JP6655974B2 - 塗膜転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、転写テープに塗布された塗膜を被転写体に転写する塗膜転写具に関するものである。
例えば紙面に書かれた文字などに修正用の塗膜を転写するためのツールとして、あるいは、例えば紙面に糊状の塗膜を転写するためのツールとして、塗膜転写具が知られている。
この塗膜転写具は、相互に連動して回転する供給リールと巻取リールとがケース内に収められており、2つの端部が供給リールと巻取リールとにそれぞれ固定された転写テープが転写ヘッドに掛け回された構造となっている。
そして、ケースを把持して転写ヘッドを用紙などの被転写体に押し付けながら当該被転写体に沿って移動させることにより、供給リールから繰り出された転写テープに塗布された塗膜が被転写体に転写され、塗膜のなくなった転写後の転写テープが巻取リールに巻き取られるようになっている。
ここで、塗膜転写具には、供給リール、巻取リールおよび転写ヘッドをユニット化して転写ユニットを構成し、この転写ユニットを移動可能にしてケースの先端に形成された開口部から転写ヘッドを出没可能にしたものがある。
このように転写ユニットに設けられた転写ヘッドがケースの開口部から出没可能となった塗膜転写具としては、例えば特許文献1(特開2011−121202号公報)に記載されたものがある。この公報には、ノック棒の操作によりカバー部による開口部の開閉と転写ヘッドの出没とを連動して行うようにした技術が開示されている。
特開2011−121202号公報
ここで、特許文献1に記載のように、ノック棒で転写ヘッドを出没させる構造の場合、ケース内にある転写ヘッドを、使用に適した程度の長さだけ開口部から突出させるにはノック棒のストロークを十分に確保する必要がある。すると、ノック棒を含めた塗膜転写具の全長が長くなって、コンパクト化を図ることができなくなる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、塗膜転写具のコンパクト化を図ることのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の塗膜転写具は、開口部が形成されたケース体と、相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する第1の保持手段と、前記転写ユニットを前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記使用位置に保持する第2の保持手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の塗膜転写具は、開口部が形成されたケース体と、相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、を有し、前記第1の保持手段は、前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する付勢部材であり、前記第2の保持手段は、前記ケース体に形成された保持孔、および前記転写ユニットに設けられて前記転写ユニットが前記使用位置になったときに前記保持孔に嵌まり込む保持突起であり、前記第2の保持手段は、前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記転写ユニットを前記使用位置で保持し、前記第1の保持手段は、前記転写ユニットに対する前記第2の保持手段による保持力が解除されたときに当該転写ユニットを自動的に前記収納位置に移動させる、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の塗膜転写具は、開口部が形成されたケース体と、相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、を有し、前記第1の保持手段は、前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する付勢部材であり、前記第2の保持手段は、前記ケース体または前記転写ユニットに形成されたハートカム溝、および前記ハートカム溝が形成されていない前記ケース体または前記転写ユニットに設けられるとともに前記ハートカム溝に係合して走行し、前記転写ユニットが前記使用位置になったときに前記ハートカム溝に形成された保持部に保持されるカムピンであり、前記第2の保持手段は、前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記転写ユニットを前記使用位置で保持し、前記第1の保持手段は、前記転写ユニットに対する前記第2の保持手段による保持力が解除されたときに当該転写ユニットを自動的に前記収納位置に移動させる、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2または3記載の発明において、前記付勢部材は、コイルバネまたはトーションバネである、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記回動操作部には、回動支点から離間した位置に凸部が形成され、前記転写ユニットには、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記転写ユニットには、前記回動操作部の回動支点から離間した位置に凸部が形成され、前記回動操作部には、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明の塗膜転写具は、開口部が形成されたケース体と、相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、を有し、前記転写ユニットには、前記回動操作部の回動支点から離間した位置に凸部が形成され、前記回動操作部には、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明の塗膜転写具は、開口部が形成されたケース体と、相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、を有し、前記回動操作部は180度回動して前記転写ユニットを前記収納位置と前記使用位置とにするとともに、当該回動操作部の回動支点をはさんで前記カバー部と反対側に凸部が形成され、前記転写ユニットには、当該転写ユニットの移動方向と交差する方向に延びて前記凸部が前記回動操作部の回動に伴って走行するカム溝、および前記カム溝に形成されて当該カム溝を走行する前記凸部を前記収納位置および前記使用位置で保持する保持部を備え、前記第1の保持手段は、前記保持部および当該保持部に保持された前記収納位置での前記凸部であり、前記第2の保持手段は、前記保持部および当該保持部に保持された前記使用位置での前記凸部である、ことを特徴とする。
本発明によれば、回動操作部の回動により転写ユニットを使用位置で保持して転写ヘッドを開口部から突出させるようにしているので、ノック棒で転写ヘッドを出没させるようにした場合のように塗膜転写具の全長が長くなることはない。
これにより、使用に適した程度の長さだけ転写ヘッドをケース体の開口部から突出させつつ、塗膜転写具のコンパクト化を図ることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図である。 図1の塗膜転写具の分解斜視図である。 図1の塗膜転写具の転写ユニットを構成する供給リール、巻取リールおよび転写ヘッドを示す側面図である。 図1の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図である。 図1の塗膜転写具の転写ユニットが収納位置のときにおける第2の保持手段を示す説明図である。 図1の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図である。 図1の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図である。 図1の塗膜転写具の転写ユニットが使用位置のときにおける第2の保持手段を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図である。 図9の塗膜転写具の分解斜視図である。 図9の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図である。 図9の塗膜転写具の転写ユニットが収納位置のときにおける図11の符号Sの部位を拡大して示す説明図である。 図9の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図である。 図9の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図である。 図9の塗膜転写具の転写ユニットが使用位置のときにおける図14の符号Sの部位を拡大して示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図である。 図16の塗膜転写具の分解斜視図である。 図16の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図である。 図16の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図である。 図16の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図、図2は図1の塗膜転写具の分解斜視図、図3は図1の塗膜転写具の転写ユニットを構成する供給リール、巻取リールおよび転写ヘッドを示す側面図である。
図示する塗膜転写具は、修正用の塗膜や糊状の塗膜などが塗布された転写テープTを紙面に転写するために用いられるものであり、長さ方向に沿って縦に2分割され、相互に嵌まり合って一体化し、内部空間を有するケース体1を形成する第1のケース部1aおよび第2のケース部1bを有している。
ケース体1の先端には開口部2が形成されており、この開口部2から後述する転写ヘッド3が出没する。
なお、第1の実施の形態の塗膜転写具のケース体1は不透明なプラスチック製であり、内部の部材が透けて見えない。但し、ケース体1は透明であってもよく、また、ケース体1の材質はプラスチックに限定されるものではない。
図2に示すように、ケース体1内には転写ユニット4が収容されている。この転写ユニット4は、図2および図3に示すように、相互に連動して回転する供給リール5および巻取リール6、供給リール5から繰り出されて巻取リール6に巻き取られる転写テープTが掛け回される前述の転写ヘッド3を備えている。さらに、供給リール5と巻取リール6とを両側から挟むように設けられた2枚のサイドプレート7a,7bを備えている。一方のサイドプレート7aには、先端に突起部(図示せず)が形成されて巻取リール6を回転自在に支持するシャフト7a−1がサイドプレート7bに向けて形成され、他方のサイドプレート7bには、先端に突起部(図示せず)が形成されて供給リール5を回転自在に支持する図示しないシャフトがサイドプレート7aに向けて形成されている。また、サイドプレート7a,7bには、相手方のサイドプレート7b,7aの突起部が嵌まり込む図示しない穴部が形成されている。
さらに、2枚のサイドプレート7a,7bの先端には、穴部7−1が形成されている。転写ヘッド3の両側には、回転自在となって転写テープTが掛け回された円柱状のヘッド本体部3aを挟むようにして支持する略三角形の支持片3bが位置しており、当該支持片3bに形成された突起部3b−1が、前述した穴部7−1に嵌め込まれている。
したがって、サイドプレート7a,7bのシャフトに供給リール5および巻取リール6をそれぞれ支持した状態で当該シャフトに形成された突起部が相手方のサイドプレート7b,7aに形成された穴部に嵌め込まれるとともに、転写ヘッド3に形成された突起部3b−1がサイドプレート7a,7bに形成された穴部7−1に嵌め込まれることにより、転写ヘッド3、供給リール5および巻取リール6がユニット化されて転写ユニット4が構成される。
供給リール5の一方側には大径のギア8が取り付けられており、巻取リール6には小径のギア9がギア8と同じ側に設けられている。また、これらのギア8,9にそれぞれ噛み合うとともに相互に噛み合った中継ギア10a,10bがサイドプレート7aに回転自在に取り付けられている。これにより、供給リール5と巻取リール6とは連動して相互に逆方向に回転する。
なお、供給リール5にはラチェット爪11が設けられており、ラチェット爪11がサイドプレート7bに形成されたラチェット溝(図示せず)に嵌まり込むことにより一方向のみの回転が許容され、逆方向への回転はできないようになっている。
転写テープTは、一方端が供給リール5に巻き付けられ、他方端が巻取リール6に巻き付けられており、修正用や糊状の剥離可能な塗膜面が外側になるようにして供給リール5から繰り出され、巻取リール6に巻き取られるようになっている。したがって、前述した供給リール5と巻取リール6とにおける一方向のみの回転方向とは、転写テープTが繰り出される方向であり、また転写テープTが巻き取られる方向である。
なお、図3に示すように、第1の実施の形態では、転写テープTは供給リール5の下側から繰り出されて転写ヘッド3に掛け回され、供給リール5に巻き付けられた転写テープTの上部に当接して下方へ導かれ、巻取リール6の下側から巻き取られる走行経路となっている。但し、転写テープTの走行経路はこれに限定されるものではなく、供給リール5と巻取リール6との位置関係や回転方向を含めて、異なった走行経路であってもよい。
また、供給リール5と巻取リール6とはギア結合により連動して回転するようになっているが、両者の機械的な結合形態はギアに限定されるものではなく、ベルトなどであってもよい。
なお、転写テープTは、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチックフィルムまたは紙からなる厚さ3〜60μmの長尺状体の片面もしくは両面にシリコーン樹脂等の離型層を形成して基材とし、この基材の片面に、公知の方法で粘着剤等を塗布することにより作製される。粘着剤としては、アクリル樹脂系、ビニル樹脂系、ロジン系、ゴム系等の粘着剤、あるいはこれらの粘着剤に架橋剤、粘着付与剤、可塑剤、老化防止剤、充填剤、増粘剤、pH調整剤、消泡剤等の助剤を適宜配合したものが用いられる。具体的には、基材の片面に粘着層を設けたものが粘着テープ(テープ糊)、基材の片面に隠蔽力のある顔料とバインダとしての高分子樹脂等からなる隠蔽層を設け、その上に粘着層を設けたものが修正テープ、基材の片面に蛍光着色層を設け、その上に粘着層を設けたものが蛍光テープである。基材の片面に形成される層の厚さは、例えば、乾燥後において約0.3〜60μmである。
なお、巻取リール6には、一対の円板状のテープガイド6aが、軸方向の両側に対向配置されている。このテープガイド6aは巻き取られる転写テープTの幅方向の自由な動きを規制しており、当該テープガイド6aによって、塗膜転写後の転写テープTは逸脱することなく巻取リール6に巻き取られる。
さて、図2に示すように、第1のケース部1aおよび第2のケース部1bの内側の上下合計4箇所には、ケース体1の前後方向に伸びる断面L字型をした直線状の案内溝12が形成されている。ここで、第1のケース部1aに形成された案内溝12はサイドプレート7aを前後方向に移動可能に上下から保持しており、第2のケース部1bに形成された案内溝12はサイドプレート7bを前後方向に移動可能に上下から保持している。よって、転写ヘッド3、供給リール5および巻取リール6をサイドプレート7a,7bで挟むように構成された転写ユニット4が案内溝12をスライドすることにより、ケース体1内に収納される位置である収納位置と、転写ヘッド3が前述したケース体1に形成された開口部2から突出した位置、換言すれば塗膜転写具Aが使用可能になる位置である使用位置とに移動可能となっている。
なお、サイドプレート7bには、移動方向に沿って延びる長孔7b−1が上下の2箇所に形成されており、第2のケース部1bの内側には、長孔7b−1に嵌り込んで転写ユニット4の移動時における姿勢を規制して安定化させるための規制ピン13が、長孔7b−1内を相対移動可能に形成されている。
ケース体1には回動操作部14が取り付けられている。この回動操作部14は、回動孔14a−1が第2のケース部1bの内側に形成された回動突起15に嵌め込まれて回動するレバー部14aと、当該レバー部14aの一方端である先端に形成されてレバー部14aの回動動作に伴ってケース体1の開口部2を開閉するカバー部14bとを備えている。さらに、回動操作部14(のレバー部14a)には、回動支点である回動孔14a−1をはさんでカバー部14bと反対側に凸部14a−2が形成されている。
また、転写ユニット4(のサイドプレート7b)には、この凸部14a−2が嵌まり込むカム溝7b−2が転写ユニット4の移動方向と交差する方向に形成されている。
これにより、回動操作部14の回動に伴って凸部14a−2がカム溝7b−2内を走行することで回動操作部14と転写ユニット4とが連動し、転写ユニット4が前述した収納位置(ケース体1内に収納される位置)と使用位置(転写ユニット4の転写ヘッド3がケース体1の開口部2から突出して塗膜転写具Aが使用可能になる位置)とになる。
但し、凸部14a−2は、回動支点である回動孔14a−1をはさんでカバー部14bと反対側に形成されている必要はなく、カバー部14bと同じ側であってもよい。つまり、凸部14a−2は回動支点から任意の所定距離だけ離間した位置に形成されていれば足り、回動支点のどちら側であってもよい。
なお、ケース体1の開口部2は、転写ユニット4が収納位置のときに回動操作部14のカバー部14bにより閉鎖され、使用位置のときにカバー部14bによる閉鎖が解除される。
図2において、第1の保持手段としての付勢部材である引張コイルバネ16(コイルバネ)が、一方端が第1のケース部1a内の後方に形成された引掛突起17に引っ掛けられ、他方端が転写ユニット4のサイドプレート7aに形成された突起(図示せず)に引っ掛けられて設けられている。よって、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力(バネ力)により収納位置に付勢され、この収納位置で保持されている。
したがって、回動操作部14を90度回動させる操作を行うと、回動操作部14のカバー部14bが移動してケース体の開口部2が開放されるとともに、回動操作部14の凸部14a−2がカム溝7b−2内を走行し、引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持されていた転写ユニット4が、引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置へ向かって移動する。なお、後述する第2の実施の形態における塗膜転写具Aを含め、転写ユニット4を収納位置から使用位置へ移動させるための回動操作部14の回動角は90度である必要はなく、自由に設定することができる。
このようにして使用位置へ移動した転写ユニット4を当該使用位置に保持するために、第2の保持手段としての保持孔18および保持突起19が設けられている。ここで、保持孔18はケース体1(の第2のケース部1b)に形成されており、保持突起19は転写ユニット4(のサイドプレート7b)において内側に変位可能で、且つ転写ユニット4が使用位置になった位置で保持孔18に嵌まり込むように形成されている。よって、転写ユニット4が使用位置になって保持突起19が保持孔18に嵌まり込むと、転写ユニット4が引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置で保持されることになる。
保持孔18に隣接して転写ユニット4の移動方向に長くなった長孔20が形成されており、転写ユニット4の移動時(収納位置から使用位置への移動、および使用位置から収納位置への移動)に長孔20内を移動する保持解除突起21が保持突起19と一体に形成されている。そして、転写ユニット4が使用位置になって保持突起19が保持孔18に嵌まり込んでいるときに保持解除突起21を押して保持突起19を内側に変位させると、保持突起19が保持孔18から外れて転写ユニット4の使用位置での保持が解除され、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力によって収納位置へと自動的に移動し、この収納位置で保持される。この転写ユニット4の収納位置への移動に伴って回動操作部14の凸部14a−2がカム溝7b−2内を走行することにより、回動操作部14はカバー部14bが開口部2を閉鎖する位置へと自動的に回動する。
なお、保持解除突起21を押しやすくするために、この保持解除突起21は長孔20から所定量だけ突出した長さとなっている。
ここで、以下に説明する第2の実施の形態における場合を含め、第1の保持手段としての付勢部材は引張コイルバネ16に限定されるものではなく、転写ユニット4を収納位置に付勢することのできる様々な付勢部材を用いることができる。一例を挙げれば、圧縮コイルバネ(コイルバネ)やトーションバネの付勢力(バネ力)で転写ユニット4を収納位置に押し付けるようにしてもよい。
また、回動操作部14に凸部14a−2が形成され、転写ユニット4(のサイドプレート7b)にカム溝7b−2が形成されているが、同様に以下に説明する第2の実施の形態における場合を含め、この関係は逆であってもよい。つまり、転写ユニット4における回動操作部14の回動支点をはさんでカバー部14bと反対側に対応する位置に凸部が形成され、回動操作部14に、転写ユニット4の凸部が嵌まり込んで、回動操作部14の回動に伴って当該凸部が走行して回動操作部14と転写ユニット4とが連動するカム溝が形成されている構成であってもよい。
なお、ここでも、凸部は回動支点から離間した位置に形成されていればよく、回動支点のどちら側であってもよい。
次に、このような構成を有する第1の実施の形態における塗膜転写具Aにおける転写ユニット4の移動について、図4〜図8を用いて説明する。
ここで、図4は図1の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図、図5は図1の塗膜転写具の転写ユニットが収納位置のときにおける第2の保持手段を示す説明図、図6は図1の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図、図7は図1の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図、図8は図1の塗膜転写具の転写ユニットが使用位置のときにおける第2の保持手段を示す説明図である。
図4に示すように、転写ユニット4がケース体1内に収納された収納位置にあるとき、前述のように転写ユニット4は第1の保持手段である付勢部材としての引張コイルバネ16の付勢力によって収納位置に付勢され、この収納位置で保持されている。また、ケース体1の開口部2は、回動操作部14のカバー部14bによりが閉鎖されている。そして、転写ユニット4が収納位置にあるときには、図5に示すように、転写ユニット4に形成された保持突起19は保持解除突起21とともに長孔20内に位置している。
このように転写ユニット4が収納位置にある状態において回動操作部14を回動させると、図6に示すように、回動操作部14のカバー部14bが移動してケース体1の開口部2が開放されるとともに、回動操作部14の凸部14a−2がカム溝7b−2内の走行を開始する。このような走行に伴い、引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持されていた転写ユニット4が案内溝12に沿ってスライドを開始し、引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置へ向かって移動する。そして、転写ヘッド3が開口部2から徐々に突出していく。
回動操作部14を90度回すことにより転写ユニット4の使用位置への移動が完了すると、図7に示すように、塗膜転写具Aの使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3が開口部2から突出する。このとき、長孔20を走行した保持突起19は、第2のケース部1bの長孔20と保持孔18とを区画している部位で押されて内側に変位し、その後、図8に示すように、使用位置になったところで変位から解放されて保持孔18に嵌まり込む。そして、このような第2の保持手段としての保持孔18および保持突起19により、転写ユニット4が引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置で保持される。
なお、前述のように、保持解除突起21を押すと保持突起19が保持孔18から外れ、これにより転写ユニット4は使用位置での保持が解除されて引張コイルバネ16の付勢力によって収納位置へと自動的に移動する。
以上説明したように、第1の実施の形態における塗膜転写具Aでは、回動操作部14に凸部14a−2が形成され、転写ユニット4に、回動操作部14の回動に伴って凸部14a−2が走行することで転写ユニット4が収納位置と使用位置とになるカム溝7b−2が形成されている。そして、回動操作部14を回動させて、収納位置に保持された転写ユニット4を引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置に移動させ、第2の保持手段としての転写ユニット4に形成された保持突起19がケース体1に形成された保持孔18に嵌まり込むことで転写ユニット4を当該使用位置で保持して転写ヘッド3を開口部2から突出させるようにしている。
したがって、ノック棒で転写ヘッドを出没させる構造を採用した場合のように、ノック棒のストロークを十分に確保するために塗膜転写具の全長が長くなることはない。
よって、使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3をケース体1の開口部2から突出させつつ、塗膜転写具Aのコンパクト化を図ることが可能になる。
(第2の実施の形態)
図9は本発明の第2の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図、図10は図9の塗膜転写具の分解斜視図である。
第2の実施の形態の塗膜転写具Aは、転写ユニット4を使用位置に保持するための第2の保持手段としてハートカム溝22およびカムピン23が設けられている点が、保持孔18および保持突起19が設けられている第1の実施の形態における塗膜転写具Aと異なっている。また、それ以外の箇所は第1の実施の形態における塗膜転写具Aと同一となっているので、第1の実施の形態と重複した箇所の説明は省略する。
さて、図10において、ハートカム溝22はケース体1(の第2のケース部1b)に形成されており、ハートカム溝22に係合するカムピン23は転写ユニット4(のサイドプレート7b)に形成された収容部24に嵌め込まれている。
ここで、収容部24は、カムピン23の弾性変形を許容する凹部24aと、凹部24aの端部に形成されてカムピン23を取り付けるためのカギ型をした取付溝24bとを有している。
例えばバネ鋼線により構成されたカムピン23は、図示するように、直線状に延在する本体部23aを有している。そして、ハートカム溝22に係合する係合部23bが本体部23aの一方端において外方に突出形成され、収容部24の取付溝24bに取り付けられる取付部23cが本体部23aの他方端に形成されている。
したがって、カムピン23の取付部23cを収容部24の取付溝24bに取り付けると、本体部23aおよび係合部23bが収容部24に形成された凹部24aに位置することになるので、カムピン23の取付部23cを支点にして、本体部23aが弾性変形可能になる。
なお、カムピン23を収容部24に取り付けた状態において、本体部23aが転写ユニット4の移動方向に沿って直線状に延在するように位置決めされている。
カムピン23の係合部23bが係合して走行するハートカム溝22は、転写ユニット4の移動方向に沿って直線状に延びた直線状カム部22aと、直線状カム部22aの先端から延在して当該直線状カム部22aに対して屈曲した第1のカム部22−1と、第1のカム部22−1に続いて当該第1のカム部22−1に対して屈曲した第2のカム部22−2と、第2のカム部22−2に続いて当該第2のカム部22−2に対して屈曲するとともに直線状カム部22aの先端に合流した第3のカム部22−3とを備えている。また、第2のカム部22−2には、係合部23bを第2のカム部22−2の途中位置で保持するための凹状に屈曲した保持部22−2aが形成されている。
直線状カム部22aはカムピン23の本体部23aを弾性変形させない方向に形成されている。また、直線状カム部22a、第1のカム部22−1および第3のカム部22−3の合流点は、直線状カム部22aを走行してきたカムピン23の係合部23bが第1のカム部22−1に誘導されるように、直線状カム部22aの先端が第1のカム部22−1側にオフセットされている。
よって、カムピン23の係合部23bがハートカム溝22の直線状カム部22aに位置している状態では、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持されている。
また、カムピン23の係合部23bがハートカム溝22の第2のカム部22−2に形成された保持部22−2aで保持されているとき、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置に保持される。
次に、このような構成を有する第2の実施の形態における塗膜転写具Aにおける転写ユニット4の移動について、図11〜図15を用いて説明する。
ここで、図11は図9の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図、図12は図9の塗膜転写具の転写ユニットが収納位置のときにおける図11の符号Sの部位を拡大して示す説明図、図13は図9の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図、図14は図9の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図、図15は図9の塗膜転写具の転写ユニットが使用位置のときにおける図14の符号Sの部位を拡大して示す説明図である。
図11および図12に示すように、また、前述のように、カムピン23の係合部23bがハートカム溝22の直線状カム部22aに位置している状態では、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持されている。
このように転写ユニット4が収納位置にある状態において回動操作部14を回動させると、図13に示すように、回動操作部14のカバー部14bが移動してケース体1の開口部2が開放されるとともに、回動操作部14の凸部14a−2がカム溝7b−2内の走行を開始する。このような走行に伴い、引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持されていた転写ユニット4が案内溝12に沿ってスライドを開始し、引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置へ向かって移動する。そして、転写ヘッド3が開口部2から徐々に突出していく。
このとき、カムピン23の係合部23bはハートカム溝22の直線状カム部22aから第1のカム部22−1へと誘導され、本体部23aが弾性変形されながら(つまり、本体部23aに対して、転写ユニット4の移動方向に沿って直線状になる方向(図13において上方向)への付勢力が発生した状態で)当該第1のカム部22−1を走行していく。
回動操作部14を90度回すことにより転写ユニット4の使用位置への移動が完了すると、図14に示すように、塗膜転写具Aの使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3が開口部2から突出する。このとき、本体部23aには転写ユニット4の移動方向に沿って直線状になる方向への付勢力が発生しているので、カムピン23の係合部23bは第1のカム部22−1から第2のカム部22−2へと誘導され、図15に詳しく示すように、第2のカム部22−2に形成された保持部22−2aで保持される。そして、このようにカムピン23の係合部23bが第2のカム部22−2の保持部22−2aで保持されることにより、転写ユニット4が引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置で保持される。
なお、回動操作部14をさらに所定角度だけ回動させると、カムピン23の本体部23aに発生している付勢力により、係合部23bが第2のカム部22−2の保持部22−2aから外れて(つまり、転写ユニット4の使用位置での保持が解除されて)、第2のカム部22−2と第3のカム部22−3との境界部分である屈曲点へと移動する。すると、転写ユニット4は引張コイルバネ16の付勢力によって収納位置へ向かって自動的に移動を開始し、これに伴って、カムピン23の係合部23bは第3のカム部22−3へと誘導され、当該第3のカム部22−3を走行し、さらに直線状カム部22aを走行する。
そして、前述した図11に示す位置になり、転写ユニット4は、再び引張コイルバネ16の付勢力で収納位置に保持される。
以上説明したように、第2の実施の形態における塗膜転写具Aでは、回動操作部14に凸部14a−2が形成され、転写ユニット4に、回動操作部14の回動に伴って凸部14a−2が走行することで転写ユニット4が収納位置と使用位置とになるカム溝7b−2が形成されている。そして、回動操作部14を回動させて、収納位置に保持された転写ユニット4を引張コイルバネ16の付勢力に抗して使用位置に移動させ、第2の保持手段としてのカムピン23の係合部23bをハートカム溝22の第2のカム部22−2に形成された保持部22−2aで保持させることで転写ユニット4を当該使用位置で保持して転写ヘッド3を開口部2から突出させるようにしている。
したがって、ノック棒で転写ヘッドを出没させる構造を採用した場合のように、ノック棒のストロークを十分に確保するために塗膜転写具の全長が長くなることはない。
よって、使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3をケース体1の開口部2から突出させつつ、塗膜転写具Aのコンパクト化を図ることが可能になる。
(第3の実施の形態)
図16は本発明の第3の実施の形態における塗膜転写具の外観を示す斜視図、図17は図16の塗膜転写具の分解斜視図である。
第3の実施の形態の塗膜転写具Aは、凸部14a−3が回動操作部14に形成され、当該凸部14a−3が嵌まり込んで走行するカム溝7b−3が転写ユニット4に形成され、凸部14a−3とカム溝7b−3との位置関係で転写ユニット4が収納位置と使用位置とになる点が、前述した第1の実施の形態および第2の実施の形態における塗膜転写具Aと異なっている。したがって、転写ユニット4を収納位置と使用位置とにするための機構以外の箇所は第1の実施の形態および第2の実施の形態における塗膜転写具Aと同一となっているので、これらの実施の形態と重複した箇所の説明は省略する。
さて、図16および図17において、回動操作部14には、回動突起14a−4が第2のケース部1bに形成された回動孔1b−1に嵌め込まれて回動するレバー部14aと、レバー部14aの先端に形成されてレバー部14aの回動動作に伴ってケース体1の開口部2を開閉するカバー部14bと、カバー部14bを介してレバー部14aと反対側に形成されてレバー部14aとでケース体1を挟み込む壁部14cとを備えている。
したがって、回動操作部14は、レバー部14aに形成された回動突起14a−4がケース部1bの回動孔1b−1に嵌め込まれ、レバー部14aと壁部14cとでケース体1を挟み込むようにして、当該ケース体1に回動可能に取り付けられる。
回動孔1b−1は第2のケース部1bの長手方向の中央部に形成されている。これにより、回動操作部14は回動孔1b−1に嵌め込まれた回動突起14a−4を回動支点にして360度回動可能になっている。但し、回動操作部14は180度回動可能になっていれば足り、360度回動可能である必要はない。
さらに、回動操作部14のレバー部14aには、回動支点である回動突起14a−4をはさんでカバー部14bと反対側に凸部14a−3が形成されている。
また、転写ユニット4(のサイドプレート7b)には、この凸部14a−3が回動操作部14の回動に伴って走行するカム溝7b−3が転写ユニット4の移動方向と交差する方向(第3の実施の形態では、移動方向と直交した方向)に形成されている。これにより、回動操作部14の回動に伴って凸部14a−3がカム溝7b−3内を走行することで回動操作部14と転写ユニット4とが連動し、回動操作部14が180度回動することで転写ユニット4が収納位置と使用位置とになる。
カム溝7b−3には、当該カム溝7b−3を走行する凸部14a−3を保持するための凹状に屈曲した保持部7b−3aが形成されている。この保持部7b−3aは、転写ユニット4が収納位置と使用位置とになったときに回動操作部14の凸部14a−3が嵌まり込む位置に形成されている。
なお、後述するように、転写ユニット4が収納位置になったときと使用位置とになったときのカム溝7b−3に対する凸部14a−3の位置は一致しているので、凸部14a−3が嵌まり込む保持部7b−3aは、カム溝7b−3の一箇所だけに形成されている。
そして、第3の実施の形態では、保持部7b−3a、およびこの保持部7b−3aに保持された収容位置での凸部14a−3で第1の保持手段が構成されており、保持部7b−3a、およびこの保持部7b−3aに保持された使用位置での凸部14a−3で第2の保持手段が構成されている。
次に、このような構成を有する第3の実施の形態における塗膜転写具Aにおける転写ユニット4の移動について、図18〜図20を用いて説明する。
ここで、図18は図16の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置にある状態を示す説明図、図19は図16の塗膜転写具において転写ユニットが収納位置から使用位置へ向かって移動している途中の状態を示す説明図、図20は図16の塗膜転写具において転写ユニットが使用位置にある状態を示す説明図である。
図18に示すように、回動操作部14のカバー部14bがケース体1の開口部を閉鎖している状態において、回動操作部14に形成された凸部14a−3はカム溝7b−3の保持部7b−3aに保持されており(第1の保持手段)、転写ユニット4は収納位置に保持されている。
このように転写ユニット4が収納位置にある状態において回動操作部14を回動させると、図19に示すように、回動操作部14のカバー部14bが移動してケース体1の開口部2が開放されるとともに、回動操作部14の凸部14a−3が保持部7b−3aから離脱してカム溝7b−3内の走行を開始する。このような走行に伴い、収納位置に保持されていた転写ユニット4が案内溝12に沿ってスライドを開始して使用位置へ向かって移動する。そして、転写ヘッド3が開口部2から徐々に突出していく。
なお、図19に示す回動操作部14を90度回動させた位置が、凸部14a−3が保持部7b−3aから最も離れた位置であり、さらに回動させると、凸部14a−3は保持部7b−3aに接近していく。
そして、回動操作部14を図18に示す位置から180度回動させると、図20に示すように、回動操作部14に形成された凸部14a−3が再びカム溝7b−3に形成された保持部7b−3aに保持されて(第2の保持手段)、転写ユニット4の使用位置への移動が完了し、塗膜転写具Aの使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3が開口部2から突出する。
なお、転写ユニット4を使用位置から収納位置に戻すには、回動操作部14をさらに180度回動させるか、逆方向に180度回動させて、図18に示す位置にすればよい。
このように、第3の実施の形態では、回動操作部14は360度回動可能になっているので、図18〜図20にて示す時計回り、あるいはこれとは反対の反時計回りの何れに回動させても、転写ユニット4を使用位置と収納位置とに移動させることができる。
但し、前述のように回動操作部14は180度回動可能になっていてもよく、この場合には、転写ユニット4を使用位置から収納位置に戻すには、回動操作部14を収納位置から使用位置にするために回動させた方向と逆方向に180度回動させればよい。
なお、回動操作部14が180度回動可能になっている場合には、回動操作部14の凸部14a−3は保持部7b−3aと当該保持部7b−3aから見て片方側のカム溝7b−3とを走行することになるので、もう片方側のカム溝7b−3は形成されていなくてもよい。
以上説明したように、第3の実施の形態における塗膜転写具Aでは、回動操作部14に凸部14a−3が形成され、転写ユニット4には、この凸部14a−3が回動操作部14の回動に伴って走行するカム溝7b−3が形成され、回動操作部14が180度回動することで凸部14a−3がカム溝7b−3の保持部7b−3aに保持されて、転写ユニット4が収納位置と使用位置とになる。
したがって、第1の実施の形態および第2の実施の形態における塗膜転写具Aと同じく、ノック棒で転写ヘッドを出没させる構造を採用した場合のように、ノック棒のストロークを十分に確保するために塗膜転写具の全長が長くなることはない。
よって、使用に適した程度の長さだけ転写ヘッド3をケース体1の開口部2から突出させつつ、塗膜転写具Aのコンパクト化を図ることが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
たとえば、第2の実施の形態では、ハートカム溝22がケース体1に形成されており、ハートカム溝22に係合するカムピン23が転写ユニット4に設けられているが、これとは逆に、ハートカム溝22が転写ユニット4に設けられ、ハートカム溝22に係合するカムピン23がケース体1に形成されていてもよい。
本発明の塗膜転写具は、粘着テープ、修正テープ、蛍光テープなど様々な転写テープを装着して使用することが可能であり、特定の転写テープに限定されるものではない。
1 ケース体
1a 第1のケース部
1b 第2のケース部
1b−1 回動孔
2 開口部
3 転写ヘッド
4 転写ユニット
5 供給リール
6 巻取リール
7a,7b サイドプレート
7b−2,7b−3 カム溝
7b−3a 保持部
12 案内溝
14 回動操作部
14a レバー部
14a−1 回動孔
14a−2,14a−3 凸部
14a−4 回動突起
14b カバー部
14c 壁部
15 回動突起
16 引張コイルバネ
17 引掛突起
18 保持孔
19 保持突起
20 長孔
21 保持解除突起
22 ハートカム溝
22a 直線状カム部
22−1 第1のカム部
22−2 第2のカム部
22−2a 保持部
22−3 第3のカム部
23 カムピン
23a 本体部
23b 係合部
23c 取付部
24 収容部
24a 凹部
24b 取付溝
A 塗膜転写具
T 転写テープ

Claims (8)

  1. 開口部が形成されたケース体と、
    相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、
    前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、
    前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する第1の保持手段と、
    前記転写ユニットを前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記使用位置に保持する第2の保持手段と、
    を有することを特徴とする塗膜転写具。
  2. 開口部が形成されたケース体と、
    相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、
    前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、
    前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、
    前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、
    を有し、
    前記第1の保持手段は、前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する付勢部材であり、
    前記第2の保持手段は、前記ケース体に形成された保持孔、および前記転写ユニットに設けられて前記転写ユニットが前記使用位置になったときに前記保持孔に嵌まり込む保持突起であり、
    前記第2の保持手段は、前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記転写ユニットを前記使用位置で保持し、
    前記第1の保持手段は、前記転写ユニットに対する前記第2の保持手段による保持力が解除されたときに当該転写ユニットを自動的に前記収納位置に移動させる、
    ことを特徴とする塗膜転写具。
  3. 開口部が形成されたケース体と、
    相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、
    前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、
    前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、
    前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、
    を有し、
    前記第1の保持手段は、前記転写ユニットを前記収納位置に付勢して保持する付勢部材であり、
    前記第2の保持手段は、前記ケース体または前記転写ユニットに形成されたハートカム溝、および前記ハートカム溝が形成されていない前記ケース体または前記転写ユニットに設けられるとともに前記ハートカム溝に係合して走行し、前記転写ユニットが前記使用位置になったときに前記ハートカム溝に形成された保持部に保持されるカムピンであり、
    前記第2の保持手段は、前記第1の保持手段の付勢力に抗して前記転写ユニットを前記使用位置で保持し、
    前記第1の保持手段は、前記転写ユニットに対する前記第2の保持手段による保持力が解除されたときに当該転写ユニットを自動的に前記収納位置に移動させる、
    ことを特徴とする塗膜転写具。
  4. 前記付勢部材は、コイルバネまたはトーションバネである、
    ことを特徴とする請求項2または3記載の塗膜転写具。
  5. 前記回動操作部には、回動支点から離間した位置に凸部が形成され、
    前記転写ユニットには、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の塗膜転写具。
  6. 前記転写ユニットには、前記回動操作部の回動支点から離間した位置に凸部が形成され、
    前記回動操作部には、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の塗膜転写具。
  7. 開口部が形成されたケース体と、
    相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、
    前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、
    前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、
    前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、
    を有し、
    前記転写ユニットには、前記回動操作部の回動支点から離間した位置に凸部が形成され、
    前記回動操作部には、前記凸部が嵌まり込み、前記回動操作部の回動に伴って当該凸部が走行して前記回動操作部と前記転写ユニットとが連動するカム溝が形成されている、
    ことを特徴とする塗膜転写具。
  8. 開口部が形成されたケース体と、
    相互に連動して回転する供給リールおよび巻取リール、ならびに前記供給リールから繰り出されて前記巻取リールに巻き取られる転写テープが掛け回される転写ヘッドを備え、前記ケース体内に収納される収納位置と、前記転写ヘッドが前記開口部から突出した使用位置とに移動可能とされた転写ユニットと、
    前記開口部を開閉するカバー部を一方端に備えて前記ケース体に回動可能に取り付けられ、前記開口部を前記カバー部で開閉しながら回動する動きに連動して前記転写ユニットが前記収納位置と前記使用位置とになるとともに、前記転写ユニットを前記収納位置から前記使用位置へと移動させる回動操作部と、
    前記転写ユニットを前記収納位置に保持する第1の保持手段と、
    前記転写ユニットを前記使用位置に保持する第2の保持手段と、
    を有し、
    前記回動操作部は180度回動して前記転写ユニットを前記収納位置と前記使用位置とにするとともに、当該回動操作部の回動支点をはさんで前記カバー部と反対側に凸部が形成され、
    前記転写ユニットには、当該転写ユニットの移動方向と交差する方向に延びて前記凸部が前記回動操作部の回動に伴って走行するカム溝、および前記カム溝に形成されて当該カム溝を走行する前記凸部を前記収納位置および前記使用位置で保持する保持部を備え、
    前記第1の保持手段は、前記保持部および当該保持部に保持された前記収納位置での前記凸部であり、
    前記第2の保持手段は、前記保持部および当該保持部に保持された前記使用位置での前記凸部である、
    ことを特徴とする塗膜転写具。
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