、前記第1のログ情報を破棄又は前記第2のログ情報と同一の位置情報に変更する、情報収集方法。
  12. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置のコンピュータを、
    前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    して機能させ、
    前記位置特定部は、同一の前記端末識別子が複数の前記近距離無線装置から同等のタイミングで収集された場合、前記近距離無線装置の各々が前記端末識別子を受信する際の信号強度に基づいて、一の前記近距離無線装置の配置位置を特定する、プログラム。
  13. 施設内の異なる位置に配置された複数の近距離無線装置に接続される情報収集装置のコンピュータを、
    前記近距離無線装置を介して、前記施設内を移動するユーザによって携帯される無線端末の端末識別子を収集する収集部と、
    前記無線端末と通信を行った前記近距離無線装置の、前記施設内での配置位置を特定する位置特定部と、
    前記収集部が収集した前記端末識別子と、前記位置特定部が特定した配置位置を示す位置情報とを対応付けたログ情報を時系列順に記録する記録部と、
    して機能させ、
    前記記録部は、新たに記録する第1のログ情報の位置情報が、当該ログ情報の直近に記録した第2のログ情報の位置情報から直接移動することができない位置を示す場合、前記第1のログ情報を破棄又は前記第2のログ情報と同一の位置情報に変更する、プログラム。
JP2019067885A 2019-03-29 2019-03-29 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム Active JP7410651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019067885A JP7410651B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019067885A JP7410651B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020166685A JP2020166685A (ja) 2020-10-08
JP7410651B2 true JP7410651B2 (ja) 2024-01-10

Family

ID=72714899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019067885A Active JP7410651B2 (ja) 2019-03-29 2019-03-29 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7410651B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021256235A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 株式会社ジオクリエイツ 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282211A (ja) 2007-05-10 2008-11-20 Itec Corp 情報管理システム、情報管理方法、およびプログラム
JP2017016470A (ja) 2015-07-02 2017-01-19 ダイキン工業株式会社 利用者管理装置及び利用者管理システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282211A (ja) 2007-05-10 2008-11-20 Itec Corp 情報管理システム、情報管理方法、およびプログラム
JP2017016470A (ja) 2015-07-02 2017-01-19 ダイキン工業株式会社 利用者管理装置及び利用者管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020166685A (ja) 2020-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3010246A1 (en) Home appliance, mobile device, and control system for home appliance
JP5764473B2 (ja) イベントデータ処理装置
JP5672934B2 (ja) センシングデータ表示装置および表示システム
US20150057808A1 (en) Systems and Methods for Adaptive Smart Environment Automation
CN110262274A (zh) 基于物联网操作系统的智能家居设备控制显示方法及系统
US10091310B2 (en) Method and system for high-latency data collection from sensors
CN108123855A (zh) 终端控制方法及装置
US11663276B1 (en) Systems and methods for generating hypermedia-based graphical user interfaces for mobile devices
CN104160717B (zh) 通信方法、便携式终端、家庭电气设备以及家庭电气设备的动作设定系统
CN106155492A (zh) 批量处理信息的方法和装置
JP7410651B2 (ja) 情報収集システム、情報収集装置、情報収集方法及びプログラム
US20230186189A1 (en) Method and system for intelligently managing facilities
EP2838062A1 (en) Search results with common interest information
JP2014056410A (ja) 情報処理装置、行動管理システム及び行動管理方法
US10572957B2 (en) Combination desirability determination apparatus, method for determining desirability of combination, and recording medium storing program
JP5372557B2 (ja) 知識創造行動分析システム、及び、処理装置
JP2011197768A (ja) センサネットワークシステム、組織行動情報収集方法、組織行動分析サーバ及び携帯用センサノード
US20130205253A1 (en) Method and system for completing schedule information, and computer-readable recording medium having recorded thereon program for executing the method
KR20160087186A (ko) 사물 협업 서비스 시스템, 방법 및 그 모델링 도구
JP2013008149A (ja) 業務上対面データ生成装置およびシステム
CN111161732A (zh) 语音采集方法、装置、电子设备及存储介质
JP6357428B2 (ja) 物品管理システム及びプログラム
CN116367094A (zh) 一种设备管理方法及装置
JPWO2014038014A1 (ja) 対面データ生成装置及び対面データの生成方法
US10748162B2 (en) Information processing device, information processing system, and information processing method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7410651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150